JP2015194712A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ぶれ補正範囲を有効に活用できる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、補正レンズ(220)と、カメラ本体及び/または交換レンズのぶれを検出するぶれ検出部(224、184)と、ぶれ検出部の出力から、ぶれ補正量を演算するぶれ補正処理部(223、183)とを備える。交換レンズ(200)は、ぶれ補正処理部の出力に基づき補正レンズを移動させることにより像ぶれ補正を行うレンズ駆動部(221)を含む。カメラ本体(100)は、被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子(110)と、撮像素子を移動させることにより像ぶれ補正を行う素子駆動部(181)とを備える。露光開始時に、レンズ駆動部(221)は、補正レンズを所定の中心位置へ移動させ、素子駆動部(181)は、補正レンズの中心位置への移動量に対応した量だけ撮像素子をシフトする。露光期間中において、レンズ駆動部(221)は、ぶれ補正処理部の出力に基づき中心位置を中心として補正レンズを駆動する。
【選択図】図1
【解決手段】撮像装置は、補正レンズ(220)と、カメラ本体及び/または交換レンズのぶれを検出するぶれ検出部(224、184)と、ぶれ検出部の出力から、ぶれ補正量を演算するぶれ補正処理部(223、183)とを備える。交換レンズ(200)は、ぶれ補正処理部の出力に基づき補正レンズを移動させることにより像ぶれ補正を行うレンズ駆動部(221)を含む。カメラ本体(100)は、被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子(110)と、撮像素子を移動させることにより像ぶれ補正を行う素子駆動部(181)とを備える。露光開始時に、レンズ駆動部(221)は、補正レンズを所定の中心位置へ移動させ、素子駆動部(181)は、補正レンズの中心位置への移動量に対応した量だけ撮像素子をシフトする。露光期間中において、レンズ駆動部(221)は、ぶれ補正処理部の出力に基づき中心位置を中心として補正レンズを駆動する。
【選択図】図1
Description
本開示は、交換レンズ及びカメラ本体の双方において手振れ補正機能を備えた撮像装置に関する。
従来から、自装置のぶれを検出する検出手段(ジャイロセンサ等)を搭載した撮像装置が存在する。レンズ交換式のカメラの場合、撮像装置のぶれを検出する検出手段(ジャイロセンサ等)は、交換レンズおよびカメラ本体の少なくとも一方に設けられる(例えば、特許文献1参照)。検出手段が交換レンズに設けられている場合、その検出手段の検出結果に基づき交換レンズ内に備えられたぶれ補正用のレンズの位置がシフトされる。一方、検出手段がカメラ本体に設けられている場合、その検出手段の検出結果に基づきカメラ本体内に備えられた撮像素子(画像センサ)の位置がシフトされる。
このような撮像装置においては、撮影者の手ぶれに起因する1〜10Hz程度の周波数帯域の振動を検出手段で検出し、この検出結果に基づいて交換レンズ内のレンズ及びまたはカメラ本体内の撮像センサを駆動することで撮影画像中のぶれの影響を低減する。
撮像装置のぶれに応じて補正用レンズや撮像装置をシフトして、撮影画像中のぶれの影響を低減する場合、補正用レンズ等のシフト量はレンズ鏡筒の大きさ等の制限を受ける。よって、撮像装置のぶれ量が大きい場合、ぶれをキャンセルするのに十分な量だけ補正用レンズ等を駆動することができず、ぶれ補正機能を十分に実現できないという問題がある。
本開示は、ぶれ補正範囲を有効に活用できる撮像装置を提供する。
本開示の第一の態様において、交換レンズとカメラ本体を備えた撮像装置が提供される。交換レンズは、像ぶれを補正するための補正レンズと、カメラ本体及び/または交換レンズのぶれを検出するぶれ検出部と、ぶれ検出部の出力から、補正レンズ及び撮像素子に対するぶれ補正量を演算するぶれ補正処理部と、ぶれ補正処理部の出力に基づき補正レンズを光軸と垂直な面内で移動させることにより、像ぶれ補正を行うレンズ駆動部と、を含む。カメラ本体は、交換レンズを介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、撮像素子を光軸と垂直な面内で移動させることにより像ぶれ補正を行う素子駆動部とを含む。撮像素子に対する露光の開始時において、レンズ駆動部は、補正レンズを所定の中心位置へ移動させるとともに、素子駆動部は、補正レンズの前記中心位置への移動量に対応した量だけ撮像素子の位置をシフトする。露光期間中において、レンズ駆動部は、中心位置を中心として、ぶれ補正処理部の出力に基づき補正レンズを駆動する。
本開示の第二の態様においてカメラ本体に装着される交換レンズが提供される。交換レンズは、像ぶれを補正するための補正レンズと、カメラ本体及び/または交換レンズのぶれを検出するぶれ検出部と、ぶれ検出部の出力から、補正レンズ及び撮像素子に対するぶれ補正量を演算するぶれ補正処理部と、ぶれ補正帆処理部の出力に基づき補正レンズを光軸と垂直な面内で移動させることにより、像ぶれ補正を行うレンズ駆動部と、カメラ本体と通信を行う通信部と、を含む。レンズ駆動部は、撮像素子に対する露光の開始時において、補正レンズを所定の中心位置へ移動させ、露光期間中、中心位置を中心としてぶれ検出部の出力に基づき補正レンズを駆動する。通信部は、露光の開始時において、カメラ本体に対して補正レンズの中心位置への移動量を示す情報を送信する。
本開示の第三の態様において、上記の交換レンズが装着されるカメラ本体が提供される。カメラ本体は、交換レンズを介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、撮像素子を光軸と垂直な面内で移動させることにより像ぶれ補正を行う素子駆動部と、交換レンズから、補正レンズの中心位置への移動量を示す情報を受信する通信部と、を含む。素子駆動部は、撮像素子に対する露光期間中、受信した情報が示す移動量に対応した量だけ撮像素子の位置をシフトする。
本開示によれば、ぶれ補正範囲を有効に活用できる撮像装置を提供することができる。
以下、本開示における実施の形態を、図面を適宜参照しながら説明する。ただし、詳細な説明において、従来技術および実質的に同一の構成に関する説明のうち不必要な部分は省略されることもある。これは、説明を簡単にするためである。また、以下の説明および添付の図面は、当業者が本開示を充分に理解できるよう開示されるのであって、特許請求の範囲の主題を限定することを意図されていない。以下では、撮像装置の一例としてデジタルカメラを例として用いて説明する。
実施の形態1
