JP5947602B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5947602B2
JP5947602B2 JP2012090453A JP2012090453A JP5947602B2 JP 5947602 B2 JP5947602 B2 JP 5947602B2 JP 2012090453 A JP2012090453 A JP 2012090453A JP 2012090453 A JP2012090453 A JP 2012090453A JP 5947602 B2 JP5947602 B2 JP 5947602B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus detection
pixel
pixels
lens
focus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012090453A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013218214A (ja
Inventor
英之 浜野
英之 浜野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012090453A priority Critical patent/JP5947602B2/ja
Priority to US13/857,535 priority patent/US8854533B2/en
Publication of JP2013218214A publication Critical patent/JP2013218214A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5947602B2 publication Critical patent/JP5947602B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/32Means for focusing
    • G03B13/34Power focusing
    • G03B13/36Autofocus systems
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/34Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/66Remote control of cameras or camera parts, e.g. by remote control devices
    • H04N23/663Remote control of cameras or camera parts, e.g. by remote control devices for controlling interchangeable camera parts based on electronic image sensor signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/672Focus control based on electronic image sensor signals based on the phase difference signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/10Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof for transforming different wavelengths into image signals
    • H04N25/11Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics
    • H04N25/13Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements
    • H04N25/134Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements based on three different wavelength filter elements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/702SSIS architectures characterised by non-identical, non-equidistant or non-planar pixel layout
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/10Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof for generating image signals from different wavelengths

Description

本発明は、撮影レンズの射出瞳の位置によらず、高速な焦点検出を可能とする撮像装置に関する。
カメラの焦点検出、調節方法で撮影レンズを通過した光束を用いる一般的な方式として、コントラスト検出方式と位相差検出方式とがある。一般に、コントラスト検出方式は、撮影レンズのフォーカス位置を微小量動かしながら評価値を求め、最大値となるフォーカス位置を合焦位置と判断するため、位相差検出方式に対して、高速化が難しい。一方、位相差検出方式は、撮影レンズの射出瞳の互いに異なる領域を通過した2つの光束を用いて焦点検出を行うため、フォーカス位置を動かすことなく焦点を検出することができ、高速化しやすいという特徴がある。しかしながら、位相差検出方式では、2つの光束の対称性が損なわれると、焦点検出の精度が著しく悪化する。
例えば、撮影レンズを通過した光束を受光する撮像素子上の各画素にマイクロレンズが形成された2次元のセンサを用いて位相差検出方式の焦点検出を行う装置が、特許文献1に開示されている。特許文献1では、位相差検出に用いる2つの光束の対称性が損なわれる要因として、撮像素子のマイクロレンズと光電変換部の製造誤差を上げている。この製造誤差により、特に画面周辺で撮影レンズのレンズ枠によるケラレが大きくなり、2つの光束の光量差が大きくなることを課題としている。ここでは、撮像素子の製造誤差により、撮影レンズの射出瞳上で、焦点検出に用いる光束の位置がずれることに起因して、焦点検出精度が悪化する。
一方で、上述の焦点検出精度の悪化は、撮影レンズの射出瞳の位置が移動することでも起こり得る。射出瞳の位置が移動する撮影レンズとしては、例えば、撮影レンズの光学系を結像面に対してシフトもしくはチルト可能な撮影レンズや、防振を目的として、撮影レンズの光学系の一部をシフト可能な撮影レンズが挙げられる。このような撮影レンズの射出瞳の位置が移動する場合の焦点検出精度の悪化を防ぐために、特許文献2では、撮影レンズのシフト、チルト量に応じて、位相差検出方式とコントラスト検出方式を切り替えて用いるよう構成している。
特開2010−113162号公報 特開2011−125055号公報
しかしながら、上述の特許文献2に開示された技術では、撮影レンズの射出瞳の位置の移動量が大きい場合は、コントラスト検出方式の焦点調節を行うため、高速な焦点調節が実現できなくなってしまう。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、撮影レンズの射出瞳の位置によらず、高速な焦点検出を可能とする撮像装置を提供することである。
