JP2008089805A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】手振れ補正機能を備えた撮像装置において、移動部材の位置検出手段を少ない部品点数で実現した撮像装置を提供すること。
【解決手段】撮像光学系2と撮像素子14を光軸方向と直交する方向に相対移動させて手振れ補正を行う撮像装置であって、撮像光学系2と撮像素子14の一方側に取り付けられ、光軸方向に直交する第一磁界方向X´に磁界を形成する第一磁界領域と光軸方向に直交し前記第一磁界方向X´と交差する第二磁界方向Y´に磁界を形成する第二磁界領域を有する磁石9と、撮像光学系2と撮像素子14の他方側に取り付けられ、第一磁界領域の磁界を検出する第一磁気センサ18と、撮像光学系2と撮像素子14の他方側に取り付けられ、第二磁界領域の磁界を検出する第二磁気センサ19と、を備えて構成すること。
【選択図】 図5

Description

本発明は、撮影時に用いられる撮像装置に関するものである。
従来、カメラ、ビデオカメラ、携帯電話に搭載されるカメラなどにおいて、撮影時の手振れを補正する機能を備えた撮像装置が知られている。さらにこのような撮像装置として、手振れ補正するために移動する撮像光学系または撮像素子の位置を、磁石とホール素子を用いて検出する手段を備えた装置が知られている。この撮像装置において、光軸に直交した方向の位置を検出する手段としては、一方向に対して表面一極着磁磁石1個とホール素子2個を用いる手段(例えば、特許文献1)と、一方向に対して表面二極着磁磁石1個とホール素子1個を用いる手段(例えば、特許文献2)が知られている。
特開2005−331399号公報 特開2005−221603号公報 特開2005−309209号公報
しかしながら、これらの撮像装置にあっては、光軸方向に直交する二方向の位置を検出する場合、少なくとも特許文献1に記載される装置では磁石1個とホール素子4個、特許文献2に記載される装置では磁石2個とホール素子2個を使用する構成となる。この位置検出手段のコスト削減には、位置検出手段に用いる磁石とホール素子の個数を少なくする必要がある。
そこで本発明は、このような技術課題を解決するためになされたものであって、手振れ補正機能を備えた撮像装置において、移動部材の位置検出手段を少ない部品点数で実現した撮像装置を提供することを目的とする。
すなわち本発明に係る撮像装置は、撮像光学系と撮像素子を光軸方向と直交する方向に相対移動させて手振れ補正を行う撮像装置であって、前記撮像光学系と前記撮像素子の一方側に取り付けられ、光軸方向に直交する第一磁界方向に磁界を形成する第一磁界領域と光軸方向に直交し前記第一磁界方向と交差する第二磁界方向に磁界を形成する第二磁界領域を有する磁石と、前記撮像光学系と前記撮像素子の他方側に取り付けられ、第一磁界領域の磁界を検出する第一磁気センサと、前記撮像光学系と前記撮像素子の他方側に取り付けられ、第二磁界領域の磁界を検出する第二磁気センサと、を備えて構成される。
この発明によれば、位置検出に用いられる磁石が光軸方向に直交する第一磁界方向および第二磁界方向に磁界を発生するため、磁石1個と磁気センサ2個によって光軸方向に直交する二方向の位置を検出することができる。よって、少ない部品点数で位置検出手段を構成することにより、コストを削減することができる。また、構成する部品点数が少なくなったことにより、組み付け作業を向上することができる。
また、本発明に係る撮像装置において、前記磁石のN極とS極の境界線がL字状になっていることが好適である。
本発明によれば、手振れ補正機能を備えた撮像装置において、撮像光学系と撮像素子の相対位置検出手段を少ない部品点数で実現することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置における撮像部及び手振れ補正機構の分解斜視図である。図2および図5は、本実施形態に係る撮像装置の撮像部及び手振れ補正機構の平面図である。図3は、図2のIII−IIIにおける断面図である。図4は、図2のIV−IVにおける断面図である。
本実施形態に係る撮像装置は、撮像光学系と撮像素子を光軸方向と直交する方向に相対移動させて手振れ補正を行うものである。すなわち、手振れに応じて撮像光学系を移動させ、撮像素子との相対位置を変化させることで手振れを補正する。そして、ズーミング又はフォーカシングを行う機能を備えている。この撮像装置は、カメラ、ビデオカメラ、携帯電話に搭載される撮像部などに適用される。
