JP5170266B2 - 撮像装置およびカメラボディ - Google Patents

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本発明は、撮像時に撮像装置が用いる設定値の処理に関する。
一眼レフカメラでは、結像面に向かう撮像レンズからの被写体光束の一部を、それぞれ、測光センサおよび測距センサに導き、被写体の測光値や、測距値を算出している。しかし、撮像光学系を結像面に対しシフトもしくはティルト可能な撮像レンズを用いて、撮像光学系をシフトもしくはティルトした状態で撮像する場合は、測光センサ又は測距センサへの被写体光束の入射角が撮像光学系をシフトティルトされていない状態に対し変化してしまうため、測光および測距を正確に行うことが難しい。そのため、撮像レンズシフト量又はティルト量が所定以上になると、あらかじめ記憶された各シフト量ティルト量に対応した補正値を用いて測距値を算出するものがある(例えば特許文献1参照)。
特開平9−21943号公報
しかし、上述した特許文献1においても、所定の補正値により測距値を補正しており、正確な測距値を得ているとは言い難く、シフト又はティルトによる被写体入射光束の偏心が測距センサ部の許容範囲を超えると測距不能となってしまう。
本発明は、撮像処理のための測光や測距等の撮影準備処理が良好に行える撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、被写体を結像する撮像レンズからの被写体光束を受光し電気信号に変換する撮像素子と、被写体の輝度を検出する測光センサを有する測光手段と、瞳分割された1対の被写体光束に基づく位相差方式により焦点検出を行う測距手段と、撮像レンズの偏心量が所定値以上であるかを判定する判定手段と、判定手段により撮像レンズの偏心量が所定値以上であると判定された場合は、撮像レンズからの被写体光束が撮像素子に結像される状態において、撮像素子の出力信号に基づいて画像データの中央部分を用いた中央重点測光により輝度を算出し、撮像素子の出力信号に基づいてコントラスト方式により焦点検出を行って撮像準備処理を行う第一撮像準備処理手段と、判定手段により撮像レンズの偏心量が所定値未満であると判定された場合は、測光手段により被写体の輝度を求め、測距手段の位相差方式により焦点検出を行って撮像準備処理を行う第二撮像準備処理手段とを具備することを特徴とする。
本発明のカメラボディは、撮像レンズを着脱可能なデジタルカメラのカメラボディにおいて、被写体を結像する撮像レンズからの被写体光束を受光し電気信号に変換する撮像素子と、撮像レンズのレンズ情報を検出するレンズ情報検出手段と、被写体の輝度を検出する測光センサを有する測光手段と、瞳分割された1対の被写体光束に基づく位相差方式により焦点検出を行う測距手段と、レンズ情報検出手段によって検出されたレンズ情報に基づいて、撮像レンズの偏心量が所定値以上であるかを判定する判定手段と、判定手段により撮像レンズの偏心量が所定値以上であると判定された場合は、撮像レンズからの被写体光束が撮像素子に結像される状態において、撮像素子の出力信号に基づいて画像データの中央部分を用いた中央重点測光により輝度を算出し、撮像素子の出力信号に基づいてコントラスト方式により焦点検出を行って撮像準備処理を行う第一撮像準備処理手段と、判定手段により撮像レンズの偏心量が所定値未満であると判定された場合は、測光手段により被写体の輝度を求め、測距手段の位相差方式により焦点検出を行って撮像準備処理を行う第二撮像準備処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明を適用した撮像装置は、測光や測距等の撮影準備処理が良好に行える。
以下、本発明の一実施の形態による撮像装置について説明する。ここでは、撮像装置としてデジタルカメラを用いて説明する。
<構成>
本発明の一実施の形態によるデジタルカメラ100の断面図を図1に示す。
