JP2006133265A - カメラシステム - Google Patents

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勝啓 井上
Masaaki Ishikawa
石川  正哲
Jun Sugita
杉田  潤
Mitsuru Shinohara
篠原  充
Hirotaka Nagao
裕貴 長尾
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Abstract

【課題】ユーザーの意図する構図を保持しつつ、良好な像振れ補正及び撮影動作が可能なカメラシステムを提供することにある。
【解決手段】 被写体像が結像される撮像素子5を用いて像振れ補正を行う第1の振れ補正手段(7)が設けられたカメラ1と、撮影光学系内の一部の光学部材12を用いて像振れ補正を行う第2の振れ補正手段(14)が設けられた、カメラ1に装着可能なレンズ装置2とを有するカメラシステムであって、撮影動作に応じて光学部材12を第1の方向に駆動させ、かつ撮像素子5を第2の方向に駆動させる制御手段(101、201)を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、手振れなどによるカメラの振れを検出し、振れを補正する防振に関するものである。
従来、カメラを初めとする光学系の像振れ補正、つまり手振れなどによる振動を抑制して画像を安定させるための防振装置が提案されている。
そのような防振装置の像振れ補正手段として、レンズ装置側に振れ補正ユニットや振れを検出するセンサを設けたものがあり、近年ではカメラ側に振れ補正装置や振れを検出するセンサを設けたものがある。
このような像振れ補正手段は、カメラの振れ振動(通常、撮影光軸に垂直な2軸回りの傾斜振動)をセンサにより加速度信号、または速度信号、または変位信号として検出し、これらの信号を信号処理系により、必要な場合は積分を行って変位信号あるいは速度信号に変換し、この変換後の信号に応答して前記振れ補正系を振動抑圧方向へ駆動させるものとして構成されている。
このような構成の像振れ補正手段の一例を図3に示す。像振れ補正機構は、光軸と直交する互いに直交な、ピッチ方向pとヨー方向yの2方向に駆動されるが、両方向とも同様な構成のため、ここではピッチ方向のみを説明する。
図3において、レンズ保持部材(補正レンズ)901はすべり軸受902pを介してピッチスライド軸903p上を摺動できる様になっており、また、ピッチスライド軸903pは中間アーム904に取り付けられている。
まず、レンズ保持部材901の駆動力発生機構について説明する。レンズ保持部材901にはコイル905pが取り付けられていて、固定部材906にはヨーク907pと永久磁石908pで構成される磁気回路が固定されている。そして、コイル905pに通電することにより、レンズ保持部材901はピッチ方向に駆動される。
次に、レンズ保持部材901の変位検出機構について説明する。レンズ保持部材901に設けられた穴909p内に、スリット910p,集光レンズ911p,赤外発光ダイオード(以下、IREDと記す)912pが配置され、IRED912pと対向した固定部材906上には、受光センサ(以下、PSDと記す)913pが設置されている。
IRED912pから投光された近赤外光は、スリット910pを通過してPSD913pに投射され、該PSD913pよりその光の位置に応じた信号が出力される。これにより、レンズ保持部材901の変位を検出することができる。ここで、PSD913pの出力を増幅回路914pで増幅し、駆動回路915pを通してコイル905p入力すると、レンズ保持部材901が駆動されてPSD913pの出力が変化する。これは実線で示す閉じた系になり、PSD913pの出力がゼロになる点(中立点)で安定する。
このような系に振れ量に値する振れセンサ916pの出力が加算されると、レンズ保持部材901は振れ量を中立点として精度よく追従し、像振れ補正を行うように該レンズ保持部材901が駆動される。