本実施の形態のデジタルカメラは、交換レンズおよびカメラ本体のそれぞれにおいて、撮像画像へのカメラのぶれの影響を低減するぶれ補正機能を備える。具体的には、交換レンズ内においては、ジャイロセンサのようなぶれ検出部により検出され、ぶれ補正処理部により演算されたぶれ補正信号のうち、高周波領域のぶれに応じて、ぶれ補正用のレンズを光学系の光軸に垂直な面内を移動させることでぶれの影響を低減する。一方、カメラ本体内においては、ぶれ補正処理部により演算されたぶれ補正信号のうち低周波領域のぶれに応じて、CCD等の画像センサを光学系の光軸に垂直な面内を移動させることでぶれの影響を低減する。以下、本実施の形態のカメラの構成および動作を詳述する。
本実施の形態のデジタルカメラは、交換レンズおよびカメラ本体のそれぞれにおいて、撮像画像へのカメラのぶれの影響を低減するぶれ補正機能を備える。具体的には、交換レンズ内においては、ジャイロセンサのようなぶれ検出部により検出され、ぶれ補正処理部により演算されたぶれ補正信号のうち、高周波領域のぶれに応じて、ぶれ補正用のレンズを光学系の光軸に垂直な面内を移動させることでぶれの影響を低減する。一方、カメラ本体内においては、ぶれ補正処理部により演算されたぶれ補正信号のうち低周波領域のぶれに応じて、CCD等の画像センサを光学系の光軸に垂直な面内を移動させることでぶれの影響を低減する。以下、本実施の形態のカメラの構成および動作を詳述する。
なお、以下の説明では、交換レンズ内の補正用レンズをシフトしてぶれを補正する機能を「OIS(Optical Image Stabilizer)機能」という。また、カメラ本体内の撮像素子をシフトしてぶれを補正する機能を「BIS(Body Image Stabilizer)機能」という。また、本実施の形態に係るデジタルカメラ1は、OIS機能はBIS機能に比べて高精度に補正可能であるとする。ここで、高精度にぶれ補正を行うことができるとは、ぶれ補正信号に対して、追従残差が少ないこと、例えば、高周波成分への追従性、応答性がよいことを基準に判断される。
1.構成
図1は、本発明の実施の形態1に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図である。デジタルカメラ1は、カメラ本体100とそれに着脱可能な交換レンズ200とから構成される。
図1は、本発明の実施の形態1に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図である。デジタルカメラ1は、カメラ本体100とそれに着脱可能な交換レンズ200とから構成される。
1−1.カメラ本体
カメラ本体100は、CCD110と液晶モニタ120とカメラコントローラ140とボディマウント150と電源160とカードスロット170とを備える。
カメラ本体100は、CCD110と液晶モニタ120とカメラコントローラ140とボディマウント150と電源160とカードスロット170とを備える。
カメラコントローラ140は、レリーズ釦130からの指示に応じて、CCD110等の構成要素を制御することでデジタルカメラ1全体の動作を制御する。カメラコントローラ140は、垂直同期信号をタイミング発生器112に送信する。これと並行して、カメラコントローラ140は、露光同期信号を生成する。カメラコントローラ140は、生成した露光同期信号を、ボディマウント150及びレンズマウント250を介して、レンズコントローラ240に周期的に送信する。カメラコントローラ140は、制御動作や画像処理動作の際に、DRAM141をワークメモリとして使用する。
CCD110は、交換レンズ200を介して入射される被写体像を撮像して画像データを生成する。生成された画像データは、ADコンバータ111でデジタル化される。デジタル化された画像データは、カメラコントローラ140により所定の画像処理が施される。所定の画像処理とは、例えば、ガンマ補正処理、ホワイトバランス補正処理、キズ補正処理、YC変換処理、電子ズーム処理、JPEG圧縮処理である。
CCD110は、タイミング発生器112により制御されるタイミングで動作する。CCD110の動作としては、静止画像の撮像動作、スルー画像の撮像動作等が挙げられる。スルー画像は、主に動画像であり、ユーザが静止画像の撮像のための構図を決めるために液晶モニタ120に表示される。
液晶モニタ120は、カメラコントローラ140で画像処理された表示用画像データが示す画像を表示する。液晶モニタ120は、動画像も静止画像も選択的に表示可能である。
カードスロット170は、メモリカード171を装着可能であり、カメラコントローラ140からの制御に基づいてメモリカード171を制御する。デジタルカメラ1は、メモリカード171に対して画像データを格納したり、メモリカード171から画像データを読み出したりすることができる。
電源160は、デジタルカメラ1内の各要素に電力を供給する。
ボディマウント(第二の通信部の一例)150は、交換レンズ200のレンズマウント250(第一の通信部の一例)と機械的及び電気的に接続可能である。カメラ本体100と交換レンズ200は、ボディマウント150とレンズマウント250に設置されたコネクタを介して、データを送受信可能である。ボディマウント150は、カメラコントローラ140から受信した露光同期信号を、レンズマウント250を介してレンズコントローラ240に送信する。また、カメラコントローラ140から受信したその他の制御信号を、レンズマウント250を介してレンズコントローラ240に送信する。また、ボディマウント150は、レンズマウント250を介してレンズコントローラ240から受信した信号をカメラコントローラ140に送信する。また、ボディマウント150は、電源160からの電力を、レンズマウント250を介して交換レンズ200全体に供給する。
また、カメラ本体100は、BIS機能(CCD110のシフトにより手振れを補正する機能)を実現する構成として、カメラ本体100のぶれを検出するジャイロセンサ184(ぶれ検出手段)と、ジャイロセンサ184の検出結果に基づき、ぶれ補正信号の生成とぶれ補正処理を制御するBIS処理部183とをさらに備える。さらに、カメラ本体100は、CCD110を移動させるCCD駆動部181と、CCD110の位置を検出する位置センサ182とを備える。CCD駆動部181は、例えば、マグネットと平板コイルとで実現可能である。位置センサ182は、光学系の光軸に垂直な面内におけるCCD110の位置を検出するセンサである。位置センサ182は、例えば、マグネットとホール素子で実現可能である。BIS処理部183は、ジャイロセンサ184からの信号及び位置センサ182からの信号に基づき、CCD駆動部181を制御して、カメラ本体100のぶれを相殺するようにCCD110を光軸に垂直な面内にシフトさせる。ここで、カメラ本体100に備える撮像センサはCCDとしたが、CMOSセンサ等別の撮像センサを用いてもよい。また、CCD駆動部181はステッピングモータ、超音波モータ等そのほかのアクチュエータを用いても構わない。尚、アクチュエータにステッピングモータを用いた場合、オープン制御が可能となり、それに伴って、位置センサを不要とすることも可能である。
