JPH10186431A - ブレ補正装置 - Google Patents

ブレ補正装置

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JPH10186431A
JPH10186431A JP8348722A JP34872296A JPH10186431A JP H10186431 A JPH10186431 A JP H10186431A JP 8348722 A JP8348722 A JP 8348722A JP 34872296 A JP34872296 A JP 34872296A JP H10186431 A JPH10186431 A JP H10186431A
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JP
Japan
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blur correction
optical system
shake
blur
fixing
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JP8348722A
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English (en)
Inventor
Yoshio Imura
好男 井村
Hideki Kanbayashi
秀樹 神林
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Priority to US08/998,028 priority patent/US5974270A/en
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    • G03B5/00Adjustment of optical system relative to image or object surface other than for focusing
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/64Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image
    • G02B27/646Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image compensating for small deviations, e.g. due to vibration or shake
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレ補正光学系を固定する固定部材によりブ
レ補正光学系を固定するときに、電源がなくてもこの固
定部材によりブレ補正光学系を固定することができるブ
レ補正装置を提供する。 【解決手段】 コンビネーションマグネット27は、ブ
レ補正レンズ枠6に取り付けられた鉄片27aを吸着
し、ロック部材29,30,31がブレ補正レンズ枠6
をロックする。動作モード切替スイッチ23をON位置
からOFF位置に切り替えると、この動作モード切替ス
イッチ23の当接部24bがロックリング25の連動部
材125aをロックする。したがって、コンビネーショ
ンマグネット27が鉄片27aを吸着するための電源が
なくても、ブレ補正レンズ枠6をロックリング25によ
りロックすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ等における
手ブレ等によるブレを補正するブレ補正装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のブレ補正装置は、例え
ば、特開平6─67274号公報に開示されたような構
造を有している。特開平6─67274号公報には、ブ
レ補正レンズと、ブレ補正レンズを保持するブレ補正レ
ンズ枠と、このブレ補正レンズ枠を駆動するためのブレ
補正レンズ駆動機構と、このブレ補正レンズ枠に形成さ
れた凹部に嵌まり込み、ブレ補正レンズ枠をロックする
凸状のロック部材と、ロック部材を駆動し、ロック部材
と凹部とを係合状態又は解除状態とするロック部材駆動
機構などを備えたブレ補正装置が開示されている。この
ロック部材駆動機構は、直線運動するスライダと、永久
磁石と、ソレノイドコイルとを組合せたプランジャ型ラ
ッチソレノイドを備えている。このプランジャ型ラッチ
ソレノイドは、永久磁石の磁力を打ち消すように通電さ
れると、ロック部材と凹部との係合を解除するように動
作し、永久磁石の磁力を増すように通電されると、ロッ
ク部材と凹部とを係合するように動作する。
【0003】特開平6─67274号公報のブレ補正装
置は、ブレ補正レンズ枠をロックする動作をロック部材
駆動機構が所定回数行った場合において、ロック状態を
判別する判別部がロック状態にないと判断したときに
は、電気的なロック手段によりブレ補正レンズ枠をロッ
クしている。したがって、ロック部材駆動機構に何らか
の作動不良が生じたときに、電気的ロック手段は、撮影
光学系全体の光軸とブレ補正レンズの光軸とが一致する
ようにブレ補正レンズ枠をロックし、通常の撮影動作を
行うことができるようにしている。これにより、ロック
部材駆動機構によりロックされない状態において、カメ
ラシステムが持ち運ばれ、その振動によりブレ補正レン
ズが傷ついたり、ブレ補正レンズ駆動機構が破損するの
を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のブレ補
正装置は、プランジャ型ラッチソレノイドのソレノイド
コイルを通電状態とすることにより、ロック部材と凹部
を係合又は係合解除する必要があった。また、従来のブ
レ補正装置は、ロック部材駆動機構によりブレ補正レン
ズ枠をロックできないときには、電気的ロック手段によ
りブレ補正レンズ枠をロックする必要があった。したが
って、従来のブレ補正装置は、ロック部材駆動機構の駆
動及び電気的ロック手段を駆動するために、電源を必要
としていた。レンズ鏡筒と、このレンズ鏡筒を着脱可能
なカメラボディとからなるカメラシステムでは、一般
に、ブレ補正装置は、レンズ鏡筒側に、電源は、カメラ
ボディ側に設けられている。このために、レンズ鏡筒側
に設けられたブレ補正レンズ枠のロックを解除した状態
において、カメラボディから電源電池を取り出したり、
カメラボディからレンズ鏡筒を取り外したときには、ロ
ック部材駆動機構や電気的ロック手段によりブレ補正レ
ンズ枠をロックできないという問題があった。
【0005】本発明の課題は、ブレ補正光学系を固定す
る固定部材によりブレ補正光学系を固定するときに、電
源がなくてもこの固定部材によりブレ補正光学系を固定
することができるブレ補正装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。すな
わち、請求項1の発明は、ブレ補正光学系(5)を光軸
(I)と垂直な方向に駆動することによりブレを補正す
るブレ補正部(4)と、動作することにより前記ブレ補
正光学系を固定する固定部材(25)と、前記固定部材
の動作を制御する制御部(137)と、前記制御部の制
御動作とは無関係に、前記ブレ補正光学系を前記固定部
材により固定させる固定操作部材(23,24b,12
