JP2012242615A - 電子カメラバック - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成により、カメラボディ側の撮影光学系に対して撮像素子を位置決めできるようにすること。
【解決手段】電子カメラバック101は、カメラボディ2に着脱自在に装着するための装着部材と、装着部材によってカメラボディ2に装着された状態で該カメラボディ2側の撮影レンズによる被写体像を撮像して画像信号を出力する撮像素子103と、撮像素子103が固定される撮像素子固定部材102と、撮像素子固定部材102に設けられた位置決め部102aと、位置決め部102aをカメラ開口部の第1の辺11aに当接させるように付勢する第1付勢部材107、109と、を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、電子カメラバックに関する。
カメラボディに備えられた裏蓋に代えて、撮像素子を備えたカメラバックをカメラボディに装着することにより、カメラボディ側の撮影光学系によって得られる被写体像を撮像して電子画像データを得るカメラバック交換式カメラが知られている(特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のカメラバックでは、撮像素子の位置を移動させる移動機構と撮像素子の位置を検出する位置検出センサとが設けられ、位置検出センサの出力に基づいて移動機構が撮像素子を移動させることにより、カメラボディ側の撮影光学系に対する撮像素子の位置決めを行っている。
特開平9−331475号公報
従来の技術では、撮像素子の位置を検出する位置検出センサを設けなければならず、構成が複雑になるという問題があった。
(1)本発明による電子カメラバックは、カメラボディに着脱自在に装着するための装着部材と、装着部材によってカメラボディに装着された状態で該カメラボディ側の撮影光学系による被写体像を撮像して画像信号を出力する撮像素子と、撮像素子が固定される撮像素子固定部材と、撮像素子固定部材に設けられた位置決め部と、位置決め部をカメラ開口部の第1の辺に当接させるように付勢する第1付勢部材と、を備えることを特徴とする。
本発明による電子カメラバックでは、簡易な構成により、カメラボディ側の撮影光学系に対して撮像素子を位置決めできる。
カメラの方向および座標系に関する説明図である。 本発明の一実施の形態による電子カメラバックと組合わせる銀塩フィルムカメラを例示する正面図である。 図2に例示した銀塩フィルムカメラの背面図である。 裏蓋を開放した銀塩フィルムカメラの背面図である。 本実施形態による電子カメラバックを例示する図である。 図5に例示した電子カメラバックの断面図である。 図5に例示した電子カメラバックの断面図である。 図5に例示した電子カメラバックを図2に例示した銀塩フィルムカメラに装着したときの断面図である。 図5に例示した電子カメラバックを図2に例示した銀塩フィルムカメラに装着したときの断面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。まず本発明で使用する、カメラの方向および座標系に関して説明する。図1は、一般的な35mm一眼レフカメラ(銀塩フィルムカメラとする)を例示する斜視図である。図1において、カメラの光軸に平行な方向をZ軸、フィルムが給送される方向に平行な方向をX軸、X軸およびZ軸に直角な方向をY軸と定義する。また、X軸を軸とする回転方向をピッチング方向、Y軸を軸とする回転方向をヨーイング方向、Z軸を軸とする回転方向をローリング方向と定義する。
図2は、本発明の一実施の形態による電子カメラバックと組合わせる銀塩フィルムカメラを例示する正面図である。図2において、銀塩フィルムカメラのカメラボディ2に撮影レンズ1が装着されている。撮影レンズ1は、被写体画像を感光部材(フィルム、電子カメラバック内の撮像素子)に結像させるためのレンズ、および絞りを有する。
カメラボディ2は、撮影レンズ1が装着された状態で光密性を保つように構成される。カメラボディ2の上面には、レリーズボタン3、巻き上げレバー4、および巻き戻しノブ5が備えられている。カメラボディ2は、感光部材を所定時間露光させるため、公知のシャッタ機構を有しており、撮影準備が整った状態でレリーズボタン3が押下操作されると、上記シャッタ機構がシャッタ幕を走行開始させ、感光部材を所定時間露光させる。
