JP2004144939A - デジタルカメラおよびカメラシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルム式カメラ用に作られた明るい交換レンズを装着してもピンボケを生じず、高速に合焦位置を検出するデジタルカメラ、およびデジタルカメラとデジタルカメラに装着可能な交換レンズを含むカメラシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】レンズの絞りが所定の絞りよりも明るいときには、位相差検出方式により高速におおまかな合焦位置を検出し、そのおおまかな合焦位置の近傍領域内でコントラスト検出方式による正確な合焦位置の検出を行う。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラ、および交換式の撮影レンズとその交換式の撮影レンズの装着が可能なデジタルカメラとからなるカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、交換式の撮影レンズをオートフォーカス(以下、AFと省略する)カメラに装着したレンズ交換式AFカメラシステムが広範に知られている。このレンズ交換式AFカメラシステムにおいては、近年、フィルム式カメラ用に開発された交換レンズを撮像素子が適用されたAFデジタルカメラに装着するなどというように、フィルム式カメラ用のものとデジタルカメラ用のものとを組み合わせて使用する需要が高まっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
ところで、レンズ交換式AFカメラシステムにおけるAF実現方式としては、通常、レンズを前後に移動させながら、レンズを通ってきた被写体光を分光して一対のセンサ上にそれぞれ結像し、被写体像同士の位相差から合焦位置を検出する、いわゆる位相差検出方式が採用されている。この位相差検出方式によると、フィルムや撮像素子が配置された撮像面と比べて前方に結像している(前ピン)、あるいは後方に結像している(後ピン)ということや、さらにはおおまかな合焦位置などを予め判定できるため、レンズを全駆動範囲で移動させて合焦位置の検出を行う必要がなく、高速に合焦位置を検出することができる。
【0004】
ここで、上記のセンサによる合焦位置の検出は、レンズの絞りがf2.8からf5.6程度のときにレンズを通ってきた被写体光、つまりf2.8からf5.6程度の光束の被写体光に対して行われるのが一般的である。したがって、例えば、開放絞り値(絞りを全開にしたときの明るさ)がf2.8よりも明るい交換レンズを用いて、かつ絞りがf2.8よりも明るい条件で撮影を行う場合には、レンズがセンサで検出された合焦位置にあるときの結像面(以下、合焦位置における結像面を良像面と称する)が撮像面とは異なってしまうことがある。これを解消するため、開放絞り値がf2.8よりも明るい交換レンズは、f2.8より明るい絞りのときの良像面が撮像面と、
焦点深度t=2×許容錯乱円径δ×レンズの開放絞り値 …(a)
で算出される焦点深度範囲内で一致するように設計されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−75385号公報(第3頁、第4頁、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、フィルムの許容錯乱円径は撮像素子の許容錯乱円径の2倍から5倍の大きさであり、フィルム式カメラはデジタルカメラよりも焦点深度が2倍から5倍大きい。したがって、フィルム式カメラ用の交換レンズをデジタルカメラに装着すると、f2.8より明るい絞りで撮影した場合に、交換レンズの設計がフィルムでは焦点深度内であるが撮像素子では焦点深度からはずれてしまい、いわゆるピンボケが生じる恐れがある。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑み、フィルム式カメラ用に作られた明るい交換レンズを装着してもピンボケを生じないデジタルカメラ、そのようなデジタルカメラにに装着可能な交換レンズ、およびそれらを含むカメラシステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のデジタルカメラは、ピント調節自在な撮影レンズにより結像された被写体を捉えることにより画像データを生成する撮像部と、
