JP2010210965A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化や高コスト化を招くことなく、安定して高精度の光走査を行う光走査装置を提供する。
【解決手段】 垂直共振器型の面発光レーザを含む光源、光源からの光束をカップリングするカップリングレンズ、カップリングレンズを介した光束の光路上に配置され、入射光の入射方向とは異なる方向に透過光を射出するNDフィルタ120a、及び該NDフィルタ120aを透過した光束の光路上に配置され、NDフィルタ120aにおける入射光の入射方向と同じ方向に透過光を射出するNDフィルタ120bを含み、入射光の光量を異なる光量に変更して射出する光量調整光学系120を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、光走査装置及び画像形成装置に係り、更に詳しくは、光束により被走査面を走査する光走査装置、及び該光走査装置を備える画像形成装置に関する。
電子写真の画像記録では、レーザを光源に用いた画像形成装置が広く用いられている。この場合、画像形成装置は、光源から射出された光束で感光体ドラムの表面を走査し、感光体ドラムの表面に潜像を形成するための光走査装置を備えている。
一般的な光走査装置は、光学系として、光源から射出された光束が入射する偏向器前光学系、該偏向器前光学系を介した光束を偏向する偏向器(例えば、ポリゴンミラー)、及び偏向器で偏向された光束を感光体ドラムの表面に導く走査光学系などを有している(例えば、特許文献1参照)。
近年、画像形成装置は、オンデマンドプリンティングシステムとして簡易印刷にも用いられるようになり、それに伴って、さらに画像品質が優れた画像形成装置が求められている。
そこで、画像品質を向上させるため、偏向器前光学系に含まれるシリンドリカルレンズにコーティングを施すことが考えられた(特許文献2参照)。
ところで、特許文献3には、シングルモードの半導体レーザから射出された光ビームの一部を複数の面間で多重反射させた上で、残余の光ビームとともに進行させる光学素子と、この光学素子を経た光ビームの光量を検出する光検出器と、この光検出器の出力信号を処理し、該信号の大小に応じてモードホッピングの有無を検出する信号処理回路とからなる半導体レーザのモードホッピング検出装置が開示されている。
また、特許文献4には、光ビームの光路中に、結像機能を持たない屈折光学系を配置し、該屈折光学系の空間的な状態を変化させることにより、屈折光学系を透過する光ビームの位置及び/または向きを調整するマルチビーム走査装置が開示されている。
本発明は、第1の観点からすると、光束により被走査面を主走査方向に走査する光走査装置であって、垂直共振器型の面発光レーザを含む光源と;前記光源からの光束をカップリングするカップリング光学系と;前記カップリング光学系を介した光束の光路上に配置され、入射光の入射方向とは異なる方向に透過光を射出する第1の光学素子、及び該第1の光学素子を透過した光束の光路上に配置され、前記第1の光学素子における入射光の入射方向と同じ方向に透過光を射出する第2の光学素子を含み、入射光の光量を異なる光量に変更して射出する光量調整光学系と;を備える光走査装置である。
これによれば、大型化や高コスト化を招くことなく、安定して高精度の光走査を行うことが可能となる。
本発明は、第2の観点からすると、少なくとも1つの像担持体と;前記少なくとも1つの像担持体に対して画像情報に応じて変調された光束を走査する少なくとも1つの本発明の光走査装置と;を備える画像形成装置である。
これによれば、本発明の光走査装置を備えているため、結果として、大型化や高コスト化を招くことなく、安定して高品質の画像を形成することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るレーザプリンタの概略構成を説明するための図である。 図1における光走査装置を示す概略図である。 図2における光源に含まれる2次元アレイを説明するための図である。 光量調整光学系を説明するための図である。 図5(A)及び図5(B)は、それぞれ駆動機構を説明するための図である。 ベース板121Aを+W方向に移動させたときの光路を説明するための図である。 ベース板121Aを−W方向に移動させたときの光路を説明するための図である。 ベース板121Bを+W方向に移動させたときの光路を説明するための図である。 ベース板121Bを−W方向に移動させたときの光路を説明するための図である。 図10(A)及び図10(B)は、それぞれシェーディングを説明するための図である。 複数の光走査装置間での光利用効率のばらつき範囲を説明するための図である。 多重反射を説明するための図である。 走査制御装置の構成を説明するためのブロック図である。 NDフィルタ120cの移動を説明するための図(その1)である。 NDフィルタ120cの移動を説明するための図(その2)である。 光量調整光学系の変形例1を説明するための図である。 光量調整光学系の変形例2を説明するための図である。 カラープリンタの概略構成を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図13に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのレーザプリンタ1000の概略構成が示されている。
