JP2003215729A - 写真プリント装置 - Google Patents

写真プリント装置

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JP2003215729A
JP2003215729A JP2002013781A JP2002013781A JP2003215729A JP 2003215729 A JP2003215729 A JP 2003215729A JP 2002013781 A JP2002013781 A JP 2002013781A JP 2002013781 A JP2002013781 A JP 2002013781A JP 2003215729 A JP2003215729 A JP 2003215729A
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unit
exposure
electric heater
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Yoji Nishimoto
陽二 西本
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Noritsu Koki Co Ltd
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境の温度が極めて低い場合にも短時間のう
ちにプリントが可能となる写真プリント装置を合理的に
構成する。 【解決手段】 露光ユニットEuのユニットケース30
の下面に設けたヒートシンク38に外気を冷却風として
送る冷却ファン46を備え、このヒートシンク38に電
気ヒータ39を設け、露光ユニットEu内部の半導体レ
ーザ光源の温度を計測する温度センサを備え、温度セン
サからの温度情報に基づいて適正な温度領域より低温で
あることを判別した場合には電気ヒータ39を駆動し、
適正な温度領域より高温であることを判別した場合に
は、冷却ファン46を駆動する温調部を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料を露光位
置に送る供給経路と、この露光位置に送られた感光材料
に対して画像情報の露光を行う露光ユニットと、この露
光ユニットで露光された感光材料を現像処理部に送る排
出経路と、露光ユニットの温度調節を行う温度調節手段
とを備えている写真プリント装置に関する。 【0002】 【従来の技術】上記の写真プリント装置として、露光ユ
ニットにPLZTシャッター方式や、蛍光ビーム方式
や、レーザビーム方式等によりデジタル露光を行うよう
構成されたものでは、発光に伴う温度上昇を回避する目
的から、露光ユニットの温度を計測して温度上昇時には
該写真プリント装置の筐体の外部からの空気を露光ユニ
ットに供給して露光ユニットの冷却を図るよう構成した
ものが提案されていた(例えば、特開2000‐249
418号公報)。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の技術のように、
露光ユニットに冷却風を供給して温度上昇を抑制するも
のでは、露光ユニットを連続して長時間稼働した場合の
ように温度上昇を発生しやすい状況においても、温度上
昇を抑制して適正な温度環境において露光処理を継続し
得るものとなる。ここで、露光ユニットとして半導体型
のレーザ光源からのレーザ光の走査によって露光を行う
レーザビーム方式を例に挙げると、半導体型のレーザ光
源は適正な温度領域(仕様温度環境)において必要とす
る性能を発揮するため、例えば、寒冷地のように写真プ
リント装置が設置される環境の温度が極めて低い場合に
は、例えば、レーザ光源に電力を供給して温度上昇を図
る、所謂、プレヒーティングを行ってもレーザ光源の温
度が適正な温度領域まで上昇せずプリント処理が不能に
