JP2006201306A - ステージ装置及びこのステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 固定支持基板10に対して、特定のX方向及びY方向に直線移動可能なXY移動部材30、31、36を備え、固定支持基板に、X用光源51とその受光位置をX方向について認識可能なX用受光部材52とをX方向に並べて固定し、XY移動部材に、X用光源から出た光を反射してX用受光部材に導くX用反射部材53を固定したことを特徴とするステージ装置。
【選択図】 図11
Description
この特許文献1では、固定板に対してX方向とY方向とに直線的に移動可能な可動板に撮像素子を固定し、可動板にX方向駆動用コイルとY方向駆動用コイルを設け、固定板側には金属製ヨークと磁石からなるX用磁力発生装置とY用磁力発生装置を固定してある。そして、X用磁力発生装置とY用磁力発生装置で発生した磁力を、X方向駆動用コイルとY方向駆動用コイルにそれぞれ及ぼした状態で、X方向駆動用コイルとY方向駆動用コイルに電流を流すことにより、可動板をX方向とY方向に駆動している。
また、可動板に2次元PSDを設ける場合は(この場合は固定板にLEDを設ける)、2次元PSDから延びる電気線を固定板に設けた制御回路等に接続する必要があるため、上記と同様の問題が発生する。
図1に示すように、デジタルカメラ(カメラ)1内には、複数のレンズL1、L2、L3からなる光学系が配設されており、レンズL3の後方にはCCD(撮像素子)3が配設されている。上記カメラ光学系の光軸Oに対して直交するCCD3の撮像面(結像面)3aの位置は、該カメラ光学系の結像位置と一致しており、デジタルカメラ1に内蔵された手振れ補正装置5に固定されている。
図2、図6、及び図9に示すように、後方から視たときに方形をなし、その中央部に方形の収容孔10aが穿設された固定支持基板10は、図示を省略した固定手段によりデジタルカメラ1のボディ内に、光軸Oに対して直交し、かつ、光軸Oが収容孔10aの中心に位置するように固定されている。固定支持基板10の後面の左側部には、合成樹脂等の弾性材料からなる2個の同形状のY方向案内部11が、図2やその他の図面に矢線Yで示したY方向(上下方向)に並べて突設されており、両Y方向案内部11を、Y方向案内溝12がY方向に直線的に貫通している。図7に示すように、Y方向案内溝12は、断面視円形の案内部12aと、案内部12aと外部とを連通する開口部12bとからなる。上下のY方向案内部11に設けられた案内部12aは互いに同心をなしており、開口部12bの外側の開口幅(L1)は案内部12aとの連通部の開口幅(L2)より大きい。
固定支持基板10の後面の右側部には、2個の自由端支持部13がY方向に並べて突設されている。両自由端支持部13には、自由端支持部13を、図2やその他の図面に矢印Xで示したX方向(左右方向)に貫通し、かつ、Y方向に長いY方向長孔14がそれぞれ穿設されている。
また、固定支持基板10の後面の左側部には、Y方向位置検出手段60の構成要素である円柱形状のLED(Y用光源)61と、角柱形状の1次元PSD(Y用受光部材)62が、Y方向に並べて設けられている。LED61からは電源からの電力を導くためのリード線(図示略)が延びており、さらに、LED61の直後にはコリメートレンズCLYがLED61と同軸的に移動不能として配設されている。LED61の発光面61aは円形であり、1次元PSD62の受光面62aは方形であり、1次元PSD62は、その受光面62aのY方向の受光位置を認識するものである。
図13に示すように、X方向駆動用コイルCXは、各辺が直線状をなす渦巻き状をなしており、右辺CX1と、左辺CX2と、上辺CX3と、下辺CX4とからなっている。
