JP2006126668A - カメラシステム - Google Patents

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裕貴 長尾
Masaaki Ishikawa
石川  正哲
Jun Sugita
杉田  潤
Mitsuru Shinohara
篠原  充
Katsuhiro Inoue
勝啓 井上
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Abstract

【課題】複数の像振れ補正装置が組み合わさった場合でも、正確な像振れ補正が可能なカメラシステムを実現する。
【解決手段】 第1の振れ補正手段7を有するカメラ1と、第2の振れ補正手段14を有し、カメラ1が装着されるレンズ装置2とを備えたカメラシステムであって、カメラ1及びレンズ装置2の一方に設けられた振れ検出手段(6、13)と、振れ検出手段の検出結果に基づいて第1の振れ補正量を求める制御手段(101、201)とを有する。そして、制御手段(101、201)は、第1の振れ補正量と、この第1の振れ補正量に応じて駆動された第1の振れ補正手段又は第2の振れ補正手段の移動量とに基づいて、第2の振れ補正量を求める。
【選択図】 図2

Description

本発明は、手振れなどによるカメラ振れを検出し、この振れ情報に基づいて像振れ補正を行なう像振れ補正機能を有するカメラシステムに関するものである。
従来、カメラを始めとする光学系の像振れ補正、つまり、手振れなどによる振動を抑制して像振れのない撮影を行うための装置が提案されている。これらの像振れ補正装置は一般にカメラ振れ(振動)を検知するセンサと、そのセンサからの信号に応じて画像の振れが生じないよう補正を行う補正ユニットから構成されている。
この種の像振れ補正装置は、カメラの振れ振動(通常、撮影光軸に垂直な2軸回りの傾斜振動)をセンサによって加速度信号、または速度信号、または変位信号として検出し、これらの信号を信号処理系により、必要な場合は積分を行って変位信号あるいは速度信号に変換し、この変換後の信号に応答して前記補正系を振動抑圧方向に駆動させる。光学的に補正を行う場合、補正ユニットは光学系を径方向に揺動、または撮影光軸に垂直な2軸回りに回動させるよう構成され、これにより撮像素子に結像される像の振動を抑圧するフィードバック系制御が行われる。
また、従来、一眼レフレックスカメラにおいては、交換レンズ側に振れ補正システムが構築され、交換レンズ側を構成する一部の光学部材(補正レンズ等)を該振れを打ち消す方向に駆動させて防振動作を行なわせるというものが一般的であった。
しかし、一眼レフレックスカメラは多様な交換レンズとの互換性を有することからシステム性が強く、振れ補正システムのような付加価値の高いあるいはコストの高い構成はレンズ側よりもカメラ側に配置するのが望ましい。そういった観点で最近では、カメラ側に振れ検出センサと像振れ補正装置を有するカメラが提案され始めている。
一方、像振れ補正装置を有する交換レンズも現在数多く市場に出回っており、例えば、像振れ補正装置を有するカメラ本体に像振れ補正装置を有する交換レンズが取り付けられた場合、双方の像振れ補正装置が相互に適正に動作せず、適切な振れ補正ができない場合があり、複数の像振れ補正装置を適正かつ良好に動作させるといった問題が生じる。
そこで特許文献1では、防振機能を備えた装置に同様の振れ検出ユニットと像振れ補正ユニットとから構成される像振れ補正装置を備えた部材が接続されたとき、自身の装置か接続部材の何れか一方を防振可能状態とするか、或いは、自身の装置と接続部材の両方を防振可能状態にしてこれらを所定の割合で動作させて防振を行うか、または、自身の装置と接続部材の何れか一方にて防振動作を行い、この一方のみでは振れ補正が不完全と判断した場合に、これに加えて他方の像振れ補正装置においても防振動作を行うように防振制御を行うなど、振れ補正範囲をフォローできない場合に他方にてそれを補うように作動させるようにして、複数の防振機能が相互に適切な防振動作が行なわれるようにしている。
特開平07−104338(段落0053〜0054、図1、図5等)
しかしながら、上記特許文献1では、検出されたカメラ振れに応じた振れ補正量を複数の像振れ補正装置のそれぞれに配分して、複数の像振れ補正装置でその配分された振れ補正量分を補正している。
このため、各々の像振れ補正装置での振れ補正動作において、配分された振れ補正量に対する振れ補正残りが生じてしまう可能性がある。
つまり、実際の像振れ補正の駆動制御と像振れ補正装置の動作に相違が発生したり、各補正量を配分する際に補正量に誤差が生じたりして、各像振れ補正装置での振れ補正残りが生じてしまう。したがって、この振れ補正残りが蓄積されると精度良く振れ補正を行うことができない問題が発生する。
また、像振れ補正装置は、例えば撮影光学系の一部の光学部材を駆動して像振れ補正を行うものや撮像素子を駆動して像振れ補正を行うものなど、様々な方式が提案されており、カメラ振れの対する防振性能に違いがある。
このため、像振れ補正装置の防振性能に対して分配された振れ補正量が適してない場合には、適切に振れ補正が行われない可能性がある。