陥ることもあった。 【0004】つまり、写真プリント装置は、感光材料の
現像処理を行う処理槽においては処理液の目標温度が3
0℃を超える比較的高い値に設定されているので電気ヒ
ータを備えて積極的に温度を上昇させ、現像処理に適正
となる温度に制御できるものにしているが、露光ユニッ
トに内蔵される光源は、本来的に熱源であり、比較的寒
冷な環境でも前述したプレヒーティングを行うことによ
って温度上昇が可能であるため積極的な昇温は考えられ
ていなかったのである。従って、前述したように寒冷地
のように環境の温度が極めて低い場合には、写真プリン
ト装置の電源を投入した後において、現像処理槽の温度
が適正な値まで上昇した後、長時間が経過しても露光ユ
ニットの温度が適正な温度領域まで上昇しないことも発
生していたと云える。 【0005】本発明の目的は、環境の温度が極めて低い
場合にも、できるだけ短時間のうちにプリントが可能と
なる写真プリント装置を合理的に構成する点にある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
写真プリント装置の特徴、作用・効果は次の通りであ
る。 〔特徴〕感光材料を露光位置に送る供給経路と、この露
光位置に送られた感光材料に対して画像情報の露光を行
う露光ユニットと、この露光ユニットで露光された感光
材料を現像処理部に送る排出経路と、露光ユニットの温
度調節を行う温度調節手段とを備えている写真プリント
装置において、前記供給経路がプリントサイズに切断さ
れた感光材料を下方から上方に搬送するよう縦向き姿勢
に形成され、前記露光ユニットが光源を内蔵し、かつ、
側面の開口から横方向に光線を送り出す箱形のケースを
備えて成り、前記温度調節手段は、露光ユニットの下面
に設けた放熱板と、この放熱板に備えた電気ヒータと、
露光ユニットの温度を計測する温度センサと、この放熱
板に対して冷却風を供給する冷却風路と、該装置の外気
を吸引し前記冷却風路に対して冷却風として供給する冷
却ファンとを備えると共に、前記温度センサで予め設定
された温度未満の第1設定温度を計測した際に前記電気
ヒータを駆動し、前記温度センサで第1設定温度より高
温に設定された第2設定温度以上の温度を計測した際に
電気ヒータの駆動を停止した状態で前記冷却ファンを駆
動する制御部を備えて構成されている点にある。 【0007】〔作用・効果〕上記特徴によると、温度セ
ンサで計測された温度が第1設定温度以下である場合に
は、制御部が電気ヒータを駆動することで露光ユニット
の温度上昇を図り、温度センサで計測された温度が第2
設定温度以上の温度を計測した場合に、制御部が電気ヒ
ータの駆動を停止した状態で冷却ファンを駆動すること
で露光ユニットの冷却を図る。つまり、温度が極めて低
い環境において写真プリント装置の電源を投入した直後
のように露光ユニットの温度が適正でなく、例えば、プ
レヒーティングによって温度上昇を行う場合に、温度上
昇に長時間を要する場合や、適正な温度まで上昇しない
場合でも、電気ヒータを駆動することで露光ユニットの
温度を積極的に上昇できるものとなる。その結果、環境
温度が極めて低い状況でも、露光ユニットの温度を短時
間のうちに適正な温度まで上昇させてプリントを可能に
する写真プリント装置が合理的に構成されたのである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、スキャニング
機構Aで取得した写真フィルム1の画像情報をケーブル
2によってプリント機構Bに伝送し、このように伝送さ
れた画像情報をプリント機構Bにおいて感光材料として
の銀塩式の印画紙3にプリントし、この印画紙3の現像
処理、乾燥処理を行った後にオーダ単位で仕分けて回収
可能な写真プリント装置が構成されている。 【0009】前記スキャニング機構Aは、筐体5の上面
にフィルムスキャナ6とモニタ7とを載置すると共に、
筐体5に形成したテーブル部8にキーボード9を備え、
筐体5に嵌め込む状態で汎用コンピュータで成る処理装