図14に示すように、Y方向駆動用コイルCYも各辺が直線状をなす渦巻き状をなしており、右辺CY1と、左辺CY2と、上辺CY3と、下辺CX4とからなっている。X方向駆動用コイルCXとY方向駆動用コイルCYは、便宜上電気線を数回巻いたものとして図示しているが、実際は数十回巻かれている。
図11に示すように、後方から視たときに、X方向駆動用コイルCXの中心を通るX方向の直線であるX方向直線LXは、電気基板36、ベース板30、カバー部材31、ローパスフィルタ32、押さえ部材33、CCD3及び、後述するLED51、反射部材53、LED61、及び反射部材63からなるX方向移動体の重心Gと重合する。一方、Y方向駆動用コイルCYの中心を通るY方向の直線であるY方向直線LYは、図11の非作動状態において、このX方向移動体にY方向移動部材20を加えたY方向移動体の重心(重心Gから僅かにずれている)と重合する。
反射部材53の前面には、正面視においてX方向に長い長方形をなす凹部53aが形成されており、この凹部53aの左右の端部には第1の反射平面(第1の反射面)53bと第2の反射平面(第2の反射面)53cが形成されている。図16及び図17に示すように、Y方向(上下方向)に見たときに、第1の反射平面53b及び第2の反射平面53cの突出舌片36c側の端部を延長した仮想延長部53b1と仮想延長部53c1は、共にZ方向軸(図16及び図17の矢印Z参照。前後方向を向く軸)に対して45°の角度で交わる。
反射部材63の前面には、正面視においてY方向に長い長方形をなす凹部63aが形成されており、この凹部63aの上下の端部には第1の反射平面(第1の反射面)63bと第2の反射平面(第2の反射面)63cが形成されている。図18及び図19に示すように、X方向(左右方向)に見たときに、第1の反射平面63b及び第2の反射平面63cの突出舌片36d側の端部を延長した仮想延長部63b1、63c1は共に、Z方向軸に対して45°の角度で交わる。
図11及び図12に示すように、ヨークYYの先端部は磁石MYと対向しており、両者の間に磁気回路が形成されている。
同様に、図11に示すように、ヨークYXの先端部は磁石MXと磁気回路を形成している。
また、磁石MXとヨークYXによりX方向用磁力発生装置が、磁石MYとヨークYYによりY方向用磁力発生装置がそれぞれ構成されている。さらに、X方向用磁力発生装置とX方向駆動用コイルCXによりX方向駆動装置が、Y方向用磁力発生装置とY方向駆動用コイルCYによりY方向駆動装置が、それぞれ構成されている。
カバー部材31を収容孔10a内に位置させ、かつ、各突出舌片36a、36bを両ヨークYX、YYの内部にそれぞれ位置させた状態で、図2、図6、図9及び図11の左側からY方向移動部材20をカバー部材31に接近させ、X方向棒状部22を両X方向案内部34のX方向案内孔34aに貫通させるとともに、X方向棒状部23を支持用溝35aに貫通させると、電気基板36及びベース板30がY方向移動部材20に対してX方向に相対移動自在となる。
このX方向角速度センサ70は積分回路(角度振れ量検出手段)72に電気的に接続されており、積分回路72は誤差増幅器(制御手段)73に電気的に接続されている。さらに、上記X方向位置検出手段50の1次元PSD52は演算手段(CPU)(X方向位置検出手段)76に電気線によって電気的に接続されており、この演算手段76は誤差増幅器73に電気的に接続されている。そして、誤差増幅器73はX方向駆動用コイルCXに電気的に接続されている。
一方、Y方向角速度センサ71は積分回路(角度振れ量検出手段)74に電気線によって電気的に接続されており、積分回路74は誤差増幅器(制御手段)75に電気的に接続されている。さらに、上記Y方向位置検出手段60の1次元PSD62は演算手段(CPU)(Y方向位置検出手段)76に電気的に接続されており、演算手段76は誤差増幅器75に電気的に接続されている。そして、誤差増幅器75はY方向駆動用コイルCYに電気的に接続されている。