巻き上げレバー4は、フィルムを1コマ分巻き上げる際に操作される。カメラボディ2は、フィルム巻き上げとともにシャッタ機構の駆動のための準備動作を行うように構成される。これにより、次にレリーズボタン3が押下操作された場合のシャッタレリーズ動作が可能になる。
巻き戻しノブ5は、カメラボディ2に装填されているフィルムパトローネ内に、撮影済みフィルムを全て巻き入れて該パトローネを取り出し可能にするために操作される。また、巻き戻しノブ5が上方に所定量引き出されると、後述する裏蓋7が開くように構成されている。
図3は、図2に例示した銀塩フィルムカメラの背面図である。図3において、カメラボディ2には、ファインダー接眼窓6、および裏蓋7が備えられている。撮影者は、接眼窓6からファインダーによる光学像を観察する。裏蓋7は、上述したように巻き戻しノブ5の引き上げ操作によって開放される。フィルムパトローネの装填および取り出しは、裏蓋7が開放された状態で行われる。
図4は、裏蓋7を開放した状態を例示する銀塩フィルムカメラの背面図である。図4において、裏蓋7は蝶番17を軸に回動自在に構成される。裏蓋7の内側には、圧板8が設けられている。圧板8は、その表面が高い平面度と摺動性とを備えるように加工されている。裏蓋カギ16は、カメラボディ2のパトローネ室12側に設けられた裏蓋カギ13と裏蓋7が閉じられた状態で係合する。
外レール9aおよび9bは、それぞれ開口部11の下側と上側に配設される。両レール9aおよび9bは、撮影レンズ1の光軸方向に対して互いに等価な位置に設けられる。裏蓋7が閉じられると、外レール9aおよび9bは上記圧板8と密着するように構成される。内レール10aおよび10bは、それぞれの高さが外レール9aおよび9bより僅かに低く、かつ撮影レンズ1の光軸寄りで、該光軸方向に対して互いに等価な位置に設けられる。内レール10aが開口部11の下側に、内レール10bが開口部11の上側に位置する。
内レール10aおよび10bが外レール9aおよび9bより僅かに低い(撮影レンズ1側に設けられる)ため、裏蓋7が閉じられた状態で内レール10aおよび10bと圧板8との間に僅かな空間が得られる。この空間をフィルムが高い平面度を維持しながら給送される。なお、内レール10aおよび10b、外レール9aおよび9bは、撮影レンズ1に対して、Z方向位置、ピッチング方向の傾き、およびヨーイング方向の傾きが適切となるように、位置決めされている。
開口部11は、撮影レンズ1による像をフィルム上に写す範囲を決定する。この開口部11は、矩形の開口であり、上辺11a、下辺11b、左辺11c、右辺11dの四辺で構成される。なお、上辺11aおよび下辺11bが長辺であり、左辺11cおよび右辺11dが短辺である。開口部11は、撮影レンズ1に対して、X方向位置、Y方向位置、およびローリング方向の傾きが適切となるように、位置決めされている。また、図4においては、開口部11を説明するためにシャッタ幕の図示を省略している。実際上、シャッタ幕は、撮影レンズ1側から開口部11を塞ぐように設けられている。
パトローネ室12は、フィルムパトローネを装填するスペースである。裏蓋カギ13は、巻き戻しノブ5の引き上げに連動して上方へ移動し、裏蓋カギ16との係合を解除する。この係合解除によって裏蓋7が開かれる。
スプロケット14およびスプール15は、巻き上げレバー4の操作に連動して回転する。スプロケット14は回転によってフィルム1コマ分送り、スプール15はスプロケット14によって送られたフィルムを弛みなく巻き上げる。
図5は、本実施形態による電子カメラバック101を例示する図である。電子カメラバック101は、図2および図3に例示した裏蓋7に代えて装着される。図5において、蝶番17および裏蓋カギ16は、裏蓋7に設けられていた蝶番17および裏蓋カギ16と同様のものである。電子カメラバック101では、裏蓋7における圧板8と異なり、撮像素子103を保持する撮像素子保持板102がカメラバック本体101aに配設される。撮像素子103は、撮像素子保持板102に対し固定されている。電子カメラバック101をカメラボディ2に装着してカメラボディ2側の裏蓋カギ13と裏蓋カギ16とを係合させると、撮像素子103が開口部11と対向する。
蝶番17は、上部に可動ピン17aを有し、下部に固定ピン17bを有する。ピン17aおよびピン17bがカメラボディ2側の穴に嵌入された状態で、これらのピン17aおよび17bを軸に電子カメラバック101が回動する。可動ピン17aは、通常、不図示のばねによって上方へ押し上げられている。長穴部17dから出るピン17cを上記ばねに抗して下方へ押し下げると、可動ピン17aが下方に退避するので、電子カメラバック101がカメラボディ2に対して着脱可能となる。なお、図4において詳述しなかったが、裏蓋7の蝶番17にも同様の着脱機構が設けられている。