置10を備えている。そして、写真フィルム1の画像情
報を取得する場合には、フィルムスキャナ6のフィルム
キャリア6Aに対し写真フィルム1としてネガティブフ
ィルム、あるいは、ポジティブフィルムをセットしてス
キャニングを実行することで、その写真フィルム1の各
コマの画像情報が光電変換された後、デジタル信号とし
て処理装置10のハードディスクや半導体メモリに保存
される処理が行われる。この後、このように保存された
画像情報をモニタ7に表示した状態で必要に応じキーボ
ード9からの入力に従う画像処理を行うことや、プリン
ト枚数の指定、プリントサイズの指定を行った後、必要
な操作を行うことで、この画像情報とプリント処理に必
要な情報とがケーブル2を介してプリント機構Bに転送
されるよう処理装置10の処理形態が設定されている。 【0010】前記プリント機構Bは、印画紙3に対して
露光を行う露光部Exと、この露光部Exで露光された
印画紙3の現像処理を行う現像部De(現像処理部の一
例)と、この現像部Deで現像された印画紙3を乾燥す
る乾燥部Drとが該プリント機構Bを構成する筐体12
に収納されると共に、この筐体12の外部位置に対して
前記乾燥部Drから送り出された印画紙3をオーダ単位
に仕分けて回収する回収部Soを備えて構成されてい
る。 【0011】図面には示さないが、前記現像部Deは、
現像処理液を貯留する複数の処理槽と、夫々の処理槽に
印画紙3を供給するよう多数の圧着ローラを有する搬送
ユニットとを備えて成り、前記乾燥部Drは複数の搬送
ローラで印画紙3を搬送しながらブロワから加熱した乾
燥風を供給して乾燥を行うよう構成されている。又、前
記回収部Soは、乾燥部Drから送り出された大判の印
画紙3を回収するデッキ14と、小さいサイズの印画紙
3を水平方向に送る搬送ベルト15と、この搬送ベルト
15からの印画紙3を受け止める複数のトレイ16を有
したソータ16とを備えて構成されている。 【0012】前記露光部Exは図2に示すように、印画
紙3を露光位置Epに送る供給経路を形成する供給搬送
部Fと、露光位置Epにおいて印画紙3を搬送する露光
搬送部Gと、この露光搬送部Gで送られる印画紙3に対
して画像情報の露光を行う露光ユニットEuと、露光搬
送部Gから送り出された印画紙3を前記現像部Deに送
る排出経路を形成する排出搬送部Hとを前記筐体12に
よって形成される暗室空間内に備えて成っている。又、
この露光部Exにおける暗室空間には、筐体12の端部
側と露光ユニットEuの側とに印画紙マガジンMの収納
部を形成してあり、この端部側の印画紙マガジンMの収
納空間の上方位置に第1制御ボックスC1を配置し、他
方の印画紙マガジンMの収納空間の上方で前記露光ユニ
ットEuの下方位置に第2制御ボックスC2を配置して
ある。 【0013】具体的に説明すると、図1〜図3に示すよ
うに露光部Exは側部の開閉自在なドアー18と、上部
の開閉自在な上部カバー19と、前記筐体12を構成す
る壁面とで暗室空間を形成してあり、この暗室空間の底
部位置に長尺の印画紙Pをロール状にして収めた前記2
つ印画紙マガジンM、Mの収納空間を形成してある。前
記供給搬送部Fは2つ印画紙マガジンM、Mの何れか一
方の印画紙Pを送り出す複数の圧着型の供給ローラ20
と、この供給ローラ20で送られる印画紙3をプリント
サイズに切断するよう剪断位置に配置した一対の切断刃
21と、この切断刃21でプリントサイズに切断された
印画紙3の裏面側に文字や数字の印字のプリントを行う
バックプリントユニット22と、このバックプリントユ
ニット22で裏面に印字が行われた印画紙3をチャッキ
ングして略垂直となる上方に送るチャッキング搬送ユニ
ット23と、このチャッキング搬送ユニット23からの
印画紙3を受ける中間ローラ24とを備えて成ってい
る。 【0014】前記露光搬送部Gには、露光位置Epを基
準にして搬送上手側(下側)と搬送下手側(上側)とに
印画紙3を圧着して搬送するよう駆動ローラ25と、従
