JP6247530B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、励起光によって発生した蛍光または燐光によって形成される像を撮像する撮像装置に関する。
特許文献1には、蛍光物質を励起する励起光と励起しない光とで画像担体を照明するために複数の光源を有する蛍光画像生成装置が記載されている。この装置では、CCDカメラの前面に励起光をカットする励起光カットフィルタを配置することで、蛍光画像にノイズとして励起光が重畳することを防止している。
特開2000−292353号公報
しかし、一般的に、蛍光物質の励起スペクトルおよび蛍光スペクトルは、いずれも相応な広がりを持っている。励起スペクトルと蛍光スペクトルとのピーク波長差(ストークシフトによる波長差)が少ない場合には、急峻な遮断波長特性を有する光学フィルタを用いても、十分に不要な励起波長を除去できず、背景ノイズとして残ってしまうことも少なくない。特許文献1に記載された装置では、励起光の波長帯域と蛍光の波長帯域とが重複範囲を有する場合に、励起光成分がノイズとなる。
特に、医療用および生体用への応用では、励起光および蛍光の双方として透過率の高い近赤外光が用いられること、即ち、近接した波長の励起光および蛍光が用いられることが多くなっている。そのため、光学フィルタによる励起光と蛍光との分離が難しい。また、光学フィルタを使って撮影を行う場合と光学フィルタを使わずに撮影を行う場合とが要求される場合、光学フィルタを脱着するための機構が必要になる。
本発明は、励起光によって発生した蛍光または燐光によって形成される光学像を低ノイズで撮像するために有利な技術を提供することを目的とする。
本発明の1つの側面は、撮像装置に係り、前記撮像装置は、複数の行および複数の列を構成するように配列されていて光電変換を行う複数の画素を有し、前記複数の行の行ごとに前記光電変換を行う期間が順次終了することによって、励起光源からの励起光によって発生した蛍光または燐光によって形成される光学像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子の露光を制御するためのメカニカルシャッタと、励起期間と検出期間とが重複しないように前記撮像素子および前記メカニカルシャッタを制御する制御部と、を備え、前記励起期間は、前記励起光源が励起光を放射する期間であり、前記検出期間は、前記複数の画素が共通して前記光電変換を行っていて、かつ、前記メカニカルシャッタが開かれている期間であり、前記制御部は、前記複数の行の少なくとも一部の行の画素が電荷蓄積状態にされている状態で前記励起期間が開始するように前記撮像素子を制御する
本発明によれば、励起光によって発生した蛍光または燐光によって形成される光学像を低ノイズで撮像するために有利な技術が提供される。
本発明の実施形態の撮像装置を示す図。 図1に示す撮像装置の動作を例示する図。 撮像素子の構成を例示する図。 画素の構成を例示する図。 撮像素子の動作を例示する図。 撮像素子の動作を例示する図。 図1に示す撮像装置を生体検査に応用した例を示す図。 図1に示す撮像装置の第1の動作例を示す図。 図1に示す撮像装置の第2の動作例を示す図。 図1に示す撮像装置の第3の動作例を示す図。 図1に示す撮像装置の第4の動作例を示す図。 図1に示す撮像装置の第5の動作例を示す図。 図1に示す撮像装置を生体検査に応用した他の例を示す図。 図13に示す応用例の動作を例示する図。
以下、添付図面を参照しながら本発明をその例示的な実施形態を通して説明する。
図1を参照しながら本発明の1つの実施形態の撮像装置100を説明する。撮像装置100は、撮像素子ISと、制御部101と、光学系102と、処理部103とを含む。撮像装置100は励起光源120を有する。ただし、励起光源120は、撮像装置100と別体として設けられていてもよい。撮像素子ISは、例えば、CMOSイメージセンサまたはCCDイメージセンサでありうる。撮像素子ISは、複数の画素を有する。励起光源120は、制御部101による制御の下で励起光を放射する。励起光源120からの励起光は、被写体OBJに照射される。該励起光によって被写体OBJに含まれる蛍光物質または燐光物質が励起されることによって蛍光または燐光が発生する。光学系102は、被写体OBJからの蛍光または燐光による像を撮像素子ISの撮像面に形成する。撮像素子ISは、制御部101によって駆動され、撮像面上の光学像を撮像し画像を出力する。処理部103は、撮像素子ISから出力された画像を処理する。撮像装置100は、更に、撮像素子ISの露光を制御するためのメカニカルシャッタ104を備えてもよい。