撮影レンズにより被写体像の相互に同一の一部分が結像される一対のセンサを有しその一対のセンサに結像された被写体像部分どうしの位相差を検出することにより撮影レンズの合焦位置を検出する第1ピント検出部と、
撮影レンズのピントを移動させながら、撮像部で得られた画像データに基づいて被写体像のコントラストを検知することにより撮影レンズの合焦位置を検出する第2ピント検出部と、
第1ピント検出部による検出結果に基づいて撮影レンズのピントが合焦位置に対し所定の近傍領域に入るように撮影レンズのピントを調節するとともに、所定の近傍領域内において第2のピント検出部による検出結果に基づいて撮影レンズのピントを合焦位置に調節するピント調節部とを備えたことを特徴とする。
【0009】
一対のセンサで被写体像の同一の一部分を結像して、その被写体像部分同士の位相差から合焦位置を検出する位相差検出方式は、高速な合焦位置検出を実現する方式として広範に適用されている。しかし、センサが結像できる被写体光の光束には限りがあり、例えば、f2.8よりも明るい絞りで撮影を行うときなどには、検出した合焦位置に誤差を含んでしまうことがある。それに対し、撮像素子などで結像された被写体像のコントラストから合焦位置を検出するコントラスト検出方式は、レンズを通る全ての光束の被写体光に対して適用することができるが、上記の位相差検出方式と比較して合焦位置の検出に多くの時間がかかってしまうという問題がある。
【0010】
本実施形態のデジタルカメラは、まず第1ピント検出部で上記の位相差検出方式を採用したおおまかな合焦位置の検出を行い、その合焦位置の近傍領域内において、第2ピント検出部でコントラスト検出方式を採用した正確な合焦位置の検出を行う。処理時間がかかるコントラスト検出方式で検出する範囲を予め絞り込むことにより、高速かつ正確に合焦位置を検出することができる。
【0011】
また、本発明のデジタルカメラにおいて、前記所定の近傍領域は、前記第1ピント検出部で検出された合焦位置の前後
1/30×(撮影レンズの開放絞り値)(mm)
の領域であることが好ましい。
【0012】
通常、位相差検出方式を適用する際に用いられるセンサは、絞りがf2.8からf5.6程度のときの光束において検出に用いられる。このため、撮影レンズは、例えばf2.8より明るい絞りのときの良像面と撮像面とが、上述した式(a)で算出される焦点深度範囲内で一致するように設計されている。したがって、f2.8より明るい絞りで撮影した場合には、位相差検出方式によって検出された合焦位置を挟んだ焦点深度範囲内においてコントラスト検出方式による検出を行うことで、いっそう正確な合焦位置を検出することができる。つまり、第1ピント検出部で検出された合焦位置の前後
許容錯乱円径δ×撮影レンズの開放絞り値(mm) …(b)
の領域を第2ピント検出部で検出すれば正確な合焦位置を取得することができる。また、上記の許容錯乱円径は、フィルムの許容錯乱円径の方が撮像素子の許容錯乱円径よりも2倍から5倍程度大きく、例えば、撮影レンズがフィルム式カメラ用に開発された交換レンズである場合には、交換レンズが設計されている焦点深度が撮像素子式デジタルカメラの焦点深度の範囲外にはずれてしまう恐れがある。したがって、このような場合には、焦点深度の深いフィルム式カメラに合わせた領域内を第2ピント検出部で検出することが好ましい。135サイズのフィルムの場合、許容錯乱円径δは1/30mmが標準的に採用されており、これを式(b)に代入すると、第2ピント検出部で検出する領域は、第1ピント検出部で検出された合焦位置の前後
1/30×撮影レンズ(交換レンズ)の開放絞り値(mm)
の領域であることが算出される。
【0013】
また、本発明のカメラシステムは、結像された被写体像を捉えることにより画像データを生成する撮像部を備えたデジタルカメラ本体部と、
ピント調節自在な撮影光学系を備えデジタルカメラ本体部に着脱自在に装着されて被写体像を結像する交換レンズとを具備し、
デジタルカメラ本体部は、
交換レンズにより被写体像の相互に同一の一部分が結像される一対のセンサを有し一対のセンサに結像された被写体像部分どうしの位相差を検出することにより交換レンズの合焦位置を検出する第1ピント検出部と、
撮像部で得られた画像データに基づいて被写体像のコントラストを検知することにより交換レンズの合焦位置を検出する第2ピント検出部と、