本発明の例示的な目的の1つは、複数の像振れ補正装置が組み合わさった場合でも、正確な像振れ補正が可能なカメラシステムを実現することにある。
本発明の1つの観点としてのカメラシステムは、第1の振れ補正手段を有するカメラと、第2の振れ補正手段を有し、カメラに装着されるレンズ装置とを備えたカメラシステムであって、カメラ及びレンズ装置の一方に設けられた振れ検出手段と、振れ検出手段の検出結果に基づいて第1の振れ補正量を求める制御手段とを有し、制御手段は、第1の振れ補正量と、第1の振れ補正量に応じて駆動された第1の振れ補正手段又は前記第2の振れ補正手段の移動量とに基づいて、第2の振れ補正量を求めることを特徴とする
また、本発明の他の観点としてのカメラシステムは、第1の振れ補正手段を有するカメラと、第2の振れ補正手段を有し、カメラに装着されるレンズ装置とを備えたカメラシステムであって、カメラ及びレンズ装置の一方に設けられた振れ検出手段と、振れ検出手段の検出結果に基づいて第1の振れ情報及び第2の振れ情報を求め、求められた第1の振れ情報及び第2の振れ情報に基づいて、第1の振れ補正手段および第2の振れ補正手段を駆動する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、第1の振れ補正量と駆動された第1又は第2の振れ補正手段の移動量とに基づいて第2の振れ補正量を求めるので、複数の像振れ補正機能が組み合わさった場合でも、正確な振れ補正が可能なカメラシステムを実現できる。
また、検出されたカメラ振れから第1及び第2の振れ補正情報を求めて、第1及び第2の振れ補正手段による像振れ補正を行うため、振れ補正手段の防振性能に応じた適切な振れ補正を可能とするとともに、正確な振れ補正を行うことができる。
以下に本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の実施例1であるカメラシステムの概略構成を示す断面図である。図1において、1はカメラ本体である。2は交換レンズ(レンズ装置)であり、レンズマウント2aをカメラ本体1のカメラマウント1aに係合させることでカメラ本体1に装着される。
まず、カメラ本体1内の構成について説明する。3はミラーであり、一部がハーフミラーで構成されたメインミラー3aと、サブミラー3bを有する。ミラー3は、撮影光路上に位置する第1の状態(図1に示す状態)と、撮影光路から退避した第2の状態との間で動作可能となっている。ここで、ミラー3が第2の状態にあるとき、サブミラー3はメインミラー3aに対して折り畳まれた状態となる。
ミラー3が第1の状態にある場合において、交換レンズ2内の撮影光学系を通過した被写体光束は、メインミラー3aで反射してファインダ光学系9に導かれる。これにより、撮影者はファインダ光学系9を介して被写体像を観察することができる。
また、上記被写体光束のうち一部の光束はメインミラー3aを透過し、メインミラー3aに対して像面側に配置されたサブミラー3bで反射して焦点検出ユニット8に導かれる。
一方、ミラー3が第2の状態にある場合において、交換レンズ2内の撮影光学系を通過した被写体光束は、撮像素子5側に向かう。
4は先幕および後幕を有するシャッタ(フォーカルプレンシャッタ)であり、撮影動作を行うときには開き状態となることで撮像素子5への露光を許容し、撮影動作以外のときには閉じ状態となることで撮像素子5への被写体光束の到達を禁止する。5はCCDセンサやCMOSセンサなどの撮像素子であり、被写体光を受光して光電変換を行い、蓄積した電荷を出力する。
6は、振動ジャイロや加速度センサ等で構成される第1の振れ検出センサで、光軸に対して垂直し、かつ互いが直交する二方向の振れ、すなわち、カメラ本体1の横方向および縦方向の振れを検出する。
7は第1の振れ補正駆動ユニットであり、第1の振れ検出センサ6で検出された振れ情報に基づいて、撮像素子5を光軸と略直交する面内(以下、光軸直交面内と称す)で移動させる。第1の振れ補正駆動ユニット7は、撮像素子5を光軸直交面内の一方向に移動させる駆動ユニットと、光軸直交面内において上記一方向と直交する方向に移動させる駆動ユニットとを有する。
つまり、カメラ本体1(カメラシステム)に加わる振動によってカメラ本体1の縦方向や横方向に像が変位した場合には、第1の振れ補正駆動ユニット7は、上記像の変位に応じて撮像素子5を光軸と略直交する方向に移動させることで、像振れを補正する。
8は焦点検出ユニットであり、サブミラー3bから導かれた被写体光束を二分する焦点検出光学系と、二分された光束が結像するCCDセンサなどの焦点検出センサを有する。焦点検出センサからは2つの像に対応した信号が出力され、該出力に基づいて交換レンズ2内の撮影光学系のデフォーカス量が検出される。このように焦点検出ユニット8は、いわゆる位相差検出方式による焦点検出に用いられる。
9はファインダ光学系であり、ミラー3(メインミラー3a)からの光束を複数回反射させるペンタプリズム9aと、ファインダレンズ9bとを有する。
次に、交換レンズ2内の構成について説明する。10はフォーカシングレンズであり、光軸方向に移動することで焦点調節を行う。11はAF駆動ユニットであり、後述するように焦点検出ユニット8での検出結果に基づいてフォーカシングレンズ10を駆動する。12は補正レンズ(光学部材)であり、後述するように光軸と略直交する面内を移動する(補正レンズ12を結像面と平行な略平面上でシフトさせる)ことで、光学的に像振れを補正する。