図2には、撮像装置100の動作が例示されている。より具体的には、図2には、撮像装置100における撮像素子ISの動作(”撮像素子の動作”)、励起光源120の動作(”励起光源の動作”)が例示されている。図2にはまた、励起光源120からの励起光によって被写体PBJで発生する蛍光または燐光の強度(”蛍光または燐光”)が例示されている。励起期間は、励起光源120が励起光を放射する期間である。検出期間は、励起光源120からの励起光によって発生した蛍光または燐光を撮像素子ISが光電変換を通して検出する期間である。より具体的には、検出期間は、撮像素子ISの少なくとも1つの画素(典型的には、少なくとも1つの行の画素)が蛍光または燐光の検出動作を行っている期間である。
ここで、検出動作は、画素の光電変換部が蛍光または燐光を受けて光電変換を行い、光電変換によって発生した電荷を蓄積する動作である。画素が蛍光または燐光を受けているが、当該画素の光電変換部がリセットされている状態(所定の電位に固定されている状態)では、光電変換がなされているが、光電変換によって発生した電荷が蓄積されていないので、検出動作は行われていない。また、画素の光電変換部のリセットが解除された状態であっても、当該画素に蛍光または燐光が当たっていない状態(例えば、メカニカルシャッタによって当該画素が遮光されている状態)では、光電変換がなされていないので、検出動作は行われていない。
制御部101は、図2に例示されるように、励起期間と検出期間とが重複しないように励起期間および検出期間を制御する。励起期間の制御は、励起光源120に励起光を発生させる期間の制御である。検出期間の制御は、例えば、撮像素子ISを制御することによってなされる。あるいは、検出期間の制御は、メカニカルシャッタ104を制御することによって、または、撮像素子ISおよびメカニカルシャッタ104を制御することによってなされてもよい。
ここで、制御部101は、撮像素子ISを駆動するための制御信号に基づいて励起光源120を制御するための制御信号を生成してもよいし、励起光源120を制御するための制御信号に基づいて撮像素子ISを制御するための制御信号を生成してもよい。制御部101は、あるいは、クロック信号などの同期信号に基づいて、撮像素子ISを駆動するための制御信号および励起光源120を制御するための制御信号を生成してもよい。
蛍光または燐光は、励起光の照射に対して遅延をもって発生する。蛍光の発光寿命は、10−9〜10−7秒程度であり、燐光の発光寿命は、10−3〜10秒程度である。蛍光または燐光の強度は、励起光の照射の終了後に徐々に減少する。励起期間と検出期間とが重複しないように励起期間および検出期間を制御して蛍光または燐光による光学像を撮像した画像(以下、蛍光画素または燐光画像)には、励起光成分によるノイズが重畳しにくい。よって、励起光によるノイズを含まない蛍光画像または燐光画像を得ることができる。特に、励起光の波長帯域と蛍光または燐光の波長帯域とが重複している場合には、光学フィルタで両者を分離することは困難だが、本実施形態によれば、そのような問題が生じない。
図3には、撮像素子ISの構成が例示されている。撮像素子ISは、前述の画素アレイPAを有する。図3では、画素アレイPAが3行×3列を構成するように配列された9個の画素212で構成されているが、実際には、より多くの行および列を構成するように、より多くの画素212が配列される。
撮像素子ISは、画素アレイPAの他、行選択部240、読出部250、列選択部260、出力部270および制御部280を含む。行選択部240は、画素アレイPAにおける行を選択する。ここで、行の選択とは、当該行に属する画素の信号を列信号線214に出力するための動作をいう。行選択部240は、選択した行の画素をリセットしたり、電荷の蓄積動作を開始させたり、蓄積された電荷に応じた信号を列信号線214に出力させたりする。電流源216は、列信号線214を介して画素212に電流を供給する。
行選択部240は、例えば、読出用の第1シフトレジスタ242と、電子シャッタ用の第2シフトレジスタ244とを含む。行選択部240はまた、第1シフトレジスタ242からの信号と第2シフトレジスタ244からの信号の一方を選択して画素アレイPAに供給するためのセレクタ246を含む。第1シフトレジスタ242は、制御部280が発生するスタートパルスVSTおよび転送クロックVCLKに従って動作する。第2シフトレジスタ244は、制御部280が発生するスタートパルスESTおよび転送クロックVCLKに従って動作する。セレクタ246は、制御部280が発生する選択信号SELに従って、第1シフトレジスタ242からの信号と第2シフトレジスタ244からの信号の一方を選択する。