5a)とを含むことを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、ブレ補正光学系を光軸
と垂直な方向に駆動することによりブレを補正するブレ
補正部と、動作することにより前記ブレ補正光学系を固
定する固定部材と、前記ブレ補正光学系の動作とは無関
係に、このブレ補正光学系を前記固定部材により固定さ
せる固定操作部材とを含むことを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のブレ補正装置において、前記ブレ補正光学系を
光軸方向に移動する移動装置(4a,15,15a,1
5d,22)を含み、前記固定操作部材は、前記ブレ補
正光学系の移動位置とは無関係に、このブレ補正光学系
を前記固定部材により固定させることを特徴としてい
る。
【0009】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載のブレ補正装置において、前
記固定操作部材は、前記ブレ補正部の動作を複数の動作
モード(ON,OFF)に切り替えるブレ補正動作切替
部材(23)と、前記ブレ補正動作切替部材を特定の動
作モード(OFF)に切り替える動作と連動し、前記制
御部の制御動作とは無関係に、前記ブレ補正光学系を前
記固定部材により固定させる連動部(24b,125
a)とを含むことを特徴とする。
【0010】請求項5の発明は、請求項4に記載のブレ
補正装置において、前記連動部は、前記ブレ補正光学系
又は前記ブレ補正動作切替部材に設けられ、前記ブレ補
正光学系の移動方向に延びた連動部材(125a,12
3b)と、前記ブレ補正動作切替部材又は前記ブレ補正
光学系に設けられ、前記連動部材と当接する当接部材
(24b,225a)とを含み、前記連動部材又は前記
当接部材は、前記ブレ補正動作切替部材を特定の動作モ
ードに切り替える動作と連動して、前記当接部材又は前
記連動部材と当接し、前記ブレ補正光学系を前記固定部
材により固定させることを特徴とする。
【0011】請求項6の発明は、請求項5に記載のブレ
補正装置において、前記連動部材は、光軸方向の前後に
形成された自由端部と、前記ブレ補正光学系又は前記ブ
レ補正動作切替部材により支持された支持部(351
b)とを備え、前記当接部材は、前記支持部又はその近
傍において、前記連動部材と当接することを特徴として
いる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、図面を参照して、本発明の第1
実施形態について、さらに詳しく説明する。図1は、本
発明の第1実施形態に係るブレ補正装置が組み込まれた
レンズ鏡筒を示す断面図である。
【0013】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置
を搭載したレンズ鏡筒は、図1に示すように、光軸Iと
同一方向に移動することにより、結像面に被写体の像を
結ぶための焦点調整をする1群レンズ(フォーカシング
レンズ)1と、2群レンズ2と、3群レンズ3と、光軸
Iに対して垂直な方向に駆動することによりブレを補正
する4群レンズ(以下、ブレ補正レンズという)5と、
5群レンズ7と、光線束、光量などを制限する絞り部1
2とからなる5群構成のズームレンズである。レンズ鏡
筒は、1群レンズ1と、3群レンズ3と、絞り部12
と、ブレ補正レンズ5と、ブレ補正レンズ駆動機構4及
び5群レンズ群7を、光軸I方向に移動することによっ
てズーミング(変倍)を行っている。なお、レンズ鏡筒
がズーミングするときには、ブレ補正レンズ5、ブレ補
正レンズ駆動機構4及び絞り部12は、互いの相対位置
を変えることなく光軸I方向に移動する。
【0014】レンズ鏡筒は、内側固定筒14と、この内
側固定筒14の外側に取り付けられた外側固定筒18
と、この内側固定筒14の外側に取り付けられたカバー
19と、カム筒15と、1群レンズ1を保持する1群レ
ンズ移動枠8と、ヘリコイド筒17と、距離環21と、
ズーム環22と、ブレ補正レンズ駆動機構4と、動作モ
ード切替スイッチ23などから構成されている。
【0015】内側固定筒14は、1群レンズ移動筒16
を光軸I方向に移動自在に支持する部材である。内側固
定筒14には、後述するピン10a,16b,4a,1
1aが移動自在に嵌め込まれ、光軸Iと平行な直進溝1
4aと、図示しないカメラボディに装着可能なマウント
部13とが形成されている。内側固定筒14の内周部に
は、2群レンズ2を保持する2群レンズ保持枠9が先端
部に取り付けられており、後述するカム筒15の外周部
が光軸I回りに回転自在に接触している。内側固定筒1
4の外周部には、後述するヘリコイド筒17の内周部が
光軸I方向に移動自在に支持されている。
【0016】外側固定筒18は、後述する距離環21と
ズーム環22を回転自在に支持する部材である。外側固
定筒18の外周部には、距離環21の内周部とズーム環
22の内周部とが回転自在に支持されており、この距離
環21を回転自在に支持するためのカバー19が固定さ
れている。
【0017】距離環21は、図示しない結像面に被写体
の像を結ぶ焦点調整をするときに操作される部材であ
る。距離環21には、その内周部から突出し、外側固定
筒18の周方向に形成された周溝を貫通し、ヘリコイド
筒17から光軸I方向に突出した係合部17cと係合す
るピン部21aが形成されている。
【0018】ズーム環22は、焦点距離を連続的に変え
て撮影するときに操作される部材である。ズーム環22
は、マウント部13側の端部がカバー19に回転自在に
支持されている。ズーム環22の内周部には、外側固定
筒18とカバー19との間に、ピン15aの先端が係合
する係合部22aが形成されている。
【0019】カム筒15は、1群レンズ移動筒16と、
3群レンズ3を保持する3群レンズ移動枠10と、ブレ
補正レンズ枠6、ブレ補正レンズ駆動機構4及び絞り部
12と、5群レンズ7を保持する5群レンズ移動枠11
とを光軸I方向に沿って駆動する駆動力を付与する部材
である。カム筒5には、1群レンズ移動筒16の内周部
に突出して設けられたピン16bと、3群レンズ移動枠
10の外周部に突出して設けられたピン10aと、ブレ
補正レンズ枠6、ブレ補正レンズ駆動機構4及び絞り部
12の外周部に突出して設けられたピン4aと、5群レ
ンズ移動枠11の外周部に突出して設けられたピン11
aとが、それぞれ移動自在に嵌まり込むカム溝15b,
15c,15d,15eが形成されている。カム筒15
の内周部には、3群レンズ移動枠10、ブレ補正機構部
4、絞り部12及び5群レンズ移動枠11の外周部が光
軸I方向に移動自在に支持されている。カム筒15の外
周部には、ピン15aが突出して設けられており、この
ピン15aは、外側固定筒18とカバー19との間の周
方向に形成された周溝を貫通し、ズーム環22の係合部
22aに嵌め込まれている。
【0020】ヘリコイド筒17は、1群レンズ1を保持
する1群レンズ移動枠8を光軸I方向に移動する部材で
ある。ヘリコイド筒17の内周部には、その先端部に1
群レンズ移動枠8が取り付けられている。また、ヘリコ
イド筒17の内周部には、1群レンズ移動筒16の外周
部に形成された雄ヘリコイドねじ部16aと噛み合う雌
ヘリコイドねじ部17aが形成されている。
【0021】ブレ補正レンズ駆動機構4は、撮影光学系
の一部を構成するブレ補正レンズ5を光軸Iに対して垂
直方向に駆動しブレを補正するための機構である。図2
