JP2000187256A - 補正光学装置 - Google Patents

補正光学装置

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JP2000187256A
JP2000187256A JP36506598A JP36506598A JP2000187256A JP 2000187256 A JP2000187256 A JP 2000187256A JP 36506598 A JP36506598 A JP 36506598A JP 36506598 A JP36506598 A JP 36506598A JP 2000187256 A JP2000187256 A JP 2000187256A
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film
image recording
recording medium
driving
memory alloy
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JP36506598A
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English (en)
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Akira Kosaka
明 小坂
Yoshiharu Tanaka
義治 田中
Yoshihiro Hara
吉宏 原
Shoichi Minato
祥一 湊
Junichi Tanii
純一 谷井
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラの画枠附近のフイルムを移動して像の
振れを補正する形状記憶合金を使用した小型軽量な手振
れ補正機構を提供する。 【解決手段】 フレ−ム11には光軸回りに円弧状ガイ
ド溝13a、13bが、フイルム受け部材21にはガイ
ド溝23a、23bが形成され、溝には球状ガイド部材
31a、31bが介装されてフイルム受け部材21はフ
レ−ム11に対して回動可能に支持される。フイルム受
け部材21にはピン25d、25e、26f、26g
が、フレ−ム11にはピン11d、11e、11f、1
1gが植設され、ピン11dと25d、ピン11eと2
5e、ピン11fと25f、ピン11gと25gとの間
に形状記憶合金の駆動部材27a、27b、27c、2
7dが装架される。制御回路の制御の下に駆動部材を加
熱すると、フイルム受け部材21はフレ−ム11に対し
て回動してフイルム面の像の振れを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カメラなどの光
学装置の振れにより生ずる画像の乱れを補正する補正光
学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラで被写体を撮影するとき、手振れ
により撮影像が乱れることがある。この対策として、カ
メラの振れを角加速度センサ等で検出し、発生した撮影
像の振れを補正する方向に撮影光学系、或いは撮像手段
であるフイルム自体を移動させる像振れ補正機構が提案
されている。
【0003】撮像手段であるフイルムを固定しておき、
撮像光学系の光軸を像振れを補正する方向に移動させる
補正方法は、例えば、撮像光学系にバリアングルプリズ
ムを組み込んだり、レンズを光軸に平行に移動させるな
どの機構によるものであり、比較的簡単な構成により像
の振れを補正することができるので、現在実用化されて
いる像振れ補正機構はこの方法が採用されている。
【0004】一方、撮像光学系の光軸を固定しておき、
像振れを補正する方向にフイルムを移動させる補正方法
は、フイルムの「こし」の強さに抗してフイルムを確実
に所定の位置に移動させることが求められるから、前者
に比較して補正機構の構成が複雑になるが、この方法
は、前者では達成できない像の回転振れ(光軸回りの像
の振れ)を補正することができるので、像の回転振れの
補正を含むような高度な像振れ補正が求められる場合
に、有用な補正方法である。
【0005】また、上記した像振れ補正のための補正機
構の駆動源としては、カメラ内部に組み込むために小型
で軽量であることが求められるが、従来は小型の電気モ
−タ、ボイスコイル、或いは圧電素子などを使用したア
クチエ−タなどが使用されてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】像振れ補正のための補
正機構の駆動源として、小型の電気モ−タやボイスコイ
ルによるアクチエ−タは、マグネットを使用するため重
量が大きく、構造的にも大型になつてしまうなどの不都
合がある。また、圧電素子を使用するアクチエ−タは小
型軽量であるが、高電圧を供給する特別の電源を必要と
する。この発明は上記課題を解決することを課題とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するもので、請求項1の発明は、撮影光学系を介して
投影された被写体像を記録する画像記録体を撮影光学系
の光軸回りに回転可能に保持する画像記録体保持手段
と、前記画像記録体保持手段を光軸回りに回転駆動する
形状記憶合金で構成された作用部材を備えた駆動手段と
を備えたことを特徴とする補正光学装置である。
【0008】そして、前記駆動手段の作用部材は、加熱
による該作用部材の記憶形状への復元方向とは反対方向
に牽引弾性力を有する作用部材とすることができる。
【0009】また、前記駆動手段は、更に加熱による前
記作用部材の記憶形状への復元方向とは反対方向に牽引
弾性力を有する弾性部材を備えてもよい。
【0010】さらに、前記画像記録体保持手段は、前記
補正光学装置のフレ−ム上に撮影光学系の光軸回りに回
転可能に支持し、フレ−ムと画像記録体保持手段との間
に装架された作用部材を加熱及び冷却することにより回
転されるように構成するとよい。
【0011】前記補正光学装置には、前記画像記録体保
持手段から独立して画像記録体をフレ−ムに一時固定す
る固定手段を備えてもよく、この場合、固定手段は形状
記憶合金で構成された係止部材を有し、係止部材を加熱
及び冷却することにより画像記録体をフレ−ムに固定及
び固定解除することができる。
【0012】さらに、前記画像記録体保持手段は、容器
に収納された長尺の画像記録体の画像記録領域を順次記
録位置に搬送することができる搬送経路を備えた画像記
録体保持手段とし、前記形状記憶合金で構成された作用
部材を備えた駆動手段により画像記録保持手段を回転駆
動するようにしてもよい。
【0013】請求項7の発明は、撮影光学系を介して投