13は振動ジャイロや加速度センサ等で構成される第2の振れ検出センサで、光軸に対して垂直し、かつ互いが直交する二方向の振れ、すなわち、カメラ本体1の横方向および縦方向の振れを検出する。
14は第2の振れ補正駆動ユニットであり、第2の振れ検出センサ13で検出された振れ情報に基づいて、補正レンズ12を光軸直交面内で移動させる。第2の振れ補正駆動ユニット14は、補正レンズ12を光軸直交面内の一方向に移動させる駆動ユニットと、光軸直交面内において上記一方向と直交する方向に移動させる駆動ユニットとを有する。
交換レンズ2(カメラシステム)に加わる振動によってカメラ本体1の縦方向や横方向に像が変位した場合には、第2の振れ補正駆動ユニット14は、上記像の変位を打ち消す方向に補正レンズ12を移動させることで、像振れを補正する。
15は像面に入射する光量を調節する絞りユニットであり、カメラ本体1側で決定された絞り値になるように駆動される。上述したフォーカシングレンズ10、補正レンズ12および絞りユニット15によって撮影光学系が構成されている。
なお、図1では、フォーカシングレンズ10および補正レンズ12それぞれを1つのレンズで構成しているが、複数のレンズで構成することもできる。また、フォーカシングレンズ10および補正レンズ12以外にも、変倍用のレンズユニット(ズームレンズ)を配置することもできる。
図2は、本実施例のカメラシステムにおける内部構成を示すブロック図である。ここで、図1で説明した部材と同じ部材については、同一符号を用いている。
125はマイクロコンピュータで構成されるカメラCPUで、後述の如くカメラ本体1内の各種動作制御を司るとともに、カメラ本体1に交換レンズ2が装着されたときには、カメラ本体1はカメラマウント1aに設けられた通信用接点109c(クロック信号用)、109d(カメラ本体1から交換レンズ2への信号伝達用)を介して交換レンズ2との通信を行い、カメラCPU125から出力される制御信号によって、ズームレンズ駆動ユニット203、AF駆動ユニット11の動作を行わせたり、後述する第2の振れ補正ユニット102の制御を行う。また、レンズCPU201においても接点109c、109dを介してカメラCPU101との通信を行い、後述するように交換レンズ2における動作を制御する。
また、カメラマウント1aには、マウント部Vdd接点109a,GND接点109bが設けられ、該接点を介して、交換レンズ給2側に電源が供給される。
118は、使用者によって操作される電源SWであり、カメラCPU101を立ち上げてカメラシステム内の各アクチュエータやセンサ等への電源供給およびシステムの動作を可能な状態とするためのスイッチである。
126、127は、使用者によって操作される2段ストローク式のレリーズSWであり、この操作信号はカメラCPU101に入力される。
カメラCPU101は、レリーズSW126、127より入力された信号に応じた動作を行う。第1ストロークスイッチSW1(126)がON状態であれば、カメラCPU101は、撮影準備動作を開始させる。すなわち、カメラCPU101は、測光回路121を動作させ、測光結果に基づいて露出値(絞り値や露光時間)を決定したり、焦点検出回路120を動作させ、該焦点検出結果に基づいてフォーカス制御を行ったりする。第2ストロークスイッチSW2(127)がON状態になると、カメラCPU101は、測光結果から得られた露出値(絞り値)に基づき、レンズCPU201に対して絞りユニット15の駆動命令を送信するとともに、シャッタ・ミラー駆動ユニット122の駆動制御を行い、ミラー3を撮影光路から退避させ、シャッタ4を開閉動作させる。これにより、撮像素子5への露光動作が行われる。
128は露出モード選択スイッチ(SWM)であり、モード変更の操作は、この露出モード選択スイッチ128のON・OFFで行ったり、該スイッチ128と他の操作部材との同時操作により行ってもよい。
129は、カメラ本体1に設けられ、使用者によって操作されるIS選択スイッチ(SWIS)である。IS選択スイッチ129が操作されると(ON状態になると)、操作信号がカメラCPU101に入力される。カメラCPU101では、IS選択スイッチ129の出力信号を受けて防振モードが選択されたと判断する。なお、交換レンズ2側にIS選択SWが設けられている場合には、カメラ本体1側及び交換レンズ2側のうち少なくとも一方がON状態のときに防振モードが選択されたものと判断するように構成することも可能である。
また、カメラ本体1側には、カメラ振れを検知する第1の振れ検出センサ6、該第1の振れセンサ6からの信号に基づいてフィードバック制御を行う信号処理回路114、信号処理回路114からの制御信号によって像振れ補正動作を行う第1の振れ補正駆動ユニット7が設けられ、像振れを打ち消す方向に撮像素子5を移動させて像振れ補正を行う。