本発明に係わる撮像装置は、被写体像を結像させる撮影光学系の少なくとも一部を駆動して、前記撮影光学系の光軸を変位させる光軸変位手段と、前記光軸変位手段による前記光軸の変位の量と変位の方向を検出する変位検出手段と、画素の一部に前記撮影光学系の射出瞳の一部を通過した光が入射するための開口を有する焦点検出用画素を複数有する焦点検出用画素群であって、前記開口の中心が画素の中心に対してそれぞれ第1の距離、第2の距離、第3の距離離れている3種類の画素である第1画素、第2画素、第3画素をそれぞれ複数有する焦点検出用画素群を備える撮像素子と、前記変位検出手段による検出結果に応じて、前記3種類の画素から2種類の画素を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された2種類の画素の信号を用いて焦点検出を行う焦点検出手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮影レンズの射出瞳の位置によらず、高速な焦点調節を可能とする撮像装置を提供することができる。
本発明の一実施形態のデジタルカメラのブロック図。 受光画素をレンズユニット100側からみた平面図。 撮像素子の撮像用画素の構造を説明する図。 撮像素子の焦点検出用画素の構造を説明する図。 撮像素子の焦点検出領域の説明図。 焦点検出領域内の画素配置図。 撮像素子の焦点検出用画素の瞳受光領域の説明図。 焦点検出光束のケラレ状況と選択される焦点検出用画素群について説明する図。 撮像素子の周辺領域に位置する画素のケラレ状況について説明する図。 本発明の一実施形態の焦点検出動作を示すフロー図。 焦点検出可能領域の表示について説明する図。 焦点検出に用いる画素群設定のサブルーチンを示すフロー図。 撮像素子から焦点検出用の出力信号を得る構成の変形例を説明する図。
以下、本発明の撮像装置の一実施形態であるレンズ交換可能な一眼レフタイプのデジタルカメラについて、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態のデジタルカメラのブロック図である。本実施形態のデジタルカメラは交換レンズ式一眼レフカメラであり、レンズユニット100とカメラ本体120とを有する。レンズユニット100は図1の中央に点線で示されるマウントMを介して、カメラ本体120と接続される。
レンズユニット100は、第1レンズ群101、絞り兼用シャッタ102、第2レンズ群103、フォーカスレンズ群(以下、単に「フォーカスレンズ」という)104、及び、駆動/制御系を有する。このようにレンズユニット100は、フォーカスレンズ104を含むと共に被写体の像を結像させる撮影レンズを有する。
第1レンズ群101は、レンズユニット100の先端に配置され、光軸OAに沿って進退可能に保持される。絞り兼用シャッタ102は、その開口径を調節することで撮影時の光量調節を行う他、静止画撮影時には露光秒時調節用シャッタとして機能する。絞り兼用シャッタ102及び第2レンズ群103は一体となって光軸OAに沿って進退し、第1レンズ群101の進退動作との連動によりズーム機能を実現する。フォーカスレンズ104は、光軸方向の進退により焦点調節を行う。
駆動/制御系は、ズームアクチュエータ111、絞りシャッタアクチュエータ112、フォーカスアクチュエータ113、ズーム駆動回路114、絞りシャッタ駆動回路115、フォーカス駆動回路116を備える。さらに、レンズMPU117、レンズメモリ118、シフト/チルト/回転操作部材140、変位量検出部141、変位方向検出部142を有する。
ズームアクチュエータ111は、第1レンズ群101や第3レンズ群103を光軸OAに沿って進退駆動し、ズーム操作を行なう。絞りシャッタアクチュエータ112は、絞り兼用シャッタ102の開口径を制御して撮影光量を調節すると共に、静止画撮影時の露光時間制御を行なう。
フォーカスアクチュエータ113で、フォーカスレンズ104を光軸OAに沿って進退駆動して焦点調節を行なう。フォーカスアクチュエータ113は、フォーカスレンズ104の現在位置を検出する位置検出部としての機能が備わっている。
ズーム駆動回路114は、撮影者のズーム操作に応じてズームアクチュエータ111を駆動する。シャッタ駆動回路115は、絞りシャッタアクチュエータ112を駆動制御して絞り兼用シャッタ102の開口を制御する。フォーカス駆動回路116は、焦点検出結果に基づいてフォーカスアクチュエータ113を駆動制御し、フォーカスレンズ104を光軸OAに沿って進退駆動して焦点調節を行なう。
シフト/チルト/回転操作部材140は、レンズユニット100のマウントMに対して、光軸OAを法線とする面内での1軸シフト移動、光軸OAと直交した軸を中心とした回転移動(チルト)、光軸OAを中心とした回転移動を、手動で行う操作部材である。シフト/チルト/回転操作部材140の操作により、レンズユニット100の撮影光学系全体が、シフト/チルト/回転する。光軸OAを中心とした回転移動は、光学性能には影響ないが、シフトやチルトを行う方向を変更するために行う。本実施形態では、シフト/チルト/回転移動を、手動で行う構成としているが、移動方法はこれに限らない。モーターなどのアクチュエータを用いて、移動を行ってもよい。シフト/チルト/回転操作部材140は、光軸変位手段である。
変位量検出部(変位検出手段)141は、シフト/チルト/回転操作部材140によるシフト、チルトによる変位量を検出する。シフト量として、x軸方向の変位量を検出し、チルト量として、x軸中心回転量を検出する。但し、検出される変位量のx軸は、光軸OAを中心とした回転により、回転した座標系となる。後述の光軸OAを中心とした回転角度も検出することにより、撮影光学系の絶対位置を把握することができる。検出した変位量は、レンズMPUに伝達される。変位量検出部141は、変位量検出手段である。
変位方向検出部142は、シフト/チルト/回転操作部材140による光軸OAを中心とした回転移動量を検出する。上述の通り、この位置情報によりシフトやチルトが行われる方向が認識でき、この変位方向の情報を、レンズMPUに伝達する。
レンズMPU117は、撮影レンズに係る全ての演算、制御を行い、ズーム駆動回路114、絞りシャッタ駆動回路115、フォーカス駆動回路116、レンズメモリ118を制御する。また、レンズMPU117は、現在のレンズ位置を検出し、カメラMPU125からの要求に対してレンズ位置情報を通知する。このレンズ位置情報は、フォーカスレンズの光軸上位置、撮影光学系が移動していない状態の射出瞳の光軸上位置、直径、射出瞳の光束を制限するレンズ枠の光軸上位置、直径などの情報を含む。また、変位量検出部141と変位方向検出部142から得られるシフト、チルトそれぞれの変位量と変位の方向の情報に基づき、撮影光学系の射出瞳の光軸に沿う方向の位置と光軸に直交する平面内での移動量情報を算出する。この射出瞳情報を、カメラMPU125からの要求に対して通知する。レンズメモリ118には自動焦点調節に必要な光学情報を記憶する。
カメラ本体120は、光学的ローパスフィルタ121、被写体像を電気信号に変換可能な撮像素子122、駆動/制御系を有する。 光学的ローパスフィルタ121と撮像素子122はレンズユニット100からの光束によって被写体像を形成する撮像光学系として機能する。 第1レンズ群101、絞り兼用シャッタ102、第2レンズ群103、フォーカスレンズ群(以下、単に「フォーカスレンズ」という)104、光学的ローパスフィルタ121は、撮影光学系である。
光学的ローパスフィルタ121は、撮影画像の偽色やモアレを軽減する。撮像素子122はC−MOSセンサとその周辺回路で構成され、横方向m画素、縦方向n画素の受光ピクセル上に1つの光電変換素子が配置される。撮像素子122は、全画素独立出力が可能なように構成されている。また一部の画素が焦点検出用画素となっており、撮像面で位相差検出方式の焦点検出(撮像面位相差AF)が可能となっている。
より具体的には、撮像素子122は、被写体の像を形成する撮影レンズの射出瞳の全域を通る光を各々が受光して被写体の像を生成する複数の撮像用画素を有する。また、撮像素子122は、各々が撮影レンズの射出瞳の一部の領域を通る光を受光する複数の焦点検出用画素を更に有する。例えば、撮像素子122は、2行×2列の画素のうちの一部を、対角に配置される一対のG画素は撮像用画素として残し、R画素とB画素を焦点検出用画素に置き換える。本実施形態では、撮像素子122上の焦点検出用画素の受光領域を少なくとも3つの受光領域に分割している。
駆動/制御系は、撮像素子駆動回路123、画像処理回路124、カメラMPU125、表示器126、操作スイッチ群127、メモリ128、撮像面位相差焦点検出部129、TVAF焦点検出部130を有する。