影された被写体像を記録する画像記録体を撮影光学系の
光軸に垂直な平面内でX軸方向及びY軸方向に移動可能
に保持する画像記録体保持手段と、前記画像記録体保持
手段を前記X軸方向に移動する形状記憶合金で構成され
た作用部材を備えた第1の駆動手段と、前記画像記録体
保持手段を前記Y軸方向に移動する形状記憶合金で構成
された作用部材を備えた第2の駆動手段とを備えたこと
を特徴とする補正光学装置である。
【0014】そして、前記第1及び第2の駆動手段の作
用部材は、加熱による該作用部材の記憶形状への復元方
向とは反対方向に牽引弾性力を有する作用部材とするこ
とができる。
【0015】また、前記第1及び第2の駆動手段は、更
に加熱による該作用部材の記憶形状への復元方向とは反
対方向に牽引弾性力を有する弾性部材を備えてもよい。
【0016】さらに、前記補正光学装置は、前記画像記
録体保持手段から独立して画像記録体をフレ−ムに一時
固定する固定手段を備え、該固定手段は形状記憶合金で
構成された係止部材を加熱及び冷却することにより画像
記録体を固定及び固定解除できるようにするとよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0018】[第1の実施の形態]第1の実施の形態に
ついて説明する。第1の実施の形態は、カメラの画枠附
近のフイルムを光軸回りに回動する手振れ補正機構であ
る。
【0019】図1は手振れ補正機構を構成要素を分解し
て示した斜視図であつて、11はカメラ本体のフレ−
ム、12はフレ−ム11に設けられた開口部で、開口部
12の前方(図1では左上方向)には図示されていない
撮影レンズが配置される。開口部12の左右には撮影レ
ンズの光軸と同軸の円周上に円弧状のガイド溝13a、
13bが形成されている。
【0020】21はフイルム受け部材で、画像記録体で
あるフイルムを支持する画像記録体保持手段を構成す
る。フイルム受け部材21は、その中央に開口部22が
形成されると共に、開口部22の上下にはフイルムを支
持するレ−ル24a、24bが形成されている。さら
に、カメラ本体のフレ−ム11に形成されているガイド
溝13a、13bに対応する位置に、円弧状のガイド溝
23a、23bが形成されている。ガイド溝13a、1
3bとガイド溝23a、23bとの間には球状のガイド
部材31a、31bが介装され、フイルム受け部材21
はフレ−ム11に対して図示しないばね等により適当な
圧力で圧接している。
【0021】この構成により、ガイド部材31a及び3
1bは、それぞれガイド溝13aとガイド溝23a、ガ
イド溝13bとガイド溝23bとの間で転動可能である
が、ガイド部材31a及び31bはガイド溝に拘束され
る。従つて、フイルム受け部材21はフレ−ム11に対
して光軸の回りに回動することができるが、上下及び左
右方向には拘束されて移動しない。
【0022】41はフイルムFをフイルム受け部材21
に圧接する圧板で、図示されていない取り付け手段によ
りフイルム受け部材21に取り付けられており、フイル
ム受け部材21が回動すると圧板41も一体に回動する
ように構成されている。
【0023】フレ−ム11に形成されたガイド溝13
a、13bの左右には、ロ−ラ支え部材14aに支持さ
れたロ−ラ14b、及びロ−ラ支え部材15aに支持さ
れたロ−ラ15bが配置され、圧板41にはその左右に
ロ−ラ42a、42bが配置されている。
【0024】図示されていないフイルムパトロ−ネから
供給されたフイルムFは、図2に示すように、ロ−ラ支
え部材14aに支持されたロ−ラ14b、圧板41に支
持されたロ−ラ42a、フイルム受け部材21と圧板4
1のパツド41aとの隙間、圧板41に支持されたロ−
ラ42b、ロ−ラ支え部材15aに支持されたロ−ラ1
5bの順に通過し、これも図示されていない巻取りスプ
−ルに巻取られるように構成されており、フイルムFの
撮像面はフイルム受け部材21と圧板41とに挟まれて
保持される。フイルム受け部材21及び圧板41が回動
すると、両者の間に挟まれて保持されているフイルムF
も回動する。
【0025】次に、画像記録体即ちフイルムをフレ−ム
に一時固定する固定手段であるロ−ラ支え部材14a及
び15aの構成の詳細を説明する。ロ−ラ支え部材14
a及び15aは同一の構成であるから、以下、ロ−ラ支
え部材14aについてのみ説明する。
【0026】図3の(a)及び(b)は、形状記憶合金
で構成されたロ−ラ支え部材14a(15a)の構成を
示す側面図である。ロ−ラ支え部材14a(15a)は
形状記憶合金で構成され、その上部には加熱部材16a
(16b)が取り付けられている。また、フレ−ム11
に設けたピン11a(11b)とロ−ラ支え部材14a
(15a)に設けたピン14c(15c)との間にスプ
リング17a(17b)が装架される。形状記憶合金で
構成されたロ−ラ支え部材14a(15a)には、予め
所定の形状が記憶されているものとする。
【0027】フイルム給送時やフイルム巻き戻し時な
ど、手振れ補正動作中以外の状態にあつては、ロ−ラ支
え部材14a(15a)はスプリング17a(17b)
により牽引されているためロ−ラ支え部材14a(15
a)の先端に形成された係止部材14d(15d)はそ
れぞれロ−ラ14b(15b)の端部から離れ、ロ−ラ
14b(15b)は自由に回転し、フイルムFを円滑に
搬送することができる。図3の(a)はこの状態を示し
ている。
【0028】手振れ補正動作に入ると、後述する制御回
路の制御の下にロ−ラ支え部材14a(15a)の加熱
部材16a(16b)は通電されて加熱され、ロ−ラ支
え部材14a(15a)はスプリング17a(17b)
の牽引力に抗して予め記憶された形状に変形し、ロ−ラ
支え部材14a(15a)の先端に形成された係止部材
14d(15d)がロ−ラ14b(15b)の端部に圧
接してロ−ラ14b(15b)の回転を制止するから、
フイルムFは一時的に固定される。図3の(b)はこの
状態を示している。
【0029】手振れ補正動作においては、フイルム受け
部材21がフレ−ム11に対して回動し、撮影中のフイ
ルム面を光軸の回りに回動して手振れ補正を行う。以
下、図1を参照しつつフイルム受け部材21の駆動機構
を説明する。
【0030】フイルム受け部材21には、その上下に突
出部25a、26aが形成されており、突出部25aに
はピン25d、25eが、突出部26aにはピン26
f、26gが植設され、一方、フレ−ム11にはピン1
1d、11e、11f、11gが植設されている。
【0031】そして、ピン11dとピン25dとの間、
ピン11eとピン25eとの間、ピン11fとピン26
fとの間、ピン11gとピン26gとの間には、それぞ
れフイルム受け部材を回動する作用部材である形状記憶