撮像素子保持板102には、電子カメラバック101をカメラボディ2に装着したときに撮像素子103を位置決めするための位置決め凸部102aが、撮像素子103の上側に設けられている。位置決め凸部102aは、略直方体状であり、カメラボディ2側に向かって突出している。位置決め凸部102aは、その上側面がY方向の位置決めを行うY位置決め部102bとして機能し、その左側面(蝶番17側の面)がX方向の位置決めを行うX位置決め部102cとして機能する。Y位置決め部102bのX方向における長さは、開口部11の上辺11aよりも短いものの、十分な長さを有するよう構成される。一方、X位置決め部102cのY方向における長さは、撮像素子103の上部に当たらないよう十分短く構成される。なお、Y位置決め部102bのX方向における長さは、X位置決め部102cのY方向における長さよりも長く構成されている。
Y位置決め部102bを開口部11の上辺11aに当接させ、X位置決め部102cを開口部11の左辺11Cに当接させると、開口部11と撮像素子保持板102との間の位置決めがなされる。撮像素子保持板102がこのように位置決めされた状態で、画素並び方向がカメラボディ2のXY方向と平行、且つ撮像面の所定位置(たとえば略中心)が撮影レンズ1の光軸と一致するように、撮影保持板102に対する撮像素子103の取り付け位置があらかじめ調整されている。
また撮像素子保持板102には、撮像素子103の下側に穴部102dが設けられ、位置決め凸部102aの右側に穴部102eが設けられている。
さらに撮像素子保持板102には、撮像素子103のZ方向の位置決めをするためのZ方向調整ねじ104、105、106が設置されている。具体的には、Z方向調整ねじ104は撮像素子保持板102の下部中央、Z方向調整ねじ105は撮像素子保持板102の右上隅、Z方向調整ねじ106は撮像素子保持板102の左上隅にそれぞれ設置されている。またZ方向調整ねじ104〜106は、電子カメラバック101をカメラボディ2に対して閉じたときに、Z方向調整ねじ104が内レール10aに当接し、且つZ方向調整ねじ105、106が内レール10bと当接するように、XY方向の位置が調整されている。
図6は、本実施形態による電子カメラバック101を、図5に示す断面A−Aで切った断面図である。撮像素子103の内部には、撮像素子チップ103aが設置されている。撮像素子チップ103aは、その撮像面103bで撮影レンズ1(図2)により結像された像を電気的な画像情報に変換するものであり、その変換は所定の大きさの矩形の範囲のみで行われる。撮像素子103には、撮像素子チップ103aを保護するためのガラス板103cが設けられている。
Z方向調整ねじ104〜106(図6においてZ方向調整ねじ105は不図示)は、撮像素子保持板102に対し、Z方向に平行な方向にねじ込まれている。例えば電子カメラバック101の組み立て時において、これらZ方向調整ねじ104〜106は、右方からドライバー等で回転されることにより、その先端部が撮像素子保持板102に相対して出入する。そして、これら3本のZ方向調整ねじ104〜106の先端部で構成される仮想平面をカメラボディ2の内レール10a、10bで構成される仮想平面(すなわちフィルムが給送される面)に一致させたときに、撮像面103bが撮影レンズ1によるフィルムでの本来の結像面と光学的に等価な位置となるように、Z方向調整ねじ104〜106の先端部の突出量が調整される。このように調整された状態で、Z方向調整ねじ104〜106は、たとえば接着剤等により撮像素子保持板102に対して固着される。
前述のように、位置決め凸部102aの上側面は、Y位置決め部102bとして機能する。Yレバー107は、その端部107aが撮像素子保持板102の穴部102dを通ってカメラボディ2側に向かって突出するように設けられ、軸107bによりX方向に平行な軸で撮像素子保持板102に対して回転可能に軸支される。またYレバー107は、立ち曲げ部107cを有し、ねじりばね108により右旋力が与えられる。しかし、Yレバー107の凸部107dが撮像素子保持板102の穴部102dの上部に当接することにより、Yレバー107は、右旋を制限され、凸部107dが穴部102dの上部に当接する位置に保持される。
板ばね109は、その一端が電子カメラバック101のカメラバック本体101aに固着されており、その他端がカメラバック本体101aとYレバー107の立ち曲げ部107cとの間に位置するように保持されている。