交換レンズ2側には、カメラ振れを検知する第2の振れ検出センサ13、該第2の振れ検出センサ13からの信号に基づいてフィードバック制御を行う信号処理回路207、信号処理回路207からの制御信号によって撮影光学系の一部の光学部材(補正レンズ12)を移動させて像振れ補正動作を行う第2の振れ補正駆動ユニット14が設けられ、補正レンズ12を移動させて像振れ補正を行う。
なお、レンズCPU201は、交換レンズ2内の情報(ズーム位置,フォーカス位置,絞り値の状態など)や、レンズに関する情報(開放絞り値,焦点距離,焦点検出演算に必要なデータなど)を通信用の接点109eを介してカメラ本体1側に伝達する。
ここで、カメラ本体1と交換レンズ2との間の通信について説明する。
通信には、カメラ本体1から交換レンズ2側に対して送られるシリアルクロック信号LCLK、同じくカメラ本体1から交換レンズ2側に送信されるデータ信号DCL、交換レンズ2からカメラ本体1側に送信されるデータ信号DLCのそれぞれ3本の信号線が使用され、クロック同期式のシリアル通信によって行われる。
具体的には図3のカメラ本体1と交換レンズ2との間の各信号のタイミングチャートに示すように、カメラ本体1又は交換レンズ2から送信されるデータ信号は、シリアルクロック信号LCLKの立ち下がりのタイミングで切換わり、受信側ではシリアルクロック信号LCLKの立ち上がりエッジによってラッチされる。1回の通信単位は8ビット(Bit)データで、MSB先頭で送信される。データラインが“H”のときのデータは「1」、“L”のときは「0」である。受信部と送信部は独立しており、1回の通信でカメラ本体から交換レンズ2側へのデータ通信と交換レンズ2からカメラ本体1側へのデータ送信が同時に行われる。
通信は交換レンズ2に対するコマンドという形で行われる。例えば、絞りを絞れ、または開放状態にしろ、焦点検出演算に必要な情報をカメラ本体1に送信せよ、というようなコマンドがROM等に予め格納されている。
図3では、まずカメラ本体1から交換レンズ2に対して「60h(16進)」というコマンドが送られる。通信のシステム上、この時同時に交換レンズ2側からもデータが送られるがが、このコマンド「60h」が送られてきた時には、交換レンズ2からカメラ本体1に対してはコマンド「00h」(何もしない、意味を持たない)が送られてくる。
ここで、「60h」は交換レンズ2に対して情報(例えば焦点距離,絞り値など)を返すよう要求するコマンドである。この命令がなされると、交換レンズ2は必要な情報を用意しておき、カメラ本体1から次に8つのクロックが送信されてくると同時にそれに同期して用意した情報をカメラ本体1に送信する。カメラ本体1はこの時、交換レンズ2から情報を得ることが目的なので、カメラ本体1から交換レンズ側2にはコマンドデータとして「00h」が送信される。この図3の例では、「60h」に対する返事として交換レンズ2から「21h」が送信されている。
以上のようにして、カメラ本体側で測距や測光のための演算にデータが必要になった場合、またフォーカシング動作、絞り動作など必要となる毎に通信が行われ、また、本実施例においては、カメラ本体1と交換レンズ2との間の、スイッチSWISのON/OFFの通信、交換レンズ2との間のIS機能の有無,IS作動などの通信手段としての役割も、この通信によって行われる。
図4は本実施例の交換レンズ2側に設けられる第1の振れ補正ユニット(像振れ補正装置)の一例を示したものである。
像振れ補正装置は、光軸と直交する互いに直交な、ピッチp方向とヨーy方向の2方向に駆動されるが、両方向とも同様な構成のため、ピッチ方向のみ説明する。
図4において、レンズ保持部材901はすべり軸受902pを介してピッチスライド軸903p上を摺動でき、ピッチスライド軸903pは中間アーム904に取り付けられている。
レンズ保持部材901の駆動力発生機構として、レンズ保持部材901にはコイル905pが取り付けられていて、固定枠906にはヨーク907pと永久磁石908pで構成される磁気回路が固定されている。そして、コイル905pに通電することにより、レンズ保持部材901はピッチ方向に駆動される。
また、レンズ保持部材901の変位検出機構としては、レンズ保持部材901に設けられた穴909p内に、スリット910p,集光レンズ911p,赤外発光ダイオード(以下、IREDと記す)912pが配置される。IRED912pと対向した固定枠906上には、受光器(以下、PSDと記す)913pが設置されている。
IRED912pから投光された近赤外光はスリット910pを通過してPSD913pに投射され、該PSD913pよりその光の位置に応じた信号が出力される。これにより、レンズ保持部材901の変位を検出することができる。ここで、PSD913pの出力を増幅回路914pで増幅し、駆動回路915pを通してコイル905p入力すると、レンズ保持部材901が駆動されてPSD913pの出力が変化する。これは図中実線で示す閉じた系になり、PSD913pの出力がゼロになる点(中立点)で安定する。
そして、カメラ振れに対する振れ検出センサ916pの出力が加算されると、レンズ保持部材901は振れ量を中立点として精度よく追従してゆき、像振れを補正するように該レンズ保持部材901が駆動される。