撮像素子駆動回路123は、撮像素子122の動作を制御するとともに、取得した画像信号をA/D変換してカメラMPU125に送信する。画像処理回路124は、撮像素子122が取得した画像のγ変換、カラー補間、JPEG圧縮などを行う。
カメラMPU(プロセッサ)125は、カメラ本体120に係る全ての演算、制御を行い、撮像素子駆動回路123、画像処理回路124、表示器126、操作SW群127、メモリ128、撮像面位相差焦点検出部129、TVAF焦点検出部130を制御する。カメラMPU125はマウントMの信号線を介してレンズMPU117と接続され、レンズMPU117に対してレンズ位置の取得や所定の駆動量でのレンズ駆動要求を発行したり、レンズユニット100に固有の光学情報を取得したりする。カメラMPU125には、カメラ動作を制御するプログラムを格納したROM125a、変数を記憶するRAM125b、諸パラメータを記憶するEEPROM125cが内蔵されている。
更に、カメラMPU125は、ROM125aに格納したプログラムにより焦点検出処理を実行する。焦点検出処理は、瞳の異なる領域を通過した光束により形成される光学像を光電変換した対の像信号を用いて、公知の相関演算処理を実行する。また、カメラMPU125は、撮像面位相差AFにおいて、焦点検出位置の像高が大きい時にケラレの影響が大きく信頼度が低下するため、その補正も行う。
表示器126はLCDなどから構成され、カメラの撮影モードに関する情報、撮影前のプレビュー画像と撮影後の確認用画像、焦点検出時の合焦状態表示画像などを表示する。操作スイッチ群127は、電源スイッチ、レリーズ(撮影トリガ)スイッチ、ズーム操作スイッチ、撮影モード選択スイッチ等で構成される。本実施形態のメモリ128は、着脱可能なフラッシュメモリで、撮影済み画像を記録する。
撮像面位相差焦点検出部129は、撮像素子122に埋め込まれた焦点検出用画素の像信号により位相差検出方式AFでの焦点検出処理を行う。より具体的には、撮像面位相差焦点検出部129は、撮像光学系の一対の瞳領域を通過する光束により焦点検出用画素に形成される一対の像のずれ量に基づいて撮像面位相差AFを行う。撮像面位相差AFの方法については、後に詳細に説明する。撮像面位相差焦点検出部129は、焦点検出手段である。
TVAF焦点検出部130は、画像処理回路124にて得られた画像情報のコントラスト成分によりコントラスト方式の焦点検出処理を行う。コントラスト方式の焦点検出処理は、フォーカスレンズ104を移動してコントラスト評価値がピークとなるフォーカスレンズ位置を検出する。このように、本実施形態は撮像面位相差AFとTVAFを組み合わせており、状況に応じて、選択的に使用したり、組み合わせて使用したりすることができる。
次に、撮像素子122からなる焦点検出部の詳細について説明する。図2は、図1のデジタルカメラのブロック図における撮像素子122のうち被写体像が形成される受光画素をレンズユニット100側からみた平面図である。400は、撮像素子122上に横方向m画素、縦方向n画素で形成される画素全体からなる撮像範囲で、401は、そのうちの1つの画素部を示す。各画素部にはオンチップでベイヤー配列の原色カラーフィルタが形成され、2行×2列の4画素周期で並んでいる。図2においては煩雑さをなくすため、画素部としては左上側の10画素×10画素のみを表示し、その他の画素部は省略している。
図3と図4は、図2における画素部のうち撮像用画素と焦点検出用画素の構造を説明する図で、図3(b)、図4(b)は図1におけるレンズユニット100と撮像素子122を図1中で上側からみた光学断面図である。ここでは、レンズユニット100は、仮想的な1枚のレンズとして図示している。なお、説明に不要な部材については省略してある。本実施形態では、2行×2列の4画素のうち、対角2画素にG(緑色)の分光感度を有する画素を配置し、他の2画素にR(赤色)とB(青色)の分光感度を有する画素を各1個配置したベイヤー配列が採用されている。このベイヤー配列の間に、後述する構造の焦点検出用画素が配置される。
図3に撮像用画素の配置と構造を示す。図3(a)は2行×2列の撮像用画素の平面図である。ベイヤー配列では、対角方向にG画素が、他の2画素にRとBの画素が配置される。そして、2行×2列の構造が繰り返し配置される。図3(a)のA−A断面図である図3(b)において、MLは各画素の最前面に配置されたオンチップマイクロレンズ、CFRはR(赤色)のカラーフィルタ、CFGはG(緑色)のカラーフィルタである。PD(Photo Diode)は、CMOSイメージセンサの光電変換素子を模式的に示したものである。CL(Contact Layer)は、CMOSイメージセンサ内の各種信号を伝達する信号線を形成するための配線層である。図3は、撮像素子122のうち中心付近の画素、すなわちレンズユニット100の光軸OA上付近の画素構造を示す図である。
ここで、撮像用画素のオンチップマイクロレンズMLと光電変換素子PDは、レンズユニット100を通過した光束を可能な限り有効に取り込む様に構成されている。換言すると、レンズユニット100の射出瞳(Exit Pupil)411と光電変換素子PDは、マイクロレンズMLにより共役関係にあり、かつ光電変換素子の有効面積は大面積に設計される。図3(b)における光束410はその様子を示し、射出瞳411の全領域が光電変換素子PDに取り込まれている。図3(b)ではR画素の入射光束について説明したが、G画素及びB(青色)画素も同一の構造となっている。また、マイクロレンズMLまわりの部材は、説明を理解し易くするために拡大して表示されているが、実際はミクロンオーダーの形状である。
図4は、レンズユニット100の水平方向(横方向)に瞳分割を行なうための焦点検出用画素の配置と構造を示す。ここで水平方向とは、図1のx軸方向、図2で示す撮像素子122の長手方向を示す。図4(a)は、焦点検出用画素を含む2行×2列の画素の平面図である。記録又は観賞のための画像信号を得る場合、G画素で輝度情報の主成分を取得する。人間の画像認識特性は輝度情報に敏感であるため、G画素が欠損すると画質劣化が認知されやすい。一方で、R画素又はB画素は、色情報(色差情報)を取得する画素であるが、人間の視覚特性は色情報には鈍感であり、色情報を取得する画素は多少の欠損が生じても画質劣化は認識され難い。そこで本実施形態においては、2行×2列の画素のうち、G画素は撮像用画素として残し、R画素とB画素を焦点検出用画素に置き換える。この焦点検出用画素を図4(a)においてSHA及びSHBと示す。
図4(a)におけるA−A断面図を図4(b)に示す。マイクロレンズMLと、光電変換素子PDは図3(b)に示した撮像用画素と同一構造である。そして、撮像素子122のうち中心付近の画素、すなわちレンズユニット100の光軸OA上付近の画素構造を示す図である。本実施形態では、焦点検出用画素の信号は画像生成には用いないため、色分離用カラーフィルタの代わりに透明膜CFW(白色)が配置される。また、撮像素子で射出瞳411を分割するため、配線層CLの開口部はマイクロレンズMLの中心線に対して一方向に偏心している。具体的には、画素SHAの開口部OPHAはマイクロレンズMLの中心線に対して右側に421HAだけ偏心しているため、レンズ311の光軸OAを挟んで左側の射出瞳領域422HAを通過した光束420HAを受光する。同様に、画素SHBの開口部OPHBはマイクロレンズMLの中心線に対して左側に421HBだけ偏心しているため、レンズユニット100の光軸OAを挟んで右側の射出瞳領域422HBを通過した光束420HBを受光する。そして、図から明らかな様に、偏心量421HAは偏心量421HBに等しい。この様に、マイクロレンズMLと開口部OPの偏心によりレンズユニット100の異なる瞳領域を通過する光束420を取り出すことが可能となっている。
以上の様な構成で、画素SHAを水平方向に複数配列し、これらの画素群で取得した被写体像をA像とする。また、画素SHBも水平方向に複数配列し、これらの画素群で取得した被写体像をB像とする。そして、A像とB像の相対位置を検出することで、被写体像のピントずれ量(デフォーカス量)が検出できる。従って、撮像素子122は焦点検出手段としての機能を備えることとなる。本実施形態では、画素SHA、画素SHBを、それぞれ異なる射出瞳領域を通過した光束を受光する3つ以上の画素群の中から選択し、焦点検出を行う。詳細は、後述する。