このレーザプリンタ1000は、光走査装置1010、感光体ドラム1030、帯電チャージャ1031、現像ローラ1032、転写チャージャ1033、除電ユニット1034、クリーニングユニット1035、トナーカートリッジ1036、給紙コロ1037、給紙トレイ1038、レジストローラ対1039、定着ローラ1041、排紙ローラ1042、排紙トレイ1043、通信制御装置1050、及び上記各部を統括的に制御するプリンタ制御装置1060などを備えている。なお、これらは、プリンタ筐体1044の中の所定位置に収容されている。
通信制御装置1050は、ネットワークなどを介した上位装置(例えばパソコン)との双方向の通信を制御する。
感光体ドラム1030は、円柱状の部材であり、その表面には感光層が形成されている。すなわち、感光体ドラム1030の表面が被走査面である。そして、感光体ドラム1030は、図1における矢印方向に回転するようになっている。
帯電チャージャ1031、現像ローラ1032、転写チャージャ1033、除電ユニット1034及びクリーニングユニット1035は、それぞれ感光体ドラム1030の表面近傍に配置されている。そして、感光体ドラム1030の回転方向に沿って、帯電チャージャ1031→現像ローラ1032→転写チャージャ1033→除電ユニット1034→クリーニングユニット1035の順に配置されている。
帯電チャージャ1031は、感光体ドラム1030の表面を均一に帯電させる。
光走査装置1010は、帯電チャージャ1031で帯電された感光体ドラム1030の表面に、上位装置からの画像情報に基づいて変調された光束を照射する。これにより、感光体ドラム1030の表面に、画像情報に対応した潜像が形成される。ここで形成された潜像は、感光体ドラム1030の回転に伴って現像ローラ1032の方向に移動する。なお、この光走査装置1010の構成については後述する。
ところで、感光体ドラム1030における画像情報が書き込まれる主走査方向の走査領域は「有効走査領域」あるいは「画像形成領域」と呼ばれている。
トナーカートリッジ1036にはトナーが格納されており、該トナーは現像ローラ1032に供給される。
現像ローラ1032は、感光体ドラム1030の表面に形成された潜像にトナーカートリッジ1036から供給されたトナーを付着させて画像情報を顕像化させる。ここでトナーが付着した潜像(以下では、便宜上「トナー像」ともいう)は、感光体ドラム1030の回転に伴って転写チャージャ1033の方向に移動する。
給紙トレイ1038には記録紙1040が格納されている。この給紙トレイ1038の近傍には給紙コロ1037が配置されており、該給紙コロ1037は、記録紙1040を給紙トレイ1038から1枚づつ取り出し、レジストローラ対1039に搬送する。該レジストローラ対1039は、給紙コロ1037によって取り出された記録紙1040を一旦保持するとともに、該記録紙1040を感光体ドラム1030の回転に合わせて感光体ドラム1030と転写チャージャ1033との間隙に向けて送り出す。
転写チャージャ1033には、感光体ドラム1030の表面上のトナーを電気的に記録紙1040に引きつけるために、トナーとは逆極性の電圧が印加されている。この電圧により、感光体ドラム1030の表面のトナー像が記録紙1040に転写される。ここで転写された記録紙1040は、定着ローラ1041に送られる。
定着ローラ1041では、熱と圧力とが記録紙1040に加えられ、これによってトナーが記録紙1040上に定着される。ここで定着された記録紙1040は、排紙ローラ1042を介して排紙トレイ1043に送られ、排紙トレイ1043上に順次スタックされる。
除電ユニット1034は、感光体ドラム1030の表面を除電する。
クリーニングユニット1035は、感光体ドラム1030の表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。残留トナーが除去された感光体ドラム1030の表面は、再度帯電チャージャ1031に対向する位置に戻る。
次に、前記光走査装置1010の構成について説明する。
この光走査装置1010は、一例として図2に示されるように、偏向器側走査レンズ11a、像面側走査レンズ11b、ポリゴンミラー13、光源14、カップリングレンズ15、開口板16、シリンドリカルレンズ17、2つの光検知センサ(18a、18b)、2つの光検知用ミラー(19a、19b)、光量調整光学系120、及び走査制御装置22(図2では図示省略、図13参照)などを備えている。そして、これらは、光学ハウジング21の所定位置に組み付けられている。
なお、本明細書では、XYZ3次元直交座標系において、感光体ドラム1030の長手方向に沿った方向をY軸方向、各走査レンズ(11a、11b)の光軸に沿った方向をX軸方向として説明する。
また、以下では、便宜上、主走査方向に対応する方向を「主走査対応方向」と略述し、副走査方向に対応する方向を「副走査対応方向」と略述する。
