JP2000202294A - メタクリル酸製造用触媒、その製造法、およびメタクリル酸の製造方法 - Google Patents

メタクリル酸製造用触媒、その製造法、およびメタクリル酸の製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メタクロレインを気相接触酸化してメタクリ
ル酸を高収率で製造できる触媒、その製造法、およびメ
タクリル酸の製造方法を提供する。 【解決手段】 メタクロレインを気相接触酸化してメタ
クリル酸を製造するのに用いられる少なくともモリブデ
ン、リンおよびバナジウムを含む触媒であって、細孔径
半径0.005〜10μmの細孔の細孔容積に対する細
孔径半径0.005〜0.05μmの細孔の細孔容積の
割合が20%以上であるメタクリル酸製造用触媒。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタクロレインを
気相接触酸化してメタクリル酸を製造する際に使用する
触媒、その製造法およびメタクリル酸の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、メタクロレインを気相接触酸化し
てメタクリル酸を製造する方法や、その製造の際に用い
られる触媒およびその触媒の製造法に関しては数多くの
提案がなされている。これらの中には、触媒成形方法や
成形条件により、触媒の表面積、細孔容積、細孔分布等
の触媒の微細構造を調節したものがある。例えば、特定
の範囲に制御した細孔径分布を持つ触媒を製造する方法
としては、特開昭63−315148号公報では遠心流
動コーティング装置を用いて、細孔直径が1〜10μm
および0.1〜1μmの範囲にそれぞれ集中して分布を
有する触媒を製造する方法、特開平3−86242号公
報および特開平4−90853号公報では不活性担体に
触媒活性成分を担持する担持成形法で、触媒活性物質層
の細孔径分布において、全細孔容積に対する割合が1〜
10μmの細孔が20〜70%、0.5〜1μm未満の
細孔が20%以下、0.1〜0.5μm未満の細孔が2
0〜70%である触媒を製造する方法が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、工業的
にはより反応成績の優れた触媒の開発が望まれているの
が現状である。本発明の目的は、メタクロレインを気相
接触酸化してメタクリル酸を高収率で製造できる触媒、
その製造法、およびメタクリル酸の製造方法を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、メタ
クロレインを気相接触酸化してメタクリル酸を製造する
のに用いられる少なくともモリブデン、リンおよびバナ
ジウムを含む触媒であって、細孔径半径0.005〜1
0μmの細孔の細孔容積に対する細孔径半径0.005
〜0.05μmの細孔の細孔容積の割合が20%以上で
あるメタクリル酸製造用触媒である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のメタクリル酸製造用触媒
は、少なくともモリブデン、リンおよびバナジウムを含
むものである。特に下記の一般式で表わされる組成を有
する触媒が好ましい。 PaMobcCudFeefghi (式中、P、Mo、V、Cu、FeおよびOはそれぞれ
リン、モリブデン、バナジウム、銅、鉄および酸素を示
し、Xはアンチモン、ビスマス、砒素、ゲルマニウム、
ジルコニウム、テルル、銀、セレン、珪素、タングステ
ンおよびホウ素からなる群より選ばれた少なくとも1種
類の元素を、Yは亜鉛、クロム、マグネシウム、タンタ
ル、コバルト、マンガン、バリウム、ガリウム、セリウ
ムおよびランタンからなる群より選ばれた少なくとも1
種類の元素を、Zはカリウム、ルビジウム、セシウムお
よびタリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種類
の元素をそれぞれ示す。a、b、c、d、e、f、g、
およびhは各元素の原子比率を示し、b=12のときa
=0.5〜3、c=0.01〜3、d=0.01〜2、
e=0.01〜2、f=0〜3、g=0〜3、h=0.
