JPH11271833A - ブレ補正装置及びブレ補正カメラ - Google Patents

ブレ補正装置及びブレ補正カメラ

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JPH11271833A
JPH11271833A JP10071772A JP7177298A JPH11271833A JP H11271833 A JPH11271833 A JP H11271833A JP 10071772 A JP10071772 A JP 10071772A JP 7177298 A JP7177298 A JP 7177298A JP H11271833 A JPH11271833 A JP H11271833A
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JP
Japan
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lens
unit
blur correction
lens frame
smooth surface
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Application number
JP10071772A
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English (en)
Inventor
Yoshio Imura
好男 井村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトで電力消費を少なくすることがで
きるブレ補正装置及びブレ補正カメラを提供する。 【解決手段】 レンズ枠7は、平滑面73及び凹部73
aを備えている。ロックピン93は、先端に平滑面93
aを備えており、平滑面73は、平滑面93aと加圧接
触した状態でスライド可能である。ラッチソレノイド9
0がプランジャ90aを復帰すると、このプランジャ9
0aは、コイルばね90bの付勢力によって突出する。
その結果、レバー91が回転して、ロックピン93は、
コイルばね92の付勢力によって、レンズ枠7に向けて
突出する。平滑面93aと平滑面73aとが加圧接触し
た状態で、ブレ補正レンズ5の中心Oが光軸Iと一致す
るまで、レンズ枠7をモータ40が駆動すると、平滑面
93aが平滑面73aに嵌まり込み、ブレ補正レンズ5
をロックピン93でロックすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラなどにおけ
る手ブレなどによるブレを補正するブレ補正装置及びブ
レ補正カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平4−34514号公報は、ブレ補
正レンズと、このブレ補正レンズを保持するレンズ枠
と、固定位置と固定解除位置との間で切り替わり、この
レンズ枠を固定及び固定解除する固定部材と、固定解除
位置から固定位置に向けてこの固定部材を付勢する引張
コイルばねと、この固定部材と係合及び係合解除して、
固定解除位置において固定部材をロック及びロック解除
するロック部材とを備えるブレ補正装置を第5図〜第7
図に開示している。このブレ補正装置は、固定部材の外
周部に形成した溝部と、ロック部材に形成した爪部とを
係合及び係合解除することによって、レンズ枠を固定及
び固定解除している。
【0003】特開平6−67274号公報は、ブレ補正
レンズと、このブレ補正レンズを保持するレンズ枠と、
このレンズ枠に形成されたテーパ状の凹部と、この凹部
と係合するテーパ状の凸部を有するピンと、この凸部を
凹部と係合する方向に付勢するコイルばねと、この凸部
を駆動して凹部との係合を解除するプランジャ型ラッチ
ソレノイドとを備えるブレ補正装置を図2及び図3に開
示している。このブレ補正装置は、凸部及び凹部の中心
が一致していなくても、コイルばねの付勢力によって凸
部を凹部に嵌め込み、レンズ枠を固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−34514
号公報のブレ補正装置は、固定解除位置において固定部
材とロック部材との係合を解除するとともに、引張コイ
ルばねの付勢力に抗して固定部材を駆動するモータを備
えている。このモータは、固定位置から固定解除位置ま
で、引張コイルばねの付勢力に抗して、固定部材を駆動
するために、過大な電気エネルギーが必要であるという
問題があった。
【0005】特開平6−67274号公報のブレ補正装
置は、凸部及び凹部の位置がずれていても、凸部及び凹
部に形成したテーパ面によってレンズ枠を案内して、所
定の固定位置でレンズ枠をピンで固定していた。このた
めに、このピンは、ストロークの長いものである必要が
あり、ロック機構が大型化してしまうという問題があっ
た。また、このブレ補正装置は、凸部及び凹部の位置が
ずれていても、レンズ枠を駆動させながらロックしてい
るために、コイルばねの付勢力を大きなものとしなけれ
ばならなかった。その結果、このコイルばねの付勢力に
抗してピンを駆動する必要があるために、プランジャ型
ラッチソレノイドの消費電力が大きくなってしまうとい
う問題があった。
【0006】本発明の課題は、コンパクトで電力消費を
少なくすることができるブレ補正装置及びブレ補正カメ
ラを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施の形態に対応する符号を
付して説明するが、これに限定するものではない。すな
わち、請求項1の発明は、ブレを補正するブレ補正光学
系(5)と、前記ブレ補正光学系を保持する保持部材
(7)と、前記ブレ補正光学系を駆動する駆動力発生部
(40,41)と、前記保持部材を固定する固定部材
(93)と、前記固定部材を駆動する駆動部(92)と
を含み、前記保持部材は、前記固定部材の係合部(93
a)と係合する被係合部(73a)と、前記係合部と接
触移動が可能なスライド部(73)とを含み、前記駆動
部は、前記係合部と前記スライド部とを加圧接触(S1
202)させ、前記駆動力発生部は、前記係合部と前記
スライド部とが加圧接触した状態で、前記ブレ補正光学
系を駆動(S1203)して、前記係合部と前記被係合
部とを係合(S1204)させることを特徴とするブレ
補正装置である。
【0008】請求項2の発明は、ブレを補正するブレ補
正光学系(5)と、前記ブレ補正光学系を保持する保持
部材(7)と、前記ブレ補正光学系を駆動する駆動力発
生部(40,41)と、前記保持部材を固定する固定部
材(93)と、前記固定部材を駆動する駆動部(92)
とを含み、前記固定部材は、前記保持部材の係合部(7
30a)と係合する被係合部(930a)と、前記係合
部と接触移動が可能なスライド部(930)とを含み、
前記駆動部は、前記係合部と前記スライド部とを加圧接
触(S1202)させ、前記駆動力発生部は、前記係合
部と前記スライド部とが加圧接触した状態で、前記ブレ
補正光学系を駆動(S1203)して、前記係合部と前
記被係合部とを係合(S1204)させることを特徴と
するブレ補正装置である。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のブレ補正装置において、前記駆動力発生部は、
光軸(I)に対して略直交する方向に、前記ブレ補正光
学系を駆動し、前記駆動部は、前記光軸方向に前記固定
部材を駆動し、前記スライド部は、前記光軸に対して略
直交するスライド面(73;930)であることを特徴
