JPH11305280A - 防振機能付きカメラ - Google Patents

防振機能付きカメラ

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JPH11305280A
JPH11305280A JP13099398A JP13099398A JPH11305280A JP H11305280 A JPH11305280 A JP H11305280A JP 13099398 A JP13099398 A JP 13099398A JP 13099398 A JP13099398 A JP 13099398A JP H11305280 A JPH11305280 A JP H11305280A
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JP
Japan
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camera
shutter
vibration
light quantity
driving
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JP13099398A
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Kenji Ito
健二 伊藤
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光量調整手段と補正駆動手段のそれぞれが互
いの磁気の影響を受けることなく、適正な光量調整動作
及び防振動作を行う。 【解決手段】 磁気の駆動力による光量調節手段10
6,107,108と、振れを補正する為に補正光学系
203,204を磁気の駆動力によって駆動する補正駆
動手段213,214とを有し、前記光量調節手段と前
記補正駆動手段との間に、各々の手段にて発生する磁気
が互いに影響を与えないようにする防磁手段141を配
置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気の駆動力によ
る光量調節手段と、振れを補正する為に補正光学系を磁
気の駆動力によって駆動する補正駆動手段とを有する防
振機能付きカメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラは露出やピント合わせ等の
重要な操作はすべて自動化されている為、カメラの操作
に未熟な人でも撮影の失敗を起こす可能性は非常に少な
くなっている。しかし、カメラの構え方によってはカメ
ラ振れが発生し、このカメラ振れによる撮影の失敗だけ
は自動的に防ぐことが困難とされていた。
【0003】そこで、最近このカメラ振れに起因する撮
影失敗をも防止することを可能にするカメラも提案され
ている。撮影時のカメラの手振れは、周波数として通常
1Hz〜10数Hz程度の振動である。シャッタレリー
ズ時点においてこのような手振れを起こしていても像振
れの無い写真を撮影可能にする為には、手振れによるカ
メラの振動を検出し、その検出値に応じて補正レンズを
変位させて振動方向と逆向きに像を動かすことによって
結果的に像が動いていないかのようにするものである。
【0004】したがって、カメラの振れが生じても像振
れを生じない写真撮影を達成するには、手振れによるカ
メラの振動を正確に検出し、その手振れ量に応じて光軸
変化を補正することが必要になる。この振動(カメラ振
れ )の検出は原理的にいえば、角加速度,角速度,角変
位等を検出する振動センサとこのセンサの出力信号を電
気的に積分して角変位を出力するカメラ振れ検出手段を
カメラに搭載することによって実現できるものである。
そして、この検出情報に基づき撮影光軸を偏心させる補
正光学系を駆動し、像振れ制御が行われる。この補正光
学系の駆動部は撮影レンズ鏡筒の内部に配置されるもの
である。
【0005】カメラの振れ方向をヨー方向,ピッチ方
向,ロール方向とすると、このカメラ振れを検出する為
にはカメラ本体のヨー方向の振れを検出する第1の振動
センサと、カメラ本体のピッチ方向の振れを検出する第
2の振動センサの二つの振動センサが必要になる。この
