JP2005331549A - 手振れ補正装置および位置検出装置 - Google Patents

手振れ補正装置および位置検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 固定部材と移動部材との少なくとも一方には電気的配線を不要にして配線効率を向上させるとともに、低コスト化を行うこと。
【解決手段】 ベース板12、第1スライダ14および第2スライダ13は互いにはめ込まれるように組み上げられ、第1アクチュエータ123によって第1スライダ14はベース板12に対してX軸方向に移動する。このとき第2スライダ13も第1スライダ14と一体的に移動する。また第2アクチュエータ133によって第2スライダ13は単独でY軸方向に移動する。ベース板12には磁気センサユニット22が配置され、第2スライダ13の磁気センサユニット22に対向する位置に磁石支持部21が形成され、その下面側に磁石23が配置される。磁気センサユニット22と磁石23とによって位置検出機構が構成され、磁石23が設けられる第2スライダ13には電気的配線が不要とされる。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置の手振れ補正装置および手振れ補正装置などに適用可能な位置検出装置に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置には、撮影時に手振れが生じた場合、手振れに追従させて撮像素子を移動させることにより、受光面での像ぶれを解消するものが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示される手振れ補正装置では、撮像素子の移動制御を行うために、撮像素子を保持して移動する移動部材側に赤外LEDなどの発光素子が配置され、固定部材側の発光部に対向する位置に、PSD(Position Sensitive Device)などの受光位置を特定することのできる受光素子が配置されて、撮像素子の位置検出が行われる。
そしてインパクトアクチュエータとして構成される駆動手段が、固定部材に対して摩擦結合された移動部材を移動させる際に、上記の位置検出機構によって検出される位置情報が用いられている。
特開2003−110929号公報
ところが、上記のような従来の手振れ補正装置では、発光素子および受光素子のそれぞれに電気的接続を行う必要があるため、手振れ補正装置の組み立て時に、固定部材と移動部材の双方に対して位置検出用の配線を行わなければならないという問題があった。また、赤外LEDやPSD等の部品は比較的高価であり、それらを使用すると部品コストが高くなるという問題もあった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、固定部材と移動部材との少なくとも一方には電気的配線を不要にして配線効率を向上させるとともに、低コスト化した手振れ補正装置および位置検出装置を提供することをその目的とするものである。
本発明は、第1に、位置検出装置をその対象とするものである。本発明にかかる位置検出装置は、固定部材と、前記固定部材に対し、第1ガイド手段および第2ガイド手段を介して所定平面内の異なる2方向に移動可能な移動部材と、前記所定平面内での前記固定部材に対する前記移動部材の位置を検出する位置検出手段と、を備えており、前記固定部材および前記移動部材の一方側に、2個の磁気センサが配列された磁気センサ群が、前記所定平面内においてセンサ配列方向が異なるようにして複数配置され、前記固定部材および前記移動部材の他方側に、前記磁気センサ群に対向して磁石が配置されることによって、前記位置検出手段が構成されることを特徴とするものである。
そして上記位置検出装置においては、前記磁気センサ群が前記固定部材に配置され、前記磁石が前記移動部材に配置されることが好ましい。
また、上記位置検出装置においては、センサ配列方向が互いに直交する2つの前記磁気センサ群によってセンサ配列が十字配列とされ、前記磁石が前記十字配列の略中心に対向して1つ設けられることによって、前記位置検出手段が構成されることが好ましい。
またその場合、前記2つの磁気センサ群のうち、一方の磁気センサ群のセンサ配列方向が前記第1ガイド手段による前記移動部材の第1の移動方向に略一致し、他方の磁気センサ群のセンサ配列方向が前記第2ガイド手段による前記移動部材の第2の移動方向に略一致するように配置されることが、より好ましい。
また本発明は、第2に、手振れ補正装置をその対象とするものである。本発明にかかる手振れ補正装置は、鏡胴に対して固定的に設置される固定部材と、撮像素子を保持し、前記固定部材に対して、第1ガイド手段および第2ガイド手段を介して光軸に垂直な平面内の異なる2方向に移動可能な移動部材と、前記固定部材に対する前記移動部材の位置を検出する位置検出手段と、を備えており、前記固定部材および前記移動部材の一方側に、2個の磁気センサが配列された磁気センサ群が、前記所定平面内においてセンサ配列方向が異なるようにして複数配置され、前記固定部材および前記移動部材の他方側に、前記磁気センサ群に対向して磁石が配置されることによって、前記位置検出手段が構成されることを特徴とするものである。
