JP2009139877A - 撮像装置及びこの撮像装置の製造方法 - Google Patents

撮像装置及びこの撮像装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光学的な最適位置に撮像素子の原点を合わせることができる撮像装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明に係る撮像装置10は、結像レンズ31により結像された調整用チャート33の像を検出して電気信号に変換する撮像素子13と、この調整用チャート33の像に基づいて撮像素子12を第1位置(原点位置)に位置決めさせ、撮像素子13を移動させる際には第1位置から移動させるように制御する制御部18とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置及びこの撮像装置の製造方法に関する。
撮像装置による撮影において、例えばシャッターを切るときにこの撮像装置が動いてしまい、これにより被写体像の振れ(いわゆる「手振れ」)が生じてしまうが、この手振れを補正する方法として、撮像素子を移動させて手振れ補正を行う機能を有する撮像装置が開示され、さらにそのような撮像装置の調整方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−114485号公報
しかしならが、このような従来の撮像装置及びその調整方法では、光学的な最適位置に撮像素子の位置を合わせることを保証できないという課題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、光学的な最適位置に撮像素子の位置を合わせることができる撮像装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る撮像装置は、結像レンズにより結像されたチャートの像を検出して電気信号に変換する撮像素子と、このチャートの像に基づいて撮像素子を第1位置(例えば、実施形態における原点位置)に位置決めさせ、撮像素子を移動させる際には第1位置から移動させるように制御する制御部とを有する。
このような撮像装置は、手振れ状態を検出する手振れ検出部を有し、制御部は、手振れ検出部で手振れ状態を検出したときに、撮像素子を第1位置から当該手振れ状態を補正する方向に移動させるように制御することが好ましい。
また、このような撮像装置は、第1位置を記憶する記憶部を有することが好ましい。
また、このような撮像装置において、第1位置は、チャートの像の中心と撮像素子の中心とが略一致する位置であることが好ましい。
また、このような撮像装置において、制御部は、第1位置からの撮像素子の移動距離が所定の値以下になるように制御し、所定の値を撮影条件に応じて設定することが好ましい。
また、このような撮像装置は、手振れ補正を行うか否かを選択するモード選択部を有し、制御部は、モード選択部により手振れ補正を禁止するモードが選択されているときに、撮像素子の位置が第1位置となるように制御することが好ましい。
また、このような撮像装置は、チャートと結像レンズとを一体に構成して調整用レンズユニットとし、当該調整用レンズユニットを着脱可能にすることが好ましい。
また、このような撮像装置は、装着されている結像レンズの種類を識別するレンズ識別部を有し、制御部は、第1位置を、レンズ識別部で識別した結像レンズの種類に対応付けて記憶部に記憶させることが好ましい。
このとき、制御部は、レンズ識別部で識別した結像レンズの種類に対応する第1位置を記憶している場合には、当該結像レンズの種類に対応する第1位置に撮像素子を位置決めさせるように制御することが好ましい。
また、制御部は、第1位置からの撮像素子の移動距離が所定の値以下になるように制御し、レンズ識別部で識別した結像レンズの種類に応じて所定の値を設定することが好ましい。
また、このような撮像装置は、装着されている結像レンズの焦点距離を識別する焦点距離識別部を有し、制御部は、第1位置を、レンズ識別部で識別した結像レンズの種類、及び、焦点距離識別部で識別した結像レンズの焦点距離に対応付けて記憶させることが好ましい。
このとき、制御部は、レンズ識別部及び焦点距離識別部で識別した結像レンズの種類及び焦点距離に対応する第1位置を記憶している場合には、当該結像レンズの種類及び焦点距離に対応する第1位置に撮像素子を位置決めさせるように制御することが好ましい。
また、前記課題を解決するために、本発明に係る撮像装置の製造方法は、結像レンズにより結像されたチャートの像を撮像素子により検出して電気信号に変換し、このチャートの像に基づいて撮像素子を第1位置に位置決めさせる。
また、このような撮像装置の製造方法において、第1位置は、チャートの像の中心と撮像素子の中心とが略一致する位置であることが好ましい。
また、このような撮像装置の製造方法において、撮像装置は、結像レンズを有する撮影レンズユニットを着脱可能に構成され、チャートと結像レンズとを一体に構成した調整用レンズユニットを撮像装置に装着し、撮像素子を第1位置に位置決めしてから調整用レンズユニットを取り外して撮影レンズユニットを装着可能な状態とすることが好ましい。
さらに、このような撮像装置の製造方法は、結像レンズの種類を識別し、第1位置を、当該結像レンズの種類に対応付けて記憶することが好ましい。