二つの振動センサは、撮影光軸に対して垂直であり、両
者は互いに直交関係になるように配置される必要があ
る。
【0006】一方、コンパクトカメラの場合、撮影レン
ズ鏡筒の内部にシャッタ駆動部が配置されているのが一
般的である。このシャッタ駆動には、メータ式のものと
ステッピングモータ式のものがあり、どちらの場合も中
心のロータに永久磁石を使用し周囲にヨークを配置する
ものが一般的である。ヨークの周囲に巻き付いたコイル
に通電することによってロータを回転させ、この回転力
によってシャッタ羽根を回転させ、シャッタが開方向に
回転し撮影光学系を通過した撮影光束が撮影フィルムに
露光される。シャッタが適性な開口になった時点で前記
コイルへの通電を止めると、シャッタ羽根に常に閉じ方
向に付勢力を有する様に掛けられている閉じばねの作用
によってシャッタ羽根は閉じ方向に動き、シャッタ羽根
によって撮影光束が遮蔽される。従って、前述補正光学
系の駆動部とシャッタ駆動部は同じ撮影レンズ鏡筒の内
部に配置されることになる。この種の従来例として、特
開平6−202184号公報があるが、これに示される
様にシャッタ手段と防振手段とは鏡筒内部で近接して配
置された構成となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】シャッタ羽根の配置は
撮影光束の絞られた位置に配置しないとレンズ鏡筒の外
形が大きくなってしまう。一方、防振用のレンズが重い
と該レンズを動かす駆動力が大きくなり、防振の駆動部
が大きくなってしまうので、なるべく光束が絞られた位
置に防振用レンズを配置することになる。従って、前述
した様にシャッタ羽根の位置と防振用レンズの位置は近
接した位置関係になり、結果的にシャッタ羽根の駆動部
と防振の駆動部も近接した位置関係になってしまう。そ
うなると、それぞれの駆動部の駆動力として磁気を使用
した場合に、互いの磁気の影響を互いが受けてしまい、
誤動作を起こす原因になってしまう。
【0008】(発明の目的)本発明の第1の目的は、光
量調整手段と補正駆動手段のそれぞれが互いの磁気の影
響を受けることなく、適正な光量調整動作及び防振動作
を行うことのできる防振機能付きカメラを提供しようと
するものである。
【0009】本発明の第2の目的は、シャッタ手段と補
正駆動手段のそれぞれが互いの磁気の影響を受けること
なく、適正な光量調整動作及び防振動作を行うことので
きる防振機能付きカメラを提供しようとするものであ
る。
【0010】本発明の第3の目的は、新たな部品を具備
することなく、適正な光量調整動作及び防振動作を行う
ことのできる防振機能付きカメラを提供しようとするも
のである。
【0011】本発明の第4の目的は、絞り手段と補正駆
動手段のそれぞれが互いの磁気の影響を受けることな
く、適正な光量調整動作及び防振動作を行うことのでき
る防振機能付きカメラを提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜4記載の本発明は、磁気の駆動力
による光量調節手段と、振れを補正する為に補正光学系
を磁気の駆動力によって駆動する補正駆動手段とを有す
る防振機能付きカメラにおいて、前記光量調節手段と前
記補正駆動手段との間に、各々の手段にて発生する磁気
が互いに影響を与えないようにする防磁手段を配置した
防振機能付きカメラとするものである。
【0013】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項2記載の本発明は、前記光量調整手段を、カメラ
の非撮影時には入射光を遮蔽し、撮影時には適正光量に
なるまで開口した後、再度遮蔽するシャッタ手段とした
請求項1記載の防振機能付きカメラとするものである。
【0014】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項3記載の本発明は、シャッタ羽根と該シャッタ羽
根を支持する羽根支持部材を有したシャッタ手段の、前
記シャッタ羽根と前記羽根支持部材の少なくとも一方
を、前記防磁手段として兼用した請求項2記載の防振機
能付きカメラとするものである。
【0015】また、上記第4の目的を達成するために、
請求項4記載の本発明は、前記光量調節手段を、カメラ
の非撮影時には一定開口を有し、撮影時に適正光量にな