そして上記手振れ補正装置においては、前記磁気センサ群が前記固定部材に配置され、前記磁石が前記移動部材に配置されることが好ましい。
また、上記手振れ補正装置においては、センサ配列方向が互いに直交する2つの前記磁気センサ群によってセンサ配列が十字配列とされ、前記磁石が前記十字配列の略中心に対向して1つ設けられることによって、前記位置検出手段が構成されることが好ましい。
またその場合、前記2つの磁気センサ群のうち、一方の磁気センサ群のセンサ配列方向が前記第1ガイド手段による前記移動部材の第1の移動方向に略一致し、他方の磁気センサ群のセンサ配列方向が前記第2ガイド手段による前記移動部材の第2の移動方向に略一致するように配置されることが、より好ましい。
本発明にかかる位置検出装置および手振れ補正装置によれば、所定平面内における移動部材の位置を良好に検知できるように構成されており、磁石が配置される部材には電気的配線が不要になる。また、磁石は半導体部品等に比して安価であるので、低コストで各装置を実現することができる。
特に、磁気センサ群が固定部材に配置され、磁石が移動部材に配置されることにより、移動部材に電気的配線を行う必要がなくなるので、移動部材が移動するときの抵抗を小さくできる。
また、センサ配列方向が互いに直交する2つの磁気センサ群によってセンサ配列が十字配列とされ、磁石が十字配列の略中心に対向して1つ設けられることにより、1つの磁石で直交する2方向についての位置検出を行うことができるようになり、装置の小型化を図ることができる。
またそのとき、2つの磁気センサ群のうち、一方の磁気センサ群のセンサ配列方向が第1ガイド手段による移動部材の第1の移動方向に略一致し、他方の磁気センサ群のセンサ配列方向が第2ガイド手段による移動部材の第2の移動方向に略一致するように配置されることにより、座標変換が必要でなくなり、効率的な処理が可能になる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、図面には適宜各図に共通のXYZ3次元直交座標系を示している。
図1は、手振れ補正機能を備えたデジタルカメラ等の撮像装置1を示す図である。撮像装置1は、カメラ本体2と、複数のレンズ4が組み込まれた鏡胴3と、鏡胴3の端面に取り付けられる手振れ補正装置10と、鏡胴3の側面部に固定されるジャイロセンサ5とを備えて構成される。
手振れ補正装置10は、その内部にCCDなどの撮像素子16が設けられており、ジャイロセンサ5によって検出される撮像装置1のブレに応じて、撮像素子16を光軸Lに垂直なXY平面内で移動させることにより、手振れ補正を行うものである。例えば、撮像装置1による撮影中に、図1の矢印D1で示すように、撮像装置1がぶれて、鏡胴3に入射する光軸Lがずれた場合、手振れ補正装置10は撮像素子16を矢印D2に示すように移動させて光軸Lのずれを補正する。この手振れ補正装置10は、本発明にかかる位置検出装置としての機能を内蔵しており、手振れ補正時にはその位置検出機能によってXY平面内での撮像素子16の現在位置を検出し、その位置情報を、撮像素子16の位置を高精度に制御するためのフィードバック情報として用いるように構成されている。
図2は、位置検出装置としても機能する手振れ補正装置10の組立分解斜視図である。図2に示すように、手振れ補正装置10は主として、鏡胴3の端面に固設されるベース板12、ベース板12に対してX軸方向に移動する第1スライダ14、および、第1スライダ14に対してY軸方向に移動する第2スライダ13の3つの部材が組み合わされて構成される。
ベース板12は、中央に開口121が形成された環状の金属フレーム122を基材として形成されるものであり、その金属フレーム122が鏡胴3に固定される。ベース板12は、金属フレーム122に、X軸方向に延設される第1アクチュエータ123と、複数のホール素子(磁気センサ)を内蔵して構成される磁気センサユニット22とが配設された構成となっている。また、金属フレーム122周縁部の所定位置には第1スプリング掛け124が形成されるとともに、周縁部の複数箇所にL字状の基板保持具125が形成されている。
第2スライダ13は、その中央に撮像素子16を収容して固定可能な開口131が形成された樹脂製の枠体132を備え、その枠体132に、Y軸方向に延設される第2アクチュエータ133と、剛球19をZ軸方向両面に遊嵌する剛球受け134と、磁石を支持するための磁石支持部21とが設けられた構成となっている。磁石支持部21は、開口131を基準にみると、第2アクチュエータ133よりもさらに外側であって、ベース板12に設けられる磁気センサユニット22に対向する位置に形成されている。