なお、図4は撮像素子122の中央付近の焦点検出用画素についての説明であるが、中央以外では、マイクロレンズMLと配線層CLの開口部OPHA、OPHBを図4(b)とは異なる状態で偏心させることにより射出瞳411を分割することができる。具体的には、開口部OPHAの方を例にとって説明すると、開口部OPHAの中心と射出瞳領域中心を結ぶ線上に略球状のマイクロレンズMLの球芯を合わせるよう偏心させる。これにより、撮像素子122の周辺部においても、図4で示した中央付近の焦点検出用画素とほぼ同等の瞳分割を行うことができる。
ところで、上記画素SHA、SHBでは、撮影画面の横方向に輝度分布を有した被写体、例えば縦線に対しては焦点検出可能であるが、縦方向に輝度分布を有する横線は焦点検出不能である。横線を検出するためには、撮影レンズの垂直方向(縦方向)にも瞳分割を行なう画素も備えるよう構成すればよい。本実施形態では、縦横両方向に焦点検出用の画素構造を備える構成としている。また、上記焦点検出用画素は本来の色情報を有さないため、撮影画像形成にあたっては周辺部の画素信号から補間演算することによって信号を作成する。従って、撮像素子122に焦点検出用画素を連続的に並べるのではなく離散的に並べる。これにより、撮影画像の画質を低減させることもない。
以上図2、図3、図4で説明した様に、撮像素子122は撮像のみの機能だけではなく焦点検出手段としての機能も有している。また、焦点検出方法としては、射出瞳411を分割した光束を受光する焦点検出用画素を備えているため、位相差検出方式AFを行うことが可能である。
一般に、図4のように、撮影光学系の射出瞳の一部を通過する光束を用いて、焦点検出を行う場合、射出瞳の位置が移動すると、焦点検出に用いる光束が遮られる、いわゆるケラレが発生し、焦点検出精度が悪化したり、焦点検出が不可能となったりする。そこで、本実施形態の撮像装置では、撮影光学系のシフト、チルトにより射出瞳の位置が移動した場合でも、焦点検出可能とするために、撮像素子122が、複数種類の射出瞳位置を通過する光束を受光する画素を備えている。
以下に、図5、図6、図7を用いて、本実施形態の撮像装置が有する撮像素子上の複数種類の画素について説明する。
図5は、撮像素子上の焦点検出領域説明図、図6は、焦点検出領域内の画素配置図、図7は、撮像素子122の焦点検出用画素の瞳受光領域説明図である。
まず、撮像素子122上の略中央のp1に位置する被写体に対してレンズユニット100の焦点調節を指示された場合について説明する。
カメラ本体120において、図5に示すように、撮像素子122上の略中央のp1に位置する被写体に対してレンズユニット100の焦点調節を指示された場合、カメラMPU125は、座標p1を中心に所定領域を焦点検出領域Area1として設定する。また焦点検出領域Area1の大きさは、被写体の遠近競合が発生しない程度の大きさに設定される。
図6は、焦点検出領域内の一部の画素配置図である。図中で矩形に区切られた領域が1画素を示しており、1画素中に書かれた「R」「G」「B」の文字は各画素のカラーフィルタの色相を表している。「R」の文字の書かれた画素は赤の成分の光を透過し、「G」の文字の書かれた画素は緑の成分の光を透過し、「B」の文字の書かれた画素は青の成分の光を透過する。また、「R」「G」「B」の文字が書かれた各画素は、レンズユニット100の全瞳領域を通過した光を受光するように構成されている。
カラーフィルタの配列がベイヤ配列の場合、1絵素は「R」「B」の画素と2つの「G」の画素から構成される。しかし、本実施形態の撮像装置を構成するイメージセンサは「R」あるいは「B」であるべき画素の一部に、レンズユニット100の一部の瞳領域を受光する焦点検出用画素が割り当てられている。焦点検出用画素において、斜線部は遮光されており、斜線部ではない領域が受光部を示している。
図中、Pa1、Pb1、Pa2、Pb2、Pa3、Pb3、Pa4、Pb4、Pa5、Pb5はレンズユニット100の焦点状態を検出するための画素である。そして、図4で説明した開口部OPのマイクロレンズMLに対する偏心量が図中x方向に異なる画素として、Pa1、Pa2、Pa3、Pa4、Pa5が4画素ごとにy方向に配されている。また、図4で説明した開口部OPのマイクロレンズMLに対する偏心量が図中y方向に異なる画素として、Pb1、Pb2、Pb3、Pb4、Pb5が4画素ごとにy方向に配されている。Pa1、Pb1、Pa2、Pb2、Pa3、Pb3、Pa4、Pb4、Pa5、Pb5は、4列ごとに周期的に配置されている。本実施形態の撮像素子122の一部に配設される焦点検出用の画素は、x方向(光軸直交方向)、y方向(光軸直交方向)共に、画素内における開口中心位置が異なる5種類が設定されている。そして、画素内における同一の開口中心位置を有する焦点検出用画素が、第1の相関方向である図中x方向に4画素周期で周期的に配列され横(x)方向の焦点検出視野を形成している。同様に、画素内における同一の開口中心位置を有する焦点検出用画素が、第2の相関方向である図中y方向に20画素周期で周期的に配列され縦(y)方向の焦点検出視野を形成している。
ここで、少なくとも3つの受光領域に分割されている焦点検出用画素の配列方法については、図6の方法に限らない。図6では、同じ開口偏心量の画素が同じ行に配置されるように構成した。これにより、撮像素子122の信号を読み出す際に、どの行を読み出すか選択することにより、焦点検出に用いる、目的の開口偏心量の画素を効率的に読み出すことができる。
一方で、画素開口の偏心量や偏心方向の異なる画素の配置の方法は、焦点検出に用いる2つの異なる画素開口の偏心量を有する画素群が、撮像素子上で、できる限り近くに配置されていることが望ましい。これにより、2つの画素群の出力信号の形状の同一性を高めることができる。そのため、図6では、画素開口がx方向に偏心した画素とy方向に偏心した画素を斜め方向に隣接して配置したが、画素開口の偏心方向が等しく、使用する確率の高い対の開口偏心量の画素を、斜め方向に隣接した画素に配置してもよい。一般に、撮像素子上の全画素に対して、焦点検出用の画素を増やすと、焦点検出精度の向上が望めるが、画質への悪影響が増える。そのため、高画質と焦点検出の高精度を両立する割合で、焦点検出用画素を配置すればよい。
図7は、撮像素子122の略中央に位置する焦点検出用画素のレンズユニット100の射出瞳上での受光領域の説明図で、黒く示したレンズユニット100の射出瞳に対して、白い領域が焦点検出用画素の受光領域を示している。レンズユニット100の射出瞳は、口径蝕が発生していないため円形状である。また図7では、撮像素子122の光電変換部PDとマイクロレンズMLとの製造上の位置ズレが生じていない例を示している。
図7(a)では、撮像素子122上の焦点検出用画素の射出瞳上での受光領域(分割瞳領域)を、第1の受光領域422−1として示している。第1の受光領域422−1は、図6のPa1と対応している。焦点検出用画素の開口の中心は画素の中心に対して−x方向に大きく偏位しているため、焦点検出用画素の光電変換部の受光可能な領域の中心は、レンズユニット100の射出瞳上で光軸(図中x軸とy軸の交点)に対してx1偏位している。
図7(b)では、撮像素子122上の焦点検出用画素の射出瞳上での受光領域を、第2の受光領域422−2として示している。第2の受光領域422−2は、図6のPa2と対応している。焦点検出用画素の開口の中心は画素の中心に対して−x方向に小さく偏位しているため、焦点検出用画素の光電変換部の受光可能な領域の中心は、レンズユニット100の射出瞳上で光軸(図中x軸とy軸の交点)に対してx2偏位している。
図7(c)では、撮像素子122上の焦点検出用画素の射出瞳上での受光領域を、第3の受光領域422−3として示している。第3の受光領域422−3は、図6のPa3と対応している。焦点検出用画素の開口の中心は画素の中心に対して偏位していないため、焦点検出用画素の光電変換部の受光可能な領域の中心は、レンズユニット100の射出瞳上で光軸(図中x軸とy軸の交点)と重なっている。すなわち、図中のx3は、0となる。