一方、レンズ装置が装着される(又はレンズ装置が一体的に設けられる)カメラ側にも上記と同様な像振れ補正ユニットが設けられ、振れを検出するセンサ、撮像素子のピッチ・ヨー方向への変位を検出する変位検出機構及び、撮像素子を駆動するアクチュエータから構成されている。
特開平07−104338(段落0005〜0015、図11等)
しかし、従来の振れ補正において、シャッターレリーズ動作のSW1(レリーズスイッチSW1)ボタンを押してレンズ装置側での振れ補正動作を開始すると、振れ補正機構の補正レンズは結像面と平行な面上で振れ補正を行う。そして、シャッターレリーズ動作のSW2(レリーズスイッチSW2)ボタンを押した瞬間の位置近傍で振れ補正が行われ、撮影動作を行う。
このとき、補正レンズは必ずしも光軸中心付近に位置しているわけではないため、ファインダから覗いて見ることができる画像の構図(撮影画面)は変化することはないが、光学性能が最も良いレンズ中心領域を使用した良好な撮影を行うことができない可能性がある。
一方、シャッターレリーズ動作のSW1ボタンを押してから振れ補正を開始し、SW2ボタンを押した直後に補正レンズを光軸中心にセンタリングして光軸中心近傍で補正を行い、撮影動作を行うように構成することも考えられる。
しかしながら、該補正レンズをSW2ボタン押下直後に光軸中心近傍にセンタリングしてしまうと、ファインダから見える画像に対してフレーミングズレが生じてしまうこととなる。
本発明の例示的な目的の1つは、ユーザーの意図する構図を保持しつつ、良好な像振れ補正及び撮影動作が可能なカメラシステムを提供することにある。
本発明の1つの観点としてのカメラシステムは、被写体像が結像される撮像素子を用いて像振れ補正を行う第1の振れ補正手段が設けられたカメラと、撮影光学系内の一部の光学部材を用いて像振れ補正を行う第2の振れ補正手段が設けられた、カメラに装着可能なレンズ装置とを有するカメラシステムであって、撮影動作に応じて光学部材を第1の方向に駆動させ、かつ撮像素子を第2の方向に駆動させる制御手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、撮影動作に応じて第1の方向に光学部材を駆動させつつ、撮像素子を第2の方向に駆動させるため、該光学部材の駆動に伴って生じるフレーミングズレがなく、ユーザーの意図する構図を保持しつつ、良好な像振れ補正及び撮影動作が可能となる。
以下に本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の実施例1であるカメラシステムの概略構成を示す断面図である。図1において、1はカメラ本体である。2は交換レンズ(レンズ装置)であり、レンズマウント2aをカメラ本体1のカメラマウント1aに係合させることでカメラ本体1に装着される。
まず、カメラ本体1内の構成について説明する。
3はミラーであり、一部がハーフミラーで構成されたメインミラー3aと、サブミラー3bを有する。ミラー3は、撮影光路上に位置する第1の状態(図1に示す状態)と、撮影光路から退避した第2の状態との間で動作可能となっている。ここで、ミラー3が第2の状態にあるとき、サブミラー3はメインミラー3aに対して折り畳まれた状態となる。
ミラー3が第1の状態にある場合において、交換レンズ2内の撮影光学系を通過した被写体光束は、メインミラー3aで反射してファインダ光学系9に導かれる。これにより、撮影者はファインダ光学系9を介して被写体像を観察することができる。
また、上記被写体光束のうち一部の光束はメインミラー3aを透過し、メインミラー3aに対して像面側に配置されたサブミラー3bで反射して焦点検出ユニット8に導かれる。
一方、ミラー3が第2の状態にある場合において、交換レンズ2内の撮影光学系を通過した被写体光束は、撮像素子5側に向かう。
4は先幕および後幕を有するシャッタ(フォーカルプレンシャッタ)であり、撮影動作を行うときには開き状態となることで撮像素子5への露光を許容し、撮影動作以外のときには閉じ状態となることで撮像素子5への被写体光束の到達を禁止する。5はCCDセンサやCMOSセンサなどの撮像素子であり、被写体光を受光して光電変換を行い、蓄積した電荷を出力する。
