JP2011097377A - 撮像装置 - Google Patents

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仁宏 藤山
Rika Okada
梨香 岡田
Fumitaka Shiroo
文崇 城尾
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Abstract

【課題】 光電変換手段の相対的な位置の検出を容易にする。
【解決手段】 デジタルスチルカメラ1は、レンズ群13を介して結像面に結像した被写体の光学画像を光電変換することによって、画像信号を出力するイメージセンサ19と、イメージセンサ19を筐体51に対して相対的に移動させるXステージ61およびYステージ71と、シャッタ14を閉じてレンズ群13から進入する光を遮断した状態で、イメージセンサ19の結像面に光を照射する光源53と、光源53から照射された光の一部を遮る遮光板55と、イメージセンサ19が光電変換して出力する画像信号を取得する調整用画像取得部と、取得された画像信号に基づく画像に含まれる遮光板55の像Pに基づいて、イメージセンサ19の筐体51に対する相対的な位置を検出する相対位置検出部と、を備える。
【選択図】 図2

Description

この発明は、撮像装置に関し、特に手振れ補正機能を備えた撮像装置に関する。
デジタルスチルカメラで代表される撮像装置は、ユーザがそれを手で保持して撮像する場合に、手振れにより光電変換素子に結像する画像の乱れを軽減するために手振れ補正機能を備えている。この手振れ補正機能は、光電変換素子をレンズの光軸に垂直な面に平行に移動させることによって、光電変換素子の結像面に結像する画像の移動を減少させる。光電変換素子を効率的に移動させるために、初期設定において、通常は光電変換素子の中心がレンズの光軸と重なる基準位置に光電変換素子が位置決めされる。
光電変換素子を基準位置に位置決めする技術として、特開2006−201306号公報(特許文献1)には、固定支持基板と、該固定支持基板に、互いに直交し、かつ、該固定支持基板と平行な特定のX方向及びY方向に直線移動可能として支持されたXY移動部材と、上記XY移動部材の上記固定支持基板に対するX方向の相対位置を検出するX方向位置検出手段と、を備え、該X方向位置検出手段が、X用光源と、その受光位置をX方向について認識可能なX用受光部材と、該X用受光部材の受光位置に基づいて上記XY移動部材の上記固定支持基板に対するX方向の相対位置を演算する演算手段と、を備えるステージ装置において、上記固定支持基板に、上記X用光源及び上記X用受光部材をX方向に並べて固定し、上記XY移動部材に、該X用光源から出た光を反射して上記X用受光部材に導くX用反射部材を固定したことを特徴とするステージ装置が記載されている。
しかしながら、従来のステージ装置は、X方向およびY方向それぞれに、光源と受光部材との組を設けなければならないといった問題がある。また、光源および受光部それぞれの特性によって、温度等の環境の変化に対応するためのしきい値の設定が困難であるといった問題がある。さらに、初期設定においては、光電変換素子を光源と受光部材との組によって検出される位置に移動させる工程と、基準位置に移動させる工程とによって、光電変換素子を基準位置に移動させなければならず、基準位置に移動させるまでに時間を要するといった問題がある。
また、特開2007−315982号公報(特許文献2)には、カメラモジュールのイメージセンサから出力された画像データに基づいて、当該イメージセンサにおける複数の受光素子のうちの中心受光素子の位置と、当該イメージセンサ上における当該カメラモジュールの光学系の光軸中心の位置との間の距離を測定する測定部を備え、前記測定部は、前記画像データの画像上において第1の方向に沿って繋がる第1画素群に属する各画素についての第1輝度情報、および前記画像上において前記第1の方向に対して交差する第2の方向に沿って繋がる第2画素群に属する各画素についての第2輝度情報を前記画像データからそれぞれ取得する輝度情報取得処理と、前記両輝度情報に基づいて前記イメージセンサ上における前記光軸中心の位置を特定する中心位置特定処理と、前記画像における中心画素の位置を前記中心受光素子の位置として前記距離を測定する測定処理とを実行する測定装置が記載されている。
しかしながら、イメージセンサに予め定められた光を照射しなければならないため、製造ライン上の調整工程に適用することができるが、製造ライン以外でイメージセンサに予め定められた光を照射することができないので、デジタルスチルカメラを実際に使用する際には適用することができないといった問題がある。
特開2006−201306号公報 特開2007−315982号公報
この発明は、上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、光電変換手段の相対的な位置を容易に検出することが可能な撮像装置を提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、撮像装置は、レンズを介して結像面に結像した被写体の光学画像を光電変換することによって、画像信号を出力する光電変換手段と、光電変換手段と基台との間に設けられ、光電変換手段を基台に対して相対的に移動させる移動手段と、基台から予め定められた位置に設置され、シャッタを閉じてレンズから進入する光を遮断した状態で、光電変換手段の結像面に光を照射する照射手段と、基台から予め定められた位置に設置され、照射手段と結像面との間で照射手段から照射された光の一部を遮る遮光手段と、照射手段が光を照射した状態で、光電変換手段が光電変換して出力する画像信号を取得する調整用画像取得手段と、取得された画像信号に基づく画像に含まれる遮光手段の像に基づいて、光電変換手段の基台に対する相対的な位置を検出する相対位置検出手段と、を備える。