とするブレ補正装置である。
【0010】請求項4の発明は、請求項3に記載のブレ
補正装置において、前記係合部は、前記スライド面と接
触可能で、かつ、先端部に平坦面を有する凸部(93
a;730a)であり、前記被係合部は、前記凸部が嵌
まり込む凹部(73a;930a)であり、前記凸部の
形状は、前記凹部の形状と略同一であることを特徴とす
るブレ補正装置である。
【0011】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
までのいずれか1項に記載のブレ補正装置において、前
記駆動部は、前記係合部と前記被係合部とを接触させる
加圧力のみを発生することを特徴とするブレ補正装置で
ある。
【0012】請求項6の発明は、請求項1から請求項5
までのいずれか1項に記載のブレ補正装置と、ブレを検
出し、ブレ検出信号を出力するブレ検出部(31)と、
前記ブレ検出信号に基づいて、前記駆動力発生部を駆動
制御(S909,S914)する制御部(4)とを含む
ブレ補正カメラ(20,30)である。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図面など
を参照して、本発明の実施形態について、さらに詳しく
説明する。まず、本発明の第1実施形態に係るブレ補正
装置を一眼レフカメラに適用した場合を例に挙げて説明
し、このブレ補正装置の概要を説明する。図1は、本発
明の第1実施形態に係るブレ補正装置を搭載した一眼レ
フカメラのブロック図である。
【0014】(交換レンズ)交換レンズ20は、角速度
センサ1,2と、センサ回路3と、レンズ側CPU4
と、ボイスコイルモータ(以下、VCMという)40,
41と、ブレ補正レンズ5と、位置センサ42,43
と、ラッチソレノイド90と、ブレモード設定スイッチ
SW3と、ロック状態検出スイッチSW4とを備えてい
る。交換レンズ20は、カメラボディ30に着脱自在に
取り付けられており、交換可能である。
【0015】角速度センサ1,2は、カメラに生じる振
動を検出するセンサである。角速度センサ1は、x軸回
りの角速度を検出するピッチング検出用の角速度センサ
であり、角速度センサ2は、y軸回りの角速度を検出す
るヨーイング検出用の角速度センサである。角速度セン
サ1,2は、それぞれ検出した角速度に応じた角速度信
号(ブレ検出信号)を、センサ回路3に出力する。
【0016】センサ回路3は、角速度センサ1,2が出
力する角速度信号について、所定の処理をする回路であ
る。センサ回路3は、角速度センサ1,2が出力する角
速度信号から所定の周波数成分を除去するフィルタと、
このフィルタの出力信号を増幅するアンプなどからな
る。
【0017】レンズ側CPU4は、ブレ補正制御をする
ための中央処理部である。レンズ側CPU4は、センサ
回路3の出力信号、焦点距離情報及び撮影距離情報など
に基づいてブレ速度及びブレ補正量を演算する。レンズ
側CPU4は、位置センサ42,43が出力する位置検
出信号と、ブレ速度及びブレ補正量に応じた目標駆動位
置信号との差を演算して、ブレ補正レンズ7を駆動制御
するための駆動信号を、VCM40,41にそれぞれ出
力する。レンズ側CPU4は、信号ラインSL1,SL
2を介して、ボディ側CPU31と通信が可能である。
【0018】VCM40,41は、ブレ補正レンズ5を
駆動するためのモータである。VCM40は、ブレ補正
レンズ5をy軸方向に駆動するためのモータであり、V
CM41は、ブレ補正レンズ5をx軸方向に駆動するた
めのモータである。VCM40,41は、コイルに駆動
電流(駆動信号)が流れると、それぞれx軸方向及びy
軸方向に電磁力を発生する。
【0019】ブレ補正レンズ5は、撮影光学系の少なく
とも一部を構成し、撮影光路を変更してブレを補正する
レンズである。ブレ補正レンズ5は、例えば、光軸に対
して略直交する方向に駆動してブレを補正する。
【0020】位置センサ42,43は、ブレ補正レンズ
5の位置を検出するセンサである。位置センサ42は、
ブレ補正レンズ7のy軸方向の位置を検出し、位置セン
サ43は、ブレ補正レンズ7のx軸方向の位置を検出す
る。位置センサ8,9は、ブレ補正レンズ5の位置に関
する位置検出信号を、レンズ側CPU4にフィードバッ
クする。
【0021】ラッチソレノイド90は、ブレ補正レンズ
5をロック及びロック解除するための部材である。ラッ
チソレノイド90は、例えば、公知のプランジャ型ラッ
チソレノイドなどである。
【0022】ブレモード設定スイッチSW3は、ブレを
補正するか否かを設定するためのスイッチである。ブレ
モード設定スイッチSW3は、ブレを補正する第1のモ
ードと、ブレを補正しない第2のモードとの間で切替可
能である。
【0023】ロック状態検出スイッチSW4は、ブレ補
正レンズ5のロック状態とロック解除状態とを検出する
スイッチである。ロック状態検出スイッチSW4は、ブ
レ補正レンズ5がロック状態にあるときにはON動作
し、ブレ補正レンズ5がロック解除状態にあるときには
OFF動作する。
【0024】(カメラボディ)カメラボディ30は、ボ
ディ側CPU31と、被写体の明るさを測る測光部32
と、被写体までの距離を測る測距部33と、焦点距離読
み込み部34と、撮影距離読み込み部35と、シャッタ
部36と、絞り部37と、AF駆動部38と、フィルム
駆動部39と、半押しスイッチSW1と、全押しスイッ
チSW2とを備えている。
【0025】ボディ側CPU31は、カメラボディ30
側の種々の制御をするための中央処理部である。ボディ
側CPU31は、例えば、撮影のための種々の制御を行
う。ボディ側CPU31は、半押しスイッチSW1のO
N動作時(半押し動作中)にブレ補正を開始するための
ブレ補正開始信号、全押しスイッチSW2のON動作時
(露光中)にブレ補正を開始するためのブレ補正開始信
号、ブレ補正を停止するためのブレ補正停止信号などを
発生する。
【0026】焦点距離読み込み部34は、撮影光学系の
焦点距離を検出して読み込むものである。焦点距離読み
込み部34は、例えば、図示しないズーム光学系を光軸
方向に移動するために、撮影者が操作する図示しないズ
ーム環の位置や、ズーム光学系の光軸方向における位置
から焦点距離を検出して読み込む。焦点距離読み込み部
34は、読み込んだ焦点距離情報をボディ側CPU31
に伝達する。
【0027】撮影距離読み込み部35は、撮影距離を検
出して読み込むものである。焦点距離読み込み部35
は、図示しないフィルム面から被写体までの距離を、A
F駆動部の駆動結果に基づいて検出して読み込む。撮影
距離読み込み部35は、読み込んだ撮影距離情報をボデ
ィ側CPU31に伝達する。
【0028】シャッタ部36は、図示しないフィルム面
への入射光線の通路を開閉したり、時間露光するもので
ある。シャッタ部36は、図示しないミラーを駆動する
ミラー駆動部と、このミラー駆動部を駆動制御するシャ
ッタ制御部などからなる。シャッタ部36は、設定した
シャッタ秒時(シャッタスピード、露光時間)に基づい
て、シャッタ動作を行う。
【0029】絞り部37は、撮影光学系を透過した光線
束や光量などを制限するものである。絞り部37は、同
心状に口径を連続的に可変する絞り機構部と、この絞り
機構部を駆動する絞り駆動部などからなる。
【0030】AF駆動部38は、測距部33の測距結果
に基づいて、焦点調節をするものである。AF駆動部3
8は、撮影光学系の少なくとも一部を構成するフォーカ
ス光学系を光軸方向に駆動するためのAFモータと、こ
のAFモータを駆動制御するAF制御回路などからな
る。
【0031】フィルム駆動部39は、図示しないフィル
