JP2003312984A - タワークレーン用の折り畳み可能な運転室／ピボットユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良した運転室／ピボットユニットを提供
し、それによってシンプルで経済的な構造を保ち、特運
転室を動作位置へ素早く且つ簡単に持っていくことを可
能にし、同時に運転室を最少の大きさに折り畳むことが
できようにし、保護要素を追加する必要をなくすことに
よって、従来の欠点を回避すること。 【解決手段】 運転室／ピボットユニットが、ピボット
に関連した上部マスト要素と、マスト要素の一方の側部
で水平に延びる運転室アクセスプラットフォームと、マ
スト要素の側部に配置され、且つこのマスト要素に連結
された、垂直軸の周囲を回動可能に取り付けられる、ク
レーンドライバーの運転室とを備える。運転室が、マス
ト要素の前方で、アクセスプラットフォームの伸長部に
配置される、動作位置と、マスト要素に対して、アクセ
スプラットフォームの上に折り畳む、輸送位置との間
で、約90°（矢印Ｆ１、Ｆ２）に向けることが可能であ
る。本発明は、“吊り下げ式”運転室を具備したタワー
クレーンに使用される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は、一般的に、建設現
場において使用されるような、タワークレーンの技術分
野に関するものである。また特に、本発明は“吊り下げ
式の”ドライバーの運転室として知られているものを有
する、タワークレーンに関するもので、更に特別には、
その主部は、このタイプのタワークレーン用の折り畳み
可能な運転室／ピボットユニットである。

【０００２】

【従来の技術】タワークレーンにおいて、“吊り下げ式
の”ドライバーの運転室はマストの頂部に配置され且
つ、“運転室／ピボットユニット”として設計された組
立体を形成するため、クレーンのジブを特定方向に向け
るために作用する、ピボットに連結し得る。運転室／ピ
ボットユニットの一例は、フランス国明細書FR 256 595
0Aで見ることができ、そこでは運転室がクレーンのジブ
に関する固定位置を取り、運転室／ピボットユニット
は、折り畳み可能にすることを目的としていない。

【０００３】そのような運転室／ピボットユニットの寸
法、すなわち例えば一方の場所から他方へのクレーンの
輸送部分に付属した制約部分に関して、少なくとも部分
的に折り畳み可能に、運転室／ピボットユニットを備え
ることは、とはいえ利点である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】POTAIN TECHNIK社によ
って既に利用され、特にそのクレーンMDT 132のパンフ
レットの第3.17ページに記載されている、既知の実施形
態において、運転室／ピボットユニットの折り畳みは、
水平軸の周囲で運転室を傾斜させることによって、行わ
れる。この折り畳み主要部及び、それから出た運転室／
ピボットユニットの全体の設計は、更に様々な欠点を有
しており、それは：補助的なハンドリング機器の使用
が、運転室／ピボットユニットを展開と折り畳み動作に
必要であること、折り畳み輸送位置における運転室の
“倒れた”位置は、その内部構成要素を動かないように
することが必要であると、折り畳みシステムは、広いド
ライバーの運転室の場合、運転室／ピボットユニットの
大きさが、折り畳み輸送位置にあっても、コンテナの寸
法よりも大きいこと、構成部分が、折り畳み輸送位置に
ある運転室の露出表面の保護を確実に行わねばならない
こと、運転室を動作位置へ持っていくため、運転室／ピ
ボットユニットを展開する間、運転室に近づくための要
素を適切に組立てる、すなわち動作位置にするための動
作を、長くし且つ複雑にすること、更に一方で運転室の
利用方法と、他方でメンテナンス及び調節動作の利用方
法は、別々であり、それは不経済であること、最後に、
動作位置において、ドライバーの運転室はクレーンのジ
ブと同じ高さにあり、それによってクレーンのオペレー
ターに、クレーンを運転するため適切な視界を提供しな
いこと、である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、改良した運転
室／ピボットユニットを提供し、それによってシンプル
で経済的な構造を保ち、特運転室を動作位置へ素早く且
つ簡単に持っていくことを可能にし、同時に運転室を最
少の大きさに折り畳むことができ、保護要素を追加する
必要をなくすことによって、既知である全ての欠点を回
避することを目的としている。

