JPH10228044A - ブレ補正装置と切替装置 - Google Patents

ブレ補正装置と切替装置

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Publication number
JPH10228044A
JPH10228044A JP9031579A JP3157997A JPH10228044A JP H10228044 A JPH10228044 A JP H10228044A JP 9031579 A JP9031579 A JP 9031579A JP 3157997 A JP3157997 A JP 3157997A JP H10228044 A JPH10228044 A JP H10228044A
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JP
Japan
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switching
blur correction
operation mode
lens
shake
Prior art date
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Application number
JP9031579A
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English (en)
Inventor
Hideki Kanbayashi
秀樹 神林
Yoshio Imura
好男 井村
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレ補正動作中にブレ補正光学系が固定部材
と衝突するのを防止することができるブレ補正装置と切
替装置を提供することである。 【解決手段】 ブレ補正モード切替スイッチ23には、
クリックばね51が取り付けられており、このクリック
ばね51には、クリック部51bが形成されている。ク
リック部51bは、ブレ補正を行うモード(ON)のと
きには、V字溝52aに係合し、ブレ補正を行わないモ
ード(OFF)のときには、クリック部51bは、V字
溝52bに係合する。クリック部51bは、頂上52d
に乗り上げたときに、V字溝52a,52bのいずれの
方向にも移動しないときがある。ブレ補正モード切替ス
イッチ23と連動する電気スイッチ50は、クリック部
51bが頂上52dに乗り上げたときに、ON動作しな
いように設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラなどにおけ
るブレ補正機能を動作させるモードと動作させないモー
ドとを切り替えることができるブレ補正装置と切替装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のブレ補正装置は、ブレ補
正レンズを保持するブレ補正レンズ枠と、このブレ補正
レンズ枠を駆動するためのブレ補正レンズ駆動機構と、
このブレ補正レンズ枠に形成された凹部に嵌まり込み、
ブレ補正レンズ枠をロックする凸状のロック部材と、ロ
ック部材を駆動し、ロック部材と凹部とを係合状態又は
解除状態とするロック部材駆動機構などを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のブレ補
正装置は、プランジャ型ラッチソレノイドのソレノイド
コイルなどを通電状態とすることにより、ロック部材と
凹部を係合又は係合解除する必要があった。このため
に、従来のブレ補正装置は、ロック部材駆動機構を駆動
するために、電源を必要としていた。レンズ鏡筒と、こ
のレンズ鏡筒を着脱可能なカメラボディとからなるカメ
ラシステムでは、一般に、ブレ補正装置は、レンズ鏡筒
側に、電源は、カメラボディ側に設けられている。した
がって、レンズ鏡筒側に設けられたブレ補正レンズ枠の
ロックを解除した状態において、カメラボディから電源
電池を取り出したり、カメラボディからレンズ鏡筒を取
り外したときには、ロック部材駆動機構によりブレ補正
レンズ枠をロックできないという問題があった。
【0004】このような問題点を解決するためには、ブ
レ補正レンズの中心位置を撮影光学系全体の光軸に機械
的にロックするセンタロック装置と、センタロック装置
に設けられ、ブレ補正レンズをロックするロック部材
と、ブレ補正装置の動作を行うモードとブレ補正動作を
行わないモードとに切り替えるブレ補正モード切替スイ
ッチと、このブレ補正モード切替スイッチの切替動作と
機械的に連動し、センタロック装置を駆動する連動部材
などを備えるブレ補正装置が考えられる。このようなブ
レ補正装置では、ブレ補正機能に対応しないカメラボデ
ィが、このブレ補正装置を搭載したレンズ鏡筒に装着さ
れたときには、ブレ補正モード切替スイッチを手動にて
操作することができる。そして、ブレ補正レンズの中心
を撮影光学系全体の光軸に一致させて、ブレ補正レンズ
をロックすることができる。
【0005】しかし、ブレ補正機能に対応するカメラボ
ディにブレ補正装置を搭載したレンズ鏡筒が装着された
場合において、ブレ補正モード切替スイッチが途中位置
で停止したときには、ブレ補正モード切替スイッチの切
替動作と機械的に連動して、連動部材が駆動してしま
う。その結果、ブレ補正レンズをセンタロック装置が完
全にロックしないために、ブレ補正レンズを拘束するた
めのロック部材は、途中位置で停止してしまう。このよ
うな状態において、ブレ補正レンズが駆動しブレ補正が
行われると、ブレ補正レンズは、途中位置で停止してい