合金の駆動部材27a、27b、27c、27dが装架
される。形状記憶合金の駆動部材27a、27b、27
c、27dには、予め所定の形状が記憶されており、後
述する制御回路の制御の下に加熱されると記憶形状に変
形(復元)するように構成されている。
【0032】なお、形状記憶合金の駆動部材27a、2
7b、27c、27dは弾性力を備えた部材であり、例
えば、駆動部材27aが加熱により変形するときは加熱
されない駆動部材27bの弾性力に抗して変形し、駆動
部材27aの加熱が停止し冷却されるときは、駆動部材
27aは駆動部材27bの弾性力により牽引され、非加
熱時の形状に復帰するものとする。
【0033】図4は補正光学装置を駆動する制御回路5
0の構成を示すブロツク図である。制御回路50はCP
U51を中心に構成される。CPU51の入力ポ−トに
は、例えば公知の角加速度センサなどで構成される手振
れセンサ52が接続され、出力ポ−トには、ロ−ラ支え
部材14a及び15aを加熱する加熱部材16a及び1
6bが駆動部53a及び53bを介して接続され、さら
にフイルム受け部材21を駆動する駆動部材27a、2
7b、27c、27dが駆動部54a、54b、54
c、54dを介して接続される。
【0034】次に、制御回路50による手振れ補正動作
を説明する。CPU51に手振れセンサ52からカメラ
の手振れ検出信号が入力されると、CPU51の内部で
は手振れの方向及び大きさに応じた制御情報が算出され
る。制御情報に基づいて駆動部53a及び53bが駆動
され、加熱部材16a及び16bに所定の電流が供給さ
れて加熱される。これにより、形状記憶合金で構成され
たロ−ラ支え部材14a及び15aは加熱されて記憶形
状に復帰するように変形し、その先端に形成された係止
部材14d、15dがロ−ラ14b、15bの端部に圧
接してロ−ラ14b、15bの回転を制止するから、フ
イルムFは画枠の左右の外側で一時的に固定される。
【0035】さらに、制御情報に基づいて駆動部54
a、54b、54c、54dが選択的に駆動され、形状
記憶合金で構成された駆動部材27a、27b、27
c、27dに選択的に電流が供給されるとともに、制御
情報に基づいて電流の大きさが制御される。駆動部材2
7a〜27dは電流により加熱されて記憶形状に復帰す
る方向に変形し、フイルム受け部材21を回動する。
【0036】この構成によれば、画枠の左右の外側で一
時的に固定されているフイルムFの撮像面を、フイルム
受け部材21の回動により光軸の回りに任意の角度で回
動させることができ、撮像面上の像の振れを補正するこ
とができる。
【0037】図5乃至図7は、カメラの裏蓋を外し、裏
蓋側からフイルム受け部材21を見た正面図である。図
5は、待機状態にあるフイルム受け部材21の位置を示
すもので、ロ−ラ支え部材14a及び15aの加熱部材
16a及び16bには通電されておらず、フイルムの一
時固定がされていないから、フイルムの巻き上げが可能
である。また、駆動部材27a〜27dにも電流が供給
されてなく、フイルム受け部材21は初期位置にある。
なお、図5でPはフイルムパトロ−ネ、Rは巻き取りス
プ−ルを示す。
【0038】図6は、手振れ補正が開始されたときの状
態の一例を示すもので、ロ−ラ支え部材14a及び15
aの加熱部材16a及び16bは通電され、フイルムの
一時固定がされている。また、ここでは制御情報に基づ
いて駆動部材27a及び27dを加熱した場合であり、
駆動部材27aは駆動部材27bの弾性力の抗して記憶
形状に復帰する方向に縮み変形し、また、駆動部材27
dは駆動部材27cの弾性力の抗して記憶形状に復帰す
る方向に縮み変形して、フイルム受け部材21が反時計
方向(方向r1)に回動した状態を示している。
【0039】図7は、駆動部材27b及び27cを加熱
した場合を示す。即ち、駆動部材27b及び27cはそ
れぞれ駆動部材27a及び27dの弾性力の抗して記憶
形状に復帰する方向に縮み変形し、フイルム受け部材2
1が時計方向(方向r2)に回動した状態を示してい
る。
【0040】以上説明した手振れ補正機構は、フイルム
Fの撮像面を光軸の回りに回動する補正であるから、公
知の補正レンズを光軸に垂直な平面内で移動させる補正
光学系と組み合わせることで、カメラに発生する手振れ
による撮像面の全ての像の振れを補正することができ
る。
【0041】図8は、以上説明した実施の形態の手振れ
補正機構と上記した補正光学系による手振れ補正機構と
を組み合わせてカメラに適用した構成における、手振れ
補正機構の動作を説明するフロ−チヤ−トである。
【0042】まず、シヤツタ釦の第1段押しにより作動
する撮影準備スイツチS1のオンを待つ(ステツプP
1)。スイツチS1がオンの場合は、手振れ補正スイツ
チS3のオンを判定し(ステツプP2)、スイツチS3
がオンの場合は補正光学系による手振れ補正動作の実行
を開始する(ステツプP3)。スイツチS3がオフの場
合は補正光学系による手振れ補正動作は省略される。
【0043】シヤツタ釦の第2段押しにより作動する撮
影開始スイツチS2のオンを待ち(ステツプP4)、ス
イツチS2がオンの場合は手振れ補正スイツチS3のオ
ンを判定し(ステツプP5)、スイツチS3がオンの場
合は加熱部材16a及び16bに電流を供給し、ロ−ラ
支え部材14a及び15aによるフイルムの一時固定を
実行する(ステツプP6)。
【0044】さらに、補正情報に基づいて駆動部材27
a、27b、27c、27dに選択的に電流を供給し、
フイルム受け部材21による手振れ補正動作の実行を開
始する(ステツプP7)。
【0045】露光制御を実行し(ステツプP8)、補正
光学系による手振れ補正動作及びフイルム受け部材21
による手振れ補正動作の実行を停止し(ステツプP
9)、さらにロ−ラ支え部材14a及び15aによるフ
イルムの一時固定を解除し(ステツプP10)、フイル
ムを1駒巻き上げて(ステツプP11)、撮影動作を終
了する。
【0046】以上説明した第1の実施の形態では、フイ
ルムのイニシヤルロ−ド時や巻き上げ時、巻き戻し時な
どでは、フイルム受け部材21を待機位置に設定する
が、このとき、フイルム受け部材21の駆動部材27
b、27cに電流を供給して加熱する必要がないので、
電力消費の面で有利となる。
【0047】[第2の実施の形態]第2の実施の形態に
ついて説明する。第2の実施の形態も、カメラの画枠附
近のフイルムを光軸回りに回動する手振れ補正機構であ
る。
【0048】図9は第2の実施の形態の手振れ補正機構
を構成要素を分解して示した斜視図であつて、図1に示
した第1の実施の形態の手振れ補正機構と類似した構成
を備えているので、図1に示す構成と同一部分には同一