同一の列に配された画素212は、共通の列信号線214に接続されている。列信号線214の各々には、画素212から出力された信号を保持するための保持容量252が接続されている。保持容量252は、それぞれ水平転送スイッチ254を介して水平信号線256に接続されている。水平転送スイッチ254は、列選択部260からの列選択信号により制御される。列選択部260は、例えば制御部280が発生するスタートパルスHSTおよび転送クロックHCLKによって制御される水平走査回路として構成されうる。水平信号線256は、出力部270に接続されている。水平転送スイッチ254がオンになると、保持容量252に保持されていた信号が水平信号線256を通して出力部270に供給され、該信号は、出力部270によって増幅されて画素信号として出力端子PSから出力される。
図4には、画素212の構成例が示されている。画素212は、光電変換部73、転送トランジスタ75、増幅トランジスタ77、リセットトランジスタ74、選択トランジスタ76を含みうる。光電変換部73は、例えば、アノードが接地され、カソードが転送トランジスタ75のドレイン端子に接続されたフォトダイオードを含みうる。転送トランジスタ75のソース、リセットトランジスタのソースおよび増幅トランジスタ77のゲートは、電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部FDを構成している。電荷電圧変換部FDは、フローティングディフュージョンを含む。リセットトランジスタ74のドレインは、電源VRに接続される。増幅トランジスタ77のドレインは、電源VCCに接続され、増幅トランジスタ77のソースは、選択トランジスタ76を介して、列信号線214に接続されている。
行選択部240によって転送信号ΦTが活性化されることによって転送トランジスタ75がオンすると、光電変換部73に蓄積されていた電荷が電荷電圧変換部FDに転送される。行選択部240によってリセット信号ΦRが活性化されることによってリセットトランジスタ74がオンすると、電荷電圧変換部FDの電圧が電源VRに応じた電圧にリセットされる。更に、転送信号ΦTとリセット信号ΦRとが同時に活性化されると、光電変換部73も電源VRの電圧に応じた電圧にリセットされる。光電変換部73をリセットする動作は、画素212をリセットする動作としても理解される。行選択部240によって選択信号ΦSが活性化されることによって選択トランジスタ76がオンすると、増幅トランジスタ77および電流源216によってソースフォロワ回路が形成される。このソースフォロワ回路によって、増幅トランジスタ77のゲートの電圧に応じた信号が列信号線214に出力される。
図5および図6を参照しながら図3および図4の撮像素子ISの動作を説明する。VST、VCLK、HST、HCLKは、図3および4中のVST、VCLK、HST、HCLKに対応する。ΦR1、ΦR2、ΦRn、ΦRn+1は、それぞれ1行目、2行目、n行目、n+1行目の画素212に供給されるリセット信号ΦRである。ΦT1、ΦT2、ΦTn、ΦTn+1は、それぞれ1行目、2行目、n行目、n+1行目の画素212に供給される転送信号ΦTである。ここでは、1行目、2行目は黒基準画素行であり、n行目、n+1行目は有効画素行である。
図5において、EST(あるいはVST)から次のフレームのEST(あるいはVST)までの期間が1画面の期間、即ち1フレーム期間=1垂直走査期間である。ESTの活性化に応答して1行目からスタートし、VCLKに同期して第2シフトレジスタ244によって選択される行が順に上から下に移動し、これに応じて、ΦR1、ΦR2・・・・ΦRn、ΦRn+1が順に活性化される。
一方、VSTの活性化に応答して1行目から垂直走査がスタートして、VCLKに同期して第1シフトレジスタ242によって選択される行が順に上から下に移動し、これに応じてΦT1、ΦT2・・・ΦTn、ΦTn+1が順に活性化される。Φこれによって光電変換部73の電荷が電荷電圧変換部FDに転送され、電荷電圧変換部FDに転送された電荷に応じた信号が列信号線214に出力され、保持容量252に書き込まれる。その後、列選択部260は、HSTの活性化に応答して水平走査を開始する。これにより、HCLKに同期して複数の列の保持容量252が順に選択され、選択された保持容量252に保持された信号が水平信号線256、出力部270を介して出力端子PSから出力される。
図6には、図5における1水平走査期間が拡大して示されている。ΦRnが活性化された後に非活性化されたタイミングからΦTnが活性化されるタイミングまでが、画素における蓄積期間Tsである。図5に示されているように、リセット信号ΦRおよび転送信号φTの活性化のタイミングが行に応じて異なるので、蓄積期間Tsの開始と終了は行ごとにずれている。図6において、出力端子PSから出力される画素信号は、s1,s2,・・・・smとして示されている。撮像素子ISは、以上のようにして第1行から最終行までの画素信号を出力する。