図3は、磁石支持部21を正面からみた場合の要部拡大図である。図3に示すように、磁石支持部21は、第2アクチュエータ133の外側に形成された壁面211からさらに外側に向けて延設された平板状の磁石支持アーム212によって形成され、磁石支持アーム212の先端部下面側に磁石受け部213が設けられている。磁石受け部213は、磁石23を嵌入して固定できるようになっている。そして図3に示すように、磁石支持アーム212の下面側に固定される磁石23は、ベース板12の磁気センサユニット22と対向する位置に配置される。また、磁石23の下面と磁気センサユニット22の表面(上面)とは互いに略平行となるように設けられる。
図2に戻り、第1スライダ14は、その中央部に第2スライダ13を収めるための開口141が形成されたアルミニウム製の環状フレーム142を基材として形成されるものであり、そのフレーム142に、第1摩擦結合部143、第2摩擦結合部144および第2スプリング掛け145が設けられた構成を有している。第1摩擦結合部143はベース板12の第1アクチュエータ123と対向する位置に設けられ、第2摩擦結合部144は第2スライダ13の第2アクチュエータ133と対向する位置に設けられる。また、第2スプリング掛け145はベース板12の第1スプリング掛け124に対向する位置に設けられる。
第1アクチュエータ123および第2アクチュエータ133はそれぞれ、図4に示すように、静止部材31と圧電素子32と駆動ロッド33とを備えており、静止部材31がベース板12若しくは第2スライダ13に固定され、圧電素子32の一端側が静止部材31に固定されるとともに他端側が駆動ロッド33に接続された構成を有している。そして圧電素子32に印加される駆動パルスに応じた量および方向に駆動ロッド33が移動するようになっている。このとき駆動ロッド33の移動方向は、各アクチュエータが延設された方向、すなわち図4の例では矢印34で示される方向となる。
以上のような手振れ補正装置10が組み上げられるときには、撮像素子16が第2スライダ13の開口131に嵌合して固設されるとともに、第1アクチュエータ123の駆動ロッド33と第1摩擦結合部143とが摩擦結合され、第2アクチュエータ133の駆動ロッド33と第2摩擦結合部144とが摩擦結合される。また、第1スプリング掛け124と第2スプリング掛け145との間にはスプリング18が架設され、ベース板12および第1スライダ14がスプリング18によって相互に接近する向きに付勢される。このとき、第2スライダ13は、ベース板12と第1スライダ14とに剛球19を介して挟み込まれた状態とされる。これにより、Z軸負方向側から正方向側に向かって、ベース板12、第2スライダ13、第1スライダ14の順に重なって、これら部材12,13,14が配置されることとなる。
このような手振れ補正装置10が組み上げられた状態で、第1アクチュエータ123の駆動ロッド33が移動すると、これに摩擦結合する第1摩擦結合部143の移動により第1スライダ14がベース板12に対してX軸方向に移動する。このとき、第1スライダ14の移動にあわせて第2スライダ13もベース板12に対してX軸方向に移動する。また、第2アクチュエータ133の駆動ロッド33が移動すると、これに摩擦結合する第2摩擦結合部144の移動により第2スライダ13が第1スライダ14に対してY軸方向に移動する。このとき、第1スライダ14のベース板12に対する移動はなされないため、第2スライダ13は単独でベース板12に対してY軸方向に移動することとなる。
このことから、手振れ補正装置10においては、第1スライダ14および第2スライダ13のそれぞれが、撮像素子16を保持して、固定部材たるベース板12に対して移動可能な移動部材として構成されている。そして第1スライダ14はベース板12に対し、X軸方向に沿って直線的に移動するのみであるが、第2スライダ13は第1スライダのX軸方向への移動に加えて、Y軸方向に単独移動できるので、第2スライダ13は撮像素子16を保持した状態で、光軸に垂直なXY平面内を移動可能なように構成されている。
なお、第1アクチュエータ123および第2アクチュエータ133のそれぞれの駆動ロッド33は、第2スライダ13のX軸方向およびY軸方向それぞれへの直線的移動をガイドするガイド手段としての機能も有しており、第1アクチュエータ123の駆動ロッド33は第1ガイド手段として、第2アクチュエータ133の駆動ロッド33は第2ガイド手段として機能する。
図5は、図2のI−I断面で切断した断面図であり、手振れ補正装置10が組み上げられ、鏡胴3に取り付けられた状態を示す図である。手振れ補正装置10は、ベース板12に設けられた磁気センサユニット22と、第2スライダ13に取り付けられた磁石23とを互いに対向する位置で近接状態に支持しており、磁気センサユニット22が磁石23によって生じる磁界の変化を良好に検知できるように配置されている。上述のように第2スライダ13はXY平面内を移動することができ、第2スライダ13の移動に伴って磁気センサユニット22に対する磁石23の位置が変動するようになっている。XY平面において磁気センサユニット22に対する磁石23の位置が変動することにより、磁気センサユニット22が検知する磁界は第2スライダ13の移動に伴って変化することになる。したがって、磁気センサユニット22が磁石23によって生じる磁界の変化を検知することにより、第2スライダ13の移動状況(すなわち現在位置)を検知することができるようになっており、磁気センサユニット22および磁石23はベース板12に対する第2スライダ13の位置を検出するための位置検出機構20を構成している。そして磁石23には電気的配線を行う必要がないので、位置検出機構20は配線作業を著しく省力化するという点で有益なものとなっている。
