JP2005278002A - 画像読取装置 - Google Patents

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Masayuki Tamai
雅之 玉井
Koji Seki
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Abstract

【課題】 減光部材を光路に挿入して光源のシェーディング補正を行うに際して、減光部材に起因する照度ムラを低減してシェーディングを精度良く行うことのできる画像読取装置を提供すること。
【解決手段】 ネガフィルムに形成されたコマ画像を読み取るため、ネガフィルムが搬送される搬送面の一方側に配置されるLED光源装置と、搬送面の他方側に配置され、フィルムの透過光像を読み取るためのCCDラインセンサー7と、画像読み取り光路に対して挿脱可能に設けられ、光源の調整を行うときに光路内に挿入されるNDフィルター80とを備え、このフィルター80の光透過面が搬送面に対して5〜10゜,好ましくは6゜傾斜した状態に設定されている。フィルター80は、フィルムの幅方向を回転軸として回転させた態様で傾斜させている。
【選択図】図2

Description

本発明は、写真フィルムに形成されたコマ画像を読み取るため、写真フィルムが搬送される搬送面の一方側に配置される画像読み取り用の光源と、前記搬送面の他方側に配置され、フィルムの透過光像を読み取るための読み取りセンサーと、画像読み取り光路に対して挿脱可能に設けられ、前記光源の調整を行うときに光路内に挿入される板状減光部材とを備えた画像読取装置に関するものである。
現像済み写真フィルムに形成されたコマ画像を読み取りデジタルデータ化するために、画像読取装置が用いられる。画像を読み取るため、写真フィルムは搬送面に沿って一定速度で搬送されるように構成され、その搬送面の一方側にはLEDやハロゲンランプ等の読み取り用光源が配置され、搬送面の他方側にはCCDラインセンサー等の読み取りセンサーが配置される。光源から照射された光は、写真フィルムを透過し、CCDラインセンサーによりその透過光像を得ることができる(例えば、下記特許文献1)。
このような光源を用いて画像読み取りを行う場合に、予め光源のセットアップ(光源の調整)を行っている。これは光源の光量分布は一様ではなく、ムラがあるため、シェーディング補正を行う必要があるからである。すなわち、 光量ムラ(照度ムラ)を電子的に調整するようにしている。このセットアップを行う場合は、光路中に写真フィルムが挿入されない状態で行うが、写真フィルムの存在しない状態で光源から照射される光をCCDラインセンサーにより取り込むと、電荷がオーバーフローしてしまう。そのため、写真フィルムの透過率に近いNDフィルター(減光部材に相当)を光路内に挿入して光量測定を行っている。
このNDフィルターは、板状に形成されており、その光透過面は写真フィルムの搬送面と平行(読み取り光軸と垂直)になるように設定されている。しかしながら、このような配置にすると、光源(あるいは、LED基板)とNDフィルターとの間で乱反射が起こり、これが原因で更に照度ムラが発生し、シェーディング補正がうまくできないという問題が生じている。
特開平5−292255号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、減光部材を光路に挿入して光源のシェーディング補正を行うに際して、減光部材に起因する照度ムラを低減してシェーディングを精度良く行うことのできる画像読取装置を提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る画像読取装置は、
写真フィルムに形成されたコマ画像を読み取るため、写真フィルムが搬送される搬送面の一方側に配置される画像読み取り用の光源と、
前記搬送面の他方側に配置され、フィルムの透過光像を読み取るための読み取りセンサーと、
画像読み取り光路に対して挿脱可能に設けられ、前記光源の調整を行うときに光路内に挿入される板状減光部材とを備え、
この板状減光部材の光透過面が前記搬送面に対して傾斜した状態に設定されていることを特徴とするものである。
この構成による画像読取装置の作用・効果を説明する。写真フィルムが搬送される搬送面の一方側に読み取り用光源が配置され、搬送面の他方側に読み取りセンサーが配置される。光源から照射された光は写真フィルムを透過し、その透過光像が読み取りセンサーにより得られる。また、読み取り光路内に板状減光部材が挿脱可能に設けられ、光源の調整を行うときには光路内に挿入される。光源の調整を行う場合には、写真フィルムは使用されないが、板状減光部材を透過した光が読み取りセンサーにより捉えられる。このとき、板状減光部材の光透過面は、搬送面に対して傾斜した状態に設定されている。光透過面を傾斜させることで、減光部材を透過せずに反射した光は、光路外に逃げていくため読み取りセンサーに入力されないようにすることができる。これにより、減光部材を光路に挿入して光源のシェーディング補正を行うに際して、減光部材に起因する照度ムラを低減してシェーディングを精度良く行うことのできる画像読取装置を提供することができる。