は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置のブロッ
ク図である。角速度センサ131,134は、カメラボ
ディ101及びレンズ鏡筒102の水平方向及び垂直方
向の振動を検出するためのものであり、その出力は、そ
れぞれフィルタ132,135を通りアンプ133,1
36で増幅され、CPU137に入力される。CPU1
37は、入力された信号を内蔵されたA/Dコンバータ
137aによりA/D変換したのちに、所定の処理を行
って、ブレ補正制御信号を生成する。CPU137の出
力は、D/Aコンバータ138によりD/A変換された
のちに、ドライバ139を通り、ボイスコイルモータ
(VCM)440,441に入力される。
【0022】ボイスコイルモータ(VCM)440,4
41は、ブレ補正レンズ5を駆動するためのモータであ
り、その構造は、図3及び図4によって後述する。位置
センサ442,443の検出信号は、A/Dコンバータ
144でA/D変換され、CPU137にフィードバッ
クされる。CPU137には、動作モード切替スイッチ
23に連動する切替スイッチS3と、後述するチャージ
リング26を回転するためのモータ32と、後述するロ
ックリング25の鉄片27aを吸着するコンビネーショ
ンマグネット27とが接続されている。
【0023】カメラボディ101は、カメラシステム全
体の種々の制御をつかさどるCPU145を備えてい
る。このCPU145には、電源電池146と、メイン
スイッチ(電源スイッチ)MSと、レリーズボタンの半
押しでONする半押しスイッチS1と、レリーズボタン
の全押しでONする全押しスイッチS2とが接続されて
いる。CPU145は、CPU137と通信を行い、情
報を伝達することができる。
【0024】図3は、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置を示す断面図であり、図4は、図3のIV−I
VA線で切断した断面図であり、図5は、図3のV−V
線で切断した断面図である。なお、図4において、図3
のIV−IVB線で切断した断面図における部材の番号
は、図4においてかっこを付して示してある。
【0025】ブレ補正レンズ枠6は、ブレ補正レンズ5
を保持するための枠である。ブレ補正レンズ枠6の外周
部には、図3に示すように、ばね464,465,46
6の一端をそれぞれ取り付けたばね掛け部6a,6b,
6cと、フック部6d,6eとが形成されている。ま
た、ブレ補正レンズ枠6の外周部には、図3に示すよう
に、位置センサ442,443のスリット部材424,
425と、図4に示すように、ボイスコイルモータ(V
CM)440,441のコイル412,416と、図4
及び図5に示すように、鋼球450,455,460側
に鋼球受け部材451,456,461とが取り付けら
れている。
【0026】鋼球受け部材451,456,461は、
ブレ補正レンズ枠6が、光軸Iと垂直方向に駆動すると
きに、このブレ補正レンズ枠6の移動をガイドするため
の部材である。鋼球受け部材451,456,461
は、ブレ補正レンズ枠6の移動を円滑に行うことができ
るように、それぞれ鋼球450,455,460と接触
している。鋼球受け部材451,456,461は、鋼
球450,455,460よりも硬度の高い金属からな
る。
【0027】ベース枠407は、ブレ補正レンズ枠6及
びブレ補正レンズ5を駆動するボイスコイルモータ44
0,441、ガイド軸409、ばね464,465,4
66などからなるブレ補正レンズ駆動機構4を収納し保
護するための部材である。ベース枠407には、図4及
び図5に示すように、鋼球組み込み部407a,407
b,407cと、ばね464,465,466の他端を
それぞれ取り付けたばね掛け部407d,407e,4
07fと、軸410と、図4及び図6に示すように、ボ
イスコイルモータ440,441のヨーク415,41
9と、位置センサー442,443の受光素子(PS
D)421,423とが取り付けられている。
【0028】枠部材408は、ベース枠407に収納さ
れたブレ補正レンズ枠6及びブレ補正レンズ駆動機構4
を保護するための部材である。枠部材408の内側面に
は、図4及び図6に示すように、ボイスコイルモータ4
40,441のヨーク413,417と、位置センサー
442,443の発光素子(LED)420,422と
が取り付けられている。
【0029】ガイド軸409は、ブレ補正レンズ枠6が
光軸Iと垂直方向に移動するときに、このブレ補正レン
ズ枠6をガイドするための部材である。ガイド軸409
は、図3において示すBX方向及びBY方向のいずれの
方向とも、直角以外の角度で交差する方向(図中A方
向)に配置されている。ガイド軸9には、フック部6
d,6eが摺動自在に係合している。
【0030】ガイドアーム410は、ガイド軸409の
ガイド方向(図中A方向)に対して、ブレ補正レンズ枠
6を平行に移動するための部材である。ガイドアーム4
10には、その両端部に屈曲部410a,410bが形
成されており、この屈曲部410a,410bにガイド
軸409が回転自在に支持されている。ガイドアーム4
10は、図5に示すように、ベース枠407側の端部を
回転自在(図中C方向)に軸411により支持されてい
る。このガイドアーム410が回転することにより、ブ
レ補正レンズ枠6は、ガイド軸409のガイド方向(図
中A方向)と交差する方向(図中B方向)に移動するこ
とができる。
【0031】ボイスコイルモータ440,441は、図
3に示すように、ブレ補正レンズ枠6にそれぞれBX方
向とBY方向の力を与えることによって、このブレ補正
レンズ枠6を駆動するためのモータである。ボイスコイ
ルモータ440,441は、ブレ補正レンズ枠6に与え
る力の方向が異なる以外は同一構造である。図4に示す
ように、ボイスコイルモータ440は、ヨーク413
と、このヨーク413との間に磁界を形成する永久磁石
414と、ヨーク413と永久磁石414との間に配置
されたコイル412と、永久磁石414を固定するヨー
ク415とから構成されている。コイル412に電流が
流れると、ブレ補正レンズ5は、BY方向に沿って下方
に推力PYを受けて駆動し、コイル412に逆方向の電
流が流れると、ブレ補正レンズ5は、逆方向(上方)の
推力を受けて駆動する。
【0032】位置センサ442,443は、それぞれブ
レ補正レンズ5のBY方向とBX方向の位置を検出する
ためのものである。位置センサ442,443は、いず
れも同一構造であり、位置センサー442を図6にした
がって説明する。図6は、図3のVI−VIA線で切断
した断面図である。なお、図3のVI−VIB線で切断
した断面図における部材の図番は、図6においてかっこ
を付して示す。
【0033】位置センサ442は、枠部材408に取り
付けられた発光素子420と、ベース部材407に取り
付けられた受光素子421と、発光素子420と受光素
子421との間に配置されたスリット部材424と、こ
のスリット部材424に形成されたスリット424aと
から構成されている。受光素子420から出射された光
は、スリット424aを通過し、受光素子421に達す
る。スリット424aが移動をすると、このスリット4
24aを通過し受光素子421に達する光の位置も移動
をする。光の位置の変化は、受光素子421の出力信号
を変化させるために、ブレ補正レンズ5のBY方向の位
置は、この出力信号の変化に基づいて検出することがで