図5に示すように、手振れ補正装置10が組み上げられたとき、位置検出機構20は、撮像素子16および第2アクチュエータ133と略同一のXY平面内に位置し、かつ、第2アクチュエータ133を介して撮像素子16とは反対側に位置するように設けられる。位置検出機構20が、第2アクチュエータ133を介して撮像素子16と反対側に配置されることにより、必然的に撮像素子16と磁石23との間には第2アクチュエータ133が介在し、撮像素子16と磁石23との距離を離すことができる。
一般に、磁石23と撮像素子16とが互いに近接した位置に設置されると、磁石23の作り出す磁場が、撮像素子16の出力信号(画像信号)に影響を与えて画質劣化を生じさせる可能性がある。本実施形態の手振れ補正装置10では、上述のように、位置検出機構20が第2アクチュエータ133を介して撮像素子16と反対側に配置され、撮像素子16と磁石23との距離が所定値以上離れることになるので、磁石23が作り出す磁場が、撮像素子16の出力信号に影響を与えることを低減できるようになっている。そして、第2スライダ13に伴った磁石23の移動によって局所的に磁界の変化が生じたとしても、その磁界の変化が、撮像素子16からの出力信号(画像信号)に影響を与えることがなく、画質劣化を防止できるようになっている。
また、撮像素子16の一部(例えば、リードフレーム等)に磁性材料が用いられている場合であっても、撮像素子16と磁石23とが互いに離れて配置されることにより、その磁性材料が磁石23の作り出す磁場に影響を与えることを防止でき、位置検出機構20による位置検出の精度低下を招くことがないような位置関係になっている。
また、位置検出機構20、撮像素子16および第2アクチュエータ133は、光軸に垂直な、略同一のXY平面内に位置するように配置されているので、位置検出機構20は、手振れ補正装置10の光軸方向(Z軸方向)の厚みを増すことがないように配置されている。これにより、撮像装置1の光軸方向の厚みが増加することを抑制することができ、撮像装置1を小型化できる配置構造になっている。
さらに、撮像素子16と位置検出機構20との間に、第2アクチュエータ133が配置されることにより、第2アクチュエータ133を駆動する際、磁石23の重量によって第2アクチュエータ133にかかるモーメント力と、撮像素子16の重量によって第2アクチュエータ133にかかるモーメント力とが互いに打ち消し合うこととなって、第2アクチュエータ133の駆動ロッド33にかかる捻れの力が低減され、駆動ロッド33と第2摩擦結合部144との接触安定性が向上する。また、このようなモーメント力のバランスにより、第2アクチュエータ133を駆動したときの第2スライダ13の不要な振動が抑制されることになり、第2スライダ13および磁石23の双方が安定した移動を行うようになる。その結果、手振れ補正装置10において安定したフィードバック制御系を実現できるようになっている。
また図5に示すように、手振れ補正装置10は、手振れ補正時にも、撮像素子16による撮像機能を有効に保つ必要があることから、第2スライダ13がベース板12に対して常に略平行な状態を保ったままでXY平面内を移動できることが保証された構造となっている。そのため、第2スライダ13がベース板12に対して移動した場合でも、位置検出機構20における磁石23と磁気センサユニット22との垂直方向(Z軸方向)の距離dは略一定のままである。一般に、磁石と磁気センサユニットとの距離d(垂直方向の距離)が変動すると、XY平面での位置検出精度に悪影響を及ぼすことになるが、上述のように本実施形態の位置検出機構20は距離dが略一定に保たれることから位置検出精度が低下することはなく、手振れ補正装置10に好適な位置検出装置として実現されている。
図6は磁気センサユニット22の回路構成を示すブロック図である。磁気センサユニット22は、磁石23と対向して配置されるセンサパッケージ22aの内部に4個のホール素子221,222,223,224を備えている。そのうち2個のホール素子221,222はX軸方向の磁界を検知するように配置された磁気センサ群であり、これらのホール素子221,222はX軸方向に沿ったセンサ配列を形成している。また、他の2個のホール素子223,224はY軸方向の磁界を検知するように配置された磁気センサ群であり、これらのホール素子223,224はY軸方向に沿ったセンサ配列を形成している。そしてホール素子221,222によるX軸方向のセンサ配列と、ホール素子223,224によるY軸方向のセンサ配列とが、その略中心で互いに直交する十字配列として形成されている。