るまで開口を絞り込んだ後、再度一定開口になる絞り手
段とした請求項1記載の防振機能付きカメラとするもの
である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の実施の第1の形態に係る防
振機能付きカメラの幅方向の断面図、図2は図1のカメ
ラの横断面図、図3は同じく図1のカメラの奥行き方向
の縦断面図である。なお、上記図1〜図3においては、
図面の明瞭化の為、断面である為に本来ハッチングで示
す部分であるにも拘らず、一部そのハッチングを省略し
ている。
【0018】これらの図において、1はカメラ本体であ
り、カメラの正面から見て左側は撮影者がカメラを握る
グリップ部であり、そこにはフィルムカートリッジ3を
収納するカートリッジ室2及びストロボ用コンデンサ5
(図2参照)が配置されている。4はフィルムであり、
フィルムカートリッジ3が装填されるとスプール室7に
設けられたスプール6側へ引き出され、撮影が行われる
毎に順次スプール6に巻き付けられていいく。15はフ
ィルムカートリッジ3から引き出されたフィルム4が通
過するスペースを確保するための圧板である。8はスプ
ール6の内部に挿入され、前記フィルム4の巻き上げ,
巻き戻しを行う為のモータであり、該モータ8の上部に
はフィルム給送用の減速系のギア列(不図示)が配置さ
れている。
【0019】10は防振機能付きズームレンズ鏡筒、1
1は前記ズームレンズ鏡筒10のズーム動作を行わせる
為のズームモータである。12は前記ズームレンズ鏡筒
10の上部に配置され、被写体の明るさを検出する測光
センサ、13は被写体を確認するファインダ窓、14は
被写体までの距離を測定するための測距装置である。1
6はカメラの前面側を覆う前カバーであり、中心付近に
は防振機能付きズームレンズ鏡筒10のための穴が開い
ている。17はカメラの背面側に設けられた後カバー、
18はカメラの動作を制御する為のCPUであり、メイ
ン基板19と共に前記後カバー17によって覆われてい
る。
【0020】20はスプール室7の上部に配置されたス
トロボ発光部ユニットであり、該ストロボ発光部ユニッ
ト20の内部には、発光管21と該発光管21の発光光
を被写体側に照射させるための反射笠22が配置されて
いる。24は前記発光管21の発光光を被写体に集光さ
せる為にその前面に配置されたフレネルレンズである。
23は前記ストロボ発光部ユニット20を軸支する回転
軸であり、前記発光部ユニット20は収納時は下向きに
収納されているが、発光部使用時には該回転軸23を中
心にして時計周りに90度回転し、発光面を被写体側に
向けるようになる。
【0021】25はカートリッジ内蓋26が一体的に保
持されたカートリッジ室蓋であり、フィルムカートリッ
ジ3をカートリッジ室2から取り出す際には回転軸27
を中心にして図1において反時計周りに回転させられ
る。28aはヨー方向の振れを検出する振動センサであ
り、前記カートリッジ蓋25の内部に内蔵されている。
29は前記振動センサ28aを電気的に接続する為のフ
レキシブルプリント基板であり、図1に示す様に、カメ
ラ本体1の内部でたるみ部30を有している。28bは
ピッチ方向の振れを検出する振動センサであり、図2に
示す様に、スプール室7の外周に配置されている。31
はカメラの電源電池である。
【0022】次に、図2及び図3を用いてズームレンズ
鏡筒についての説明を行う。
【0023】これらの図において、101は第1群レン
ズ201,202を保持する第1群レンズホルダー、1
02は第1群レンズホルダ101を保持する第1群レン
ズ鏡筒である。103は第2群レンズ203,204,
205の前群203,204を保持する第2群レンズホ
ルダーA,104は第2群レンズホルダーAと第2群レ
ンズの後群205を保持する第2群レンズ鏡筒である。
【0024】前記第2レンズホルダーA103を光軸に
垂直な面内をシフトすることで、防振効果が得られるも
のである。
【0025】211,213は第2レンズホルダーA1
03に一体的に保持された永久磁石であり、この永久磁
石211,213は互いに直交した位置に配置されてい
る。第2群レンズホルダーA103は二つの引っ張りバ
ネ(不図示)によって光軸に垂直面を保持されている。