そして、カップリングレンズ15の光軸に沿った方向を「W方向」、光源14における主走査対応方向を「M方向」とする。なお、光源14における副走査対応方向は、Z軸方向と同じ方向である。
光源14は、一例として図3に示されるように、2次元的に配列された40個の発光部が1つの基板上に形成された2次元アレイ100を有している。
40個の発光部は、すべての発光部をZ軸方向に伸びる仮想線上に正射影したときに等間隔となるように配置されている。なお、本明細書では、「発光部間隔」とは2つの発光部の中心間距離をいう。
また、各発光部は、発振波長が780nm帯の垂直共振器型の面発光レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:VCSEL)である。すなわち、2次元アレイ100は、いわゆる面発光レーザアレイである。
図2に戻り、カップリングレンズ15は、光源14から射出された光束を略平行光とする。
開口板16は、開口部を有し、カップリングレンズ15を介した光束を整形する。
光量調整光学系120は、開口板16の開口部を通過した光束の光路上に配置されている。この光量調整光学系120は、一例として図4に示されるように、4つのNDフィルタ(120a、120b、120c、120d)を有している。ここでは、4つのNDフィルタは、同一のNDフィルタである。
各NDフィルタは、透明基板を有し、該透明基板における光束が入射する面(入射面)には、光透過率を下げるため、一例として、クロム(Cr)膜が被覆されている。なお、クロム膜に限定されるものではなく、例えば、インコネル膜で被覆されていても良い。また、金属膜ではなく、誘電体膜で被覆されていても良い。要するに、光束の入射位置によらず所望の光透過率が安定的に得られるように、均一な膜厚で、下地(透明基板)との密着性に優れた膜が形成されれば良い。
ここでは、光量調整光学系120全体としての光透過率が0.55となるように、各NDフィルタの光透過率が設定されている。
また、各NDフィルタの透明基板における光束が射出される面(射出面)には、それぞれ反射防止膜が被覆されている。
さらに、各NDフィルタにおける入射面と射出面は、互いに非平行である。
NDフィルタ120a及びNDフィルタ120bは、NDフィルタ120aの入射面とNDフィルタ120bの射出面が、互いに平行となるように配置されている。また、NDフィルタ120c及びNDフィルタ120dは、NDフィルタ120cの入射面とNDフィルタ120dの射出面が、互いに平行となるように配置されている。
NDフィルタ120aは、開口板16の開口部を通過した光束の光路上に配置され、入射光の光量を異なる光量に変更するとともに、入射光の入射方向とは異なる方向に透過光を射出する。
NDフィルタ120bは、NDフィルタ120aを透過した光束の光路上に配置され、入射光の光量を異なる光量に変更するとともに、入射光の入射方向とは異なる方向に透過光を射出する。NDフィルタ120bから射出される光束は、NDフィルタ120aに入射する光束に平行である。
NDフィルタ120cは、NDフィルタ120dを透過した光束の光路上に配置され、入射光の光量を異なる光量に変更するとともに、入射光の入射方向とは異なる方向に透過光を射出する。
NDフィルタ120dは、NDフィルタ120cを透過した光束の光路上に配置され、入射光の光量を異なる光量に変更するとともに、入射光の入射方向とは異なる方向に透過光を射出する。NDフィルタ120dから射出される光束は、NDフィルタ120aに入射する光束の光路の延長線上にある。このNDフィルタ120dから射出される光束が光量調整光学系120から射出される光束である。
このときの、各NDフィルタのW方向に関する位置を、以下では、それぞれ便宜上「基準位置」という。
ここでは、一例として図5(A)に示されるように、NDフィルタ120aとNDフィルタ120cは、支持板130上に所定の位置関係で固定されている。NDフィルタ120bは、ベース板121A上の所定位置に固定されている。NDフィルタ120dは、ベース板121B上の所定位置に固定されている。
各ベース板のM方向の両端部近傍には、それぞれW方向に延びる長穴123が形成されている。
支持板130は、図5(A)のA−A断面図である図5(B)に示されるように、複数の案内用の突起部131を有し、これらの突起部131が各ベース板の長穴123に挿入される。また、支持板130には、近接する2つの突起部131を結ぶ線のほぼ中央にねじ穴が形成されている。そして、そのねじ穴に、各ベース板の長穴123を貫通してねじ126がねじ込まれるようになっている。
この場合に、ねじ126をゆるめると、支持板130に対して各ベース板を、W方向に移動(スライド)させることができる。
例えば、ベース板121Aを+W方向に移動させ、NDフィルタ120bをその基準位置に対して+W方向に移動させると、図6に示されるように、光量調整光学系120から射出される光束の光路は、+M側にシフトする。その結果、感光体ドラム1030における有効走査領域は、−Y側にシフトする(図2参照)。そこで、例えば、感光体ドラム1030における有効走査領域が、所望の位置よりも+Y側にずれている場合に、ベース板121Aを+W方向に移動させることにより、感光体ドラム1030における有効走査領域を所望の位置にシフトさせることができる。