本発明に係る撮像装置及びその製造方法を以上のように構成すると、光学的な最適位置に撮像素子の位置を合わせることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、図1を用いて、本実施の形態における撮像装置の構成を、この撮像装置がレンズ交換式デジタルカメラである場合を例に説明する。撮像装置10は、カメラボディ11と、このカメラボディ11に設けられ、結像レンズ21を有する撮影レンズユニット20を着脱自在に装着可能な装置側マウント部12とを有して構成される。そして、カメラボディ11内には、CCDやCMOS等で構成され、その撮像面13aが、装置側マウント部12の中心軸X(装置側マウント部12の開口の略中心を通る軸であって、この開口部により構成される面と略直交する方向に延びる軸)と略直交する方向(以降の説明においては「撮像面方向」と呼ぶ)に延びるように配置され、装置側マウント部12に取り付けられた状態の撮影レンズユニット20の結像レンズ21により結像された光学像を検出し電気信号に変換する撮像素子13と、この撮像素子13を撮像面方向に移動させる駆動部14と、撮像素子13の撮像面方向における位置を検出する位置検出部15と、フラッシュメモリー等で構成され、撮像面方向における撮像素子13の調整位置情報を記憶する記憶部16と、カメラボディ11に対する手振れの向き及び振れ量を検出する振れ検出部17と、位置検出部15及び振れ検出部17の検出値、若しくは、記憶部16に記憶されている調整位置情報に基づいて駆動部14の作動を制御して、撮像素子13を移動させる制御部18とが設けられている。なお、この図1において、破線は、電気的な接続を示している。
このような撮像装置10において、駆動手段14としては、ボイスコイルモータ(VCM)、直流(DC)モータ、あるいは、ステッピングモータ等を用いることができる。また、位置検出部15としては、光位置センサ(PSD)やホール素子等を用いることができる。さらに振れ検出部17としては、角速度センサー等を用いることができる。
撮影レンズユニット20には、撮像装置10に設けられた装置側マウント部12と結合するためのユニット側マウント部22が設けられており、この撮影レンズユニット20が装置側マウント部12に取り付けられたときに、結像レンズ21を含むこの撮影レンズユニット20の光学系の光軸と、上述の装置側マウント部12の中心軸Xとが略一致するように構成されている。ここで、装置側及びユニット側マウント部12,22の例としては、バヨネットマウントやスクリューマウント等を用いることができる。
このように本実施形態における撮像装置10は、振れ検出部17により検出されるカメラボディ11の手振れの向き及び振れ量に基づいて、制御部18により、検出した手振れを打ち消すように駆動部14を制御して撮像素子13を撮像面方向に移動させることにより、この手振れを補正することができるものである。なお、このカメラボディ11には、制御部18により手振れ補正を行うか、禁止するかを選択するための手振れ補正選択スイッチ19が設けられており、制御部18はこの手振れ補正選択スイッチ19の設定状態(モード)により、手振れ補正を行うか否かを決定する。
なお、上述の構成の撮像装置10に対して、少なくとも一部のレンズを光軸と直交する方向に移動させて手振れ補正を行う機能を有する撮影レンズユニット20を装着した場合、カメラボディ11に設けられた撮像素子13を移動させて手振れ補正を行っても良く、また、撮影レンズユニット20に設けられた手振れ補正機能を用いて手振れ補正を行っても良く、あるいは、両方の手振れ補正機能により手振れ補正を行っても良い。また、以上の説明では、振れ検出部17をカメラボディ11内に内蔵することとしたが、手振れ補正機能を有する撮影レンズユニット20を装着した場合は、手振れ状態の検出をこの撮影レンズユニット20に内蔵された振れ検出部とカメラボディ11内に内蔵された振れ検出部19とのどちらかで行えば良く、これらの振れ検出部の間で、検出された電気信号の出入力を行うこととしても良い。
それでは、このような構成の撮像装置10において、撮像素子13の位置を合わせるための調整方法及び手振れ補正処理について3つの実施例に基づいて説明を行う。
(第1実施例)
まず、図2を用いて第1実施例を説明する。この図2に示す撮像装置10は、上述の装置側マウント手段12に対して、撮影レンズユニット20の代わりに調整用レンズユニット30を取り付けた状態を示している。この調整用レンズユニット30は、結像レンズ31と、ユニット側マウント部32とを有して構成されている。さらに、この調整用レンズユニット30は、撮像装置10に取り付けられたときに、結像レンズ31を挟んで撮像素子13の反対側に位置するように調整用チャート33が設けられており、結像レンズ31によりこの調整用チャート33の像が撮像素子13の撮像面13a上に結像されるように構成されている。また、この調整用レンズユニット30は、上述の撮影レンズユニット20と同様に、ユニット側マウント部32を介して装置側マウント部12に着脱可能に構成されている。