符号を付して説明を省略し、相違部分についてのみ説明
する。
【0049】図9に示す第2の実施の形態の手振れ補正
機構が、図1に示す第1の実施の形態の手振れ補正機構
と相違する部分は、図1に示す構成において、フイルム
受け部材21を回動する作用部材である形状記憶合金の
駆動部材の一部を弾性部材に置き換えた点である。
【0050】即ち、フイルム受け部材21の突出部25
aのピン25dとフレ−ム11のピン11dとの間に装
架される形状記憶合金の駆動部材27aをコイルばね2
8aに置き換え、フイルム受け部材21の突出部26a
のピン26gとフレ−ム11のピン11gとの間に装架
される形状記憶合金の駆動部材27dをコイルばね28
dに置き換えた点であり、その他の部分には変更がな
い。
【0051】この構成では、形状記憶合金の駆動部材2
7b及び27cが加熱されていない状態では、コイルば
ね28aの張力と形状記憶合金の駆動部材27bの張力
とは釣り合つており、また、コイルばね28dの張力と
形状記憶合金の駆動部材27cの張力とは釣り合つてお
り、フイルム受け部材21は所定位置で静止した状態に
ある。形状記憶合金の駆動部材27b及び27cに電流
が供給されて加熱されると、駆動部材27b及び27c
はコイルばね28a及び28dの張力に抗して記憶形状
に復帰するように変形し、フイルム受け部材21は回動
する。
【0052】図10乃至図12は、カメラの裏蓋を外
し、裏蓋側からフイルム受け部材21を見た正面図であ
る。図10は、初期位置にあるフイルム受け部材21の
位置を示すもので、駆動部材27b及び27cには電流
が供給されておらず、フイルム受け部材21は反時計方
向に所定角度だけ回動した初期位置にある。
【0053】図11は、待機状態にあるフイルム受け部
材21の位置を示すもので、電源が投入されると、形状
記憶合金の駆動部材27b及び27cに所定の第1の大
きさの電流が供給され、駆動部材27b及び27cはコ
イルばね28a及び28dの張力に抗して記憶形状に復
帰するように変形し、フイルム受け部材21は初期位置
(図10参照)から時計方向に所定角度だけ回動する。
この位置ではフイルムFの撮像面は光軸の回りに回動し
ていない。
【0054】この状態では、ロ−ラ支え部材14a及び
15aを加熱する加熱部材16a及び16bには通電さ
れておらず、ロ−ラ14b、15bによるフイルムの一
時固定はされてなく、フイルムの巻き上げを行うことが
できる状態にある。
【0055】図12は、手振れ補正動作が開始されたと
きの1つの状態を示すもので、ロ−ラ支え部材14a及
び15aを加熱する加熱部材16a及び16bに通電さ
れ、ロ−ラ支え部材14a及び15aによるフイルムF
の一時固定が行なわれる。
【0056】さらに、形状記憶合金の駆動部材27b及
び27cに手振れ補正情報に基づく所定の大きさの電流
が供給され、駆動部材27b及び27cはコイルばね2
8a及び28dの張力に抗して記憶形状に復帰するよう
に変形し、フイルム受け部材21は初期位置(図10参
照)から所定角度だけ回動した位置にある。手振れ補正
情報によつては、駆動部材27b及び27cに供給され
る電流の大きさが減少し、フイルム受け部材21は初期
位置と同じ位置に回動する場合もある。
【0057】第2の実施の形態の手振れ補正機構を駆動
する駆動回路は、図4に示す第1の実施の形態の駆動回
路と同様の回路において、駆動部54aと54d、及び
駆動部材27a及び27dを削除した構成とすることが
できる。
【0058】以上説明した手振れ補正機構は、先に説明
した第1の実施の形態の手振れ補正機構と同じくフイル
ムFの撮像面を光軸の回りに回動するものであるから、
第1の実施の形態の手振れ補正機構と同様に、既に公知
の補正レンズを光軸に垂直な平面内で移動させる補正光
学系と組み合わせることで、カメラに発生する全ての手
振れを補正することができる。
【0059】図13は、以上説明した実施の形態の手振
れ補正機構と上記した補正光学系による手振れ補正機構
とを組み合わせてカメラに適用した構成における、手振
れ補正機構の動作を説明するフロ−チヤ−トである。
【0060】まず、シヤツタ釦の第1段押しにより作動
する撮影準備スイツチS1のオンを待つ(ステツプP2
1)。スイツチS1がオンの場合は、手振れ補正スイツ
チS3のオンを判定し(ステツプP22)、スイツチS
3がオンの場合は補正光学系による手振れ補正動作の実
行を開始する(ステツプP23)。スイツチS3がオフ
の場合は補正光学系による手振れ補正動作は省略され
る。
【0061】シヤツタ釦の第2段押しにより作動する撮
影開始スイツチS2のオンを待ち(ステツプP24)、
スイツチS2がオンの場合は手振れ補正スイツチS3の
オンを判定し(ステツプP25)、スイツチS3がオン
の場合は駆動部材27b、27cに電流を供給してフイ
ルム受け部材21を所定角度だけ回動し、フイルムを待
機位置に移動する(ステツプP26)。
【0062】次に、加熱部材16a及び16bに電流を
供給してロ−ラ支え部材14a及び15aによるフイル
ムの一時固定を実行する(ステツプP27)。
【0063】さらに、補正情報に基づいて駆動部材27
b、27cに選択的に電流を供給し、フイルム受け部材
21による手振れ補正動作の実行を開始する(ステツプ
P28)。
【0064】露光制御を実行し(ステツプP29)、補
正光学系による手振れ補正動作及びフイルム受け部材2
1による手振れ補正動作の実行を停止し(ステツプP3
0)、駆動部材27b、27cに電流を供給してフイル
ム受け部材21を所定角度だけ回動し、フイルムを待機
位置に移動する(ステツプP31)。
【0065】ロ−ラ支え部材14a及び15aによるフ
イルムの一時固定を解除し(ステツプP32)、フイル
ムを1駒巻き上げ(ステツプP33)、駆動部材27
b、27cへの電流の供給を停止し(ステツプP3
4)、撮影動作を終了する。
【0066】以上説明した第2の実施の形態では、フイ
ルムのイニシヤルロ−ド時や巻き上げ時、巻き戻し時な
どでは、フイルム受け部材21を待機位置に設定するた
めに、フイルム受け部材21の駆動部材27b、27c
に電流を供給して加熱する必要がある。しかし、フイル
ム受け部材を駆動する形状記憶合金で構成された駆動部
材が2つであり、温度補償を比較的簡単に行うことがで
き、環境温度が比較的高温度であつても使用することが
できる。また、組立時における駆動部材とコイルばねと
の張力バランスの調整も比較的容易に行うことができ
る。
【0067】[第3の実施の形態]第3の実施の形態に
ついて説明する。第3の実施の形態は、フイルム巻上部
とフイルム巻戻部を含むフイルム搬送ユニツトを構成
し、このフイルム搬送ユニツト全体を撮影レンズの光軸