4個のホール素子を図6のように配置することにより、磁気センサユニット22は1つのセンサパッケージ22aを配置するだけで、X方向およびY方向の2方向についての磁界の変化を検知することができるようになり、しかもそのセンサパッケージ22a(より厳密には、十字配列の中心)に対向して1個の磁石23を設置するだけで、X方向およびY方向の2方向について位置検出が可能な位置検出機構20が実現されることになる。したがって、図6に示すホール素子221〜224の配置は、位置検出機構20の小型化に適したものとなっている。
そしてホール素子221,222の出力信号(アナログ信号)は差動増幅器225に与えられて差分信号を増幅した信号が生成された後、その信号が検出回路227に与えられる。同様に、ホール素子223,224の出力信号も差動増幅器226に与えられて差分信号を増幅した信号が生成された後、その信号が検出回路227に与えられる。検出回路227は、差動増幅回路225,226から入力する信号に基づいて、XY平面における磁石23の現在位置を示す値、すなわちX座標値およびY座標値に変換する回路である。この座標値を参酌すれば、第2スライダ13および撮像素子16の現在位置を一義に求めることができる。そして出力回路228は検出回路227から出力される座標値を後述するマイクロコンピュータ(マイコン)に出力する。なお、差動増幅器225,226、検出回路227および出力回路228は、センサパッケージ22aに内蔵されるようにしてもよいし、磁石23に対向して配置されるセンサパッケージ22aとは別に、後述する第2基板42に設けてもよい。
図6においては、ホール素子221,222のセンサ配列方向が第1アクチュエータ123の移動方向(X軸方向)に略一致するように配置されるとともに、ホール素子223,224のセンサ配列方向が第2アクチュエータ133の移動方向(Y軸方向)に略一致するように配置される。そのため、磁気センサユニット22で検出される座標値の座標系が、第1および第2アクチュエータ123,133を制御するために用いられる座標系と略一致することになり、信号処理を行う際に座標変換の演算を行う必要がなく、効率的な信号処理が可能なように構成されている。
また、2つのホール素子を使うのは、環境温度の変化等が生じた場合であっても位置検出精度が低下することを抑制するためである。すなわち、2つのホール素子の出力信号の加算値が常に一定になるようにフィードバック制御し、2つのホール素子の減算値を出力信号とすれば、環境温度の変化等による影響を取り除くことができる。
なお、部品や組立の誤差によって生じるX軸方向やY軸方向への若干のずれは、手振れ補正装置10を組み立てた後、実際に第2スライダ13をXY平面内で移動させながら、そのときの磁気センサユニット22からの出力信号をモニタすることで把握することができる。そのずれ量を予めメモリ等に記憶させておき、磁気センサユニット22からの出力信号を、ずれ量に基づいて補正することで比較的簡単に組立誤差等を解消することができる。
図5に戻り、第2スライダ13に設けられる撮像素子16の背面側(Z軸正方向側)には、放熱板17を介して第1基板41が設けられており、撮像素子16は第1基板41に接続されている。そのため、第1基板41は第2スライダ13と一体的にX方向およびY方向に移動する。また、ベース板12の基板保持具125には第2基板42が固定されている。第1基板41と第2基板42は、光軸方向(Z軸方向)に重なって配置され、第2スライダ13の移動によって、第1基板41は、第2基板42に対して平行に移動する。第1基板41および第2基板42は、可撓性を有するフレキシブル基板43によって互いに結線され、信号の送受信が可能なように構成されている。
磁気センサユニット22は、図示しない信号線によって第2基板42に接続される。また、撮像装置1のブレを検知して、X軸方向およびY軸方向のブレに関する角速度信号を出力するジャイロセンサ5も、図示しない信号線によって第2基板42に接続される。
第1基板41には、撮像素子16を制御する素子や回路が配置され、撮像素子16からの出力信号(画像信号)はフレキシブル基板43を介して第2基板42に与えられる。第2基板42には、撮像素子16からの出力信号を処理する回路や、第2スライダ13の位置を検知する磁気センサユニット22からの信号を処理する回路等が配置されるとともに、出力回路228からの位置信号(X座標値およびY座標値)と、ジャイロセンサ5から入力する角速度信号とに基づいて、第1及び第2アクチュエータ123,133を駆動制御するための制御回路(マイクロコンピュータ等を含む回路)が配置される。そして第2基板42からは、撮像装置1の内部に設けられる制御回路であって手振れ補正装置10とは異なる回路に、撮像素子16で取得された画像信号が出力されるとともに、図示しない信号線で接続された第1及び第2アクチュエータ123,133のそれぞれに対して駆動信号(駆動パルス)が送出される。