デジタルカメラ100は、カメラボディ1に設けられたレンズマウント2に撮像レンズ3を着脱可能なレンズ交換式一眼レフデジタルカメラである。
被写体からの被写体光束は撮像レンズ3の撮像光学系3aを透過し、ミラー4によって上方へ屈曲され、フォーカシングスクリーン(ファインダスクリーン)5に結像する。フォーカシングスクリーン5に結像し拡散した被写体像は、ペンタプリズム6、接眼光学系8を透過し接眼ファインダ9より観察される。また、フォーカシングスクリーン5に結像し拡散した被写体像はペンタプリズム6を通り、測光装置7の集光光学系7aにより集光されて測光センサ(測光素子、すなわち受光部材)7bに入射する。
一方、ミラー4の一部に設けられた半透過部4aを透過した被写体光束は、サブミラー4bにより下方へ屈曲されて測距装置10へ入射し、測距センサ(測距素子、すなわち受光部材)10aに結像される。また、図示のごとくミラー4の後方にはシャッター11(図1では閉口状態)、撮像素子12が配置され、カメラボディ1の背面には背面液晶モニタ13が配置されている。
ミラー4およびサブミラー4bが、被写体光束の光路から退避したミラーアップ状態、かつシャッター11が開口した状態にあるデジタルカメラ100の断面図を、図2に示す。ミラー4およびサブミラー4bが被写体光束の光路から退避し、シャッター11が開口した状態では、撮像レンズ3の撮像光学系3aを透過した被写体光束は、シャッター11の開口を通り撮像素子12に結像する。
撮像レンズ3は、焦点調節光学系を含む複数のレンズから構成される撮像光学系3aを備えている。撮像レンズ3は、その撮像光学系3aの少なくとも一つのレンズを、撮像素子12の結像面と平行な方向へ移動させるシフト操作、および撮像光学系3aの少なくとも一つのレンズを、撮像素子12の結像面に対してティルトさせるティルト操作を行うことが可能である。すなわち、撮像レンズ3は、撮像光学系3aを通って撮像素子12に入射する被写体光束の光軸を偏心させることができる。撮像素子12の結像面に対する撮像光学系3aのシフト量およびティルト量は、それぞれシフト量検出器3bおよびティルト量検出器3cによって検出される(図3参照)。シフト量検出器3bおよびティルト量検出器3cは、例えば、それぞれ所定のパターンとブラシとの組み合わせによりシフト量およびティルト量を検出する。
撮像レンズ3は、デジタルカメラ100のカメラボディ1と接続された際にカメラボディ1と通信可能に接続される不図示の通信接点を備えている。シフト量検出器3bおよびティルト量検出器3cによって検出された、撮像光学系3aのティルト量およびシフト量をあらわすティルト量信号およびシフト量信号は、該通信接点によりカメラボディ1に伝達される。また、カメラボディ1に装着された交換レンズが撮像レンズ3であるか否かのレンズ情報も、通信接点を介してカメラボディ1に伝達される。
<制御ブロック図>
デジタルカメラ100の制御ブロック図を図3に示す。
カメラボディ1に設けられた制御部50は、撮像駆動部51、画像処理部53、記憶部54、外部記憶部55、測光部56、測距部57、シフト量算出部58、ティルト量算出部59、レリーズ釦60、操作部61、レンズ駆動部62等と接続され、これらを制御する。
撮像駆動部51は、撮像素子部52と接続される。撮像素子部52は、撮像素子12等を含み、撮像駆動部51により撮像素子12の電荷蓄積および信号読み出し等の制御が行われる。撮像素子12は、撮像素子12の受光面に結像した被写体像を電気信号に変換した画像データを出力するCCDやCMOS等の光電変換素子であり、前記撮像駆動部51の
制御により、受光した被写体像を光電変換して蓄積した被写体像画像データを画像処理部53に出力する。
画像処理部53は、撮像素子部52より受けた画像信号に、種々の処理を施し、記録用の画像データや、背面液晶モニタ13へ表示するための表示用の画像データ等を作成する。記憶部54は、RAM、ROM、EEPROM等の記憶媒体を含み、制御部50および画像処理部53での処理時に用いられるプログラムおよびその初期値と設定値等を記憶する。また、記憶部54は、処理の際の一時的なデータの記憶領域としても用いられる。外部記憶部55は、着脱可能なメモリーカード等の記憶媒体である。制御部50と外部記憶部55とは、不図示の接続部を介して信号の送受信が行えるように構成されている。