1−2.交換レンズ
交換レンズ200は、光学系とレンズコントローラ240とレンズマウント250とを備える。光学系はズームレンズ210、OIS(Optical Image Stabilizer)レンズ220、フォーカスレンズ230を含む。
交換レンズ200は、光学系とレンズコントローラ240とレンズマウント250とを備える。光学系はズームレンズ210、OIS(Optical Image Stabilizer)レンズ220、フォーカスレンズ230を含む。
ズームレンズ210は、光学系で形成される被写体像の倍率を変化させるためのレンズである。ズームレンズ210は、1枚又は複数枚のレンズで構成される。ズームレンズ駆動部211は、使用者が操作可能なズームリング等を含み、使用者による操作をズームレンズ210に伝え、ズームレンズ210を光学系の光軸方向に沿って移動させる。
フォーカスレンズ230は、光学系でCCD110上に形成される被写体像のフォーカス状態を変化させるためのレンズである。フォーカスレンズ230は、1枚又は複数枚のレンズで構成される。
フォーカスレンズ駆動部233はモータを含み、レンズコントローラ240の制御に基づいてフォーカスレンズ230を光学系の光軸に沿って移動させる。フォーカスレンズ駆動部233は、DCモータ、ステッピングモータ、サーボモータ、または超音波モータなどで実現できる。
OISレンズ220は、OIS機能(OISレンズ220のシフトにより手振れを補正する機能)において、交換レンズ200の光学系で形成される被写体像のぶれを補正するためのレンズである。OISレンズ220は、デジタルカメラ1のぶれを相殺する方向に移動することにより、CCD110上の被写体像のぶれを小さくする。OISレンズ220は1枚又は複数枚のレンズで構成される。OIS処理部223は、位置センサ222の出力及びジャイロセンサ224(ぶれ検出器)の出力に基づいてOIS駆動部221を制御する。OIS駆動部221は、OIS処理部223からの制御を受けて、光学系の光軸に垂直な面内でOISレンズ220をシフトする。
OIS駆動部221は、例えば、マグネットと平板コイルとで実現可能である。位置センサ222は、光学系の光軸に垂直な面内におけるOISレンズ220の位置を検出するセンサである。位置センサ222は、例えば、マグネットとホール素子で実現可能である。ここで、OIS駆動部221は超音波モータ等そのほかのアクチュエータを用いても構わない。
ジャイロセンサ184または224は、デジタルカメラ1の単位時間あたりの角度変化すなわち角速度に基づいて、ヨーイング方向及びピッチング方向のぶれ(振動)を検出する。ジャイロセンサ184または224は、検出したぶれの量(角速度)を示す角速度信号をOIS処理部223またはBIS処理部183に出力する。ジャイロセンサ184または224によって出力された角速度信号は、手ぶれやメカノイズ等に起因した幅広い周波数成分を含み得る。本実施の形態では、角速度検出手段としてジャイロセンサを使用するが、ジャイロセンサに代えて、デジタルカメラ1のぶれを検出できるものであれば他のセンサを使用することもできる。
カメラコントローラ140及びレンズコントローラ240は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピュータなどで構成してもよい。OIS処理部223またはBIS処理部183も同様である。例えば、カメラコントローラ140及びレンズコントローラ240並びにOIS処理部223またはBIS処理部183は、CPU、MPU、GPU、ASIC、FPGA等の半導体回路で構成できる。
1−3.OIS処理部
図2を用いて、交換レンズ200におけるOIS処理部223の構成を説明する。OIS処理部223は、ADC(アナログ/デジタル変換)/LPF(ロー・パス・フィルタ)305と、HPF(ハイ・パス・フィルタ)306と、位相補償部307と、積分器308と、LPF309と、加算器310と、PID制御部311とを含む。
図2を用いて、交換レンズ200におけるOIS処理部223の構成を説明する。OIS処理部223は、ADC(アナログ/デジタル変換)/LPF(ロー・パス・フィルタ)305と、HPF(ハイ・パス・フィルタ)306と、位相補償部307と、積分器308と、LPF309と、加算器310と、PID制御部311とを含む。
ADC/LPF305は、ジャイロセンサ224からの角速度信号をアナログ形式からデジタル形式へ変換する。さらに、ADC/LPF305は、ノイズを排除してデジタルカメラ1のぶれのみを抽出するために、デジタル形式に変換された角速度信号の高周波成分を遮断する。撮影者の手ぶれの周波数が1〜10Hz程度の低周波であり、この点を考慮してLPFのカットオフ周波数が設定される。ノイズが問題とならない場合はLPFの機能を省略することができる。
HPF306は、ドリフト成分を遮断するため、ADC/LPF305から受信した信号に含まれる所定の低周波成分を遮断する。位相補償部307は、HPF306から受信した信号に対して、OIS駆動部221やレンズ−ボディ間通信(後述)などに起因する位相遅れを補正する。
積分器308は、位相補償部307から入力したぶれ(振動)の角速度を示す信号を積分して、ぶれ(振動)の角度を示す信号を生成する。以下、積分器308によって生成された信号を「ぶれ補正信号」という。
積分器308からのぶれ補正信号は、LPF309及び加算器310に入力される。LPF309は、ぶれ補正信号の高域成分をカットして低域成分(以下「低周波ぶれ補正信号」という)を通過させる。低周波ぶれ補正信号は低周波領域のぶれに関するぶれ補正量を示す信号である。ここで、LPF309のカットオフ周波数は手ぶれの周波数(1〜10Hz)を考慮して例えば5Hzに設定される。ここで、低周波成分ぶれ補正信号生成にLPFを用いたが、このLPFの次数は限定されず、1次や2次、さらに高次のLPFを用いてもよい。また、別のフィルタ、例えばLSF(ローシェルフフィルタ)等の高周波成分をカットするフィルタであればどのようなフィルタを用いてもよい。また、カットオフ周波数は、5Hzに限定されず、発生するぶれ、使用する撮像装置、撮影状況に応じて変更しても構わない。また、フィルタ構成はこの構成に限らず、例えば、HPF306と積分器308の順序を入れ替える等の別構成としても構わない。
加算器310は、積分器308から入力したぶれ補正信号から、LPF309で抽出されたぶれ補正信号の低域成分を減算することで、ぶれ補正信号の高週波成分(以下「高周波ぶれ補正信号」という)を抽出する。高周波ぶれ補正信号は高周波領域のぶれに関するぶれ補正量を示す信号である。高週波ぶれ補正信号はPID制御部311に入力される。一方、低周波ぶれ補正信号はカメラ本体100に送信される。