それでは、この調整用レンズユニット30を用いて、撮像装置10に設けられた撮像素子13の撮像面方向における位置を調整する方法について、図3を用いて説明する。なお、このような調整においては、図2に示すように、制御部18に対して、外部に設けられ、調整用の処理が実装された調整装置40を接続し、この調整装置40から制御部18に指令を出すことにより調整を行うように構成したり、制御部18に調整用の処理を実装し、図示しない操作ボタン等からこの処理を起動して調整を行うように構成することが可能である。また、このような調整は、例えば、撮像装置10の製造時に行われる。
まず、装置側及びユニット側マウント部12,32により撮像装置10に調整用レンズユニット30を取り付ける(ステップS300)。この状態で調整処理が実行されると、制御部18により駆動部14の作動を制御し、撮像素子13の撮像面方向の位置を初期位置にセットする(ステップS301)。ここで、初期位置は、位置検出部15の検出値から撮像素子13が所定の位置になるように決定しても良いし、駆動部14が作動する前の撮像素子13の位置としても良い。
そして、制御部18は、調整用レンズユニット30の調整用チャート33の像を撮像素子13で検出する(ステップS302)。撮像面13aは略矩形状であり、調整用チャート33aの像33bは略矩形状のものとなる。図4(a)に示すように、調整用チャート33に設けられた調整用パターン33aは、この調整用チャート33の対向する辺を結ぶように直交する2本の直線で構成されており、これらの直線は、それぞれの辺の中点よりも左右若しくは上下方向に偏って形成されている。この調整用パターン33aの像33bは、撮像素子13の撮像面13aにおいては、結像レンズ31によって上下左右が反転され、図4(b)に示すように、互いに直交する水平方向に形成される線と垂直方向に形成される線とで構成される。このとき、撮像面13aの上下の辺の中点を結ぶ線A−A′上の電気信号の強度を図4(c)に示し、撮像面13aの左右の辺の中点を結ぶ線B−B′上の電気信号の強度を図4(d)に示すが、このように水平方向及び垂直方向の電気信号のピークがA−A′間及びB−B′間の所定の位置にあるときに、チャート像33bの中心が撮像素子13の中心(撮像面13aの中心)にあることが分かる。ここで、調整用パターン33aの構成としては、撮像素子13で得られる電気信号から、像33bの中心が撮像面13aの中心にあるか否かが分かるものであれば良い。また、調整用パターン33aを互いに直交する少なくとも2つの線で構成すると、水平方向及び垂直方向の電気信号をそれぞれ1つずつ用いて像33bの中心の位置検出が行えるので好ましい。
以上より、制御部18は、撮像素子13からの電気信号を検出し、撮像面13aの中心を通る水平方向の線上の電気信号と垂直方向の線上の電気信号とから、チャート像33bの中心位置が撮像素子13の中心と一致しているか否かを判断し(ステップS303)、一致していないと判断したときは、チャート像33bの中心位置が撮像素子13の中心に近づくように、駆動部14の作動を制御して撮像素子13を撮像面方向に移動させ(ステップS304)、チャート像33bの中心位置と撮像素子13の中心が一致するまで、ステップS302〜ステップS304を繰り返す。なお、チャート像33bの中心位置が撮像素子13の中心に一致しているか否かの判断のための閾値は、調整の必要精度に応じて設定可能である。そして、これらの位置が一致していると判断したときは、制御部18は、現在の撮像素子13の撮像面方向の位置(以降の説明においては「原点位置」と呼ぶ)を位置検出部15から取得し、調整位置情報として記憶部16に記憶させる(ステップS305)。最後に撮像装置10から調整用レンズユニット30を取り外し、調整サイクルを終了する(ステップS306)。
調整用レンズユニット30に設けられている結像レンズ31は、この調整用レンズユニット30が撮像装置10に取り付けられたときに、装置側マウント部12と同心に(中心軸が一致するように)形成されている。よって、カメラボディ11に調整用レンズユニット30を装着すると、装置側マウント部12の中心軸Xと調整用レンズユニット30の光軸とが略一致する。このとき、調整用レンズユニット30の光軸上には調整用チャート33の像33bの中心が位置しているので、チャートの像33bの中心と撮像素子13の中心とを一致させると、この撮像素子13の中心と装置側マウント部12の中心とが一致することになる。このとき、装置側マウント部12の中心は結像レンズ31の光軸上に位置しているので、撮像素子13の中心と結像レンズ31の光軸とを位置決めすることができる。
次に、図5を用いて、上記の処理により撮像素子13の原点位置が調整された撮像装置10における撮影時の制御部18による手振れ補正処理について説明する。ここで、この撮像装置10は、図1等において図示しないレリーズボタンが押し込まれたときに手振れ補正制御を開始し、このレリーズボタンが完全に押し込まれた状態(すなわち、撮像素子13により検出された像が電気信号として取り出される状態)で終了するように構成されている。
