JP2007187727A - カメラ、焦点板および透過型表示素子の取り外し方法 - Google Patents

カメラ、焦点板および透過型表示素子の取り外し方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光学部品と光学部品を保持する保持部材とによって閉鎖された空間内のゴミを容易に取り除くことができるカメラを提供する。
【解決手段】焦点板50、液晶表示装置60、および視野枠70を一体的に保持する表示装置ユニット200は、プリズムボックス110の下部の格納部115に格納されて保持される。前カバー21をボディ10から取り外し、メインFPC150のコネクタ端子151からFPC250のコネクタ端子251を外す。開口16aから、ボディ10に取り付けられているミラー受け18を取り外し、バネ120の係合部125とプリズムボックス110の係合突起118との係合を解除する。表示装置ユニット200を下方および前方に引き出して、開口16aから外部に取り出す。この状態とすることで、ペンタプリズム101の下面に付着したゴミなどを、エアを吹きつけるなどして容易に取り除くことができる。
【選択図】図4

Description

本発明は光学ファインダを有するカメラに関する。
光学ファインダの光路上のゴミを取り除くために、光学部品と光学部品を保持する保持部材とによって閉鎖された空間内へ、高圧空気を流入させることができる光学機器が知られている(特許文献1参照)。
特開平11−109443号公報
しかし、従来の光学機器では、光学部品と光学部品を保持する保持部材とによって閉鎖された空間内の隅に付着しているゴミを取り除くことが困難であった。
(1) 請求項1および請求項7の発明は、光学ファインダを有するカメラから光学ファインダを取り外すことなく、光学ファインダの光路上における入射光側に設けられた焦点板および透過型表示素子を光学ファインダから取り外すことを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、少なくとも焦点板および透過型表示素子を一体的に保持して、光学ファインダに対して着脱される保持部材をさらに備えることを特徴とする。
(3) 請求項3の発明は、請求項2に記載のカメラにおいて、光学ファインダに対して装着された保持部材のがたつきを抑えるがた取り手段をさらに備えることを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、請求項2または請求項3に記載のカメラにおいて、保持する各部材のがたつきを抑えるがた取り機構をさらに備えることを特徴とする。
(5) 請求項5の発明は、請求項4に記載のカメラにおいて、透過型表示素子を付勢して保持するバネ部材をさらに備えることを特徴とする。
(6) 請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載のカメラにおいて、透過型表示素子は、電気的に駆動されることにより表示を行うことを特徴とする。
(1) 本発明によれば、光学部品と光学部品を保持する保持部材とによって閉鎖された空間内のゴミを容易に取り除くことができる。
(2) 請求項2の発明によるカメラでは、焦点板および透過型表示素子の取り外しおよび取り付け作業に要する時間を短縮化できる。
(3) 請求項3の発明によるカメラでは、保持部材の取り付け作業が容易となる。
(4) 請求項4の発明によるカメラでは、各部材の組み立て性を向上できる。
(5) 請求項5の発明によるカメラでは、透過型表示素子の交換作業が容易となる。
(6) 請求項6の発明によるカメラでは、撮影者が状況に応じて適切な操作を行うことができる。
図1〜11を参照して、本発明によるカメラの一実施の形態を説明する。なお、本実施の形態では、カメラの前後左右および上下方向を各図に記載したように規定する。図1は、本実施の形態のカメラの正面図であり、図2は、カメラを左側面から見たときの断面図である。カメラ1には、電源スイッチ31と、レリーズボタン32と、撮影モードなどを選択するためのモード設定ダイヤル33とが設けられている。
カメラ1はボディ10と、ボディ10に取り付けられた前カバー21と、上カバー22と、後カバー23とを有する。図1では、前カバー21の外形を太線で示している。ボディ10の前部には、交換レンズ2が着脱可能に取り付けられるレンズマウント16が設けられている。ボディ10の内部には、被写体光束を後述するファインダユニット100へと導くメインミラー11が設けられている。メインミラー11の後方(背面側)にはサブミラー12が設けられており、サブミラー12は焦点検出を行う不図示のAFセンサへ被写体光束を導く。メインミラー11およびサブミラー12は回動可能に設けられており、レリーズ動作時には撮影光路から退避する。18はミラー受けである。