この局面に従えば、レンズから進入する光を遮断した状態で、照射手段が光を照射すると、遮光手段が光の一部が遮るので、結像面に遮光手段の像が投影される。結像面に投影される遮光手段の像の基台に対する相対位置は不変なので、光電変換手段が出力する画像中に含まれる遮光手段の像に基づいて、光電変換手段の基台に対する相対的な位置を検出することができる。その結果、光電変換手段の相対的な位置を容易に検出することが可能な撮像装置を提供することができる。
好ましくは、移動手段は、相対位置検出手段により検出される相対位置に基づいて、基台に対して予め定められた相対位置である基準位置に光電変換手段を移動させる初期設定手段を含む。
好ましくは、移動手段は、光電変換手段の結像面に平行で互いに交わる2方向に光電変換手段を移動させ、遮光手段は、照射手段により光電変換手段に投影されると、2方向とそれぞれ略平行な輪郭を含む像が光電変換手段の結像面に投影される形状を有する。
好ましくは、相対位置検出手段は、結像面に投影される遮光手段の像の輪郭のうち2つの線が交わる点の位置を検出する。
好ましくは、撮像装置に対して予め定められた位置に配置された基準画像を撮像し、光電変換手段が出力する画像信号を取得する初期設定用画像取得手段と、取得された画像信号に基づく画像に含まれる基準画像に基づいて、基準位置を決定する基準位置決定手段と、決定された基準位置を記憶する基準位置記憶手段と、を備える。
好ましくは、照射手段および遮蔽手段は、レンズを介して結像面に到達する光の通路を遮らない位置に配置される。
この発明の他の局面によれば、撮像装置は、レンズを介して結像面に結像した被写体の光学画像を光電変換することによって、画像信号を出力する光電変換手段と、光電変換手段と基台との間に設けられ、光電変換手段を基台に対して相対的に移動させる移動手段と、基台から予め定められた位置に設置され、シャッタを閉じてレンズから進入する光を遮断した状態で、光電変換手段の結像面にスポット光を照射するスポット照射手段と、照射手段がスポット光を照射した状態で、光電変換手段が光電変換して出力する画像信号を取得する調整用画像取得手段と、取得された画像信号に基づく画像に含まれるスポット光の像に基づいて、光電変換手段の基台に対する相対的な位置を検出する相対位置検出手段と、を備える。
この局面に従えば、光電変換手段の相対的な位置を容易に検出することが可能な撮像装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰り返さない。
本実施の形態においては、撮像装置の一例としてデジタルスチルカメラを説明する。なお、撮像装置は、デジタルスチルカメラに限られず、手振れ補正機能を有した装置であれば、例えば、ビデオカメラ、携帯電話機、音楽プレーヤ等であってもよい。
図1は、デジタルスチルカメラの構成の概略を示すブロック図である。図1を参照して、デジタルスチルカメラ1は、デジタルスチルカメラ1の全体を制御する制御部11と、フォーカスレンズおよびズームレンズを含む複数のレンズで構成されるレンズ群13と、シャッタ14と、レンズ群13およびシャッタ14を駆動するレンズ駆動部15と、手振れ補正ユニット17と、イメージセンサ19と、コーデック(CODEC)21と、画像処理する信号処理回路22と、液晶表示装置(LCD)23と、制御部11が実行するためのプログラム等を記憶するEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)25と、制御部11の作業領域として用いられるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)27と、メモリカード29Aが装着されるカードインターフェース(I/F)29と、ジャイロセンサ33と、ユーザの操作を受け付ける操作部35と、デジタルスチルカメラ1の全体に電力を供給するバッテリ41と、を含む。
レンズ群13は、デジタルスチルカメラ1本体の前面に設けられ、LCD23は、レンズ群13が設けられる面とは反対のデジタルスチルカメラ1の背面に設けられる。レンズ群13は、レンズ駆動部15により制御される。レンズ群13は、ズームレンズを調整するズーム機構を有する。
イメージセンサ19は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の光電変換素子であり、その結像面がレンズ群13の光軸に対して垂直となる。イメージセンサ19は、レンズ群13を介して結像面に結像する被写体の光学画像を光電変換し、画像データを制御部11に出力する。制御部11は、イメージセンサ19から出力される画像データを受け付け、画像データをSDRAM27に記憶する。ここでの画像データは、例えば、1画素がR(赤)G(緑)B(青)で構成されるビットマップ形式のデータである。なお、イメージセンサ19は、CMOSイメージセンサに限定されるものではなく、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサを用いてもよい。この場合、CCDイメージセンサは、アナログの信号を出力するので、アナログ/デジタル変換器によってCCDイメージセンサが出力するアナログの信号をデジタルの画像データに変換すればよい。なお、ここでは、光電変換素子としてのCMOSイメージセンサが出力するデジタルの画像データ、CCDイメージセンサが出力するアナログの信号を、総称して画像信号という。