まず、撮像装置の構成について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る撮像装置は、被写体の像を取得するための撮像光学系2と撮像素子14を備えている。撮像光学系2は、撮像素子14に集光する光学系であり、撮影レンズを備えて構成されている。この撮像光学系2は、例えばホルダ2aにレンズ(図示なし)を収容して構成される。撮像光学系2は、単体のレンズで構成してもよいし、複数のレンズによるレンズ群で構成してもよい。
撮像光学系2は、移動部材5に取り付けられており、撮像素子14に対し光軸Oの方向(光軸方向)と直交する方向に相対移動可能に設けられている。移動部材5は、撮像素子14を固定する撮像素子ホルダ13に収容され、球体4で支持されることにより、撮像素子ホルダ13及び撮像素子14に対し光軸方向と直交する方向に相対移動可能となっている。このため、撮像光学系2は、移動部材5と共に撮像光学系2が移動することによって、撮像素子14に対し光軸方向と直交する方向に相対移動することになる。
その際、撮像光学系2を移動部材5に対し光軸方向へ移動可能に取り付けることが好ましい。例えば、移動部材5に光軸方向へ向けた第三支持軸3を取り付け、その第三支持軸3に沿って撮像光学系2を移動可能に取り付ける。撮像光学系2を光軸方向へ移動させるアクチュエータ10としては、圧電素子10aの伸縮により往復移動する駆動軸10bを備えたものが用いられる。このアクチュエータ10は、撮像光学系2を光軸方向へ移動させる第三アクチュエータとして機能するものである。圧電素子10aが移動部材5に取り付けられ、駆動軸10bが撮像光学系2に摩擦係合部22で摩擦係合される(図4参照)。駆動軸10bの一端は、圧電素子10aに当接され、例えば接着剤を用いて接着されている。この駆動軸10bは、長尺状の部材であり、例えば円柱状のものが用いられる。
摩擦係合構造としては、例えば、板バネにより駆動軸10bを撮像光学系2のホルダ2aに一定の押圧力で圧接した状態とし、駆動軸10bが移動する際に一定の摩擦力を生じさせる構造とする。この摩擦力を超えるように駆動軸10bが移動することにより、慣性により撮像光学系2の位置が維持される。一方、その摩擦力を超えないように逆方向へ駆動軸10bが移動すると、撮像光学系2もその逆方向へ移動する。このような駆動軸10bの往復移動を繰り返すことにより、移動部材5に対し相対的に撮像光学系2を移動させることができる。圧電素子10aには、その伸長速度と収縮速度を異ならせる電気信号が制御部(図示なし)から入力される。これにより、駆動軸10bが異なる速度で往復移動し、撮像光学系2の移動制御を行うことができる。
このように、撮像光学系2を移動部材5に対し光軸方向へ移動可能に取り付けることにより、移動部材5に対し撮像光学系2のみを光軸方向へ移動させてズーミング又はフォーカシングを行うことができる。このため、手振れ補正機構全体を移動させてズーミング又はフォーカシングを行う必要がない。従って、ズーミング又はフォーカシングによって移動する部品が小さくなり、撮像装置内に設けた空隙を小さくすることができるため、撮像装置全体を小さくすることができる。
撮像素子14は、撮影光学系2により結像された像を電気信号に変換する撮像手段であり、撮像素子ホルダ13に固定して取り付けられている。この撮像素子14としては、例えばCCDセンサが用いられる。
本実施形態に係る撮像装置は、第一アクチュエータ8、第二アクチュエータ6を備えている。第一アクチュエータ8は、光軸方向と直交する第一方向(ピッチ方向)Xに撮像光学系2と撮像素子14を相対移動させるアクチュエータである。この第一アクチュエータ8は、例えば、圧電素子8aの伸縮により往復移動する駆動軸8bを備えたものが用いられる。駆動軸8bは、第一方向Xに向けて配置されている。圧電素子8aは、撮像素子14が固定される撮像素子ホルダ13に取り付けられている。駆動軸8bは、スライド部材11に摩擦係合部21で摩擦係合されている(図4参照)。駆動軸8bの一端は、圧電素子8aに当接され、例えば接着剤を用いて接着されている。この駆動軸8bは、長尺状の部材であり、例えば円柱状のものが用いられる。
摩擦係合構造としては、例えば、板バネにより駆動軸8bをスライド部材11に一定の押圧力で圧接された状態とし、駆動軸8bが移動する際に一定の摩擦力を生じさせる構造とする。この摩擦力を超えるように駆動軸8bが移動することにより、慣性によりスライド部材11の位置が維持される。一方、その摩擦力を超えないように逆方向へ駆動軸8bが移動すると、スライド部材11もその逆方向へ移動する。このような駆動軸8bの往復移動を繰り返すことにより、撮像素子14に対しスライド部材11を第一方向Xに沿って移動させることができ、撮像素子14に対し相対的に撮像光学系2を第一方向Xに移動させることができる。圧電素子8aには、その伸長速度と収縮速度を異ならせる電気信号が制御部(図示なし)から入力される。これにより、駆動軸8bが異なる速度で往復移動し、撮像光学系2の移動制御を行うことができる。