本発明に係る板状減光部材は、写真フィルムの幅方向を回転軸として回転させた態様で傾斜させていることが好ましい。
写真フィルムの画像を読み取るときには、一般的にラインセンサーが使用され、これに対応してスリット状の開口部が写真フィルムの幅方向に沿って設けられる。そこで、板状減光部材を傾斜させる場合に、写真フィルムの幅方向を回転軸として回転させた態様で傾斜させることで、小さな傾斜角度で減光部材を反射した光を光路外に逃がすことができる。
本実施形態において、読み取り用光源と板状減光部材の間の光路中に光源からの照射光の角度を変換するミラーが設けられており、このミラーと搬送面のなす角度よりも、ミラーと板状減光部材のなす角度のほうが大きくなる態様で傾斜されていることが好ましい。
光源と減光部材の間にミラーが配置される光学系の場合、減光部材の表面で反射した光は再びミラーの方向に向かい、その一部はミラー表面で反射(あるいは再反射)する。この反射した光が読み取りセンサーに入射されると照度ムラの原因となる。そこで、ミラーと搬送面のなす角度よりも、ミラーと板状減光部材のなす角度のほうが大きくなる態様で傾斜させることで、ミラー表面で反射した光を光路外に逃がすことができる。
本発明に係る板状減光部材の傾斜角度は、5゜以上10゜以下であることが好ましい。5゜未満では、照度ムラの影響を問題のないレベルまで低下させることが難しい(後述のデータ参照)。また、傾斜角度が10゜を超えてしまうと、減光部材を光路内に挿脱させるために必要とされるスペースが大きくなるため、装置の大型化を招くという問題が生じる。
本発明に係る画像読取装置の好適な実施形態を図面を用いて説明する。 図1は、画像読取装置が用いられる写真処理システムの構成を示す概念図である。
<写真処理システムの構成>
現像済みネガフィルム等の写真フィルムからコマ画像を読み取るためのスキャナーS(画像読取装置)が設けられており、このスキャナーSにLED光源装置1が組み込まれている。LED光源装置1の詳細は後述するが、青・緑・赤の各色光を発光するLEDチップが組み込まれたLED基板11,21,31を備えており、その照射光は光学系により対象物であるネガフィルム(写真フィルムに相当)Fに導かれる。図示はしないが、ネガフィルムFは、ネガキャリアと呼ばれる搬送ユニットにセットされ、スキャニング時には、所定の搬送速度で搬送される。
ネガフィルムFのフィルム面を挟んで、下方側にLED光源装置1が配置され、上方側に画像読み取り用のCCDラインセンサー7(読み取りセンサー)が配置される。ネガフィルムFとCCDラインセンサー7の間には結像レンズ8が設けられる。CCDラインセンサー7により読み取られた画像信号 (画像データ) は、A/D変換部110においてA/D変換され、画像メモリ111に一旦記憶される。画像処理部112では、階調補正、色・ 濃度の補正等の種々の画像処理が行われる。
次に、画像データを用いて写真プリントを作成するプリンタプロセッサー部PRを説明する。画像処理が行われた画像データは、露光エンジン102に転送される。露光エンジン102は、画像データに基づいて露光光を走査することで、写真感光材料であるペーパーPの乳剤面に画像を焼付露光する。露光エンジン102は、PLZTエンジン、レーザーエンジン、CRTエンジン等の適宜の構造のエンジンを用いることができる。ペーパーPは、ロールの形態でペーパーマガジンM1,M2に収容されており、いずれか1つのペーパーマガジンM1,M2からペーパーPが引き出されるように構成されている。ペーパーカッター100は、引き出された長尺状のペーパーPをプリントサイズにカットする。カットされたペーパーPは、搬送機構101により露光エンジン102の位置まで搬送される。露光エンジン102により画像が焼付露光されたペーパーPは、搬送ローラ群103により現像処理部104に送り込まれる。このように、ペーパーPが搬送される搬送経路に沿って、搬送ローラ等の搬送機構が設けられている。現像処理部104は、公知の現像処理を行い、乾燥処理部105で乾燥処理が施された後、プリント排出部106から写真プリントとして排出される。
<LED光源装置の構成>
次に、LED光源装置の構成を説明する。図2は、光学系の主要部を示す斜視図である。図3は、LED光源装置の構成を示す副走査方向に沿った垂直断面図である。