レリーズボタンが押し込まれると(半分押し込まれた状態になると)、制御部18は、まず、手振れ補正選択スイッチ19により手振れ補正モードが選択されているか否かを調べる(ステップS310)。手振れ補正モードが選択されている場合には、まず、レリーズボタンが完全に押し込まれたか否か、あるいは、レリーズボタンの押し込みが中止されたか否かを判断し(ステップS311)、完全に押し込まれている場合、若しくは、押し込みが中止された場合にはこの手振れ補正処理を終了する。一方、レリーズボタンが完全に押し込まれていない場合(レリーズボタンが半押しの場合)は、制御部18は、振れ検出部16からの信号に基づき駆動部14を制御して撮像素子13を原点位置から撮像面方向に移動させ手振れ補正動作を行う(ステップS312)。そして、制御部18は、位置検出部15により撮像素子13の撮像面方向における現在位置を検出し(ステップS313)、記憶部16に記憶された調整位置情報を原点位置として読み出し、さらにこの原点位置から現在位置までの距離を算出し、この距離が所定の値(所定の閾値)以下であるか否かを判定する(ステップS314)。所定の値以下であると判断した場合はステップS311に戻り上述の処理を繰り返し実行し、この距離が所定の値より大きいと判断した場合は、原点位置まで撮像素子13を移動させ(ステップS315)、さらに、ステップS311に戻り上述の処理を繰り返し実行する。
一方、制御部18は、ステップS310において手振れ補正を禁止するモードが選択されていると判断した場合は、位置検出部15により撮像素子13の現在位置を検出し(ステップS316)、記憶部16から調整位置情報を原点位置として読み出し、この原点位置に現在位置が一致するように駆動部14を用いて撮像素子13を撮像面方向に移動させ、この原点位置と現在位置とが略一致した時点で、その位置に撮像素子13を保持する(ステップS317)。そして、レリーズボタンが完全に押し込まれたか、若しくは、押し込みが中止されたかを判定し(ステップS318)、完全に押し込まれている場合、若しくは、押し込みが中止された場合は、この手振れ補正処理を終了する。
以上のように、調整用チャート33の像33bの中心と撮像素子13の中心とが一致する位置を原点位置(調整用位置情報)として記憶部16に記憶し、この原点位置を中心に撮像素子13を移動させて手振れ補正を行う、若しくは、手振れ補正をしないときは、撮像素子13をこの原点位置に固定することにより、位置検出部15の位置ずれが生じている場合や、撮像素子13の取り付け位置誤差、撮像素子13のパッケージ誤差等がある場合でも、撮像素子13の中心位置をマウント中心位置に調整することができる。また、手振れ補正時において、撮像素子13の原点位置からの移動量が所定の値を超えないように制御することにより、レリーズボタンが完全に押し込まれるまえに、大きな手振れが発生しても、撮影時における撮像素子13を移動させる余裕ができるため確実に手振れ補正を行うことができる。さらに、この第1実施例に示すように、調整用チャート33と結像レンズ31とを一体にして、調整用レンズユニット30とすることにより、撮像装置10にこの調整用レンズユニット30を取り付けるだけで撮像素子13の原点位置の調整を行うことができるため、撮像装置10と調整用チャート33との間隔の調整等が不要となり、撮像装置10の調整を効率化することができる。
なお、撮像素子13の移動量の閾値は、予め設定された一つの値を用いても良いし、撮影条件に応じて適宜設定可能に構成しても良い。また、撮像素子13の移動量が閾値以上の場合、撮像素子13をそれ以上移動させるのを中止しても良い(この考え方は、以降の実施例においても同様である)。
(第2実施例)
第1実施例においては、調整用チャート33と結像レンズ31とを一体にして調整用レンズユニット30とし、この調整用レンズユニット30を用いて撮像素子13の原点位置の調整を行う場合について説明したが、通常の撮影に用いる撮影レンズユニット20を撮像装置10に取り付け、所定の位置に配置された調整チャートの像をこのレンズユニット20の結像レンズ21で撮像素子13の撮像面13aに結像させて、上述の手順で調整することも可能である。撮影レンズユニット20を装着して撮像素子13の位置決めを行うと、被写体(調整用チャート)の像に基づいて撮像素子13を位置決めすることができるので、撮影レンズユニット20(結像レンズ21)の光軸と装置側マウント部12の中心軸Xとが一致しているか否かに関わらず、被写体の中心と撮像素子13の中心とを一致させて最適な原点位置に撮像素子13を位置決めすることができるからである。
ここで、このような撮影レンズユニット20は、それぞれの個体毎、若しくは、その種類毎に誤差(例えば、結像レンズ31の光軸の位置等)があるため、撮像素子13の原点位置は、それぞれの撮影レンズユニット20(結像レンズ21)毎、若しくは、その種類毎に設定するとより正確に調整を行うことができる。図6は、装置側マウント部12に装着された撮影レンズユニット20(結像レンズ21)の種類を識別するためのレンズ識別部111を設けた撮像装置110を示している。このレンズ識別部111は、装着された撮影レンズユニット20の種類又は固有番号を識別するものであり、撮影レンズユニット20内に設けられたメモリ手段又は機械的識別手段を参照することにより行う。この識別は撮影レンズユニット20の種類で行っても良いし、撮影レンズユニット20のシリアル番号・製造番号等の固有番号によって行っても良い。なお、以降の説明においては、種類を用いる場合について説明する。また、第1実施例で示した撮像装置10と同一の構成部材については同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。この第2実施例においては、この撮像装置110において、撮影レンズユニット20の種類毎に原点位置調整をする場合について説明する。