メインミラー11の背面側撮影光路上には、シャッタ13、光学フィルタ14および撮像素子15が前方から順に設けられている。シャッタ13は、撮像素子15を遮光する閉状態と、撮像素子15に被写体像を導く開状態との間で開閉動作を行う一組の遮光羽根を有する機構である。光学フィルタ14は、赤外光をカットする赤外カットフィルタとしての機能と、モアレを防止するローパスフィルタとしての機能を兼ね備えたフィルタである。撮像素子15は、たとえばCCDなどのように、被写体光による像を撮像して撮像信号を出力する素子である。
ボディ10の上部にはファインダユニット100が取り付けられている。ファインダユニット100には、入射光軸AXに沿って、被写体側から順に、メインミラー11からの像が結像する焦点板50と、液晶表示装置60と、ファインダ視野の大きさを決定する視野枠70と、ペンタプリズム101と、接眼レンズ102とが設けられている。これらファインダ光学系を構成する各要素50,60,70,101,102は、プリズムボックス110に取り付けられている。ファインダユニット100は、プリズムボックス110がボディ10の上部に取り付けられると、焦点板50が撮像素子15と光学的に共役な位置に配設されるように構成されている。
液晶表示装置60は透過型の表示装置であり、焦点板50で結像された被写体像を透過させるとともに、図3に示した十字形状の格子線61、測距ポイントを示すフォーカスエリア表示62、測光範囲を示す測光エリア表示63を半透明状態で表示させる。表示装置60は電気的に駆動される表示装置であり、フレキシブルプリント基板(以下FPCと呼ぶ)250を介して、不図示の表示制御装置に接続されている。
焦点板50、液晶表示装置60、および視野枠70は、後述するように表示装置ユニット200として一体的に構成されており、プリズムボックス110に対して、ペンタプリズム101の下部で着脱可能に取り付けられている。
このように構成されるカメラ1では、電源スイッチ31がオンされて、レリーズボタン32が押圧されると、モード設定ダイヤル33の設定に応じた撮影モードで、被写体像が交換レンズ2を介して撮像素子15で撮像される。撮像素子15から出力された撮像信号は、不図示の画像処理回路で公知の画像処理が施され、画像データとして不図示の記憶手段に記録される。
交換レンズ2は、カメラ1のレンズマウント16に対して容易に着脱可能である。レンズマウント16から交換レンズ2を取り外すと、レンズマウント16の開口16aが露出した状態となり、メインミラー11や表示装置ユニット200などへのアプローチが可能となる。また、後述するように、表示装置ユニット200は、ファインダユニット100をカメラ1から取り外すことなく、ファインダユニット100から取り外して、開口16aから取り出すことができる。
−−−ファインダユニット100−−−
図4は、ファインダユニット100の斜視図である。プリズムボックス110の上部にはプリズム101が搭載されている。プリズム101の前部から左右のダハ面にかけてメインフレキシブルプリント基板(以下メインFPCと呼ぶ)150が配設されている。メインFPC150には、各種信号を処理する不図示のCPUや、表示装置60を駆動する不図示の表示制御装置などが実装されている。メインFPC150の前部にはコネクタ端子151が設けられており、FPC250に設けられたコネクタ端子251と接続される。
プリズムボックス110の下部には、表示装置ユニット200が格納される格納部115と、格納部115に格納される表示装置ユニット200をバネ付勢するバネ120とが設けられている。表示装置ユニット200は、格納部115の下部から挿入されて格納される。
バネ120は、後方端がプリズムボックス110の下部後方の側面で回動可能に支持されており、前方端部が上下方向に回動可能である。バネ120の前方端部には、穴が開いた係合部125が設けられており、プリズムボックス110の下部前方に突設された係合突起118と係合可能である。表示装置ユニット200は、格納部115に格納されて、バネ120の係合部125とプリズムボックス110の係合突起118とが係合されると、バネ120の付勢力によって上方に付勢された状態で格納部115に保持される。なお、ファインダユニット100がカメラに取り付けられた状態で、開口16aからバネ120の係合部125とプリズムボックス110の係合突起118とを係合、および、係合を解除できる。