そして上記のような回路配置において、第2スライダ13に設けられる磁石23には電気的配線を必要としないことから、第1基板41と第2基板42との配線パターンを比較的簡単にすることができ、設計上の部品の配置や配線の引き回し等に自由度が増すとともに、組立時の作業効率を向上させている。特に、移動部材に対する配線は、その移動部材の移動にとって抵抗となることがあるので、可能な限り移動部材への配線は避けることが望まれる。本実施形態においては、磁石23が移動部材である第2スライダ13に設けられるので、位置検出機構20の配線が第2スライダ13の移動を妨げることがなく、好適な配置となっている。
以上のように、手振れ補正装置10は、ベース板12、第1スライダ14および第2スライダ13が互いにはめ込まれるように組み上げられる。そして手振れ補正装置10が鏡胴3に取りつけられたとき、撮像素子16を支持して揺動させるための機構および位置検出を行う機構は、鏡胴3および撮像素子16からなる光学系に必要な部材の輪郭に対して余剰空間を充填するように配置されるので、各機構を含む光学ユニットを小さくまとめることができる。
次に、上述した手振れ補正装置10の動作について説明する。図7は、本実施形態にかかる手振れ補正装置10の駆動制御回路の電気的構造を示すブロック図である。この制御回路は、鏡胴3に入射される光軸Lのブレ5を検知して角速度信号を出力するジャイロセンサ5と、第2スライダ13(撮像素子16)の位置を検出する磁気センサユニット22と、手振れ補正の総合的な制御を行い、入力される各種信号に基づいて駆動量を演算するマイクロコンピュータ(マイコン)101と、マイクロコンピュータ101からの駆動信号に基づいて所定周波数の駆動パルスを発生させる駆動回路102とを備えて構成されている。駆動回路102によって発生される駆動パルスは、第1および第2アクチュエータ123,133に出力され、各アクチュエータの延設方向に沿って第1および第2スライダ14、13が移動する。
ジャイロセンサ5は、カメラ本体2が矢印D1で示すようにぶれると、2軸方向(X軸方向およびY軸方向)の角速度を検出してマイクロコンピュータ101に出力する。
マイクロコンピュータ101は、ジャイロセンサ5から角速度信号を入力すると、光学系の焦点距離信号から撮像素子16上(結像面上)のぶれによる像の移動量、移動速度を算出する。そして算出した移動速度と第2スライダ13(撮像素子16)の現在位置から、第1および第2アクチュエータ123,133に印加すべき所定周波数の供給電圧を決定する。すなわち、マイクロコンピュータ101は、磁気センサユニット22から入力する信号に基づいて求められる第2スライダ13(撮像素子16)が現在存在している位置と、ジャイロセンサ5から入力する角速度信号に基づいて決定される撮像素子16が本来あるべき位置とを比較し、本来あるべき位置に撮像素子16が移動するように、各スライダ13,14を駆動させるフィードバック制御を行なう。
駆動回路102は、マイクロコンピュータ101からの信号を受けて、各アクチュエータ123,133の共振周波数の7割程度の周波数の駆動パルスを出力する。駆動パルスは、圧電素子32に印加され、以下の動作原理によって、第1および第2スライダ13,14を駆動ロッド33に沿って移動させる。
図8は駆動パルス波形を示す図であり、図9(a)〜(c)はアクチュエータ123,133の各動作状態を示す図である。アクチュエータは、はじめに図9(a)に示すような状態にある。そのとき、図8に示すような緩やかな立ち上がり110と急激な立下り部分112を有する鋸歯状波の駆動パルスを圧電素子32に印加すると、図9(b)に示すように、駆動パルスの緩やかな立ち上がり部分110では圧電素子32が緩やかにその厚み方向に伸び変位し、圧電素子32に固定されている駆動ロッド33が軸方向に緩やかに変位する。このとき駆動ロッド33に摩擦結合したスライダ13,14は、その摩擦力によって駆動ロッド33と結合したままの状態を保ち、駆動ロッド33と共に移動する。
一方、駆動パルスの急激な立下り部分112では、圧電素子32は、急速に厚み方向に縮み変位し、圧電素子32に結合する駆動ロッド33もそれに伴って急速に軸方向に変位する。このとき、図9(c)に示すように、駆動ロッド33に摩擦結合したスライダ13,14は慣性力により摩擦結合力に打ち勝って実質的にその位置に留まり移動しない。結果として、図9(a)に示す初期状態よりもスライダ13,14は駆動ロッド33に沿って右側にΔvだけ移動する。圧電素子32に前記鋸歯状波の駆動パルスを連続的に印加することにより、スライダ13,14を連続的に軸方向に移動させることができる。
なお、スライダ13,14を左方向に移動させるには、圧電素子32に印加する鋸歯状波の波形を変えて急速な立ち上がりと緩やかな立下りからなる駆動パルスを印加すれば上述とは逆の作用によってこれを達成することができる。なお、駆動パルスは、矩形波やその他の波形を適用することもできる。