まず、図7を用いて、この撮像装置110における原点位置の調整方法について説明する。最初に、装置側及びユニット側マウント部12,22により撮像装置110に原点位置の調整を行いたい撮影レンズユニット20を取り付け、調整用チャート133のチャート像が撮像装置110の撮像素子13(撮像面13a)上に結像する位置に配置する(ステップS400)。この状態で調整処理が実行されると、制御部18は、レンズ識別部111を介して取り付けられた撮影レンズユニット20(結像レンズ21)の種類を識別する(ステップS401)。そして、制御部18により駆動部14の作動を制御し、撮像素子13の撮像面方向の位置を初期位置にセットする(ステップS402)。初期位置の考え方は第1実施例と同様である。
そして、制御部18は、調整用チャート133の像を撮像素子13で検出し(ステップS403)、チャート像の中心位置が撮像素子13の中心と一致しているか否かを判断し(ステップS404)、一致していないと判断したときは、チャート像の中心位置が撮像素子13の中心に近づくように、駆動部14の作動を制御して撮像素子13を撮像面方向に移動させ(ステップS405)、チャート像の中心位置と撮像素子13の中心が一致するまで、ステップS403〜ステップS405を繰り返す。なお、チャート像の中心位置が撮像素子13の中心に一致しているか否かの判断のための閾値の考え方は、第1実施例と同様である。そして、これらの位置が一致していると判断したときは、制御部18は、現在の撮像素子13の撮像面方向の位置を位置検出部15から取得し、ステップS401で識別した撮影レンズユニット20の種類と対応付けて調整位置情報として記憶部16に記憶させる(ステップS406)。最後に撮像装置110から撮影レンズユニット20を取り外し、調整サイクルを終了する(ステップS407)。なお、複数の種類の撮影レンズユニット20について調整を行う場合は、撮影レンズユニット20毎に上記の処理を繰り返す。
なお、このような原点調整は、代表的な撮影レンズユニット20あるいは撮像装置110と同梱販売する撮影レンズユニット20に対する調整として、この撮像装置110の製造時に工場において行っても良いし、利用者の所有する撮像装置110と撮影レンズユニット20の組み合わせにて、サービス機関などの工場以外の場所で行っても良い。
次に、図8を用いて、上記の処理により撮像素子13の原点位置が調整された撮像装置110における撮影時の制御部18による手振れ補正処理について説明する。ここで、この撮像装置110は、図6等において図示しないレリーズボタンが押し込まれたときに手振れ補正制御を開始し、このレリーズボタンが完全に押し込まれた状態(すなわち、撮像素子13により検出された像が電気信号として取り出される状態)で終了するように構成されている。
レリーズボタンが押し込まれると(半分押し込まれた状態になると)、制御部18は、まず、レンズ識別部111を介して取り付けられた撮影レンズユニット20(結像レンズ21)の種類を識別する(ステップS410)。次に、手振れ補正選択スイッチ19により手振れ補正モードが選択されているか否かを調べる(ステップS411)。手振れ補正モードが選択されている場合には、まず、レリーズボタンが完全に押し込まれたか否か、若しくは、押し込みが中止されたか否かを判断し(ステップS412)、完全に押し込まれている場合、若しくは、中止された場合にはこの手振れ補正処理を終了する。一方、レリーズボタンが完全に押し込まれていない場合は、振れ検出部16からの信号に基づき駆動部14を用いて撮像素子13を撮像面方向に移動させ手振れ補正動作を行う(ステップS413)。
そして、制御部18は、位置検出部15により撮像素子13の撮像面方向における現在位置を検出し(ステップS414)、記憶部16に記憶された調整位置情報のうち、ステップS410で識別した撮影レンズユニット20の種類に対応付けられた調整位置情報がある場合は、この調整位置情報を原点位置として読み出し、さらにこの原点位置から現在位置までの距離を算出し、この距離が所定の値以下であるか否かを判定する(ステップS415)。所定の値以下であると判断した場合はステップS412に戻り上述の処理を繰り返し実行し、この距離が所定の値より大きいと判断した場合は、原点位置まで撮像素子13を移動させ(ステップS416)、さらに、ステップS412に戻り上述の処理を繰り返し実行する。なお、原点位置まで撮像素子13を移動させた後は、手振れ補正処理を終了することとしても良い。
一方、制御部18は、ステップS411において手振れ補正を禁止するモードが選択されていると判断した場合は、位置検出部15により撮像素子13の現在位置を検出し(ステップS417)、記憶部16から撮影レンズユニット20の種類に対応付けられた調整位置情報を原点位置として読み出し、この原点位置に現在位置が一致するように駆動部14を用いて撮像素子13を撮像面方向に移動させ、この原点位置と現在位置とが略一致した時点で、その位置に撮像素子13を保持する(ステップS418)。そして、レリーズボタンが完全に押し込まれたか、若しくは、押し込みが中止されたかを判定し(ステップS419)、完全に押し込まれている場合、若しくは、中止された場合には、この手振れ補正処理を終了する。