−−−表示装置ユニット200−−−
図5,6は、表示装置ユニット200の斜視図であり、図7は表示装置ユニット200の展開図である。上述のように表示装置ユニット200には、焦点板50と、液晶表示装置60と、視野枠70と、FPC250とが設けられている。表示装置ユニット200は、焦点板50、液晶表示装置60、および視野枠70を一体的に保持するために、ホルダ210と、位置決めモールド220と、圧接ゴム230と、圧接クリップ240と、板バネ260と、押さえバネ270とを有する。
ホルダ210は、焦点板50、液晶表示装置60、および視野枠70を一体的に保持する保持部材であり、中央開口211と、焦点板保持部212と、位置規制部213〜215と、係合突起216とを有する。中央開口211は、焦点板50で結蔵したメインミラー11からの像をホルダ210の下側から上側へ導くための開口である。焦点板保持部212は、焦点板50がホルダ210の下側から挿入されて嵌合するように設けられた凹部であり、ホルダ210の下面に設けられている。焦点板保持部212を下側から見たときの凹部の形状は、焦点板50の外周部分の形状と略等しい。
位置規制部213〜215は、ホルダ210の上面の周縁近傍で上方に向かって突設された凸部であり、後述するようにホルダ210の上面に載置された液晶表示装置60および視野枠70の前後左右方向への移動を規制する。係合突起216は、ホルダ210の左右側面の前方で左右方向外側に向かって突出する突起である。
位置決めモールド220は、後述する圧接ゴム230を保持するとともに液晶表示装置60に対するFPC250の位置を規定する部材である。位置決めモールド220は、上下面を貫通する略直方体形状の貫通口221と、上面の左右端部近傍で上方に向かって突設された凸部222と、左右側面で左右方向外側に突出した突出部223とを有する。
圧接ゴム230は、液晶表示装置60の電気接点(図7における符号65)とFPC250の電気接点(図7における符号252)とを電気的に接続するための部材である。圧接ゴム230は、導電性の薄板と絶縁性の薄板とが左右方向に向かって交互に積層された構造を有している。そのため、圧接ゴム230の上下方向に電気信号を流すことができるが、左右方向に電気信号を流すことはできない。したがって、電気接点65の隣り合った各接点同士、および、電気接点252の隣り合った各接点同士は、電気的に接触しない。
圧接クリップ240は、液晶表示装置60の電気接点65と、FPC250の電気接点252とを圧接ゴム230に圧接するためのバネ部材である。
板バネ260は、液晶表示装置60および視野枠70を下方に付勢してホルダ210に固定するバネ部材である。図8に示すように、板バネ260は、腕部261と、穴262と、左側折り曲げ部263と、右側折り曲げ部264と、前方折り曲げ部265と、係合部266と、湾曲部267,268とを有する。
押さえバネ270は、前方端がホルダ210の下部前方で回動可能に支持されており、後方端部が上下方向に回動可能である。押さえバネ270の後方端部は、ホルダ210の下面に設けられた不図示の係合部と係合可能である。
−−−焦点板50、液晶表示装置60、視野枠70の取り付け−−−
焦点板50、液晶表示装置60、および視野枠70は、次のようにしてホルダ210に取り付けられる。焦点板50は、焦点板保持部212に挿入されて、押さえバネ270の後方端部がホルダ210の下面に設けられた不図示の係合部と係合されると、押さえバネ270の付勢力によって上方に付勢された状態で焦点板保持部212に保持される。焦点板50の前後左右方向への移動は、焦点板50の前後左右の端面が焦点板保持部212の内周面に当接することで規制される。
なお、焦点板50がスムーズに着脱できるように、焦点板保持部212を下側から見たときの凹部の前後方向および左右方向の寸法は、焦点板50の前後方向および左右方向の寸法よりもわずかに大きい。すなわち、焦点板50が焦点板保持部212に挿入された状態で「がた」が生じるが、焦点板50を前後方向のいずれか一方へおよび左右方向のいずれか一方へ寄せた後、押さえバネ270の付勢力によってホルダ210に押さえつけることで、焦点板50のがたつきを抑えている。なお、焦点板50を押さえバネ270でホルダ210に押さえつけた後に、焦点板50を前後方向のいずれか一方へおよび左右方向のいずれか一方へ寄せてもよい。