第1ピント検出部で検出された合焦位置に基づいて交換レンズの合焦位置を求めるとともに、交換レンズのピントが第1のピント検出部で検出された合焦位置に対し所定の近傍領域内にあるときには第2のピント検出部による検出結果に基づいて交換レンズの合焦位置を決定する合焦位置決定部とを備え、
交換レンズは、交換レンズのピントを、合焦位置決定部で決定された合焦位置に調節するピント調節部を備えたものであることを特徴とする。
【0014】
本発明のカメラシステムによると、高速かつ正確に合焦位置を検出することができる。
【0015】
さらに、本発明のカメラシステムにおいて、上記の所定の近傍領域は、前記第1ピント検出部で検出された合焦位置の前後
1/30×(交換レンズの開放絞り値)(mm)
の領域であることが好ましい。
【0016】
フィルムの許容錯乱円径は撮像素子の許容錯乱円径よりも2倍から5倍大きいため、フィルム式カメラの焦点深度範囲内には必ずデジタルカメラの焦点深度が含まれる。したがって、第2ピント検出部では、
第1ピント検出部で検出された合焦位置を挟んだフィルム式カメラの焦点深度範囲内=第1ピント検出部で検出された合焦位置±フィルムの許容錯乱円径×(交換レンズの開放絞り値)(mm)
の範囲、つまり第1ピント検出部で検出された合焦位置の前後
1/30×(交換レンズの開放絞り値)(mm)
の範囲を検出することによって、高速かつ正確に合焦位置を検出することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態のカメラ10の外観図である。
【0019】
カメラ10は、交換レンズ40がカメラ本体20に装着されて構成されている。このカメラ本体20は、被写体に自動的にピントを合わせるAFデジタルカメラであり、金属環30によって交換レンズ40を着脱自在に装着することができる。また、カメラ本体20には、撮影時に押されるシャッタボタン21、撮影モードを切り替えるモード切替ダイヤル22が備えられている。シャッタボタン21は半押し、および全押しの2段階に押下可能であり、シャッタボタン21を半押しすると焦点を合わせるための動作等の撮影準備がカメラ10の内部で行われ、シャッタボタン21を全押しするとシャッタが切られて実際の撮影が行われる。交換レンズ40は、フィルムに撮影画像を焼き付けるフィルム式カメラ用として設計された交換式の撮影レンズであるが、カメラ本体20に装着されると通常のデジタルカメラ用の撮影レンズとほぼ同様の動作でピントの調節を行う。この交換レンズ40は本発明のデジタルカメラにおける撮影レンズの一例にあたるとともに、本発明のカメラシステムにおける交換レンズの一例に相当する。また、カメラ本体部20は、本発明のカメラシステムにおけるデジタルカメラ本体部の一例に相当する。
【0020】
ここで、カメラ10の内部の構造について説明する。
【0021】
図2は、カメラ10を、光軸を通る垂直な面で切断したときの断面図である。
【0022】
交換レンズ40の内部には、被写体に焦点を合わせるフォーカスレンズや焦点距離を調整するズームレンズなどで構成されたレンズ41、およびレンズ41を通る被写体光の光束を絞って光の量を調整する絞り42が備えられている。また、カメラ本体20の内部には、中央部分がハーフミラーになっており、レンズ41を通ってきた被写体光を、撮像素子240の方へ透過させるとともにファインダ250の方へ反射させる可動のメインミラー210、メインミラー210を透過してきた被写体光を合焦検出回路230の方へ反射させるサブミラー220、後述する位相差検出方式によって合焦位置を検出する合焦検出回路230、被写体光を受光して、その被写体光をアナログ信号である被写体信号に変換する撮像素子240、接眼レンズを含み、撮影者が被写体の位置などを定めるために覗くファインダ250が備えられており、カメラ本体部20と交換レンズ40は、交換レンズ40の基準面であるマウント面43とカメラ本体20の基準面であるフランジ面260が対向するように接合している。
【0023】