6は第1の振れ検知センサで、光軸に対して垂直し、かつ互いが直交する二方向の振れ、すなわち、カメラ本体1の横方向および縦方向の振れを検出する。
7は第1の振れ補正駆動ユニットであり、第1の振れ検知センサ6で検出された振れ情報に基づいて、撮像素子5を光軸と略直交する面内(以下、光軸直交面内と称す)で移動させる。第1の振れ補正駆動ユニット7は、撮像素子5を光軸直交面内の一方向に移動させる駆動ユニットと、光軸直交面内において上記一方向と直交する方向に移動させる駆動ユニットとを有する。この第1の振れ補正駆動ユニット7と撮像素子5とで第1の振れ補正手段が構成されることになる。
つまり、カメラ本体1(カメラシステム)に加わる振動によってカメラ本体1の縦方向や横方向に像が変位した場合には、第1の振れ補正駆動ユニット7は、上記像の変位に応じて撮像素子5を光軸と略直交する方向に移動させることで、像振れを補正する。
8は焦点検出ユニットであり、サブミラー3bから導かれた被写体光束を二分する焦点検出光学系と、二分された光束が結像するCCDセンサなどの焦点検出センサを有する。焦点検出センサからは2つの像に対応した信号が出力され、該出力に基づいて交換レンズ2内の撮影光学系のデフォーカス量が検出される。このように焦点検出ユニット8は、いわゆる位相差検出方式による焦点検出に用いられる。
9はファインダ光学系であり、ミラー3(メインミラー3a)からの光束を複数回反射させるペンタプリズム9aと、ファインダレンズ9bとを有する。
次に、交換レンズ2内の構成について説明する。
10はフォーカシングレンズであり、光軸方向に移動することで焦点調節を行う。11はAF駆動ユニットであり、後述するように焦点検出ユニット8での検出結果に基づいてフォーカシングレンズ10を駆動する。12は補正レンズ(光学部材)であり、後述するように光軸と略直交する面内を移動する(補正レンズ12を結像面と平行な略平面上でシフトさせる)ことで、光学的に像振れを補正する。
13は第2の振れ検知センサで、光軸に対して垂直し、かつ互いが直交する二方向の振れ、すなわち、カメラ本体1の横方向および縦方向の振れを検出する。
14は第2の振れ補正駆動ユニットであり、第2の振れ検知センサ13で検出された振れ情報に基づいて、補正レンズ12を光軸直交面内で移動させる。第2の振れ補正駆動ユニット14は、補正レンズ12を光軸直交面内の一方向に移動させる駆動ユニットと、光軸直交面内において上記一方向と直交する方向に移動させる駆動ユニットとを有する。
交換レンズ2(カメラシステム)に加わる振動によってカメラ本体1の縦方向や横方向に像が変位した場合には、第2の振れ補正駆動ユニット14は、上記像の変位を打ち消す方向に補正レンズ12を移動させることで、像振れを補正する。
15は像面に入射する光量を調節する絞りユニットであり、カメラ本体1側で決定された絞り値になるように駆動される。上述したフォーカシングレンズ10、補正レンズ12および絞りユニット15によって撮影光学系が構成されている。したがって、本実施例における交換レンズ2に設けられた第2の振れ補正手段は、撮影光学系内の一部である補正レンズ12と第2の振れ補正駆動ユニット14とで構成している。
なお、図1では、フォーカシングレンズ10および補正レンズ12それぞれを1つのレンズで構成しているが、複数のレンズで構成することもできる。また、フォーカシングレンズ10および補正レンズ12以外にも、変倍用のレンズユニット(ズームレンズ)を配置することもできる。
図2は、本実施例のカメラシステムにおける内部構成を示すブロック図である。ここで、図1で説明した部材と同じ部材については、同一符号を用いている。
101はマイクロコンピュータで構成されるカメラCPUで、後述の如くカメラ本体1内の各種動作制御を司るとともに、カメラ本体1に交換レンズ2が装着されたときには、カメラ接点102およびレンズ接点202を介してレンズCPU201との通信を行う。
レンズCPU201は、レンズ接点202およびカメラ接点102を介してカメラCPU101との通信を行い、後述するように交換レンズ2における動作を制御する。