なお、以上の手振れ補正処理において、装着されている撮影レンズユニット20の種類に対応する調整位置情報が記憶部16に記憶されていない場合は、予め記憶部16に標準の調整位置情報を記憶させておき、この調整位置情報を原点位置として読み出して手振れ補正制御を行うように構成しても良い。
以上のように、調整用チャート50の像の中心と撮像素子13の中心とが一致する位置を、撮影レンズユニット20の種類毎に、原点位置(調整用位置情報)として記憶部16に記憶し、この原点位置を中心に撮像素子13を移動させて手振れ補正を行う、若しくは、手振れ補正をしないときは、撮像素子13をこの原点位置に固定することにより、位置検出部15の位置ずれが生じている場合や、撮像素子13の取り付け位置誤差、撮像素子13のパッケージ誤差等がある場合でも、撮影レンズユニット20(結像レンズ21)の特性(種類)に応じて、撮像素子13の中心位置を結像レンズ21の光軸に一致する位置に調整することができる。
(第3実施例)
上述の、レンズ交換式デジタルカメラのような撮像装置10,110に装着可能な撮影レンズユニット20の中には、焦点距離を可変にし、被写体の像の結像倍率を変えられるように構成されたズームレンズユニットがある。このようなズームレンズユニットの場合、その製造誤差等から焦点距離によって最適な原点位置が異なる場合がある。図9は、装置側マウント部11に装着された撮影レンズユニット220の焦点距離を識別するための焦点距離識別部211を設けた撮像装置210を示している。また、この撮像装置210に装着される撮影レンズユニット(ズームレンズユニット)220は、結像レンズ21及びユニット側マウント部22に加えて、焦点距離を可変にするためのズームレンズ221及びこのズームレンズ221の位置、すなわち、焦点距離を検出するためのズームエンコーダ222が設けられている。なお、第1及び第2実施例で示した撮像装置10,110と同一の構成部材については同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
それでは、図10を用いて、この撮像装置210における原点位置の調整方法について説明する。最初に、装置側及びユニット側マウント部12,22により撮像装置210に原点調整をしたい撮影レンズユニット(ズームレンズユニット)220を取り付け、調整用チャート133のチャート像が撮像装置210の撮像素子13(撮像面13a)上に結像する位置に配置する(ステップS500)。この状態で調整処理が実行されると、制御部18は、レンズ識別部111を介して取り付けられた撮影レンズユニット220の種類を識別する(ステップS501)。そして、撮影レンズユニット220の焦点距離を所定の位置に設定し(ステップS502)、制御部18は、焦点距離識別部211を介して取り付けられた撮影レンズユニット220の焦点距離種類を識別する(ステップS503)。なお、所定の位置として、広角端と望遠端の2点、あるいは、これらに加えて中間焦点距離の3点、若しくは、さらに多数の中間焦点焦点距離に対する位置とすることができる。
そして、制御部18により駆動部14の作動を制御し、撮像素子13の撮像面方向の位置を初期位置にセットする(ステップS504)。初期位置の考え方は第1実施例と同様である。この状態で制御部18は、調整用チャート133の像を撮像素子13で検出し(ステップS505)、チャート像の中心位置が撮像素子13の中心と一致しているか否かを判断し(ステップS506)、一致していないと判断したときは、チャート像の中心位置が撮像素子13の中心に近づくように、駆動部14の作動を制御して撮像素子13を撮像面方向に移動させ(ステップS507)、チャート像の中心位置と撮像素子13の中心が一致するまで、ステップS505〜ステップS507を繰り返す。なお、チャート像の中心位置が撮像素子13の中心に一致しているか否かの判断のための閾値の考え方は、第1実施例と同様である。そして、これらの位置が一致していると判断したときは、制御部18は、現在の撮像素子13の撮像面方向の位置を位置検出部15から取得し、ステップS501で識別した撮影レンズユニット20の種類及びステップ503で識別した撮影レンズユニット220の焦点距離と対応付けて調整位置情報として記憶部16に記憶させる(ステップS508)。
さらに、制御部18は、所定の回数(上述の焦点距離の所定の位置の個数)の調整が行われたか否かを判断し(ステップS509)、所定の回数行われていない場合はステップS502に戻り上述の処理を繰り返す。一方、所定の回数行われていると判断したときは、撮像装置210から撮影レンズユニット220を取り外し、調整サイクルを終了する(ステップS510)。第2実施例と同様に、複数の種類の撮影レンズユニット220について調整を行う場合は、撮影レンズユニット220毎に上記の処理を繰り返す。
なお、このような原点調整は、代表的な撮影レンズユニット220、あるいは、撮像装置210と同梱販売する撮影レンズユニット220に対する調整として、この撮像装置210の製造時に工場で行っても良いし、利用者の所有する撮像装置210と撮影レンズユニット220の組み合わせにて、サービス機関などの工場以外の場所で行っても良い。