きる。
【0034】鋼球組み込み部407a,407b,40
7cは、鋼球450,455,460を保持するための
部材である。鋼球組み込み部407a,407b,40
7cは、図4及び図5に示すように同一構造であり、図
5にしたがって、鋼球組み込み部407aのみを説明す
る。鋼球組み込み部407aは、鋼球450と、鋼球組
み込み部407aからこの鋼球450を僅かに露出させ
た状態で収納するリテーナ部材453と、このリテーナ
部材453の底部に設けられた後述する鋼球受け部材4
52とから構成されている。
【0035】鋼球受け部材452は、鋼球450と接触
した状態により、この鋼球450を受け止めるためのガ
イド部材である。鋼球受け部材452は、鋼球450よ
りも硬度の高い金属からなる。鋼球受け部材452は、
鋼球450と点接触するように、平面状に形成すること
が好ましい。
【0036】図7は、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置のロック機構を示す断面図である。図8は、本
発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の動作モード切
替スイッチ及びロックリングを概略的に示す斜視図であ
る。動作モード切替スイッチ23は、ブレ補正レンズ5
の動作を複数の動作モードに切り替えるためのスイッチ
である。本発明の第1実施形態では、動作モード切替ス
イッチ23は、ブレ補正レンズ5によりブレ補正動作を
行うON位置とブレ補正動作を行わないOFF位置との
間において切り替えることができる。動作モード切替ス
イッチ23は、図1及び図7に示すように、カバー19
の周方向にスライド自在に取り付けられている。動作モ
ード切替スイッチ23には、カバー19に形成された貫
通孔19aを貫通し、ON位置とOFF位置との間を移
動する支持部23aが形成されている。
【0037】当接部材24は、動作モード切替スイッチ
23の切替動作と連動して、後述する連動部材125a
と当接し、この連動部材125aとともにブレ補正レン
ズ5をロックリング25によりロックさせるための部材
である。当接部材24は、図7及び図8に示すように、
動作モード切替スイッチ23の支持部23aに取り付け
られ、光軸Iと平行に延びた平行部24aと、この平行
部24aから直角に折り曲げられ、連動部材125aと
当接する当接部24bとからなるL字状の部材である。
【0038】ロックリング25は、図中c方向又はd方
向に回転することにより、ブレ補正レンズ5を保持する
ブレ補正レンズ枠6を固定又は固定解除するための部材
である。ロックリング25には、その外周部に後述する
連動部材125aの支持部125bと、ロック部材2
9,30,31に取り付けられたピン29a,30a,
31aが嵌まり込む略S字状のカム部25b,25c,
25dと、後述するばね28の一端を取り付けるための
ばね掛け部25eとが形成されている。また、ロックリ
ング25には、鉄片27aが取り付けられている。
【0039】ロック部材29,30,31は、ブレ補正
レンズ枠6をロック及びロック解除するための部材であ
る。ロック部材29,30,31は、図4及び図7に示
すように、光軸Iを中心として120度間隔を開けて配
置されている。ロック部材29,30,31は、その先
端部がブレ補正レンズ枠6の径方向に進退することによ
り、ブレ補正レンズ枠6の外周部と当接し、このブレ補
正レンズ枠6のロックとロック解除とを行う。ロック部
材29,30,31には、その長手方向と直交する方向
に突出してピン29a,30a,31aが取り付けられ
ている。
【0040】連動部材125aは、ブレ補正レンズ枠6
及びブレ補正レンズ駆動機構4の光軸I方向の移動位置
とは無関係に、動作モード切替スイッチ23の切替動作
と連動して、ブレ補正レンズ5をロックリング25によ
りロックさせるための部材である。連動部材125a
は、図1及び図8に示すように、光軸Iと平行に延びて
いる。この連動部材125aには、一端を垂直に折り曲
げた支持部125bが形成されており、この支持部12
5bは、ロックリング25に取り付けられている。連動
部材125aは、ブレ補正レンズ枠6及びブレ補正機構
4がズーミング動作により図中e方向に移動するとき
に、その移動位置において当接部材24bと当接可能な
長さである。
【0041】ばね28は、図7に示すように、ロックリ
ング25を反時計方向に回転するように付勢するための
部材である。このばね28は、その一端がロックリング
25のばね掛け部25eに取り付けられており、他端が
枠部材408に設けられたばね掛け部408aに取り付
けられている。
【0042】コンビネーションマグネット27は、ロッ
クリング25に取り付けられた鉄片27aと吸着又は吸
着解除し、ブレ補正レンズ枠6のロック状態を維持又は
ロック状態を解除するための部材である。
【0043】チャージリング26は、ロック解除された
ロックリング25の鉄片27aをコンビネーションマグ
ネット27が吸着可能な位置まで、ロックリング25を
回転させるための部材である。チャージリング26に
は、ロックリング25の支持部125bと当接する係合
部26aと、モータ32のギヤ33と噛み合うラック部
26bとが形成されている。
【0044】つぎに、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置が組み込まれたレンズ鏡筒の動作をズーミング
動作とフォーカシング動作とに分けて説明する。 (ズーミング動作)図1に示す状態において、光軸I回
りにズーム環22が回転すると、このズーム環22の係
合部22aと係合するピン15aを取り付けたカム筒1
5は、ズーム環22と一体となって回転する。光軸I回
りにカム筒5が回転すると、このカム筒5に形成された
カム溝15b,15c,15d,15eは、それぞれ移
動自在に嵌め込まれたピン10a,16b,4a,11
aを押し出す。ピン10a,16b,4a,11aの端
部は、内側固定筒14の直進溝14aに移動自在に嵌め
込まれている。このために、これらのピン10a,16
b,4a,11aを取り付けた1群レンズ移動筒16、
3群レンズ移動枠3、絞り部12,ブレ補正レンズ枠6
及びブレ補正レンズ駆動機構4、5群レンズ移動枠11
は、光軸I回りに回転することなく光軸I方向に移動
し、ズーミングを行う。1群レンズ移動筒16の雄ヘリ
コイドねじ部16aは、ヘリコイド筒17の雌ヘリコイ
ドねじ部17aと噛み合っているために、1群レンズ移
動枠8を取り付けたヘリコイド筒17は、1群レンズ移
動筒16と一体となって光軸I方向に移動する。連動部
材125aは、ブレ補正レンズ枠6及びブレ補正レンズ
駆動機構4とともに光軸I方向に移動するが、当接部材
24bは、連動部材125aの光軸I方向に延びた直線
部分と当接可能である。
【0045】(フォーカシング動作)図1に示す状態に
おいて、光軸I回りに距離環21が回転すると、この距
離環21に形成されたピン部21aは、ヘリコイド筒1
7の係合部17cと当接した状態で、このヘリコイド筒
17を光軸I回りに回転させる。ヘリコイド筒17の雌
ヘリコイドねじ部17aは、1群レンズ移動筒16の雄
ヘリコイドねじ部16aと噛み合っており、この1群レ
ンズ移動筒16に設けられたピン16bは、内側固定筒
14の直進溝14aに嵌め込まれている。したがって、
1群レンズ移動筒16は、光軸I回りの回転が規制さ