イメージセンサ19は、制御部11により制御され、光電変換する時間が制御される。具体的には、制御部11は、イメージセンサ19に光電変換を開始させる場合、レンズ群13とイメージセンサ19との間に設けられたシャッタ14をレンズ駆動部15に開放させる。これにより、イメージセンサ19が光電変換を開始する。制御部11は、光電変換させる時間が経過すると、レンズ駆動部15にシャッタ14と閉じさせ、イメージセンサ19に画像データを出力させる。
イメージセンサ19は、動画像を撮像する場合、所定の時間間隔で1フレームの画像データを出力する。フレームとは、動画像を構成する単位であり、1フレームは1枚の画像を意味する。また、フレームはフィールドに置き換えることができる。所定の時間間隔とは、フレームレートが5FPSであれば、1/5秒である。
信号処理回路22は、SDRAM27に記憶された画像データを読み出し、画像データに対して種々の信号処理を施し、輝度信号と色差信号とで表される表色系のYUV形式に変換する。信号処理回路22は、YUV形式の画像データをSDRAM27に記憶する。
制御部11は、SDRAM27に記憶されたYUV形式の画像データからRGB信号を生成し、LCD23に出力する。これにより、LCD23にイメージセンサ19が被写体を撮像して出力する画像が表示される。なお、LCD23に代えて、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイを用いてもよい。
コーデック21は、制御部11により制御され、SDRAM27に記憶されたYUV形式の画像データを読出し、圧縮符合化し、画像データを圧縮符号化した符号化データをSDRAM27に記憶する。ここでは、画像データをJPEG方式で圧縮符号化する。なお、コーデック21は、動画像を記憶する場合、MPEG(Moving Picture Experts Group)圧縮方式で、複数のフレームを圧縮符号化する。この場合には、GOP(Group of Picture)単位で圧縮符号化された符号化データがSDRAM21に記憶される。なお、画像データまたは動画像を圧縮符号化する方式を限定するものではなく、これらとは別の方式を用いるようにしてもよい。
ジャイロセンサ33は、デジタルスチルカメラ1の本体が回転する際の角速度を検出する。ここでは、水平方向をX軸、垂直方向をY軸、レンズの光軸をZ軸とすると、ジャイロセンサ33は、Y軸を中心とする回転方向(ヨー方向)の角速度と、X軸を中心とする回転方向(ピッチ方向)の角速度を検出し、ヨー方向およびピッチ方向それぞれの角速度を制御部11に出力する。制御部11においては、ヨー方向の角速度からX軸方向の本体の移動量を算出し、ピッチ方向の角速度からY軸方向の本体の移動量を算出する。
手振れ補正ユニット17は、イメージセンサ19を移動させ、イメージセンサ19の結像面に結像した光学画像のぶれを最小にする。このため、手振れ補正ユニット17は、イメージセンサ19の結像面に平行で互いに交わる2方向にイメージセンサ19を移動させるために、2方向それぞれに対応する駆動部を含む。ここでは、2方向を、互いに直角に交わる水平方向(X軸方向)と垂直方向(Y軸方向)としている。イメージセンサ19の結像面は、レンズ群13の光軸に垂直な面である。手振れ補正ユニット17によって、イメージセンサ19の結像面に平行で互いに交わる2方向にイメージセンサ19が移動するので、手振れしても同一被写体を露光中、振れなく撮像することができる。
手振れ補正ユニット17は、デジタルスチルカメラ1の電源がONになったとき、または、動作モードが再生モードから撮像モードに切り換えられたときに、イメージセンサ19を基準位置に移動させる。イメージセンサ19の基準位置は、ここでは、イメージセンサ19が垂直および水平の2方向それぞれにおいて移動可能な範囲の中心としている。イメージセンサ19が基準位置に位置するとき、レンズ群13の光軸がイメージセンサ19の中心となる。なお、基準位置は、任意に定めることができる。
手振れ補正ユニット17は、イメージセンサ19を基準位置に移動させた後、イメージセンサ19に結像する光学画像が、デジタルスチルカメラ1本体が移動しても同じ位置に結像するように、イメージセンサ19を移動させる。具体的には、ジャイロセンサ33により検出されるヨー方向およびピッチ方向の角速度に基づいて、イメージセンサ19の結像面に平行な方向および補正量を決定し、イメージセンサ19を移動させる。なお、イメージセンサ19をレンズ群13の光軸を中心に回転させるための駆動部を追加して、イメージセンサ19を平行移動させるのに加えて、回転移動させるようにしてもよい。
カードI/F29は、不揮発性メモリを備えたメモリカード29Aが装着される。制御部11は、カードI/F29を介して、メモリカード29Aにアクセス可能であり、SDRAM27に記憶された符号化データをメモリカード29Aに記憶する。
図2は、本発明の実施の形態の1つにおけるデジタルスチルカメラの模式的断面図である。図2を参照して、デジタルスチルカメラ1は、基台となる筐体51と、レンズ群13と、レンズ群13から筐体51の内部に進入する光を遮断するシャッタ14と、を含む。さらに、筐体51の内部に、光源(照射手段)53と、遮光板(遮光手段)55と、Xステージ61およびYステージ71(移動手段)と、イメージセンサ(光電変換手段)19と、が配置される。
筐体51は、穴を有し、その穴の部分にシャッタ14が配置される。シャッタ14の筐体51と反対側にレンズ群13が配置される。シャッタ14が閉じた状態において、レンズ群13を介して筐体51内部への光の進入を遮断する。シャッタ14が開いた状態において、光がレンズ群13および穴を通って筐体51の内部に進入する。