【０００６】

【本発明の実施の形態】この趣意で、本発明の課題はタ
ワークレーン用の折り畳み可能な運転室／ピボットユニ
ットであり、それは本質的に：ピボットに関連した上部
マスト要素と、マスト要素の一側に延びる運転室アクセ
スプラットフォームと、マスト要素の一側に配置された
垂直軸線の周囲で回動可能に取り付けられ、且つこのマ
スト要素に連結された、クレーンのドライバーの運転室
と、を備え、ゆえに運転室は、特に手動によって：この
運転室が、マスト要素の前で、アクセスプラットフォー
ムの伸長部に配置される、動作位置と、この運転室が、
マスト要素に対して、アクセスプラットフォームの上に
折り畳まれる、輸送位置と、の間で、前記垂直軸線の周
囲で90°の角度に向けることが可能である。

【０００７】この折り畳み可能な運転室／ピボットユニ
ットの一実施形態によると、ドライバーの運転室は垂直
ダブル蝶番によって、マスト要素に関節結合されてお
り、垂直ダブル蝶番は、マスト要素に向かって、個々に
マスト要素の基部と頂部に固定された、上方支持部と下
方支持部を備えており、また運転室に向かって、個々に
運転室のキャリア構造物の基部と頂部に固定された、上
方支持部と下方支持部を備えており、下方支持部と上方
支持部は、個々に上方及び下方垂直心棒によって、接続
される。

【０００８】有利には、運転室／ピボットユニットは、
ドライバーの運転室をその動作位置とその折り畳み位置
にロックする手段も備えている。それらのロック手段は
以下のように；ドライバーの運転室を動作位置にロック
することに関して：それら手段は、個々に運転室の基部
と、この運転室へのアクセスプラットフォームと一体型
で、最初に片持ち方法でアクセスプラットフォームを硬
直するように、互いにボルト締めするためのプレートか
ら成り、ドライバーの運転室を折り畳み輸送位置にロッ
クするため：それら手段が、マスト要素の頂部と、アク
セスプラットフォームに係止されて、輸送中の衝撃を減
らすことを可能にする弾性ストッパーと組み合わせて、
運転室のキャリア構造物の頂部との間に取り付けられ
た、ターンバックルテンショナーを備える。

【０００９】別の有利な攻勢によると、アクセスプラッ
トフォームは、取り外し可能且つ／または傾斜可能な横
レールを備え、それは：ドライバーの運転室の動作位置
で、垂直位置に係止され且つ、運転室の横面の伸長部に
配置され、ドライバーの運転室の折り畳み輸送位置で、
垂直位置か、または運転室の前面、特にその前面の下の
ガラス張り部分を保護するように、アクセスプラットフ
ォームの外側に向かって突出する傾斜位置に固定され
る。

【００１０】横レールを、運転室へのアクセスプラット
フォームに係止する手段が、前記プラットフォームの一
方の外縁部に、レールの直立部分の脚部を受容するダブ
ルチョークを備え、同時に使用されるチョークに依存し
て、それら直立部分、すなわちレールの垂直方向または
傾斜方向を固定する。

【００１１】運転室へのアクセスプラットフォームは、
有利にはそのプラットフォームから容易に近づける電気
キャビネットも、横レールに対して垂直に支持し、折り
畳み輸送位置では、ドライバーの運転室が、前記電気キ
ャビネットに対する適所に配置して、運転室の横のガラ
ス張り部分も保護するようになる。