図7には、撮像装置100を生体検査に応用した例が示されている。被写体は、散乱体920と、散乱体920の中に配置された検査対象としての組織910とを含む。散乱体920は、例えば、被験者の腕や体などである。組織910は、例えば、血管などである。ここでは、組織910には、蛍光物質が投与されている。励起光源120は、励起光930を散乱体920に照射する。励起光930が照射された組織910からは、励起光930によって励起された蛍光または燐光931が放射され、蛍光または燐光931で形成される光学像は、撮像装置100によって撮像される。
図8には、撮像装置100の動作が例示されている。図8において、Ts1、Ts2、Ts3、・・・、Ts(n−1)、Tsnは、撮像素子ISの1、2,3、・・・、(n−1)、n行目の蓄積期間である。”メカニカルシャッタの動作”は、メカニカルシャッタ104の動作を示している。ローレベルの期間は撮像素子ISがメカニカルシャッタ104によって遮光されている期間であり、ハイレベルの期間は撮像素子ISがメカニカルシャッタ104によって遮光されず露光されている期間である。”励起光源の動作”は、励起光源120の動作を示していて、ローレベルの期間は励起光源120が消灯している期間であり、ハイレベルの期間は励起光源120が点灯している期間(即ち、励起期間)である。”燐光または蛍光”は、励起光源120からの励起光によって励起された被写体が発生する蛍光または燐光の強度を示している。検出期間は、前述のとおり、撮像素子ISの少なくとも1つの画素(典型的には、少なくとも1つの行の画素)が蛍光または燐光の検出動作を行っている期間である。図8に示す例では、検出期間は、メカニカルシャッタ104が開いていて、撮像素子ISが露光されている期間である。
制御部101は、励起期間と検出期間とが重複しないように励起期間および検出期間を制御する。即ち、制御部101は、励起期間と検出期間とが重複しないように励起光源120、メカニカルシャッタ104および撮像素子ISを制御する。具体的には、制御部101は、メカニカルシャッタ104が閉じた状態で励起光源120を点灯し、励起光源120を消灯した後にメカニカルシャッタ104を開く。ここで、制御部101は、撮像素子ISのすべての行が蓄積期間である期間においてメカニカルシャッタ104を開いて撮像素子ISを露光することが好ましい。
制御部101は、撮像素子ISに複数の画像を撮像させ、処理部103は、撮像素子ISによって撮像された複数の画像を合成(例えば、加算)するように構成されうる。複数の画像を加算によって合成することによって、弱い蛍光または燐光に基づいて明瞭な画像を得ることができる。制御部101は、動画が得られるように、前記励起期間および前記検出期間を含むサイクルの繰り返しを制御するように構成されうる。
次に、検出期間の制御にメカニカルシャッタ104を用いない例として、全画素を一括してリセット可能なCMOSイメージセンサで撮像装置ISが構成される例を述べる。全画素の一括リセットは、図3、4に示されるリセットパルスΦRを全画素に一括して印加することによって実現される。図9には、全画素を一括してリセットすることによって検出期間が制御される例が示されている。図9中における標記方法は、図8の例に従う。
図9に示す例においても、制御部101は、励起期間と検出期間とが重複しないように励起期間および検出期間を制御する。即ち、制御部101は、励起期間と検出期間とが重複しないように励起光源120および撮像素子ISを制御する。具体的には、制御部101は、リセットパルスΦRをアクティブレベルにして全画素をリセットした状態で、励起光源120を点灯しその後に消灯し、その後にリセットパルスΦRをインアクティブレベルにして全画素のリセットを解除する。これにより、撮像素子ISの全画素(全行)において一括して検出期間が開始する。図9に示す例では、複数の行を順に選択しながら光電変換部73の電荷を転送トランジスタ75によって電荷電圧変換部FDに転送する。各行の画素における電荷の蓄積時間は、当該画素の転送トランジスタ75による電荷の転送によって終了する。よって、互いに蓄積時間が異なる複数の行が存在する。なお、この例では、1行目の蓄積時間Ts1の終了タイミングにおいて蛍光または燐光の強度が十分に低下していて、行間における蓄積時間の相違を無視できる場合が想定されている。
次に、検出期間の制御にメカニカルシャッタ104を用いない他の例として、図10に例示されるように、電荷の蓄積期間が複数の行において互いに異なる撮像装置ISを考える。図10中における標記方法は、図8の例に従う。処理部103は、検出期間における蛍光または燐光の強度低下による影響が低減されるように、撮像素子ISから出力される複数の行(の画素)の信号を補正する。処理部103は、図10において”補正値”として例示されているように、検出期間における蛍光または燐光の強度低下の特性に応じて複数の行(の画素)の信号を補正する。具体的には、処理部103は、例えば、行選択部240による選択が早い先頭行に近いほど小さい値を有する補正値(ゲイン)を撮像素子ISからの信号に乗じる。