ムの巻き上げ及び巻き戻しをするものである。フィルム
駆動部39は、フィルムを巻き上げ及び巻き戻すための
モータと、このモータを駆動制御する制御回路などから
なる。
【0032】半押しスイッチSW1は、一連の撮影準備
動作を開始するためのスイッチである。半押しスイッチ
SW1は、図示しないレリーズボタンの半押し動作に連
動してON動作する。
【0033】全押しスイッチSW2は、露光動作などの
撮影動作を開始するためのスイッチである。全押しスイ
ッチSW2は、レリーズボタンの全押し動作に連動して
ON動作する。
【0034】信号ラインSL1は、焦点距離情報や撮影
距離情報などの、撮影に関する種々の情報を、ボディ側
CPU31からレンズ側CPU4に送信するためのもの
である。
【0035】信号ラインSL2は、ブレ補正制御に関す
る信号を、ボディ側CPU31からレンズ側CPU4に
送信するためのものである。信号ラインSL2は、ブレ
補正開始信号やブレ補正停止信号などを送信する。
【0036】(ブレ補正装置)図2は、本発明の第1実
施形態に係るブレ補正装置を示す断面図である。図3
は、図2のIII−IIIA線で切断した状態を示す断
面図である。図4は、図2のIV−IV線で切断した状
態を示す断面図である。図5は、図2のV−VA線で切
断した状態を示す断面図である。なお、図2のIII−
IIIB線で切断した断面図における部材の番号は、図
3においてかっこを付して示す。また、図2のV−VB
線で切断した断面図における部材の番号は、図5におい
てかっこを付して示す。
【0037】ブレ補正レンズ5は、光軸Iに対して略直
交する方向に移動してブレを補正するレンズである。ブ
レ補正レンズ5は、図2〜図5に示すように、レンズ枠
7の内周部に嵌め込まれて固定されている。
【0038】レンズ枠7は、ブレ補正レンズ5を保持す
る部材である。レンズ枠7は、図2及び図5に示すよう
に、光軸Iと垂直な平面内に配置されたスリット部材4
2b,43bと、図3及び図4に示すように、鋼球組み
込み部10,11,12側に鋼球受け部材70,71,
72と、図3及び図5に示すように、VCM40,41
のコイル40c,41cとを取り付けている。レンズ枠
7の外周部には、図3及び図4に示すように、ばね掛け
部7a,7b,7cと、フック部7g,7hとが突出し
て形成されている。また、レンズ枠7は、図2に示すよ
うに、ロック装置9と対向する側の表面に平滑面73を
備えている。
【0039】鋼球受け部材70,71,72は、光軸I
に対して略直交する方向にレンズ枠7が移動するとき
に、このレンズ枠7を移動自在にガイドするための部材
である。鋼球受け部材70,71,72は、図3及び図
4に示すように、レンズ枠7を円滑に移動するための鋼
球10a,11a,12aと接触している。鋼球受け部
材70,71,72は、鋼球10a,11a,12aよ
りも硬度の高い金属からなる。鋼球受け部材70,7
1,72は、鋼球組み込み部10,11,12の端面1
0b,11b,12bと面接触するように、その表面を
平面状に形成することが好ましい。
【0040】ばね60,61,62は、ベース部材14
に対してレンズ枠7を移動自在に支持するとともに、鋼
球10a,11a,12aとレンズ枠7とを加圧接触さ
せるための付勢部材である。ばね60,61,62は、
図3及び図4に示すように、その端部をばね掛け部7
a,7b,7cにそれぞれ取り付けており、反対側の端
部をばね掛け部14a,14b,14cにそれぞれ取り
付けている。本発明の実施形態では、ばね60,61,
62の付勢力の合計は、ブレ補正レンズ5、レンズ枠
7、コイル40c,41c、鋼球受け部材70,71,
72及びスリット板42b,43bの全重量(以下、W
とする)に対して、1.5〜5倍の1.5W〜5Wに設
定することが好ましい。
【0041】ベース部材14は、鋼球組み込み部10,
11,12及び軸受部15などを取り付けるための固定
部材である。ベース部材14には、図3及び図4に示す
ように、ばね掛け部14a,14b,14cが形成され
ている。ベース部材14の外周部には、図3〜図5に示
すように、保護部材13を取り付けるためのフランジ部
14gが形成されている。ベース部材14は、図3〜図
5に示すように、鋼球組み込み部10,11,12と、
一対の軸受部15と、VCM40,41のヨーク40
d,41dと、位置センサ42,43の受光素子42
d,43dと、図2に示すロック装置9のラッチソレノ
イド90とを取り付けている。
【0042】保護部材13は、VCM40,41などの
駆動機構を、ベース部材700とともに保護するケーシ
ング部材である。保護部材13は、図3及び図5に示す
ように、VCM40,41のヨーク40a,41aと、
位置センサ42,43の発光素子42a,43aと、図
3及び図4に示すように、レンズ枠受け部13a,13
b,13cとを、レンズ枠7側の面に取り付けている。
また、保護部材13は、図2に示すレバー91を回転自
在に支持している。
【0043】レンズ枠受け部13a,13b,13c
は、図3及び図4において、レンズ枠7が図中左方向に
移動したときに、このレンズ枠7を受け止めるととも
に、レンズ枠7の移動距離を所定範囲内に規制する部分
である。レンズ枠受け部13a,13b,13cは、光
軸Iを中心として120度間隔を開けて配置されてい
る。レンズ枠受け部13a,13b,13cは、レンズ
枠7と面接触するように、その表面を平面状に形成する
ことが好ましい。また、レンズ枠受け部13a,13
b,13cとレンズ枠7との距離は、鋼球受け部材7
0,71,72と端面10a,11a,12aとが相対
的に離間したときに、鋼球収納部10c,11c,12
cから鋼球10a,11a,12aが脱落しない程度の
大きさに設定することが好ましい。
【0044】ガイド軸9は、光軸Iに対して略直交する
方向にレンズ枠7を移動自在にガイドするとともに、ブ
レ補正レンズ5が光軸I回りに回転するのを防止するた
めの部材である。ガイド軸9は、図2に示すように、x
軸方向及びy軸方向のいずれの方向とも、直角以外の所
定の角度で交差する方向(図中C方向)に配置してい
る。ガイド軸9は、レンズ枠7のフック部7g,7hが
図中C方向に移動可能なように、このフック部7g,7
hに嵌め込まれている。
【0045】ガイドアーム8は、ガイド軸9のガイド方
向(図中C方向)に対して、レンズ枠7を平行移動する
ための部材である。ガイドアーム8は、図2に示すよう
に、その両端部に軸受部8g,8hが形成されており、
この軸受部8g,8hにガイド軸9が回転自在に嵌め込
まれている。ガイドアーム8は、図4に示すように、ベ
ース部材14側の端部に軸8aが形成されており、軸受
部15に軸8aが回転自在に嵌め込まれている。その結
果、ガイドアーム8は、図中矢印方向に回転可能なよう
に、ベース部材14に支持されている。このガイドアー
ム8が回転することにより、レンズ枠7は、ガイド軸9
のガイド方向(図中C方向)と直交する方向(図中D方
向)に移動することができる。なお、ガイドアーム8
は、一対の軸8aを一対の軸受部15にそれぞれ嵌め込
んでいるが、図4では、一方の軸8a及び軸受部15に
ついては、図示を省略している。
【0046】VCM40,41は、光軸Iに対して略直
交する方向にブレ補正レンズ5を駆動するためのモータ
である。VCM40は、図2に示すように、y軸方向に
電磁力Pyを発生して、レンズ枠7をy軸方向に駆動す
るモータである。VCM41は、x軸方向に電磁力Px
を発生して、レンズ枠7をx軸方向に駆動するモータで
ある。VCM40,41は、レンズ枠7に作用する電磁