れ、光軸I方向の移動のみが許容されている。その結
果、ヘリコイド筒17は、1群レンズ移動筒16の雄ヘ
リコイドねじ部16aと噛み合いながら光軸I回りに回
転し、1群レンズ移動枠8を取り付けたヘリコイド筒1
7は、光軸I方向に移動しつつフォーカシングを行う。
【0046】つぎに、CPU137の動作を中心にし
て、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の動作を
説明する。図9は、本発明の第1実施形態に係るブレ補
正装置の動作を説明するフローチャートである。ステッ
プ(以下、Sとする)200において、カメラボディ1
01のメインスイッチMSがON動作されると、電源電
池146の電力がCPU101に供給され、CPU13
7及びCPU145は、本フローをスタートする。な
お、以下の説明において、特に断りのある場合を除き、
各ステップはCPU137にて行われる。
【0047】S201において、CPU145は、半押
しスイッチS1がONされているか否かを判断する。半
押しスイッチS1がONされていればS202に進み、
半押しスイッチS1がONされていなければ、CPU1
45は、半押しスイッチS1がONされるまで繰り返し
判断を続ける。
【0048】S202において、CPU137は、切替
スイッチS3がONされているか否かを判断する。CP
U137は、動作モード切替スイッチ23のON動作及
びOFF動作と連動する切替スイッチS3がONされて
いればS203に進み、切替スイッチS3がONされて
いなければS206に進む。
【0049】S203において、CPU137は、角速
度センサ131,134をONする。CPU137は、
CPU145からの半押しスイッチS1のON情報に基
づいて、ブレ検出情報を出力するように角速度センサ1
31,134に指示する。角速度センサ131,134
は、カメラボディ101及びレンズ鏡筒102のブレを
検出し、ブレ検出情報を出力する。
【0050】S204において、CPU137は、ブレ
補正レンズ5のロック解除を指示する。コンビネーショ
ンマグネット27をCPU137が通電状態とすると、
コンビネーションマグネット27は、鉄片27aの吸着
を解除する。その結果、ロックリング25は、ばね28
の付勢力により反時計方向に回転し、ピン29a,30
a,31aは、カム溝25b,25c,25dにより案
内される。その結果、ロック部材29,30,31は、
ブレ補正レンズ枠6の外周部から離間し、ブレ補正レン
ズ枠6のロックが解除される。
【0051】S205において、CPU137は、ボイ
スコイルモータ440,441にブレ補正開始を指示す
る。CPU137は、角速度センサ131,134から
のブレ検出情報に基づいて、ブレ補正量を演算する。C
PU137は、算出されたブレ補正量に基づいて、ブレ
補正レンズ5の駆動量を演算し、ボイスコイルモータ4
40,441にブレ補正開始信号を出力する。その結
果、ブレ補正レンズ5は、ボイスコイルモータ440,
441により所定量だけ駆動され、ブレ補正を開始す
る。
【0052】図3に示す状態において、ボイスコイルモ
ータ440によりBY方向に沿って下方の推力PYをブ
レ補正レンズ枠6が受けると、ブレ補正レンズ枠6は、
この推力PYによりガイド軸409上を右下がりにスラ
イドする。ガイドアーム410は、図5に示すように、
軸411を中心として推力PYにより時計回りに回転す
る。その結果、ガイド軸409は、ガイドアーム410
の回転により、図中B方向に平行移動させられる。フッ
ク部6d,6eは、図5に示すように、光軸I方向に僅
かに移動可能なように、ガイド軸409と係合している
ために、ガイド軸409は、ガイドアーム410の回動
により、フック部6d,6eに対して相対的に光軸I方
向に僅かに移動する。しかし、ブレ補正レンズ枠6は、
3つのばね464,465,466により、鋼球45
0,455,460と接触するように付勢されているた
めに、光軸I方向の移動が規制されている。
【0053】一方、図3に示す状態において、ボイスコ
イルモータ441によりBX方向に沿って左向きの推力
PXをブレ補正レンズ枠6が受けると、ブレ補正レンズ
枠6は、この推力PXによりガイド軸409上を左上が
りにスライドする。また、ガイド軸409は、図中B方
向に平行移動させられる。ブレ補正レンズ枠6は、フッ
ク部6d,6eがガイド軸409に係合しているため
に、光軸I回りの回転が規制され、光軸Iに垂直な平面
内の任意の位置に移動することができる。なお、ブレ補
正の状態は、ファインダー(図示しない)にて観察する
ことができる。
【0054】S206において、CPU145は、半押
しスイッチS1がONされたままであるか否かを判断す
る。半押しスイッチS1がOFFされたときにはS20
7に進み、半押しスイッチS1がONされたままである
ときにはS209に進む。
【0055】S207において、CPU137は、ボイ
スコイルモータ440,441にブレ補正停止を指示す
る。CPU137は、CPU145からの半押しスイッ
チS1のOFF情報に基づいて、ボイスコイルモータ4
40,441にブレ補正停止信号を出力し、ボイスコイ
ルモータ440,441は、ブレ補正レンズ5を停止す
る。
【0056】S208において、CPU137は、ブレ
補正レンズ5のロックを指示する。CPU137がモー
タ32に回転を指示すると、このモータ32のギヤ33
を介して、チャージリング26は、図7において時計方
向に回転する。チャージリング26が回転すると、チャ
ージリング26のロック係合部26aは、図中一点鎖線
位置にあるロックリング25の支持部125bを時計方
向に押す。そして、チャージリング26は、コンビネー
ションマグネット27がロックリング25の鉄片27a
を吸着可能な位置まで回転する。コンビネーションマグ
ネット27は、図7に示すように、鉄片27aを吸着
し、ロック部材29,30,31の先端部がブレ補正レ
ンズ枠6の外周部と当接する。その結果、ブレ補正レン
ズ枠6は、ロック部材29,30,31によりロックさ
れる。そして、S201に戻り、CPU145は、半押
しスイッチS1が再びONされるか否かを判断する。
【0057】S209において、CPU145は、全押
しスイッチS2がONされる否かを判断する。半押しス
イッチS1に続き全押しスイッチS2がONされたとき
にはS210に進み、全押しスイッチS2がOFFされ
たときにはS206に戻り、CPU145は、半押しス
イッチS1がONされるか否かの判断を繰り返す。
【0058】S210において、CPU145は、露光
処理を指示する。CPU145は、図示しないシャッタ
機構部に駆動を指示し、シャッタ機構部は、シャッタを
開閉し撮影(露光)を行う。なお、CPU137は、角
速度センサ131,134によるブレ検出情報の出力及
びボイスコイルモータ440,441によるブレ補正レ
ンズ5の駆動を指示し、露光中のブレ補正を行うことも
できる。
【0059】S211において、CPU145は、半押
しスイッチS1がONされたままであるか否かを判断す
る。半押しスイッチS1がOFFされたときにはS21
2に進み、半押しスイッチS1がONされたままである
ときにはS214に進む。
【0060】S212において、CPU137は、ボイ
スコイルモータ440,441にブレ補正停止を指示す
る。CPU137は、CPU145からの半押しスイッ
チS1のOFF情報に基づいて、ボイスコイルモータ4