一方、像振れ補正を行っていない場合は、像振れ補正装置を電気的あるいは機械的に所定位置に固定(ロック)しておく必要がある。例えば、カメラを持ち運びする際、ロックされていなければ該像振れ補正装置を光軸に対して垂直な面内での移動を抑制する力はなく、持ち運びによる振動で不用意に揺動し、周辺の他部材との衝突による音の発生、さらには衝撃による像振れ補正装置の損傷、破壊ということが起こり得るからである。
従来、このようなロック機構は電気的または機械的に行う。電気的なロックの方法としては、一定の信号を入力して定位置になるように駆動させるという方法などがあるが、省電力化の観点から、このような電気的な方法よりも機械的にロックする方法が主流である。
このロック機構を詳細に説明すると、図4において、レンズ保持部材901には、円錐状の凹部917を被係合部として設けてあり、係合部である円錘状の凸部918を被係合である凹部917に係合(ロック)する(矢印919方向)。これにより、レンズ保持部材901のピッチ,ヨー方向の動きを規制し、ロック状態となる。
ロックを解除する際は、円錘状の凸部918が矢印919と反対の矢印920方向に動かされ、被係合部である円錘状凹部917より離れ、補正レンズと一体のレンズ保持部材901は光軸と直交する面内を自在に駆動可能なロック解除状態となる。
このような像振れ補正装置を一眼レフレックスカメラに適用する場合、像振れ補正装置は、交換レンズ,リアコンバータ,フロントコンバータ,防振用コンバータ,エクステンダなどに内蔵される。
次に、本実施例におけるカメラシステムの動作について説明する。図5はカメラCPU101の動作フローチャートである。
<カメラ本体側>
まず、カメラ本体1に交換レンズ2が装着された時に、カメラCPU101は交換レンズ2を認識するために、交換レンズ2側との通信を行う。また通信により得られた交換レンズの認識情報を示すIDデータを不図示のメモリ等に記憶する。
次に、カメラCPU101は、IDデータより交換レンズ2内にIS機能(振れ補正駆動ユニット14)が設けられているか否かの判別を行い、IS機能を有している場合はステップ104へ、有していない場合はステップ103へ進む。ステップ103では、交換レンズ2内にIS機能が無いとしてIS使用不可の表示を行う。
交換レンズ2側がIS機能を有している場合、カメラCPU101はIDデータにより交換レンズ2内の振れ検出センサ13の有無を判別し(S104)、振れ検出センサ13が無い場合はステップ105に進み、交換レンズ2内に振れ補正駆動ユニット14のみ有しているとして、交換レンズ2にIS作動可能信号を送信する。
交換レンズ2内に振れ検出センサ13が有ると判別された場合には、交換レンズ2内に振れ検出センサ13と振れ補正駆動ユニット14とが設けられているので、交換レンズ2に振れ補正駆動ユニット14のみ作動可能信号を送信し、交換レンズ2側の振れ検出センサ13での振れ検出を行わないようにする(S106)。
そして、ステップ107において、カメラ本体1内の振れ検出センサ6の出力を交換レンズ2側に一定周期で送るために、タイマ割込みをスタートさせる。
その後、レリーズスイッチSW1のON/OFFを検知し、OFFであればこのステップ108で待機する。レリーズスイッチSW1がONされたときにステップ109へ進み、測光回路121による測光、焦点検出回路120による焦点検出が行われ、露出値が決定される。
次に、焦点調節動作のため、カメラCPU101は交換レンズ2との通信を行う。ここでの通信は、焦点検出の演算結果により得られたフォーカシングレンズ10の駆動量を、レンズCPU201に送信するための通信である。この焦点調節動作において合焦判定を行い、合焦であればステップ111へ進む。
ステップ111では、スイッチSWISのON/OFFの判別を行い、ONであればステップ112へ進み、交換レンズ2側がIS機能を有していればステップ113へ進む。また、交換レンズ2側がIS機能を有していなければステップ114へ移行する。
交換レンズ2側にIS機能が設けられているときは、カメラ本体1側の第1の振れ検出センサ6の検出結果から算出された駆動量(第1の振れ補正量)に基づいて交換レンズ2側の振れ補正駆動ユニット14を駆動して補正レンズ12を移動させ、交換レンズ2側で補正しきれなかった補正残り量(第2の振れ補正量)がカメラ本体2側に送信される(S113)。この処理についてはレンズCPU201の動作フローにて詳細に説明する。
交換レンズ2側にIS機能が設けられてないときは、振れ検出センサ6の検出結果に基づいてカメラ本体1側の振れ補正駆動ユニット7(撮像素子5)を駆動するための駆動量を算出する。
ステップ115においてカメラCPU101は、交換レンズ2側から補正残り量を受信し、補正残りを補正するために必要なカメラ本体1側の撮像素子5の駆動量を算出する。そして、振れ補正駆動ユニット7を駆動して、補正残りに対する像振れ補正を行う(S116)。このとき、補正残り量のみの像振れ補正をカメラ本体1側で行うが、交換レンズ2側より送信された該補正残り量に対して、新たに振れ検出センサ6で検出した振れ分を加算した像振れ補正を行うようにしてもよい。
その後、レリーズスイッチSW2のON/OFFの判別を行い、OFFであればステップ1へ戻り、ONであればステップ118へ進む。このステップ118以降では撮影動作が行われ、その動作フローを図6に示す。