次に、図2を用いて、カメラ10の光学系の概略について説明する。交換レンズ40内のレンズ41を通ってカメラ本体20の内部に入射された被写体光は、まずメインミラー210で反射および透過される。メインミラー210で反射された被写体光はファインダ用結像面261で結像し、その被写体像はファインダ250を通して撮影者によって確認される。また、メインミラー210で透過された被写体光の一部は、サブミラー220で合焦検出回路230の方へ反射され、AF用1次結像面262で結像する。AF用1次結像面262上には合焦検出回路230が配置されており、この合焦検出回路230には、入射した被写体光を分光する分光レンズ231、分光レンズ231から入射した被写体光をセンサ器233の方へ反射させる反射ミラー232、および分光レンズ231で分光された被写体光をそれぞれ結像する一対のセンサが含まれたセンサ器233が備えられている。サブミラー220で反射された被写体光は、分光レンズ231で分光され、分光されたそれぞれの被写体光が反射ミラー232で反射されてAF用2次結像面263で結像する。AF用2次結像面263上には一対のセンサが配置されており、センサ器233では、各センサで結像されたそれぞれの被写体像の共通の一部分同士の位相差が検出される。この位相差の検出がレンズ41を光軸方向に動かしながら行われ、位相差が0となるときのレンズ41の位置が合焦位置として検出される(位相差検出方式)。この位相差検出方式を用いると、予めおおまかな合焦位置やレンズを動かす向きなどを判別できるため、高速に合焦位置を検出できるが、センサ器233で合焦位置を検出できるのは、絞りが2.8の光束までに限られ、それ以上に明るい絞りのときには、検出された合焦位置に誤差が含まれる。さらに、メインミラー210で透過された被写体光の一部は撮像素子240の方へ直進し、撮像面264上で結像する。撮像面264上には撮像素子240が配置されており、撮像素子240では、結像された被写体像を表すアナログの被写体信号が生成される。また、実際の撮影時には、メインミラー210およびサブミラー220が光軸を妨げないように跳ね上がり、レンズ41を通ってきた被写体光は、全て直進して撮像素子240上に結像される。センサ器233に含まれる一対のセンサは、本発明のデジタルカメラにおける一対のセンサの一例にあたる。
【0024】
次に、カメラ10の内部の構成ついて説明する。
【0025】
図3は、カメラ10の機能ブロック図である。カメラ10には、交換レンズ40にレンズ駆動部310、および絞り駆動部320が備えられており、カメラ本体20にミラー駆動部330、AF駆動部340、シャッタ駆動部350、撮像部360、信号処理部370、CPU380が備えられており、さらに、撮影画像を記録しておく記録媒体である記録部400が接続されている。
【0026】
レンズ駆動部310は、カメラ本体20のCPU380から各レンズの位置の情報を指示されると、レンズ41に取り付けられているモータを駆動して、各レンズを指示された位置に設定する。このレンズ駆動部310は、本発明の交換レンズにおけるピント調節部の一例に相当する。
【0027】
絞り駆動部320は、絞り42に取り付けられているモータを駆動し、撮影者が交換レンズ40に備えられている絞り調節手段(図示しない)を用いて設定した絞り値に絞り42を調節する。設定された絞り値の情報は、カメラ本体20のCPU380に送られる。
【0028】
ミラー駆動部330は、CPU380からの指示に従って、メインミラー210およびサブミラー220に取り付けられているモータを駆動し、メインミラー210およびサブミラー220を図3に示す位置、あるいは光軸を妨げない位置に設定する。
【0029】
AF駆動部340は、CPU380からの指示に従って、合焦検出回路230を駆動する。合焦検出回路230で検出された位相差検出方式による合焦位置は、CPU380に送られる。合焦検出回路230およびAF駆動部340をあわせたものは、本発明のデジタルカメラおよびデジタルカメラ本体部における第1ピント検出部の一例に相当する。
【0030】
シャッタ駆動部350は、CPU380からシャッタ速度を指示されると、シャッタ(図示しない)に取り付けられているモータを駆動し、指示されたシャッタ速度でシャッタを切る。
【0031】
撮像部360は、撮像素子240を含み、CPU380からの指示に従って、撮像素子240で被写体像を表すアナログ信号である撮像信号を生成する。この撮像信号は、さらにデジタル信号である撮影画像データに変換され、信号処理部370に送られる。この撮像部360は、本発明のデジタルカメラにおける撮像部の一例に相当する、
信号処理部370は、撮像部360から送られた撮影画像データに基づいて、被写体像のコントラストを検出するとともに、被写体像の輝度を測定する。検出された被写体像のコントラスト、および輝度の情報は、CPU380に送られる。
【0032】