PID制御部311は、入力した高周波ぶれ補正信号と、位置センサ222から受信したOISレンズ220の現在の位置情報との差分に基づきPID制御を行ない、OIS駆動部221に対する駆動信号を生成し、OIS駆動部221に送る。OIS駆動部221は駆動信号に基づいてOISレンズ220を駆動する。
1−4.BIS処理部
図3を用いて、カメラ本体100におけるBIS処理部183の構成を説明する。BIS処理部183は、ADC(アナログ/デジタル変換部)/LPF(ロー・パス・フィルタ)405と、HPF(ハイ・パス・フィルタ)406と、位相補償部407と、積分器408と、セレクタ412と、PID制御部410とを含む。
図3を用いて、カメラ本体100におけるBIS処理部183の構成を説明する。BIS処理部183は、ADC(アナログ/デジタル変換部)/LPF(ロー・パス・フィルタ)405と、HPF(ハイ・パス・フィルタ)406と、位相補償部407と、積分器408と、セレクタ412と、PID制御部410とを含む。
ADC/LPF405、HPF406、位相補償部407、積分器408およびPID制御部410の基本的な機能は、OIS処理部223における対応する要素の機能と同じである。
BIS処理部183は、特に、カメラ本体100内に設けられたジャイロセンサ184の出力(積分器408の出力)と、交換レンズ200から受信した低周波ぶれ補正信号とのうちのいずれか一方に基づき、ぶれ補正処理を行うように構成されている。このため、BIS処理部183は、カメラ本体100内に設けられたジャイロセンサ184の出力(積分器408の出力)と、交換レンズ200から受信した低周波ぶれ補正信号とのうちのいずれか一方を選択してPID制御部410に出力するセレクタ412を備えている。交換レンズがぶれ補正機能を備えていない場合等、カメラ本体100側でぶれ補正機能を実現する際には、セレクタ412はPID制御部410への出力を、カメラ本体100内に設けられたジャイロセンサ184の出力(積分器408の出力)に選択する。セレクタ412はカメラコントローラ140により制御される。
PID制御部410は、位置センサ182からの出力と、積分器408からの出力または交換レンズ200からの低周波ぶれ補正信号とに基づいて、CCD110をシフトさせるための駆動信号を生成してCCD駆動部181へ出力する。CCD駆動部181は駆動信号に基づいてCCD110の位置をシフトさせる。
2.ぶれ補正処理
以上のように構成されるデジタルカメラ1におけるぶれ補正処理について説明する。なお、以下の説明では、2つあるジャイロセンサ224、184のうちレンズ側に設けられたジャイロセンサ224からの信号に基づいてOISレンズ220及びCCD110を駆動する例を説明する。すなわち、デジタルカメラ1は、レンズ側に設けられたジャイロセンサ224を使用する。このとき、BIS処理部183内のセレクタ412は、低周波ぶれ補正信号を選択し、PID制御部410に出力するように制御されている。またこのとき、デジタルカメラ1は、使用するジャイロセンサ224を有している交換レンズ200をマスタとし、他方のカメラ本体をスレーブとして作動する。
以上のように構成されるデジタルカメラ1におけるぶれ補正処理について説明する。なお、以下の説明では、2つあるジャイロセンサ224、184のうちレンズ側に設けられたジャイロセンサ224からの信号に基づいてOISレンズ220及びCCD110を駆動する例を説明する。すなわち、デジタルカメラ1は、レンズ側に設けられたジャイロセンサ224を使用する。このとき、BIS処理部183内のセレクタ412は、低周波ぶれ補正信号を選択し、PID制御部410に出力するように制御されている。またこのとき、デジタルカメラ1は、使用するジャイロセンサ224を有している交換レンズ200をマスタとし、他方のカメラ本体をスレーブとして作動する。
OIS処理部223はジャイロセンサ224から検出信号を受信し、受信した検出信号からぶれ補正信号を生成する。そして、ぶれ補正信号から、高周波ぶれ補正信号と、低周波ぶれ補正信号とに分離する。OIS処理部223は、高周波ぶれ補正信号と位置センサ222からの位置情報とに基づき、OISレンズ220をシフトさせるための駆動信号を生成し、OIS駆動部221に出力する。OIS駆動部221は、OIS処理部223からの駆動信号にしたがい、ジャイロセンサ224で検出されたぶれのうち、高周波のぶれをキャンセルするようにOISレンズ220を光軸に垂直な面上でシフトさせる。
OIS処理部223において生成された低周波ぶれ補正信号は、レンズマウント250及びボディマウント150を介したレンズ―カメラ本体間の通信を用いて、カメラ本体100に送信される。このとき、カメラ本体100のBIS処理部183において、セレクタ412は、交換レンズ200からの低周波ぶれ補正信号を選択するように制御されている。BIS処理部183は、交換レンズ200からの低周波ぶれ補正信号と位置センサ182からの位置情報に基づき、CCD110を駆動するための駆動信号を生成し、CCD駆動部181へ送信する。CCD駆動部181は、BIS処理部183からの駆動信号にしたがい、ジャイロセンサ224で検出された低周波のぶれをキャンセルするようにCCD110を光軸に垂直な面上でシフトさせる。ここで、レンズ−カメラ本体間の通信は、レンズマウント250及びボディマウント150を介して行っているが、光通信や無線を用いた通信で行っても構わない。
以上のように、本実施形態のデジタルカメラ1は、検出されたぶれ補正信号における高周波成分に基づいて交換レンズ200側のぶれ補正機能を作動させ、検出されたぶれ補正信号における低周波成分に基づいてカメラ本体100側のぶれ補正機能を作動させる。このように、本実施形態では、ぶれ補正機能をカメラ本体100と交換レンズ200とで分担させることで、交換レンズ200側においては、高週波のぶれのみを補正すればよくなる。このため、交換レンズ200側においてOISレンズ220の補正範囲を有効活用することが可能になる。
ここで、低周波ぶれ補正信号は交換レンズ200からカメラ本体100に送信されるが、この交換レンズ−カメラ本体間の通信周期の影響により、カメラ本体100で受信した低周波ぶれ補正信号の位相が遅れる。OIS処理部223は、低周波ぶれ補正信号の位相遅れ分を考慮して、高周波ぶれ補正信号の位相を進めることで、補正性能低下を防ぐことも可能である。この場合、高周波ぶれ補正信号の位相を進める量は、レンズ−カメラ本体間の通信の周期により計算する。本実施の形態におけるデジタルカメラ1は、マスタから送信するぶれ補正信号は低周波ぶれ補正信号としている。このように構成することで、レンズ―カメラ本体間の通信に起因する信号の位相遅れの影響を低減することが可能である。