なお、第一アクチュエータ8は、圧電素子8aをスライド部材11側に取り付け、駆動軸8bを撮像素子ホルダ13に摩擦係合させて構成する場合もある。
第二アクチュエータ6は、光軸方向と直交する第二方向(ヨー方向)Yに撮像光学系2と撮像素子14を相対移動させるアクチュエータである。第二方向Yは、光軸方向と直交し第一方向Xと交差する方向であり、例えば第一方向Xと直交する方向に設定される。この第二アクチュエータ6は、例えば、圧電素子6aの伸縮により往復移動する駆動軸6bを備えたものが用いられる。駆動軸6bは、第二方向Yに向けて配置されている。圧電素子6aは、移動部材5に取り付けられている。駆動軸6bは、スライド部材11に摩擦係合部20で摩擦係合されている(図2参照)。駆動軸6bの一端は、圧電素子6aに当接され、例えば接着剤を用いて接着されている。この駆動軸6bは、長尺状の部材であり、例えば円柱状のものが用いられる。
摩擦係合構造としては、例えば、板バネにより駆動軸6bをスライド部材11に一定の押圧力で圧接された状態とし、駆動軸6bが移動する際に一定の摩擦力を生じさせる構造とする。この摩擦力を超えるように駆動軸6bが一方向に移動することにより、慣性により移動部材5の位置が維持される。一方、その摩擦力を超えないように逆方向へ駆動軸6bが移動しようとすると、駆動軸6bは摩擦力によって静止したまま、移動部材5が一方向へ移動する。このような駆動軸6bの往復移動を繰り返すことにより、撮像素子14に対し移動部材5を第二方向Yに沿って移動させることができ、撮像素子14に対し相対的に撮像光学系2を第二方向Yに移動させることができる。圧電素子6aには、その伸長速度と収縮速度を異ならせる電気信号が制御部(図示なし)から入力される。これにより、駆動軸6bが異なる速度で往復移動し、撮像光学系2の移動制御を行うことができる。
スライド部材11には、上述した摩擦係合によって第二アクチュエータ6が取り付けられている。このため、第一アクチュエータ8の作動によりスライド部材11が第一方向Xに移動することによって第二アクチュエータ6も第一方向Xへ移動することとなる。
なお、第二アクチュエータ6は、圧電素子6aをスライド部材11側に取り付け、駆動軸6bを移動部材5に摩擦係合させて構成する場合もある。
撮像装置には、位置検出用磁石9、第一磁気センサ18、および第二磁気センサ19が設けられている。位置検出用磁石9は、撮像光学系2と撮像素子14の一方側に取り付けられ、例えば、撮像光学系2と一体となって移動する移動部材5に取り付けられている(図5参照)。この磁石9は、光軸方向に直交した第一磁界方向X´と、光軸方向に直交し第一磁界方向と交わる第二磁界方向Y´に磁界が発生するように着磁されている。例えば、N極及びS極の境界が、L字状になるように着磁され、少なくとも磁気センサ15で検出できるだけの磁界を発生するものである。なお、ここでいうL字状とは、N極及びS極の境界が完全なL字型に着磁される場合のみならず、ほぼL字状に着磁された場合も含むものである。例えば、N極及びS極の境界が直線的になっていない場合も含む。これらの場合であっても、第一磁界方向X´と第二磁界方向Y´に磁界が発生すれば、磁石1個と磁気センサ2個を用いて、光軸方向に直交する方向の位置を検出することができるため、部品点数の少ない構成とすることができる。
第一磁気センサ18は、位置検出用磁石9から発生する磁界の状態に基づいて撮像素子14と撮像光学系2の第一磁界方向X´に対する相対位置を検出するための磁気センサであり、例えば、ホール素子である。第2磁気センサ19は、位置検出用磁石9から発生する磁界の状態に基づいて撮像素子14と撮像光学系2の第二磁界方向Y´に対する相対位置を検出するための磁気センサであり、例えば、ホール素子である。
また、第一磁気センサ18および第二磁気センサ19は、撮像光学系2と撮像素子14の他方側に取り付けられ、例えば、撮像素子14と一体となって配置される基板17に取り付けられる。基板17は、撮像素子ホルダ13に取り付けられる配線基板であり、例えばL字形に屈曲されて用いられる。この基板17には、圧電素子6a、8a、10aのリード線がそれぞれ基板17に取り付けられている。