また、ベース板121Aを−W方向に移動させ、NDフィルタ120bをその基準位置に対して−W方向に移動させると、図7に示されるように、光量調整光学系120から射出される光束の光路は、−M側にシフトする。その結果、感光体ドラム1030における有効走査領域は、+Y側にシフトする。そこで、例えば、感光体ドラム1030における有効走査領域が、所望の位置よりも−Y側にずれている場合に、ベース板121Aを−W方向に移動させることにより、感光体ドラム1030における有効走査領域を所望の位置にシフトさせることができる。
また、ベース板121Bを+W方向に移動させ、NDフィルタ120dをその基準位置に対して+W方向に移動させると、図8に示されるように、光量調整光学系120から射出される光束の光路は、−M側にシフトする。その結果、感光体ドラム1030における有効走査領域は、+Y側にシフトする。そこで、例えば、感光体ドラム1030における有効走査領域が、所望の位置よりも−Y側にずれている場合に、ベース板121Bを+W方向に移動させることにより、感光体ドラム1030における有効走査領域を所望の位置にシフトさせることができる。
また、ベース板121Bを−W方向に移動させ、NDフィルタ120dをその基準位置に対して−W方向に移動させると、図9に示されるように、光量調整光学系120から射出される光束の光路は、+M側にシフトする。その結果、感光体ドラム1030における有効走査領域は、−Y側にシフトする。そこで、例えば、感光体ドラム1030における有効走査領域が、所望の位置よりも+Y側にずれている場合に、ベース板121Bを−W方向に移動させることにより、感光体ドラム1030における有効走査領域を所望の位置にシフトさせることができる。
光量調整光学系120から射出される光束の光路をシフトさせる際に、ベース板121A及びベース板121Bのどちらを移動させるかは、作業のしやすさから選択することができる。
ところで、面発光レーザは、端面発光型のレーザダイオード(LD)に比べて、射出される光束の光量(光出力)の範囲が狭い。一方、光走査装置に搭載される光源には、以下に記載する3つの理由(理由A、理由B、理由C)で、ある程度以上の広い光出力範囲が要求される。
1.理由A
光源から射出された光束は、偏向器前光学系、ポリゴンミラー、走査光学系を介して感光体ドラムに到達する。これらの光学系を構成する光学素子は、量産品であり、光の透過率や反射率にある程度のばらつきがある。そのため、光源から射出された光束の光量と感光体ドラムに到達した光束の光量との比、すなわち光利用効率が光走査装置毎に異なることが考えられる。そこで、複数の画像形成装置において感光体ドラムの表面で同じ光量が欲しい場合には、それぞれの光走査装置における光源から射出される光束の光量を調整する必要がある。
2.理由B
複数の光走査装置間でのポリゴンミラー及び走査光学系のばらつきによる、シェーディングのばらつきも考えられる。なお、シェーディングとは、感光体ドラムの表面での光量が主走査方向の位置(像高位置)によって異なることをいう。このシェーディングを補正するには、(1)感光体ドラムの表面における像高0の位置近傍での光量(以下、「中央光量」ともいう)が他の像高位置での光量(以下、「周辺光量」ともいう)よりも小さい場合(図10(A)参照)は周辺光量を下げ、(2)感光体ドラムの表面における中央光量が周辺光量よりも大きい場合(図10(B)参照)は周辺光量を上げる、といった作業が行われている。このようなシェ−ディング補正を行なうには、周辺光量を上下させるために、光源から射出される光束の光量を調整する必要がある。
そして、複数の光走査装置間でのシェーディングのばらつきに、複数の光走査装置間での感光体ドラムの像高0の位置における光利用効率のばらつきを加えると、光源に光出力範囲の拡大が要求される(図11参照)。
3.理由C
長期間の使用による感光体ドラムの感光特性の劣化や環境温度の変化などにより、感光体ドラムの表面で必要とされる光量が変化することが考えられる。光源はこのような時間的な変化にも対応しなければならない。
光源が上記3つの理由に対応可能な光出力範囲を有していない場合に、複数の光走査装置間での光利用効率のばらつきを小さくする方法の一つとして、NDフィルタを利用することが考えられる。
例えば、複数の光走査装置における光利用効率の平均値を1.00としたとき、光利用効率が1.05の光走査装置に対しては光透過率が1/1.05のNDフィルタを設け、光利用効率が1.03の光走査装置に対しては光透過率が1/1.03のNDフィルタを設けることにより、複数の光走査装置における光利用効率のばらつきを小さくすることが可能である。
ところで、NDフィルタの基板には、通常ガラスやプラスチックの平板が使用される。例えば、基板が平板であるNDフィルタが、カップリングレンズとシリンドリカルレンズの間に配置され、カップリングレンズから射出される光束が平行光であれば、NDフィルタに入射した光束は基板内で多重反射及び多重干渉を起こす。