図4は、いくつかの交換レンズ200とカメラ本体100間の通信周波数に対して求めた位相遅れの周波数特性を示した図である。図4において、横軸は、交換レンズ200とカメラ本体100間で通信されるぶれ補正信号の周波数(ぶれ周波数)を示し、縦軸は位相遅れを示す。同図より、同じぶれ周波数であっても通信周波数が低いほど、位相遅れが大きくなっていることがわかる。図5は、いくつかの通信周波数に対して求めた補正性能低下の周波数特性を示した図である。図5において、横軸はぶれ周波数を示し、縦軸は、位相遅れにより生じた、補正できなかったぶれの増加割合(%)を示す。同図より、同じぶれ周波数であっても通信周波数が低いほど、位相遅れによる補正残りが多くなり、補正できなかったぶれが増加することがわかる。また、ぶれ周波数が高周波になればなるほど、補正性能低下が顕著になる。
これらの点を考慮し、本実施形態では、低周波ぶれ補正信号を送信するときの交換レンズ200とカメラ本体100間の通信周波数を250Hz以上に設定している。
図6は、本実施形態のぶれ処理における、元のぶれ補正信号(高周波成分と低周波成分に分離する前のぶれ補正信号)、低周波ぶれ補正信号および高周波ぶれ補正信号それぞれの変化を示した図である。低周波ぶれ補正信号は、元のぶれ補正信号がLPFを通過することにより演算される。高周波ぶれ補正信号は、元のぶれ補正信号から低周波ぶれ補正信号を減算することで求められる。同図に示すように、元のぶれ補正信号(実線)に対して、低周波ぶれ補正信号(荒い破線)は位相が遅れている。元のぶれ補正信号から、位相が遅れている低周波ぶれ補正信号を減算することで、高周波ぶれ補正信号(細い破線)の位相は進むこととなる。
なお、本実施形態においては、交換レンズ200側をマスタとしたが、カメラ本体100側をマスタとして用いてもよい。すなわち、カメラ本体100のジャイロセンサ184からの出力に基づきOIS機能及びBIS機能を制御してもよい。この場合は、BIS処理部183が、図3に示すような、ジャイロセンサ184からの検出信号に基づいて演算されたぶれ補正信号を、低周波ぶれ補正信号と高周波ぶれ補正信号に分離する構成を有するのが好ましい。低周波ぶれ補正信号は、カメラ本体100から交換レンズ200に送信され、交換レンズ200側で、低周波ぶれ補正信号に基づいてOISレンズ220の駆動が制御される。一方、カメラ本体100側では、高周波ぶれ補正信号に基づいてCCD110の駆動が制御される。この場合、カメラ本体側においてBISによる補正範囲を有効活用することができる。
すなわち、交換レンズ200及びカメラ本体100のうちの、マスタとして使用される一方のぶれ補正機能を高周波ぶれ補正信号に基づき制御し、他方のぶれ補正機能を低周波ぶれ補正信号に基づき制御するようにすればよい。
ここで、カメラ本体100および交換レンズ200からマスタを選択する基準は、OIS機能及びBIS機能によるぶれ補正の精度に基づいて決められることが好ましい。本実施形態におけるデジタルカメラ1は、OIS機能の方がBIS機能より高精度にぶれ補正を行うことができるため、交換レンズ200側をマスタとした。このように構成することで、2つのぶれ補正機能を効率的に活用することができる。図6に示すように、ぶれ補正信号の高周波成分は、低周波成分に比べて周期の短い振動を残している。従って、ぶれ補正信号の高周波成分の方が低周波成分に比べて高精度な補正が求められる。そこで、本実施形態におけるデジタルカメラ1は、高精度に補正可能なOIS機能を用いて、ぶれ補正信号の高周波成分を補正する一方、OIS機能に比べて補正精度の劣るBIS機能を用いて、ぶれ補正信号の低周波成分を補正する。そのために、デジタルカメラ1は、ぶれ補正信号の低周波成分をマスタから積極的に送信するようにしている。
高周波ぶれ補正信号と低周波ぶれ補正信号に基づくぶれ補正は、常時行うようにしてもよいし、露光中にのみ行うようにしてもよい。例えば、OIS処理部223は、ユーザからの撮影指示を受け付けるレリーズ釦130が押下される前は、レンズ200に設けられたジャイロセンサ224からの信号に基づきぶれ補正処理を行う。このとき、BIS処理部183は、センタ位置で停止動作している。そして、レリーズ釦130が押下されたときに、CCD駆動部181は、交換レンズ200から受信した低周波ぶれ補正信号に基づいてぶれ補正処理を開始し、露光終了までぶれ補正処理を継続する。BIS処理部183は、露光終了後、センタ位置で再度停止動作を行う。その際、低周波ぶれ補正信号は、レリーズ釦130による撮影指示を受け付けてから所定期間(露光期間以上の期間)の間、レンズマウント250及びボディマウント150を介して交換レンズ200からカメラ本体100へ送信される。これにより、デジタルカメラ1は、レリーズ釦130が押下される前は、OIS機能による高周波ぶれ補正信号のみの補正を行う。また、デジタルカメラ1は、レリーズ釦130が押下された後は、OIS機能による高周波ぶれ補正信号の補正とBIS機能による低周波ぶれ補正信号の補正とを行う。これにより、露光前は消費電力を抑えながら像ぶれ補正を行い、露光中はぶれ効果を高めた像ぶれ補正を行うことが可能である。
3.まとめ
本実施形態のデジタルカメラ1は、交換レンズ200とカメラ本体100を備え、交換レンズ200及びカメラ本体100の一方はマスタとして作動し、他方はスレーブとして作動する。交換レンズ200は、像ぶれを補正するためのOISレンズ220と、OISレンズを光軸と垂直な面内で移動させることにより像ぶれ補正を行うOIS駆動部221とを含む。カメラ本体100は、交換レンズ200を介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成するCCD110と、CCD110を光軸と垂直な面内で移動させることにより像ぶれ補正を行うCCD駆動部181とを含む。交換レンズ及びカメラ本体の内マスタとして作動する側には、カメラ本体100及び/または交換レンズ200のぶれを検出するジャイロセンサ224、184と、ジャイロセンサの出力から、OISレンズ及びCCD110に対するぶれ補正量を演算するぶれ補正処理部(OIS処理部223、BIS処理部183)と、を備える。
本実施形態のデジタルカメラ1は、交換レンズ200とカメラ本体100を備え、交換レンズ200及びカメラ本体100の一方はマスタとして作動し、他方はスレーブとして作動する。交換レンズ200は、像ぶれを補正するためのOISレンズ220と、OISレンズを光軸と垂直な面内で移動させることにより像ぶれ補正を行うOIS駆動部221とを含む。カメラ本体100は、交換レンズ200を介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成するCCD110と、CCD110を光軸と垂直な面内で移動させることにより像ぶれ補正を行うCCD駆動部181とを含む。交換レンズ及びカメラ本体の内マスタとして作動する側には、カメラ本体100及び/または交換レンズ200のぶれを検出するジャイロセンサ224、184と、ジャイロセンサの出力から、OISレンズ及びCCD110に対するぶれ補正量を演算するぶれ補正処理部(OIS処理部223、BIS処理部183)と、を備える。