40,441にブレ補正停止信号を出力し、ボイスコイ
ルモータ440,441は、ブレ補正レンズ5を停止す
る。
【0061】S208において、CPU137は、ブレ
補正レンズ5のロックを指示する。CPU137は、モ
ータ32に回転を指示し、チャージリング26によりロ
ックリング25を回転させ、コンビネーションマグネッ
ト27は、ロックリング25の鉄片27aを吸着する。
そして、ブレ補正レンズ枠6は、ロック部材29,3
0,31によりロックされ、一連の動作を終了する。
【0062】S214において、CPU145は、全押
しスイッチS2がONされたか否かを判断する。半押し
スイッチS1とともに全押しスイッチS2もONされて
いるときにはS210に戻り、S210において、CP
U145は、図示しないシャッタ機構部に露光処理を指
示し、引き続き撮影が行われる。全押しスイッチS2が
OFFされているときにはS206に進み、半押しスイ
ッチS1がONされているか否かが判断される。
【0063】つぎに、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置の動作モード切替スイッチによりブレ補正レン
ズ枠をロック又はロック解除する動作を説明する。 (ロック動作)図7に示す状態において、動作モード切
替スイッチ23がON位置からOFF位置までスライド
すると、この動作モード切替スイッチ23の当接部24
bは、図7において一点鎖線で示したロックリング25
の連動部材125aと当接する。当接部24bは、連動
部材125aを押しながらロックリング25を図中c方
向に回転させ、ロック部材29,30,31のピン29
a,30a,31aは、ロックリング25のカム溝25
b,25c,25dに案内される。ロック部材29,3
0,31は、ブレ補正レンズ枠6の径方向に移動し、ブ
レ補正レンズ枠6と当接する。動作モード切替スイッチ
23の当接部24bは、連動部材125aをOFF位置
にてロックするために、ブレ補正レンズ枠6は、ロック
リング25によりロックされた状態で保持される。
【0064】(ロック解除動作)動作モード切替スイッ
チ23がOFF位置からON位置までスライドすると、
ロックリング25は、ばね28の付勢力により図中d方
向に回転する。ピン29a,30a,31aは、カム溝
25b,25c,25dに案内され、ロック部材29,
30,31の先端部は、ブレ補正レンズ枠6の外周部か
ら離間する。その結果、ブレ補正レンズ枠6のロックが
解除される。
【0065】本発明の第1実施形態では、動作モード切
替スイッチ23がON位置からOFF位置までスライド
すると、この動作モード切替スイッチ23の当接部24
bは、ロックリング25の連動部材125aと当接す
る。ロックリング25は、当接部24bにより押されな
がら回転し、ブレ補正レンズ枠6の外周部は、ロック部
材29,30,31によりロックされる。したがって、
動作モード切替スイッチ23の切替動作と連動して、連
動部材125aを当接部24bに当接させ、ロックリン
グ25によりブレ補正レンズ枠6をロックした状態で保
持することができる。また、連動部材125aを当接部
24bに当接した状態で保持することにより、ブレ補正
レンズ枠6のロック解除を確実に阻止することができ
る。
【0066】本発明の第1実施形態におけるレンズ鏡筒
102では、レンズ鏡筒102側に電力を供給すること
ができない形式のカメラボディに装着されたときに、ブ
レ補正を行うことができない。本発明の第1実施形態で
は、動作モード切替スイッチ23のON位置からOFF
位置までのスライド動作に連動して、ブレ補正レンズ枠
6をロックリング25によりロックすることができる。
このために、ブレ補正レンズ枠6を電源がなくても確実
にロックすることができる。また、ブレ補正レンズ枠を
電力によりロックするレンズ鏡筒では、ロックしていな
い状態でカメラボディから取り外されたときには、カメ
ラボディに再度装着されない限りブレ補正レンズ枠を電
力によりロックすることができない。このようなレンズ
鏡筒では、レンズ鏡筒側に電力を供給することができな
いカメラボディに、ブレ補正レンズ枠をロックしていな
い状態で装着されると、レンズ性能が低下してしまう可
能性がある。本発明の第1実施形態におけるレンズ鏡筒
102では、ブレ補正ができないカメラボディに装着さ
れたときやブレ補正動作を行わないときに、動作モード
切替スイッチ23をOFF位置にスライドすることがで
きる。その結果、特別の操作を必要とせずに、ブレ補正
レンズ枠6をロックすることができる。
【0067】本発明の第1実施形態では、モータ32及
びチャージリング26をCPU137が駆動制御するこ
とによって、ロックリング25によりブレ補正レンズ枠
6をロックしている。本発明の第1実施形態では、CP
U137、モータ32及びチャージリング26が駆動制
御されているか否かとは無関係に、動作モード切替スイ
ッチ23の切替動作と連動して、ロックリング25によ
りブレ補正レンズ枠6をロックした状態で保持すること
ができる。したがって、本発明の第1実施形態に係るブ
レ補正装置では、ブレ補正レンズ枠6のロック又はロッ
ク解除に必要な電源電池146がなくても、動作モード
切替スイッチ23の切替動作と連動して、ブレ補正レン
ズ枠6をロック又はロック解除することができる。ま
た、モータ32の駆動に必要な電源電池146の電圧が
低下しても、動作モード切替スイッチ23の切替動作に
よりブレ補正レンズ枠6をロックすることができる。
【0068】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置
では、ブレ補正レンズ枠6のロックを解除した状態でカ
メラボディ101から電源電池146を取り出したり、
レンズ鏡筒102を取り外したときにも、動作モード切
替スイッチ23をOFF位置に切り替えて、ブレ補正レ
ンズ枠6をロックすることができる。また、動作モード
切替スイッチ23をON位置にした状態において、コン
ビネーションマグネット27から鉄片27aが何らかの
衝撃で離反しても、動作モード切替スイッチ23をOF
F位置にしておくことにより、ブレ補正レンズ枠6をロ
ックすることができる。
【0069】本発明の第1実施形態では、ボイスコイル
モータ440,441及びCPU137によりブレ補正
レンズ5が駆動されブレ補正を行っている。本発明の第
1実施形態では、ブレ補正レンズ5がブレ補正を行って
いるか否かとは無関係に、動作モード切替スイッチ23
の切替動作と連動して、ロックリング25によりブレ補
正レンズ枠6をロックした状態で保持することができ
る。また、本発明の第1実施形態では、ロックリング2
5の連動部材125aは、光軸Iと平行に延びた部材で
ある。この連動部材125aは、ブレ補正レンズ枠6及
びブレ補正レンズ駆動機構4がズーミング動作により光
軸I方向に移動しても、動作モード切替スイッチ23の
当接部24bと移動位置において当接することができ
る。このために、ブレ補正レンズ枠6及びブレ補正レン
ズ駆動機構4の移動位置とは無関係に、動作モード切替
スイッチ23の切替動作と連動して、ブレ補正レンズ枠
6をロックすることができる。さらに、本発明の第1実
施形態では、ブレ補正レンズ枠6の鋼球受け部材45
1,456,461は、鋼球450,455,460と
転がり接触が可能なために、ブレ補正レンズ枠6は、光
軸Iと垂直な平面内において低負荷かつ滑らかに移動可
能である。
【0070】(第2実施形態)以下、図面を参照して、