【００１２】全体的に、本発明の課題である折りたたみ
可能な運転室／ピボットユニットは、以下のような利
点、すなわち；垂直軸線の周囲に向ける際に、運転室を
折り畳む主要部によって、運転室を、素早く、更に補助
的なハンドリング機器を必要としないで、手動で展開ま
たは折り畳むことができ、そのようにして迅速且つ簡単
に現場で実行できること、たとえ折り畳んだ時でも、運
転室は常に“直立”位置を保ち、ゆえにもはや運転室内
部の物が落下する危険性はなく、または運転室を折り畳
む前に、それらの物を動かないようにする必要はないこ
と、広い運転室に関して、それを折り畳む方法は、運転
室／ピボットユニットの大きさを小さくすることは可能
であり、従ってそれをコンテナで運ぶことを可能にする
こと、運転室へのアクセスプラットフォームは、マスト
要素に接続されたままで、運転室を展開した後、直ちに
この運転室に容易に近づけ、ゆえにアクセス要素を上げ
て、組立てる、どのような動作も省ける位置を取るこ
と、更に、このプラットフォームが、ドライバーの運転
室と電気キャビネットへの広い共通のアクセスをもたら
し、そのようにしてクレーンをより簡単に維持し且つ調
節する動作できる、小型で経済的な構成を形成するこ
と、アクセスプラットフォームの横レールと、このプラ
ットフォームによって支持される電気キャビネットは、
折り畳み輸送位置で運転室を保護する要素であり、すな
わち運転室の窓と塗装表面用に、いかなる補助的な保護
要素も必要としないこと、特に、横レールは運転室の前
窓の保護を確実に行い、レールの傾斜位置が、運転室の
前面の普通の円形または突出形状に適合できること、電
気キャビネットに関して、それは運転室の側窓の保護を
確実に行えること、ゆえに、運転室は運転室／ピボット
ユニットの取り扱い及び輸送中に生じ得る衝撃から、適
切に保護されること、更に、折り畳み輸送位置では電気
キャビネットに対して運転室を配置するすることによっ
て、運転室と室との両方へ近づくのを禁止することを確
実に行い、そのようにして窃盗または悪い行為を防ぐこ
と、最後に、動作位置において、ドライバーの運転室が
クレーンのジブの下で適所に配置し、従ってクレーンの
オペレーターは、クレーンを運転するため適切な視界を
得ること、を有する。

【００１３】本発明の課題は、そのように、上記で定義
した折り畳み可能な運転室／ピボットユニットも備え
る、タワークレーンである。

【００１４】

【実施例】本発明は、添付図面を参照して以下のの記載
から、より明確に理解されるであろう。添付図面は。一
例として、タワークレーン用の折り畳み可能な運転室／
ピボットユニットの実施例を図示している。

【００１５】図１〜図３は、全体的に、主要な構成要素
として、垂直軸線３の周囲で、所定の方向を向くことが
できる上部マスト要素２によって取り囲まれたピボット
１と；マスト要素２の側部で水平に延び、このマスト要
素２に組み込まれた、水平プラットフォーム４と；マス
ト要素２の側部に配置され、且つ回転に関して、このマ
スト要素２、すなわちプラットフォーム４にも結合され
た、別の垂直軸線６の周囲で回動可能に取り付けられ
る、クレーンの運転室５と；を備える、タワークレーン
用の運転室／ピボットユニットを示している。

【００１６】ピボット１は、タワークレーンのマスト
（図示せず）の頂部に固定するためのものである。ピボ
ット１で所定の方向を向きことができる上部マスト要素
２は、クレーンのジブ（図示せず）を支持することを意
図している。

【００１７】上部マスト要素２に関連して、ダブル蝶番
により、垂直軸線６の周囲に運転室５を回動可能に取り
付けている。この蝶番は、マスト要素２に関して、マス
ト要素２の上部フレーム８に溶接された、三角形接続上
方支持部７と、マスト要素２の基部に溶接された、三角
形接続下方支持部９とを備えている。蝶番は、運転室に
向かって、運転室５のキャリア構造物１２の垂直ビーム
１１に、このキャリア構造物１２の頂部に向かって、溶
接された上方支持部１０と、キャリア構造物１２の基部
に向かって、運転室５のキャリア構造物１２の垂直ブー
ム１１に溶接された下方支持部１３とを、備えている。
最後に、蝶番は二つの垂直心棒を備えており、上方心棒
１４が二つの上方支持部８と１０を関節結合方法で正確
に接続し、また下方心棒１５が二つの支持部９及び１３
を関節結合方法で正確に接続する。