カメラ接点102は、交換レンズ2側に信号を伝達する信号伝達接点と、交換レンズ2側に電源を供給する電源用接点とを有している。また、レンズ接点202は、カメラ本体1側から信号を伝達される信号伝達接点と、カメラ本体1側から電源を供給される電源用接点とを有している。
103は、使用者によって操作される電源SWであり、カメラCPU101を立ち上げてカメラシステム内の各アクチュエータやセンサ等への電源供給およびシステムの動作を可能な状態とするためのスイッチである。
104は、カメラ本体1に設けられ、使用者によって操作される第1のIS選択SWである。第1のIS選択SW104が操作されると(ON状態になると)、操作信号がカメラCPU101に入力される。カメラCPU101では、第1のIS選択SW104および後述する第2のIS選択SW203のうち少なくとも一方がON状態になると、この出力信号を受けて防振モードが選択されたと判断する。
105は、使用者によって操作される2段ストローク式のレリーズSWであり、この操作信号はカメラCPU101に入力される。
カメラCPU101は、レリーズSW105より入力された信号に応じた動作を行う。第1ストロークスイッチ(SW1)がON状態であれば、カメラCPU101は、撮影準備動作を開始させる。すなわち、カメラCPU101は、測光回路106を動作させ、測光結果に基づいて露出値(絞り値や露光時間)を決定したり、焦点検出回路107を動作させ、該焦点検出結果に基づいてフォーカス制御を行ったりする。
防振モードが選択されている場合には、カメラCPU101は、レンズCPU201を介して第2の振れ補正駆動ユニット14の駆動を制御することで像振れ補正を開始させる。なお、カメラ本体1内では第1の振れ検知センサ6のみが振れ検出動作を開始し、第2の振れ検出センサ13での振れ検出は行わない。
一方、第2ストロークスイッチ(SW2)がON状態になると、カメラCPU101は、測光結果から得られた露出値(絞り値)に基づき、レンズCPU201に対して絞りユニット15の駆動命令を送信する。
また、上記のように防振モードが設定されている場合には、カメラCPU101は、まず、カメラ本体1に交換レンズ2が装着され、レンズCPU201との通信によって交換レンズ2が像振れ補正機能(振れ補正ユニット)を有しているか否かを検出する。該交換レンズ2が像振れ補正機能を有していない場合は、カメラ本体1側の第1の振れ補正駆動ユニットを用いた像振れ補正を行うことになる。
一方、交換レンズ2が像振れ補正機能を有している場合には、例えば、カメラ本体1内の第1の振れ補正手段を用いるか、交換レンズ2内の第2の振れ補正手段を用いるか、若しくは両振れ補正手段を用いて像振れ補正行うかを、撮影倍率等の撮影条件に応じて判断するように構成してもよい。そして、該判断結果に応じて、第1又は第2の振れ補正駆動ユニット7、14を駆動することで、像振れ補正を行う。
第1の振れ補正手段を用いた像振れ補正では、カメラCPU101は、第1の振れ検知センサ6の検出情報に基づいて第1の振れ補正駆動ユニット7の駆動制御を行うことで、撮像素子5を光軸直交面内で移動させる。これにより、撮像素子5を用いた像振れ補正が開始される。
一方、第2の振れ補正手段を用いた像振れ補正では、カメラCPU101は、交換レンズ2内の第2の振れ検知センサ13の振れ検出情報に基づいて第2の振れ補正駆動ユニット7の駆動制御を行う。
なお、カメラ本体1の第1の振れ検出センサ6の検出情報に基づいて第2の振れ補正駆動ユニット14を駆動したり、逆に、交換レンズ2の第2の振れ検出センサ13の検出情報に基づいて第1の振れ補正駆動ユニット7を駆動したり、さらには、第1及び第2の振れ検出センサの一方若しくは両方を用いてカメラ振れを検出するように構成してもよい。
像振れ補正が開始された後、カメラCPU101は、シャッタ・ミラー駆動ユニット111の駆動を制御することで、ミラー3を撮影光路から退避させるとともに、シャッタ4を開閉動作させる。これにより、撮像素子5への露光動作が行われる。