の回りに回動して手振れを補正するように構成したもの
である。
【0068】図14はカメラを撮影レンズの光軸を含む
平面で水平方向に切断した断面図、図15、及び図17
はカメラボデイの前方を切除して、フイルム搬送ユニツ
ト及びフイルム搬送ユニツトを駆動する機構部分をカメ
ラの裏蓋側から見た正面図、図16はカメラボデイの裏
側を除き、フイルム搬送ユニツト及びフイルム搬送ユニ
ツトを駆動する機構部分をカメラの前面側から見た正面
図である。
【0069】図14乃至図17において、71はカメラ
ボデイ、72は撮影レンズ、73は撮影レンズの鏡筒、
74は画像記録体保持手段を構成するフイルム搬送ユニ
ツトを示す。カメラボデイ71には撮影レンズの光軸と
同軸上にある円筒の一部からなるガイド部71aが形成
されている。
【0070】フイルム搬送ユニツト74にはフイルムパ
トロ−ネ室75とフイルムスプ−ル室76が形成されて
いるほか、フイルム搬送ユニツト74にはカメラボデイ
71のガイド部71aに嵌合する円筒状の嵌合部74a
が形成されており、フイルム搬送ユニツト74は、撮影
レンズの光軸の回りに回動可能に構成されている。
【0071】また、フイルム搬送ユニツト74の嵌合部
74aはフイルム面まで延長されて撮影画枠を備えたフ
イルム受け部74bが形成されて、さらに、フイルム受
け部74bに対応する位置には圧板74cが設けられて
おり、フイルムパトロ−ネ室74に収納されたフイルム
パトロ−ネPから送出されたフイルムFは、フイルム受
け部74bと圧板74cとの隙間を通過し、フイルムス
プ−ル室76に設けられたフイルムスプ−ルRに巻き取
られるように構成されている。
【0072】フイルム搬送ユニツト74の駆動機構とそ
の動作を説明する。77及び78はフイルム搬送ユニツ
ト74を回動する駆動手段としての作用部材である形状
記憶合金で構成された駆動部材で、駆動部材77の一端
77aはカメラボデイ71に固定され、他端77bはフ
イルム搬送ユニツト74に固定されている。また、駆動
部材78の一端78aはカメラボデイ71に固定され、
他端78bはフイルム搬送ユニツト74に固定されてい
る。
【0073】なお、形状記憶合金で構成された駆動部材
77、78には予め所定の縮み形状が記憶されており、
加熱されると記憶された形状に縮むように構成されてい
る。また、この駆動部材77、78は弾性力を備えた部
材であり、例えば、駆動部材77が加熱により縮み方向
に変形するときは、加熱されない駆動部材78の弾性力
に抗して変形してフイルム搬送ユニツト74を回動し、
駆動部材77の加熱が停止し冷却されるときは、フイル
ム搬送ユニツト74及び駆動部材77は駆動部材78の
弾性力により牽引されて元の位置に復帰する。
【0074】図18は制御回路のブロツク図で、制御回
路80はCPU81を中心に構成され、CPU81の入
力ポ−トには、角加速度センサなどで構成される手振れ
センサ82、形状記憶合金で構成された駆動部材77、
78を駆動する駆動部83、84が接続されている。
【0075】手振れ補正動作を説明する。図15は、フ
イルム搬送ユニツト74が待機位置にある状態を示す図
で、制御回路80からは形状記憶合金で構成された駆動
部材77、78には電流が供給されておらず、加熱され
ていない。この状態では駆動部材77と78の張力は釣
り合つており、フイルム搬送ユニツト74はカメラボデ
イ71に対して傾斜していない。
【0076】手振れ補正が開始され、手振れセンサ82
からの検出信号がCPU81に入力されると、手振れ補
正方向と補正量が演算され、演算された補正量に対応す
る電流の大きさが決定される。そして、手振れを補正す
る方向にフイルム搬送ユニツト74を回動する駆動部材
77又は78が選択され、補正量に対応する電流が駆動
部材77又は78に供給される。駆動部材77又は78
は供給された電流により発熱し、電流の供給されない方
の駆動部材の弾性力に抗して縮み、フイルム搬送ユニツ
ト74を回動する。
【0077】例えば、図17において、手振れを補正す
るため、フイルム搬送ユニツト74を反時計方向(方向
r1)に回動するときは駆動部材77に電流を供給する
と、駆動部材77は駆動部材78の弾性力に抗して縮
み、フイルム搬送ユニツト74を反時計方向(矢印r1
方向)に回動することができる。フイルム搬送ユニツト
74を時計方向(矢印r2方向)に回動するときは駆動
部材78に電流を供給すればよい。
【0078】この構成によれば、手振れ補正動作を行う
とき、フイルムの撮像面を一時的に固定する必要がない
ので、フイルムの「こし」の強さの影響を受けることが
なく、撮影画枠の外側でフイルムを一時的に固定する固
定手段を設ける必要がなく、構成を簡略にすることがで
きる。
【0079】[第4の実施の形態]第4の実施の形態に
ついて説明する。第4の実施の形態は、カメラの画枠附
近のフイルムをフイルム搬送方向及びこれと垂直方向に
移動する手振れ補正機構である。
【0080】図19は第4の実施の形態の手振れ補正機
構を構成要素を分解して示した斜視図であつて、101
はカメラ本体のフレ−ム、102はフレ−ム101に設
けられた開口部で、開口部102の前方(図19では左
上方向)には図示されていない撮影レンズが配置され
る。開口部102の上下にはフイルム搬送方向に平行な
直線状ガイド溝103a、103bが形成されている。
【0081】201は水平方向ガイド部材で、その中央
に開口部202が形成されると共に、開口部202の上
下には、フレ−ム101に対向する面の上下に、直線状
ガイド溝103a、103bに対応して直線状ガイド溝
203a、203bが形成されている。さらに、水平方
向ガイド部材201の反対側の面には、開口部202の
左右に、フイルム搬送方向に垂直な直線状ガイド溝20
4a、204bが形成されている。
【0082】301は垂直方向ガイド部材で、その中央
に開口部302が形成されると共に、開口部302の左
右には、水平方向ガイド部材201に対向する面の左右
に、直線状ガイド溝204a、204bに対応して直線
状ガイド溝304a、304bが形成されている。垂直
方向ガイド部材301のフレ−ム101とは反対側は、
搬送されるフイルムFを支承するレ−ル305が設けら
れている。
【0083】フレ−ム101の直線状ガイド溝103
a、103bと、水平方向ガイド部材201の直線状ガ
イド溝203a、203bとの間には球状のガイド部材
204c、204dが介装され、フレ−ム101と水平
方向ガイド部材201とは、図示しないばね等により適
当な圧力で圧接している。この構成により、水平方向ガ
イド部材201はフレ−ム101に対してフイルム搬送
方向に平行な方向に移動することが可能となる。
【0084】また、水平方向ガイド部材201の直線状