図12に示されるように、厚さd、屈折率nの透明板に入射角θで波長λの光が入射すると、整数mを用いて、n・(BC+CD)−BE=2n・d・cosθ=mλ、が満足されると透過光は強めあい、n・(BC+CD)−BE=2n・d・cosθ=(m+1/2)λ、が満足されると透過光は弱めあうこととなる。
また、面発光レーザは、供給される電流の大きさが大きくなるにつれて、1nm未満の範囲で波長が変化する。NDフィルタは、入射光束の波長が変化すると、NDフィルタから射出される複数の光間の位相が変化し、多重反射光の強め合い及び弱めあいの度合いが変化する。そこで、面発光レーザに供給される電流とNDフィルタから射出される光束の光量との関係は、線形性を有さないこととなる。
本実施形態に係る光量調整光学系120では、各NDフィルタにおける入射面と射出面が、互いに非平行であるため、NDフィルタ内部での多重干渉を小さくすることができる。従って、面発光レーザに供給される電流とNDフィルタから射出される光束の光量との関係は、線形性を有することとなる。
図2に戻り、シリンドリカルレンズ17は、Z軸方向に強いパワーを有し、光量調整光学系120を介した光束をポリゴンミラー13の偏向反射面近傍で副走査対応方向に関して結像する。また、シリンドリカルレンズ17は、各走査レンズと共同し、副走査対応方向に関して面倒れ補正系を構成している。
光源14とポリゴンミラー13との間の光路上に配置される光学系は、偏向器前光学系とも呼ばれている。本実施形態では、偏向器前光学系は、カップリングレンズ15と開口板16と光量調整光学系120とシリンドリカルレンズ17とから構成されている。
ポリゴンミラー13は、4面鏡を有し、各鏡がそれぞれ偏向反射面となる。このポリゴンミラー13は、Z軸方向に平行な軸回りに等速回転し、シリンドリカルレンズ17からの光束を偏向する。
偏向器側走査レンズ11aは、ポリゴンミラー13で偏向された光束の光路上に配置されている。
像面側走査レンズ11bは、偏向器側走査レンズ11aを介した光束の光路上に配置されている。
像面側走査レンズ11bを介した光束は、感光体ドラム1030の表面に集光され、光スポットが形成される。この光スポットは、ポリゴンミラー13の回転に伴って感光体ドラム1030の長手方向に移動する。すなわち、感光体ドラム1030上を走査する。このときの光スポットの移動方向が「主走査方向」である。また、感光体ドラム1030の回転方向が「副走査方向」である。
ポリゴンミラー13と感光体ドラム1030との間の光路上に配置される光学系は、走査光学系とも呼ばれている。本実施形態では、走査光学系は、偏向器側走査レンズ11aと像面側走査レンズ11bとから構成されている。なお、偏向器側走査レンズ11aと像面側走査レンズ11bの間の光路上、及び像面側走査レンズ11bと感光体ドラム1030の間の光路上の少なくとも一方に、少なくとも1つの折り返しミラーが配置されても良い。
光検知センサ18aには、ポリゴンミラー13で偏向され、走査光学系を介した光束のうち1走査における書き込み開始前の光束の一部が、光検知用ミラー19aを介して入射する。また、光検知センサ18bには、ポリゴンミラー13で偏向され、走査光学系を介した光束のうち1走査における書き込み終了後の光束の一部が、光検知用ミラー19bを介して入射する。
各光検知センサはいずれも、受光量に応じた信号(光電変換信号)を出力する。
走査制御装置22は、一例として図13に示されるように、画素クロック生成回路215、画像処理回路216、書込制御回路219、及び光源駆動回路221などを有している。なお、図13における矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。
画素クロック生成回路215は、光検知センサ18aの出力信号と光検知センサ18bの出力信号とから、各光検知センサの間を光束が走査するのに要した時間を求め、その時間に予め設定されている数のパルスが収まるように周波数を設定し、該周波数の画素クロック信号PCLKを生成する。ここで生成された画素クロック信号PCLKは、画像処理回路216及び書込制御回路219に供給される。また、光検知センサ18aの出力信号は、同期信号として書込制御回路219に出力される。
画像処理回路216は、プリンタ制御装置1060を介して上位装置から受信した画像情報をラスター展開するとともに、所定の中間調処理などを行った後、画素クロック信号PCLKを基準とした各画素の階調を表す画像データを発光部毎に作成する。そして、画像処理回路216は、光検知センサ18aの出力信号に基づいて走査開始を検出すると、画素クロック信号PCLKに同期して画像データを書込制御回路219に出力する。
書込制御回路219は、画像処理回路216からの画像データ、画素クロック生成回路215からの画素クロック信号PCLK及び同期信号に基づいてパルス変調信号を生成する。