露光動作が終了した後、撮像素子5から蓄積電荷を読み出し、読み出された信号は、信号処理回路(不図示)で所定の信号処理(色処理、圧縮処理等)が施されることで、画像データが生成される。この画像データは、画像記録回路112によって、光ディスク、メモリーカード等の記録媒体に記録される。
203は、使用者によって操作される第2のIS選択SWであり、第2のIS選択SW203が操作されると(ON状態になると)、この操作信号がレンズCPU201を介してカメラCPU101に伝えられる。これにより、カメラCPU101は、防振モードが選択されたと判断する。
上述した構成のカメラシステムにおいて、撮影動作前(露光開始前であって、SW1がONされてからSW2がONされる前までの撮影準備動作)、すなわち、ファインダ光学系9を介して被写体像を観察する段階では、交換レンズ2内の補正レンズ12が駆動されることで、像振れ補正が行われる。
その後、SW2がONされてから露光動作直前、つまり、SW2スイッチが押されてからミラー3が撮影光軸から退避して撮像素子5への露光動作を開始するまでの間に、電気的付勢力により交換レンズ2内の補正レンズ12を光軸中心へセンタリングする。言い換えれば、補正レンズ12の中心を撮影光軸に一致させる方向(第1の方向)に該補正レンズ12を移動させ、レンズの光学性能が最も高い光軸中心近傍で像振れ補正を行う。
このとき、補正レンズ12のセンタリング動作に伴って、ファインダから見える画像(撮影画面)に対して撮影される画像がズレてしまう、いわゆるフレーミングズレが生じてしまうこととなる。
そこで、本実施例では、カメラCPU101が補正レンズ12のセンタリング動作後、露光動作までの間にフレーミングのズレ量(変位量及び変位方向)を検出して、フレーミングズレを打ち消す方向、つまり、ズレ量を打ち消す方向(第2の方向)に撮像素子5を移動させる。
このフレーミングのズレ量は、例えば、SW2がONされた時に交換レンズ2の補正レンズ12がある結像面と平行な平面上での位置を、交換レンズ2若しくはカメラ本体1に設けられた記憶装置に記憶させ、光軸中心と上記位置とのピッチ・ヨー方向の変位を算出することで検出でき、その変位情報に基づいて補正レンズ12の変位を結像面での画像の変位に換算して撮像素子5をピッチ・ヨー方向へシフトさせる。
次に、本実施例のカメラシステムにおける動作を図3を用いて説明する。
まず、カメラ本体1及び交換レンズ2の電源がONされると、レンズCPU201及びカメラCPU101の起動が開始され、撮影パラメータ、撮影モード等の初期化が行われる(S101)。
そして、カメラCPU201は、カメラ本体1に装着される交換レンズ2に振れ補正機能が設けられているか否かの検出を行う(S102)。該交換レンズ2に振れ補正機能が設けられていない場合にはステップ113に進んで、カメラ本体1側の第1の振れ補正駆動ユニット7により撮像素子5を駆動して像振れ補正を行う。
ステップ102で交換レンズ2に振れ補正機能が設けられていると判別された場合には、ステップ103に進んで、レリーズスイッチの第1ストロークSW1がONされたか否かを検出する。ONされている場合、カメラCPU101は、測光、焦点検出及び焦点調節、露出値の決定等の撮影準備動作を行うとともに、交換レンズ2側の第2の振れ補正手段を用いた像振れ補正を開始する(S104)。
その後、レリーズスイッチの第2ストロークSW2がONされたか否かを判別して(S105)、ONされた場合に、ミラー3を撮影光軸から退避させるとともに、電気的付勢力により補正レンズ12を光軸中心へセンタリングし、レンズの光学性能が最も高い光軸中心近傍で像振れ補正を行う(S106)。
そして、カメラCPU101は、この補正レンズ12のセンタリング動作後、露光動作までの間にフレーミングのズレ量(変位量及び変位方向)を検出し(S107)、検出されたフレーミングのズレ量に基づいて、該フレーミングズレを打ち消す方向、つまり、ズレ量を打ち消す方向(第2の方向)に撮像素子5を移動させる(S108)。