測光部56は、集光レンズ7aおよび測光センサ7b等の測光装置7等を含み、測光センサ7bの出力を基に周知の方法により被写体輝度値を算出する。また、測光センサ7bは被写体撮像領域に設定された複数の測光領域に配置されており、各領域で検出された輝度信号を基に被写体輝度値を算出する周知の多分割測光が可能である。
測距部57は、測距装置10を含む、周知の位相差検出方式の焦点検出装置である。測距部57は、瞳分割された1対の被写体光束をそれぞれ測距センサ10aにて検出し、該測距センサ10aより得た信号を基に被写体までのデフォーカス量を算出する。
シフト量算出部58は、撮像レンズ3のシフト量検出器3bで検出されたシフト量信号を受け、撮像レンズ3のシフト量を算出する。ティルト量算出部59は、撮像レンズ3のティルト量検出器3cで検出されたティルト量信号を受け、撮像レンズ3のティルト量を算出する。レリーズ釦60は、半押操作で第一スイッチSW1が、全押操作で第二スイッチSW2がONされる周知のシャッター釦である。操作部61は、十字キーや回転式ダイヤル、露出補正釦等の、デジタルカメラ100の操作および設定の際にユーザーが用いる操作部材である。
レンズ駆動部62は、制御部の制御により撮像光学系3aの焦点調節光学系を駆動する

<カメラの動作>
本実施の形態におけるデジタルカメラ100は、ユーザーが設定した撮像処理条件により撮像動作及び撮像画像の処理を行う撮影モード、背面液晶モニタ13に表示されたメニュー画面を見ながら各種機能の設定を行うメニューモード、背面液晶モニタ13に撮影済みの画像を表示させる画像表示モード等の動作モードを持つ。メニューモードおよび画像表示モードについては周知の処理であるため説明を省く。
以下、本実施の形態におけるデジタルカメラ100の撮影モードでの処理について説明する。
<撮影モードでの処理>
撮影モードでは、レリーズ釦60の半押操作により、被写体輝度値が算出される測光処理や、撮像光学系3a内の焦点調節光学系を調整して所定の被写体へ合焦させる合焦処理等が行われる。被写体輝度値が算出されると、必要に応じてシャッター速度や絞り値等の撮像設定値を決定する。なお、上述したレリーズ釦60が半押操作されることにより行われる処理、すなわち実際の撮像動作前に行われる準備処理を、撮像準備処理と称する。これに引き続きレリーズ釦60の全押操作が行われると、撮像準備処理で設定された前記撮像設定値を基に撮像処理が行われる。
<シフトおよびティルトによる入射光束の光路変化>
撮像レンズ3の撮像光学系3aがシフトまたはティルトされていない場合の、測光センサ7bおよび測距センサ10aへの被写体光束の光路について説明する。
図1および図2において、シフトまたはティルトされていない場合の撮像レンズ3の撮像光学系3aを破線で示し、この場合の被写体光束をIa(二点鎖線)で示す。図1に示
すように、撮像レンズ3の撮像光学系3aがシフト又はティルトされていない状態では、シフト操作およびティルト操作を行わない通常の撮像レンズを装着した場合と同様に、ミラー4により上方へ屈曲された被写体光束はフォーカシングスクリーン5に結像し拡散する。フォーカシングスクリーン5により拡散された被写体光束は、ペンタプリズム6を通り集光光学系7aにより集光され、測光センサ7bにより受光される。これにより、測光部56において被写体輝度が測定される。
一方ミラー4の半透過部分4aを透過した被写体光束は、サブミラー4bにより下方へ屈曲され、焦点検出装置である測距装置10へ入射する。測距装置10に入射した被写体光束は測距センサ10aに入射する。測距部57は、測距センサ10aの出力に基づいてデフォーカス量を算出する。制御部50は、算出されたデフォーカス量に基づいて、撮像光学系3aの焦点調節光学系をレンズ駆動部62によって駆動させ合焦させる合焦処理を行う。