光源53と遮光板55とは、筐体51に固定され、それぞれの筐体51に対する相対的な位置は不変である。なお、ここでは、光源53と、遮光板55とを筐体51に直接固定する例を示すが、光源53および遮光板55が、筐体51に対する相対的な位置(方向と距離)が固定されるのであれば、他の部材を介して間接的に接続されても良い。
Xステージ61は、筐体51と平行移動可能に接続される。Xステージ61の筐体51と反対側には、Yステージ71がXステージ61と平行移動可能に接続される。Yステージ71のXステージ61と反対側にはイメージセンサ19が搭載される。イメージセンサ19は、レンズ群13を介して筐体51内に進入する光が、結像する結像面を有し、その結像面はレンズ群13の光軸13Aと垂直である。また、Xステージ61が、筐体51に対して移動する方向は、イメージセンサ19の結像面に平行な軸の方向であり、ここでは、図面の紙面に垂直な方向としており、X軸という。さらに、Yステージ71がXステージ61に対して移動する方向は、イメージセンサ19の結像面に平行で、かつ、Xステージ61が筐体51に対して移動する方向と交わる方向である。ここでは、Yステージ71がXステージ61に対して移動する方向を、Xステージ61が筐体51に対して移動する方向と直角な方向としており、図中では上下方向であり、Y軸という。
Yステージ71がXステージ61によって筐体51に対してX軸方向に移動可能であり、イメージセンサ19がYステージ71によって筐体51に対してY軸方向に移動可能であるため、イメージセンサ19は、その結像面をレンズ群13の光軸と垂直な状態を維持しながら、結像面に平行に移動することが可能である。
光源53は、筐体51に対して予め定めら得た位置に固定される。光源53が筐体51に固定される予め定められた位置は、光源53から発せられる光の少なくとも一部が、イメージセンサ19の結像面に到達する位置である。この場合、イメージセンサ19は、筐体51に対して移動可能なので、イメージセンサ19が移動可能な範囲のいずれに位置する場合にであっても、光源53から照射される光が結像面に到達する位置に、光源53は配置される。ただし、光源53は、レンズ群13を介して筐体51内に進入する光が結像面に到達するまでの通路を遮ることのない位置に配置される。なお。光源53から発せられる光が、イメージセンサ19に直接到達する場合に加えて、光源53から発せられる光が、反射板などで反射してイメージセンサ19に到達する場合を含む。
遮光板55は、筐体51に対して予め定めら得た位置に固定される。遮光板55が筐体51に固定される予め定められた位置は、光源53から発せられる光の一部を遮り、イメージセンサ19の結像面に遮光板55の影が映し出される位置であればよい。この場合、イメージセンサ19は、筐体51に対して移動可能なので、イメージセンサ19が移動可能な範囲のいずれに位置する場合にであっても、光源53から照射される光によって結像面に遮光板55の影が映し出される位置に、遮光板55は配置される。ただし、遮光板55は、レンズ群13を介して筐体51内に進入する光が結像面に到達するまでの通路を遮ることのない位置に配置される。
光源53から照射される光は、イメージセンサ19の結像面の全面に到達する必要はなく、結像面に遮光板55の影が映し出される位置であれば、光源53から照射される光がイメージセンサ19の結像面の一部に到達する位置に光源53が配置されても良い。
シャッタ14が閉じた状態において、光源53が光を照射すると、光の一部が遮光板55によって遮られて、イメージセンサ19の結像面に遮光板55の影が映し出される。図においては、イメージセンサ19の結像面に映し出される遮光板55の影の輪郭をPで示している。輪郭PのY軸方向の筐体51に対する位置は、イメージセンサ19がY軸方向に移動しても変化しない。一方、イメージセンサ19がY軸方向に移動すれば、輪郭Pの結像面における位置が変化する。デジタルスチルカメラ1は、イメージセンサ19が出力する画像に基づいて、輪郭Pの画像中の位置を検出し、イメージセンサ19の筐体51に対する相対位置を検出する。
図3は、筐体内部をレンズ郡13側から見た平面図である。図3を参照して、Xステージ61は、筐体51に矢印5で示されるX軸方向に移動可能に接続される。X軸モータ63は、筐体51に固定され、その回転軸に接続されたスクリュー65を回転させる。スクリュー65は、Xステージ61に固定されたモータナット67に途中までねじ込まれている。X軸モータ63は、ステッピングモータであり、その回転位置は、制御部11によって制御される。X軸モータ63が正回転または逆回転することにより、スクリュー65が正回転または逆回転し、Xステージ61が、X軸の右方向(正方向)または左方向(負方向)に移動する。
バネ69は、一端が筐体51に固定され、他端がXステージ61に接続され、Xステージ61をX軸の左方向に引っ張る。スクリュー65が有するねじ山の一方の面と、モータナット67のねじ山の一方の面とが接するようにして、Xステージ61の位置決め精度を高めている。
Yステージ71は、Xステージ61に矢印7で示されるY軸方向に移動可能に接続される。Y軸モータ73は、筐体51に固定され、その回転軸に接続されたスクリュー75を回転させる。Yステージ71は、X軸方向に移動可能にモータナット77と接続される。スクリュー75は、モータナット77に途中までねじ込まれている。Y軸モータ73は、ステッピングモータであり、その回転位置は、後述する制御部11によって制御される。Y軸モータ73が正回転または逆回転することにより、スクリュー75が正回転または逆回転し、Yステージ71が、Y軸方向の上方向(正方向)または下方向(負方向)に移動する。
バネ79は、一端が筐体51に固定され、他端がYステージ71に接続され、Yステージ71をY軸の上方向に引っ張る。スクリュー75が有するねじ山の一方の面と、モータナット77のねじ山の一方の面とが接するようにして、Xステージ61の位置決め精度を高めている。