図7(d)では、撮像素子122上の焦点検出用画素の射出瞳上での受光領域を、第4の受光領域422−4として示している。第4の受光領域422−4は、図6のPa4と対応している。焦点検出用画素の開口の中心は画素の中心に対して+x方向に小さく偏位しているため、焦点検出用画素の光電変換部の受光可能な領域の中心は、レンズユニット100の射出瞳上で光軸(図中x軸とy軸の交点)に対してx4偏位している。
図7(e)では、撮像素子122上の焦点検出用画素の射出瞳上での受光領域を、第5の受光領域422−5として示している。第5の受光領域422−5は、図6のPa5と対応している。焦点検出用画素の開口の中心は画素の中心に対して+x方向に大きく偏位しているため、焦点検出用画素の光電変換部の受光可能な領域の中心は、レンズユニット100の射出瞳上で光軸(図中x軸とy軸の交点)に対してx5偏位している。
ここまで説明した図7(a)から図7(e)で示された偏位量はx1>x2>x3=0>x4>x5となる。これらの5つの画素群が、図6の焦点検出領域Area1の中に配置された焦点検出用画素を、均等な割合で構成している。
本実施形態の撮像素子122は、焦点検出演算を行う対の画素群として、射出瞳上での受光領域が異なる5つの領域(422−1〜422−5)から、2つ選択し、その光電変換部より得られる信号を用いて焦点検出を行う。位相差検出方式の焦点検出では、射出瞳上での受光領域の重心間隔によって、デフォーカス量に対応する位相差検出結果が異なる。本実施形態では、選択する画素群によって、デフォーカス量に対応する位相差検出結果の敏感度を切り替えることによって、どの画素群を選択しても、焦点検出を行うことができる。
カメラMPU125は、各焦点検出用画素群の焦点検出光束のレンズユニット100のレンズ枠によるケラレ状況を判定して、焦点検出演算を行う画素群を選択する。ここで、焦点検出光束のケラレ状況は、撮像素子122の一部を構成する焦点検出画素の受光角度分布とレンズユニット100のレンズ枠情報から算出される。
図8は、焦点検出光束のケラレ状況と、選択される焦点検出用画素群について説明する図である。
図8(a)は、図7と同様に、撮像素子122上の焦点検出用画素の受光領域を、射出瞳上に表した図で、射出瞳上に、図7に示した第1〜第5の領域(422−1〜422−5)が示されている。図8では、焦点検出用画素の受光領域は、射出瞳上で隣接して描かれているが、配置方法はこれに限らない。互いに重なるように配置してもよいし、互いに重ならないように配置してもよい。これは、焦点検出用画素の受光領域を決める開口の位置の設定を変えることにより実現することができる。図8では、焦点検出用画素の受光領域を、画素の開口の射出瞳上への逆投影像として、矩形状に示している。そのため、焦点検出用画素が、受光する光束は、射出瞳領域と受光領域の共通部分となる。
図8(a)の状況では、焦点検出が可能な受光領域として、全ての領域が選択される。受光領域の選択方法については、後述する。
図8(b)は、シフト/チルト/回転操作部材140の操作により、レンズユニット100内の撮影光学系がマウントMに対して、移動したことにより射出瞳の位置がx方向に移動している様子を示している。移動後の射出瞳は実線で、移動前の射出瞳は破線で示されている。
射出瞳の移動によらず、焦点検出用画素の受光領域は、変わらないので、より−x方向に存在した領域、言い換えると第5の領域(422−5)側ほど、大きくケラレが発生し、射出瞳上の受光領域は小さくなっている。一方で、第1の領域(422−1)は、射出瞳位置の移動に伴い、射出瞳上の受光領域は大きくなり、受光量が増える。このように、射出瞳の位置によって、焦点検出用画素群のケラレの状況は異なる。一般に、焦点検出に用いる画素群の光量が少ない場合、出力信号に光量補正などを行うが、補正に伴いノイズも増長されるため、光量が少なければ少ないほど、焦点検出精度が悪化する。本実施形態では、レンズMPUから得られるレンズ情報を用いて、各画素群のケラレ状況を算出し、光量が少ないものを除いた画素群から、焦点検出に用いる画素群を決定する。
図7、図8で説明している射出瞳上の受光領域は、焦点検出領域が撮像素子上の中心近傍であるため、各画素群のケラレ状況は、各画素群の受光領域とレンズの射出瞳の位置、直径で算出することができる。一方、焦点検出領域が撮像素子上の周辺領域の場合、各画素群のケラレ状況は、各画素群の受光領域とレンズの射出瞳の位置、直径に加えて、レンズ枠の位置、直径を用いて算出することができる。周辺領域のケラレ状況については、後程説明する。
このように、射出瞳、レンズ枠の情報を用いて算出される各画素群のケラレ状況に応じて、焦点検出が可能な画素群を決定するが、画素群の選択方法については、後述する。
図8(b)では、受光領域として面積が所定値以上確保できている第1から第4の領域(422−1〜422−4)を、焦点検出に用いることができる画素群とする。焦点検出に用いることが可能な4つの画素群の信号から、どういった組み合わせで対の画素群を用いて焦点検出を行うかは、後述する。
図8(c)は、図8(b)よりも射出瞳の位置がx方向に大きく移動している様子を示している。図8(c)では、受光領域として面積が所定値以上確保できている第1から第3の領域(422−1〜422−3)が、焦点検出に用いることができる画素群となる。
図8(d)は、射出瞳の位置がx方向だけでなく、y方向に大きく移動している様子を示している。射出瞳がy方向に移動したために、焦点検出用画素の受光領域が一部y方向に不足しているが、第1から第4の領域(422−1〜422−4)は、受光領域として面積が所定値以上確保できている。そのため、第1から第4の領域(422−1〜422−4)から、焦点検出に用いる画素群を選択する。
図8からわかるように射出瞳位置のx方向の移動が大きくなればなるほど、焦点検出が可能な画素群は減少する。射出瞳位置が+x方向に移動する場合、最低でも第1の受光領域422−1、第2の受光領域422−2が焦点検出可能である必要がある。言い換えると、射出瞳位置の移動量によって、焦点検出可能な焦点検出領域が設定される。カメラMPU125は、射出瞳位置の移動量に応じて、表示器126に、焦点検出可能な全領域を表示する。これにより、撮影者は、焦点検出領域の設定を容易にすることができる。
図8では、(a)から(c)へと射出瞳位置のx軸方向変位量が増えるに従って、焦点検出可能な受光領域が変化する。例えば、対の画素群は、図8(a)では、第2の受光領域422−2と第4の受光領域422−4の画素群、図8(b)では、第1の受光領域422−1と第3の受光領域422−3の画素群が射出瞳位置に応じて切り替えられる。つまり、本実施形態では、焦点検出可能な画素のうちで最も受光する瞳領域の距離が離れた対の画素を選択する。これにより、焦点検出の基線長が長くなり、焦点検出の精度が向上する。あるいは、焦点検出可能な画素のうちで、通過する光束の光量の差が最も少ない対の画素を選択してもよい。これにより、位相差を検出するための2像の波形の形状差が少なくなり、焦点検出精度が向上する。
図9を用いて、周辺領域のケラレ状況について説明する。図9(a)は、図5の座標p1に対して、x方向に像高のある位置に配置された画素のケラレ状況を示す図である。図8と同様に、射出瞳上の第1〜第5の領域(422−1〜422−5)に対して、レンズの前枠412、レンズの後枠413によって、受光領域が制限されている。ここで、図8で示したように、レンズユニット100内の撮影光学系がマウントMに対して、x方向に移動した場合、射出瞳上の第1〜第5の領域(422−1〜422−5)に対して、レンズの前枠412、レンズの後枠413が共にx方向に移動する。また、x方向に、より像高の高い位置の画素のケラレ状況は、レンズ前枠412が図中+x方向に、レンズ後枠413が−x方向に移動する。
周辺領域では、中央領域に比べて、撮影光学系(射出瞳、レンズ枠)の位置ずれがない場合において、撮影光学系により遮られる光量が大きい、すなわち、受光領域の制限が大きい。そのため、周辺領域では、焦点検出に使用可能な受光領域の数が少なく、撮影光学系が大きく移動すると焦点検出に使用可能な受光領域の数が2個未満となり焦点検出が不可能となる。