CPU380は、図3に示す各要素に動作の指示を送るとともに、信号処理部370から被写体像のコントラストと輝度の情報を取得して、コントラストが最も大きくなるときのレンズ41の位置(コントラスト方式による合焦位置)を決定し、輝度の情報からシャッタスピードを決定する。シャッタスピードの情報は、シャッタ駆動部350に送られる。さらに、交換レンズ40の絞り駆動部320から送られた絞り値、AF駆動部340から送られた位相差検出方式による合焦位置、および決定したコントラスト方式による合焦位置からレンズ41を設定する合焦位置(以下、この合焦位置を合焦レンズ位置と称する)を決定する。決定された合焦レンズ位置の情報は、レンズ駆動部310に送られる。信号処理部370とCPU380をあわせたものは、本発明のデジタルカメラおよびデジタルカメラ本体部における第2ピント検出部の一例にあたり、CPU380は、本発明のデジタルカメラ本体部における合焦位置決定部の一例に相当する。さらに、CPU380とレンズ駆動部310をあわせたものは、本発明のデジタルカメラにおけるピント調節部の一例に相当する。
【0033】
本実施形態のカメラ10は、基本的には以上のように構成されているものであり、以下、このカメラ10を用いて被写体を撮影する手順について説明する。
【0034】
まず、撮影者はファインダ250を覗いて、被写体のフレーミングを行う。このとき、カメラ10の内部では、レンズ41を通ってきた被写体光がメインミラー210で反射され、ファインダ用結像面261で結像する。結像した被写体像は、ファインダ250を通して撮影者によって確認される。
【0035】
次に、撮影者は交換レンズ40に備えられた絞り調節手段(図示しない)を用いて絞り値を調節し、図1のシャッタボタン21を半押しする。
【0036】
図4は、合焦レンズ位置を検出する手順を示すフローチャートである。以下、このフローチャートを使って説明する。
【0037】
撮影者によって絞り値が設定されると、図3に示す絞り駆動部320は絞り42に取り付けられたモータを駆動し、設定された絞り値に絞り42を調節する。また、設定された絞り値の情報はCPU380に送られる。
【0038】
CPU380は、絞り値の情報を取得すると(図4のステップ(a))、図3の各要素に、その絞り値によって異なる動作指示を送る。
【0039】
例えば、絞り値が図3の合焦検出回路230で合焦位置を検出できる絞りの閾値であるf2.8より大きく、合焦検出回路230で合焦位置を検出できる場合(図4のステップ(b))、CPU380は、図3のAF駆動部340に駆動の指示を送る。
【0040】
CPU380から指示を受けたAF駆動部340は、合焦検出回路230を駆動する。メインミラー210を透過した被写体光は、サブミラー220で反射されてAF用1次結像面262で結像する。さらに、被写体光は反射ミラー232で反射されてAF用2次結像面263で結像し、分光ミラー231で分光されたそれぞれの被写体光の位相差からセンサ器233でおおまかな合焦位置が検出される。このおおまかな合焦位置の情報はCPU380に送られる。
【0041】
CPU380は、レンズ駆動部310におおまかな合焦位置の情報とレンズ駆動の指示を送るとともに、AF駆動部340に駆動の指示を送る。
【0042】
レンズ駆動部310は、レンズ41のモータを駆動して指示されたおおまかな合焦位置にレンズ41を設定し、さらに、その合焦位置の近くの領域内でレンズ41を光軸方向に動かす。
【0043】
AF駆動部340は、合焦検出回路230を駆動して、レンズ41が移動するのに伴って、位相差検出方式による合焦位置の検出を行う(図4のステップ(c))。検出された位相差検出方式による合焦位置はAF駆動部340を通してCPU380に送られる。
【0044】
CPU380は、AF駆動部340から位相差検出方式による合焦位置の情報を取得すると、その位相差検出方式による合焦位置を合焦レンズ位置と決定し、合焦レンズ位置の情報をレンズ駆動部310に送る。
【0045】
レンズ駆動部310は、レンズ41のモータを駆動してレンズ41を指示された合焦レンズ位置に設定する(図4のステップ(d))。
【0046】
また、例えば、図4のステップ(b)において、絞り値がf2.8より小さく、合焦検出回路230では正確な合焦位置を検出できない場合、CPU380は、まず、焦点深度δを算出する(図4のステップ(e))。焦点深度δは
焦点深度δ=許容錯乱円径×レンズの開放絞り値