その後、撮像素子5への露光動作を行い(S109)、撮像素子5から蓄積電荷を読み出しや読み出された信号の処理(色処理、圧縮処理等)が施され、画像データとして画像記憶回路112に記録する。その後、撮像素子5の初期化を行って、露光動作を終了させる(S110)
露光動作終了後は、上記フレーミングズレに伴う撮像素子5の移動により、該撮像素子5の中心が撮影光軸中心位置にない場合があるため、次回の撮影のために撮像素子5を光軸中心位置に移動させる処理を行い、撮影動作を終了させる(S111、S112)。
このように本実施例では、SW2スイッチがONされてから露光動作を行うまでの間に、電気的付勢力によりレンズ装置の補正レンズ12を光軸中心へセンタリングし、レンズの光学性能が最も高い光軸中心近傍を用いて像振れ補正を行うとともに、該補正レンズ12のセンタリング後、露光動作までの間にフレーミングのズレ量を検出して、フレーミングズレを打ち消す方向へカメラ側の像振れ補正手段である撮像素子5を結像面上でシフトさせる。
言い換えれば、補正レンズ12がセンタリングされる前後での補正レンズの変位を相殺する位置に該撮像素子5を移動させる。
このため、レンズの光学性能が最も高い光軸中心近傍を用いた良好な像振れ補正を行いつつ、撮影者の意図するフレーミングを保持したまま、撮影動作を行うことができ、良好な撮影画像を得ることが可能なカメラシステムを実現できる。
図4は本発明の実施例2におけるカメラシステムの動作フローチャート図である。本実施例では、カメラの撮影モードが連写モードであるか否かに応じて、初回の撮影動作後に撮像素子5が撮影光軸中心位置にない場合、次回の撮影動作に備えて撮像素子5を光軸中心位置へセンタリングしたり、撮像素子5を保持(静止)させるものである。なお、上記実施例1の図3で説明した処理と同じ処理については、同一符号を用い、説明を省略する。
図4において、ステップ101からステップ110までは上記実施例1と同様に、交換レンズ2側の第1の振れ補正手段により像振れ補正動作中に、レリーズスイッチの第2ストロークSW2がONされた場合には、ミラー3が撮影光軸から退避させるとともに、電気的付勢力により補正レンズ12を光軸中心へセンタリングし、レンズの光学性能が最も高い光軸中心近傍で像振れ補正を行う。そして、この補正レンズ12のセンタリング動作後、露光動作までの間にフレーミングのズレ量(変位量及び変位方向)を検出し、検出されたフレーミングのズレ量に基づいて、該フレーミングズレを打ち消す方向、つまり、ズレ量を打ち消す方向(第2の方向)に撮像素子5を移動させる。
その後、露光動作が終了すると、処理はステップ201に進み、カメラCPU101は撮影モードの判別を行う。このステップ201で撮影モードが連写モードと判断された場合には、初回の露光動作が終了した後、SW2がONされた状態であるか否かを判別し(S202)、SW2がONされている時は、初回の撮影動作時に交換レンズ2側の補正レンズを光軸中心にセンタリングしているため、センタリングされた補正レンズ12を引き続き光軸中心近傍で駆動させて像振れ補正を行い、撮像素子5は初回の撮影時にフレーミングズレを打ち消すようにシフトした位置で静止させる(S203)。
そして、2回目の露光動作を行い、露光動作を完了させる。露光動作が終了した後、3回目の撮影以降は同様な動作を行うことになる。
また、連写モードで所定の回数の露光動作を行った後、SW2のON/OFF状態を判別し、SW2がOFFされた場合には、撮像素子5を初期位置(光軸中心位置)にセンタリングして撮影動作を終了する。
一方、ステップ201で撮影モードが連写モードでないと判別された場合は、上記実施例1と同様に初回の露光動作が終了した後、撮像素子5を光軸中心位置に移動して撮影動作を終了する。
なお、撮像素子5を光軸中心位置へ移動は、撮像素子5の中心が光軸中心位置に位置しているか否かをセンサ等で検出して、その検出結果に応じて行うようにしてもよく、次回の撮影動作に備えて自動的に行うように構成してもよい。