ぶれ補正処理部(OIS処理部223、BIS処理部183)は、撮像装置に生ずる像ぶれ補正量を演算し、デジタルカメラ1で発生しているぶれ量を示すぶれ補正信号から、低周波領域のぶれに関するぶれ補正信号(低周波ぶれ補正信号)と、高周波領域のぶれに関するぶれ補正信号(高周波ぶれ補正信号)とに分離する。OIS駆動部221およびCCD駆動部181の一方は、マスタ側の駆動部として機能し、高周波領域のぶれ補正信号に基づいて像ぶれ補正を行う。OIS駆動部221およびCCD駆動部181の他方は、低周波領域のぶれ補正信号に基づいて像ぶれ補正を行う。
この構成により、ぶれ補正機能をカメラ本体100と交換レンズ200とで分担させることができ、交換レンズ200側においては、高週波のぶれのみを補正すればよくなる。このため、交換レンズ200側においてOISレンズ220の補正範囲を有効活用することが可能になる。
実施の形態2
ぶれ補正を実現するデジタルカメラの別の構成例を説明する。本実施形態のデジタルカメラの構成は、OIS処理部およびBIS処理部を除き、実施の形態1のものと同じである。
ぶれ補正を実現するデジタルカメラの別の構成例を説明する。本実施形態のデジタルカメラの構成は、OIS処理部およびBIS処理部を除き、実施の形態1のものと同じである。
図7は、本実施形態のデジタルカメラ1におけるOIS処理部223の構成を示した図である。本実施形態のOIS処理部223は、ADC/LPF305と、HPF306と、位相補償部307と、積分器308と、PID制御部311とを含む。これらの構成要素の機能は実施の形態1で示したものと同様である。本実施形態のOIS処理部223はさらに、レンズコントローラ240からの指示にしたがい、OISレンズ220の移動の中心位置をシフトする位置シフト部312を備える。すなわち、位置シフト部312は、積分器308からの出力(ぶれ補正信号)において、OISレンズ220の移動の中心位置を反映させる。以下、位置シフト部312から出力される信号を「OIS制御信号」という。
図8は、本実施形態のデジタルカメラ1におけるBIS処理部183の構成を示した図である。本実施形態のBIS処理部183は、ADC/LPF405と、HPF406と、位相補償部407と、積分器408と、PID制御部410とを含む。これらの構成要素の機能は実施の形態1で示したものと同様である。本実施形態のBIS処理部183はさらに、位置設定部413と、セレクタ414とを含む。位置設定部413は、CCD110の位置を設定するための信号を出力する。セレクタ414は、PID制御部410の出力と、位置設定部413の出力のいずれかを選択してCCD駆動部181に出力する。位置設定部413及びセレクタ414はカメラコントローラ140により制御される。以下、位置設定部413の出力を「BIS制御信号」という。
本実施形態では、ぶれ補正を行うために、交換レンズ200側のOIS機能のみを使用する。このため、BIS処理部183のセレクタ414は位置設定部413の出力を選択している。なお、交換レンズがぶれ補正機能を備えていない場合等、カメラ本体100側でぶれ補正機能を実現する際には、セレクタ414はPID制御部410の出力を選択する。
本実施形態のぶれ補正処理においては、特に、露光期間の開始時にOISレンズ220をセンタリングし、露光期間中のぶれ補正を行う。すなわち、ぶれ補正による移動がないときのOISレンズ220の位置を、OISレンズ220の可動範囲の中心位置にシフトする。このようにOISレンズ220をセンタリングすることにより、露光期間中のOISレンズ220による補正範囲を有効活用することができる。
図9は、本実施形態のデジタルカメラ1におけるぶれ補正処理を示すフローチャートである。デジタルカメラ1は、前述のように、露光していない状態(ライブビュー表示状態)においては、OIS機能のみを作動させている(S11)。ユーザによりレリーズ釦130が押下されると(S12でYES)、カメラコントローラ140は、ボディマウント150及びレンズマウント250を介してレンズコントローラ240に対して、レリーズ釦130が押下されたことを示すレリーズ信号を送信する。レンズコントローラ240はレリーズ信号を受信すると、OISレンズ220の現在位置を示す情報をDRAM241に記憶するとともに、OISレンズ220の位置をセンタリング(中心位置に移動)するようにOIS処理部223を制御する(S13)。このとき、位置シフト部312により、OISレンズ220の移動の中心位置がシフトするようなOIS制御信号が生成される。さらに、レンズコントローラ240は、DRAM241に記憶したOISレンズ220の位置情報を、レンズマウント250及びボディマウント150を介してカメラ本体100に送信する(S14)。ここで、OISレンズ220の位置情報は、通常のレンズ-ボディ間通信で行ってもよいし、レンズ側から送信される低周波ぶれ補正信号に追加して送信してもよい。
カメラ本体100のカメラコントローラ140は、交換レンズ200からOISレンズ220の位置情報を受信すると、受信した位置情報(すなわち、センタリング直前のOISレンズ220の位置)に基づき、CCDの移動量に換算し、CCD110の目標移動位置を求める。カメラコントローラ140は、目標移動位置にCCD110を移動させるようにBIS処理部183を制御する(S15)。このとき、位置設定部413により、目標移動位置にCCD110を移動させるためのBIS制御信号が生成される。その後露光の間、BIS処理部183はCCD110の位置をその移動させた位置に保持する(S16)。
露光が終了すると、カメラコントローラ140はレンズコントローラ240に露光の終了を通知する。レンズコントローラ240は、DRAM241に記憶されたOISレンズ220の位置情報を読み出し、その位置情報が示す位置にOISレンズ220を移動させるようにOIS処理部223を制御する(S17)。このとき、位置設定部413により、位置情報が示す位置にCCD110を移動させるためのBIS制御信号が生成される。また、BIS処理部183は、CCD110をCCD110に対する所定の中心位置に戻す(S18)。このとき、位置設定部413により、所定の中心位置にCCD110を移動させるためのBIS制御信号が生成される。
図10は、以上のようなぶれ補正処理における、ぶれ補正信号(積分器308の出力)、BIS制御信号(位置シフト部312の出力)、OIS制御信号(位置設定部413の出力)の変化の例を示した図である。同図に示すように、露光期間中、OISレンズ220が中心位置にシフトされ、その中心位置を中心として駆動されるように制御される。一方、CCD110は、センタリング直前のOISレンズ220の位置に応じた位置にシフトされて固定される。露光期間以外の期間は、OISレンズ220は本来の中心位置を中心として駆動されるように制御され、CCD110も本来の中心位置に固定される。