また、この永久磁石211,213に対向した位置にそ
れぞれシフト用のコイル212,214が配置されてい
て、このコイル212,214も永久磁石211,21
3と同様に、それそれが直交した位置に配置されてい
る。この1対のコイルに流す電流を変えることによっ
て、レンズのシフト方向とレンズのシフト量が変わるも
のである。
【0026】105はシャッタ地板であり、光軸前方側
には2枚のシャッタ羽根106,107が配置されてい
る。このシャッタ羽根106, 107は、シャッタ駆動
部や防振駆動部の永久磁石やコイルなどから出る互いの
磁界を防止する磁気シールド部材で構成されている。1
08はシャッタ羽根106, 107を駆動させるシャッ
タ駆動マグネットであり、該シャッタ駆動マグネット1
08を駆動することによって前記シャッタ羽根106,
107が開閉し、フィルム4に適正露光を行っている。
141は前記シャッタ駆動マグネット108に対向した
位置で前記シャッタ羽根106, 107を保持している
羽根支持部材であり、該羽根支持部材141もシャッタ
駆動部や防振駆動部の永久磁石やコイルなどから出る互
いの磁界を防止する磁気シールド部材で構成されてい
る。
【0027】119は第3群レンズ206,207,2
08を保持する第3群レンズホルダであり、該第3群レ
ンズホルダ119にはガイドバー(不図示)と振れ止め
バー(不図示)が固定されている。前記ガイドバーと振
れ止めババー(不図示)により、前記第3群レンズホル
ダー119は光軸に沿って平行に移動している。また、
第3群ガイドバー(不図示)の光軸方向の後端部は後地
板123に保持されている。134は第4群レンズ20
9を保持する第4群レンズホルダーであり、後地板 12
3の光軸後側の収納部に保持されている。
【0028】次に、本実施の形態におけるズーム駆動機
構について説明する。
【0029】135はカメラ本体1にネジ等で固定さ
れ、本実施の形態の光学系を支える固定筒であり、内周
部にはメスヘリコイドが形成されている。この固定筒1
35の内側に第 1カム筒136があり、第1カム筒13
6の外周後部にはオスヘリコイド及びヘリコイドギアが
切られ、この第1カム筒136のオスヘリコイドが固定
筒135のメスヘリコイドに噛み合い、第1カム筒13
6はヘリコイドのリードに沿って光軸方向に回転しつつ
進退自在となるように構成されている。139は第1カ
ム筒136と光軸方向一体となり、回転せずに進退する
直進ガイド筒である。140は第2カム筒であり、外周
後部に形成された複数のカムピン140aが直進ガイド
筒139の内周部に形成された複数のインナーカム溝1
39dに摺動自在に保持されている。
【0030】前記第2カム筒140の内周面には、第1
群レンズ鏡筒102の後部外周面に形成された三本のカ
ムピン102eを摺動自在に支持する三個所のカム溝1
40bと、第2群レンズ鏡筒104の後部円周上に形成
された三本のカムピン104bを摺動自在に支持する三
個所のカム溝140cと、第4群レンズユニットを構成
する後地板123の外周部に形成された三本のカムピン
123bを摺動自在に支持する三個所のカム溝140d
とが、それぞれ形成されている。また、第2カム筒14
0は、ズーミングの為に光軸上を移動する少なくとも二
つのレンズ保持部材(102,104,123)を保持
している。
【0031】ズーミングの際に、第1群レンズ鏡筒10
2、第2群レンズ鏡筒、及び、第3,第4群レンズユニ
ットの構成部品である後地板123は、それぞれ第2カ
ム筒のカム溝140b,140c,140dのリフトに
沿って光軸周りを回転せずに、光軸方向に進退する。
【0032】上記実施の第1の形態によれば、防振駆動
部とシャッタ駆動部の間に配置されるシャッタ羽根10
6, 107、及び、該シャッタ羽根106, 107を保
持している羽根支持部材141を磁気シールド部材で構
成するようにしているため、防振駆動部の永久磁石21
1,213、コイル212,214やシャッタ駆動部で
あるシャッタ駆動マグネット108から出る互いの磁界
を防止することができ、それぞれの動作に前記磁気が悪
影響を及ぼすといったことが無くなる。
【0033】また、上記の様に互いの磁界を防止する磁
気シールド部材は、既存のシャッタ羽根106, 107