図6において、ステップ201では、レリーズスイッチSW2がONとなったことで、カメラCPU101が交換レンズ2側に露光開始信号を送信する。
そして、カメラCPU101は、シャッタ・ミラー駆動ユニット122の駆動制御を行い、ミラー3を撮影光路から退避させるとともに(S202)、シャッタ4を開閉動作させる(S203)。これにより、撮像素子5への露光動作が行われる。
露光動作が終了した後、撮像素子5から蓄積電荷を読み出し、読み出された信号は、信号処理回路(不図示)で所定の信号処理(色処理、圧縮処理等)が施されることで、画像データが生成される。この画像データは、不図示の画像記録回路によって、光ディスク、メモリーカード等の記録媒体に記録される。また、カメラCPU101は交換レンズ2側に露光終了信号を送信するとともに、ミラーダウンを行い、ステップ108へ戻る。
<交換レンズ側>
本実施例におけるカメラシステムのレンズCPU201の動作フローチャートを図7に示す。
まず、レンズCPU201は、カメラ本体1との通信を行う。ここでの通信は、カメラ本体1の識別情報、IS機能の有無などの情報をカメラ本体1から送信してもらうための通信である。これらカメラ本体1から送信された情報はメモリ等に記憶される(S301)。
次に、ステップ302において、カメラ本体1からフォーカシングレンズ10の駆動制御における制御信号(デフォーカス量など)を受信して、焦点調節動作を行うためにフォーカシングレンズ10の駆動制御を行う(S303)。
そして、カメラ本体1からのIS作動命令信号の受信有無の判別を行い、受信していない場合は、交換レンズ2内のIS機能を停止する(S305)。受信している場合は、第1の振れ検出センサ6が検出した振れ量から交換レンズ2側の振れ補正手段で像振れ補正を行うのに必要な駆動量(第1の振れ補正量)を算出し(S306)。この算出した駆動量を目標値として、第2の振れ補正駆動ユニット14を駆動して、補正レンズ12を移動させて像振れ補正を行う(S307)。
次に、ステップ308において、上記ステップ301で記憶したカメラ本体1の識別情報を読出し、カメラ本体1におけるIS機能の有無を判別し、IS機能を有していればステップ309へ、IS機能を有していなければなければステップ314へ移行する。
このステップ309では、レンズCPU201は補正レンズ12(レンズ保持部材901)の位置を図3で示したPSD913P、913Yで監視する。駆動目標と実際の補正レンズ12の駆動量のズレ量(駆動目標と実際の補正レンズ12の駆動量の差分;第2の振れ補正量)を求め、そのズレ量を補正残りとして記憶する。そして、このカメラ振れの補正残り情報をカメラ本体1に送信する(S310)。カメラCPU101は交換レンズ2から送信された補正残りに基づいてカメラ本体1側での像振れ補正を行う(S311)。
その後、カメラ本体1からの露光開始命令を受信したならば、ステップ313へ進んで、絞りユニット15の制御(絞り込み動作)を行い、露光終了信号を受信して絞りの開放動作を行い、ステップ302へ戻る。
このように本実施例では、複数の像振れ補正機能が組み合わさった場合に、振れ検出センサ6の検出結果に基づく振れ補正量(目標値)と、実際に駆動された交換レンズ2側の補正レンズ12の移動量とから、補正できなかった補正残り量(第2の振れ補正量)を求め、この補正残り量をカメラ本体1側の像振れ補正機能で補正を行うため、1つの像振れ補正機能を有する場合に比べて、より正確な振れ補正が可能なカメラシステムを実現できる。
図8、図9に実施例2におけるカメラシステムの動作フローチャートである。基本的に交換レンズ2側の振れ補正系は、カメラ本体1側の振れ補正系より防振敏感度(単位移動当たりの像面移動量)が高いので防振角が大きくとれ、振幅が大きい低周波振れの補正に適している。しかしその反面、低振幅の高周波振れに対する振れ補正が困難である問題を有している。
一方、カメラ本体1側の振れ補正系は、基本的に交換レンズ2側の振れ補正系より防振敏感度が低いので、小振幅の高周波振れに対する振れ補正の精度が高い。しかしその反面防振角が小さく振れ角が大きい低周波振れの補正が困難である問題を有している。
そこで、本実施例では、カメラ本体1側及び交換レンズ2側に設けられたそれぞれの振れ補正系の防振性能を最適に発揮させることが可能なカメラシステムを示す。
図8は実施例2のカメラシステム(カメラ本体1側)の動作フローチャートである。なお、ステップ401〜ステップ412は上記実施例1のステップ101〜ステップ112と同様であるので説明は省略し、異なる処理のみ説明する。
<カメラ本体1側>
ステップ412で交換レンズ2側におけるIS機能の有無が判別され、交換レンズ2側にIS機能がある場合には、カメラ本体1側の振れ検出センサ6の振れ検出値をカメラ本体1に設けられた不図示のローパスフィルタを介して、振れ検出センサ6の振れ検出値から高周波振れ成分(第2の振れ情報)をカットする。つまり、第1の振れ情報として低周波振れ成分を抽出する(S413)。
そして、この低周波振れ成分に基づいて振れ補正量を算出し、第2の振れ補正駆動ユニットの駆動制御を行い、交換レンズ2側での像振れ補正を行う(S415)。