力の方向が異なる以外は同一構造であり、以下では、V
CM40について説明する。VCM40は、図3に示す
ように、保護部材13のレンズ枠7側の面に取り付けら
れたヨーク40aと、このヨーク40aとの間で磁界を
形成する永久磁石40bと、ヨーク40aと永久磁石4
0bとの間に配置され、レンズ枠7に取り付けられたコ
イル40cと、ベース部材14のレンズ枠7側の面に取
り付けられ、永久磁石40bを固定するヨーク40dと
から構成されている。VCM40は、コイル40cに電
流が流れると、図2に示すy軸方向に沿ってブレ補正レ
ンズ5を下方に駆動する電磁力Pyを発生し、コイル4
0cに逆方向の電流が流れると、ブレ補正レンズ5を逆
方向(上方)に駆動する電磁力Pyを発生する。
【0047】位置センサ42,43は、ブレ補正レンズ
5の位置を検出するためのセンサである。位置センサ4
2は、ブレ補正レンズ5のy軸方向の位置を検出するセ
ンサであり、位置センサ43は、ブレ補正レンズ5のx
軸方向の位置を検出するセンサである。位置検出センサ
42,43は、図2に示すように、VCM40,41と
対向する位置に、ガイド軸9を避けてそれぞれ配置され
ている。位置センサ42,43は、いずれも同一構造で
あり、以下では、位置センサ42について説明する。
【0048】位置センサ42は、図5に示すように、保
護部材13のレンズ枠7側の面に取り付けられた発光素
子(LED)42aと、ベース部材14のレンズ枠7側
の面に取り付けられた受光素子(PSD)42dと、発
光素子42aと受光素子42dとの間に配置されたスリ
ット部材42bと、このスリット部材42bに形成され
たスリット42cとから構成されている。発光素子42
aから出射した光は、スリット42cを通過し、受光素
子42dに達する。スリット部材42bが移動すると、
スリット42cを通過して受光素子42dに達する光の
位置(光スポット)も移動する。光の位置が変化する
と、受光素子42dの出力信号が変化するために、ブレ
補正レンズ5のy軸方向の位置を、この出力信号の変化
に基づいて検出することができる。
【0049】鋼球組み込み部10,11,12は、鋼球
10a,11a,12aなどを保持する部分である。鋼
球組み込み部10,11,12は、図3及び図4に示す
ように、同一構造であり、以下では、鋼球組み込み部1
0を中心に説明する。鋼球組み込み部10は、図4に示
すように、ベース部材14のレンズ枠7側の面に、この
レンズ枠7に向かって突出して取り付けられている。鋼
球組み込み部10は、鋼球10aと、端面10bと、鋼
球収納部10cと、圧縮ばね収納部10dと、鋼球受け
部材10eと、圧縮ばね10fと、ビス10gとからな
る。
【0050】鋼球10a,11a,12aは、光軸Iに
対して略直交する方向に、レンズ枠7を円滑に移動し、
かつ、案内するためのガイド部材である。鋼球10a,
11a,12aは、図2に示すように、光軸Iを中心と
して120度間隔を開けて配置されている。
【0051】端面10bは、レンズ枠7を受け止めるガ
イド部材である。端面10bは、図4に示す左方向にレ
ンズ枠7が移動したときに、このレンズ枠7と接触して
受け止める。端面10bは、鋼球受け部材70と面接触
するように、その表面を平面状に形成することが好まし
い。
【0052】鋼球収納部10cは、端面10bから鋼球
10aが僅かに突出した状態で、この鋼球10aを収納
する部分である。鋼球収納部10cは、圧縮ばね収納部
10dの鋼球受け部材10e側の底面から端面10bま
での間に形成されている。鋼球収納部10cは、その内
径が圧縮ばね収納部10dの内径よりも小さいために、
圧縮ばね10fの付勢力によって、圧縮ばね収納部10
d内から鋼球受け部材10eが飛び出すことはない。
【0053】圧縮ばね収納部10dは、鋼球受け部材1
0eと、この鋼球受け部材10eをレンズ枠7側に向け
て付勢する圧縮ばね10fとを収納する部分である。圧
縮ばね収納部10dには、ビス10gと噛み合う雌ねじ
部10hが形成されている。圧縮ばね収納部10dは、
鋼球受け部材10e及び圧縮ばね10fを雌ねじ部10
hから内部に挿入し、ビス10gを雌ねじ部10hにね
じ込むことによって、鋼球受け部材10e及び圧縮ばね
10fを固定している。
【0054】鋼球受け部材10eは、鋼球10aと加圧
接触した状態により、この鋼球10aを受け止めるガイ
ド部材である。鋼球受け部材10eは、鋼球10aより
も硬度の高い金属からなり、鋼球10aと点接触するよ
うに、その表面を平面状に形成することが好ましい。
【0055】圧縮ばね10fは、レンズ枠7側に向けて
鋼球受け部材10eを付勢する部材である。本発明の実
施形態では、圧縮ばね10f,11f,12fの付勢力
の合計は、ばね60,61,62の付勢力の合計に対し
て、2倍以上に設定することが好ましい。例えば、ばね
60,61,62の付勢力の合計が1.5Wであるとき
には、圧縮ばね10f,11f,12fの付勢力の合計
は、3W以上に設定することが好ましい。その結果、ブ
レ補正レンズ5がいかなる姿勢であっても、図2〜図5
に示す位置でブレ補正レンズ5を支持することができ
る。
【0056】(ロック装置)図6は、本発明の第1実施
形態に係るブレ補正装置におけるロック装置がレンズ枠
をロックした状態を示す断面図である。図7は、本発明
の第1実施形態に係るブレ補正装置におけるロック装置
がレンズ枠をロック解除した状態を示す断面図である。
図8は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置にお
けるロック装置の平滑面がレンズ枠の平滑面と接触した
状態を示す断面図である。
【0057】ロック装置9は、レンズ枠7をロック及び
ロック解除するための装置である。ロック装置9は、ラ
ッチソレノイド90、レバー91、コイルばね92及び
ロックピン93などを備えている。
【0058】ラッチソレノイド90は、通電することに
よって、レンズ枠7をロック状態とロック解除状態とに
切り替える部材である。ラッチソレノイド90は、図中
A方向に進退自在のプランジャ90aと、このプランジ
ャ90aを図中左方向に付勢コイルばね90bと、プラ
ンジャ90aの先端に形成されたフランジ部90cなど
を備えている。ラッチソレノイド90は、ベース部材1
4のレンズ枠7側の面に取り付けられている。
【0059】レバー91は、レンズ枠7をロック及びロ
ック解除するための部材である。レバー91は、プラン
ジャ90aの駆動をロックピン93に伝達するための部
材である。レバー91は、その略中央に形成され、保護
部材13の軸受部13dに回転自在に支持された軸91
aと、端部に形成され、フランジ部90cに掛けられた
フック部91cと、反対側の端部に形成され、ロックピ
ン93のフランジ部93dに掛けられたフック部91d
とを備えている。
【0060】ロックピン93は、その端部(先端部)に
形成された平滑面93aと、この平滑面93aの後方に
取り付けられたばね受け部材93cと、ロックピン93
の反対側の端部に形成されたフランジ部93dとを備え
ている。ロックピン93は、保護部材93を貫通してお
り、光軸Iと平行な方向に移動可能なように、この保護
部材93に嵌まり込んでいる。ロックピン93は、プラ
ンジャ90aの動作と連動して、レンズ枠7に対して進
退自在である。
【0061】平滑面93aは、光軸Iに対して略直交す
る方向に形成した平滑面73がスライド可能なように、
この平滑面73と加圧接触し、かつ、平滑面73の略中
央に形成された凹部73aと嵌合する部分である。平滑
面93aは、平滑面73と平行に形成されており、ブレ