図11には、検出期間における蛍光または燐光の強度低下による影響を撮像素子ISの制御によって低減する例が示されている。撮像素子ISは、電荷を蓄積する蓄積期間が互いに異なる複数の行を含む。撮像素子ISによる撮像は、行選択部240によって複数の行をある方向に走査しながら行う第1の撮像と、行選択部240によって複数の行を当該方向とは反対の方向に走査しながら行う第2の撮像とを含む。ここで、行選択部240は、行の選択方向を切り替えることができるように構成される。処理部103は、第1の撮像によって得られた画像と第2の撮像によって得られる画像とに基づいて出力画像を生成する。例えば、処理部103は、第1の撮像によって得られた画像と第2の撮像によって得られる画像とを平均または加算することによって出力画像を生成する。
図12には、撮像装置100の他の動作が例示されている。この動作は、図12中における標記方法は、図8の例に従う。この例では、制御部101による制御の下でなされる撮像素子ISによる撮像は、励起期間に続く検出期間になされる第1の撮像と、第1の撮像の後になされる第2の撮像とを含みうる。ここで、第1の撮像と第2の撮像との間に励起光源120からの励起光の放射はされず、処理部103は、第1の撮像によって得られた画像と第2の撮像によって得られる画像とに基づいて出力画像を生成する。処理部103は、例えば、第1の撮像によって得られた画像と第2の撮像によって得られる画像との差分を演算することによって出力画像を生成する。このような処理により、例えば、背景ノイズが低減された出力画像を得ることができる。
図13には、撮像装置100を生体検査に応用した他の例が示されている。図14には、図13に示す撮像装置100の動作例が示されている。この例では、撮像装置100の撮像素子ISは、例えば、蛍光または燐光を検出する画素と、可視光を検出する画素とを含む。あるいは、撮像素子ISは、蛍光または燐光を検出する撮像素子と、可視光を検出する撮像素子との組み合わせによって構成されてもよい。
被写体は、散乱体920と、散乱体920の中に配置された検査対象としての組織910とを含む。散乱体920は、例えば、被験者の腕や体などでありうる。組織910は、例えば、血管などであるうる。ここでは、組織910には、蛍光物質が投与されている。励起光源120は、励起光930を散乱体920に照射する。励起光930が照射された組織910からは、励起光930によって励起された蛍光または燐光931が放射され、蛍光または燐光931は、蛍光または燐光を検出する画素によって検出される。一方、可視光940を発生する照明部900は、可視光940で散乱体920を照明する。可視光940で照明された散乱体920で散乱または反射された可視光941は、可視光を検出する画素によって検出される。照明部900は、例えば、一定の強度で可視光940を放射する。
本明細書では、励起期間と検出期間とが重複しないように励起期間および検出期間を制御する例を説明した。別の例として、励起期間と検出期間とが重複しないように、一定の周期で繰り返される励起期間に対し、検出期間が重ならないように撮像素子を制御するようにすればよい。例えば、一定の周期で点滅を繰り返す励起光源120の周期を制御部101が検出する。そして、制御部101が、検出した周期に基づいて、検出期間が励起期間と重複しないように撮像素子を駆動するようにしても良い。

Claims (16)

  1. 複数の行および複数の列を構成するように配列されていて光電変換を行う複数の画素を有し、前記複数の行の行ごとに前記光電変換を行う期間が順次終了することによって、励起光源からの励起光によって発生した蛍光または燐光によって形成される光学像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子の露光を制御するためのメカニカルシャッタと、
    起期間と出期間とが重複しないように前記撮像素子および前記メカニカルシャッタを制御する制御部と、を備え、
    前記励起期間は、前記励起光源が励起光を放射する期間であり、前記検出期間は、前記複数の画素が共通して前記光電変換を行っていて、かつ、前記メカニカルシャッタが開かれている期間であり、