遮光板55は、光源53とイメージセンサ19との間に配置され、2つの平面を直角に合せた形状である。具体的には、遮光板55は、光源53により照らされると、X軸方向およびY軸方向とそれぞれ略平行な輪郭を含む影19Aがイメージセンサ19の結像面に投影される形状を有する。
図4は、イメージセンサが出力する画像の一例を示す図である。図4に示す画像は、シャッタ14を閉じ、光源53を発光させた状態で、イメージセンサ19が光電変換し、出力する画像を示す。図4を参照して、画像201は、遮光板55の影の像203を含む。ここでは、像203をハッチングで示しているが、像203の輝度は、それ以外の領域の輝度よりも低い。像203は、その輪郭が、X軸およびY軸に平行な直線を含み、X軸に平行な直線とY軸に平行な直線との交点Pを含む。
画像201を解析することにより、交点Pの画素の画像201中の位置を座標として検出することができる。例えば、X軸方向の1ラインの画素値が急激に変化する画素を検出することにより、検出した画素のX座標を交点PのX座標とし、Y軸方向の1ラインの画素値が急激に変化する画素を検出することにより、検出した画素のY座標を交点PのY座標とする。
図5は、制御部が有する機能の一例を示す機能ブロック図である。図5に示す機能は、制御部11が撮像プログラムを実行することにより、制御部11に実現される。なお、制御部11に代えて、図5に示した機能を回路で実現するようにしてもよい。
図5を参照して、制御部11は、レンズ駆動部15およびイメージセンサ19を制御する撮像制御部101と、イメージセンサ19の筐体51に対する相対位置を検出する相対位置検出部103と、手振れ補正ユニットを初期化する初期設定部105と、基準位置を設定する基準位置設定部107と、を含む。
EEPROM25は、基準座標111を記憶する。基準座標111は、基準位置設定部107によりEEPROM25に記憶される。基準位置設定部107および基準座標111についての詳細は後述するが、基準座標111は、イメージセンサ19が基準位置にあるときにおける撮像画像中の座標である。ここでは、基準位置は、イメージセンサ19の筐体51に対する相対位置であって、イメージセンサ19の結像面の中心がレンズ群13の光軸と重なる位置としている。
初期設定部105は、デジタルスチルカメラ1の電源がONになったとき、または、動作モードが再生モードから撮像モードに切り換えられたとき、手振れ補正ユニット17を初期化する。具体的には、イメージセンサ19を基準位置に移動させるために、イメージセンサ19の現在の相対位置を検出し、相対位置と基準位置との差分からイメージセンサ19を基準位置に移動させる。さらに具体的には、初期設定部105は、撮像制御部101に初期化時の撮像指示を出力し、相対位置検出部103に相対位置検出指示を出力し、手振れ補正ユニット17を制御して光源53を所定時間発光させる。
撮像制御部101は、初期設定部105から初期化時の撮像指示が入力されると、レンズ駆動部15を制御して、シャッタ14を閉じさせ、イメージセンサ19を初期化した後、光源53が所定時間発光した後に、イメージセンサ19に画像信号を出力させる。これにより、イメージセンサ19は、初期化されてから画像信号を出力するまでの間に、光源53が照射する光が結像面に結像する光学画像を光電変換する。撮像制御部101は、イメージセンサ19が出力する画像信号を取得し、画像信号に基づく画像を相対位置検出部103に出力する。
相対位置検出部103は、撮像制御部101から入力される画像に基づいて、イメージセンサ19の筐体51に対する相対的な位置を検出する。撮像制御部101からは、図4に示した画像201が入力される。画像201は、遮光板55の影の像203を含み、像203の輪郭は、X軸およびY軸に平行な直線を含む。相対位置検出部103は、X軸に平行な直線とY軸に平行な直線との交点Pを、画像201から抽出し、その座標を相対位置の座標として、初期設定部105に出力する。ここでは、画像201の左上の角の画素の座標を(0,0)としている。
初期設定部105は、EEPROM25に記憶されている基準座標111を読出し、相対位置検出部103から入力される相対位置の座標と基準座標111との差分を算出し、差分に基づいてイメージセンサ19を基準位置に移動させるために必要なX軸モータ63およびY軸モータ73の回転量をそれぞれ算出し、算出されたそれぞれの回転量を含む移動指示を手振れ補正ユニット17に出力する。
手振れ補正ユニットは、移動指示に含まれるX軸モータ63の回転量だけX軸モータ63を回転させ、移動指示に含まれるY軸モータ73の回転量だけY軸モータ73を回転させる。これにより、イメージセンサ19が基準位置に移動する。
次に基準位置設定部107について説明する。基準位置設定部107は、デジタルスチルカメラ1を製造するラインに含まれる調整工程において、イメージセンサ19を筐体51に対して予め定められた相対位置である基準位置に移動させ、基準座標を決定して基準座標をEEPROM25に記憶する。具体的には、調整工程は、デジタルスチルカメラ1を位置決めするための治具と、治具に対して予め固定された位置に配置された検査用紙とを含む。治具は、デジタルスチルカメラ1の撮像範囲に検査用紙が含まれる位置でデジタルスチルカメラ1を固定する。調整工程において、デジタルスチルカメラ1は、治具に位置決めされ、基準画像設定指示が入力される。基準画像設定指示は、操作部35が有し、基準画像設定指示が予め割り当てられたボタンを作業者が押下することにより入力されてもよいし、デジタルスチルカメラ1が制御部11に接続された外部インターフェースを有する場合には、その外部インターフェースに接続された検査用のコンピュータから入力されてもよい。