最初に、X方向位置検出手段50、Y方向位置検出手段60、X方向角速度センサ70、Y方向角速度センサ71、積分回路72、積分回路74、誤差増幅器73、誤差増幅器75、及び演算手段76等の動作と切り離して、X方向駆動用コイルCXとY方向駆動用コイルCYに電流が流れたときの手振れ補正装置5の動作について説明する。
図11及び図13に示す非作動状態で、例えばX方向駆動用コイルCXに図13に矢線で示す方向の電流が流れると、右辺CX1と左辺CX2にはX方向右向きの直線的な力FXが生じる。この力FXにより、X方向案内部34と支持部35がX方向棒状部22、23に沿って右側に移動するので、電気基板36及びCCD3が固定支持基板10に対して右側に相対移動する。なお、この際、上辺CX3と下辺CX4にも力が生じるが、これらの力は互いに打ち消し合うので、電気基板36には力を及ぼさない。
このようにX方向駆動用コイルCXへ流す電流の向きを調整することにより、右辺CX1がN極と重合し左辺CX2がS極と重合し、かつ、カバー部材31が収容孔10aに当接しない範囲内で、電気基板36がX方向棒状部22、23に沿ってX方向(左右方向)に移動する。
さらに、X方向駆動用コイルCXへの給電を停止すると、その瞬間にX方向の動力が失われ、電気基板36及びCCD3は停止する。
また、X方向駆動用コイルCXに流れる電流の大きさと生じる力は比例するので、X方向駆動用コイルCXへ給電する電流を大きくすれば、X方向駆動用コイルCXに掛かる力は大きくなり、電流を小さくすればX方向駆動用コイルCXに掛かる力は小さくなる。
図11及び図14に示す非作動状態で、例えば、Y方向駆動用コイルCYに図14に矢線で示す方向の電流が流れると、上辺CY3と下辺CY4にはY方向上向きの直線的な力FYが生じる。この力FYにより、Y方向移動部材20がY方向案内溝12とY方向長孔14に沿って固定支持基板10に対して上向きに相対移動するので、電気基板36及びCCD3は上向きに相対移動する。なお、この際、右辺CY1と左辺CY2にも力が生じるが、これらの力は互いに打ち消し合うので、電気基板36及びCCD3には力を及ぼさない。
このようにY方向駆動用コイルCYへ流す電流の向きを調整することにより、上辺CY3がN極と重合し下辺CY4がS極と重合し、かつ、カバー部材31が収容孔10aに当接しない範囲内で、電気基板36がY方向案内溝12とY方向長孔14に沿ってY方向(上下方向)に移動する。
さらに、Y方向駆動用コイルCYへの給電を停止すると、その瞬間にY方向の動力が失われ、電気基板36及びCCD3は停止する。
また、Y方向駆動用コイルCYに流れる電流の大きさと生じる力は比例するので、Y方向駆動用コイルCYへ給電する電流を大きくすれば、Y方向駆動用コイルCYに掛かる力は大きくなり、電流を小さくすればY方向駆動用コイルCYに掛かる力は小さくなる。
電気基板36が原位置(図11に示す非作動状態のときの位置)にあるとき、反射部材53のLED51及び1次元PSD52に対するX方向の相対位置は、図16に示す関係となる。この状態でLED51がZ方向軸と平行な方向に光を射出すると、コリメートレンズCLXにより平行光に整形される。この平行光は第1の反射平面53bで反射され、固定支持基板10と平行な光として第2の反射平面53cに向かい第2の反射平面53cで反射される。第2の反射平面53cで反射された光は、Z方向軸と平行な光として1次元PSD52の受光面52aに向かい、受光面52aの位置A(図16参照)で受光される。
一方、電気基板36が固定支持基板10に対して上記原位置からX方向に所定距離だけ移動すると、反射部材53のLED51及び1次元PSD52に対するX方向の相対位置が図17に示す関係となる。この状態でLED51がZ方向軸と平行な方向に光を射出すると、この光は第1の反射平面53bと第2の反射平面53cで反射され、Z方向軸と平行な光として1次元PSD52の受光面52aに向かい、受光面52aの位置B(図17参照)で受光される。