例えば、図9(b)は、図8(c)で説明した撮影光学系の移動が発生した場合の周辺領域のケラレ状況を示している。図からわかるとおり第2の領域(422−2)は、受光領域として面積が確保できておらず、焦点検出に用いることができる画素群は、第1の領域(422−1)のみである。この場合は、焦点検出を行うことができない。
このように、撮像素子122上の焦点検出領域の位置の像高が大きくなるにつれ、焦点検出を行うために許容できる撮影光学系の移動量は制限される。そのため、本実施形態では、撮影光学系の移動量に応じて、焦点検出可能範囲の設定を行う。詳細は、後述する。 次に、カメラ本体120における実際の動作について説明する。図10は、撮像面位相差焦点検出部129に格納された実際の焦点検出動作を示すフローチャートである。なお、本フローチャートは、撮像素子122による位相差検出方式の焦点検出を行う電子ファインダ、もしくは動画撮影時の動作となっている。つまり、電子ファインダのための表示や、動画記録を行いつつ、焦点検出動作が並行して行われている。
まず、S1では、カメラMPU125が、レンズユニット100の上述した射出瞳情報、レンズ枠情報やフォーカスレンズ位置などの各種レンズ情報をレンズMPU117から取得する。
S2では、レンズユニット100から得た各種レンズ情報を用いて、焦点検出が可能な領域を算出する。これは、図8、図9で説明した通り、レンズ情報に含まれる射出瞳の変位方向、変位量、位置、直径の情報と焦点検出画素の瞳分割方向、受光領域の情報を用いて、所定量以上の光量が得られる画素群が2つ以上あるか否かで決定する。算出された焦点検出可能領域は、表示器126に表示する。
図11を用いて、焦点検出可能領域の表示について説明する。上述した通り、撮像素子上の周辺領域の焦点検出の可否は、撮影光学系(射出瞳、レンズ枠)の移動量と焦点検出を行う撮像素子上の位置によって決まる。そのため、ステップS2で得た撮影光学系の移動量情報を用いて、焦点検出が可能な撮像素子上の領域を算出する。焦点検出可能領域500、501、502は、算出された焦点検出が可能な撮像素子122上の領域の例を示したものである。撮影光学系の移動量が小さい場合には、比較的広い領域で焦点検出が可能であるため、焦点検出可能領域502を表示器126に表示する。また、撮影光学系の移動量が大きくなるにつれて、焦点検出可能領域501、焦点検出可能領域500のように焦点検出可能領域を狭くして、表示を行う。
S3では、撮影者による焦点検出領域の設定がなされる。撮影者により1点ないし複数点の焦点検出領域が設定されたり、自動的にカメラMPU125が、焦点検出領域を選択するモードを設定したりする。既に焦点検出領域が設定されている場合には、継続してその設定を使用する。
S4では、操作スイッチ群127の操作により焦点検出開始指示ボタンがONされたかを検知し、ONされた場合にはS5へ進む。ここでは、焦点検出開始ボタンによる判別をしているが、電子ファインダ表示や動画記録に移行したことをトリガーに、焦点検出を開始してもよい。S4で、焦点検出開始の指示が検知されない場合には、S1に戻る。これにより、撮影者がシフト/チルト/回転操作部材140により、撮影光学系の移動を行った場合にも、随時焦点検出可能領域を更新することができる。
S5では、焦点検出に用いる画素群を設定するサブルーチン処理を行う。設定方法については、後述する。
S6では、逐次読み出されている画像信号から画像処理回路124は、対の焦点検出用信号を生成する。そして、その焦点検出用信号を撮像面位相差焦点検出部129へ送り、S7へ進む。撮像面位相差焦点検出部129では、ケラレの影響を低減する光量補正、いわゆるケラレ補正などを行う。
S7では、撮像面位相差焦点検出部129にて公知の相関演算などを用いて対の焦点検出用信号のずれ量を算出し、デフォーカス量に換算する。S8では、S7で算出した焦点検出結果に基づき、フォーカスレンズ104のレンズ駆動量を算出する。
S9では、カメラMPU125は、レンズMPUに対して、レンズ駆動量を送り、フォーカスレンズを駆動することでレンズユニット100の焦点調節を行う。
以上が、本実施形態のカメラ本体120の焦点検出動作となる。
次に、図10のステップS5で行う焦点検出に用いる画素群設定のサブルーチンについて説明する。図12は、焦点検出に用いる画素群設定のサブルーチンを示すフロー図である。
ステップS51では、以後に行う光量の判定を行う画素群の設定を行う。図8の例で説明すると、第1の受光領域422−1を設定する。
次に、ステップS52で、設定した画素群の光量は所定量以上か否かを判定する。これは、図8で説明した射出瞳領域の共通領域の面積もしくは、射出瞳上の全光束の領域に対する射出瞳領域の共通領域の割合が、所定値に対して大きいか小さいかを比較することにより判定することができる。受光量が少ない画素群を焦点検出に用いないようにすることにより、画素群から得られる出力信号のゲインを不要に大きくする必要がなく、ノイズの少ない信号を用いた焦点検出を行うことができる。
ステップS52で、光量が所定量以上であると判定された場合、ステップS53に進み、判定した画素群を光量十分な画素群として設定する。一方、光量が所定量以上でないと判定された場合、ステップS54に進み、判定した画素群を光量不十分な画素群として設定する。ステップS53,S54の処理を終えると、ステップS55に進み、全ての画素群の判定を終えたか否かを判定する。図8の例で説明すると、ここで第1の受光領域422−1の光量の判定を終えたため、残りに第2〜第5の受光領域(422−2〜422−5)の光量の判定を順次行う。
全ての受光領域の判定を終えると、ステップS56に進み、光量十分と判定された画素群の中から、焦点検出に用いる対の画素群を設定する。デフォーカス量に対応する位相差検出結果の敏感度が大きくなるように、射出瞳上で受光領域中心が最も離れた対の画素群を設定する。例えば、図8(b)において、第1から第4の受光領域が光量十分であった場合、第1の受光領域422−1と第4の受光領域422−4の画素群を設定する。このように設定することにより、単位デフォーカス量に対する対の画素群から得られる出力信号の位相差が大きくなり、高精度な焦点検出を行うことができる。
但し、対の画素群の設定方法は、これに限らない。対の画素群の受光量の光量差が小さくなることを優先することも考えらえる。例えば、図8(b)において、第1から第4の受光領域が光量十分であった場合、第1の受光領域422−1と第3の受光領域422−3を選択する。このような方法によれば、対の光学像の光量差を、極力小さく保ち、光量補正時の補正誤差を小さくすることができ、高精度な焦点検出が可能となる。
また、画素群の全ての対の組み合わせを設定する方法が考えられる。ステップS7のデフォーカス量算出時に、複数対の焦点検出結果から最終的な結果を得る方法が考えられる。複数のデフォーカス量を算出することができるため、高精度な焦点検出結果を得られる。
以上のように、撮影レンズの射出瞳の位置に応じて、焦点検出に使用する画素群を切り替えることにより、撮影レンズの射出瞳の位置によらず、高速な焦点調節を行うことを可能にした撮像装置を提供することができる。
本実施形態では、x方向に射出瞳を分割した受光領域を設定した場合を説明したが、適用範囲はこれに限らない。図6に示した焦点検出用画素Pb1、Pb2、Pb3、Pb4、Pb5を用いて、y方向に射出瞳を分割した受光領域を設定した場合も同様に適用できる。y方向に射出瞳を分割する場合には、射出瞳の移動方向として、y方向に移動した場合に、ケラレ状況が変わり、受光領域が制限を受けやすい。このように、射出瞳の移動方向に応じて、x方向、y方向に瞳分割した焦点検出用画素の切り替えを行うことにより、いずれの方向のコントラストにも対応して高精度な焦点検出を行うことができる。
また、本実施形態では、撮像素子上に、画像生成に用いる画素とは別に焦点検出用の画素を配置し、射出瞳の一部の領域を通過する光束を受光する焦点検出用画素の出力信号を用いて、焦点検出を実現していた。しかしながら、撮像素子から焦点検出用の出力信号を用いる方法は、これに限らない。