このように、撮像レンズ3の撮像光学系3aがシフトまたはティルトされていない場合は、被写体光束を用いて、それぞれ独立の測光部56および測距部57により精度良く測光処理および測距処理が行われる。
次に、撮像レンズ3の撮像光学系3aがシフトまたはティルトされている場合の測光センサ7bおよび測距センサ10aへの被写体光束の光路について説明する。ここでは、撮像光学系3aがシフトされる場合を例として説明する。
撮像素子12に対して上方へシフトされている場合の撮像レンズ3の撮像光学系3aを、3a’として実線で示し、この場合の被写体光束をIb(一点鎖線)で示す。ここで、撮像素子12の撮像面中央に結像する被写体光束について考える。図2に示すように、撮像レンズ3の撮像光学系3aが上方にシフトされると、撮像面中央に結像される被写体光束Ibの光軸の撮像面に対する入射角が、撮像光学系3aがシフトされていない場合の被写体光束Iaと比べ上方に傾くことになる。つまり、撮像光学系3aをシフトすることにより、撮像素子12の撮像面に対する被写体光束の入射角が変化するとともに、図1に示すようにミラーダウン時において、フォーカシングスクリーン5の結像面内の所定の位置における被写体光束の入射角が変化する。
測光装置7の集光光学系7aおよび測光センサ7bは、フォーカシングスクリーン5への被写体光束の入射角に応じた拡散光束を考慮して配置され、拡散光束を検出して測光値を算出している。したがって、撮像光学系3aがシフトあるいはティルトすることによりフォーカシングスクリーン5への被写体光束の入射角度が変化すると、その拡散光束の状況も変化し、算出される測光値が変化する。そのため、撮像レンズ3の撮像光学系3aをシフトまたはティルトさせると、測光精度が不安定になり、さらにシフト量又はティルト量がそれぞれ所定量以上に大きくなると、正確な測光ができなくなる。
また、測距装置10においても、測距装置10内に想定された仮想結像面への被写体光束の入射角を考慮して測距センサ10a等が配置されている。したがって、撮像光学系3aがシフトあるいはティルトすることにより各測距領域の結像面への被写体光束の入射角度が変化すると、測距装置10内の瞳分割用の遮光マスク等によりケラレが生じる。そのため、撮像レンズ3の撮像光学系3aをシフトまたはティルトさせると、測距精度が不安定になり、さらにシフト量又はティルト量がそれぞれ所定量以上に大きくなると測距不能になる。
<測光、測距方法の切換>
上述したように、撮像レンズ3の撮像光学系3aを所定量以上にシフト又はティルトさせると、測光部56による測光処理および測距部57による測距処理が不安定又は不能になるため、正確に測光処理および合焦処理が行えなくなる。
本実施の形態におけるデジタルカメラ100は、上述したごとく測光処理および測距処理が不安定もしくは不能となる場合に、測光部56および測距部57を用いず、被写体光束を撮像素子12に結像して、撮像素子部52から得た出力信号に基づき測光処理および合焦処理を行う。具体的には、測光処理および測距処理が不安定もしくは不能となる場合のシフト量およびティルト量(例えばシフト量が±2mm以上もしくはティルト量が±3度以上)を所定値として設定し、撮像レンズ3の撮像光学系3aのシフト量またはティルト量が、設定した所定量以上の場合には、撮像素子部52から得た出力信号に基づいて測光処理および合焦処理を行うように制御を切り替える。
撮像素子12から得た出力信号を基に行われる測光処理および合焦処理については、周知の方法を用いることができる。例えば測光処理においては、撮像素子部52から得た出力信号を基に画像処理部53および制御部50で処理することにより、測光値(被写体輝度値)を算出する。また、合焦処理においては、周知のコントラストAF方式を用いることができる。コントラストAF方式においては、レンズ駆動部62によって撮像光学系3aの焦点調節光学系を無限遠端から至近端まで一方向にスキャン駆動される。制御部50は、スキャン駆動中に焦点調節光学系が所定のピッチだけ移動するたびに取得した撮像素子12の出力信号のコントラスト量をそれぞれ比較することにより、撮像光学系3aの焦点調節光学系の合焦位置を算出する。