次に、図11を用いて、上記の処理により撮像素子13の原点位置が調整された撮像装置210における撮影時の制御部18による手振れ補正処理について説明する。ここで、この撮像装置210は、図9等において図示しないレリーズボタンが押し込まれたときに手振れ補正制御を開始し、このレリーズボタンが完全に押し込まれた状態(すなわち、撮像素子13により検出された像が電気信号として取り出される状態)で終了するように構成されている。
レリーズボタンが押し込まれると(半分押し込まれた状態になると)、制御部18は、まず、レンズ識別部111を介して取り付けられた撮影レンズユニット220の種類を識別し(ステップS720)、また、焦点距離識別部211を介して取り付けられた撮影レンズユニット220の焦点距離を識別する(ステップS721)。次に、手振れ補正選択スイッチ19により手振れ補正モードが選択されているか否かを調べる(ステップS722)。手振れ補正モードが選択されている場合には、まず、レリーズボタンが完全に押し込まれたか否か、若しくは、レリーズボタンの押し込みが中止されたか否かを判断し(ステップS723)、完全に押し込まれている場合、若しくは、押し込みが中止された場合にはこの手振れ補正処理を終了する。一方、レリーズボタンが完全に押し込まれていない場合は、振れ検出部16からの信号に基づき駆動部14を用いて撮像素子13を撮像面方向に移動させ手振れ補正動作を行う(ステップS724)。
そして、制御部18は、位置検出部15により撮像素子13の撮像面方向における現在位置を検出し(ステップS725)、記憶部16に記憶された調整位置情報のうち、ステップS720で識別した撮影レンズユニット220の種類及びステップS721で識別した焦点距離に対応付けられた調整位置情報がある場合は、この調整位置情報を原点位置として読み出し、さらにこの原点位置から現在位置までの距離を算出し、この距離が所定の値以下であるか否かを判定する(ステップS726)。所定の値以下であると判断した場合はステップS723に戻り上述の処理を繰り返し実行し、この距離が所定の値より大きいと判断した場合は、原点位置まで撮像素子13を移動させ(ステップS727)、さらに、ステップS723に戻り上述の処理を繰り返し実行する。
一方、制御部18は、ステップS722において手振れ補正を禁止するモードが選択されていると判断した場合は、位置検出部15により撮像素子13の現在位置を検出し(ステップS728)、記憶部16から撮影レンズユニット220の種類及び焦点距離に対応付けられた調整位置情報を原点位置として読み出し、この原点位置に現在位置が一致するように駆動部14を用いて撮像素子13を撮像面方向に移動させ、この原点位置と現在位置とが略一致した時点で、その位置に撮像素子13を保持する(ステップS729)。そして、レリーズボタンが完全に押し込まれたか、若しくは、押し込みが中止されたかを判定し(ステップS730)、完全に押し込まれている場合、若しくは、押し込みが中止された場合は、この手振れ補正処理を終了する。
なお、以上の手振れ補正処理において、装着されている撮影レンズユニット220の種類及び焦点距離に対応する調整位置情報が記憶部16に記憶されていない場合は、予め記憶部16に標準の調整位置情報を記憶しておき、この調整位置情報を原点位置として読み出して手振れ補正制御を行うように構成しても良い。また、ズームエンコーダ222により検出される焦点距離と同一の値に対応する調整位置情報が記憶部16に記憶されていない場合は、この記憶部16に記憶されている調整位置情報のうち、現在の焦点距離の前後の焦点距離の値に対応するものを取り出して補間することにより原点位置を求めることができる。
以上のように、調整用チャート133の像の中心と撮像素子13の中心とが一致する位置を、撮影レンズユニット220の種類及び所定の焦点距離毎に、原点位置(調整用位置情報)として記憶部16に記憶し、この原点位置を中心に撮像素子13を移動させて手振れ補正を行う、若しくは、手振れ補正をしないときは、撮像素子13をこの原点位置に固定することにより、位置検出部15の位置ずれが生じている場合や、撮像素子13の取り付け位置誤差、撮像素子13のパッケージ誤差等がある場合でも、撮影レンズユニット220の特性(結像レンズ21の種類及びズームレンズ221による焦点距離)に応じて、撮像素子13の位置をマウント中心位置に調整することができる。
なお、以上の実施例においては、撮影レンズユニット20,220を交換可能に構成された撮像装置10,110,210に設けられた撮像素子13の調整方法及び手振れ補正方法について説明したが、本発明がこの実施例に限定されることがなく、撮影レンズを交換できない撮像装置においても適用することができる。この場合、第1実施例の適用においては、撮像装置の製造時において、撮影レンズが取り付けられる前に調整用レンズユニットを用いて撮像素子の原点位置の調整を行い、その後、撮影レンズの取り付け作業が行われる。