図13を用いて、撮像素子から焦点検出用の出力信号を得る構成の変形例を説明する。図13は、図6と同様に、焦点検出領域内の一部の画素配置図である。図中で矩形に区切られた領域が1画素を示しており、1画素中に書かれた「R」「G」「B」の文字は各画素のカラーフィルタの色相を表している。また、図6と同様に、1画素に対して、1つのマイクロレンズが配置されている。また、図13では、図中の5行8列目の「G」画素を拡大した様子を示している。変形例の撮像素子では、1画素内に、複数の光電変換部を持つ。図13の例では、5×5の光電変換部を持つ。各々の光電変換部に行列番号を付し、A(1,1)、A(1,2)・・・・、A(5,5)と示す。図13では、特定の「G」画素の説明を行ったが、カラーフィルタの色によらず他の画素も、同様に5×5に分割されている。このような構成の撮像素子を持つ撮像装置は、特開2007−4471号公報などにも開示されている。
上述の構成の撮像素子においては、各光電変換部は、射出瞳上の異なる領域を通過した光束を受光することができる。そのため、図6のPa1(第1の受光領域422−1)と同等の出力を図12の撮像素子で得る場合には、光電変換部A(1,1)、A(2,1)、A(3,1)、A(4,1)、A(5,1)の出力の和を算出すればよい。また、Pa5(第5の受光領域422−5)と同等の出力を図12の撮像素子で得る場合には、光電変換部A(1,5)、A(2,5)、A(3,5)、A(4,5)、A(5,5)の出力の和を算出すればよい。また、記録画像用の画素出力を得る場合には、5×5の全ての光電変換部の出力の和を算出すればよい。
このように、本変形例の撮像素子によれば、1つの画素から複数の受光領域に対応した出力を得ることができる。このような画素を焦点検出領域内に配することにより、上述の実施形態のような離散的な焦点検出用画素の配置ではなく、より高密度に焦点検出用画素を配置することができ、高精度な焦点検出を実現することができる。
同様に、図6のPb1と同等の出力を図12の撮像素子で得る場合には、光電変換部A(1,1)、A(1,2)、A(1,3)、A(1,4)、A(1,5)の出力の和を算出すればよい。このように、1つの画素内の出力の和を算出する光電変換部の組み合わせを変更することにより、撮影画面の縦横方向のいずれかに、輝度分布を有した被写体に対して焦点検出を行うことができる。その際に、縦横両方向に対応した焦点検出用の画素を、それぞれ設ける必要がなく、全ての画素から画像生成用の出力、縦方向焦点検出用の出力、横方向焦点検出用の出力を得ることができるため、高画質かつ高精度な焦点検出を両立することができる。
また、本実施形態では、シフト/チルト/回転操作部材140による撮影光学系全体の移動による射出瞳の位置移動について、説明したが、射出瞳の移動の要因はこれに限らない。例えば、手ぶれ防止のための防振用の手ぶれ補正光学系が撮影光学系の一部にある場合も、本発明を適用することで、高精度に焦点検出を行うことができる。
手ぶれとは、シャッターを押す時に身体が動いてしまい、それによって生じた画像のぶれが手ぶれである。撮像装置内に振動ジャイロ機構を備えた手ぶれ補正レンズを組み込み、ブレを打ち消す方向に補正レンズ(撮影光学系の一部)を動かす事によって光軸を補正する。これにより撮像素子の受光面に到達する光の動きを抑えることで手ぶれを軽減させている。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。

Claims (4)

  1. 被写体像を結像させる撮影光学系の少なくとも一部を駆動して、前記撮影光学系の光軸を変位させる光軸変位手段と、
    前記光軸変位手段による前記光軸の変位の量と変位の方向を検出する変位検出手段と、
    画素の一部に前記撮影光学系の射出瞳の一部を通過した光が入射するための開口を有する焦点検出用画素を複数有する焦点検出用画素群であって、前記開口の中心が画素の中心に対してそれぞれ第1の距離、第2の距離、第3の距離離れている3種類の画素である第1画素、第2画素、第3画素をそれぞれ複数有する焦点検出用画素群を備える撮像素子と、
    前記変位検出手段による検出結果に応じて、前記3種類の画素から2種類の画素を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された2種類の画素の信号を用いて焦点検出を行う焦点検出手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記選択手段は、前記3種類の画素のうちで、前記開口を通過する光束の光量が所定量以上である画素の中から、互いの距離が最も離れた2種類の画素択することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記選択手段は、前記3種類の画素のうちで、前記開口を通過する光束の光量の差が最も少ない2種類の画素択することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像素子の焦点検出可能な領域を、前記変位検出手段の検出結果に応じて変更する変更手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の撮像装置。
JP2012090453A 2012-04-11 2012-04-11 撮像装置 Expired - Fee Related JP5947602B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012090453A JP5947602B2 (ja) 2012-04-11 2012-04-11 撮像装置
US13/857,535 US8854533B2 (en) 2012-04-11 2013-04-05 Image capture apparatus and control method therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012090453A JP5947602B2 (ja) 2012-04-11 2012-04-11 撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013218214A JP2013218214A (ja) 2013-10-24
JP5947602B2 true JP5947602B2 (ja) 2016-07-06

Family

ID=49324740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012090453A Expired - Fee Related JP5947602B2 (ja) 2012-04-11 2012-04-11 撮像装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8854533B2 (ja)
JP (1) JP5947602B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8742309B2 (en) 2011-01-28 2014-06-03 Aptina Imaging Corporation Imagers with depth sensing capabilities
US10015471B2 (en) 2011-08-12 2018-07-03 Semiconductor Components Industries, Llc Asymmetric angular response pixels for single sensor stereo
US9554115B2 (en) * 2012-02-27 2017-01-24 Semiconductor Components Industries, Llc Imaging pixels with depth sensing capabilities
US9888198B2 (en) 2014-06-03 2018-02-06 Semiconductor Components Industries, Llc Imaging systems having image sensor pixel arrays with sub-pixel resolution capabilities