基準位置設定部107は、基準画像設定指示が入力されると、撮像制御部101に撮像指示を出力し、撮像制御部101から画像が入力される。撮像制御部101は、検査用紙を撮像し、検査用紙に描かれた基準画像を電子化した画像を基準位置設定部107に出力する。基準画像は、例えば、十字の線を含む。検査用紙は、それに描かれた基準画像の十字の交点が治具に固定されたデジタルスチルカメラ1のレンズ群13の光軸と重なる位置に予め配置される。なお、実際には、治具の精度、デジタルスチルカメラ1の製造誤差等により、基準画像の十字の交点が治具に固定されたデジタルスチルカメラ1のレンズ群13の光軸と重なることはまれであるが、ここでは、基準位置設定部107は、撮像制御部101が検査用紙を撮像して出力する基準画像中の十字の交点を、レンズ群13の光軸とみなす。
基準画像のX軸の中心座標とY軸の中心座標とで定まる基準画像の中心は、イメージセンサ19の中心に相当する。基準位置設定部107は、基準画像の中心の座標と、基準画像中の十字の交点の座標との差分を含み、イメージセンサ19を基準位置に移動させる指示を手振れ補正ユニット17に出力する。手振れ補正ユニット17は、基準位置設定部107からの指示に従って、X軸モータ63およびY軸モータ73を回転させるので、イメージセンサ19が基準位置に移動する。
なお、ここでは、基準位置を、イメージセンサ19の中心がレンズ群13の光軸と重なる位置としたが、イメージセンサ19がX軸方向およびY軸方向それぞれにおいて移動可能な範囲の中心を、基準位置としてもよい。この場合には、検査工程において治具および検査用用紙は不要である。例えば、基準位置設定部107は、手振れ補正ユニット17に中心位置移動指示を出力し、手振れ補正ユニット17に、イメージセンサ19をX軸方向およびY軸方向それぞれにおいて、移動可能範囲の中心に移動させる。具体的には、手振れ補正ユニット17は、X軸モータ63を回転できなくなるまで正回転させ、その後、X軸モータ63を回転できなくなるまで逆回転させる。X軸モータ63が逆回転した回転数の半分を、X軸方向の移動可能範囲の中心までの回転数に決定し、X軸モータ63を決定された中心までの回転数だけ正回転させる。手振れ補正ユニット17は、Y軸モータ73についても、X軸モータ63と同様に回転させる。イメージセンサ19が、X軸方向およびY軸方向それぞれにおいて移動可能範囲の中心に位置するとき、イメージセンサ19の筐体51に対する相対的な位置が基準位置である。
デジタルスチルカメラ1の設計上、イメージセンサ19がX軸方向およびY軸方向それぞれにおいて移動可能な範囲の中心の位置にあるときに、イメージセンサ19の中心がレンズ群13の光軸と重なるようにすれば、イメージセンサ19の中心がレンズ群13の光軸と重なる。しかしながら、実際には、Xステージ61およびYステージ71の製造誤差、取り付け誤差等によりイメージセンサ19の中心が、レンズ群13の光軸からずれる。このため、基準位置設定部107は、イメージセンサ19がX軸方向およびY軸方向それぞれにおいて移動可能な範囲の中心に位置するときにイメージセンサ19の中心がレンズ群13の光軸と重なるとみなし、そのイメージセンサ19の筐体51に対する相対位置を基準位置とする。
なお、基準位置は、レンズ群13の光軸中心とする場合、または、イメージセンサ19が移動可能な範囲の中心とする場合を説明したが、光量が最大となる位置(光量の中心)を基準位置とするようにしてもよい。
イメージセンサ19が基準位置に移動した後、基準位置設定部107は、撮像制御部101に、初期化時の撮像指示を出力し、手振れ補正ユニット17を制御して光源53を所定時間発光させる。
撮像制御部101は、基準位置設定部107から初期化時の撮像指示が入力されると、レンズ駆動部15を制御して、シャッタ14を閉じさせ、イメージセンサ19を初期化した後、光源53が所定時間発光した後に、イメージセンサ19に画像信号を出力させる。これにより、イメージセンサ19は、初期化されてから画像信号を出力するまでの間に、光源53が照射する光が結像面に結像する光学画像を光電変換する。撮像制御部101は、イメージセンサ19が出力する画像信号を取得し、画像信号に基づく画像を基準位置設定部107に出力する。
基準位置設定部107は、撮像制御部101から入力される画像に基づいて、基準座標を決定する。撮像制御部101からは、図4に示した画像201が入力される。画像201は、遮光板55の影の像203を含み、像203の輪郭は、X軸およびY軸に平行な直線を含む。相対位置検出部103は、X軸に平行な直線とY軸に平行な直線との交点Pを、画像201から抽出し、その座標を基準座標として、EEPROM25に記憶する。
図6は、初期設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。初期設定処理は、制御部11がEEPROM25に記憶された撮像プログラムを実行することにより、制御部11により実行される処理である。また、初期設定処理は、デジタルスチルカメラ1の電源がONになったとき、または、動作モードが再生モードから撮像モードに切り換えられたとき、に実行される。図6を参照して、制御部11は、レンズ駆動部15を制御して、シャッタ14を閉じさせるとともに、イメージセンサ19を初期化する(ステップS01)。イメージセンサ19の初期化とは、イメージセンサ19が蓄電する電荷を放電させる処理である。