撮像装置には、フォトインタラプタ16が設けられている。フォトインタラプタ16は、撮像光学系2の位置検出を行う位置検出センサである。フォトインタラプタ16は、基板17に取り付けられ、撮像光学系2の近傍位置に配置される。フォトインタラプタ16は、発光部と受光部を備え、発光部と受光部の間を通過する移動片2bの位置検出を通じて、撮像光学系2の光軸方向の位置を検出する。移動片2bは、撮像光学系2のホルダ2aに形成され、撮像光学系2と一体となって移動する部材である。
撮像装置は、上カバー1を備えている。上カバー1は、撮像部及び手振れ補正機構を収容する撮像素子ホルダ13の開口部分を被うカバーであり、被写体像を入射するための開口部1aを形成している。
図2に示すように、スライド部材11は、第一支持軸12により第一方向Xに沿って移動可能に支持されている。第一支持軸12は、第一方向Xに向けて配置される軸部材であって、撮像素子ホルダ13に取り付けられている。この第一支持軸12は、スライド部材11の軸受け部11aを貫通して設けられている。これにより、スライド部材11は、第一支持軸12によって撮像素子14に対し第一方向Xのみに移動するように支持されている。
第一支持軸12は、撮像光学系2に対し第一アクチュエータ8側に配置されている。すなわち、第一支持軸12は、撮像光学系2を挟んで第一アクチュエータ8の反対側に配置されているのではなく、第一アクチュエータ8側へ配置されている。このため、第一アクチュエータ8による移動機構と第一支持軸12による支持機構をまとめてコンパクトに構成することができる。
移動部材5は、第二支持軸7により第二方向Yに沿って移動可能に支持されている。第二支持軸7は、第二方向Yに向けて配置される軸部材であって、移動部材5に取り付けられている。この第二支持軸7は、スライド部材11の軸受け部11bを貫通して設けられている。これにより、移動部材5は、第二支持軸7によってスライド部材11に対し第二方向Yのみに移動するように支持されている。
第二支持軸7は、撮像光学系2に対し第二アクチュエータ6側に配置されている。すなわち、第二支持軸7は、撮像光学系2を挟んで第二アクチュエータ6の反対側に配置されているのではなく、第二アクチュエータ6側へ配置されている。このため、第二アクチュエータ6による移動機構と第二支持軸7による支持機構をまとめてコンパクトに構成することができる。
第一アクチュエータ8と第二アクチュエータ6は、T字状に配置されている。すなわち、第一アクチュエータ8及び第二アクチュエータ6は、その一方の中間部分に他方の先端部分を向けてT字状に組み合わされて設置されている。例えば、第一アクチュエータ8の中間部分に第二アクチュエータ6の先端部分を向けてT字状に組み合わされている。
これにより、第一アクチュエータ8と第二アクチュエータ6の駆動軸8b、6bを近接して配置することができる。このため、駆動軸8b及び駆動軸6bの双方と係合するスライド部材11を小さく構成することができる。従って、撮像装置の小型化を図ることができる。
なお、ここでいうT字状とは、第一アクチュエータ8及び第二アクチュエータ6が完全なT字型に組み合わされる場合のみならず、ほぼT字状に組み合わされる場合も含むものである。例えば、第一アクチュエータ8及び第二アクチュエータ6の一方の中間部分に他方の先端部分が向けられている場合において、その中間部分と先端部分に所定のスペースがある場合、またはその中間部分の中央から外れた位置に先端部分が向けられている場合などであってもよい。これらの場合であっても、駆動軸8b及び駆動軸6bの双方と係合するスライド部材11を小さく構成することができ、撮像装置の小型化を図ることができる。
次に、本実施形態に係る撮像装置の基本動作について説明する。
図1において、撮像装置を用いて撮影を行う際に手振れが生じている場合には、ジャイロセンサなどの手振れ検出センサ(図示なし)が手振れを検出し、撮像素子14に撮像される画像がぶれないように第一アクチュエータ8及び第二アクチュエータ6に対し制御部(図示なし)から駆動信号が出力される。
第一アクチュエータ8及び第二アクチュエータ6には、圧電素子8a、6aの伸長速度と収縮速度が異なるような駆動信号が入力される。これにより、駆動軸8b、6bが繰り返し往復移動する。第一アクチュエータ8の駆動により撮像素子14に対してスライド部材11が第一方向Xへ移動し、第二アクチュエータ6の駆動によりスライド部材11に対し移動部材5と共に撮像光学系2が第二方向Yへ移動し、撮像素子14と撮像光学系2が相対的に移動する。
これにより、撮像装置に手振れが生じても、撮像素子14と撮像光学系2が相対的に移動制御され、撮像素子14の撮像画像の手振れが抑制される。