【００１８】ドライバーの運転室５に近づくことができ
る、プラットフォーム４は、外縁部１７の一つ１７に沿
って延びる横レール１６を備えている。このプラットフ
ォーム４は、前記プラットフォームの、縁部１７に垂直
な外縁部１９に沿って延びる、電気キャビネット１８も
支持している。

【００１９】詳細には、図４にも示されているように、
プラットフォーム４は、その外縁部に、レール１６の直
立部分２２の二つの脚部を、取り外し可能に受容するた
めに具備した、二つのダブルチョーク２０、２１を備え
ており、レール１６は、二つの係止位置を有している。
チョーク２０は、垂直方向にレール１６を係止すること
が可能である。外部チョーク２１は、同じレール１６を
傾斜方向、すなわちプラットフォーム４の縁部１７に関
して外方向へ突出するように、係止することが可能であ
る。ドエルピンは、確実にレール１６の係止を行い、チ
ョック２０または２１から偶然に外れることを防止して
いる。

【００２０】垂直軸線６の周囲で回動可能に取り付ける
ことによって、ドライバーの運転室５を、動作位置（図
１または図２）に、または折り畳み輸送位置（図３）に
持っていくことができ、一方の位置から他方の位置への
移行は、手動で一方の方向または他方の方向へ、図１の
矢印Ｆ１及びＦ２のように、垂直軸線６の周囲で90°の
角度に回転することにより、行われる。

【００２１】動作位置（図１、図２及び図５）におい
て、ドライバーの運転室５は、アクセスプラットフォー
ム４の伸長部に、上部マスト要素の前方に配置されてい
る。その時にプラットフォーム４の外縁部１７に対して
垂直に係止された、横レール１６は、運転室５の横面２
３の伸長部に配置されている。そのようにしてプラット
フォーム４は、運転室５に近づけるようにし、この運転
室５の後面２４は、プラットフォーム４に向かって開く
ドア２５を備えている。

【００２２】特に図５に示されているように、ドライバ
ーの運転室５はその動作位置に、装置によってロックさ
れ、その装置は:運転室５の基部に、その後方で（横面
２３に向かって）：運転室５のボルト締めにより係止さ
れ、スロット２７の穴があいた突出部分を具備する、ベ
ントプレート２６を備え；プラットフォーム４に：面取
り部２９を有し、溶接によって留められたプレート２８
を備え;二つのプレート２６と２８との間に：運転室５
が動作位置に持っていかれる時、適所に置かれるボルト
３０による接続部とを備えている。

【００２３】輸送位置（図３）で、ドライバーの運転室
５がその動作位置に関して90°の方位角度になり、それ
は：一方で、上部マスト要素２に対し、運転室５の後面
２４がこのマスト要素２に向かって回り；他方で、電気
キャビネット１８に対し、運転室５の横面２３がこの電
気キャビネット１８の前方の適所に配置して；折り畳ま
れる。

【００２４】ゆえに運転室５は、プラットフォーム４の
上に持っていかれ（このプラットフォーム４の前方に
は、もうなくなっており）、そのようにして運転室／ピ
ボットユニットの寸法を小さくしている。

【００２５】また図６を参照すると、ドライバーの運転
室５は、一方のマスト要素２の頂部と、他方の運転室５
のキャリア構造物１２との間に取り付けられた、ターン
バックルテンショナー３１によって、その折り畳み輸送
位置にロックされる。テンショナー３１の作用が、プラ
ットフォーム４の構造部に係止されたラバーストッパー
３５（図６）に向い、運転室５の基部を押す。運転室５
は、動作位置にある時、ターンバックルテンショナー３
１が、点線で（単一軸線で）示された、収納位置に配置
される。