01〜3であり、iは前記各成分の原子価を満足するの
に必要な酸素原子比率である。)
【0006】本発明のメタクリル酸製造用触媒を製造す
るための原料は特に限定されず、各元素の硝酸塩、炭酸
塩、酢酸塩、アンモニウム塩、酸化物、ハロゲン化物等
を組み合わせて使用することができる。例えばモリブデ
ン原料としてはパラモリブデン酸アンモニウム、三酸化
モリブデン、モリブデン酸、塩化モリブデン等、バナジ
ウム原料としてはメタバナジン酸アンモニウム、五酸化
バナジウム、塩化バナジウム等が使用できる。
【0007】本発明のメタクリル酸製造用触媒は、細孔
径半径0.005〜10μmの細孔の細孔容積(以下、
全細孔容積という。)に対する細孔径半径0.005〜
0.05μmの細孔の細孔容積の割合が20%以上であ
る。
【0008】ここで細孔容積は水銀圧入法により測定さ
れたものである。水銀圧入法による細孔容積の測定方法
を、水銀圧入式ポロシメーター(CARLOELBA社
製2000型)を用いた具体例で説明する。
【0009】水銀圧入式ポロシメーター(CARLOE
LBA社製2000型)を用いて、132Pa〜大気圧
は手動バルブにより段階的に昇圧し、大気圧〜199M
Paは平均昇圧速度0.01〜0.3MPa/秒で昇圧
し、細孔径半径0.005〜10μmの範囲について細
孔径半径とその細孔径半径以上の細孔容積を表すチャー
トを得る。このチャートから得られる細孔径半径0.0
05μm以上の細孔容積と細孔径半径0.05μm以上
の細孔容積の差が、細孔径半径0.005〜0.05μ
mの細孔の有する細孔容積となる。また、細孔径半径
0.005μm以上の細孔容積が全細孔容積となる。
【0010】本発明のメタクリル酸製造用触媒では、全
細孔容積に対する細孔径半径0.005〜0.05μm
の細孔の細孔容積の割合が20%以上であり、好ましく
は22〜30%である。この割合が大きくなるとメタク
ロレインの気相接触酸化によるメタクリル酸収率が向上
する。
【0011】以下、本発明のメタクリル酸製造用触媒の
製造法の一例について詳しく説明するが、本発明の触媒
はここで説明する製造法により得られたものに限定され
るものではない。
【0012】まず触媒の原料を水に混合あるいは懸濁さ
せる。この溶液または懸濁液を攪拌しながら加熱し、8
0℃以上としてから1〜50時間攪拌を継続する(以
下、この工程を加熱攪拌という。)。加熱攪拌中の溶液
または懸濁液温度は80℃以上であれば特に限定されな
い。この際、蒸発により水が減少することを防ぐため、
溶液または懸濁液の入った容器の頭部に冷却器等を取り
付けてもよい。また、攪拌速度についても特に限定はな
く、溶液または懸濁液が均一に混合または懸濁した状態
になるよう任意に決められる。
【0013】加熱攪拌終了後、この溶液または懸濁液を
80℃以上で1〜24時間、好ましくは1〜10時間静
置する。静置中の溶液または懸濁液の温度は、加熱攪拌
中の溶液または懸濁液の温度と同じであっても、異なっ
ていてもよいが、80〜95℃が好ましい。
【0014】触媒組成に銅、鉄、上記X、YおよびZの
元素を含む触媒を製造する場合、これらの元素の添加時
期は、モリブデン、リンおよびバナジウムの混合溶液ま
たは懸濁液の加熱前、80℃以上としてからの攪拌中、
加熱攪拌終了直後、静置終了後のいずれでもよい。加熱
攪拌終了後または静置終了後に触媒の原料を加える際の
溶液または懸濁液の温度は、特に制限されず任意であ
る。また、加熱攪拌終了後または静置終了後に触媒の原
料を加えた場合、添加後に溶液または懸濁液を任意の温
度で数分〜数時間攪拌しても構わない。
【0015】このようにして得られた溶液または懸濁液
は、種々の方法を用いて乾燥し、乾燥物とする。具体的
な乾燥方法としては、例えば、蒸発乾固法、噴霧乾燥
法、ドラム乾燥法等が挙げられる。
【0016】得られた乾燥物は、打錠成形機、押出し成
形機、転動造粒機等の一般的な粉体用成形機等を用い
て、球状、リング状、円柱状等任意の形状の成形物とし
てもよい。尚、成形に際しては、公知の添加剤、例えば
グラファイト、タルク等を少量添加してもよい。
【0017】次に、このようにして得られた乾燥物また
は成形物を熱処理して触媒とする。熱処理する方法や熱
処理の条件は、公知の方法および条件を使用することが
できる。用いる触媒原料、触媒組成、製造法、流通ガス
等により最適な熱処理条件は異なるが、例えば空気等の
含酸素ガス流通下、あるいは窒素等の不活性ガスの流通
下で200〜500℃、好ましくは300〜450℃で
処理する方法が挙げられる。熱処理の時間は通常0.5
時間以上必要であり、好ましくは1〜40時間である。
【0018】本発明の触媒を用いてメタクロレインを気
相接触酸化してメタクリル酸を製造するに際し、原料ガ
ス中のメタクロレインの濃度は広い範囲で変えることが
できるが、容量で1〜20%が適当であり、特に3〜1
0%の範囲が好ましい。原料ガスには、低級飽和アルデ
ヒド等の不純物を反応に実質的な影響を与えない程度含
んでいてもよい。
【0019】原料ガス中には酸素が必要で、酸素源とし
ては空気を用いるのが経済的に有利であるが、必要なら
ば純酸素で富化した空気等も用いうる。原料ガス中の酸
素量は、メタクロレインに対して0.3〜4倍モル、特
に0.4〜2.5倍モルの範囲が好ましい。原料ガスに
は窒素、水蒸気、炭酸ガス等の不活性ガスが含まれてい
てもよい。
【0020】メタクロレインからメタクリル酸を製造す
る反応の圧力は、常圧から数気圧までがよい。反応温度
は230〜450℃の範囲で選ぶことができ、特に25
0〜400℃が好ましい。反応は固定床でも流動床でも
行うことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明による触媒の製造法およびそれ
を用いての反応例を具体的に説明する。説明中「部」は
重量部を意味する。細孔容積は水銀圧入式ポロシメータ
ー(CARLOELBA社製2000型)を用いて前記
の方法で測定した。メタクリル酸製造反応の生成物はガ
スクロマトグラフィーにより分析した。メタクロレイン
の反応率、生成するメタクリル酸の選択率および単流収
率は以下のように定義される。 メタクロレインの反応率(%)=A/B×100 メタクリル酸の選択率(%)=C/A×100 メタクリル酸の単流収率(%)=C/B×100 ここで、Aは反応したメタクロレインのモル数、Bは供
給したメタクロレインのモル数、Cは生成したメタクリ
ル酸のモル数を表わす。
【0022】[実施例1]パラモリブデン酸アンモニウ
ム100部、メタバナジン酸アンモニウム2.8部、8
5重量%リン酸8.2部を純水30部に溶解した溶液、
硝酸銅1.1部を純水30部に溶解した溶液および硝酸
鉄3.8部を純水10部に溶解した溶液を純水200部
に加え、これを攪拌しながら90℃まで加熱し、液温を
90℃に保ちつつ5時間加熱攪拌した。次に、液温を8
5℃としてこれを保ちつつ3時間静置し、ついで硝酸セ
シウム9.2部を純水100部に溶解した溶液をこれに
加え、混合液を加熱攪拌しながら蒸発乾固した。得られ
た固形物を130℃で16時間乾燥後、加圧成形し、空
気流通下に380℃で6時間熱処理して触媒を得た。
【0023】得られた触媒の酸素以外の元素の組成はM
121.50.5Cu0.1Fe0.2Cs1.0であった。この
触媒の全細孔容積に対する細孔径半径0.005〜0.
05μmの細孔の細孔容積の割合は23.7%であっ
た。
【0024】この触媒を反応管に充填し、メタクロレイ
ン5%、酸素10%、水蒸気30%、窒素55%(容量
%)の混合ガスを反応温度290℃、接触時間3.6秒
で通じた。生成物を捕集し、ガスクロマトグラフィーで
分析したところ、メタクロレイン反応率83.8%、メ
タクリル酸選択率82.9%、メタクリル酸単流収率6
9.5%であった。
【0025】[比較例1]実施例1において静置を行わ
ず、加熱攪拌終了後すぐに硝酸セシウムの水溶液を加え
た点以外は、実施例1と同様にして触媒を製造し、メタ
クリル酸の製造反応を行ない、表1の結果を得た。
【0026】[実施例2]実施例1において、加熱攪拌
時の液温を100℃にした点以外は、実施例1と同様に
して触媒を製造し、メタクリル酸の製造反応を行ない、
表1の結果を得た。
【0027】[比較例2]実施例1において、加熱攪拌
時の液温を70℃にした点以外は、実施例1と同様にし
て触媒を製造し、メタクリル酸の製造反応を行ない、表
1の結果を得た。
【0028】[実施例3]実施例1において、加熱攪拌
の時間を20時間にした点以外は、実施例1と同様にし
て触媒を製造し、メタクリル酸の製造反応を行ない、表
1の結果を得た。
【0029】[比較例3]実施例1において、加熱攪拌
の時間を0.5時間にした点以外は、実施例1と同様に
して触媒を製造し、メタクリル酸の製造反応を行ない、
表1の結果を得た。
【0030】[比較例4]実施例1において、加熱攪拌
を行わず、液温を90℃とした後すぐに硝酸セシウムの
水溶液を加えた点以外は、実施例1と同様にして触媒を
製造し、メタクリル酸の製造反応を行ない、表1の結果
を得た。
【0031】[実施例4]実施例1において、硝酸鉄を
加えなかった点以外は、実施例1と同様にして触媒を製
造し、メタクリル酸の製造反応を行った。この触媒の酸
素以外の元素の組成はMo121.50.5Cu0.1Cs1.0
であった。この触媒の全細孔容積に対する細孔径半径
0.005〜0.05μmの細孔の細孔容積の割合、お
よび反応結果を表1に示した。
【0032】[比較例5]実施例4において静置を行わ
ず、加熱攪拌終了後すぐに硝酸セシウムの水溶液を加え
た点以外は、実施例4と同様にして触媒を製造し、メタ
クリル酸の製造反応を行ない、表1の結果を得た。
【0033】[比較例6]実施例4において、加熱攪拌
を行わず、液温を90℃とした後すぐに硝酸セシウムの
水溶液を加えた点以外は、実施例4と同様にして触媒を
製造し、メタクリル酸の製造反応を行ない、表1の結果
を得た。
【0034】[実施例5]三酸化モリブデン100部、
五酸化バナジウム2.6部、85重量%リン酸6.7部
を純水30部に溶解した溶液、硝酸銅1.4部および硝
酸鉄2.3部を純水800部に加え、これを攪拌しなが
ら90℃まで加熱し、液温を90℃に保ちつつ5時間加
熱攪拌した。次に、液温を85℃としてこれを保ちつつ
3時間静置し、ついで重炭酸セシウム11.2部を純水
100部に溶解した溶液をこれに加えた後、混合液を加
熱して蒸発乾固した。得られた固形物を130℃で16
時間乾燥後、加圧成形し、空気流通下に380℃で6時
間熱処理して触媒を得た。
【0035】得られた触媒の酸素以外の元素の組成はM
121.0Cu0.10.5Fe0.1Cs1.0であった。この
触媒の全細孔容積に対する細孔径半径0.005〜0.
05μmの細孔の細孔容積の割合、およびこの触媒を用
いて実施例1と同じ条件でメタクリル酸の製造反応を行
った結果を表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明の触媒を用いてメタクロレインを
気相接触酸化すると、高収率でメタクリル酸を製造する
ことができる。特に、一般式PaMobcCudFeef
ghi(式中の記号の意味は前記と同じ。)を用い
ることで、より高収率でメタクリル酸を製造することが
できる。また本発明のメタクリル酸製造用触媒の製造法
により、このような高収率でメタクリル酸を製造できる
触媒が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G069 AA08 AA15 BB06A BB06B BC03A BC10A BC13A BC23A BC25A BC26A BC27A BC31A BC32A BC35A BC42A BC43A BC51A BC54A BC54B BC56A BC58A BC59A BC59B BC60A BC62A BC66A BC67A BD03A BD05A BD07A BD07B BD09A BD10A CB17 EC06X EC09X FB05 FB29 FC07 4H006 AA02 AC46 BA02 BA05 BA06 BA07 BA08 BA09 BA10 BA11 BA12 BA13 BA14 BA15 BA16 BA19 BA20 BA27 BA31 BA33 BA35 BA81 BA85 4H039 CA65 CC30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メタクロレインを気相接触酸化してメタ
    クリル酸を製造するのに用いられる少なくともモリブデ
    ン、リンおよびバナジウムを含む触媒であって、細孔径
    半径0.005〜10μmの細孔の細孔容積に対する細
    孔径半径0.005〜0.05μmの細孔の細孔容積の
    割合が20%以上であるメタクリル酸製造用触媒。
  2. 【請求項2】 下記の一般式で表わされる組成を有する
    請求項1記載のメタクリル酸製造用触媒。 PaMobcCudFeefghi (式中、P、Mo、V、Cu、FeおよびOはそれぞれ
    リン、モリブデン、バナジウム、銅、鉄および酸素を示
    し、Xはアンチモン、ビスマス、砒素、ゲルマニウム、
    ジルコニウム、テルル、銀、セレン、珪素、タングステ
    ンおよびホウ素からなる群より選ばれた少なくとも1種
    類の元素を、Yは亜鉛、クロム、マグネシウム、タンタ
    ル、コバルト、マンガン、バリウム、ガリウム、セリウ
    ムおよびランタンからなる群より選ばれた少なくとも1
    種類の元素を、Zはカリウム、ルビジウム、セシウムお
    よびタリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種類
    の元素をそれぞれ示す。a、b、c、d、e、f、g、
    およびhは各元素の原子比率を示し、b=12のときa
    =0.5〜3、c=0.01〜3、d=0.01〜2、
    e=0.01〜2、f=0〜3、g=0〜3、h=0.
    01〜3であり、iは前記各成分の原子価を満足するの
    に必要な酸素原子比率である。)
  3. 【請求項3】 少なくともモリブデン、リンおよびバナ
    ジウムを含む溶液または懸濁液を混合し、80℃以上で
    1〜50時間加熱攪拌を行った後、80℃以上で1〜2
    4時間静置したものを乾燥し、次いで熱処理する請求項
    1または2記載のメタクリル酸製造用触媒の製造法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の触媒を用いてメ
    タクロレインを気相接触酸化するメタクリル酸の製造方
    法。
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