で算出される。本実施形態においては、交換レンズ40はフィルム式カメラ用に設計されたものであり、交換レンズ40とカメラ本体20の許容錯乱円径が異なる。交換レンズ40に関するフィルムの許容錯乱円径の方が、カメラ本体20に関する撮像素子の許容錯乱円径よりも大きいため、ここではフィルムの許容錯乱円径=1/30を用いる。例えば、交換レンズ40の開放絞り値がFno1.4であるとすると、焦点深度δは、
焦点深度δ=1/30×1.4=1.4/30
となる。さらに、CPU380は、図3のAF駆動部340、およびレンズ駆動部310に駆動の指示を送り、合焦検出回路230ではステップ(c)と同様な位相差検出方式による合焦位置の検出が行われる。AF駆動部340は、検出された位相差検出方式による合焦位置をCPU380に送る(図4のステップ(f))。
【0047】
CPU380は、AF駆動部340から位相差検出方式による合焦位置の情報を取得すると、
レンズ位置=位相差検出方式による合焦位置―焦点深度δ
で算出されるレンズ位置の情報を図3のレンズ駆動部310に送る。
【0048】
レンズ位置の情報を取得したレンズ駆動部310は、レンズ41のモータを駆動して、指示されたレンズ位置にレンズ41を設定する(図4のステップ(g))。
【0049】
さらに、CPU380は、撮像部360およびレンズ駆動部310に駆動の指示を送る。
【0050】
レンズ駆動部310は、レンズ41のモータを駆動し、レンズ41を光軸方向に、レンズ41が設定されているレンズ位置〜位相差検出方式による合焦位置+焦点深度δまでの範囲内で光軸方向に移動させる。この焦点深度δは、本発明にいう所定の近傍領域の一例に相当する。
【0051】
撮像部360は、レンズ41の駆動に伴って、メインミラー210を透過してきた被写体光を受光し、その被写体像に伴う撮影画像データを生成する。撮影画像データは、信号処理部370に送られる。
【0052】
信号処理部370では、撮影画像データから被写体像のコントラストおよび輝度を検出し、そのコントラストおよび輝度の情報をCPU380に送る。
【0053】
CPU380は、信号処理部370からコントラストおよび輝度の情報を取得し、コントラストが最大のときのレンズ41の位置であるコントラスト検出方式による合焦位置を決定し、輝度の情報からシャッタスピードを算出する(図4のステップ(h))。
【0054】
さらに、CPU380は、コントラスト検出方式による合焦位置を合焦レンズ位置と決定し、合焦レンズ位置の情報をレンズ駆動部310に送る。
【0055】
レンズ駆動部310は、レンズ41のモータを駆動してレンズ41を指示された合焦レンズ位置に設定する(図4のステップ(i))。
【0056】
以上で図4のフローチャートの説明を終了し、カメラ10を用いた撮影の説明に戻って説明する。
【0057】
撮影者によって、図1のシャッタボタン21が全押しされると、実際の撮影が開始される。
【0058】
このとき、カメラ10の内部では、シャッタボタン21が全押しされたことがCPU380によって認識され、CPU380は、ミラー駆動部330に駆動の指示を送る。
【0059】
ミラー駆動部330は、CPU380からの指示に従い、メインミラー210およびサブミラー220に取り付けられたモータを駆動し、光軸を妨げないように両ミラーを移動させる。
【0060】
さらに、CPU380は、シャッタ駆動部350にシャッタスピードの情報を送る。
【0061】
シャッタスピードの情報を取得したシャッタ駆動部350は、指示されたシャッタスピードでシャッタを切り、撮影が開始される。
【0062】
シャッタが切られると、レンズ41を通って直進してきた被写体光が撮像部360で受光され、撮影画像データが生成される。生成された撮影画像データは、記録部400に記録される。
【0063】
ここで、上記では、フィルム式カメラ用に設計された交換レンズをデジタルカメラに装着する場合について説明したが、例えば、デジタルカメラ用の交換レンズをデジタルカメラに装着するものであってもよく、交換レンズではなく、デジタルカメラに備えられた撮影レンズであってもよい。
【0064】
また、上記では、所定の近傍領域として、135mmフィルムの一般的な許容錯乱円径を用いた(合焦位置±1/30×レンズの開放絞り値)の領域を適用してついて説明したが、許容錯乱円径は1/30に限るものではなく、例えば、デジタルカメラ用の交換レンズを装着する場合などには撮像素子の許容錯乱円径を適用するものであってもよい。