液晶表示装置60は、電気接点65とFPC250の電気接点252とが電気的に接続されるようにFPC250が取り付けられた状態で、ホルダ210に保持される。FPC250は、次のようにして液晶表示装置60に取り付けられる。図9に示すように、貫通口221に圧接ゴム230が挿入された位置決めモールド220を液晶表示装置60の電気接点65が設けられた部分の上に配設する。
このとき、液晶表示装置60の上面と電気接点65が設けられた面との段差部分66に位置決めモールド220の前面が当接することで、液晶表示装置60に対する位置決めモールド220の前方への移動が規制される。また、図10に示すように、位置決めモールド220には、突出部223の左右下端部で下方に突出した突起部223aが設けられている。左右の突起部223aがそれぞれ液晶表示装置60の左右側面と対向することで、液晶表示装置60に対する位置決めモールド220の左右方向への移動が規制される。
図7に示したFPCの穴253に位置決めモールド220の凸部222が挿入されるように、FPC250を位置決めモールド220の上に配設する(図9)。これにより、位置決めモールド220に対するFPC250の前後左右方向の配設位置が規定される。
上述のように、各部材60,220,230,250を配設した後、これらを圧接クリップ240で挟み込むことによって、電気接点65と電気接点252とが電気的に接続された状態で、液晶表示装置60とFPC250とが一体化される。
上述のように一体化された液晶表示装置60およびFPC250をホルダ210の上面に配設する。このとき、液晶表示装置60は、前面が位置規制部213の内面213aに対向し、側面が位置規制部213,214の内面213b,214bに対向する。位置決めモールド220は、突出部223の前面226が位置規制部214の後面214aに対向し、突出部223の後面225が位置規制部215の前面215aに対向する。位置決めモールド220は、突出部223の前方に位置する側面227が位置規制部214の内面214bに対向し、突出部223の後方に位置する側面224が位置規制部215の内面215bに対向する。これにより、液晶表示装置60および位置決めモールド220の前後左右方向への移動が規制される。
視野枠70は前方の端面が位置規制部213の内面213aに対向し、側方の端面が位置規制部213,214の内面213b,214bに対向する。視野枠70の側方端面から左右外側に突出する突出部71は、位置規制部214の前面214cに対向する。これにより、視野枠70の前後左右方向への移動が規制される。
液晶表示装置60の上に視野枠70を配設した後、板バネ260を上方からホルダ210に取り付ける。板バネ260がホルダ210に取り付けられると、穴262に位置決めモールド220の凸部222が挿入され、板バネ260の係合部266が係合突起216と係合する。この状態では、腕部261の先端部分261aが視野枠70の上面と当接して撓む。すなわち、腕部261の弾性力によって視野枠70および液晶表示装置60が下方に付勢される。
なお、上述した液晶表示装置60,位置決めモールド220,および視野枠70が各位置規制部213〜215と対向する部分は、寸法公差によって「がた」が生じるが、各部材60,220,70を前後方向のいずれか一方へおよび左右方向のいずれか一方へ寄せた後、板バネ260の付勢力によってホルダ210に押さえつけることで、各部材60,220,70のがたつきを抑えている。なお、各部材60,220,70を板バネ260でホルダ210に押さえつけた後に、各部材60,220,70を前後方向のいずれか一方へおよび左右方向のいずれか一方へ寄せてもよい。
図11は、プリズムボックス110の下方から格納部115を見たときの模式図である。焦点板50、液晶表示装置60、および視野枠70を一体的に保持した表示装置ユニット200が格納部115の下部から挿入されると、右側折り曲げ部264に設けられた湾曲部267が格納部115の右側内面に当接してホルダ210を左側に付勢する。また、前方折り曲げ部265に設けられた湾曲部268が格納部115の前側内面に当接してホルダ210を後側に付勢する。これにより、ホルダ210の左側側面が格納部115の左側内面に当接し、ホルダ210の後側側面が格納部115の後側内面に当接するので、プリズムボックス110に対する表示装置ユニット200のがたつきが抑制される。
このように構成されたカメラ1では、カメラ1の組み立て後に、ファインダユニット100をボディ10から取り外すことなく、次のようにして表示装置ユニット200だけをファインダユニット100から取り外して、開口16aから取り出すことができる。カメラ1に交換レンズ2が取り付けられている場合には、最初に交換レンズ2をレンズマウント16から取り外す。