本発明の第2実施形態について詳しく説明する。なお、
以下の説明において、第1実施形態において説明した部
材と同一の部材は、同一の符号を付して説明し、その部
分の詳細な説明については省略する。図10は、本発明
の第2実施形態に係るブレ補正装置の動作モード切替ス
イッチ及びロックリングを概略的に示す斜視図である。
本発明の第2実施形態では、光軸Iと平行な方向に延び
た連動部材123bは、動作モード切替スイッチ123
の支持部123aに設けられており、この連動部材12
3bと当接する凸状の当接部225aは、ロックリング
25に設けられている。動作モード切替スイッチ123
がON位置からOFF位置までスライドすると、連動部
材123bは、ロックリング25の外周部に形成された
当接部225aと当接し、このロックリング25を図中
c方向に回転させる。ロックリング25は、ズーミング
動作により光軸I方向(図中e方向)に移動するが、連
動部材123bと当接部125cとは、ロックリング2
5の移動位置とは無関係に当接することができる。
【0071】(第3実施形態)図11は、本発明の第3
実施形態に係るブレ補正装置の動作モード切替スイッチ
及びロックリングを概略的に示す斜視図である。本発明
の第3実施形態では、連動部材351aは、光軸I方向
の両端部に自由端部が形成されており、ロックリング2
5に形成された支持部351bは、連動部材351aの
中間部を支持している。
【0072】本発明の第3実施形態では、当接部24b
は、ロックリング25の支持部351b又はその近傍に
て、連動部材351aと当接する。このために、支持部
223a、当接部材224及び連動部材351aに生じ
る捩じれを防止することができる。また、当接部224
bは、支持部351b又はその近傍にて、連動部材35
1aと当接するために、ロックリング25が容易に回転
することができ、動作モード切替スイッチ23を容易に
スライドさせることもできる。
【0073】(第4実施形態)図12は、本発明の第4
実施形態に係るブレ補正装置の動作モード切替スイッチ
及びロックリングを概略的に示す斜視図である。レバー
324は、動作モード切替スイッチ323の切替動作と
連動して回転し、ロックリング25を回転させてブレ補
正レンズ枠6をロックするための部材である。レバー3
24には、動作モード切替スイッチ323に設けられた
係合部323a側に突出し、この係合部323aと当接
する係合軸324bと、このレバー324を回転自在に
支持する支軸324cと、ロックリング25に設けられ
た連動部材251a側に突出し、この連動部材251a
と当接する当接軸324aとが取り付けられている。レ
バー324は、係合軸324bと支持部323aとが当
接する方向に、ばね327により付勢されている。
【0074】つぎに、本発明の第4実施形態に係るブレ
補正装置の動作モード切替スイッチによりブレ補正レン
ズ枠をロック又はロック解除する動作を説明する。 (ロック動作)動作モード切替スイッチ323がON位
置からOFF位置までスライドすると、動作モード切替
スイッチ323の係合部323aは、係合軸324bを
押しだす。レバー324は、ばね327の付勢力に対抗
して、支軸324c回りに図中a方向に回転し、レバー
324の当接軸324aは、ロックリング25の連動部
材251aを押しながら、ロックリング25を図中c方
向に回転する。その結果、ブレ補正レンズ枠6は、ロッ
クリング25によりロックされた状態で保持される。
【0075】(ロック解除動作)動作モード切替スイッ
チ323がOFF位置からON位置までスライドする
と、レバー324は、ばね327の付勢力により支軸3
24c回りに図中b方向に回転する。その結果、ロック
リング25は、図7に示すばね28の付勢力により図中
d方向に回転し、ブレ補正レンズ枠6のロック状態が解
除される。
【0076】本発明の第4実施形態では、モード切替ス
イッチ323の操作方向は、第1実施形態から第3実施
形態までに示したモード切替スイッチ23の操作方向と
逆方向にすることができる。また、レバー324の長さ
を変えることにより、動作モード切替スイッチ323の
操作量を変化させることができる。
【0077】(第5実施形態)以下、図面を参照して、
本発明の第5実施形態について詳しく説明する。図13
は、本発明の第5実施形態に係るブレ補正装置の動作モ
ード切替スイッチ及びロックリングを概略的に示す斜視
図である。本発明の第5実施形態では、レバー424
は、直角に折り曲げられたL字状の部材である。係合部
423aは、動作モード切替スイッチ323をON位置
からOFF位置までスライドする動作と連動して、係合
軸424bを押し、レバー424は、ばね427の付勢
力に対抗して、支軸424c回りに図中a方向に回転す
る。レバー424の当接軸424aは、ロックリング2
5の連動部材251aを押しながら、ロックリング25
を図中c方向に回転し、ブレ補正レンズ枠6は、ロック
リング25によりロックされた状態で保持される。一
方、動作モード切替スイッチ423がOFF位置からO
N位置までスライドすると、レバー424は、ばね42
7の付勢力により支軸424c回りに図中b方向に回転
する。そして、ロックリング25は、図中d方向に回転
し、ブレ補正レンズ枠6のロック状態が解除される。
【0078】本発明の第5実施形態では、モード切替ス
イッチ423の操作方向を光軸Iと平行な方向とするこ
とができる。また、動作モード切替スイッチ423の操
作量をレバー424の長さを調整して変えることができ
る。
【0079】(他の実施形態)以上説明した実施形態に
限定されることはなく、本発明の技術思想によれば、種
々の変形または変更が可能であり、それらも本発明の均
等の範囲内である。例えば、動作モード切替スイッチ2
3,123,223,323,423の切替動作と連動
して、ブレ補正レンズ枠6をロック状態で保持している
が、動作モード切替スイッチ23,123,223,3
23,423に代えて専用の固定部材を設けてもよい。
この場合には、この固定部材の切替動作と連動して、ブ
レ補正レンズ枠6をロック状態で保持することができ
る。また、ロックリング25の直径と連動部材125a
の長さは、任意に設計することができる。両者の長さを
等しく設計したときには、動作モード切替スイッチ2
3,123,223,323,423によりロックリン
グ25を効率よく回転することができる。
【0080】本発明の第3実施形態では、ロックリング
25側に連動部材351aを設けているが、当接部材2
24の当接部224b側に連動部材351aの中央部を
取り付けてもよい。また、本発明の第4及び第5実施形
態では、連動部材251aは、ロックリング25の支持
部251bに片持ち支持されているが、図12及び図1
3の鎖線に示すように、光軸I方向の両端部に自由端部
を形成してもよい。さらに、本発明の実施形態では、ボ
イスコイルモータ441は、BX方向軸に沿って左向き
に推力を生じさせているが、BX方向軸に沿って右向き
に推力を生じさせることもできる。ボイスコイルモータ
440,441は、両者を同時に駆動することもでき
る。
【0081】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1記
載の発明によれば、ブレ補正光学系を固定部材により固
定させる固定操作部材を含むので、固定部材の動作を制
御する制御部の制御動作とは無関係に、ブレ補正光学系