動ローラ26とを有して成っている。前記排出搬送部H
は、露光搬送部Gからの印画紙3を前記現像部Deに送
るよう駆動型の多数の圧着ローラ28を備えて成ってい
る。 【0015】前記露光ユニットEuは、図3、図4、図
5に示す如くアルミニウム鋳物により全体が箱状に成形
されたユニットケース30を有すると共に、このユニッ
トケース30の内部にR(赤)、G(緑)、B(青)3
つのレーザ光を送り出すようにR(赤)の半導体レーザ
光源31と、G(緑)及びB(青)の固体レーザ光源3
1と、この3種のレーザ光源31からのレーザ光を案内
するよう複数のダイクロイックミラーや全反射ミラーを
有した光学系と、この光学系で案内されたレーザ光を横
方向の走査するよう外周部に多数のミラーを形成した多
角形状のポリゴンミラー33と、ポリゴンミラー33か
らのレーザ光を送り出すfθレンズ34と、ビーム成形
用のシリンドリカルレンズ35で成る走査光学系とを内
蔵してあり、このレーザ光を送り出すようユニットの側
面に透明ガラス36を嵌め込んだ開口30Aが形成され
ている。尚、fθレンズ34はポリゴンミラー33の回
転によって主走査方向に等角度走査(一定の角速度で走
査)される光線を、印画紙3の感光面上で等速走査(一
定の線速度で走査)する状態に変換するよう機能するも
のであり、シリンドリカルレンズ35は扁平形状のビー
ムを円形に成形するよう機能し、この露光ユニットEu
からのレーザ光は印画紙3の搬送方向と直交する方向に
走査される。 【0016】露光ユニットEuのユニットケース30の
側壁の底面側には外方(横方向)に張り出す形状のフラ
ンジ部30Bを一体形成してあり、この露光ユニットE
uの底面で前記レーザ光源31が配置された部位に対応
して放熱板としてヒートシンク38を下方に突出する形
態で取り付けている。このヒートシンク38は熱伝導性
が高い素材としてのアルミニウムを用いて縦壁状の多数
のフィン38Aを一体形成して成ると共に、中央部のフ
ィン38Aが形成されていない部位に電気ヒータ39を
備え、ユニットケース30の内部位置でレーザ光源31
の近傍部位にサーミスタで成る温度センサ40を備えて
いる。尚、本発明では温度センサ40をヒートシンク3
8に取り付ける形態で実施することや、温度センサ40
を複数備える形態や、電気ヒータ39を複数備える形態
で実施することも可能である。 【0017】図2、図3に示すように、露光部Exの内
部空間に水平姿勢の壁体41が配置されている。前記ド
アー18を手前側とした場合、この壁体41は前後方向
での両端部に支持部41Aを備え、この支持部41Aに
挟まれる位置に該支持部41Aより低いレベルとなる載
置部41Bを形成してあり、支持部41Aを筐体内部の
フレームにボルト連結固定してある。又、この載置部4
1Bには、前記ヒートシンク38を嵌め込む第1開口4
1Cと、ユニットケース30の底面を下方に露出させる
第2開口41Dを形成してある。そして、この壁体41
の載置部41Bに対して前記露光ユニットEuを載置
し、この露光ユニットEuのユニットケース30のフラ
ンジ部30Bに挿通したボルト(図示せず)によって該
露光ユニットEuを壁体41に固定する形態で支持して
いる。 【0018】前記第1制御ボックスC1は、印画紙マガ
ジンMからの印画紙3をカッターユニット21でプリン
トサイズに切断する制御から、このプリントサイズに切
断された印画紙3を供給搬送部Fによって露光搬送部G
に搬送する制御、露光を終えた印画紙3を排出搬送部H
で現像部Deに搬送する制御、現像部Deにおいて現像
処理槽の処理液の液量や温度の制御、現像部Deにおい
て印画紙3を搬送する制御、乾燥部Drでの乾燥温度の
制御、この乾燥部Drで印画紙3を搬送する制御、回収
部Soにおいて印画紙3をオーダ単位でソータ16のト
レイ16Aに回収する制御を行うようマイクロプロセッ
サーを内蔵して構成されている。前記第2制御ボックス