次のステップS02においては、手振れ補正ユニット17を制御して、光源53を発光させる。これにより、光源53が照射する光が結像面に結像するので、イメージセンサ19は、光学画像を光電変換する。所定時間経過後に、イメージセンサ19が出力する画像信号を取得し(ステップS03)、画像信号に基づく画像から影の像を検出する(ステップS04)。具体的には、取得された画像信号に基づく画像は、図4に示した画像201が入力されるので、輝度値の低い領域を影の像として検出する。そして、画像201中で変化の激しい画素を、遮光板55の影の像203の輪郭として検出し、輪郭のX軸およびY軸に平行な直線の交点Pを、相対位置の座標として検出する(ステップS05)。
次のステップS06においては、相対位置と基準位置との差を算出する。ここでは、ステップS05で検出された相対位置の座標と、EEPROM25から読み出された基準座標との差を算出する。
そして、ステップS06において算出された差分のうちX軸方向の差分に基づいてイメージセンサ19を基準位置に移動させるために必要なX軸モータ63の回転方向および回転量を算出する(ステップS07)。そして、手振れ補正ユニット17を制御して、X軸モータ63をステップS07において算出された回転方向で、回転量だけ回転させる(ステップS08)。
次のステップS09においては、ステップS06において算出された差分のうちY軸方向の差分に基づいてイメージセンサ19を基準位置に移動させるために必要なY軸モータ73の回転方向および回転量を算出する。そして、手振れ補正ユニット17を制御して、Y軸モータ73をステップS09において算出された回転方向で、回転量だけ回転させる(ステップS10)。
図7は、基準位置設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。基準位置設定処理は、制御部11がEEPROM25に記憶された撮像プログラムを実行することにより、制御部11により実行される処理である。また、基準位置設定処理は、デジタルスチルカメラ1を製造するラインに含まれる調整工程において、デジタルスチルカメラ1が治具に固定され、基準画像設定指示が入力されることを条件に実行される。
図7を参照して、制御部11は、基準画像設定指示が入力されると、撮像制御部101を制御して、撮像する(ステップS21)。イメージセンサ19の結像面には、検査用紙に描かれた基準画像の光学画像が結像するので、その光学画像を電子化した撮像画像を取得する(ステップS22)。ここでは、基準画像は、十字の線を含む画像としており、検査用紙は、それに描かれた基準画像の十字の交点が治具に固定されたデジタルスチルカメラ1のレンズ群13の光軸と重なる位置に予め配置される。
ステップS23においては、撮像画像中の光軸座標を検出する。撮像画像中の基準画像の十字の線の交点の画素の座標を光軸座標として検出する。そして、撮像画像のX軸で中心となる座標とY軸で中心となる座標とで定まる基準画像の中心座標と、ステップS23において検出された光軸座標との差分を算出する。
そして、ステップS24において算出された差分のうちX軸方向の差分に基づいてイメージセンサ19を基準位置に移動させるために必要なX軸モータ63の回転方向および回転量を算出する(ステップS25)。そして、手振れ補正ユニット17を制御して、X軸モータ63をステップS25において算出された回転方向で、回転量だけ回転させる(ステップS26)。
次のステップS27においては、ステップS24において算出された差分のうちY軸方向の差分に基づいてイメージセンサ19を基準位置に移動させるために必要なY軸モータ73の回転方向および回転量を算出する。そして、手振れ補正ユニット17を制御して、Y軸モータ73をステップS27において算出された回転方向で、回転量だけ回転させる(ステップS28)。
ステップS29〜ステップS33の処理は、図6に示したステップS01〜ステップS05の処理と同じなので、ここでは説明を繰り返さない。ステップS34においては、ステップS33において検出された相対位置の座標を、基準位置に設定する。そして、基準位置の座標をEEPROM25に記憶し(ステップS35)、処理を終了する。
以上説明したように本実施の形態におけるデジタルスチルカメラ1は、シャッタ14を閉じてレンズ群13から進入する光を遮断した状態で、光源53が光を照射すると、遮光板55が光の一部が遮るので、イメージセンサ19の結像面に遮光板55の像が投影される。結像面に投影される遮光板55の像の筐体51に対する相対位置は不変なので、イメージセンサ19が出力する画像中に含まれる遮光板55の像に基づいて、イメージセンサ19の筐体51に対する相対的な位置を検出することができる。このため、手振れ補正ユニット17がイメージセンサ19の筐体51に対する相対的な位置を容易に検出することができ、初期化処理を簡単にすることができる。
<変形例>
なお、上述した実施の形態においては、イメージセンサ19の結像面に結像する遮光板55の影からイメージセンサ19の筐体51に対する相対位置を検出するようにしたが、光源53からスポット光をイメージセンサ19の結像面に照射させ、イメージセンサ19が出力する画像信号に基づく画像からスポット光の像の中心を、相対位置の座標として検出するようにしてもよい。スポット光が結像面に照射されて写る像の形状は、その輪郭が特定できればよく、円形であることが好ましい。また、スポット光を予め定められた色の光とする場合には、シャッタ14を閉じることなく、スポット光を照射した状態で、イメージセンサ19が光電変換して出力する画像信号に基づく画像からスポット光の像を抽出することができるので、シャッタ14を閉じるステップを省略することができる。
変形例におけるデジタルスチルカメラ1は、光源53がスポット光をイメージセンサ19の結像面に照射すると、イメージセンサ19の結像面にスポット光の像が投影される。結像面に投影されるスポット光の像の筐体51に対する相対位置は不変なので、イメージセンサ19が出力する画像中に含まれるスポット光の像に基づいて、イメージセンサ19の筐体51に対する相対的な位置を検出することができる。このため、手振れ補正ユニット17がイメージセンサ19の筐体51に対する相対的な位置を容易に検出することができ、初期化処理を簡単にすることができる。