このように、電気基板36(CCD3)の固定支持基板10に対するX方向の相対位置が変化すると、受光面52aの受光位置がX方向に変化し、この受光位置の変化に基づいて演算手段76が、固定支持基板10に対する電気基板36(CCD3)のX方向の相対位置変化量を演算する。
なお、電気基板36(CCD3)が固定支持基板10に対してX方向に相対移動しても、図18、図19に示した、反射部材63の第1の反射平面63bにおけるY方向の入射位置は変わらない。
一方、電気基板36が固定支持基板10に対して上記原位置からY方向に所定距離だけ移動すると、反射部材63のLED61及び1次元PSD62に対するY方向の相対位置が図19に示す関係となる。この状態でLED61がZ方向軸と平行な方向に光を射出すると、この光は第1の反射平面63bと第2の反射平面63cで反射され、Z方向軸と平行な光として1次元PSD62の受光面62aに向かい、受光面62aの位置D(図19参照)で受光される。
このように、電気基板36(CCD3)の固定支持基板10に対するY方向の相対位置が変化すると、受光面62aの受光位置がY方向に変化し、この受光位置の変化に基づいて演算手段76が、固定支持基板10に対する電気基板36(CCD3)のY方向の相対位置変化量を演算する。
即ち、デジタルカメラ1によって撮影を行うと、各レンズL1〜L3を透過した光が、収容孔10aとローパスフィルタ32を通ってCCD3の撮像面3aに結像する。この際、デジタルカメラ1の手振れ補正スイッチ(不図示)をONにして撮影を行なうと、デジタルカメラ1に手振れ(像振れ)が生じなければ、X方向角速度センサ70とY方向角速度センサ71が角速度を検出しないので、手振れ補正装置5は図2から図5、及び図11に示す非作動状態を維持する。
このように、手振れによる光軸Oの角度振れ量に追従してCCD3がXY方向に移動することにより、手振れによるCCD3上の像振れが補正される。
本実施形態の特徴は、手振れ補正装置5にY方向位置検出手段60を設けず、かつ、第1の実施形態のX方向位置検出手段50の代わりに図21から図24に示すXY方向位置検出手段80を設けた点にある。即ち、XY方向位置検出手段80は、第1の実施形態と同様の態様で固定支持基板10に設けられたLED(XY用光源)51と、1次元PSD52と同じ位置に固定された2次元PSD(XY用受光部材)81と、LED51の直後に位置するコリメートレンズCLXYと、電気基板36の突出舌片36cの前面に固定された反射部材(XY用反射部材)82とを備えている。
本実施形態の反射部材82の前面には、正面視においてX方向に長い長方形をなす凹部82aが形成されており、この凹部82aの左右の端部には第1の反射曲面(第1の反射面)82bと第2の反射曲面(第2の反射面)82cが形成されている。図22から図24に示すように、第1の反射曲面82bと第2の反射曲面82cは、上記X方向及びY方向に対して直交するZ方向軸を中心とし、その中心角が90°であり、かつ、固定支持基板10側に向かうにつれて拡開する仮想円錐面ICSの一部をなしている。
そして、図25に示すように、2次元PSD81には演算手段(CPU)(XY方向位置検出手段)76が電気的に接続されており、この演算手段76は誤差増幅器73、75に電気的に接続されている。さらに、第1の実施形態と同様に、誤差増幅器73と誤差増幅器75には、X方向駆動用コイルCXとY方向駆動用コイルCYがそれぞれ電気的に接続されている。さらに、誤差増幅器73と誤差増幅器75には、積分回路72と積分回路74を介して、X方向角度センサ70とY方向角度センサ71がそれぞれ電気的に接続されている。