円錐コイルばね110は、その大コイル径側がカメラバック本体101aに固着され、その小コイル径側が撮像素子保持板102に固着されている。円錐コイルばね110は、Z方向に平行でカメラボディ2に向かう方向に撮像素子保持板102を付勢しているが、XY方向にも動きの自由度を有している。したがって撮像素子保持板102は、円錐コイルばね110によって、カメラバック本体101aに対するXYZ方向の動きの自由度を有しながらカメラバック本体101aに保持されている。
図7は、本実施形態による電子カメラバック101を、図5に示す断面B−Bで切った断面図である。前述のように位置決め凸部102aの左側面は、X位置決め部102cとして機能する。Xレバー117は、その端部117aが撮像素子保持板102の穴部102eを通ってカメラボディ2側に突出するように設けられ、軸117bによりY方向に平行な軸で撮像素子保持板102に対して回転可能に軸支される。またXレバー117は、立ち曲げ部117cを有し、ねじりばね118により左旋力が与えられる。しかし、Xレバー117の凸部117dが撮像素子保持板102の穴部102eの左部に当接することにより、Xレバー117は、左旋を制限され、凸部117dが穴部102eの左部に当接する位置に保持される。
板ばね119は、その一端が電子カメラバック101のカメラバック本体101aに固着されており、その他端がカメラバック本体101aとXレバー117の立ち曲げ部117cとの間に位置するように保持されている。
次に、カメラボディ2に電子カメラバック101を装着した場合の動作について説明する。前述の蝶番17による着脱機構を利用してカメラボディ2に装着された電子カメラバック101を閉じると、裏蓋カギ16がカメラボディ2側の裏蓋カギ13に係合し電子カメラバック101が閉じた状態で保持される。この状態においてカメラボディ2の光密性が保持される。
図8はこのように電子カメラバック101を閉じた状態において図6と同様の断面(図5に示す断面A−A)で切った断面図を示す。電子カメラバック101を閉じると、Z方向調整ねじ104の先端部がカメラボディ2の内レール10aに当接し、Z方向調整ねじ105、106の先端部がカメラボディ2の内レール10bにそれぞれ当接する。なお、Z方向調整ねじ105については、断面の都合上図8において不図示である。
このように電子カメラバック101を閉じ、Z方向調整ねじ104〜106が内レール10a、10bに当接した状態で、撮像素子保持板102とカメラバック本体101aとが近づけられ円錐コイルばね110がたわむように構成されている。これにより、円錐コイルばね110が、内レール10a、10bに対する押し付け力を撮像素子保持板102に与えるので、Z方向調整ねじ104〜106および内レール10a、10b間の安定した当接状態が保持される。
前述のように、Z方向調整ねじ104〜106の先端部で構成される仮想平面をカメラボディ2の内レール10a、10bで構成される仮想平面(すなわちフィルムが給送される面)と一致させたときに、撮像面103bが撮影レンズ1によるフィルムでの本来の結像面と光学的に等価な位置となるように、Z方向調整ねじ104〜106の先端部の突出量があらかじめ調整されている。したがって、Z方向調整ねじ104〜106の先端部が内レール10a、10bに当接することにより、撮像面103bが撮影レンズ1によるフィルムでの本来の結像面と光学的に等価な位置に設置された状態で、撮像素子103が位置決めされる。すなわち撮像素子103が、撮影レンズ1に対し、Z方向、ヨーイング方向、およびピッチング方向において適切に位置決めされる。
また電子カメラバック101を閉じると、Y位置決め部102bおよびYレバー107の端部107aが、カメラボディ2の開口部11に入り込む。なお、このときY位置決め部102bおよびYレバー107の端部107aがシャッタ幕の動きを妨げないように、Y位置決め部102bおよびYレバー107の大きさがあらかじめ決められている。
前述のようにカメラバック本体101aと撮像素子保持板102とが近づくことにより、板ばね109がYレバー107の立ち曲げ部107cに当接する。ここで、Yレバー107に対する板ばね109の左旋力がねじりばね108の右旋力よりも大きくなるように構成されていることにより、板ばね109の左旋力がYレバー107を左旋させる。これにより、Yレバー107の端部107aが、開口部11の下辺11bに当接して撮像素子保持板102を上方向に付勢し、撮像素子保持板102のY位置決め部102bを開口部11の上辺11aに当接させる。この当接後は、板ばね109がたわむことによって各当接部分での過負荷を防止する。