ガイド溝204a、204bと、垂直方向ガイド部材3
01の直線状ガイド溝304a、304bとの間には球
状のガイド部材304c、304dが介装され、水平方
向ガイド部材201と垂直方向ガイド部材301は、図
示しないばね等により適当な圧力で圧接している。この
構成により、垂直方向ガイド部材301は水平方向ガイ
ド部材201に対してフイルム搬送方向に垂直な方向に
移動することが可能となり、フレ−ム101に対しても
フイルム搬送方向に垂直な方向に移動することが可能と
なる。
【0085】401はフイルムFを垂直方向ガイド部材
301に圧接する圧板で、図示されていない取り付け手
段により垂直方向ガイド部材301に取り付けられてい
る。
【0086】フレ−ム101に形成された開口部102
の左右には、ロ−ラ支え部材104aに支持されたロ−
ラ104b、及びロ−ラ支え部材105aに支持された
ロ−ラ105bが配置されている。また、圧板401に
は、その左右にロ−ラ402a、402bが配置されて
いる。
【0087】図20は手振れ補正機構のフイルム搬送経
路を説明する断面図で、図示されていないフイルムパト
ロ−ネから供給されたフイルムFは、図20に示すよう
に、フレ−ム101上のロ−ラ支え部材104aに支持
されたロ−ラ104b、圧板401に支持されたロ−ラ
402a、垂直方向ガイド部材301と圧板401のパ
ツド401aとの隙間、圧板401に支持されたロ−ラ
402b、フレ−ム101上のロ−ラ支え部材105a
に支持されたロ−ラ105bの順に通過し、図示されて
いない巻取りスプ−ルに巻取られるように構成されてい
る。
【0088】ロ−ラ支え部材104a及び105aの構
成は、図3の(a)及び(b)により説明した第1の実
施の形態におけるロ−ラ支え部材14a及び15aと同
様の構成であるから、図示及び詳細な説明は省略する
が、図3の(a)及び(b)の符号11、14a、14
b、14c、14dを、101、104a、104b、
104c、104dに、15a、15b、15c、15
dを105a、105b、105c、105dに、16
a、16bを106a、106bに、17a、17bを
107a、107bに読み替えることで容易に理解でき
る。
【0089】即ち、ロ−ラ支え部材104a、105a
は形状記憶合金で構成され、その上部には加熱部材10
6a、106bが取り付けられている。フレ−ム101
に設けたピン101a、101bとロ−ラ支え部材10
4a、105aに設けたピン104c、105cとの間
にスプリング107a、107bが装架される。形状記
憶合金で構成されたロ−ラ支え部材104a、105a
には、予め所定の形状が記憶されているものとする。
【0090】フイルム給送時やフイルム巻き戻し時な
ど、手振れ補正動作中以外の状態にあつては、ロ−ラ支
え部材104a、105aはスプリング107a、10
7bにより牽引されているためロ−ラ支え部材104
a、105aの先端に形成された係止部材104d、1
05dはそれぞれロ−ラ104b、105bの端部から
離れ、ロ−ラ104b、105bは自由に回転し、フイ
ルムFを円滑に搬送することができる(図3の(a)参
照)。
【0091】手振れ補正動作に入ると、後述する制御回
路の制御の下にロ−ラ支え部材104a、105aの加
熱部材106a、106bは通電されて加熱され、ロ−
ラ支え部材104a、105aはスプリング107a、
107bの牽引力に抗して予め記憶された形状に変形
し、ロ−ラ支え部材104a、105aの先端に形成さ
れた係止部材104d、105dがロ−ラ104b、1
05bの端部に圧接してロ−ラ104b、105bの回
転を制止するから、フイルムFは一時的に固定される
(図3の(b)参照)。
【0092】次に、図19を参照しつつ、手振れ補正動
作においてカメラの画枠附近のフイルムをフイルム搬送
方向及びこれと垂直方向に移動するための、水平方向ガ
イド部材201及び垂直方向ガイド部材301の駆動機
構を説明する。
【0093】水平方向ガイド部材201には、その上下
に突出部205a、206aが形成されており、突出部
205aにはピン205d、205eが、突出部206
aにはピン206f、206gが植設され、一方、フレ
−ム101にはピン101d、101e、101f、1
01gが植設されている。
【0094】そして、ピン101dとピン205dとの
間にはコイルばね208aが装架され、ピン101eと
ピン205eとの間には形状記憶合金の駆動部材207
aが装架される。また、ピン101fとピン206fと
の間にはコイルばね208bが装架され、ピン101g
とピン206gとの間には形状記憶合金の駆動部材20
7bが装架される。
【0095】垂直方向ガイド部材301には、その左右
に突出部305a、306aが形成されており、突出部
305aにはピン305g、305hが、突出部306
aにはピン306j、306kが植設され、一方、水平
方向ガイド部材201にはピン205g、205h、2
05j、205kが植設されている。
【0096】そして、ピン305gとピン205gとの
間にはコイルばね308aが装架され、ピン305hと
ピン205hとの間には形状記憶合金の駆動部材307
aが装架される。また、ピン306jとピン205jと
の間にはコイルばね308bが装架され、ピン306k
とピン205kとの間には形状記憶合金の駆動部材30
7bが装架される。
【0097】それぞれ形状記憶合金の駆動部材207
a、207b、307a、307bには予め所定の形状
が記憶されており、後述する制御回路の制御の下に加熱
され、変形するように構成されている。
【0098】図21は補正光学装置を駆動する制御回路
120の構成を示すブロツク図である。制御回路120
はCPU121を中心に構成され、CPU121の入力
ポ−トには例えば公知の角加速度センサなどで構成され
る手振れセンサ122が接続され、出力ポ−トには、ロ
−ラ支え部材104a及び105aを加熱する加熱部材
106a及び106bが駆動部123a及び123bを
介して接続される。さらに、水平方向ガイド部材201
を駆動する形状記憶合金の駆動部材207a、207b
が駆動部124a、124bを介して接続され、垂直方
向ガイド部材301を駆動する形状記憶合金の駆動部材
307a、307bが駆動部124c、124dを介し
て接続される。
【0099】次に、制御回路120による手振れ補正動
作を説明する。CPU121に手振れセンサ122から
カメラの手振れ検出信号が入力されると、CPU121
の内部では手振れの方向及び大きさに応じた制御情報が
算出される。制御情報に基づいて駆動部123a及び1
23bが駆動され、加熱部材106a及び106bに所
定の電流が供給されて加熱される。これにより、形状記