一方、電気基板36が固定支持基板10に対して原位置からX方向及びY方向に所定距離だけ移動すると、LED51の反射部材82に対する相対位置は図24に仮想線で示す関係となる(2次元PSD81は省略している)。この状態でLED51がZ方向軸と平行な方向に光を射出すると、この光は第1の反射曲面82bと第2の第2の反射曲面82cで反射され、Z方向軸と平行な光として2次元PSD81の受光面81aに向かい、受光面81aの位置F(図24参照)で受光される。
なお、電気基板36(CCD3)が固定支持基板10に対してX方向にのみ相対移動した場合には、受光面81aの受光位置がX方向にのみ変化し、演算手段76は固定支持基板10に対する電気基板36(CCD3)のX方向の相対位置変化量を演算する。また、電気基板36(CCD3)が固定支持基板10に対してY方向にのみ相対移動した場合には、受光面81aの受光位置がY方向にのみ変化し、演算手段76は固定支持基板10に対する電気基板36(CCD3)のY方向の相対位置変化量を演算する。
このように、手振れによる光軸の角度振れ量に追従してCCD3がXY方向に駆動され、手振れによるCCD3上の像振れが補正される。
さらに、2次元PSD81と、反射部材82を用いることにより、一つのXY方向位置検出手段80でX方向とY方向の位置を検出できるので、第1の実施形態に比べて部品点数を少なくできる。
例えば、上記実施形態では、電気基板36にCCD3を固定して、CCD3をX方向及びY方向に移動させることにより手振れ補正を行っているが、例えば、CCD3を固定支持基板10の後方に配設し、電気基板36に円形の取付孔(図示略)を穿設して、この取付孔に補正レンズ(図示略)を嵌合固定し、この補正レンズをレンズL1とレンズL2の間またはレンズL2とレンズL3の間に配置させてもよい。このような構造として補正レンズをX方向とY方向に直進移動させても、手振れ補正を行うことが可能である。さらに、このような補正レンズを用いた手振れ補正装置は、CCD3を省略することにより、銀塩カメラにも適用可能となる。
さらに、X方向駆動装置及びY方向駆動装置として、ヨークYX、YY、磁石MX、MY、X方向駆動用コイルCX、及びY方向駆動用コイルCY以外の構成のものを採用してもよい。
また、第2の実施形態では反射部材82をX方向に向け、LED51と2次元PSD81をX方向に並べたが、反射部材82をX方向以外に向けて、LED51と2次元PSD81をこの反射部材82の向きと同じ方向に並べてもよい。
また、Y方向移動部材20の剛性が高く殆ど弾性変形しないのであれば、Y方向案内部11や自由端支持部13を一つとしてもよく、このようにしても電気基板36はX方向及びY方向に円滑に直線移動する。
3 CCD(撮像素子)
3a 撮像面(結像面)
5 手振れ補正装置
10 固定支持基板
10a 収容孔
11 Y方向案内部
12 Y方向案内溝
12a 案内部
12b 開口部
13 自由端支持部
14 Y方向長孔
20 Y方向移動部材
21 Y方向棒状部
22 23 X方向棒状部
30 ベース板(XY移動部材)
31 カバー部材(XY移動部材)
31a 採光孔
32 ローパルフィルター
33 押さえ部材
34 X方向案内部
34a X方向案内孔
35 支持部
35a 支持用溝
36 電気基板(XY移動部材)
36a 36b 36c 36d 突出舌片
50 X方向位置検出手段
51 LED(X用光源)(XY用光源)
52 1次元PSD(X用受光部材)
52a 受光面
53 反射部材(X用反射部材)
53b 第1の反射平面(第1の反射面)
53b1 仮想延長部
53c 第2の反射平面(第2の反射面)
53c1 仮想延長部
60 Y方向位置検出手段
61 LED(Y用光源)
62 1次元PSD(Y用受光部材)