を固定部材により固定することができる。
【0082】請求項2記載の発明によれば、ブレ補正光
学系を固定部材により固定させる固定操作部材を含むの
で、ブレ補正光学系の動作とは無関係に、ブレ補正光学
系を固定部材により固定することができる。
【0083】請求項3記載の発明によれば、固定操作部
材は、移動装置により光軸方向に移動するブレ補正光学
系を固定部材により固定させるので、ブレ補正光学系の
移動位置とは無関係に、ブレ補正光学系を固定部材によ
り固定することができる。
【0084】請求項4記載の発明によれば、固定操作部
材は、ブレ補正部の動作を複数の動作モードに切り替え
るブレ補正動作切替部材を含み、連動部は、このブレ補
正動作切替部材を特定の動作モードに切り替える動作と
連動して、ブレ補正光学系を固定部材により固定させる
ので、制御部の制御動作又はブレ補正光学系の動作とは
無関係に、ブレ補正光学系を固定部材により固定するこ
とができる。
【0085】請求項5記載の発明によれば、連動部は、
ブレ補正光学系又はブレ補正動作切替部材に設けられた
連動部材と、この連動部材と当接する当接部材とを含む
ので、ブレ補正動作切替部材の切り替え動作と連動し
て、連動部材と当接部材とを当接させ、ブレ補正光学系
を固定部材により固定することができる。
【0086】請求項6記載の発明によれば、当接部材
は、光軸方向の前後に形成された自由端部と、ブレ補正
光学系又はブレ補正動作切替部材により支持された支持
部とを備え、支持部又はその近傍において、当接部材と
連動部材とが当接するので、当接部材の自由端部と連動
部材とが当接し、この当接部材に捩じれが生じるのを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置が組
み込まれたレンズ鏡筒を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置のブ
ロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置を概
略的に示す断面図である。
【図4】図3のIV−IVA線で切断した断面図であ
る。
【図5】図3のV−V線で切断した断面図である。
【図6】図3のVI−VIA線で切断した断面図であ
る。
【図7】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置のロ
ック機構を概略的に示す断面図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の動
作モード切替スイッチ及びロックリングを概略的に示す
斜視図である。
【図9】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の動
作を説明するフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施形態に係るブレ補正装置の
動作モード切替スイッチ及びロックリングを概略的に示
す斜視図である。
【図11】本発明の第3実施形態に係るブレ補正装置の
動作モード切替スイッチ及びロックリングを概略的に示
す斜視図である。
【図12】本発明の第4実施形態に係るブレ補正装置の
動作モード切替スイッチ及びロックリングを概略的に示
す斜視図である。
【図13】本発明の第5実施形態に係るブレ補正装置の
動作モード切替スイッチ及びロックリングを概略的に示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 1群レンズ 2 2群レンズ 3 3群レンズ 4 ブレ補正レンズ駆動機構 5 ブレ補正レンズ(4群レンズ) 6 ブレ補正レンズ枠 7 5群レンズ 12 絞り部 15 カム筒 15b,15c,15d,15e カム筒 4a,10a,11a,15a,16b ピン 14 内側固定筒 14a 直進溝 18 外側固定筒 19 カバー 21 距離環 22 ズーム環 23,123,223,323,423 動作モード切
替スイッチ 24 当接部材 24b,224b,225a 当接部 25 ロックリング 26 チャージリング 27 コンビネーションマグネット 27a 鉄片 32 モータ 101 カメラボディ 102 レンズ鏡筒 123b,125a,351a 連動部材 137,145 CPU 324,424 レバー 324a,424a 当接軸 I 光軸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレ補正光学系を光軸と垂直な方向に駆
    動することによりブレを補正するブレ補正部と、 動作することにより前記ブレ補正光学系を固定する固定
    部材と、 前記固定部材の動作を制御する制御部と、 前記制御部の制御動作とは無関係に、前記ブレ補正光学
    系を前記固定部材により固定させる固定操作部材と、 を含むことを特徴とするブレ補正装置。
  2. 【請求項2】 ブレ補正光学系を光軸と垂直な方向に駆
    動することによりブレを補正するブレ補正部と、 動作することにより前記ブレ補正光学系を固定する固定
    部材と、 前記ブレ補正光学系の動作とは無関係に、このブレ補正
    光学系を前記固定部材により固定させる固定操作部材
    と、 を含むことを特徴とするブレ補正装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のブレ補正
    装置において、 前記ブレ補正光学系を光軸方向に移動する移動装置を含
    み、 前記固定操作部材は、前記ブレ補正光学系の移動位置と
    は無関係に、このブレ補正光学系を前記固定部材により
    固定させること、 を特徴とするブレ補正装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載のブレ補正装置において、 前記固定操作部材は、 前記ブレ補正部の動作を複数の動作モードに切り替える
    ブレ補正動作切替部材と、 前記ブレ補正動作切替部材を特定の動作モードに切り替
    える動作と連動し、前記制御部の制御動作とは無関係
    に、前記ブレ補正光学系を前記固定部材により固定させ
    る連動部と、 を含むことを特徴とするブレ補正装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記連動部は、 前記ブレ補正光学系又は前記ブレ補正動作切替部材に設
    けられ、前記ブレ補正光学系の移動方向に延びた連動部
    材と、 前記ブレ補正動作切替部材又は前記ブレ補正光学系に設
    けられ、前記連動部材と当接する当接部材とを含み、 前記連動部材又は前記当接部材は、前記ブレ補正動作切
    替部材を特定の動作モードに切り替える動作と連動し
    て、前記当接部材又は前記連動部材と当接し、前記ブレ
    補正光学系を前記固定部材により固定させること、 を特徴とするブレ補正装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記連動部材は、 光軸方向の前後に形成された自由端部と、 前記ブレ補正光学系又は前記ブレ補正動作切替部材によ
    り支持された支持部とを備え、 前記当接部材は、前記支持部又はその近傍において、前
    記連動部材と当接すること、 を特徴とするブレ補正装置。
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