光源駆動回路221は、書込制御回路219からのパルス変調信号に基づいて2次元アレイ100の各発光部を駆動する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る光走査装置1010では、NDフィルタ120aによって第1の光学素子が構成され、NDフィルタ120bによって第2の光学素子が構成され、NDフィルタ120cによって第3の光学素子が構成され、NDフィルタ120dによって第4の光学素子が構成されている。
また、各ベース板と支持板130とによって調整機構が構成されている。
以上説明したように、本実施形態に係る光走査装置1010によると、面発光レーザアレイを含む光源14と、光源14からの光束をカップリングするカップリングレンズ15と、該カップリングレンズ15を介した光束の光路上に配置された光量調整光学系120と、該光量調整光学系120を介した光束をポリゴンミラー13の偏向反射面近傍でZ軸方向に関して結像するシリンドリカルレンズ17と、シリンドリカルレンズ17からの光束を偏向するポリゴンミラー13と、ポリゴンミラー13で偏向された光束を感光体ドラム1030の表面に集光する走査光学系とを備えている。
そして、光量調整光学系120は、入射面と射出面が互いに非平行である4つのNDフィルタ(120a、120b、120c、120d)を有している。各NDフィルタは、いずれも入射光の入射方向とは異なる方向に透過光を射出する。この場合には、各NDフィルタ内部での多重干渉を小さくすることができ、光源14に供給される電流と光量調整光学系120から射出される光束の光量との関係は、線形性を有することとなる。すなわち、所望の光利用効率を安定して維持することができる。
また、NDフィルタ120bから射出される光束は、NDフィルタ120aに入射する光束と平行である。この場合には、光学ハウジング21内での各光学素子のレイアウトを光量調整光学系120のために変更する必要がない。
そこで、大型化や高コスト化を招くことなく、安定して高精度の光走査を行うことが可能となる。
また、NDフィルタ120dから射出される光束は、NDフィルタ120aに入射する光束の光路の延長線上にある。この場合には、光量調整光学系120を従来の光走査装置に容易に適用することが可能である。
また、各NDフィルタの射出面は、反射防止膜が被覆されているため、更に多重反射を抑制することができる。
また、NDフィルタbをNDフィルタ120aに対して、W方向に移動させることができる。これにより、光量調整光学系120における光束の射出位置を主走査対応方向に関して調整することができる。そこで、感光体ドラム1030上での光スポット位置を主走査方向に関して調整することが可能となる。
また、NDフィルタdをNDフィルタ120cに対して、W方向に移動させることができる。これにより、光量調整光学系120における光束の射出位置を主走査対応方向に関して調整することができる。そこで、感光体ドラム1030上での光スポット位置を主走査方向に関して調整することが可能となる。
また、光量調整光学系120の各NDフィルタは、同一部材であるため、部品点数の増加を抑制することができ、部品管理を簡素化することができる。また、組み付け作業の作業性を向上させることができる。
そして、本実施形態に係るレーザプリンタ1000によると、光走査装置1010を備えているため、大型化や高コスト化を招くことなく、安定して高品質の画像を形成することができる。
なお、上記実施形態において、光量調整光学系120からの戻り光が光源14に悪影響を及ぼすおそれがある場合には、光量調整光学系120に入射する光束の入射方向がNDフィルタ120aの入射面の法線方向に対して傾斜するように光量調整光学系120を配置しても良い。
また、上記実施形態では、光量調整光学系120の4つの光学素子が、いずれもNDフィルタである場合について説明したが、これに限定されるものではなく、少なくとも1つの光学素子がNDフィルタで、他の光学素子が光量をほとんど変化させない光学素子(例えば、プリズム)であっても良い。要するに、光量調整光学系120が全体として所望の光透過率を有していれば良い。
また、上記実施形態では、光量調整光学系120の各NDフィルタにおける射出面が、いずれも反射防止膜で被覆されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、光量調整光学系120の各NDフィルタが同じ形状である場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態における各NDフィルタの形状は一例であり、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、NDフィルタb及びNDフィルタdが、基準位置に対して+W方向と−W方向のいずれにも移動できる場合について説明したが、NDフィルタb及びNDフィルタdが、基準位置に対して+W方向のみ又は−W方向のみに移動可能であっても良い。
例えば、NDフィルタb及びNDフィルタdが、基準位置に対して+W方向のみに移動可能な場合には、光量調整光学系120から射出される光束の光路を+M側にシフトさせる際に、NDフィルタbを移動させ、光量調整光学系120から射出される光束の光路を−M側にシフトさせる際に、NDフィルタdを移動させる。