なお、撮像光学系3aが所定量以上シフト又はティルトしている際には、撮像素子部52から得た出力信号に基づき測光処理および合焦処理を行うとしたが、これに限るものではなく、シフト量とティルト量の両方の値に基づいて測光処理および合焦処理の処理方法を切り替えても良い。例えば、撮像光学系3aがシフトおよびティルトされている場合に、シフト量とティルト量との両値を合わせて算出した値が所定値以上か未満かによって、測光処理および合焦処理の処理方法を切り換えるとしても良い。
<撮像処理のフロー>
以下、本実施の形態によるデジタルカメラ100の撮影モードにおいて、レリーズ釦60が押圧操作されることにより開始される撮像処理の流れを、図4のフローチャートを用いて説明する。
図4に示す撮像処理は、撮影モードの際にレリーズ釦60が半押操作(SW1がON)されると開始される。
ステップS101では、撮像レンズ3から取得されるレンズ情報に基づいて、カメラボディ1に取付けられている撮像レンズ3において、撮像光学系3aのシフト操作もしくはティルト操作が可能であるか否かが判定される。カメラボディ1に取付けられている撮像レンズ3がシフト操作もしくはティルト操作可能である場合は、ステップS102に移り、カメラボディ1に取付けられている撮像レンズ3がシフト操作およびティルト操作不可能である場合は、ステップS103へ移る。
ステップS102では、撮像レンズ3の撮像光学系3aの撮像素子12に対する偏心量、すなわち撮像光学系3aのシフト量又はティルト量が、処理方法を切り替えるために予め設定された所定値以上か否かが判定される。偏心量が所定値以上の場合はステップS109へ移り、偏心量が所定値以上でない場合はステップS103へ移る。ステップS103では、測光装置7による測光処理が行われ、該測光処理により算出された被写体輝度値より必要に応じて、絞り値又はシャッター速度等を決定する。さらに、測距装置10により算出されたデフォーカス量に基づき、撮像レンズ3の焦点調節光学系を駆動し合焦させる合焦処理が行われる。
ステップS104では、レリーズ釦60の半押操作が継続されているか否かが判定される。レリーズ釦60が半押操作されていない場合はステップS105へ移り、レリーズ釦60の半押操作が終了した場合はこの処理を終了する。ステップS105では、レリーズ釦60が全押操作(SW2がON)されているか否かが判定される。レリーズ釦60が全押操作されている場合はステップS107へ移り、レリーズ釦60が全押操作されていない場合はステップS106へ移る。
ステップS106では、オートフォーカス駆動モードがC-AF(コンティニアスAF)か否かが判定される。オートフォーカスモードがC-AFの場合はステップS103へ戻り、オートフォーカスモードがC-AFでない場合はステップS104へ戻る。ステップS107では撮像素子12の蓄積電荷をリセットする。続いてステップS108で、ミラー4をミラーアップすると共に不図示の絞りを上記設定された絞り値に設定した後に、シャッター11のシャッター幕を開く。その後、ステップS115へ移る。
ステップS109では、ミラー4をミラーアップし、シャッター11のシャッター幕を開く。ステップS110では、画像処理部53および制御部50において、撮像素子部52の出力信号を基に測光処理が行われ、該測光処理により算出された被写体輝度値より必要に応じて、絞り値又はシャッター速度等を決定する。また、制御部50において、撮像素子部52の出力信号に基づく上述したコントラストAF方式により、撮像レンズ3の焦点調節光学系を合焦位置に駆動する合焦処理が行われる。さらに、撮像素子部52により連続的に出力される画像信号を順次処理し、背面液晶モニタ13に表示する動画像の再生(スルー画の表示)が開始される。