さらに、カメラCPU101は、振れ検出センサ6の振れ検出値からステップ413で抽出された低周波振れ成分を減算し、高周波振れ成分(第2の振れ情報)を抽出し(S416)、この高周波振れ成分からカメラ本体1側の振れ補正系の駆動量を算出するとともに(S417)、カメラ本体1側の第1の振れ補正駆動ユニット7を駆動して、補正レンズ12による像振れ補正を行う。
このとき、カメラCPU101は、上記実施例1と同様に交換レンズ2側の像振れ補正動作における振れ補正残りを受信して、該補正残り量とともに高周波振れ成分に基づく像振れ補正を行う。
次に、本実施例の交換レンズ2側のカメラシステムの動作フローチャートである。なお、ステップ501〜ステップ505は上記実施例1の図7に示すステップ301〜ステップ305と同様であるので説明は省略し、異なる処理のみ説明する。
<交換レンズ2側>
ステップ506において、レンズCPU201は、ステップ501で記憶したカメラ本体1の識別情報を読出し、カメラ本体1側におけるIS機能の有無を判別し、IS機能を有していれば、図8のステップ413においてカメラ本体1側で抽出された低周波振れ成分の振れ情報を受信する。
ステップ509では、受信した低周波振れ成分に基づく駆動量(振れ補正量)を算出し、ステップ510で算出した駆動量を目標値として、交換レンズ2側の振れ補正系を駆動させる。このとき、レンズCPU201は補正レンズ12の位置を監視し、駆動目標と実際の補正レンズ12の駆動量のズレ量を求め、そのズレ量を補正残りとして記憶する。そして、このカメラ振れの補正残り情報をカメラ本体1に送信する
このように本実施例では、検出されたカメラ振れからカメラ振れの低周波振れ成分と高周波振れ成分とを求めて、交換レンズ2の振れ補正系で該低周波振れ成分に基づく像振れ補正を行い、かつカメラ本体1の振れ補正系で該高周波振れ成分に基づく像振れ補正を行う。このため、それぞれが得意とする周波数帯の振れ補正を行うことができる。つまり、振れ補正系の防振性能を適切に発揮させることが可能なカメラシステムを実現できる。
以上、実施例1、2では、交換レンズ2側でカメラ振れの低周波振れ成分の振れ補正を行い、カメラ本体1側で高周波振れ成分の振れ補正を行っているが、振れ補正系の単位移動量当たりの像振れ補正量が大きい方(振れ補正系の防振敏感度が高い方)が低周波振れ成分に基づく像振れ補正を担い、単位移動量当たりの像振れ補正量が小さい方(振れ補正系の防振敏感度が低い方)が高周波振れ成分に基づく像振れ補正を担うように選択してもよい。
また、カメラ本体1内の振れ検出センサを用いているが、交換レンズ2内の振れ検出さセンサを用いてもよく、例えば第1及び第2の振れ検出センサの一方又は両方を用いてカメラ振れを検出するように複数の振れ検出センサを選択的に用いてもよい。
さらに、交換レンズ2側の振れ補正機能を優先的に作動するようにしたが、カメラ本体1側の振れ補正機能を優先的に作動させてもよい。
また、防振機能内蔵カメラと防振機能内蔵交換レンズの組合せの例を示したが、防振機能付きであれば、カメラ本体とエクステンダ、防振コンバータ、フロント防振コンバータと交換レンズなどの組合せでも良い。
また、交換レンズ2側において、補正レンズ12を光軸直交面内で移動させて像振れ補正を行う場合について説明したが、交換レンズ2内に、高屈折率の液体を封入した可変頂角プリズム(バイアングルプリズム、光学部材)を設け、該プリズムの頂角を変更することによって像振れ補正を行うこともできる。
また、カメラ本体1側において、撮像素子5を移動させて像振れ補正を行う場合について説明したが、撮像素子5に結像される被写体像の画像データを処理することで像振れ補正を行う所謂、電子防振にて振れ補正を行うことも可能である。
本発明の実施例1に係るカメラシステムの概略構成図。 本発明の実施例1に係るカメラシステムの構成ブロック図。 本発明の実施例1に係るカメラシステムのタイミングチャート図。 本発明の実施例1に係る像振れ補正装置の構成図。 本発明の実施例1に係るカメラシステム(カメラ側)の動作フローチャート図。 本発明の実施例1に係るカメラシステムの撮影動作を示すフローチャート図。 本発明の実施例1に係るカメラシステム(交換レンズ側)動作フローチャート図。 本発明の実施例2に係るカメラシステム(カメラ側)の動作フローチャート図。 本発明の実施例2に係るカメラシステム(交換レンズ側)動作フローチャート図。
符号の説明
1 カメラ本体
2 交換レンズ(レンズ装置)
5 撮像素子
6 第1の振れ検出センサ
7 第1の振れ補正駆動ユニット
12 補正レンズ(光学部材)
13 第2の振れ検出センサ
14 第2の振れ補正駆動ユニット
101 カメラCPU
201 レンズCPU201

Claims (17)

  1. 第1の振れ補正手段を有するカメラと、第2の振れ補正手段を有し、前記カメラに装着されるレンズ装置とを備えたカメラシステムであって、
    前記カメラ及び前記レンズ装置の一方に設けられた振れ検出手段と、
    前記振れ検出手段の検出結果に基づいて第1の振れ補正量を求める制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記第1の振れ補正量と、前記第1の振れ補正量に応じて駆動された前記第1の振れ補正手段又は前記第2の振れ補正手段の移動量とに基づいて、第2の振れ補正量を求めることを特徴とするカメラシステム。