図3に示すように、LED光源装置1は、光源としてLEDチップを使用するものであり、青色(第1波長域)の光を出力する青色LEDチップ12が実装される青色LED基板(第1LED基板) 11と、緑色(第2波長域)の光を出力する緑色LEDチップ22が実装される緑色LED基板21と、赤及び赤外 (第3波長域)の光を出力する赤色LEDチップ32が実装される赤色LED基板31とが設けられている。LEDは、ハロゲンランプに比べて発熱量が少なく、光源装置の大きさも小型化できるという利点を有する。また、ハロゲンランプの場合は、調光フィルターを必要としていたが、LED光源の場合は、各色のLEDの出力を調整できるので、調光フィルターが不要になるという利点も有する。
青色LED基板11と緑色LED基板21とは、同じ水平面に配置されている。赤色LED基板31は、垂直面に配置されている。これら各LEDチップから照射されるLED光を対象物たるネガフィルムFに導く光学系を説明する。光学系を支持するために樹脂成型されたフレーム3(光学系支持体に相当) が用いられる。
まず、第1ダイクロックミラー44と第2ダイクロックミラー45が45゜傾斜した状態でフレーム3に対して接着等により固定される。第1ダイクロックミラー44は、青色LED光を透過させると共に、赤色・緑色LED光を反射させる。第2ダイクロックミラー45は、緑色LED光を反射させて第1ダイクロックミラー44の方向に導くと共に、赤色LED光を透過させる。各LED基板11,21,31と、第1・第2ダイクロックミラー44,45の間には、集光レンズ41,42,43が配置されている。
第1ダイクロックミラー44の上方にはNDフィルター80(板状減光部材に相当)及び結像レンズ46が配置されている。NDフィルター80は、LEDチップの光量チェックのために設けられており、光路内に挿入・光路からの退避ができるように構成されている。ネガフィルムの画像を読み取るときには、NDフィルター80は不要であり光路外に退避している。これについては後述する。集光レンズ46は、各LEDチップから出力されたLED光をネガフィルムのフィルム面に対して集光させるように作用する。また、集光レンズ46とネガフィルムFの間には、ディフューザー47が設けられ、光を均一に拡散させる。集光レンズ46のすぐ上には、カバー板48が設けられ、このカバー板48はネジ49によりフレーム3に結合される。カバー板48には、主走査方向に沿って矩形の開口部48aが形成され、光が出力されるエリアを規定する。
図3において、ネガフィルムFは左右方向(副走査方向)に搬送される。また、各LED基板11,21,31や集光レンズ41,42,43やダイクロックミラー44,45は主走査方向に沿った長手状に形成される (図2参照) 。CCDラインセンサー7も、主走査方向に沿ったライン状にCCDチップが配置されている。すなわち、 図3の紙面に垂直方向に沿ってCCDラインセンサー7が配置され、ネガフィルムFの搬送面近傍に設けられる開口部もスリット状に形成され、光が入ってくる領域を規制している。
<ヒートシンクの構成>
LEDチップを冷却するために、各LED基板11,21,31のLED実装面とは反対側の基板裏面をヒートシンク2に密着させるようにしている。ヒートシンク2には、水平面である第1取り付け面2aと、垂直面である第2取り付け面2bが形成されている。第1取り付け面2aには、青色LED基板11と緑色LED基板21の基板裏面が密着される。また、第2取り付け面2bには、赤色LED基板31の基板裏面が密着される。
また、図3に示すように、ヒートシンク2を挟むように、第1ファン4と第2ファン5とが設けられている。第1ファン4は、エア吹き付け用であり、第2ファン5は、エア吐き出し用である。第1・第2ファン4,5とも主走査方向のほぼ中央部に位置し、ヒートシンク2に形成されているフィン2fに対して副走査方向(LEDチップの実装方向に対して垂直な方向) から送風作用を行う。これにより、冷却効率を高めている。
<NDフィルターによる光源調整>
次にNDフィルター80(板状減光部材)による光源調整について説明する。既に説明したように、NDフィルター80はLED光源の調整、いわゆるシェーディング補正を行うために設けられており、CCDラインセンサー7がオーバーフローしないようにネガフィルムと同程度の光透過率を有している。例えば、NDフィルター80は蒸着膜により透過率10%程度になるように形成される。