ステップS111ではレリーズ釦60の半押操作(SW1がON)が継続されているか否かが判定される。レリーズ釦60が半押操作されている場合はステップS112へ移る。レリーズ釦60が半押操作されていない場合は、動画像の再生を中止し、シャッター11のシャッター幕を閉じた後にステップS116へ移る。ステップS112では、レリーズ釦60が全押操作(SW2がON)されているか否かが判定される。レリーズ釦60が全押操作されている場合はステップS113へ移り、レリーズ釦60が全押操作されていない場合はステップS111へ戻る。ステップS113では、動画像の再生を中止し、不図示の絞りを上記設定された絞り値に設定する。続いてステップS114で撮像素子12の蓄積電荷をリセットした後、ステップS115へ移る。
ステップS115では、上記設定されたシャッター速度に応じてシャッター11のシャッター幕を閉じ、撮像素子12への電荷の蓄積を停止し、不図示の絞りを開放位置に戻す。ステップS116では、ミラー4をミラーダウンさせ撮像処理を終了する。
上述したように、カメラボディ1にシフト操作およびティルト操作不可能な撮像レンズが装着された場合(ステップS101が否定判定)、もしくは、カメラボディ1にシフト操作もしくはティルト操作可能な撮像レンズ3が装着されているが、偏心量、すなわちティルト量およびシフト量がそれぞれ所定値以下の場合(ステップS102が否定判定)は、ステップS103で測光装置7による測光処理および測距装置10の出力に基づいた合焦処理がそれぞれ精度よく行われる。
一方、カメラボディ1にシフト操作もしくはティルト操作可能な撮像レンズ3が装着され、かつ偏心量、すなわちティルト量またはシフト量が所定値以上の場合(ステップS102が肯定判定)は、ステップS109〜S110で撮像素子12に被写体光束を結像させ、該撮像素子12から出力された出力信号に基づいた測光処理および合焦処理が行われる。つまり、測光装置7による測光誤差、又は測距装置10による測距誤差が大きくなるような条件であっても、該撮像素子12からの出力信号に基づいて精度よく測光処理および合焦処理が行われる。
なお、ステップS114で撮像素子12の蓄電電荷をリセットし、そのままステップS115の撮像処理へ移ったが、ステップS114でシャッター11を一旦閉口して被写体光を遮光した後に、撮像素子12の蓄積電荷をリセットし再びシャッター11を開口し、ステップS115の撮像処理へ移るとしても良い。これにより、外光の影響を受けずに撮像素子12の蓄積電荷のリセットを行うことができる。
また、ステップS110において動画再生をせずに、測光処理および合焦処理が終了したあとに、ミラー4をミラーダウンおよびシャッター11のシャッター幕を閉じるとしても良い。この場合は、ステップS114において撮像素子12の蓄積電荷をリセットした後に、ミラー4をアップし、シャッター幕を開けば良い。これによりユーザーは測光処理および合焦処理が終了した後、再び光学ファインダーで被写体の確認が可能となる。
以上本発明の一実施の形態について説明したがこれに限るものではない。
例えば、上述したように、シフト量又はティルト量が所定値以上となり、測光処理および合焦処理を撮像素子12の出力信号に基づき行う際には、被写体輝度の算出時に被写体像の中央部分の画像データのみを用いる周知の中央重点測光を行うとしても良い。また、上記の所定値(例えばシフト量が±2mmもしくはティルト量が±3度)を第一所定値とし、さらに第一の所定値よりシフト量又はティルト量が大きい第二所定値(例えばシフト量が±3mm以上もしくはティルト量が±4度以上の場合)を設けてもよい。この場合、シフト量又はティルト量が第一所定値以上となった際には、測光処理および合焦処理を撮像素子12の出力信号によって行う。さらにシフト量又はティルト量が第二所定値以上になった際には、撮像素子12の出力信号に基づき被写体輝度を算出する際に、被写体像の中央部分の画像データのみを用いる周知の中央重点測光を行うとしても良い。これにより、シフト量又はティルト量が大きくなり、ケラレが生じた場合であっても精度良く測光処理を行うことができる。