図9は電子カメラバック101をカメラボディ2に対して閉じた状態において図7と同様の断面(図5に示す断面B−B)で切った断面図を示す。電子カメラバック101を閉じると、X位置決め部102cおよびXレバー117の端部117aが、カメラボディ2の開口部11に入り込む。なお、このときX位置決め部102cおよびXレバー117の端部117aがシャッタ幕の動きを妨げないように、X位置決め部102cおよびXレバー117の大きさがあらかじめ決められている。
前述のようにカメラバック本体101aと撮像素子保持板102とが近づくことにより、板ばね119がXレバー117の立ち曲げ部117cに当接する。ここで、Xレバー117に対する板ばね119の右旋力がねじりばね118の左旋力よりも大きくなるように構成されていることにより、板ばね119の右旋力がXレバー117を右旋させる。これにより、Xレバー117の端部117aが、開口部11の右辺11dに当接して撮像素子保持板102を左方向に付勢し、撮像素子保持板102のX位置決め部102cを開口部11の左辺11cに当接させる。この当接後は、板ばね119がたわむことによって各当接部分での過負荷を防止する。
前述のように、撮影保持板102に対する撮像素子103の取り付け位置は、撮像素子保持板102が位置決めされた状態で、画素並び方向がカメラボディ2のXY方向と平行、且つ撮像面103bの所定位置が撮影レンズ1の光軸と一致するようにあらかじめ調整されている。したがって、Y位置決め部102bが付勢されて開口部11の上辺11aに当接し、且つX位置決め部102cが付勢されて開口部11の左辺11cに当接することにより、撮像素子103は、撮像面103bの所定位置と撮像レンズ1の光軸が一致し、且つ撮像面103bの画素並び方向がカメラボディ2のXY方向と平行である状態に位置決めされる。すなわち、撮像素子103が、撮影レンズ1に対し、X方向、Y方向、およびローリング方向において適切に位置決めされる。
なお円錐コイルばね110による押し付け力は、開口部11の上辺11aおよびY位置決め部102bの当接による摩擦力と、開口部11の下辺11bおよびYレバー107の端部107aの当接による摩擦力と、開口部11の左辺11cおよびX位置決め部102cとの当接による摩擦力と、開口部11の右辺11dおよびXレバー117の端部117aの当接による摩擦力との合計よりも大きくなるように構成されている。これにより、Z方向調整ねじ104は内レール10aと確実に当接し、Z方向調整ねじ105、106は内レール10bと確実に当接する。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)電子カメラバック101は、カメラボディ2に着脱自在に装着するための蝶番17、裏蓋カギ16と、該蝶番17、裏蓋カギ16によってカメラボディ2に装着された状態でカメラボディ2側の撮影レンズ1による被写体像を撮像して画像信号を出力する撮像素子103と、撮像素子103が固定される撮像素子保持板102と、撮像素子保持板102に設けられた位置決め凸部102aと、位置決め凸部102aを開口部11の上辺11aに当接させるように付勢するYレバー107、板ばね109と、を備えるので、電子カメラバック101が装着されることを予定していないカメラと組み合わせた場合にも、簡易な構成により、撮像素子103をカメラボディ2側の撮影光学系(撮影レンズ1)に対して位置決めすることができる。
(2)上記(1)の電子カメラバック101において、位置決め凸部102aを開口部11の上辺11aと交わる左辺11cに当接させるように付勢するXレバー117、板ばね119をさらに備えるように構成したので、カメラボディ2のY方向にくわえ、X方向においても、撮像素子103を位置決めすることができる。
(3)上記(2)の電子カメラバック101において、Yレバー107、板ばね109は、位置決め凸部102aの上側面(Y位置決め部102b)を開口部11の上辺11aに当接させるように付勢するので、カメラボディ2のX方向、Y方向にくわえ、ローリング方向においても、撮像素子103を位置決めすることができる。
(4)上記(3)の電子カメラバック101において、Xレバー117、板ばね119は、位置決め凸部102aの上側面と異なる左側面(X位置決め部102b)を開口部11の左辺11cに当接させるように付勢するので、カメラボディ2のX方向、Y方向、ローリング方向において、撮像素子103を精度よく位置決めすることができる。