このように第1および第2アクチュエータ123,133はそれぞれインパクトアクチュエータとして構成されており、駆動ロッド33に摩擦結合された各スライダ13,14が、圧電素子32の伸縮動作に伴って駆動ロッド33上を摺動する。第1アクチュエータ123に駆動パルスが与えられることによって第1スライダ14がX軸方向へ移動すると、第1スライダに連結されている第2スライダ13も同時にX軸方向に移動する。また、第2アクチュエータ133に駆動パルスが印加された場合は、第1スライダ14とは独立して第2スライダ13だけがY軸方向に移動(自走)する。そして、第2スライダ13は、第1スライダ14とベース板12の間にかかるスプリング18と、各部材の間の剛球19により、抵抗が少なくかつ光軸方向に変動することなく移動する。このとき第1基板41および第2基板42を接続するフレキシブル基板43は、折り曲げられた曲げ部分がよれて、第2スライダ13の移動を吸収するように機能する。
以上のように、本実施形態における手振れ補正装置10は位置検出装置としての機能を内蔵しており、ベース板12に対してXY平面内で移動可能な第2スライダ13の位置を検出する位置検出機構20が、磁気センサユニット22と磁石23とによって構成されている。磁石23は永久磁石を用いることにより、電気的配線が不要であることから、本実施形態における位置検出機構20は、移動部材と固定部材との少なくとも一方については位置検出用の配線を行う必要のないものとして実現されている。それ故、本実施形態の手振れ補正装置10は、組立時の作業効率が向上するとともに、配線スペースが低減されており装置全体を小型化できるようになっている。また、磁石は、赤外LEDやPSD等の半導体部品と比較すると比較的安価であるので、部品コストを低廉化できるものとなっている。
また、本実施形態の手振れ補正装置10は、ベース板12に対してXY平面内で移動可能な第2スライダ13の位置を検出する位置検出機構20として、2個のホール素子が配列された磁気センサ群をX方向およびY方向の2方向にそれぞれ配置し、その磁気センサ群に対向して磁石23を配置した構造を有している。そのため、磁石23の移動に伴うX方向およびY方向の磁界の変化を良好に検知して、第2スライダ13のXY平面での位置を検出できるようになっている。
また、磁石23が移動部材である第2スライダ13に配置され、磁気センサユニット22が固定部材であるベース板12に配置されるため、移動部材である第2スライダ13への電気的配線が低減され、第2スライダ13が安定して移動できるようになっている。
また、位置検出機構20は、2個のホール素子によって形成されるセンサ配列方向が互いに直交する2つの磁気センサ群によって、そのセンサ配列が十字配列とされており、磁石23がその十字配列の略中心に対向して1つ設けられた構成を有するので、磁石を1つ使用するだけで、X方向およびY方向の2方向についての位置検出が可能である。そして、一方の磁気センサ群のセンサ配列方向が第1アクチュエータ123による第1の移動方向(X軸方向)に略一致し、他方の磁気センサ群のセンサ配列方向が第2アクチュエータ133による第2の移動方向(Y軸方向)に略一致するように配置されているので、位置検出のための座標系と、駆動制御するための座標系とが一致し、第2スライダ13の現在位置を求める際に、座標変換演算を行う必要のないものとなっている。
さらに、本実施形態の手振れ補正装置10では、X方向およびY方向のそれぞれに沿って配置される2個のホール素子の各出力信号から、差分信号が求められる回路構成となっているので、環境温度変化等が生じた場合であっても正確に第2スライダ13の位置検出を行える構成となっている。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その他種々の変形した態様で実現されるものであっても構わない。
例えば、上記実施の形態においては、固定部材であるベース板12に磁気センサユニット22が設けられ、移動部材である第2スライダ13に磁石23が配設される構成を例示した。そのような構成は、移動部材である第2スライダ13に位置検出のための配線を必要としないという副次的効果を奏するものであるが、そのような副次的効果を得る必要がない場合には、ベース板12に磁石23を設け、第2スライダ13に磁気センサユニット22を設けるようにしてもよい。すなわち、固定部材および移動部材のいずれか一方に磁石が配置され、他方に磁気センサユニットが配置されるものであっても構わない。
また、上記実施の形態では、磁気センサユニット22が4個のホール素子を内蔵し、1個の磁気センサユニットでX軸方向およびY軸方向の2方向について磁界の変化を検知できるように構成した例を示した。しかし、1方向についての磁界変化を検知するために2個のホール素子を内蔵した1個の磁気センサユニットを設けるようにしてもよい。例えば、第1アクチュエータ123の外側の位置にX軸方向についての位置検出を行う磁気センサユニットを1個設け、第2アクチュエータ133の外側の位置(上記実施の形態で示した位置検出機構20の設置位置)にY軸方向についての位置検出を行う磁気センサユニットを1個設けるようにしても構わない。