次に、NDフィルター80の設定角度に関して説明する。図4は、NDフィルター80の光透過面がフィルムの搬送面と平行になるように設定された状態を示す。ここで青色LED基板11のLEDから出力された光線をたどってみると、集光レンズ41及びダイクロックミラー44を通過した後、NDフィルター80に入射される。この光のすべてがNDフィルター80を透過し、そのままCCDラインセンサー7の方向に向かえば良いが、何%かは透過面で反射し、ダイクロックミラー44の方向に戻る。この戻り光は、ダイクロックミラー44の表面で反射するか、再びダイクロックミラー44を透過し、LED基板11の基板面で反射し、再びNDフィルター80の方向に向かう。このように、NDフィルター80とダイクロックミラー44あるいはLED基板11との間で何回かの反射が繰り返されたり、乱反射が発生し、その光も一部がCCDラインセンサー7の方向に向かい、センサー信号として捕らえられてしまう。これが照度ムラを発生する原因となるためシェーディング補正を正確に行うことができないという問題が生じる。
そこで、本発明においては、NDフィルター80をフィルム搬送面に対して傾斜させている。傾斜角度は5゜から10゜が好ましい。特に好ましくは、図5に示すように6゜である。また、図4の従来技術に比べて、幅方向を回転軸として回転させた状態に傾斜させている。このように傾斜させることで、NDフィルター80の光透過面で反射した光は、図示のような経路をたどって進み、光路外へ逃げてしまう。この光は、CCDラインセンサー7の受光部から(あるいは、スリット状の開口部から)はずれる方向に進むため、CCDラインセンサー7により受光されない。従って、乱反射による照度ムラの問題を低減、解消することができる。
さらに、NDフィルター80を傾斜させる場合に、ダイクロックミラー44となす角度θが大きくなる方向に傾斜させる。図5に示すように、6゜傾斜させる場合は、ダイクロックミラー44とのなす角度は45+6=51゜である(ダイクロックミラー44は搬送面に対して45゜に設定されている)。これを逆に、ダイクロックミラー44とのなす角度が小さくなる方向へ傾斜させると、ダイクロックミラー44で反射した光を読み取り光軸外にうまく逃がすことが難しくなるからでる。
なお、NDフィルター80を傾斜させる場合に、フィルム搬送方向を回転軸として回転させる態様で傾斜させる方法も考えられる。しかしながら、この場合、CCDラインセンサー7の各受光素子が幅方向に沿って配置されている関係上、かなり大きな傾斜角度にしなければならず、スペース的な面で図5に示す方向よりも劣っている。
<照度ムラのデータ>
次に、照度ムラのデータについて説明する。図6はNDフィルターを搬送面に対して平行に接地した場合(従来技術)、図7は搬送面に対して3゜傾斜した場合(比較例)、図8は6゜傾斜した場合(本発明)である。図示されるグラフの横軸はCCDラインセンサー7の受光素子の番号を示し、縦軸は受光した光量を示している。また、グラフ中、Gで示すのは緑色の受光量を表し、Bで示すのは青色の受光量を表す。
図6の右上(a1)に示すように各素子の受光量にはばらつきがあるため(照度ムラ)、これに対してシェーディング補正を行ったのが左上のグラフ(b1)である。この状態からNDフィルターを光路外に退避させて再度測定を行う。その結果を右中のグラフ(a2)に示す。なお、(a1)と(a2)では、NDフィルターを挿入の有無により光量が異なるため、(a1)では電荷蓄積量は10倍、(a2)では1倍の設定となっている。これは他の図7,8のデータも同じである。
グラフ(a2)の結果に対して(a1)に対して行ったのと同じシェーディング補正を行う。その結果が左中グラフ(b2)に示されている。青色についてはほとんど変化はないが、緑色については番号3000あたりの数値が少し小さくなっており、光量が一定になっていないことがわかる。これがNDフィルター80の光透過面における反射による照度ムラである。(a2)のグラフを緑色を基準に正規化したのが、一番下のグラフ(a3)である。グラフ(a3)において、緑は1.00の直線で示される。このグラフからもわかるように、照度ムラがみられる。
次に、図7の3゜傾斜させた場合であるが、左中(b2)と右下(a3)のグラフに見られるように緑色に照度ムラが存在することがわかる。図8は、6゜傾斜させた場合であるが、左中(b2)と右下(a3)のグラフから分かるように照度ムラがほぼ解消されていることがわかる。
<NDフィルター挿脱機構>
次に、NDフィルターの挿脱機構を図9,10により説明する。NDフィルター80は、図3にも示すように、第1ダイクロックミラー44と集光レンズ46の間の光路中に侵入してくることができる。NDフィルター80は、LED光源装置1を用いてネガフィルムFのコマ画像を読み取る前に、光源のチェックを行う時に使用される。すなわち、 LED光源のシェーディング補正や光量ムラ補正を行う時に、NDフィルター80を使用する。従って、実際にネガフィルムのコマ画像のスキャニングを行うときには不要であり、光路から退避させる。図9は、光路から退避した状態を示し、図10は、光路内に侵入した状態を示す。