ズーミング又はフォーカシングを行う場合には、撮像素子14による撮像画角を変化させるように第三アクチュエータ10に対し制御部(図示なし)から駆動信号が出力される。
第三アクチュエータ10には、圧電素子10aの伸長速度と収縮速度が異なるような駆動信号が入力される。これにより、駆動軸10bが繰り返し往復移動する。第三アクチュエータ10の駆動により移動部材5に対し撮像光学系2が光軸方向へ移動し、撮像素子14と撮像光学系2が相対的に移動する。
これにより、撮像素子14と撮像光学系2が光軸方向に相対的に移動制御され、ズーミング又はフォーカシングを行うことができる。
以上のように、本実施形態に係る撮像装置によれば、位置検出に用いられる磁石9が光軸方向に直交する第一磁界方向X´および第二磁界方向Y´に磁界を発生するため、磁石1個と磁気センサ2個によって光軸方向に直交する二方向の位置を検出することができる。よって、少ない部品点数で位置検出手段を構成することにより、コストを削減することができる。また、構成する部品点数が少なくなったことにより、組み付け作業を向上することができる。
例えば、図7に示すように、従来型の撮像装置において、磁石2個と磁気センサ4個の計6点の部品で構成された位置検出手段がある。また、図8に示すように、従来型の撮像装置において、磁石2個と磁気センサ2個の計4点の部品で構成された位置検出手段がある。
これに対し、図6に示すように、本実施形態に係る撮像装置においては、磁石のN極とS極の境界がL字状になるように着磁されているため、位置検出手段を磁石1個と磁気センサ2個の計3点の部品で構成することができる。
なお、上述した実施形態は本発明に係る撮像装置の一例を示すものである。本発明に係る撮像装置は、これらの実施形態に係る撮像装置に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で、実施形態に係る撮像装置を変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
例えば、本実施形態では、手振れ補正機構として、手振れに応じて撮像素子14に対して撮像光学系2を移動させるものについて説明したが、撮像光学系2に対し撮像素子14を移動させるものであってもよい。この場合であっても、撮像素子14に磁石9を取り付け、N極とS極の境界がL字状になるように着磁することによって、上述した実施形態に係る撮像装置と同様な作用効果が得られる。また、本実施形態では、撮像装置のアクチュエータとして圧電素子を用いたものを採用しているが、モータなどの他の駆動部品を用いたものを採用してもよい。
本発明の実施形態に係る撮像装置の撮像部及び手振れ補正機構の分解斜視図である。 図1の撮像装置の撮像部及び手振れ補正機構における平面図である。 図2のIII−IIIにおける断面図である。 図2のIV−IVにおける断面図である。 図1の撮像装置の撮像部及び手振れ補正機構における底面図である。 図1の撮像装置の磁気センサを用いた位置検出の説明図である。 従来技術の磁気センサを用いた位置検出の説明図である。 従来技術の磁気センサを用いた位置検出の説明図である。
符号の説明
1…上カバー、2…撮像光学系、3…第三支持軸、4…ボール、5…移動部材、6…第二アクチュエータ、7…第二支持軸、8…第一アクチュエータ、9…位置検出用磁石、10…第三アクチュエータ、11…スライド部材、12…第一支持軸、13…撮像素子ホルダ、14…撮像素子、15…磁気センサ、16…フォトインタラプタ、17…基板、18…第一磁気センサ、19…第二磁気センサ、20、21、22…摩擦係合部。

Claims (2)

  1. 撮像光学系と撮像素子を光軸方向と直交する方向に相対移動させて手振れ補正を行う撮像装置であって、
    前記撮像光学系と前記撮像素子の一方側に取り付けられ、光軸方向に直交する第一磁界方向に磁界を形成する第一磁界領域と光軸方向に直交し前記第一磁界方向と交差する第二磁界方向に磁界を形成する第二磁界領域を有する磁石と、
    前記撮像光学系と前記撮像素子の他方側に取り付けられ、第一磁界領域の磁界を検出する第一磁気センサと、
    前記撮像光学系と前記撮像素子の他方側に取り付けられ、第二磁界領域の磁界を検出する第二磁気センサと、
    を備えた撮像装置。
  2. 前記磁石のN極とS極の境界線がL字状になっていること、
    を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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