なお、上述した一実施の形態では、シフト量又はティルト量が所定量以上となった際に、測光処理および合焦処理を撮像素子12の出力信号に基づいて行った。ただし、これに限るものではなく、シフト量又はティルト量にかかわらず、撮像光学系3aのシフト又はティルトが検出された際には測光処理および合焦処理を撮像素子12の出力信号に基づき行うように設定しても良い。また、シフト又はティルト可能な撮像レンズ3がカメラボディ1に装着されている場合は、つねに撮像素子12の出力信号により測光処理および測距処理を行うとしても良い。
また、上記一実施の形態では、撮像装置に装着する撮像レンズ3として、撮像光学系3aの少なくとも一部をシフト又はティルトすることにより偏心可能な交換レンズを用いた場合について説明した。ただし、撮像レンズ3としてはこれに限るものではなく、撮像レンズ3の少なくとも一つのレンズ光軸が撮像素子12に対して偏心するものであればどのような物でも良い。例えば、シフトのみ又はティルトのみが可能な撮像レンズであっても良い。
また、撮像レンズ3として特殊レンズを用いてもよい。特殊レンズとは、レンズ情報をカメラボディに伝達できないレンズや望遠レンズ等である。なお、ここでレンズ情報とはレンズ固有の情報やレンズの状況を示す情報等である。レンズ情報をカメラボディ1に伝達できないもしくはレンズ情報の一部のみしか伝達できないレンズ(例えばマニュアルフォーカスレンズ等)がカメラボディ1に装着された場合は、測光装置7での正確なもしくは高精度な測光処理を行うことができなくなる。また、望遠レンズ、とくに超望遠レンズがカメラボディ1に装着された場合は、被写界深度が極端に浅くなり、測距装置10による位相差検出方式の検出分解能に近づいたり、超えてしまう可能性がある。このような特殊レンズがカメラボディ1に装着された場合には、測光処理および合焦処理を、撮像素子12の出力信号に基づいて行うように制御を切り替えてもよい。
カメラボディ1の制御部50は、装着された撮像レンズ3のレンズ情報を検出し、その検出結果に基づいて撮像レンズ3が特殊レンズであるか否を判断する。例えば、装着された撮像レンズ3とカメラボディ1との通信が不能な場合や撮像レンズからのレンズ情報が欠落している場合、またはユーザにより操作部61を介して撮像レンズの種類が入力された場合に、特殊レンズが装着されたと判断する。これにより、特別な機構を設けることなく、特殊レンズを装着した場合でも測光処理および合焦処理が良好に行える。
以上、一実施の形態においては、撮像レンズ3を着脱可能なレンズ交換式一眼レフデジタルカメラを例として説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、本発明を偏心可能な撮像レンズを具備するレンズ一体型デジタルカメラに適用してもよく、また、本発明をデジタルビデオカメラ等のスチルカメラ以外の撮像装置に適用してもよい。
デジタルカメラ(ミラーダウン時)の断面図 デジタルカメラ(ミラーアップ時)の断面図 デジタルカメラのブロック図 撮影処理のフロー図
1 カメラボディ
2 レンズマウント
3 撮像レンズ
4 ミラー
5 フォーカシングスクリーン
6 ペンタプリズム
7 測光装置
8 接眼光学系
9 接眼ファインダー
10 測距装置
11 シャッター
12 撮像素子
13 背面モニタ
50 制御部
51 撮像駆動部
52 撮像素子部
53 画像処理部
54 記憶部
55 外部記憶部
56 測光部
57 測距部
58 シフト量算出部
59 ティルト量算出部
60 レリーズ釦
61 操作部
62 レンズ駆動部

Claims (6)

  1. 被写体を結像する撮像レンズからの被写体光束を受光し電気信号に変換する撮像素子と、
    被写体の輝度を検出する測光センサを有する測光手段と、
    瞳分割された1対の被写体光束に基づく位相差方式により焦点検出を行う測距手段と、