撮像装置及び撮影レンズユニットの構成を示す説明図である。 第1実施例における撮像装置及び調整用レンズユニットの構成を示す説明図である。 第1実施例における調整処理を示すフローチャートである。 調整用チャートを説明するための説明図であって、(a)調整用チャートの例を示し、(b)は撮像素子上のチャート像を示し、(c)はA−A′における電気信号の状態を示し、(d)はB−B′における電気信号の状態を示す。 第1実施例における手振れ補正処理を示すフローチャートである。 第2実施例における撮像装置及び撮影レンズユニットの構成を示す説明図である。 第2実施例における調整処理を示すフローチャートである。 第2実施例における手振れ補正処理を示すフローチャートである。 第3実施例における撮像装置及び撮影レンズユニットの構成を示す説明図である。 第3実施例における調整処理を示すフローチャートである。 第3実施例における手振れ補正処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10,110,210 撮像装置 13 撮像素子 17 手振れ検出部
16 記憶部 18 制御部 19 モード選択部
20,220 撮影レンズユニット 30 調整用レンズユニット
33,133 調整用チャート 111 レンズ識別部
211 焦点距離識別部

Claims (16)

  1. 結像レンズにより結像されたチャートの像を検出して電気信号に変換する撮像素子と、
    前記チャートの像に基づいて前記撮像素子を第1位置に位置決めさせ、前記撮像素子を移動させる際には前記第1位置から移動させるように制御する制御部とを有する撮像装置。
  2. 手振れ状態を検出する手振れ検出部を有し、
    前記制御部は、前記手振れ検出部で手振れ状態を検出したときに、前記撮像素子を前記第1位置から当該手振れ状態を補正する方向に移動させるように制御する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1位置を記憶する記憶部を有する請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1位置は、前記チャートの像の中心と前記撮像素子の中心とが略一致する位置である請求項1〜3いずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記制御部は、前記第1位置からの前記撮像素子の移動距離が所定の値以下になるように制御し、前記所定の値を撮影条件に応じて設定する請求項1〜4いずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 手振れ補正を行うか否かを選択するモード選択部を有し、
    前記制御部は、前記モード選択部により手振れ補正を禁止するモードが選択されているときに、前記撮像素子の位置が前記第1位置となるように制御する請求項1〜5いずれか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記チャートと前記結像レンズとを一体に構成して調整用レンズユニットとし、当該調整用レンズユニットを着脱可能にした請求項1〜6いずれか一項に記載の撮像装置。
  8. 装着されている前記結像レンズの種類を識別するレンズ識別部を有し、
    前記制御部は、前記第1位置を、前記レンズ識別部で識別した前記結像レンズの種類に対応付けて前記記憶部に記憶させる請求項2〜7いずれか一項に記載の撮像装置。
  9. 前記制御部は、前記レンズ識別部で識別した前記結像レンズの種類に対応する前記第1位置を記憶している場合には、当該結像レンズの種類に対応する前記第1位置に前記撮像素子を位置決めさせるように制御する請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記制御部は、前記第1位置からの前記撮像素子の移動距離が所定の値以下になるように制御し、前記レンズ識別部で識別した前記結像レンズの種類に応じて前記所定の値を設定する請求項8または9に記載の撮像装置。
  11. 装着されている前記結像レンズの焦点距離を識別する焦点距離識別部を有し、
    前記制御部は、前記第1位置を、前記レンズ識別部で識別した前記結像レンズの種類、及び、前記焦点距離識別部で識別した前記結像レンズの焦点距離に対応付けて記憶させる請求項8〜10いずれか一項に記載の撮像装置。
  12. 前記制御部は、前記レンズ識別部及び前記焦点距離識別部で識別した前記結像レンズの種類及び焦点距離に対応する前記第1位置を記憶している場合には、当該結像レンズの種類及び焦点距離に対応する前記第1位置に前記撮像素子を位置決めさせるように制御する請求項11に記載の撮像装置。
  13. 結像レンズにより結像されたチャートの像を撮像素子により検出して電気信号に変換し、
    前記チャートの像に基づいて前記撮像素子を第1位置に位置決めさせる撮像装置の製造方法。
  14. 前記第1位置は、前記チャートの像の中心と前記撮像素子の中心とが略一致する位置である請求項13に記載の撮像装置の製造方法。
  15. 前記撮像装置は、前記結像レンズを有する撮影レンズユニットを着脱可能に構成され、
    前記チャートと前記結像レンズとを一体に構成した調整用レンズユニットを前記撮像装置に装着し、
    前記撮像素子を前記第1位置に位置決めしてから前記調整用レンズユニットを取り外して前記撮影レンズユニットを装着可能な状態とする請求項13または14に記載の撮像装置の製造方法。
  16. 前記結像レンズの種類を識別し、
    前記第1位置を、当該結像レンズの種類に対応付けて記憶する請求項13〜15いずれか一項に記載の撮像装置の製造方法。
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