  2. 前記制御手段は、前記第1の振れ補正量と前記移動量との差分を求めることを特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。
  3. 前記第2の振れ補正量は、前記差分を含むことを特徴とする請求項2に記載のカメラシステム。
  4. 前記第1の振れ補正量に基づいて像振れ補正を行う振れ補正手段とは異なる第1又は第2の振れ補正手段のうち一方を用いて、前記第2の振れ補正量に基づく像振れ補正を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のカメラシステム。
  5. 前記制御手段は、前記第1及び第2の振れ補正手段の単位移動当たりの像面移動量に応じ、前記第1及び第2の振れ補正手段の一方を選択することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のカメラシステム。
  6. 前記第1の振れ補正量に基づく像振れ補正は、前記第1及び第2の振れ補正手段のうち前記像面移動量の大きい振れ補正手段を用いて行うことを特徴とする請求項5に記載のカメラシステム。
  7. 第1の振れ補正手段を有し、第2の振れ補正手段が設けられたレンズ装置が装着されるカメラであって、
    前記カメラ及び前記レンズ装置の一方に設けられた振れ検出手段の検出結果に基づいて第1の振れ補正量を求める制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記第1の振れ補正量と、前記第1の振れ補正量に応じて駆動された前記第1の振れ補正手段又は前記第2の振れ補正手段の移動量とに基づいて、第2の振れ補正量を求めるカメラ。
  8. 第1の振れ補正手段が設けられたカメラに装着され、第2の振れ補正手段を有するレンズ装置であって、
    前記カメラ及び前記レンズ装置の一方に設けられた振れ検出手段の検出結果に基づいて第1の振れ補正量を求める制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記第1の振れ補正量と、前記第1の振れ補正量に応じて駆動された前記第1の振れ補正手段又は前記第2の振れ補正手段の移動量とに基づいて、第2の振れ補正量を求めるレンズ装置。
  9. 第1の振れ補正手段を有するカメラと、第2の振れ補正手段を有し、前記カメラに装着されるレンズ装置とを備えたカメラシステムであって、
    前記カメラ及び前記レンズ装置の一方に設けられた振れ検出手段と、
    前記振れ検出手段の検出結果に基づいて第1の振れ情報及び第2の振れ情報を求め、求められた前記第1の振れ情報及び前記第2の振れ情報に基づいて前記第1の振れ補正手段および前記第2の振れ補正手段を駆動する制御手段とを有することを特徴とするカメラシステム。
  10. 前記第2の振れ情報は、前記振れ検出手段の検出結果に基づく振れ補正情報から前記第1の振れ補正情報を除いたものであることを特徴とする請求項9に記載のカメラシステム。
  11. 前記第1の振れ補正情報に基づいて像振れ補正を行う振れ補正手段とは異なる第1又は第2の振れ補正手段のうち一方を用いて、前記第2の振れ補正情報に基づく像振れ補正を行うことを特徴とする請求項9又は10に記載のカメラシステム。
  12. 前記第1の振れ情報は、前記カメラ振れにおける低周波成分であることを特徴とするセ請求項9から11のいずれか1つに記載のカメラシステム。
  13. 前記制御手段は、前記第1の振れ補正情報に基づいて前記第2の振れ補正手段の駆動制御を行うことを特徴とする請求項9から12のいずれか1つに記載のカメラシステム。
  14. 前記制御手段は、前記第1及び第2の振れ補正手段の単位移動当たりの像面移動量に応じ、前記第1及び第2の振れ補正手段の一方を選択することを特徴とする請求項9から13のいずれか1つに記載のカメラシステム。
  15. 前記制御手段は、前記第1及び第2の振れ補正手段のうち、前記像面移動量の大きい振れ補正手段を用いて、前記第1の振れ情報に基づく行うことを特徴とする請求項13に記載のカメラシステム。
  16. 第1の振れ補正手段を有し、第2の振れ補正手段が設けられたレンズ装置が装着されるカメラであって、
    前記カメラ及び前記レンズ装置の一方に設けられた振れ検出手段の検出結果に基づいて第1の振れ情報及び第2の振れ情報を求め、求められた前記第1の振れ情報及び前記第2の振れ情報に基づいて前記第1の振れ補正手段および前記第2の振れ補正手段を駆動する制御手段とを有することを特徴とするカメラ。
  17. 第1の振れ補正手段が設けられたカメラに装着され、第2の振れ補正手段を有するレンズ装置であって、
    前記カメラ及び前記レンズ装置の一方に設けられた振れ検出手段の検出結果に基づいて第1の振れ情報及び第2の振れ情報を求め、求められた前記第1の振れ情報及び前記第2の振れ情報に基づいて前記第1の振れ補正手段および前記第2の振れ補正手段を駆動する制御手段とを有することを特徴とするレンズ装置。

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