また、例えば、NDフィルタb及びNDフィルタdが、基準位置に対して−W方向のみに移動可能な場合には、光量調整光学系120から射出される光束の光路を+M側にシフトさせる際に、NDフィルタdを移動させ、光量調整光学系120から射出される光束の光路を−M側にシフトさせる際に、NDフィルタbを移動させる。
また、上記実施形態において、NDフィルタbに代えてNDフィルタaを移動可能としても良い。
また、上記実施形態において、NDフィルタdに代えてNDフィルタcを移動可能としても良い(図14及び図15参照)。この場合には、光量調整光学系120の大きさ(NDフィルタaとNDフィルタdとの間の距離)を変更することなく、光量調整光学系120における光束の射出位置をシフトさせることができる。
また、上記実施形態において、NDフィルタb及びNDフィルタdの一方のみを移動可能としても良い。そして、NDフィルタbのみを移動可能とした場合は、光量調整光学系120の大きさ(NDフィルタaとNDフィルタdとの間の距離)を変更することなく、光量調整光学系120における光束の射出位置をシフトさせることができる。
また、光量調整光学系120における光束の射出位置をシフトさせる必要がない場合には、NDフィルタb及びNDフィルタdは、いずれも支持板130上に固定されても良い。すなわち、各ベース板はなくても良い。
また、例えば、感光体ドラム1030上での光スポット位置を主走査方向に関して調整する機構が別途設けられているときのように、光量調整光学系120に入射する光束の光路の延長線上に光量調整光学系120から光束を射出する必要がない場合には、図16に示されるように、前記NDフィルタc及び前記NDフィルタdはなくても良い。この場合には、光量調整光学系120を小さくすることができる。
また、上記実施形態において、一例として図17に示されるように、前記NDフィルタb及びNDフィルタcに代えて、NDフィルタbとNDフィルタcが一体化されたNDフィルタeを用いても良い。この場合には、光量調整光学系120を小さくすることができる。
また、上記実施形態では、2次元アレイ100が40個の発光部を有する場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、光源14が2次元アレイ100を有する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、光源14が前記2次元アレイ100に代えて、複数の発光部が一列に配置されている1次元アレイを有していても良い。また、光源14が前記2次元アレイ100に代えて、1つの発光部を有していても良い。
また、上記実施形態では、画像形成装置としてレーザプリンタ1000の場合について説明したが、これに限定されるものではない。プリンタ以外の画像形成装置、例えば、複写機、ファクシミリ、又は、これらが集約された複合機であっても良い。要するに、光走査装置1010を備えた画像形成装置であれば良い。
例えば、レーザ光によって発色する媒体(例えば、用紙)に直接、レーザ光を照射する画像形成装置であっても良い。
また、像担持体として銀塩フィルムを用いた画像形成装置であっても良い。この場合には、光走査により銀塩フィルム上に潜像が形成され、この潜像は通常の銀塩写真プロセスにおける現像処理と同等の処理で可視化することができる。そして、通常の銀塩写真プロセスにおける焼付け処理と同等の処理で印画紙に転写することができる。このような画像形成装置は光製版装置や、CTスキャン画像等を描画する光描画装置として実施できる。
また、例えば、図18に示されるように、複数の感光体ドラムを備えるカラープリンタ2000であっても良い。
このカラープリンタ2000は、4色(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を重ね合わせてフルカラーの画像を形成するタンデム方式の多色カラープリンタであり、ブラック用の「感光体ドラムK1、帯電装置K2、現像装置K4、クリーニングユニットK5、及び転写装置K6」と、シアン用の「感光体ドラムC1、帯電装置C2、現像装置C4、クリーニングユニットC5、及び転写装置C6」と、マゼンタ用の「感光体ドラムM1、帯電装置M2、現像装置M4、クリーニングユニットM5、及び転写装置M6」と、イエロー用の「感光体ドラムY1、帯電装置Y2、現像装置Y4、クリーニングユニットY5、及び転写装置Y6」と、光走査装置2010と、転写ベルト2080と、定着ユニット2030などを備えている。
各感光体ドラムは、図18中の矢印の方向に回転し、各感光体ドラムの周囲には、回転方向に沿って帯電装置、現像装置、転写装置、クリーニングユニットがそれぞれ配置されている。
各帯電装置は、対応する感光体ドラムの表面を均一に帯電する。この帯電装置によって帯電された各感光体ドラム表面に光走査装置2010により光走査が行われ、各感光体ドラムに潜像が形成される。
そして、対応する現像装置により各感光体ドラム表面にトナー像が形成される。さらに、対応する転写装置により、転写ベルト2080上の記録紙に各色のトナー像が順次転写され、最終的に定着ユニット2030により記録紙に画像が定着される。