(5)上記(3)または(4)の電子カメラバック101において、開口部11の上辺11aは左辺11cよりも長く、位置決め凸部102において該上辺11aに当接する部位(Y位置決め部102b)の長さは該左辺11cに当接する部位(X位置決め部102c)の長さよりも長くなるように構成したので、カメラボディ2側の撮影光学系(撮影レンズ1)に対して撮像素子103を精度よく位置決めすることができる。
(6)上記(1)〜(5)の電子カメラバック101において、カメラボディ2に設けられている内レール10a、10bに当接し、内レール10a、10bと撮像素子103の撮像面103bとの間が所定の距離となるように保持するZ方向調整ねじ104、105、106をさらに備えるように構成したので、カメラボディ2のZ方向(撮影レンズ1の光軸方向)、ピッチング方向、ヨーイング方向において、撮像素子103を位置決めすることができる。
(変形例1)
前述したねじりばね108、118の代わりに、たとえば、コイルばね、板ばねなどを用いることによって、Yレバー107、Xレバー117を付勢する構成にしてもよい。
(変形例2)
電子カメラバック101をカメラボディ2に対して閉じたときに、Yレバー107、Xレバー117を付勢する構成として、前述した板ばね109、119の代わりに、たとえばコイルばねなどを用いてもよい。
(変形例3)
前述したYレバー107、板ばね109の代わりに、たとえばマグネットなどの磁力によって、Y位置決め部102bを開口部11の上辺11aに当接させる付勢力を発生させる構成にしてもよい。同様に、前述したXレバー107、板ばね119の代わりに、たとえばマグネットなどの磁力によって、X位置決め部102cを開口部11の左辺11cに当接させる付勢力を発生させる構成にしてもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
1…撮影レンズ
2…カメラボディ
3…レリーズボタン
7…裏蓋
10a、10b…内レール
11…開口部
16…裏蓋カギ
17…蝶番
101…電子カメラバック
102…撮像素子保持板
102a…位置決め凸部
103…撮像素子
104、105、106…Z方向調整ねじ
107…Yレバー
108、118…ねじりばね
109、119…板ばね
110…円錐コイルばね
117…Xレバー

Claims (6)

  1. カメラボディに着脱自在に装着するための装着部材と、
    前記装着部材によって前記カメラボディに装着された状態で該カメラボディ側の撮影光学系による被写体像を撮像して画像信号を出力する撮像素子と、
    前記撮像素子が固定される撮像素子固定部材と、
    前記撮像素子固定部材に設けられた位置決め部と、
    前記位置決め部をカメラ開口部の第1の辺に当接させるように付勢する第1付勢部材と、
    を備えることを特徴とする電子カメラバック。
  2. 請求項1に記載の電子カメラバックにおいて、
    前記位置決め部を前記カメラ開口部の前記第1の辺と交わる第2の辺に当接させるように付勢する第2付勢部材をさらに備えることを特徴とする電子カメラバック。
  3. 請求項2に記載の電子カメラバックにおいて、
    前記第1付勢部材は、前記位置決め部の第1の面を前記カメラ開口部の前記第1の辺に当接させるように付勢することを特徴とする電子カメラバック。
  4. 請求項3に記載の電子カメラバックにおいて、
    前記第2付勢部材は、前記位置決め部の前記第1の面と異なる第2の面を前記カメラ開口部の前記第2の辺に当接させるように付勢することを特徴とする電子カメラバック。
  5. 請求項3または4に記載の電子カメラバックにおいて、
    前記カメラ開口部の前記第1の辺の長さは前記第2の辺の長さよりも長く、前記位置決め部において該第1の辺に当接する部位の長さは該第2の辺に当接する部位の長さよりも長いことを特徴とする電子カメラバック。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子カメラバックにおいて、
    前記カメラボディに設けられているフィルムガイド部材に当接し、該フィルムガイド部材と前記撮像素子の撮像面との間が所定の距離となるように保持する保持部材をさらに備えることを特徴とする電子カメラバック。
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