また、2個のホール素子によって形成される、それぞれ異なる方向のセンサ配列は、互いに直交するものでなくてもよい。すなわち、ある1つのセンサ配列と他のセンサ配列とは、互いに平行なセンサ配列でない限り、平面内における磁界の状態を検知することができるので、直交以外のセンサ配列であっても構わない。
また、上記実施の形態では、移動部材である第1および第2スライダ13,14を移動させるために、駆動手段として圧電素子32を利用したインパクトアクチュエータが適用される場合を例示したが、これに限定されるものではなく、他の駆動手段や駆動方式が採用されても構わない。
また、上記実施の形態では、手振れ補正装置10が位置検出装置としての機能を備える場合を例示した。しかし、本発明は、上述した位置検出装置としての構成を手振れ補正装置と分離して、位置検出装置単独としても形成できるものである。
手振れ補正機能を備えた撮像装置の概略構成を示す図である。 位置検出装置としても機能する手振れ補正装置の組立分解斜視図である。 磁石支持部を正面からみた場合の要部拡大図である。 第1および第2アクチュエータの構成を示す図である。 図2のI−I断面で切断した断面図である。 磁気センサユニットの回路構成を示すブロック図である。 手振れ補正装置の駆動制御回路の電気的構造を示すブロック図である。 アクチュエータを駆動するときの駆動パルス波形を示す図である。 アクチュエータの各動作状態を示す図である。
符号の説明
1 撮像装置
3 鏡胴
10 手振れ補正装置(位置検出装置)
12 ベース板(固定部材)
13 第2スライダ(移動部材)
14 第1スライダ(移動部材)
16 撮像素子
20 位置検出機構
21 磁石支持部
22 磁気センサユニット
23 磁石
32 圧電素子
33 駆動ロッド(駆動軸、ガイド手段)
123 第1アクチュエータ(第1ガイド手段)
133 第2アクチュエータ(第2ガイド手段)
221〜224 ホール素子(磁気センサ)

Claims (8)

  1. 固定部材と、
    前記固定部材に対し、第1ガイド手段および第2ガイド手段を介して所定平面内の異なる2方向に移動可能な移動部材と、
    前記所定平面内での前記固定部材に対する前記移動部材の位置を検出する位置検出手段と、
    を備え、
    前記位置検出手段は、前記固定部材および前記移動部材の一方側に、2個の磁気センサが配列された磁気センサ群が、前記所定平面内においてセンサ配列方向が異なるようにして複数配置され、前記固定部材および前記移動部材の他方側に、前記磁気センサ群に対向して磁石が配置されてなることを特徴とする位置検出装置。
  2. 請求項1に記載の位置検出装置において、
    前記磁気センサ群が前記固定部材に配置され、前記磁石が前記移動部材に配置されることを特徴とする位置検出装置。
  3. 請求項1又は2に記載の位置検出装置において、
    前記位置検出手段は、センサ配列方向が互いに直交する2つの前記磁気センサ群によってセンサ配列が十字配列とされ、前記磁石が前記十字配列の略中心に対向して1つ設けられてなることを特徴とする位置検出装置。
  4. 請求項3に記載の位置検出装置において、
    前記2つの磁気センサ群のうち、一方の磁気センサ群のセンサ配列方向が前記第1ガイド手段による前記移動部材の第1の移動方向に略一致し、他方の磁気センサ群のセンサ配列方向が前記第2ガイド手段による前記移動部材の第2の移動方向に略一致するように配置されることを特徴とする位置検出装置。
  5. 鏡胴に対して固定的に設置される固定部材と、
    撮像素子を保持し、前記固定部材に対して、第1ガイド手段および第2ガイド手段を介して光軸に垂直な平面内の異なる2方向に移動可能な移動部材と、
    前記固定部材に対する前記移動部材の位置を検出する位置検出手段と、
    を備え、
    前記位置検出手段は、前記固定部材および前記移動部材の一方側に、2個の磁気センサが配列された磁気センサ群が、前記所定平面内においてセンサ配列方向が異なるようにして複数配置され、前記固定部材および前記移動部材の他方側に、前記磁気センサ群に対向して磁石が配置されてなることを特徴とする手振れ補正装置。
  6. 請求項5に記載の手振れ補正装置において、
    前記磁気センサ群が前記固定部材に配置され、前記磁石が前記移動部材に配置されることを特徴とする手振れ補正装置。
  7. 請求項5又は6に記載の手振れ補正装置において、
    前記位置検出手段は、センサ配列方向が互いに直交する2つの前記磁気センサ群によってセンサ配列が十字配列とされ、前記磁石が前記十字配列の略中心に対向して1つ設けられてなることを特徴とする手振れ補正装置。
  8. 請求項7に記載の手振れ補正装置において、
    前記2つの磁気センサ群のうち、一方の磁気センサ群のセンサ配列方向が前記第1ガイド手段による前記移動部材の第1の移動方向に略一致し、他方の磁気センサ群のセンサ配列方向が前記第2ガイド手段による前記移動部材の第2の移動方向に略一致することを特徴とする手振れ補正装置。
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