【0065】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、フィルム式カメラ用に作られた明るい交換レンズを装着してもピンボケを生じず、高速に合焦位置を検出するデジタルカメラ、そのようなデジタルカメラにに装着可能な交換レンズ、およびそれらを含むカメラシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のカメラ10の外観図である。
【図2】カメラ10を、光軸を通る垂直な面で切断したときの断面図である。
【図3】カメラ10の機能ブロック図である。
【図4】合焦レンズ位置を検出する手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10  カメラ
20  カメラ本体
30  金属環
40  交換レンズ
21  シャッタボタン
22  モード切替ダイヤル
41  レンズ
42  絞り
43  マウント面
210  メインミラー
220  サブミラー
230  合焦検出回路
231  分光レンズ
232  反射ミラー
233  センサ器
240  撮像素子
250  ファインダ
260  フランジ面
261  ファインダ用結像面
262  AF用1次結像面
263  AF用2次結像面
264  撮像面
310  レンズ駆動部
320  絞り駆動部
330  ミラー駆動部
340  AF駆動部
350  シャッタ駆動部
360  撮像部
370  信号処理部
380  CPU
400  記録部

Claims (4)

  1. ピント調節自在な撮影レンズにより結像された被写体を捉えることにより画像データを生成する撮像部と、
    前記撮影レンズにより被写体像の相互に同一の一部分が結像される一対のセンサを有し該一対のセンサに結像された被写体像部分どうしの位相差を検出することにより該撮影レンズの合焦位置を検出する第1ピント検出部と、
    前記撮影レンズのピントを移動させながら、前記撮像部で得られた画像データに基づいて被写体像のコントラストを検知することにより該撮影レンズの合焦位置を検出する第2ピント検出部と、
    前記第1ピント検出部による検出結果に基づいて前記撮影レンズのピントが合焦位置に対し所定の近傍領域に入るように該撮影レンズのピントを調節するとともに、該所定の近傍領域内において前記第2のピント検出部による検出結果に基づいて該撮影レンズのピントを合焦位置に調節するピント調節部とを備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 前記所定の近傍領域は、前記第1ピント検出部で検出された合焦位置の前後
    1/30×(撮影レンズの開放絞り値)(mm)
    の領域であることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  3. 結像された被写体像を捉えることにより画像データを生成する撮像部を備えたデジタルカメラ本体部と、
    ピント調節自在な撮影光学系を備え前記デジタルカメラ本体部に着脱自在に装着されて被写体像を結像する交換レンズとを具備し、
    前記デジタルカメラ本体部は、
    前記交換レンズにより被写体像の相互に同一の一部分が結像される一対のセンサを有し該一対のセンサに結像された被写体像部分どうしの位相差を検出することにより該交換レンズの合焦位置を検出する第1ピント検出部と、
    前記撮像部で得られた画像データに基づいて被写体像のコントラストを検知することにより該交換レンズの合焦位置を検出する第2ピント検出部と、
    前記第1ピント検出部で検出された合焦位置に基づいて該交換レンズの合焦位置を求めるとともに、該交換レンズのピントが該第1のピント検出部で検出された合焦位置に対し所定の近傍領域内にあるときは前記第2のピント検出部による検出結果に基づいて該交換レンズの合焦位置を決定する合焦位置決定部とを備え、
    前記交換レンズは、該交換レンズのピントを、前記合焦位置決定部で決定された合焦位置に調節するピント調節部を備えたものであることを特徴とするカメラシステム。
  4. 前記所定の近傍領域は、前記第1ピント検出部で検出された合焦位置の前後
    1/30×(交換レンズの開放絞り値)(mm)
    の領域であることを特徴とする請求項3記載のカメラシステム。
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