補正レンズ5及びレンズ枠7の駆動方向に対して平行に
なるように、光軸Iに対して略垂直に形成されている。
平滑面93aは、凹部73aとの嵌め合いが容易なよう
に、その断面形状を凹部73aの断面形状と略同じにす
ることが好ましい。平滑面93a及び凹部73aは、こ
れらの中心線に対称な両側面が傾斜したテーパ状や、側
面の一部だけが傾斜した形状よりも、図6〜図8に示す
ように、これらの中心線に対称な両側面がこの中心線に
平行であるような形状が好ましい。
【0062】コイルばね92は、ロックピン93を図中
右方向に付勢する部材である。コイルばね92は、保護
部材14に形成されたコイルばね収納部13e内に収納
されている。コイルばね92は、平滑面93aが平滑面
73と加圧接触し、かつ、平滑面73上から凹部73a
内に、平滑面93aを移動するだけの付勢力を発生す
る。
【0063】つぎに、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置の動作を説明する。図9は、本発明の第1実施
形態に係るブレ補正装置の動作を説明するためのフロー
チャートである。図10は、図9に続くフローチャート
である。なお、ボディ側CPU31は、図示しないメイ
ンスイッチがON動作すると本フローをスタートして、
レンズ側CPU4に電源を供給する。
【0064】ステップ(以下、Sとする)901におい
て、ボディ側CPU31は、半押しスイッチSW1がO
N動作したか否かを判断する。半押しスイッチSW1が
ON動作したときには、S902に進み、半押しスイッ
チSW1がON動作しなかったときには、半押しスイッ
チSW1がON動作するまで、ボディ側CPU31が判
断を繰り返す。
【0065】S902において、ボディ側CPU31
は、ブレモード設定スイッチSW3がON動作したか否
かを判断する。ブレモード設定スイッチSW3がON動
作したときには、S903に進み、ブレモード設定スイ
ッチSW3がON動作しなかったときには、S904に
進む。
【0066】S903において、ボディ側CPU31
は、レンズ側CPU4にブレ検出開始を指示する。ボデ
ィ側CPU31は、信号ラインSL2を介して、ブレ検
出開始信号をレンズ側CPU4に送信する。レンズ側C
PU4は、このブレ検出開始信号に基づいて、角速度セ
ンサ1,2への電源の供給を図示しない電源回路に指示
し、角速度センサ1,2は、カメラに加わる振動の検出
を開始する。
【0067】S904において、ボディ側CPU31
は、測光部32に測光を指示する。測光部32は、シャ
ッタ秒時及び絞り値を決定するために、被写体の明るさ
を測定する。
【0068】S905において、ボディ側CPU31
は、測距部33に測距を指示する。測距部33は、焦点
調整をするために、被写体までの距離を測定する。
【0069】S906において、ボディ側CPU31
は、AF駆動部38にAF駆動を指示する。AF駆動部
38は、測距部33の測距結果に応じて、図示しないフ
ォーカス光学系をAF制御回路によって駆動制御して、
フォーカス光学系が焦点調節をする。
【0070】S907において、ボディ側CPU31
は、ブレモード設定スイッチSW3がON動作している
か否かを判断する。ブレモード設定スイッチSW3がO
N動作を維持しているときには、S908に進み、ブレ
モード設定スイッチSW3がON動作していないときに
は、S919に進む。
【0071】S908において、ボディ側CPU31
は、レンズ側CPU4にロック解除を指示する。ボディ
側CPU31は、ブレ補正レンズ5のロック状態を解除
するために、信号ラインSL2を介して、ロック解除開
始信号をレンズ側CPU4に送信する。
【0072】S909において、ボディ側CPU31
は、レンズ側CPU4にブレ補正開始を指示する。ボデ
ィ側CPU31は、半押し動作中(撮影準備動作中)に
ブレを補正するブレ補正開始信号を、信号ラインSL2
を介してレンズ側CPU4に送信する。また、ボディ側
CPU31は、信号ラインSL1を介して、焦点距離読
み込み部34が読み込んだ焦点距離情報及び撮影距離読
み込み部35が読み込んだ撮影距離情報を、レンズ側C
PU4に送信する。レンズ側CPU4は、焦点距離情報
及び撮影距離情報を読み込み、これらの情報と角速度セ
ンサ1,2が検出した角速度信号などに基づいて、ブレ
補正量を演算する。レンズ側CPU4は、このブレ補正
量に応じた目標位置情報を演算し、この目標位置情報に
基づいて、VCM40,41を駆動制御する。
【0073】図2に示す状態において、レンズ枠7は、
そのフック部7g,7hがガイド軸9に掛けられている
ために、光軸I回りの回転が規制されている。このため
に、y軸方向に沿って下方の電磁力PyをVCM40が
発生すると、レンズ枠7は、ガイド軸9上を右下がりに
移動する。その結果、図4に示すガイドアーム8は、軸
8aを中心として反時計回りに回転する。ガイドアーム
8が回転すると、図2に示すガイド軸9は、その長手方
向と直交する方向(図中D方向)に平行移動する。レン
ズ枠7は、鋼球10a,11a,12aによって、光軸
I方向の移動が規制されている。このために、レンズ枠
7は、光軸Iに対して垂直な平面内(xy平面内)を、
ブレ補正レンズ5とともに移動して、ブレ補正レンズ5
がブレを補正する。一方、図2に示す状態において、x
軸方向に沿って左向きの電磁力PxをVCM41が発生
すると、レンズ枠7は、ガイド軸9上を左上がりに移動
して、ガイド軸9は、その長手方向と直交する方向(図
中D方向)に平行移動する。このように、レンズ枠7
は、光軸Iに垂直な平面内(xy平面内)において、任
意の位置に移動することができる。
【0074】フック部7g,7hは、図4に示すよう
に、光軸I方向に僅かに移動可能なように、ガイド軸9
に掛けられている。このために、図3及び図4に示す状
態において、右方向の衝撃力がレンズ枠7に作用する
と、このレンズ枠7は、右方向に移動を開始する。その
結果、鋼球受け部材10e,11e,12e,70,7
1,72は、鋼球10a,11a,12aとの接触部に
おいて衝撃力を集中して受ける。鋼球受け部材70,7
1,72は、鋼球10a,11a,12a及び鋼球受け
部材10e,11e,12eを右方向に押しながら、圧
縮ばね10f,11f,12fを撓ませる。圧縮ばね1
0f,11f,12fは、衝撃力を吸収して、鋼球受け
部材10e,11e,12e,70,71,72と鋼球
10a,11a,12aとの接触部における衝撃力を緩
和する。その結果、これらの接触部にくぼみ(圧痕)が
形成さない。
【0075】設定値を越える衝撃力がレンズ枠7に作用
すると、端面10b,11b,12bは、鋼球受け部材
70,71,72に接触して、レンズ枠7が移動を停止
する。鋼球受け部材70,71,72と端面10b,1
1b,12bとは、面接触するために、接触部にくぼみ
(圧痕)を形成することがない。
【0076】図3及び図4に示す状態において、左方向
の衝撃力がレンズ枠7に作用すると、レンズ枠7は、ば
ね60,61,62の付勢力に抗して左方向に移動す
る。その結果、鋼球受け部材70,71,72及び鋼球
受け部材10e,11e,12eは、互いに離間する方
向に移動する。衝撃力が小さいときには、ばね60,6
1,62がこの衝撃力を吸収するが、衝撃力が大きいと
きには、レンズ枠受け部13a,13b,13cがレン
ズ枠7と接触して、レンズ枠7が移動を停止する。レン
ズ枠7は、レンズ枠受け部13a,13b,13cと接
触するために、鋼球10a,11a,12aは、鋼球収
納部10c,11c,12cから脱落しない。
【0077】図9に示すS910において、ボディ側C