C2は、露光ユニットEuのレーザ光源31の制御、ポ
リゴンミラー33の回転制御、画像情報に基づき音響光
学変調器(図示せず)を制御してレーザ光の光量を調節
する制御、露光搬送部Gでの印画紙3の搬送速度の制
御、後述するようにレーザ光源31の部位の温度制御を
行うようマイクロプロセッサーを内蔵して構成されてい
る。 【0019】前記第2制御ボックスC2の上壁面を溝状
に成形して、前記ドアー18の側から前記第1、第2開
口41C、41Dに向けて冷却風を送る冷却風路44を
形成してあり、前記ドアー18には、該ドアー18に形
成した開口18Aの外部から空気を吸引して冷却風路4
4に送るよう電動モータ45で駆動されるシロッコファ
ン型の冷却ファン46を備えている。尚、この冷却ファ
ン46は電動モータ45と一体的にドアー18に支持さ
れ、ドアー18の開閉時にはドアー18とともに開放作
動して第1制御ボックスの前面側を大きく露出するよう
にしている。 【0020】この冷却ファン46を駆動した際には、ド
アー18の開口18Aから該冷却ファン46が外気を冷
却風として吸引して、この冷却風を前記冷却風路44を
介して、壁体41の第1開口41Cと第2開口41Dと
に送込むものとなり、第1開口41Cに送られた冷却風
はヒートシンク38から、露光ユニットEuのユニット
ケース30の側面を通過して上方に流れ、第2開口41
Dに送られた冷却風は露光ユニットEuのユニットケー
ス30の底面から側面を通過した上方に流れ、上部カバ
ー19に形成したスリット状の開口19Aを介して外部
に流れ出るよう冷却風の流路が形成されている。尚、ヒ
ートシンク38と、電気ヒータ39と、冷却風路44
と、冷却ファン46とで温度調節手段が構成されてい
る。 【0021】この写真プリント装置では、露光ユニット
Euの温度を制御する系を図6に示すことが可能であ
り、この制御系では、前記第1制御ボックスC1に内蔵
されたハードウエアや制御プログラムで成る制御部とし
ての温調部Tに対して温度センサ40からの温度情報の
入力系が形成されると共に、この温調部Tからレーザ光
源31と、電気ヒータ39と、冷却ファン46を駆動す
る電動モータ45とに対する出力系が形成され、この温
調部Tに対して目標温度情報をロードする系が形成され
ている。 【0022】この温調部Tでは、図7のフローチャート
に示すように制御動作が設定されている。つまり、温度
センサ41からの情報を取得し、温調部Tで予め設定さ
れた目標温度域と比較する処理を行う(#101、#1
02ステップ)。この目標温度域は、第1設定温度と、
この第1設定温度より高温に設定された第2設定温度と
の間の温度領域のことであり、前述のように温度センサ
41で取得された温度と、目標温度域との比較処理の結
果、取得された温度が目標温度域より高温域(第2設定
温度より高温の領域)にある場合には、電気ヒータ39
を停止した状態で冷却ファン46を駆動し、このように
取得された温度が目標温度域より低温域(第1目標温度
より低温の領域)にある場合には、冷却ファン46を停
止した状態で電気ヒータ39を駆動し、この取得された
温度が目標温度域内に存在する場合には、冷却ファン4
6と電気ヒータ39とを停止する処理を行う(#103
〜#107ステップ)。 【0023】フローチャートには示していないが、この
制御を行う際において、写真プリント装置を稼働させた
直後には、レーザ光源31に僅かに電力を供給して、該
レーザ光源31の昇温を図るプレヒーティングが行われ
るものであるが、このプレヒーティングは印画紙3に対
する露光を中断して、次の露光を待つ場合のようにスタ
ンバイ状態においても継続して行われる。 【0024】このように温度調節系を構成したので、プ
リント処理を行う際において、例えば、環境温度が低い
状況において該写真プリント装置の電源を投入した直後
のように、レーザ光源31の部位の温度が目標温度域よ
り低温である場合には、電気ヒータ39が自動的に駆動
され、この電気ヒータ39からの熱がヒートシンク38