憶合金で構成されたロ−ラ支え部材104a及び105
aは加熱されて記憶形状に復帰するように変形し、その
先端に形成された係止部材104d、105dがロ−ラ
104b、105bの端部に圧接してロ−ラ104b、
105bの回転を制止するから、フイルムFは画枠の左
右の外側で一時的に固定される。
【0100】さらに、制御情報に基づいて駆動部124
a、124b、124c、124dが選択的に駆動さ
れ、形状記憶合金で構成された駆動部材207a、20
7b、307a、307bに選択的に電流が供給される
と共に制御情報に基づいて電流の大きさが制御される。
【0101】駆動部材207a又は207bが電流によ
り加熱されて記憶形状に復帰する方向に変形すると、水
平方向ガイド部材201はフイルム搬送方向に変位す
る。また、駆動部材307a又は307bが電流により
加熱されて記憶形状に復帰する方向に変形すると、垂直
方向ガイド部材301はフイルム搬送方向と直交する方
向に変位する。
【0102】この構成によれば、画枠の左右の外側で一
時的に固定されているフイルムFの撮像面を光軸に垂直
な平面内でX軸方向(フイルム搬送方向)及びY軸方向
(フイルム搬送方向と直交する方向)に任意の距離だけ
移動させることができ、撮像面上の像の振れを補正する
ことができる。
【0103】図22乃至図24は、カメラの裏蓋を外
し、裏蓋側から水平方向ガイド部材201及び垂直方向
ガイド部材301を見た正面図である。
【0104】図22は、駆動部材207a、207b、
307a、307bには電流が供給されておらず、水平
方向ガイド部材201及び垂直方向ガイド部材301が
初期位置にある状態を示すものである。
【0105】図23は、水平方向ガイド部材201及び
垂直方向ガイド部材301が待機位置にある状態を示す
もので、形状記憶合金の駆動部材207a、207b、
307a、307bには所定の第1の大きさの電流が供
給され、駆動部材207a、207b、307a、30
7bはそれぞれコイルばね208a、208b、308
a、308bの張力に抗して記憶形状に復帰するように
変形し、水平方向ガイド部材201及び垂直方向ガイド
部材301は初期位置(図22参照)から所定距離だけ
移動し、フイルムFの撮像面は基準位置に設定されてい
る。
【0106】この状態では、ロ−ラ支え部材104a及
び105aを加熱する加熱部材106a及び106bに
は通電されておらず、ロ−ラ支え部材104a及び10
5aによるフイルムの一時固定はされていないので、フ
イルムの巻き上げを行うことができる状態にある。
【0107】図24は、手振れ補正動作が開始されたと
きの1つの状態を示すもので、ロ−ラ支え部材104a
及び105aを加熱する加熱部材106a及び106b
に通電され、ロ−ラ支え部材104a及び105aによ
るフイルムの一時固定が行われる。
【0108】さらに、形状記憶合金の駆動部材207
a、207b、307a、307bには手振れ補正情報
に基づく所定の大きさの電流が供給され、駆動部材20
7a、207b、307a、307bは、それぞれコイ
ルばね208a、208b、308a、308bの張力
に抗して記憶形状に復帰するように変形し、水平方向ガ
イド部材201及び垂直方向ガイド部材301は基準位
置から補正量に応じた距離だけ移動し、手振れ補正が行
われる。図24は、垂直方向ガイド部材301が基準位
置から下方向に移動した状態を示している。
【0109】
【発明の効果】以上説明した通り、この発明の請求項1
の発明は、撮影光学系を介して投影された被写体像を記
録する画像記録体を撮影光学系の光軸回りに回転可能に
保持する画像記録体保持手段と、前記画像記録体保持手
段を光軸回りに回転駆動する形状記憶合金で構成された
作用部材を備えた駆動手段とを備えたことを特徴とする
補正光学装置で、この発明によれば、撮像光学系の光軸
を固定しておき、画像記録体、即ちフイルムを像振れを
補正する方向に光軸回りに回転することができるので、
像の回転振れの補正など高度な像振れ補正を行うことが
できる。
【0110】そして、画像記録体保持手段を駆動するの
に、形状記憶合金で構成された作用部材を備えた駆動手
段を使用するから、小型で軽量であるほか、高電圧を供
給する特別の電源を必要とせず、構成を簡潔に纏めるこ
とができる。
【0111】また、請求項7の発明は、撮影光学系を介
して投影された被写体像を記録する画像記録体を撮影光
学系の光軸に垂直な平面内でX軸方向及びY軸方向に移
動可能に保持する画像記録体保持手段と、前記画像記録
体保持手段を前記X軸方向に移動する形状記憶合金で構
成された作用部材を備えた第1の駆動手段と、前記画像
記録体保持手段を前記Y軸方向に移動する形状記憶合金
で構成された作用部材を備えた第2の駆動手段とを備え
たことを特徴とする補正光学装置で、この発明によれ
ば、撮像光学系の光軸を固定しておき、画像記録体、即
ちフイルムを像振れを補正する方向に撮影光学系の光軸
に垂直な平面内でX軸方向及びY軸方向に移動すること
ができるので、像のX軸方向及びY軸方向の振れの補正
を含むような高度な像振れ補正を行うことができる。
【0112】そして、画像記録体保持手段を駆動するの
に、形状記憶合金で構成された作用部材を備えた駆動手
段を使用するから、小型で軽量であるほか、高電圧を供
給する特別の電源を必要とせず、構成を簡潔に纏めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の手振れ補正機構を構成要素
を分解して示した斜視図。
【図2】図1に示す手振れ補正機構のフイルム搬送経路
を説明する断面図。
【図3】図1に示す手振れ補正機構のロ−ラ支え部材の
構成を示す側面図。
【図4】補正光学装置を駆動する制御回路の構成を示す
ブロツク図。
【図5】第1の実施の形態の手振れ補正機構の待機状態
を示すカメラの裏蓋側から見た正面図。
【図6】第1の実施の形態の手振れ補正機構の作動を説
明するカメラの裏蓋側から見た正面図(その1)。
【図7】第1の実施の形態の手振れ補正機構の作動を説
明するカメラの裏蓋側から見た正面図(その2)。
【図8】第1の実施の形態の手振れ補正機構と補正光学
系による手振れ補正機構とを組み合わせた場合の撮影動
作を説明するフロ−チヤ−ト。
【図9】第2の実施の形態の手振れ補正機構を構成要素
を分解して示した斜視図。
【図10】第2の実施の形態の手振れ補正機構が初期位
置にある状態を示すカメラの裏蓋側から見た正面図。
【図11】第2の実施の形態の手振れ補正機構が待機状
態を示すカメラの裏蓋側から見た正面図。
【図12】第2の実施の形態の手振れ補正機構の作動を
説明するカメラの裏蓋側から見た正面図。
【図13】第2の実施の形態の手振れ補正機構と補正光