PU31は、半押しスイッチSW1がON動作している
か否かを判断する。半押しスイッチSW1がON動作を
維持しているときには、S911に進み、半押しスイッ
チSW1がON動作していないときには、S922に進
む。
【0078】S911において、ボディ側CPU31
は、全押しスイッチSW2がON動作しているか否かを
判断する。全押しスイッチSW2がON動作をしたとき
には、S912に進み、全押しスイッチSW2がON動
作しなかったときには、S910に戻る。
【0079】S912において、ボディ側CPU31
は、レンズ側CPU4にブレ補正停止を指示する。ボデ
ィ側CPU31は、ブレ補正動作を一旦停止するため
に、信号ラインSL2を介して、ブレ補正停止信号をレ
ンズ側CPU4に送信する。レンズ側CPU4は、この
ブレ補正停止信号に基づいて、VCM40,41を停止
させる。
【0080】S913において、ボディ側CPU31
は、レンズ側CPU4にセンタリング動作開始を指示す
る。ボディ側CPU31は、信号ラインSL2を介し
て、センタリング動作開始信号をレンズ側CPU4に送
信する。レンズ側CPU4は、このセンタリング動作開
始信号に基づいて、VCM40,41を駆動制御する。
VCM40,41は、図8に示すブレ補正レンズ5の中
心Oが、撮影光学系全体の光軸Iと一致するまでレンズ
枠7を駆動する。
【0081】S914において、ボディ側CPU31
は、レンズ側CPU4にブレ補正開始を指示する。ボデ
ィ側CPU31は、全押し動作中(撮影動作中)にブレ
を補正するブレ補正開始信号を、信号ラインSL2を介
してレンズ側CPU4に送信する。レンズ側CPU4
は、このブレ補正開始信号に基づいて、VCM40,4
1を駆動制御して、ブレ補正レンズ5がブレ補正を再開
する。
【0082】S915において、ボディ側CPU31
は、露光を指示する。シャッタ部36及び絞り部37が
作動して、露光を開始する。
【0083】S916において、ボディ側CPU31
は、レンズ側CPU4にブレ補正停止を指示する。ボデ
ィ側CPU31は、信号ラインSL2を介してブレ補正
停止信号をレンズ側CPU4に送信する。レンズ側CP
U4は、このブレ補正停止信号に基づいて、VCM4
0,41の駆動を停止させる。
【0084】S917において、ボディ側CPU31
は、レンズ側CPU4にロックを指示する。ボディ側C
PU31は、ブレ補正レンズ5をロックするために、信
号ラインSL2を介して、ロック開始信号をレンズ側C
PU4に送信する。
【0085】S918において、ボディ側CPU31
は、フィルム駆動部39にフィルム巻上げを指示し、フ
ィルム駆動部39が図示しないフィルムを巻き上げて、
リターンする。
【0086】S919において、ボディ側CPU31
は、半押しスイッチSW1がON動作しているか否かを
判断する。半押しスイッチSW1がON動作を維持して
いるときには、S920に進み、半押しスイッチSW1
がON動作していないときには、S901に戻る。
【0087】S920において、ボディ側CPU31
は、全押しスイッチSW2がON動作しているか否かを
判断する。全押しスイッチSW2がON動作したときに
は、S921に進み、全押しスイッチSW2がON動作
しなかったときには、S919に戻る。
【0088】S921において、ボディ側CPU31
は、露光を指示する。シャッタ部36及び絞り部37が
作動して、露光を開始する。
【0089】S922において、ボディ側CPU31
は、レンズ側CPU4にブレ補正停止を指示する。ボデ
ィ側CPU31は、ブレ補正停止信号をレンズ側CPU
4に送信し、レンズ側CPU4は、VCM40,41の
駆動制御を停止する。
【0090】S923において、ボディ側CPU31
は、レンズ側CPU4にロックを指示する。ボディ側C
PU31は、ブレ補正レンズ5をロックするために、ロ
ック開始信号をレンズ側CPU4に送信して、S901
に戻る。
【0091】つぎに、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置におけるロック装置の動作をロック動作とロッ
ク解除動作とに分けて説明する。図11は、本発明の第
1実施形態に係るブレ補正装置におけるロック装置のロ
ック動作を説明するためのフローチャートである。図1
2は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置におけ
るロック装置のロック解除動作を説明するためのフロー
チャートである。
【0092】(ロック解除動作)S1101において、
レンズ側CPU4は、ロック状態検出スイッチSW4が
ON動作しているか否かを判断する。レンズ側CPU4
は、ボディ側CPU31が送信したロック解除開始信号
を受信すると、ロック状態検出スイッチSW4がON動
作しているか否かを判断する。図6に示すように、平滑
面93aが凹部73aに嵌まり込んでいるときには、ロ
ックピン93は、ブレ補正レンズ5の中心Oが光軸Iと
一致するセンタ位置において、このブレ補正レンズ5を
ロックしている。この状態では、ばね受け部材93c
は、ロック状態検出スイッチSW4をON動作してい
る。ロック状態検出スイッチSW4がON動作している
ときには、S1102に進み、ロック状態検出スイッチ
SW4がON動作していないときには、リターンする。
【0093】S1102において、レンズ側CPU4
は、VCM40,41にセンタ保持させる。レンズ側C
PU4は、VCM40,41を駆動制御し、VCM4
0,41は、ブレ補正レンズ5の中心Oが光軸Iと一致
するセンタ位置において、レンズ枠7を保持する。
【0094】S1103において、レンズ側CPU4
は、ラッチソレノイド90にプランジャ90aを吸引さ
せる。レンズ側CPU4は、ラッチソレノイド90に電
源を供給するように、図示しない電源回路に指示する。
この電源回路がラッチソレノイド90に約20〜40m
s通電すると、ラッチソレノイド90は、コイルばね9
0bの付勢力に抗して、プランジャ90aを吸引する。
【0095】S1104において、レンズ側CPU4
は、ロック状態検出スイッチSW4がON動作したか否
かを判断する。プランジャ90aが図中A方向に後退す
ると、フランジ部90cにフック部91cが掛かってい
るために、レバー91は、軸91aを中心に反時計回り
に回転する。フック部91dは、フランジ部93dに掛
かっているために、ロックピン93は、レバー91の回
転に連動して、コイルばね92の付勢力に抗して移動す
る。その結果、図7に示すように、平滑面93aが凹部
73aから抜けて、ばね受け部材93がロック状態検出
スイッチSW4をOFF動作する。ラッチソレノイド9
0は、プランジャ90aを吸引して保持するために、ロ
ックピン93は、図7に示すように、凹部73aから抜
け出た状態を維持する。ロック状態検出スイッチSW4
がOFF動作したときには、ブレ補正レンズ5のロック
状態が解除したために、S1105に進み、ロック状態
検出スイッチSW4がOFF動作していないときには、
S1102に戻る。
【0096】S1105において、レンズ側CPU4
は、VCM40,41にセンタ保持を停止させる。レン
ズ側CPU4は、VCM40,41を駆動制御し、ブレ
補正レンズ5は、光軸Iに対して略直交する方向にVC
M40,41によって駆動して、ブレを補正する。
【0097】(ロック動作)S1201において、レン
ズ側CPU4は、ロック状態検出スイッチSW4がON
動作しているか否かを判断する。レンズ側CPU4は、
ボディ側CPU31が送信したロック開始信号を受信す