を介してレーザ光源31に伝えられる結果、このレーザ
光源31の温度を目標温度まで高めるものとなる。この
後、電気ヒータ39からの熱と、レーザ光源31からの
熱によってヒートシンク38の温度が目標温度域に達し
た場合には、電気ヒータ45を自動的に停止させて、レ
ーザ光源31の部位の温度を目標温度域に維持し、この
後、レーザ光源31の温度が目標温度域より高温となっ
た場合には、冷却ファン46だけを駆動して冷却風によ
りヒートシンク38と露光ユニットEuのユニットケー
ス30とから放熱を行わせユニット全体とレーザ光源3
1とを同時に目標温度まで低下させるものとなってい
る。 【0025】以上のように本発明では、ヒートシンク3
8、冷却ファン46夫々で成る強制冷却系と、電気ヒー
タ39で成る強制昇温系とを備え、温度センサ40から
の温度情報に基づきレーザ光源31の温度を計測し、強
制冷却を行う場合にはヒートシンク38ばかりで無く、
露光ユニットExのユニットケース30の冷却を行うこ
とでユニットケース30の外面を含む広い面を利用した
効率的な冷却を可能にし、又、該写真プリント装置の電
源を投入した直後のようにレーザ光源31を迅速に昇温
したい場合には、局部的な加熱を行うことでレーザ光源
31を短時間のうちに露光に適した適正な温度まで上昇
させる制御を可能にしている。特に、本発明では冷却風
路が第2制御ボックスC1の上壁面の成形によって形成
されているので、特別にダクト類を用いる必要が無いば
かりか、筐体12の外部から吸引した冷却風を露光ユニ
ットExのユニットケース30の下面から上方に流し、
熱を含んだ冷却風の自然な上昇を利用して上部カバー1
9の開口19Aから筐体12の上方に送り出すので、排
気ファンを特別に備えずとも自然対流を利用した合理的
な冷却を実現するものとなっている。
【図面の簡単な説明】 【図1】写真プリント装置の全体側面図 【図2】露光部の縦断側面図 【図3】調温構造を示す断面図 【図4】露光ユニットの横断平面図 【図5】露光ユニットの斜視図 【図6】制御系のブロック回路図 【図7】温度制御ルーチンのフローチャート 【符号の説明】 3 感光材料 30A 開口 31 光源 38 放熱板 39 電気ヒータ 40 温度センサ 44 冷却風路 46 冷却ファン De 現像処理部 Eu 露光ユニット F 供給経路 H 排出経路 T 制御部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 感光材料を露光位置に送る供給経路と、
    この露光位置に送られた感光材料に対して画像情報の露
    光を行う露光ユニットと、この露光ユニットで露光され
    た感光材料を現像処理部に送る排出経路と、露光ユニッ
    トの温度調節を行う温度調節手段とを備えている写真プ
    リント装置であって、 前記供給経路がプリントサイズに切断された感光材料を
    下方から上方に搬送するよう縦向き姿勢に形成され、前
    記露光ユニットが光源を内蔵し、かつ、側面の開口から
    横方向に光線を送り出す箱形のケースを備えて成り、 前記温度調節手段は、露光ユニットの下面に設けた放熱
    板と、この放熱板に備えた電気ヒータと、露光ユニット
    の温度を計測する温度センサと、この放熱板に対して冷
    却風を供給する冷却風路と、該装置の外気を吸引し前記
    冷却風路に対して冷却風として供給する冷却ファンとを
    備えると共に、前記温度センサで予め設定された温度未
    満の第1設定温度を計測した際に前記電気ヒータを駆動
    し、前記温度センサで第1設定温度より高温に設定され
    た第2設定温度以上の温度を計測した際に電気ヒータの
    駆動を停止した状態で前記冷却ファンを駆動する制御部
    を備えて構成されている写真プリント装置。
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