63 反射部材(Y用反射部材)
63b 第1の反射平面(第1の反射面)
63c 第2の反射平面(第2の反射面)
70 X方向角速度センサ(角度振れ量検出手段)
71 Y方向角速度センサ(角度振れ量検出手段)
72 積分回路(角度振れ量検出手段)
73 誤差増幅器(制御手段)
74 積分回路(角度振れ量検出手段)
75 誤差増幅器(制御手段)
76 演算手段(CPU)(X方向位置検出手段)(Y方向位置検出手段)(XY方向位置検出手段)
80 XY方向位置検出手段
81 2次元PSD(XY用受光部材)
81a 受光面
82 反射部材(XY用反射部材)
82b 第1の反射曲面(第1の反射面)
82c 第2の反射曲面(第2の反射面)
CX X方向駆動用コイル(X方向駆動装置)
CY Y方向駆動用コイル(Y方向駆動装置)
G X方向移動体の重心
ICS 仮想円錐面
LX X方向直線
LY Y方向直線
MX 磁石(X方向駆動装置)
MY 磁石(Y方向駆動装置)
O 光軸
P XY仮想平面
X X方向
Y Y方向
YX ヨーク(X方向駆動装置)
YY ヨーク(Y方向駆動装置)
Claims (15)
- 固定支持基板と、
該固定支持基板に、互いに直交し、かつ、該固定支持基板と平行な特定のX方向及びY方向に直線移動可能として支持されたXY移動部材と、
上記XY移動部材の上記固定支持基板に対するX方向の相対位置を検出するX方向位置検出手段と、を備え、
該X方向位置検出手段が、X用光源と、その受光位置をX方向について認識可能なX用受光部材と、該X用受光部材の受光位置に基づいて上記XY移動部材の上記固定支持基板に対するX方向の相対位置を演算する演算手段と、を備えるステージ装置において、
上記固定支持基板に、上記X用光源及び上記X用受光部材をX方向に並べて固定し、
上記XY移動部材に、該X用光源から出た光を反射して上記X用受光部材に導くX用反射部材を固定したことを特徴とするステージ装置。 - 請求項1記載のステージ装置において、
上記X用反射部材が、上記X用光源から出た光を反射する第1の反射面と、該第1の反射面と上記X方向に並び、かつ、該第1の反射面で反射された光を反射して上記X用受光部材に導く第2の反射面と、を備えるステージ装置。 - 請求項2記載のステージ装置において、
上記X用光源が、X方向及びY方向に対して直交するZ方向に光を射出するものであり、
上記第1の反射面と上記第2の反射面が、Y方向と平行で、かつ、その上記XY移動部材側の端部の仮想延長部が、Z方向と平行なZ方向軸に45°の角度で交わる第1の反射平面と第2の反射平面であるステージ装置。 - 請求項1から3のいずれか1項記載のステージ装置において、
上記XY移動部材の上記固定支持基板に対するY方向の相対位置を検出するY方向位置検出手段を備え、
該Y方向位置検出手段が、
共に上記固定支持基板に固定され互いにY方向に並ぶ、Y用光源及び、その受光位置をY方向について認識可能なY用受光部材と、
該Y用受光部材の受光位置に基づいて上記XY移動部材の上記固定支持基板に対するY方向の相対位置を演算する演算手段と、
上記XY移動部材に固定された、該Y用光源から出た光を反射して上記Y用受光部材に導くY用反射部材と、を備えるステージ装置。 - 請求項4記載のステージ装置において、
上記Y用反射部材が、上記Y用光源から出た光を反射する第1の反射面と、該第1の反射面と上記Y方向に並び、かつ、該第1の反射面で反射された光を反射して上記Y用受光部材に導く第2の反射面と、を備えるステージ装置。 - 請求項5記載のステージ装置において、
上記Y用光源が、上記X方向及びY方向に対して直交するZ方向に光を射出するものであり、
上記Y用反射部材の上記第1の反射面と上記第2の反射面が、X方向と平行で、かつ、その上記XY移動部材側の端部の仮想延長部が、上記Z方向と平行なZ方向軸に45°の角度で交わる第1の反射平面と第2の反射平面であるステージ装置。 - 請求項1から6のいずれか1項記載のステージ装置において、