学系による手振れ補正機構とを組み合わせた場合の撮影
動作を説明するフロ−チヤ−ト。
【図14】第3の実施の形態の手振れ補正機構を備えた
カメラの正面図。
【図15】図14に示すカメラのフイルム搬送ユニツト
及びフイルム搬送ユニツトを駆動する機構部分を前面側
からみた正面図。
【図16】図14に示すカメラのフイルム搬送ユニツト
及びフイルム搬送ユニツトを駆動する機構部分を裏蓋側
からみた正面図。
【図17】第3の実施の形態の手振れ補正機構の作動を
説明するカメラの前面側から見た正面図。
【図18】補正光学装置を駆動する制御回路の構成を示
すブロツク図。
【図19】第4の実施の形態の手振れ補正機構を構成要
素を分解して示した斜視図。
【図20】図19に示す手振れ補正機構のフイルム搬送
経路を説明する断面図。
【図21】補正光学装置を駆動する制御回路の構成を示
すブロツク図。
【図22】第4の実施の形態の手振れ補正機構の作動を
説明するカメラの裏蓋側から見た正面図(その1)。
【図23】第4の実施の形態の手振れ補正機構の作動を
説明するカメラの裏蓋側から見た正面図(その2)。
【図24】第4の実施の形態の手振れ補正機構の作動を
説明するカメラの裏蓋側から見た正面図(その3)。
【符号の説明】
11 フレ−ム 13a、13b ガイド溝 14a、15a ロ−ラ支え部材(形状記憶合金製) 14b、15b ロ−ラ 16a、16b 加熱部材 21 フイルム受け部材 23a、23b ガイド溝 27a、27b、27c、27d 駆動部材(形状記憶
合金製) 28a、28d コイルばね 31a、31b ガイド部材 41 圧板 71 カメラボデイ 71a ガイド部 74 フイルム搬送ユニツト 74a 嵌合部 77、78 駆動部材(形状記憶合金製) 101 フレ−ム 104a、105a ロ−ラ支え部材(形状記憶合金
製) 104b、105b ロ−ラ 106a、106b 加熱部材 201 水平方向ガイド部材 301 垂直方向ガイド部材 103a、103b 直線状ガイド溝 203a、203b 直線状ガイド溝 204a、204b 直線状ガイド溝 304a、304b 直線状ガイド溝 204c、204d ガイド部材 304c、304d ガイド部材 207a、207b 駆動部材(形状記憶合金製) 208a、208b コイルばね 307a、307b 駆動部材(形状記憶合金製) 308a、308b コイルばね 401 圧板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 吉宏 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 湊 祥一 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 谷井 純一 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系を介して投影された被写体像
    を記録する画像記録体を撮影光学系の光軸回りに回転可
    能に保持する画像記録体保持手段と、 前記画像記録体保持手段を光軸回りに回転駆動する形状
    記憶合金で構成された作用部材を備えた駆動手段とを備
    えたことを特徴とする補正光学装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段の作用部材は、加熱による
    該作用部材の記憶形状への復元方向とは反対方向に牽引
    弾性力を有する作用部材であることを特徴とする請求項
    1記載の補正光学装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段は、更に加熱による前記作
    用部材の記憶形状への復元方向とは反対方向に牽引弾性
    力を有する弾性部材を備えることを特徴とする請求項1
    記載の補正光学装置。
  4. 【請求項4】 前記画像記録体保持手段は、前記補正光
    学装置のフレ−ム上に撮影光学系の光軸回りに回転可能
    に支持され、フレ−ムと画像記録体保持手段との間に装
    架された作用部材を加熱及び冷却することにより回転さ
    れることを特徴とする請求項1記載の補正光学装置。
  5. 【請求項5】 前記補正光学装置は、前記画像記録体保
    持手段から独立して画像記録体をフレ−ムに一時固定す
    る固定手段を備え、該固定手段は形状記憶合金で構成さ
    れた係止部材を有し、該係止部材を加熱及び冷却するこ
    とにより画像記録体をフレ−ムに固定及び固定解除でき
    ることを特徴とする請求項1記載の補正光学装置。
  6. 【請求項6】 前記画像記録体保持手段は、容器に収納
    された長尺の画像記録体の画像記録領域を順次記録位置
    に搬送することができる搬送経路を備えた画像記録体保
    持手段であり、前記形状記憶合金で構成された作用部材
    を備えた駆動手段は該画像記録保持手段を回転駆動する
    ことを特徴とする請求項1記載の補正光学装置。
  7. 【請求項7】 撮影光学系を介して投影された被写体像
    を記録する画像記録体を撮影光学系の光軸に垂直な平面
    内でX軸方向及びY軸方向に移動可能に保持する画像記
    録体保持手段と、 前記画像記録体保持手段を前記X軸方向に移動する形状
    記憶合金で構成された作用部材を備えた第1の駆動手段
    と、 前記画像記録体保持手段を前記Y軸方向に移動する形状
    記憶合金で構成された作用部材を備えた第2の駆動手段
    と、を備えたことを特徴とする補正光学装置。
  8. 【請求項8】 前記第1及び第2の駆動手段の作用部材
    は、加熱による該作用部材の記憶形状への復元方向とは
    反対方向に牽引弾性力を有する作用部材であることを特
    徴とする請求項7記載の補正光学装置。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2の駆動手段は、更に加
    熱による該作用部材の記憶形状への復元方向とは反対方
    向に牽引弾性力を有する弾性部材を備えることを特徴と
    する請求項7記載の補正光学装置。
  10. 【請求項10】 前記補正光学装置は、前記画像記録体
    保持手段から独立して画像記録体をフレ−ムに一時固定
    する固定手段を備え、該固定手段は形状記憶合金で構成
    された係止部材を加熱及び冷却することにより画像記録
    体を固定及び固定解除できることを特徴とする請求項7
    記載の補正光学装置。
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