カメラ正面で前カバー21をボディ10に固定しているビスを外して、前カバー21をボディ10から取り外す。前カバー21が外れると、メインFPC150のコネクタ端子151が露出するので、接続されているFPC250のコネクタ端子251を外す(図1,2)。
開口16aから、ボディ10に取り付けられているミラー受け18を取り外す。次いで、開口16aから、ピンセットなどを用いてバネ120の係合部125とプリズムボックス110の係合突起118との係合を解除する。これにより、バネ120が下方に回動するので、格納部115に格納された表示装置ユニット200を下方および前方に引き出して、開口16aから外部に取り出すことができる。表示装置ユニット200を取り外した後のファインダユニット100は、ペンタプリズム101の下面が露出した状態となる。
この状態とすることで、ペンタプリズム101の下面に付着したゴミなどを、たとえばエアを吹きつけるなど、開口16aからのアプローチによって容易に取り除くことができる。また、表示装置ユニット200がカメラ1から取り外されているので、表示装置ユニット200に付着したゴミも、容易に取り除くことができる。必要であれば、表示装置ユニット200を分解して清掃することもできる。
なお、上述した取り外しの手順とは逆の手順によって、表示装置ユニット200をファインダユニット100へ取り付けることができる。
上述したカメラ1では、次の作用効果を奏する。
(1) ファインダユニット100をカメラ1から取り外すことなく、焦点板50および液晶表示装置60をファインダユニット100から取り外すことができるように構成した。これにより、ファインダ光学系の入射光側の光路上のゴミを容易に取り除くことができる。
(2) 焦点板50および液晶表示装置60を表示装置ユニット200に一体的に保持し、ファインダユニット100をカメラ1から取り外すことなく、表示装置ユニット200をファインダユニット100から取り外すことができるように構成した。これにより、ファインダユニット100からの焦点板50および液晶表示装置60の取り外しおよび取り付けが容易となり、取り外しおよび取り付け作業に要する時間を短縮化できる。
(3) 表示装置ユニット200が格納部115の下部から挿入されると、右側折り曲げ部264の湾曲部267が格納部115の右側内面に当接してホルダ210を左側に付勢する。また、前方折り曲げ部265の湾曲部268が格納部115の前側内面に当接してホルダ210を後側に付勢する。これにより、プリズムボックス110に対する表示装置ユニット200のがたつきを容易に抑制できる。したがって、焦点板50、液晶表示装置60および視野枠70の「がた」による位置ずれや回転を防止できるので、表示装置ユニット200のファインダユニット100への取り付け時に表示装置ユニット200の位置調整などを行う必要がなく、取り付け作業が容易となる。
(4) 各部材50,60,220,70をホルダ210に取り付ける際に、各部材50,60,220,70を前後方向のいずれか一方へおよび左右方向のいずれか一方へ寄せた後、バネ260,270の付勢力によってホルダ210に押さえつけるように構成した。これにより、簡単な構成で各部材50,60,220,70のがたつきを容易に抑えることができ、焦点板50、液晶表示装置60および視野枠70の「がた」による位置ずれや回転を防止できるので、表示装置ユニット200の製造コストを抑制できるとともに、組み立て性を向上できる。
(5) 液晶表示装置60を板バネ260でホルダ210に押圧して取り付けるように構成した。これにより、液晶表示装置60の故障時の交換や、より高機能の液晶表示装置60への交換など、液晶表示装置60の交換作業が容易となる。
(6) 電気的に駆動される液晶表示装置60を用いているので、撮像に必要な様々な情報を被写体像とともに観察でき、撮影者は状況に応じて適切な操作を行うことができる。
−−−変形例−−−
(1) 上述の説明では、表示装置ユニット200をファインダユニット100から取り外す際に、前カバー21をボディ10から取り外し、FPC250のコネクタ端子251をメインFPC150のコネクタ端子151から外しているが、本発明はこれに限定されない。たとえば、FPC250の長さを長めにし、コネクタ端子251をメインFPC150のコネクタ端子151から外さなくても、FPC250の長さの分だけ表示装置ユニット200を引き出すことができるようにしてもよい。これにより、表示装置ユニット200をカメラ1の外に取り出さなくても、ペンタプリズム101の下面と表示装置ユニット200との間にゴミ取りのためのスペースを確保することができる。したがって、前カバー21およびコネクタ端子251を外す必要がなく、ファインダ光学系の入射光側の光路上のゴミをより簡単に取り除くことができる。