このように本実施例では、カメラの撮影モードが連写モードか否かに応じて、連写モードでは撮影回ごとに撮像素子を光軸中心へセンタリングすることなく、レンズの光学性能が最も高い光軸中心近傍を用いた良好な像振れ補正を行い、かつ撮影者の意図するフレーミングを保持しつつ撮影動作を可能とするので、省電力、高速連写が実現される。
本発明の実施例1に係るカメラシステムの概略構成図。 本発明の実施例1に係るカメラシステムの回路構成図。 本発明の実施例1に係るカメラシステムの動作フローチャート図。 本発明の実施例2に係るカメラシステムの動作フローチャート図。 従来の像振れ補正装置の構成図。
符号の説明
1 カメラ本体
2 交換レンズ(レンズ装置)
5 撮像素子
6 第1の振れ検知センサ
7 第1の振れ補正駆動ユニット
12 補正レンズ(光学部材)
13 第2の振れ検知センサ
14 第2の振れ補正駆動ユニット
101 カメラCPU
201 レンズCPU201

Claims (10)

  1. 被写体像が結像される撮像素子を用いて像振れ補正を行う第1の振れ補正手段が設けられたカメラと、撮影光学系内の一部の光学部材を用いて像振れ補正を行う第2の振れ補正手段が設けられた、前記カメラに装着可能なレンズ装置とを有するカメラシステムであって、
    撮影動作に応じて、前記光学部材を第1の方向に駆動させ、前記撮像素子を第2の方向に駆動させる制御手段を有することを特徴とするカメラシステム。
  2. 前記制御手段は、露光動作直前に前記光学部材を前記第1の方向に駆動させ、かつ前記撮像素子を前記第2の方向に駆動させることを特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。
  3. 前記第2の方向は、前記光学部材を前記第1の方向に駆動する際の該光学部材が変位する方向とは逆方向であることを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラシステム。
  4. 前記制御手段は、前記撮像素子を前記第2の方向へ駆動した後に、前記第1の方向に駆動することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のカメラシステム。
  5. 前記制御手段は、撮影モードに応じて前記撮像素子を前記第1の方向へ駆動させることを特徴とする請求項4に記載のカメラシステム。
  6. 前記制御手段は、前記撮像素子の前記第1の方向への駆動を露光動作後に行うことを特徴とする請求項4又は5に記載のカメラシステム。
  7. 前記第1の方向は、前記光学部材又は前記撮像素子の中心を光軸と略一致させる方向であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載のカメラシステム。
  8. 撮影光学系内の一部の光学部材を用いて像振れ補正を行う第1の振れ補正手段が設けられたレンズ装置が装着されるカメラであって、
    被写体像が結像される撮像素子を用いて像振れ補正を行う第2の振れ補正手段と、
    撮影動作に応じて前記光学部材を第1の方向に駆動させ、かつ前記撮像素子を第2の方向に駆動させる制御手段とを有することを特徴とするカメラ。
  9. 被写体像が結像される撮像素子を用いて像振れ補正を行う第1の振れ補正手段が設けられたカメラに装着されるレンズ装置であって、
    撮影光学系内の一部の光学部材を用いて像振れ補正を行う第2の振れ補正手段と、
    撮影動作に応じて前記光学部材を第1の方向に駆動させ、かつ前記撮像素子を第2の方向に駆動させる制御手段とを有することを特徴とするレンズ装置。
  10. 被写体像が結像される撮像素子を用いて像振れ補正を行う第1の振れ補正手段が設けられたカメラと、撮影光学系の一部の光学部材を用いて像振れ補正を行う第1の振れ補正手段が設けられた、前記カメラに装着可能なレンズ装置とを有するカメラシステムの制御プログラムであって、
    撮影動作に応じて前記光学部材を第1の方向に駆動させ、かつ前記撮像素子を第2の方向に駆動させるステップとを有することを特徴とするカメラシステムの制御プログラム。
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