【００２６】また運転室５の折り畳み位置（図３参照）
を考えると、その時に横レール１６がプラットフォーム
４の外縁部１７に対し、傾斜方向に係止されて、運転室
５の前面３２の前方で、この前面３１の円形状を考慮し
ながら、適所に配置する。レール１６は従って、運転室
５の前面３２、特に下方のガラス張り部分３３の保護を
確実にし、そして電気キャビネット１８は、運転室５の
横面、特にその横のガラス張り部分３４を保護する。

【００２７】折り畳み輸送位置（図３及び図６）から動
作位置（図１、図２及び図５）へ移行するため、適切に
ターンバックルテンショナー３１を解放し、それを収納
位置に配置して、その後、運転室５が手動で90°（図１
の矢印Ｆ１）の角度に向けられる。そのようにしてそれ
が動作位置に達すると、運転室５が、互いにボルト締め
されたプレート２６及び２８によって、ロックされる。
最後に横レール１６が、その垂直位置に係止される。

【００２８】全体の運転室／ピボットユニットは、電気
的に予め配線されており、それが動作された時に、行う
べき電気接続動作がなく、従って簡単な、または迅速な
実行をもたらす。

【００２９】当然、動作位置から輸送位置へ移行するた
め、上記の動作は、逆の順序で行われ:ボルト締めされ
たプレート２６及び２８を分離し、そして逆方向（図１
の矢印Ｆ２）へ90°に手動で向け、最後に適所におい
て、テンショナー３１を締め付け、レール１６をその傾
斜位置に係止する。

【００３０】上記の運転室／ピボットユニットは、どの
形態の“吊り下げ式”ドライバーの運転室を具備した、
タワークレーンにも利用することができる。

【００３１】そして：構造的な詳細部、すなわち運転室
とマスト要素との間の関節結合接続部の詳細部分を変え
ること；運転室をその動作位置と、その折り畳み輸送位
置にロックする別の手段を使用すること；どのような形
態及びどのような寸法のドライバーの運転室を具備した
クレーンに、本発明を適応させること；添付の請求項に
定義された本発明の範囲内である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による運転室／ピボットユニットの全体
的な斜視図であり、運転室が動作位置にある。

【図２】運転室／ピボットユニットの別の上から見下ろ
した斜視図であり、依然として動作位置にある。

【図３】運転室／ピボットユニットの別の斜視図であ
り、運転室は折り畳み輸送位置にある。

【図４】アクセスプラットフォームの横レールを固定す
る手段を示した、詳細な第一斜視図。

【図５】運転室を動作位置にロックする手段を示した、
詳細な別の斜視図。

【図６】運転室を折り畳み輸送位置にロックする手段を
示した、上から見た平面的で詳細な別の斜視図。

【符号の説明】

１ ピボット ２ 上部マスト要素 ３ 垂直軸線 ４ 水平プラットフォーム ５ 運転室 ６ 垂直軸線 ７ 上方支持部 ８ 上部フレーム ９ 下方支持部 １０ 上方支持部 １１ 垂直ビーム １２ キャリア構造物 １３ 下方支持部 １４ 上方心棒 １５ 下方心棒 １６ 横レール １７ 外縁部 １８ 電気キャビネット １９ 外縁部 ２０ ダブルチョーク ２１ ダブルチョーク ２２ 直立部分 ２３ 横面 ２４ 後面 ２６ プレート ２７ スロット ２８ プレート ３０ ボルト ３１ ターンバックルテンショナー ３２ 前面 ３３ 下のガラス張り部分 ３４ 横のガラス張り部分 ３５ ラバーストッパー