(2) 上述の説明では、表示装置ユニット200が格納部115の下部から挿入されると、右側折り曲げ部264の湾曲部267が格納部115の右側内面に当接してホルダ210を左側に付勢するように構成されている。また、前方折り曲げ部265の湾曲部268が格納部115の前側内面に当接してホルダ210を後側に付勢するように構成されている。しかし、本発明はこれに限定されない。たとえば、格納部115の左右いずれかの内周面、および前後いずれかの内周面に、対向する反対側の面へ向かって表示装置ユニット200を付勢する付勢部材を設けて、プリズムボックス110に対する表示装置ユニット200のがたつきを抑制するように構成してもよい。
(3)上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態のものに何ら限定されず、光学ファインダを有するカメラから光学ファインダを取り外すことなく、光学ファインダの光路上における入射光側に設けられた焦点板および透過型表示素子を光学ファインダから取り外すことができる各種構造のものを含むものである。
カメラの正面図である。 カメラを左側面から見たときの断面図である。 液晶表示装置60の表示形態の例を示す図である。 ファインダユニット100の斜視図である。 表示装置ユニット200の斜視図である。 表示装置ユニット200の斜視図である。 表示装置ユニット200の展開図である。 板バネ260の斜視図である。 液晶表示装置60とFPC250との取り付け状態を説明する断面図である。 液晶表示装置60に対する位置決めモールド220の左右方向への移動の規制について説明する図である。 プリズムボックス110の下方から格納部115を見たときの模式図である。
符号の説明
1 カメラ 2 交換レンズ
50 焦点板 60 液晶表示装置
70 視野枠 100 ファインダユニット
101 ペンタプリズム 120 バネ
200 表示装置ユニット 210 ホルダ
260 板バネ260 267,268 湾曲部

Claims (7)

  1. 光学ファインダを有するカメラにおいて、
    前記光学ファインダの光路上における入射光側に設けられて、前記光学ファインダを取り外すことなく前記光学ファインダへの着脱が可能な焦点板と、
    前記光学ファインダの光路上における入射光側に設けられて、前記光学ファインダを取り外すことなく前記光学ファインダへの着脱が可能な透過型表示素子とを備えることを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    少なくとも前記焦点板および前記透過型表示素子を一体的に保持して、前記光学ファインダに対して着脱される保持部材をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  3. 請求項2に記載のカメラにおいて、
    前記光学ファインダに対して装着された前記保持部材のがたつきを抑えるがた取り手段をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  4. 請求項2または請求項3に記載のカメラにおいて、
    保持する各部材のがたつきを抑えるがた取り機構をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  5. 請求項4に記載のカメラにおいて、
    前記透過型表示素子を付勢して保持するバネ部材をさらに備えることを特徴とするカメラ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のカメラにおいて、
    前記透過型表示素子は、電気的に駆動されることにより表示を行うことを特徴とするカメラ。
  7. 光学ファインダを有するカメラから前記光学ファインダを取り外すことなく、前記光学ファインダの光路上における入射光側に設けられた焦点板および透過型表示素子を前記光学ファインダから取り外す焦点板および透過型表示素子の取り外し方法。
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