    前記制御部は、前記複数の行の少なくとも一部の行の画素が電荷蓄積状態にされている状態で前記励起期間が開始するように前記撮像素子を制御する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記励起期間と前記検出期間とが重複しないように、前記制御部が、前記励起光源の動作をさらに制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像素子によって撮像された画像を処理する処理部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記処理部は、前記撮像素子によって撮像された複数の画像を合成する、
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  5. 前記制御部は、前記撮像素子によって動画が撮像されるように、前記励起期間および前記検出期間を含むサイクルの繰り返しを制御する、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記複数の行の少なくとも一部の行の画素は、前記励起期間の開始の前は電荷蓄積状態にされない、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記複数の行の他の一部の行の画素は、前記励起期間の開始の後であって前記検出期間の開始の前に電荷蓄積状態にされる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記複数の行の他の一部の行の画素は、前記励起期間の終了の後であって前記検出期間の開始の前に電荷蓄積状態にされる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  9. 電荷蓄積期間の開始が互いに異なる複数の行を構成する複数の画素を含み、励起光源からの励起光によって発生した蛍光または燐光によって形成される光学像を撮像する撮像素子と、
    前記励起光源が励起光を放射する励起期間と前記励起光によって発生した蛍光または燐光を前記撮像素子が光電変換によって検出する検出期間とが重複しないように前記撮像素子の動作を制御する制御部と、
    前記検出期間における蛍光または燐光の強度低下によって前記電荷蓄積期間の開始が遅い行の信号が小さくなることが低減されるように前記複数の行の信号を補正する処理部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  10. 前記制御部は、前記励起期間の終了後に前記撮像素子が電荷の蓄積を開始するように前記撮像素子を制御することによって、前記励起期間と前記検出期間とが重複しないように前記撮像素子の動作を制御する
    ことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記撮像素子によって撮像された画像を処理する処理部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項9又は10に記載の撮像装置。
  12. 前記処理部は、前記撮像素子によって撮像された複数の画像を合成する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記処理部は、前記検出期間における蛍光または燐光の強度低下の特性に応じて前記複数の行の信号を補正する、
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載の撮像装置。
  14. 前記撮像素子による撮像は、前記励起期間に続く前記検出期間になされる第1の撮像と、前記第1の撮像の後になされる第2の撮像とを含み、前記第1の撮像と前記第2の撮像との間に前記励起光源からの前記励起光の放射はされず、
    前記処理部は、前記第1の撮像によって得られる画像と前記第2の撮像によって得られる画像とに基づいて出力画像を生成する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  15. 前記制御部は、前記撮像素子によって動画が撮像されるように、前記励起期間および前記検出期間を含むサイクルの繰り返しを制御する、
    ことを特徴とする請求項9乃至14のいずれか1項に記載の撮像装置。
  16. 励起光源からの励起光によって発生した蛍光または燐光によって形成される光学像を撮像する撮像素子と、
    前記励起光源が励起光を放射する励起期間と前記励起光によって発生した蛍光または燐光を前記撮像素子が光電変換によって検出する検出期間とが重複しないように前記撮像素子の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記撮像素子は、一括して電荷蓄積状態が開始し、個別に前記電荷蓄積状態が終了することによって互いに電荷蓄積期間が異なる複数の行を含む、
    ことを特徴とする撮像装置。
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