JP6463010B2 (ja) * 2014-06-24 2019-01-30 オリンパス株式会社 撮像素子および撮像装置
US9432568B2 (en) 2014-06-30 2016-08-30 Semiconductor Components Industries, Llc Pixel arrangements for image sensors with phase detection pixels
US9338380B2 (en) * 2014-06-30 2016-05-10 Semiconductor Components Industries, Llc Image processing methods for image sensors with phase detection pixels
JP6724288B2 (ja) * 2014-11-07 2020-07-15 株式会社ニコン 交換レンズ、カメラ本体およびカメラ
US9749556B2 (en) 2015-03-24 2017-08-29 Semiconductor Components Industries, Llc Imaging systems having image sensor pixel arrays with phase detection capabilities
KR102477757B1 (ko) 2015-12-16 2022-12-14 에스케이하이닉스 주식회사 자동 초점 시스템 및 방법
CN108431958B (zh) 2015-12-25 2023-03-31 株式会社尼康 拍摄元件以及拍摄装置
JP6427720B2 (ja) * 2016-06-01 2018-11-21 富士フイルム株式会社 撮像素子及び撮像装置
JP6936930B2 (ja) * 2016-10-28 2021-09-22 Omデジタルソリューションズ株式会社 撮像装置および焦点調節方法
JP7019337B2 (ja) * 2017-08-02 2022-02-15 キヤノン株式会社 像ブレ補正装置、レンズ装置およびそれらの制御方法
JP6971685B2 (ja) * 2017-08-02 2021-11-24 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
JP7057200B2 (ja) * 2018-04-17 2022-04-19 キヤノン株式会社 撮像装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2610235B2 (ja) * 1987-08-13 1997-05-14 キヤノン株式会社 焦点検出装置
JP5170266B2 (ja) 2005-02-08 2013-03-27 株式会社ニコン 撮像装置およびカメラボディ
JP4826152B2 (ja) 2005-06-23 2011-11-30 株式会社ニコン 画像合成方法及び撮像装置
JP5191168B2 (ja) * 2007-06-11 2013-04-24 株式会社ニコン 焦点検出装置および撮像装置
JP5050928B2 (ja) * 2008-02-28 2012-10-17 ソニー株式会社 撮像装置および撮像素子
JP5161702B2 (ja) * 2008-08-25 2013-03-13 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像システム、及び焦点検出方法
JP5147645B2 (ja) * 2008-10-30 2013-02-20 キヤノン株式会社 撮像装置
JP5341479B2 (ja) 2008-11-06 2013-11-13 キヤノン株式会社 撮像装置
US8913175B2 (en) * 2008-11-27 2014-12-16 Canon Kabushiki Kaisha Solid-state image sensing element and image sensing apparatus for detecting a focus state of a photographing lens
JP5455397B2 (ja) * 2009-03-02 2014-03-26 キヤノン株式会社 光学機器
JP5159700B2 (ja) * 2009-05-19 2013-03-06 キヤノン株式会社 光学装置及び焦点検出方法
JP5118680B2 (ja) * 2009-10-07 2013-01-16 キヤノン株式会社 撮像装置
JP5901246B2 (ja) * 2010-12-13 2016-04-06 キヤノン株式会社 撮像装置
JP5791349B2 (ja) * 2011-04-21 2015-10-07 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013218214A (ja) 2013-10-24
US8854533B2 (en) 2014-10-07
US20130271646A1 (en) 2013-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5947602B2 (ja) 撮像装置
JP5901246B2 (ja) 撮像装置
JP5169499B2 (ja) 撮像素子および撮像装置
JP4952060B2 (ja) 撮像装置
JP5028154B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
EP1975695B1 (en) Focus detection device, focusing state detection method and imaging apparatus
JP5552214B2 (ja) 焦点検出装置
JP5917207B2 (ja) 焦点調節装置
US9405092B2 (en) Control apparatus, image pickup system, and control method
JP6555857B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2010140013A (ja) 焦点検出装置及びその制御方法
US11297271B2 (en) Image sensor and image capture apparatus
JP2008211631A (ja) 焦点検出素子、焦点検出装置および撮像装置
JP2016192645A (ja) 撮像素子、焦点調節装置および撮像装置
JP5784395B2 (ja) 撮像装置
JP5251323B2 (ja) 撮像装置
JP6997295B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、及びプログラム
JP2017223760A (ja) 撮像装置及び焦点調節方法
JP6561437B2 (ja) 焦点調節装置および撮像装置
US9967452B2 (en) Imaging apparatus and imaging method for controlling auto-focus
JP5858683B2 (ja) 焦点検出装置および撮像装置
JP5589799B2 (ja) 撮像装置
JP5691440B2 (ja) 撮像装置
JP2019184956A (ja) 焦点検出装置、カメラボディおよびカメラシステム
JP2014206601A (ja) 撮像装置及び焦点調節方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160506

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160603

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5947602

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees