JP2000187290A - 光源ランプ用リフレクター - Google Patents

光源ランプ用リフレクター

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JP2000187290A
JP2000187290A JP36710698A JP36710698A JP2000187290A JP 2000187290 A JP2000187290 A JP 2000187290A JP 36710698 A JP36710698 A JP 36710698A JP 36710698 A JP36710698 A JP 36710698A JP 2000187290 A JP2000187290 A JP 2000187290A
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reflector
hole
source lamp
exhaust
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Masayuki Tamai
雅之 玉井
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源ランプを装着する受け入れ凹部と、反射
面とを備えた光源ランプ用リフレクターにおいて、ラン
プの熱を効率的に逃がし、且つ、均一な照射面を形成可
能な光源ランプ用リフレクターを提供する。 【解決手段】 反射面の領域内部から径方向外向きに延
びた多数の排気用貫通孔48aを設け、排気用貫通孔4
8aから内側に延びる第1反射面46と外側に延びる第
2反射面50との間に、光源ランプ30に対する傾斜角
の変化を設けて、排気用貫通孔48aが照射対象面に形
成する影を照射する補償手段とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真処理装置のラ
ンプボックスに備えられる光源ランプ用リフレクターに
関する。光源ランプ用リフレクターの目的は、リフレク
ターの反射面を照射対象物に向かって開いた椀状に形成
することによって、光源ランプから発される光を一定方
向に集光させて、写真フィルムその他の照射対象物をよ
り効率的に照射すること、および、照射対象物を出来る
だけムラなく照射することにある。
【0002】
【従来の技術】上記の光源ランプとしては、照射対象物
としての写真フィルム等が本来備えるカラー情報を歪曲
しないためにも可能な限り白色に近い光源が望ましいと
の事情から、一般にハロゲンランプが採用される。この
ハロゲンランプの管壁面の温度は通常、400〜800
℃に達するため、特に下向きに開いた椀状のリフレクタ
ーとした場合、リフレクター内に熱が蓄積されて過熱
し、ハロゲンランプの短命化の要因となったり、照射対
象物としての写真フィルムに熱による悪影響を与える傾
向があった。そこで、従来の光源ランプ用リフレクター
では、リフレクターの素材として過熱の主因となる長波
長域の光線を選択的にリフレクター外に透過してしまう
ダイクロイックミラーで構成し、更に、図7に示される
ように、反射面の中央に位置する光源ランプ用受け入れ
凹部144を大きめ(例えば28mmφなど)に設定
し、その結果としてハロゲンランプ30の管壁30a
(約19.5mmφ)とリフレクターの反射面150と
の間に形成される(約4〜5mmの幅を備える)環状の
排気孔160を介して、ハロゲンランプ30周囲の高温
空気をリフレクター外に逃がす等の工夫がなされてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
構成の光源ランプ用リフレクターでは、排気孔として光
源ランプの管壁とリフレクターの反射面との間に設けら
れた環状の間隙が光源ランプの光を反射しないため、こ
の間隙に対応した環状の影が照射対象物に形成され、結
果的に、均一な照射面が得られないという問題があっ
た。
【0004】したがって、本発明の目的は、上に例示し
た従来技術による光源ランプ用リフレクターの持つ前述
した欠点に鑑み、光源ランプからの熱を効率的に逃がす
ことが可能で、且つ、より均一な照射面を形成可能な光
源ランプ用リフレクターを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1による光源ランプ用リフレクター
は、光源ランプを装着するための受け入れ凹部と、受け
入れ凹部から径方向外側に延びる反射面と、排気用貫通
孔とを備えた光源ランプ用リフレクターであって、排気
用貫通孔によって照射対象面に形成される低照度領域を
照射する補償手段が設けられていることを特徴構成とし
ている。
【0006】このような特徴構成を備えているために、
本発明の請求項1による光源ランプ用リフレクターで
は、光源ランプからの熱は排気用貫通孔によって効率的
に外部に逃がされ、また、排気用貫通孔によって照射対
象面に形成される低照度領域が前記補償手段によって補
足的に照射されるので、排気用貫通孔が存在しているに
拘わらず、排気用貫通孔が照射対象面に形成する影が無
くなる。その結果、光源ランプやリフレクターの過熱が
防止される上に、照射対象面には照度の均一な照射面が
得られる。
【0007】具体的な構成としては、排気用貫通孔を反
射面の領域内に配置し、補償手段としては、反射面の径
方向の内側から外側に向かって、前記排気用貫通孔を境
に光源ランプに対する傾斜角が変化する反射面で構成す
れば良い。このように構成すれば、排気用貫通孔を境に
して径方向内側に位置する反射面による中央寄りの照射
領域と径方向外側に位置する反射面による外側寄りの照
射領域とを、照射対象面において間断ない状態で隣接さ
せることが可能となるので、結果的に、排気用貫通孔が
形成しようとする影の部分が補足的に照射されてこの影
が消え、より照度の均一な照射面が得られる。
【0008】さらに具体的には、排気用貫通孔は反射面
の領域内に配置され、反射面が、排気用貫通孔から径方
向内側に延びる第1反射面と排気用貫通孔から径方向外
側に延びる第2反射面とから構成されており、この第1
反射面と第2反射面の各々に互いに異なる曲率を与える
ことによって、反射面の径方向の内側から外側に向かっ
て、光源ランプに対する傾斜角が排気用貫通孔を境に変
化する構成とすることが出来る。
【0009】反射面が照射対象面に向かって下向きに開
いている場合、特に高温の空気が反射面の(一般に椀状
の)空間内に滞留し易いが、排気用貫通孔が光源ランプ
の白熱部の高さに設けられている構成とすれば良い。こ
のように構成すれば、排気用貫通孔の設置位置が、反射
面の空間内でも最も高温空気の滞留している部位と一致
するので、高温空気がリフレクター外に排気され易く都
合が良い。
【0010】また、前記第1反射面と前記第2反射面と
は、垂直に延びる移行面を介して接続されており、排気
用貫通孔は、前記移行面から横向きに延びている構成と
すれば、より照度の均一な照射面が得られる。上記の構
成によって特に照度の均一な照射面が得られる理由とし
ては、垂直に延びる前記移行面が、これを挟むように配
置された第1および第2反射面とは大きく異なった傾斜
(具体的には垂直面)を有するので、光源ランプから出
てこの移行面で反射した光は照射対象面にて第1および
第2反射面からの反射光と干渉し合うことがなく、した
がって、移行面に設けられた(反射率がゼロに等しい)
排気用貫通孔は照射面に影響を与えにくいという機構が
考えられる。
【0011】さらに、反射面と反射面から反対側に延び
たリフレクターヒートシンク部とを備えた金属製のリフ
レクター本体、および、前記光源ランプを装着可能な装
着部と金属製のランプヒートシンク部とを備えたソケッ
ト部からなり、リフレクター本体とソケット部の間に面
接触による熱伝達機構が設けられている構成とすること
ができる。
【0012】このように構成すれば、先ず、リフレクタ
ー本体とソケット部とが金属製であるので、これらの部
材に(例えばダイキャスト法などを用いて)多数枚のフ
ィン状などのヒートシンク部を一体的に設けることがで
きるので、光源ランプの熱の除去を排気用貫通孔からの
拡散のみに頼らず大面積のヒートシンク部からの放熱に
も依存することができ、結果的に、排気用貫通孔のトー
タル断面積を小さめに設定することができ、照射対象面
での照度の向上が得られる。また、リフレクター本体が
金属製であれば、光源ランプ受け入れ用の受け入れ凹部
を精度良く設計通りに形成することができるので、前記
受け入れ凹部の内径を必要以上に光源ランプの外径より
大きくする必要がなく(宙吹きなどで成形される従来の
ガラス製のリフレクターでは受け入れ凹部の内径が成形
毎に大きくばらつき易いために、このばらつきの幅を見
越して受け入れ凹部の内径を必要以上に光源ランプの外
径より大きくする必要があった)、結果的に、光源ラン
プの管壁と前記受け入れ凹部の間の間隙が小さくなり、
照射対象面での照度の向上が得られる。
【0013】また、リフレクター本体とソケット部とが
金属製であって、いずれも高精度で形成可能であるの
で、リフレクター本体とソケット部という二つの部材で
構成しながら、しかも、リフレクター本体とソケット部
の間に面接触による熱伝達機構を設けることが可能であ
る。そして、リフレクター本体とソケット部という二つ
の部材とすれば、ソケット部をリフレクター本体に対し
て反射面とは反対側から着脱自在とし、光源ランプの取
替え等も、ソケット部をリフレクター本体から裏面側に
取り外した上で容易に行うことできる。また、リフレク
ター本体とソケット部の間に面接触による熱伝達機構が
設けられているので、光源ランプ自身の持つ熱は、ソケ
ット部に設けられたランプヒートシンク部から放熱され
るのみならず、前記熱伝達機構を介してリフレクター本
体に伝達され、リフレクター本体に設けられたリフレク
ターヒートシンク部からも放熱されて、結果的に、光源
ランプの過熱が防止される。
【0014】本発明によるその他の特徴および利点は、
以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるで
あろう。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明による光源ランプ用リフレ
クターの一実施形態について、この光源ランプ用リフレ
クターを用いた銀塩写真デジタルプリンターを基に、図
面を参照しながら解説する。図1は、ある銀塩写真デジ
タルプリンターの概略ブロック図であり、ここに図示さ
れたフィルムスキャナー1の内部に、本発明による光源
ランプ用リフレクターを備えた光源21が組み込まれて
いる。フィルムスキャナー1は、照明光学系2、撮像光
学系3、CCDセンサーを備えた光電変換部4を備えて
いる。フィルムスキャナー1で得られたデジタル画像デ
ータは、コントローラ5に送られ、デジタルプリント部
6によって印画紙9に画像を焼き付けするために用いら
れる。コントローラ5には各種処理情報を表示するモニ
ター5aや、各種処理命令を入力するための操作卓5b
が接続されている。デジタルプリント部6のエンジンと
しては、液晶シャッター方式、CRT方式、蛍光管方式
などが知られているが、この実施形態では、液晶シャッ
ター方式を用いたライン露光プリントヘッドが用いられ
ている。デジタルプリント部6によって焼き付けられた
印画紙9は、現像処理部7で現像され、乾燥工程を経て
仕上がりプリントとして排出される。
【0016】照明光学系2と撮像光学系3の間には、照
明光学系2からの照射光の光路上にネガフィルム8を供
給するためのフィルム搬送機構10が設けられている。
また、ペーパーマガジン9aから印画紙9を引き出して
デジタルプリント部6に供給する印画紙搬送機構11が
設けられている。そして、フィルム搬送機構10と印画
紙搬送機構11の各操作はコントローラ5によって制御
されている。ペーパーマガジン9aから引き出された印
画紙9は現像処理の前または後で図示されていないカッ
ターによってカットされ、一つの駒画像を備えたプリン
トとなる。また、照明光学系2は、光源21の他に、光
源21からの光ビームの色分布や強度分布を整えるため
の、調光フィルター22、ミラートンネル23等を備
え、フィルム8(照射対象物の一例)を照射する。光源
21は、白色の光源ランプとしてのハロゲンランプ30
と、光源ランプ用リフレクター40とからなる。光源ラ
ンプ用リフレクター40は、図2に示されるように、下
向きに開いた椀状の反射面を備えたリフレクター本体4
2と、リフレクター本体42とは別体に形成されたソケ
ット部72とからなる。ハロゲンランプ30は、ソケッ
ト部72に装着されている。
【0017】リフレクター本体42の中央部には、ソケ
ット部72に装着されたハロゲンランプ30(管壁30
aの外径は約19.5mm)を受け入れるための受け入
れ凹部44(ハロゲンランプ30との間に生じる間隙を
小さくして、この間隙が照射対象面に影を形成しないよ
うに、内径は管壁30aの外径に近い約20.5mmと
なっている)が形成されている。受け入れ凹部44から
径方向外側且つ下向きに延びる反射面を軸芯を貫通する
垂直面で切った断面形状は、概して楕円の一部で構成さ
れるが、ハロゲンランプ30の白熱部30bと一致する
レベルには、垂直に延びる環状の移行面48が形成され
ており、図3が最も良く示すように、この移行面48か
らは複数(全周で合計24個)の排気用貫通孔48a,
48a,...が径方向外側に向かって水平(横向きの
一例)に延びている。排気用貫通孔48aの内径は約2
〜3mmであり、長さは約7〜8mmである。その結
果、反射面は、受け入れ凹部44から排気用貫通孔48
aから径方向内側に受け入れ凹部44まで延びる第1反
射面46と、排気用貫通孔48aから径方向外側に外縁
部52まで延びる第2反射面50とで構成されることに
なる。そして、前記反射面46,50には、排気用貫通
孔48aによって照射対象面に形成される低照度領域を
照射する補償手段が設けられている。この実施形態で
は、前記補償手段を実現するために、前記反射面の径方
向の内側から外側に向かって、排気用貫通孔48aを境
に白熱部30bに対する傾斜角が変化するように構成さ
れている。さらに具体的には、第1反射面46を構成す
る第1楕円の短軸/長軸比(R1)は、第2反射面50
を構成する第2楕円の短軸/長軸比(R2)よりも大き
く設定されている。R1とR2の比は、光源ランプ用リ
フレクター40から照射対象面までの距離に応じて設定
すれば良い。
【0018】この補償手段の効果によって、第1反射面
46が照射対象面に形成する第1照射領域と第2反射面
50が照射対象面に形成する第2照射領域とは、間断な
い状態で隣接するので、結果的に、仮に補償手段が無け
れば排気用貫通孔48aが形成する影の部分(低照度領
域)が補足的に照射されてこの影が消え、より照度の均
一な照射面が得られる。尚、ハロゲンランプ30の白熱
部30bは、第1反射面46を構成する楕円の焦点と第
2反射面50を構成する第2楕円の焦点の双方にほぼ一
致している。
【0019】排気用貫通孔48aは、ハロゲンランプ3
0からの発熱を気流の流れによって光源ランプ用リフレ
クターの外部に逃がす放熱手段としての役割を果たす
が、リフレクター本体42には、もう一つの放熱手段と
して、リフレクターヒートシンク部が設けられている。
前記リフレクターヒートシンク部は、反射面から反対側
に水平に延びた複数の第1放熱フィン54,5
4,...からなる。排気用貫通孔48aよりも上のレ
ベルには、下のレベルに比して、より多数枚の放熱フィ
ン54が設けられている。また、リフレクター本体42
は、アルミニウム合金でできており、ダイキャスト法と
研磨仕上げで高精度に成形され、反射面46,50には
特に平面度の高い研磨やメッキ等によって必要な鏡面が
与えられている。
【0020】次に、図2と図4に示すようにソケット部
72は、ハロゲンランプ30を装着するための、絶縁体
および導体製の接点とからなる装着部74と、装着部7
4から反対側に延びた金属(アルミニウム合金など)製
のランプヒートシンク部とからなる。ランプヒートシン
ク部は、垂直に延びた複数の第2放熱フィン78,7
8,...からなる。ソケット部72の下端付近には、
大径の第1フランジ部76と第1フランジ部76から更
に下方に突出した第2フランジ部77が形成されてい
る。そして、リフレクター本体42に設けられた環状の
受け入れ凹部58(水平に延びた上向き面58aと垂直
に延びた環状の内周面58bとからなる)が、ソケット
部72の第2フランジ部77の水平な下面の最外径部7
7aおよび垂直に延びた環状の周面77bとを密着状態
で受け入れる構成になっている。すなわち、リフレクタ
ー本体42とソケット部72の間には、これらの水平な
面および周面とを介した面接触(水平な下面の最外径部
77aと上向き面58aの間の面接触、および、外周面
77bと内周面58bの間の面接触)による熱伝達機構
が設けられていることになる。したがって、ハロゲンラ
ンプ30自身の有する熱は、第2放熱フィン78,7
8,...から光源ランプ用リフレクター40外に逃げ
ることができる一方、前記熱伝達機構を介して、一旦リ
フレクター本体42に伝達された後に、リフレクター本
体42の第1放熱フィン54,54,...から光源ラ
ンプ用リフレクター40外に逃げる放熱経路も有する。
同様に、リフレクター本体42の熱も、排気用貫通孔4
8aおよび第1放熱フィン54,54,...からの放
熱の他に、前記熱伝達機構を介して、一旦ソケット部7
2に伝達された後に、ソケット部72の第2放熱フィン
78,78,...から光源ランプ用リフレクター40
外に逃げる放熱経路をも有する。尚、リフレクター本体
42の最上部には、ソケット部72を上向き面58aに
押し付けた状態で着脱可能に固定するための取付ピン6
0が設けられている。取付ピン60は、ステンレススチ
ール製の板状部材など弾性材料で構成し、リフレクター
本体42上に回動可能に設置すれば良い。図4に示され
た実施形態では3個設けられた、この取付ピン60の回
動操作によって、ソケット部72はリフレクター本体4
2に対して着脱自在となるので、ハロゲンランプ30の
取替え作業などは、リフレクター本体42の下面すなわ
ち、反射面側から行う必要はない。すなわち、取付ピン
60を操作してソケット部72をリフレクター本体42
から上方に抜き去り、ハロゲンランプ30を取替えたソ
ケット部72を、再び上方からリフレクター本体42に
取り付けて、取付ピン60で固定すれば良い。また、ソ
ケット部72の最上部からは、ハロゲンランプ30の装
着部74に電流を供給するための端子80,80が上向
きに突出している。
【0021】〔別実施形態〕 <1>上記実施形態では反射面の断面形状に楕円を採用
しているが、これに限らず、放物線など種々の集光用曲
面を反射面として採用し、これらのいずれに対しても断
面に見られる曲線の前記曲率の変化に基づく補償手段の
実施を適用することができる。
【0022】<2>上記各実施形態で採用されている補
償手段では、第1反射面と第2反射面の間で断面の曲率
を変えるという手法によって、反射面の径方向の内側か
ら外側に向かって、光源ランプに対する反射面の傾斜角
を排気用貫通孔を境に変化させ、これによって照射対象
面にて各照射面どうしが間断なく隣接するように構成し
たが、一方、第1反射面と第2反射面を構成する曲線の
曲率を同一にして、その代わりに、第1反射面と第2反
射面の軸同士を相対的に傾斜させることによって、光源
ランプに対する反射面の傾斜角を(反射面の径方向の内
側から外側に向かって)排気用貫通孔を境に変化させ、
これによって照射対象面にて各照射面どうしが間断なく
隣接されるように構成しても良い。
【0023】<3>第1実施形態では、第1反射面46
と第2反射面50とは垂直に延びる移行面48を介して
接続されており、排気用貫通孔48aは、移行面48か
ら横向きに延びている構成が採用されている。しかし、
排気用貫通孔48aは、移行面48から必ずしも横向き
に延びている必要はなく、図5に例示されるように、斜
め上向きに延びた排気用貫通孔48bなど適宜変更して
も、本発明が目的とする本来の効果が得られる。また、
第1反射面46と第2反射面50を接続する移行面48
の延びる方向も必ずしも垂直である必要はなく、白熱部
30bから発して移行面48で反射した光が照射対象面
に直接向かわなければ良い。一方、第1反射面46と第
2反射面50の間には、上で議論したような不連続部と
しての移行面48は必ずしも必要ではなく、図6に例示
されるように、第1反射面46′と第2反射面50′と
が幅のある移行面を介さずに破線で図示された一本の境
界線48d上で直接的に接し、この境界線48d上に排
気用貫通孔48cを設けても良い。ただ、照射対象面に
おいて、第1反射面46′が形成する第1照射領域と第
2反射面50′が形成する第2照射領域とが実質的に間
断なく隣接するように、白熱部30bに対する傾斜角
が、第1反射面46′と第2反射面50′の境界線48
d上で不連続的に変化すれば良い。ここで「実質的に間
断なく隣接する」とは、図6の実施形態のように、第1
反射面46′と第2反射面50′とが幅のある移行面を
介さずに直接的に接する場合には、第1反射面46′と
第2反射面50′の双方がその領域内に排気用貫通孔4
8cを含むので、排気用貫通孔48cの影を消去するた
めに、第1反射面46′が形成する第1照射領域と第2
反射面50′が形成する第2照射領域とが実質的に重複
する必要がある場合などを意味する。
【図面の簡単な説明】
【図1】銀塩写真デジタルプリンターの概略ブロック図
【図2】本発明に係る光源ランプ用リフレクターの破断
側面図
【図3】図2のA−A矢視による破断平面図
【図4】図2の光源ランプ用リフレクターの要部の分解
斜視図
【図5】光源ランプ用リフレクターの別実施形態を示す
破断側面図
【図6】光源ランプ用リフレクターの更に別の実施形態
を示す破断側面図
【図7】従来の構成による光源ランプ用リフレクターの
破断側面図
【符号の説明】
30 ハロゲンランプ 40 光源ランプ用リフレクター 42 リフレクター本体 46 第1反射面 48 移行面 48a,48b,48c 排気用貫通孔 50 第2反射面 54 第1放熱フィン 72 ソケット部 78 第2放熱フィン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源ランプを装着するための受け入れ凹
    部と、前記受け入れ凹部から径方向外側に延びる反射面
    と、排気用貫通孔とを備えた光源ランプ用リフレクター
    であって、 前記排気用貫通孔によって照射対象面に形成される低照
    度領域を照射する補償手段が設けられている光源ランプ
    用リフレクター。
  2. 【請求項2】 前記排気用貫通孔は前記反射面の領域内
    に配置され、前記補償手段は、前記反射面の径方向の内
    側から外側に向かって、前記排気用貫通孔を境に前記光
    源ランプに対する傾斜角が変化する前記反射面からなる
    請求項1に記載の光源ランプ用リフレクター。
  3. 【請求項3】 前記排気用貫通孔は前記反射面の領域内
    に配置され、前記反射面が、前記排気用貫通孔から径方
    向内側に延びる第1反射面と前記排気用貫通孔から径方
    向外側に延びる第2反射面とから構成されており、前記
    第1反射面と第2反射面は、互いに異なる曲率を有する
    請求項2に記載の光源ランプ用リフレクター。
  4. 【請求項4】 前記反射面は前記照射対象面に向かって
    下向きに開いており、前記排気用貫通孔は前記光源ラン
    プの白熱部の高さに設けられている請求項2または3に
    記載の光源ランプ用リフレクター。
  5. 【請求項5】 前記第1反射面と第2反射面とは垂直に
    延びる移行面を介して接続されており、前記排気用貫通
    孔は、前記移行面から横向きに延びている請求項4に記
    載の光源ランプ用リフレクター。
  6. 【請求項6】 前記反射面と前記反射面から反対側に延
    びたリフレクターヒートシンク部とを備えた金属製のリ
    フレクター本体、および、前記光源ランプを装着可能な
    装着部と金属製のランプヒートシンク部とを備えたソケ
    ット部からなり、前記リフレクター本体と前記ソケット
    部の間に面接触による熱伝達機構が設けられている請求
    項1から5のいずれか1項に記載の光源ランプ用リフレ
    クター。
JP36710698A 1998-12-24 1998-12-24 光源ランプ用リフレクター Withdrawn JP2000187290A (ja)

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