以上のように本実施形態のデジタルカメラ1は、露光期間の開始時において、OISレンズ220をセンタリングするとともに、CCD110の位置を、OISレンズ220のセンタリングの移動量に対応した分だけシフトする。そして、露光期間中、CCD110の位置をその位置に固定した状態でOIS機能を実行する。露光が終了すると、OISレンズ220の位置をセンタリング直前の位置に戻すとともに、CCD110を所定の中心位置に戻す。
このように露光開始時にOISレンズ220をセンタリングすることで露光中のOISレンズ220による補正範囲を有効活用ことができる。また、OISレンズ220をセンタリングした分をCCD110の移動により補償することにより、センタリングに起因する画角のずれを防止できる。これにより、ユーザは露光前に確認していた画角と同じ画角で撮影できるとともに、デジタルカメラ1は、像ぶれ補正を有効活用できる。
本実施の形態においても、OIS処理部223は高週波ぶれ補正信号を生成し、高週波ぶれ補正信号に基づいてOISレンズ220を駆動してもよい。その場合、露光期間において、CCD110は、OISレンズ220のセンタリング移動量に対応した位置にシフトするだけで、低周波ぶれ補正信号に基づき駆動しなくてもよい。しかし、さらに、露光期間において、CCD110を、OISレンズ220のセンタリング移動量に対応した位置にシフトさせた位置を中心として、低周波ぶれ補正信号に基づいて駆動させてもよい。図11及び図12に、露光期間中、OISレンズ220をセンタリングしつつ、かつ、OISレンズ220を高周波ぶれ補正信号により駆動し、CCD110を低周波ぶれ補正信号により駆動するためのOIS処理部223及びBIS処理部183の構成をそれぞれ示す。
図11に示すように、OIS処理部223は、図7に示す構成に加えて、ぶれ補正信号が高周波ぶれ補正信号と低周波ぶれ補正信号により分離するためのLPF309と加算器310をさらに備えている。また、BIS処理部223は、図12に示すように、図8に示す構成において、位置設定部413に代えて位置シフト部415を備えており、また、セレクタ414の位置が異なっている。図11及び図12に示す各要素の動作は基本的に前述したものと同様である。なお、高周波ぶれ補正信号と低周波ぶれ補正信号とに分離してぶれ補正を行う場合、BIS処理部183におけるセレクタ414は、位置シフト部415からの出力を選択する。
OIS処理部223において、LPF309と加算器310により、積分器308からのぶれ補正信号が高周波ぶれ補正信号と低周波ぶれ補正信号により分離される。高周波ぶれ補正信号において、位置シフト部312により、露光期間中、OISレンズ220の移動の中心位置がシフトされる。PID制御部311は、位置がシフトされた高周波ぶれ補正信号と、位置センサ222から受信したOISレンズ220の現在の位置情報とに基づきPID制御を行ない、OIS駆動部221に対する駆動信号を生成して出力する。
一方、BIS処理部183においては、セレクタ414により、位置シフト部415からの出力が選択されている。カメラコントローラ140は、前述のように、交換レンズ200からOISレンズ220の位置情報を受信し、受信した位置情報(すなわち、センタリング直前のOISレンズ220の位置)に基づきCCD110のシフト量を算出する。
位置シフト部415は、露光期間以外の期間では、CCD110の位置を所定の基準位置に制御するように信号を生成する。一方、露光期間中は、位置シフト部415は、CCD110の中心位置が算出したシフト量だけ、低周波ぶれ補正信号をシフトする。これにより、露光期間中、CCD110は、OISレンズ220のセンタリングに対応した位置にシフトされた位置を中心として、低周波ぶれ補正信号に基づいてぶれ補正を行うように駆動される。
位置シフト部415は、露光期間以外の期間では、CCD110の位置を所定の基準位置に制御するように信号を生成する。一方、露光期間中は、位置シフト部415は、CCD110の中心位置が算出したシフト量だけ、低周波ぶれ補正信号をシフトする。これにより、露光期間中、CCD110は、OISレンズ220のセンタリングに対応した位置にシフトされた位置を中心として、低周波ぶれ補正信号に基づいてぶれ補正を行うように駆動される。
以上のようにして、露光期間中、OISレンズ220をセンタリングしつつ、かつ、OISレンズ220を高周波ぶれ補正信号により駆動し、CCD110を低周波ぶれ補正信号により駆動することによるぶれ補正を実現することができる。
また、本実施の形態では、ぶれ補正機能として、OIS機能のみを作動させた。しかし、ぶれ補正機能として、BIS機能のみを作動させてもよい。その場合、露光期間の開始時においては、CCD110をセンタリングすればよい。さらに、OSIレンズ220を、センタリング直前のCCD110の位置からOISレンズ220の移動量に換算した位置にシフトし、露光期間中は、その位置に固定すればよい。このように露光期間中、CCD10をセンタリングした位置を中心として駆動することで、CCD10の補正範囲(駆動可能範囲)を十分に活用することが可能となる。また、露光期間中、OISレンズ220をシフトさせておくことで、画角のずれも防止できる。
ここで、ぶれ補正機能として作動させる機能を選択する基準は、OIS機能及びBIS機能によるぶれ補正の精度、追従特性に基づいて決められることが好ましい。本実施形態におけるデジタルカメラ1は、OIS機能の方がBIS機能より高精度にぶれ補正を行うことができるため、ぶれ補正機能としてOIS機能を用いることとした。このように構成することで、2つのぶれ補正機能を効率的に活用することができる。
3.他の実施の形態
上記実施の形態の思想は、以上で説明された実施の形態に限定されない。種々の実施の形態が考えられてもよい。以下、上記実施の形態の思想を適用できる他の実施の形態について説明する。
上記実施の形態の思想は、以上で説明された実施の形態に限定されない。種々の実施の形態が考えられてもよい。以下、上記実施の形態の思想を適用できる他の実施の形態について説明する。
ぶれ検出手段としてのジャイロセンサは、アナログ形式の信号を出力するセンサに限定されず、デジタル形式の信号を出力するセンサであってもよい。この場合、ジャイロセンサ224とOIS処理部223間のデータはシリアル交信等で送信される。
実施の形態1に係るデジタルカメラは、OIS機能の方がBIS機能に比べて高精度にぶれ補正が可能であるとし、ぶれ補正信号の高周波成分をOIS機能で補正する構成としたが、本開示はこれに限定されるものではない。BIS機能の方がOIS機能に比べて高精度に補正可能である場合には、BIS機能を用いてぶれ補正信号の高周波成分を補正し、OIS機能を用いてぶれ補正信号の低周波成分を補正するようにしても構わない。その際、カメラ本体に設けられたジャイロセンサ及びBIS処理部がマスタ側として機能することが好ましい。