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 タワークレーン用の折り畳み可能な運転
   室／ピボットユニットにおいて、ピボットに関連した上
   部マスト要素と、マスト要素の一方の側部で水平に延び
   る運転室アクセスプラットフォームと、マスト要素の側
   部に配置され、且つこのマスト要素に連結された、垂直
   軸線の周囲で回動可能に取り付けられる、クレーンドラ
   イバーの運転室と、を組み合わせてを備え、ゆえに運転
   室は、特に手動作用により、：この運転室を、マスト要
   素の前方で、アクセスプラットフォームの伸長部に配置
   した動作位置と、この運転室を、マスト要素に対して、
   アクセスプラットフォームの上に折り畳んだ輸送位置
   と、の間で、前記垂直軸線の周囲で約90°に向けること
   が可能である、ことを特徴とする折り畳み可能な運転室
   ／ピボットユニット。
2. 【請求項２】 ドライバーの運転室が、垂直ダブル蝶番
   によって、マスト要素に関節結合されており、垂直ダブ
   ル蝶番が、マスト要素に向かって、個々にマスト要素の
   頂部及び基部に係止される、上方支持部及び下方支持部
   と、運転室に向かって、個々に運転室のキャリア構造物
   の頂部及び基部に係止される、上方支持部及び下方支持
   部とを備え、上方支持部と下方支持部は、個々に上方及
   び下方垂直心棒によって、接続されることを特徴とする
   請求項２に記載の運転室／ピボットユニット。
3. 【請求項３】 ドライバーの運転室を、その動作位置と
   その折り畳み輸送位置にロックする手段を備えることを
   特徴とする請求項１または２に記載の運転室／ピボット
   ユニット。
4. 【請求項４】 ドライバーの運転室を動作位置にロック
   する手段が、個々に運転室の基部と、その運転室へのア
   クセスプラットフォームと一体型で、互いにボルト締め
   される、複数のプレートを備えることを特徴とする請求
   項３に記載の運転室／ピボットユニット。
5. 【請求項５】 ドライバーの運転室を折り畳み位置にロ
   ックする手段が、マスト要素の頂部と運転室のキャリア
   構造物の頂部との間に取り付けられた、ターンバックル
   テンショナーを、アクセスプラットフォームに係止され
   る弾性ストッパーと組み合わせて、備えることを特徴と
   する請求項３または４に記載の運転室／ピボットユニッ
   ト。
6. 【請求項６】 アクセスプラットフォームが：ドライバ
   ーの運転室の動作位置において、垂直位置に係止され、
   且つその運転室の横面の伸長部に配置され、ドライバー
   運転室の折り畳み輸送位置において、垂直位置または、
   アクセスプラットフォームの外側に向かって突出する傾
   斜位置に係止されて、運転室の前面、特にその前面のガ
   ラス張り部分を保護するように、取り外し可能且つ／ま
   たは傾斜可能な横レールを備えることを特徴とする請求
   項１〜５のいずれか一項に記載の運転室／ピボットユニ
   ット。
7. 【請求項７】 運転室へのアクセスプラットフォーム
   に、横レールを係止する手段が、前記プラットフォーム
   の外縁部にダブルチョークを備え、ダブルチョークは、
   レールの直立部分の脚部を受容し、同時に使用されるチ
   ョークに依存して、それら直立部分すなわちレールを、
   垂直方向または傾斜方向に固定することを特徴とする請
   求項６に記載の運転室／ピボットユニット。
8. 【請求項８】 運転室へのアクセスプラットフォーム
   が、そのプラットフォームから近づくことができる電気
   キャビネットを、横レールに対して垂直に支持し、ドラ
   イバーの運転室が、折り畳み輸送位置で、運転室の横の
   ガラス張り部分も保護するように、前記電気キャビネッ
   トに対して適所に配置することを特徴とする請求項６ま
   たは７に記載の運転室／ピボットユニット。
9. 【請求項９】 請求項１〜８のいずれか一項で定義され
   た、折り畳み可能な運転室／ピボットユニットを備える
   ことを特徴とするタワークレーン。