上記X用受光部材または上記Y用受光部材が1次元PSDであるステージ装置。 - 固定支持基板と、
該固定支持基板に、互いに直交し、かつ、該固定支持基板と平行な特定のX方向及びY方向に直線移動可能として支持されたXY移動部材と、
上記XY移動部材の上記固定支持基板に対するX方向及びY方向の相対位置を検出するXY方向位置検出手段と、を有し、
上記XY方向位置検出手段が、XY用光源と、その受光位置をX方向及びY方向について認識可能なXY用受光部材と、該XY用受光部材の受光位置に基づいて上記XY移動部材の上記固定支持基板に対するX方向及びY方向の相対位置を演算する演算手段と、を備えるステージ装置において、
上記固定支持基板に、上記XY用光源及び上記XY用受光部材を固定し、
上記XY移動部材に、該XY用光源から出た光を反射して上記X用受光部材に導くXY用反射部材を固定したことを特徴とするステージ装置。 - 請求項8記載のステージ装置において、
上記XY用反射部材が、上記XY用光源から出た光を反射する第1の反射面と、該第1の反射面で反射された光を反射して上記XY用受光部材に導く第2の反射面と、を備えるステージ装置。 - 請求項9記載のステージ装置において、
上記XY用光源が、X方向及びY方向に対して直交するZ方向に光を射出するものであり、
上記第1の反射面と上記第2の反射面が、Z方向と平行なZ方向軸を中心とし、上記固定支持基板側に向かうにつれて拡開する中心角が90°の仮想円錐面の一部をなし、かつ、上記Z方向軸を挟んで対向する第1の反射曲面と第2の反射曲面であるステージ装置。 - 請求項8から10のいずれか1項記載のステージ装置において、
上記XY用受光部材が2次元PSDであるステージ装置。 - 請求項1から11のいずれか1項記載のステージ装置において、
上記X用光源と上記Y用光源と上記XY用光源のいずれかがLEDまたはLDであるステージ装置。 - 請求項1から12のいずれか1項記載のステージ装置において、
上記XY移動部材を上記固定支持基板に対して、X方向とY方向にそれぞれ相対移動させるX方向駆動装置及びY方向駆動装置と、を備えるステージ装置。 - 請求項13記載のステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置であって、
上記ステージ装置を内蔵するカメラと、
上記XY移動部材と一緒に移動する、前面に結像面を有する撮像素子と、
上記カメラの光軸のX方向及びY方向の角度振れ量を検出する角度振れ量検出手段と、
該角度振れ量検出手段が検出した角度振れ量と、上記X方向位置検出手段、上記Y方向位置検出手段、またはXY方向位置検出手段の検出量との差が小さくなるように上記X方向駆動装置とY方向駆動装置を駆動する制御手段と、
を備えるステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置。 - 請求項13記載のステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置であって、
上記ステージ装置を内蔵するカメラと、
上記XY移動部材と一緒に移動する、手振れを補正するための補正レンズと、
上記カメラの光軸のX方向及びY方向の角度振れ量を検出する角度振れ量検出手段と、
該角度振れ量検出手段が検出した角度振れ量と、上記X方向位置検出手段、上記Y方向位置検出手段、またはXY方向位置検出手段の検出量との差が小さくなるように上記X方向駆動装置とY方向駆動装置を駆動する制御手段と、
を備えるステージ装置を利用したカメラの手振れ補正装置。
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