実施の形態2に係るデジタルカメラは、OIS機能の方がBIS機能に比べて高精度にぶれ補正が可能であるとし、露光中のぶれ補正をOIS機能で補正するものとしが、本開示はこれに限定されるものではない。BIS機能の方がOIS機能に比べて高精度に補正可能である場合には、BIS機能を用いて露光中のぶれ補正を行うようにしても構わない。その際、ぶれ量の演算などの際にはカメラ本体に設けられたジャイロセンサ及びBIS処理部を用いることが好ましい。
実施の形態1、2に係るデジタルカメラは、OIS機能の方がBIS機能に比べて高精度にぶれ補正が可能であるとしたが、本開示はこれに限定されるものではない。OIS機能の精度情報を交換レンズ側に持たせ、BIS機能の精度情報をカメラ本体に持たせ、それらの精度情報を勘案して優先的に使用するぶれ補正機能を決めるようにしても構わない。すなわち、交換レンズ及びカメラ本体が所有する精度情報を、交換レンズ装着時にレンズ―ボディ通信により、カメラコントローラ又はレンズコントローラに送信し、それぞれの精度情報を比較して優先的に使用するぶれ補正機能を決めるようにしても構わない。
実施の形態1,2では、マスタを決める基準としてぶれ補正の精度を用いたが、本開示はこれに限定されるものではない。ジャイロセンサの検出精度やドリフト性能、ノイズ性能、シャッター・ミラーショック耐性等に基づいてマスタを決めるようにしても構わない。また、ぶれの補正精度とジャイロセンサの性質等とを組み合わせてマスタを決定してもよい。
以上、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、詳細な説明および添付の図面を開示した。よって、詳細な説明および添付の図面に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須でない構成要素が含まれることがある。したがって、それらの必須でない構成要素が、詳細な説明および添付の図面に記載されているからといって、それらの必須でない構成要素が必須であると直ちに認定されるべきではない。
上記実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものである。よって、上記実施の形態は、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置換、付加および/または省略等を行なわれてもよい。
本開示の思想は、手ぶれ補正機能を備えた電子装置(デジタルカメラやカムコーダ等の撮像装置、携帯電話、スマートフォン等)に適用することができる。
1 デジタルカメラ
100 カメラ本体
110 CCD
140 カメラコントローラ
150 ボディマウント
184、224 ジャイロセンサ
181 CCD駆動部
182、222 位置センサ
183 BIS処理部
200 交換レンズ
220 OISレンズ
221 OIS駆動部
223 OIS処理部
240 レンズコントローラ
250 レンズマウント
100 カメラ本体
110 CCD
140 カメラコントローラ
150 ボディマウント
184、224 ジャイロセンサ
181 CCD駆動部
182、222 位置センサ
183 BIS処理部
200 交換レンズ
220 OISレンズ
221 OIS駆動部
223 OIS処理部
240 レンズコントローラ
250 レンズマウント
Claims (5)
- 交換レンズとカメラ本体を備えた撮像装置であって、
前記交換レンズは、
像ぶれを補正するための補正レンズと、
前記カメラ本体及び/または前記交換レンズのぶれを検出するぶれ検出部と、
前記ぶれ検出部の出力から、前記補正レンズ及び前記撮像素子に対するぶれ補正量を演算するぶれ補正処理部と、
前記ぶれ補正処理部の出力に基づき前記補正レンズを光軸と垂直な面内で移動させることにより、像ぶれ補正を行うレンズ駆動部と、を含み、
前記カメラ本体は、
前記交換レンズを介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、
前記撮像素子を光軸と垂直な面内で移動させることにより像ぶれ補正を行う素子駆動部とを含み、
前記撮像素子に対する露光の開始時において、前記レンズ駆動部は、前記補正レンズを所定の中心位置へ移動させるとともに、前記素子駆動部は、前記補正レンズの前記中心位置への移動量に対応した量だけ前記撮像素子の位置をシフトし、
前記露光期間中において、前記レンズ駆動部は、前記中心位置を中心として、前記ぶれ補正処理部の出力に基づき前記補正レンズを駆動する、
撮像装置。 - 前記交換レンズは、前記カメラ本体と通信を行う第一の通信部をさらに備え、
前記カメラ本体は、前記交換レンズと通信を行う第二の通信部をさらに備え、
前記補正レンズの移動量を示す情報が、前記第一及び第二の通信部を介して、前記交換レンズから前記カメラ本体へ送信される、
請求項1記載の撮像装置。 - 前記レンズ駆動部は、前記ぶれ補正処理部の出力に含まれる高周波成分に基づき前記補正レンズを移動させることにより、像ぶれ補正を行い、
前記素子駆動部は、前記ぶれ補正処理部の出力に含まれる低周波成分に基づき前記撮像素子を移動させることにより、像ぶれ補正を行う、
請求項1または2記載の撮像装置。 - カメラ本体に装着される交換レンズであって、
像ぶれを補正するための補正レンズと、
前記カメラ本体及び/または前記交換レンズのぶれを検出するぶれ検出部と、
前記ぶれ検出部の出力から、前記補正レンズ及び前記撮像素子に対するぶれ補正量を演算するぶれ補正処理部と、
前記ぶれ補正処理部の出力に基づき前記補正レンズを光軸と垂直な面内で移動させることにより、像ぶれ補正を行うレンズ駆動部と、
前記カメラ本体と通信を行う通信部と、を含み、
前記レンズ駆動部は、前記撮像素子に対する露光の開始時において、前記補正レンズを所定の中心位置へ移動させ、前記露光期間中、前記中心位置を中心として前記ぶれ補正処理部の出力に基づき前記補正レンズを駆動し、
前記通信部は、露光の開始時において、前記カメラ本体に対して前記補正レンズの前記中心位置への移動量を示す情報を送信する、
交換レンズ。 - 請求項4記載の交換レンズが装着されるカメラ本体であって、
前記交換レンズを介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、
前記撮像素子を光軸と垂直な面内で移動させることにより像ぶれ補正を行う素子駆動部と、
前記交換レンズから、前記補正レンズの前記中心位置への移動量を示す情報を受信する通信部と、を含み、
前記素子駆動部は、前記撮像素子に対する露光期間中、前記受信した情報が示す移動量に対応した量だけ前記撮像素子の位置をシフトする、
カメラ本体。
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