ると、ロック状態検出スイッチSW4がON動作してい
るか否かを判断する。ロック状態検出スイッチSW4が
ON動作しているときにはリターンし、図7に示すよう
に、ばね受け部材93cがロック状態検出スイッチSW
4をON動作していないときには、S1202に進む。
【0098】S1202において、レンズ側CPU4
は、ラッチソレノイド90にプランジャ90aを復帰さ
せる。レンズ側CPU4は、ラッチソレノイド90への
電源の供給を、図示しない電源回路に指示する。の電源
回路がラッチソレノイド90に約20〜40ms通電す
ると、プランジャ90aは、コイルばね90bの付勢力
よって復帰する。プランジャ90aが図中A方向に突出
すると、レバー91は、軸91aを中心に時計回りに回
転する。ロックピン93は、レバー91の回転に連動し
て、コイルばね92の付勢力によって平滑面73に向け
て移動する。図8に示すように、ブレ補正レンズ5の中
心Oが、光軸Iに対してシフトしているときには、平滑
面93aの中心は、凹部73aの中心と一致していな
い。このために、平滑面93aは、凹部73aに嵌まり
込むことができずに、コイルばね92の付勢力によって
平滑面73と加圧接触する。なお、この状態では、ばね
受け部材93は、ロック状態検出スイッチSW4をON
動作していない。
【0099】S1203において、レンズ側CPU4
は、センタリング動作を開始させる。レンズ側CPU4
は、ボディ側CPU31が送信したロック開始信号に基
づいて、VCM40,41を駆動制御する。VCM4
0,41は、ブレ補正レンズ5の中心Oが光軸Iと一致
するセンタ位置まで、レンズ枠7を駆動する。その結
果、平滑面93aは、平滑面73と加圧接触した状態を
維持しつつ、この平滑面73上をスライドする。
【0100】S1204において、レンズ側CPU4
は、ロック状態検出スイッチSW4がON動作している
か否かを判断する。凹部73aは、ブレ補正レンズ5の
中心Oが光軸Iと一致するときに、平滑面93aが嵌ま
り込むようにレンズ枠7に形成されている。このため
に、凹部73aの中心が平滑面93aの中心と一致する
まで、VCM40,41がレンズ枠7を駆動すると、凹
部73aに平滑面93aが嵌まり込む。その結果、ばね
受け部材93によってロック状態検出スイッチSW4が
ON動作されて、ブレ補正レンズ5は、ロックピン93
によってロックされる。ロック状態検出スイッチSW4
がON動作したときには、S1205に進み、ロック状
態検出スイッチSW4がON動作しなかったときには、
S1202に戻る。
【0101】S1205において、レンズ側CPU4
は、センタリング動作を停止させる。レンズ側CPU4
は、ロック状態検出スイッチSW4のON動作に基づい
て、VCM40,41の駆動制御を停止する。
【0102】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置
は、以下に記載するような効果を有する。 (1) 本発明の第1実施形態は、レンズ枠7の平滑面
73とロックピン93の平滑面93aとを加圧接触させ
ているが、平滑面73及び平滑面93aは、ブレ補正レ
ンズ5の駆動方向に対して平行に、滑らかな平面で形成
されている。また、平滑面93aは、ブレ補正レンズ5
の中心Oが光軸Iと一致したときに、凹部73aに嵌ま
り込むようになっている。このために、平滑面73と平
滑面93aとを加圧接触させた状態で、平滑面93aに
対して平滑面73をスライドさせることができる。その
結果、ブレ補正レンズ5の中心Oが光軸Iと一致するま
で、VCM40,41によってレンズ枠7を駆動すれ
ば、ロックピン93によってブレ補正レンズ5を簡単に
ロックすることができる。また、ラッチソレノイド90
及びVCM40,41の通電を、ロック動作時に連続し
て行うことができるために、過大な電力消費を抑えるこ
とができる。
【0103】(2) 本発明の第1実施形態は、平滑面
73と平滑面93aとが加圧接触するのに十分な付勢力
を発生するコイルばね92を備えている。例えば、ロッ
クピンの先端部と、この先端部が嵌まり込む穴部とをテ
ーパ状に形成した場合において、両者の中心が一致しな
いときには、過大な付勢力を発生するコイルばねによっ
て、ロックピンの先端部を穴部に強制的に嵌め込む必要
がある。そして、この先端部と穴部の中心が一致するま
で、ロックピンの先端部によって、光軸と直交する方向
にレンズ枠を駆動して、ブレ補正レンズ5をロックする
必要がある。その結果、レンズ枠を駆動するために、過
大な付勢力を発生するコイルばねが必要となり、この付
勢力に対抗する力を発生するラッチソレノイドが大型化
してしまう。本発明の第1実施形態は、コイルばね92
の付勢力が小さくなるために、この付勢力に対抗する力
を発生するラッチソレノイド90も小型なもので足り、
電力消費を軽減することができる。また、プランジャ9
0aのストロークが小さくなるために、小型のラッチソ
レノイド90をブレ補正ユニット内に設置すれば足り、
ユニット内の省スペース化を図ることができる。
【0104】(第2実施形態)図13は、本発明の第2
実施形態に係るブレ補正装置におけるロック装置を示す
断面図である。図13(A)は、ロック装置がレンズ枠
をロックした状態を示す断面図である。図13(B)
は、ロック装置がレンズ枠をロック解除した状態を示す
断面図である。図13(C)は、ロック装置の平滑面が
レンズ枠の平滑面と接触した状態を示す断面図である。
以下では、図6〜図8に示した部材と同一の部材は、同
一の番号を付して説明し、詳細な説明は省略する。
【0105】本発明の第2実施形態に係るブレ補正装置
は、第1実施形態と異なり、レンズ枠7側にロックピン
730及び平滑面730aを形成し、ロックピン93側
に平滑面930及び凹部930aを形成した他の実施形
態である。
【0106】ロックピン730は、レンズ枠7の表面に
形成され、ばね受け部材93c側に突出した凸部であ
る。ロックピン730は、その先端部に平滑面730a
を備えている。
【0107】平滑面730aは、ロックピン93の平滑
面930に対して、スライド自在に加圧接触する部分で
ある。平滑面730aは、光軸Iに対して略直交する平
面である。
【0108】平滑面930は、ロックピン730の平滑
面730aがスライド可能なように、この平滑面730
aと加圧接触する部分である。平滑面930は、ロック
ピン93の先端部に固定されている。平滑面930は、
その略中央に、平滑面730aと嵌合可能な凹部930
aを備えている。平滑面930は、光軸Iと平行な方向
に移動可能であり、プランジャ90aの動作と連動し
て、レンズ枠7に対して進退自在である。平滑面930
は、平滑面730aと平行に形成されており、ブレ補正
レンズ5及びレンズ枠7の駆動方向に対して平行になる
ように、光軸Iに対して略垂直に形成されている。
【0109】凹部930aは、ロックピン930の平滑
面730aが嵌まり込み、レンズ枠7をロックするため
の部分である。凹部930aは、図13(A)に示すよ
うに、ロックピン730の平滑面730aを嵌め込むこ
とによって、レンズ枠7をロックするとともに、図13
(B)に示すように、平滑面730aから抜け出して、
レンズ枠7のロックを解除する。凹部930aは、平滑
面730aとの嵌め合いが容易なように、その断面形状
を平滑面730aの断面形状と略同じにすることが好ま
しい。凹部930a及び平滑面730aは、図13に示
すように、これらの中心線に対称な両側面が、これらの
中心線に平行であるような形状が好ましい。
【0110】本発明の第2実施形態に係るブレ補正装置
は、第1実施形態の効果と同様の効果を有する。