なお、上述した実施の形態においては撮像装置の一例としてデジタルスチルカメラ1を説明したが、図6に示した初期設定処理および図7における基準位置設定処理を実行するための撮像方法およびその撮像方法をコンピュータに実行させるための撮像プログラムとして発明を捉えることができるのはいうまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
デジタルスチルカメラの構成の概略を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の1つにおけるデジタルスチルカメラの模式的断面図である。 筐体内部をレンズ側から見た平面図である。 イメージセンサが出力する画像の一例を示す図である。 制御部が有する機能の一例を示す機能ブロック図である。 初期設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 基準位置設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
1 デジタルスチルカメラ、11 制御部、13 レンズ群、14 シャッタ、15 レンズ駆動部、17 手振れ補正ユニット、19 イメージセンサ、21 コーデック、22 信号処理回路、23 LCD、25 EEPROM、27 SDRAM、29 カードI/F、29A メモリカード、33 ジャイロセンサ、35 操作部、41 バッテリ、51 筐体、53 光源、55 遮光板、61 Xステージ、63 X軸モータ、65 スクリュー、67 モータナット、69 バネ、71 Yステージ、73 Y軸モータ、75 スクリュー、77 モータナット、79 バネ、101 撮像制御部、103 相対位置検出部、105 初期設定部、107 基準位置設定部、111 基準座標。

Claims (7)

  1. レンズを介して結像面に結像した被写体の光学画像を光電変換することによって、画像信号を出力する光電変換手段と、
    前記光電変換手段と基台との間に設けられ、前記光電変換手段を前記基台に対して相対的に移動させる移動手段と、
    前記基台から予め定められた位置に設置され、シャッタを閉じて前記レンズから進入する光を遮断した状態で、前記光電変換手段の前記結像面に光を照射する照射手段と、
    前記基台から予め定められた位置に設置され、前記照射手段と前記結像面との間で前記照射手段から照射された光の一部を遮る遮光手段と、
    前記照射手段が光を照射した状態で、前記光電変換手段が光電変換して出力する画像信号を取得する調整用画像取得手段と、
    前記取得された画像信号に基づく画像に含まれる前記遮光手段の像に基づいて、前記光電変換手段の前記基台に対する相対的な位置を検出する相対位置検出手段と、を備えた、撮像装置。
  2. 前記移動手段は、前記相対位置検出手段により検出される相対位置に基づいて、前記基台に対して予め定められた相対位置である基準位置に前記光電変換手段を移動させる初期設定手段を含む、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記移動手段は、前記光電変換手段の結像面に平行で互いに交わる2方向に前記光電変換手段を移動させ、
    前記遮光手段は、前記照射手段により前記光電変換手段に投影されると、前記2方向とそれぞれ略平行な輪郭を含む像が前記光電変換手段の前記結像面に投影される形状を有する、請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記相対位置検出手段は、前記結像面に投影される前記遮光手段の像の輪郭のうち2つの線が交わる点の位置を検出する、請求項1〜3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記撮像装置に対して予め定められた位置に配置された基準画像を撮像し、前記光電変換手段が出力する画像信号を取得する初期設定用画像取得手段と、
    前記取得された画像信号に基づく画像に含まれる前記基準画像に基づいて、前記基準位置を決定する基準位置決定手段と、
    前記決定された基準位置を記憶する基準位置記憶手段と、を備えた請求項1〜4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記照射手段および前記遮蔽手段は、レンズを介して結像面に到達する光の通路を遮らない位置に配置される、請求項1〜5のいずれかに記載の撮像装置。
  7. レンズを介して結像面に結像した被写体の光学画像を光電変換することによって、画像信号を出力する光電変換手段と、
    前記光電変換手段と基台との間に設けられ、前記光電変換手段を前記基台に対して相対的に移動させる移動手段と、
    前記基台から予め定められた位置に設置され、シャッタを閉じて前記レンズから進入する光を遮断した状態で、前記光電変換手段の前記結像面にスポット光を照射するスポット照射手段と、
    前記照射手段がスポット光を照射した状態で、前記光電変換手段が光電変換して出力する画像信号を取得する調整用画像取得手段と、
    前記取得された画像信号に基づく画像に含まれるスポット光の像に基づいて、前記光電変換手段の前記基台に対する相対的な位置を検出する相対位置検出手段と、を備えた、撮像装置。
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