NDフィルター80は、保持レバー81により保持されている。駆動レバー82の一方の端部82aは、ソレノイド84に連結されている。駆動レバー82の他方の端部83は、保持レバー81と連結されている。端部83において、保持レバー81は、駆動レバー82に対して相対的に回転可能である。また、駆動レバー82と一体的にストップレバー85が連結されている。ストップレバー85に当接可能なストッパーピン86が設けられている。
保持レバー81の幅方向両側の端面部81aは、緩やかな円弧状に形成されている。フレーム3には、保持レバー81の厚み方向(図9の紙面に垂直な方向) をガイドするためのガイド部が設けられているが、端面部81aは、フレーム3の内壁面3Aとは摺動しないようにしている。また、保持レバー81の前方端部81bがフレーム3に設けられたストッパーピン3Bに当接可能に構成している。
以上の構成によるNDフィルター80を光路内に侵入させるときの作動を説明する。図9の状態で、ソレノイド84を駆動させると、駆動レバー82が時計方向に回転する。これに連動して、保持レバー81及びNDフィルター80も図の矢印C方向にスライドしようとする。そして、保持レバー81の前方端部81bがストッパーピン3Bに当接した時点で保持レバー81は停止する。 この場合、保持レバー81の端面部81aは、フレーム3に対して摺動しないので、保持レバー81の動きをスムーズにすることができる。NDフィルター80を退避させるときは、今と逆方向に駆動させればよい。ストップレバー85がストッパーピン86に当接することで、退避位置に保持レバー81及びNDフィルター80を停止させることができる。
本発明においてはNDフィルター80を傾斜させているが、この傾斜角度が大きくなるとNDフィルター80の挿脱に要する空間が大きくなるため好ましくない。そのため、傾斜角度は10゜以下にすることが好ましい。
<別実施形態>
本実施形態では、LED光源による読み取り用光源を説明したが、その他の種類の光源、例えば、ハロゲンランプの場合にも本発明は応用できる。
減光部材としてNDフィルターを説明したが、その他の種類のフィルターを使用しても良い。また、フィルターはガラス製でもよいし、透光性を有する合成樹脂製でも良い。
画像読取装置が用いられる写真処理システムの構成を示す概念図 光学系の主要部を示す斜視図 LED光源装置の構成を示す副走査方向に沿った垂直断面図 従来技術に係るNDフィルターの配置による反射光の軌跡を示す図 本発明に係るNDフィルターの配置による反射光の軌跡を示す図 NDフィルターを平行に設置した場合の光量データを示す図 NDフィルターを3゜傾斜して設置した場合の光量データを示す図 NDフィルターを6゜傾斜して設置した場合の光量データを示す図 NDフィルターが光路から退避した状態を示す図 NDフィルターを光路に進入させた状態を示す図
符号の説明
1 LED光源装置
11 青色LED基板
12 青色LEDチップ
21 緑色LED基板
22 緑色LEDチップ
31 赤色LED基板
32 赤色LEDチップ
41,42,43 集光レンズ
44,45 ダイクロックミラー
80 NDフィルター

Claims (4)

  1. 写真フィルムに形成されたコマ画像を読み取るため、写真フィルムが搬送される搬送面の一方側に配置される画像読み取り用の光源と、
    前記搬送面の他方側に配置され、フィルムの透過光像を読み取るための読み取りセンサーと、
    画像読み取り光路に対して挿脱可能に設けられ、前記光源の調整を行うときに光路内に挿入される板状減光部材とを備え、
    この板状減光部材の光透過面が前記搬送面に対して傾斜した状態に設定されていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記板状減光部材は、写真フィルムの幅方向を回転軸として回転させた態様で傾斜させていることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 読み取り用光源と板状減光部材の間の光路中に光源からの照射光の角度を変換するミラーが設けられており、このミラーと搬送面のなす角度よりも、ミラーと板状減光部材のなす角度のほうが大きくなる態様で傾斜されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 板状減光部材の傾斜角度は、5゜以上10゜以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
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