及び羽根支持部材141であるので、部品点数を増やす
こともない。
【0034】(実施の第2の形態)図4は本発明の実施
の第2の形態に係る防振機能付きカメラのシャッタ部の
構成を示す分解斜視図であり、この例では、シャッタ羽
根の前側にシャッタ駆動部と防振駆動部を集中させた構
成のものを想定している。
【0035】図4において、301は第2群レンズ鏡筒
であり、座グリ部301aと301bを有しており、こ
こにコイル302,303が取り付けられている。30
4は第2群レンズホルダであり、永久磁石305,30
6を保持する保持部304a,304bを有しており、
前記永久磁石305, 306は4極化されていて、前述
したコイル302,303に対向した位置に配置され
る。この第2群レンズホルダ304には、120度間隔
で軸部304c,304d,304eが3本突出して設
けられている。この軸部304c,304d,304e
は前記第2群レンズ鏡筒301の溝穴部301c,30
1d,301eにそれぞれ組み込まれ、光軸方向にはガ
タつきが少なくなるように保持されている。
【0036】307,308は引っ張りバネであり、一
方は第2群ホルダ304に、もう一方は第2群レンズ鏡
筒301の凸部301f,301gに、それぞれ掛けら
れている。従って、第2群レンズホルダ304は第2群
レンズ鏡筒301に中刷り状態になっている。そして、
前記コイル302に電流を流すことによって、前述の機
構により第2群レンズホルダ304が図4のA方向に移
動することになる。同様に、前記コイル303に電流を
流すことによって、前述の機構により第2群レンズホル
ダ304が図4のB方向に移動することになる。なお、
上記実施の第1の形態においても、これと同様の機構が
配置されている。
【0037】309は防磁部材であり、立曲げ部309
a,309bを有しており、前述の防振駆動部の磁界を
防止している。310はシャッタ駆動ロータであり、軸
部301a,310bを中心に回転し、軸部310cに
よってシャッタ羽根(不図示)を駆動している。31
1, 312, 313はシャッタヨークであり、314,
315のコイルが組み込まれ、このコイル314,31
5に電流を流すことで、シャッタの駆動を行う。
【0038】上記実施の第2の形態によれば、防振駆動
部とシャッタ駆動部の間に、立曲げ部309a,309
bを有する防磁部材309を配置するようにしているた
め、防振駆動部の永久磁石305,306、コイル30
2,303やシャッタ駆動部のヨーク311〜313、
コイル314,315から出る互いの磁界を防止するこ
とができ、それぞれの動作に前記磁気が悪影響を及ぼす
といったことが無くなる。
【0039】(実施の第5の形態)図5は本発明の実施
の第3の形態に係る防振機能付き一眼レフカメラの概略
を示す構成図である。
【0040】図5において、51はカメラ本体、52は
撮影レンズユニット、53,54は撮影レンズである。
撮影レンズユニット52を通過した光はミラー55によ
って反射され、ファインダへと導かれる。前記ミラー5
5で反射された光はペンタプリズム55によって正立正
像になり、接眼レンズ57によって拡大され、観察者の
目58に入る。また、撮影時にはミラー55がアップさ
れ、撮影レンズユニット52を通過した光がフォーカル
プレーンシャッタ59により光量制御されてフィルム6
0に到達する。
【0041】61は絞りであり、通常の非撮影時は一定
の開放状態になっている。撮影時には前記シャッタ59
の駆動と同時に絞り羽根61が適正な絞り値まで絞り込
まれ、撮影終了後に元の一定開放状態に戻される。62
は絞り駆動部であり、マグネットにより駆動している。
63は前記絞り61を保持する羽根押え板であり、該羽
根押え板63は防磁性を有する部材で構成されている。
レンズ54は防振用のレンズであり、このレンズ54を
撮影光軸に垂直にシフトさせることで、フィルム60に
達成する像をシフトすることができる。64,65はレ
ンズ54をシフト駆動させる為の防振駆動部である。6
6,67はカメラの振れ状態を検出する検出装置の構成
部品である。この検出装置の検出結果に応じて、レンズ
54をシフトして防振が行われる。従って、撮影時は、
シャッタ駆動,絞り駆動と防振駆動の三つの駆動が同時