【0111】(他の実施形態)本発明は、以上説明した
実施形態に限定するものではなく、以下に記載するよう
に、種々の変形又は変更が可能であって、これらも本発
明の均等の範囲内である。 (1) 本発明の実施形態は、プランジャ90aの駆動
をレバー91などを介してロックピン93に伝達してい
るが、レバー91を省略して、プランジャ90aによっ
てレンズ枠7を直接ロック及びロック解除してもよい。
【0112】(2) 本発明の実施形態は、VCM4
0,41によってブレ補正レンズ5をセンタ位置で保持
した後に、ラッチソレノイド90を通電しているが、ラ
ッチソレノイド90の通電だけでブレ補正レンズ5のロ
ックを解除することもできる。
【0113】(3) 本発明の実施形態は、電磁力P
y,Pxの方向が相互に直角に交差するように、VCM
40及びVCM41を配置しているが、設計都合などに
より略90度又はそれ以外の角度であってもよい。ま
た、ガイド軸9は、x軸及びy軸に対して略45度で交
差するように配置しているが、これに限定されるもので
はない。さらに、VCM40,41は、レンズ枠7に2
つ以上設置してもよい。
【0114】(4) 本発明の実施形態は、一眼レフカ
メラの交換レンズ20にブレ補正装置を搭載した例を挙
げて説明したが、カメラボディ30や中間アダプタ、レ
ンズ一体型カメラにブレ補正装置を搭載した場合につい
ても、本発明を適用することができる。また、本発明
は、スチルカメラに限定するものではなく、ディジタル
カメラやビデオカメラなどの撮影装置、双眼鏡や望遠鏡
などの光学機器などについても適用することができる。
【0115】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、駆動力発生装置は、固定部材の係合部と、ブレ補
正光学系を保持する保持部材のスライド部とが加圧接触
した状態でブレ補正光学系を駆動して、固定部材の係合
部と保持部材の被係合部とを係合させることができる。
したがって、装置全体の電力消費を抑えることができる
とともに、装置全体のコンパクト化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置を搭
載した一眼レフカメラのブロック図である。
【図2】図2は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正
装置を示す断面図である。
【図3】図2のIII−IIIA線で切断した状態を示
す断面図である。
【図4】図2のIV−IV線で切断した状態を示す断面
図である。
【図5】図2のV−VA線で切断した状態を示す断面図
である。
【図6】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置にお
けるロック装置がレンズ枠をロックした状態を示す断面
図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置にお
けるロック装置がレンズ枠をロック解除した状態を示す
断面図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置にお
けるロック装置の平滑面がレンズ枠の平滑面と接触した
状態を示す断面図である。
【図9】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図10】図9に続くフローチャートである。
【図11】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置に
おけるロック装置のロック動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図12】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置に
おけるロック装置のロック解除動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図13】本発明の第2実施形態に係るブレ補正装置に
おけるロック装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1,2 角速度センサ 4 レンズ側CPU 5 ブレ補正レンズ 7 レンズ枠 9 ロック装置 20 交換レンズ 30 カメラボディ 40,41 ボイスコイルモータ(VCM) 73, 平滑面 73a 凹部 90 ラッチソレノイド 90b,92 コイルばね 93 ロックピン 93a 平滑面 730 ロックピン 730a 平滑面 930 平滑面 930a 凹部 I 光軸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレを補正するブレ補正光学系と、 前記ブレ補正光学系を保持する保持部材と、 前記ブレ補正光学系を駆動する駆動力発生部と、 前記保持部材を固定する固定部材と、 前記固定部材を駆動する駆動部とを含み、 前記保持部材は、 前記固定部材の係合部と係合する被係合部と、 前記係合部と接触移動が可能なスライド部とを含み、 前記駆動部は、前記係合部と前記スライド部とを加圧接
    触させ、 前記駆動力発生部は、前記係合部と前記スライド部とが
    加圧接触した状態で、前記ブレ補正光学系を駆動して、
    前記係合部と前記被係合部とを係合させること、 を特徴とするブレ補正装置。
  2. 【請求項2】 ブレを補正するブレ補正光学系と、 前記ブレ補正光学系を保持する保持部材と、 前記ブレ補正光学系を駆動する駆動力発生部と、 前記保持部材を固定する固定部材と、 前記固定部材を駆動する駆動部とを含み、 前記固定部材は、 前記保持部材の係合部と係合する被係合部と、 前記係合部と接触移動が可能なスライド部とを含み、 前記駆動部は、前記係合部と前記スライド部とを加圧接
    触させ、 前記駆動力発生部は、前記係合部と前記スライド部とが
    加圧接触した状態で、前記ブレ補正光学系を駆動して、
    前記係合部と前記被係合部とを係合させること、 を特徴とするブレ補正装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のブレ補正
    装置において、 前記駆動力発生部は、光軸に対して略直交する方向に、
    前記ブレ補正光学系を駆動し、 前記駆動部は、前記光軸方向に前記固定部材を駆動し、 前記スライド部は、前記光軸に対して略直交するスライ
    ド面であること、 を特徴とするブレ補正装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記係合部は、前記スライド面と接触可能で、かつ、先
    端部に平坦面を有する凸部であり、 前記被係合部は、前記凸部が嵌まり込む凹部であり、 前記凸部の形状は、前記凹部の形状と略同一であるこ
    と、 を特徴とするブレ補正装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載のブレ補正装置において、 前記駆動部は、前記係合部と前記被係合部とを接触させ
    る加圧力のみを発生すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5までのいずれか1
    項に記載のブレ補正装置と、 ブレを検出し、ブレ検出信号を出力するブレ検出部と、 前記ブレ検出信号に基づいて、前記駆動力発生部を駆動
    制御する制御部と、 を含むブレ補正カメラ。
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