光走査装置2010は、前記光量調整光学系120と同様な光量調整光学系を色毎に有している。従って、前記光走査装置1010と同様な効果を得ることができる。
そして、カラープリンタ2000は、前記レーザプリンタ1000と同様な効果を得ることができる。
なお、タンデム方式の多色カラープリンタでは、機械精度等で各色の色ずれが発生する場合があるが、点灯させる発光部を選択することで各色の色ずれの補正精度を高めることができる。
また、このカラープリンタ2000において、光走査装置を1色毎に設けても良いし、2色毎に設けても良い。
以上説明したように、本発明の光走査装置によれば、大型化や高コスト化を招くことなく、安定して高精度の光走査を行うのに適している。また、本発明の画像形成装置によれば、大型化や高コスト化を招くことなく、安定して高品質の画像を形成するのに適している。
11a…偏向器側走査レンズ、11b…像面側走査レンズ、13…ポリゴンミラー、14…光源、15…カップリングレンズ(カップリング光学系)、17…シリンドリカルレンズ、100…2次元アレイ(面発光レーザアレイ)、120…光量調整光学系、120a…NDフィルタ(第1の光学素子)、120b…NDフィルタ(第2の光学素子)、120c…NDフィルタ(第3の光学素子)、120d…NDフィルタ(第4の光学素子)、1000…レーザプリンタ(画像形成装置)、1010…光走査装置、1030…感光体ドラム(像担持体)、2000…カラープリンタ(画像形成装置)、2010…光走査装置、K1,C1,M1,Y1…感光体ドラム(像担持体)。
特許第3227226号公報 特開2008−33062号公報 特開平05−160467号公報 特開2002−174785号公報

Claims (11)

  1. 光束により被走査面を主走査方向に走査する光走査装置であって、
    垂直共振器型の面発光レーザを含む光源と;
    前記光源からの光束をカップリングするカップリング光学系と;
    前記カップリング光学系を介した光束の光路上に配置され、入射光の入射方向とは異なる方向に透過光を射出する第1の光学素子、及び該第1の光学素子を透過した光束の光路上に配置され、前記第1の光学素子における入射光の入射方向と同じ方向に透過光を射出する第2の光学素子を含み、入射光の光量を異なる光量に変更して射出する光量調整光学系と;を備える光走査装置。
  2. 前記第1の光学素子における光束が入射する面、及び前記第2の光学素子における光束が射出される面は、互いに平行であることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記第1の光学素子と前記第2の光学素子との間隔を調整するための調整機構を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。
  4. 前記第1及び第2の光学素子は、光束が入射する面及び光束が射出される面の少なくとも一方に、光の透過率を低下させるための金属膜が被覆されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光走査装置。
  5. 前記第1及び第2の光学素子は、光束が入射する面及び光束が射出される面の少なくとも一方に、反射防止膜が被覆されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光走査装置。
  6. 前記第1及び第2の光学素子は、同一の形状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光走査装置。
  7. 前記光量調整光学系は、
    前記第2の光学素子を透過した光束の光路上に配置され、入射光の入射方向とは異なる方向に透過光を射出する第3の光学素子、及び該第3の光学素子を透過した光束の光路上に配置され、前記第1の光学素子における入射光の光路の延長線上に透過光を射出する第4の光学素子を更に含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光走査装置。
  8. 前記第3及び第4の光学素子は、同一の形状であることを特徴とする請求項7に記載の光走査装置。
  9. 前記光量調整光学系は、
    前記第1の光学素子と前記第2の光学素子との間の光路上に配置され、前記第2の光学素子から射出される光束の光路が、前記第1の光学素子における入射光の光路の延長線上に位置するように、前記第1の光学素子から射出された光束の光路を変更する第3の光学素子を更に含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光走査装置。
  10. 少なくとも1つの像担持体と;
    前記少なくとも1つの像担持体に対して画像情報に応じて変調された光束を走査する少なくとも1つの請求項1〜9のいずれか一項に記載の光走査装置と;を備える画像形成装置。
  11. 前記画像情報は、多色の画像情報であることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
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