    前記撮像レンズの偏心量が所定値以上であるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記撮像レンズの偏心量が所定値以上であると判定された場合は、前記撮像レンズからの被写体光束が前記撮像素子に結像される状態において、前記撮像素子の出力信号に基づいて画像データの中央部分を用いた中央重点測光により輝度を算出し、前記撮像素子の出力信号に基づいてコントラスト方式により焦点検出を行って撮像準備処理を行う第一撮像準備処理手段と、
    前記判定手段により前記撮像レンズの偏心量が所定値未満であると判定された場合は、前記測光手段により被写体の輝度を求め、前記測距手段の前記位相差方式により焦点検出を行って撮像準備処理を行う第二撮像準備処理手段とを具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記判定手段は、前記偏心量が第一所定値以上であるか、この第一所定値より大きい第二所定値以上であるかを判定し、
    前記第一撮像準備処理手段は、前記偏心量が前記第一所定値以上となった際には、前記撮像素子の出力信号に基づいて輝度を算出し、前記撮像素子の出力信号に基づいてコントラスト方式により焦点検出を行って撮像準備処理を行い、前記偏心量が前記第二所定値以上となった際には、前記撮像素子の出力信号に基づいて画像データの中央部分を用いた前記中央重点測光により輝度を算出して撮像準備処理を行うことを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、
    前記撮像レンズのレンズ情報を検出するレンズ情報検出手段を更に備え、
    前記撮像レンズの偏心量は前記レンズ情報検出手段で検出されたレンズ情報に基づくことを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項に記載の撮像装置において、
    前記レンズ情報検出手段は、前記撮像レンズがシフト可能もしくはティルト可能であるかを前記レンズ情報として検出することを特徴とする撮像装置。
  5. 撮像レンズを着脱可能なデジタルカメラのカメラボディにおいて、
    被写体を結像する前記撮像レンズからの被写体光束を受光し電気信号に変換する撮像素子と、
    前記撮像レンズのレンズ情報を検出するレンズ情報検出手段と、
    被写体の輝度を検出する測光センサを有する測光手段と、
    瞳分割された1対の被写体光束に基づく位相差方式により焦点検出を行う測距手段と、
    前記レンズ情報検出手段によって検出されたレンズ情報に基づいて、前記撮像レンズの偏心量が所定値以上であるかを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記撮像レンズの偏心量が所定値以上であると判定された場合は、前記撮像レンズからの被写体光束が前記撮像素子に結像される状態において、前記撮像素子の出力信号に基づいて画像データの中央部分を用いた中央重点測光により輝度を算出し、前記撮像素子の出力信号に基づいてコントラスト方式により焦点検出を行って撮像準備処理を行う第一撮像準備処理手段と、
    前記判定手段により前記撮像レンズの偏心量が所定値未満であると判定された場合は、前記測光手段により被写体の輝度を求め、前記測距手段の前記位相差方式により焦点検出を行って撮像準備処理を行う第二撮像準備処理手段とを備えることを特徴とするカメラボディ。
  6. 請求項5に記載のカメラボディにおいて、
    前記判定手段は、前記偏心量が第一所定値以上であるか、この第一所定値より大きい第二所定値以上であるかを判定し、
    前記第一撮像準備処理手段は、前記偏心量が前記第一所定値以上となった際には、前記撮像素子の出力信号に基づいて輝度を算出し、前記撮像素子の出力信号に基づいてコントラスト方式により焦点検出を行って撮像準備処理を行い、前記偏心量が前記第二所定値以上となった際には、前記撮像素子の出力信号に基づいて画像データの中央部分を用いた前記中央重点測光により輝度を算出して撮像準備処理を行うことを特徴とするカメラボディ。
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