に行われる。
【0042】上記の実施の第3の形態によれば、絞り駆
動部62と防振駆動部64,65の間に、防磁性を有す
る羽根押え板63を配置するようにしているため、一方
の駆動部に発生する磁界が他方の駆動部に悪影響を与え
てしまうといったことを無くすことができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光量調整手段と補正駆動手段のそれぞれが互いの磁気の
影響を受けることなく、適正な光量調整動作及び防振動
作を行うことができる防振機能付きカメラを提供できる
ものである。
【0044】また、本発明によれば、シャッタ手段と補
正駆動手段のそれぞれが互いの磁気の影響を受けること
なく、適正な光量調整動作及び防振動作を行うことがで
きる防振機能付きカメラを提供できるものである。
【0045】また、本発明によれば、新たな部品を具備
することなく、適正な光量調整動作及び防振動作を行う
ことができる防振機能付きカメラを提供できるものであ
る。
【0046】また、本発明によれば、絞り手段と補正駆
動手段のそれぞれが互いの磁気の影響を受けることな
く、適正な光量調整動作及び防振動作を行うことができ
る防振機能付きカメラを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係る防振機能付き
カメラの縦断面図である。
【図2】図1のカメラの横断面図である。
【図3】図1のカメラの撮影光軸位置における縦断面図
である。
【図4】本発明の実施の第2の形態に係る防振機能付き
カメラの主要部分の構成を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の第3の形態に係る防振機能付き
一眼レフカメラの構成図である。
【符号の説明】
62 絞り駆動部 63 羽根駆動部 64,65 防振駆動部 106, 107 シャッタ羽根 108 シャッタ駆動マグネット 141 羽根支持部材 203,204 レンズ群 211,213 永久磁石 212,214 コイル 309 防磁部材 305,306 永久磁石 302,303 コイル 311〜313 シャッタ駆動部のヨーク 314,315 コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気の駆動力による光量調節手段と、振
    れを補正する為に補正光学系を磁気の駆動力によって駆
    動する補正駆動手段とを有する防振機能付きカメラにお
    いて、前記光量調節手段と前記補正駆動手段との間に、
    各々の手段にて発生する磁気が互いに影響を与えないよ
    うにする防磁手段を配置したことを特徴とする防振機能
    付きカメラ。
  2. 【請求項2】 前記光量調整手段は、カメラの非撮影時
    には入射光を遮蔽し、撮影時には適正光量になるまで開
    口した後、再度遮蔽するシャッタ手段であることを特徴
    とする請求項1記載の防振機能付きカメラ。
  3. 【請求項3】 前記シャッタ手段は、シャッタ羽根と該
    シャッタ羽根を支持する羽根支持部材を有しており、前
    記シャッタ羽根と前記羽根支持部材の少なくとも一方
    が、前記防磁手段を兼用することを特徴とする請求項2
    記載の防振機能付きカメラ。
  4. 【請求項4】 前記光量調節手段は、カメラの非撮影時
    には一定開口を有し、撮影時に適正光量になるまで開口
    を絞り込んだ後、再度一定開口になる絞り手段であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の防振機能付きカメラ。
JP13099398A 1998-04-27 1998-04-27 防振機能付きカメラ Pending JPH11305280A (ja)

Priority Applications (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007121556A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd レンズ鏡筒
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