るロック部材と衝突する可能性がある。
【0006】本発明の課題は、ブレ補正動作中にブレ補
正光学系が固定部材と衝突するのを防止することができ
るブレ補正装置と切替装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。すな
わち、請求項1の発明は、ブレを補正するブレ補正光学
系(5)と、前記ブレ補正光学系を駆動する駆動部(4
40,441)と、前記駆動部を複数の動作モード(O
N,OFF)に基づいて制御する制御部(137)と、
少なくとも第1の切替位置(ON)と第2の切替位置
(OFF)とに切り替わる切替部材(23)とを含み、
前記制御部は、前記切替部材が前記第1の切替位置にあ
るときには、第1の動作モード(ON)を前記駆動部に
指示し、前記切替部材が前記第2の切替位置にあるとき
には、第2の動作モード(OFF)を前記駆動部に指示
し、前記切替部材が前記第1及び第2の切替位置以外の
切替途中位置にあるときには、前記第2の動作モードを
前記駆動部に指示することを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載のブレ
補正装置において、前記ブレ補正光学系を固定する固定
部材(29,30,31)と、前記切替部材が前記第1
の動作モードに切り替わる動作と連動し、前記ブレ補正
光学系を前記固定部材により固定させる連動部(125
a)とを含むことを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のブレ補正装置において、前記切替部材を案内す
る案内部(52c,52e)を備え、前記案内部は、前
記第1の切替位置(52a)に向けて前記切替部材を案
内する第1の案内部(52c)と、前記第1の案内部と
死点(52d)を境にして配置され、前記第2の切替位
置(52b)に向けて前記切替部材を案内する第2の案
内部(52e)とを備え、前記制御部は、前記切替部材
が前記死点に位置づけられているときには、前記第2の
動作モードを前記駆動部に指示することを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項3に記載の切替
装置において、前記第1の案内部は、前記切替部材の切
替力が前記第2の案内部よりも大きくなるように設定さ
れていることを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のブレ補正装置において、前記切替部材は、案内
部と係合する係合部材(51)を備え、前記案内部は、
前記第1の切替位置に向けて傾斜して形成された第1の
係合凹部(52c)と、前記第1の係合凹部と死点を境
にして配置され、前記第2の切替位置に向けて傾斜して
形成された第2の係合凹部(52e)とを備え、前記制
御部は、前記係合部材が前記死点に位置づけられている
ときには、前記第2の動作モードを前記駆動部に指示す
ることを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、請求項5に記載の切替
装置において、前記第1の係合凹部は、前記第2の係合
凹部よりも傾斜角度が大きいことを特徴とする。
【0013】請求項7の発明は、請求項1から請求項6
までのいずれか1項に記載のブレ補正装置において、前
記第1の動作モードは、ブレ補正を行うモードであり、
前記第2の動作モードは、ブレ補正を行わないモードで
あることを特徴とする。
【0014】請求項8の発明は、カメラシステムの機構
(4)を複数の動作モード(ON,OFF)に基づいて
駆動する駆動部(440,441)と、前記機構の動作
を機械的に切り替えるために、少なくとも第1の切替位
置(ON)と第2の切替位置(OFF)とに切り替わる
切替部材(23)と、前記切替部材が前記第1の切替位
置にあるときには、第1の動作モード(ON)を前記駆
動部に指示し、前記切替部材が前記第2の切替位置にあ
るときには、第2の動作モード(OFF)を前記駆動部
に指示する制御部(50)とを含み、前記制御部は、前
記切替部材が前記第1及び第2の切替位置以外の切替途
中位置にあるときには、前記第2の動作モードを前記駆
動部に指示することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、図面を参照して、本発明の第1
実施形態について、さらに詳しく説明する。図1は、本
発明の第1実施形態に係るブレ補正装置が組み込まれた
レンズ鏡筒を示す断面図である。
【0016】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置
を搭載したレンズ鏡筒は、図1に示すように、光軸Iと
同一方向に移動することにより、結像面に被写体の像を
結ぶための焦点調整をする1群レンズ(フォーカシング
レンズ)1と、2群レンズ2と、3群レンズ3と、光軸
Iに対して垂直な方向に駆動することによりブレを補正
する4群レンズ(以下、ブレ補正レンズという)5と、
5群レンズ7と、光線束、光量などを制限する絞り部1
2とからなる5群構成のズームレンズである。レンズ鏡
筒は、1群レンズ1と、3群レンズ3と、絞り部12
と、ブレ補正レンズ5と、ブレ補正レンズ駆動機構4及
び5群レンズ群7を、光軸I方向に移動することによっ
てズーミング(変倍)を行っている。なお、レンズ鏡筒
がズーミングするときには、ブレ補正レンズ5、ブレ補
正レンズ駆動機構4及び絞り部12は、互いの相対位置
を変えることなく光軸I方向に移動する。
【0017】レンズ鏡筒は、内側固定筒14と、この内
側固定筒14の外側に取り付けられた外側固定筒18
と、この内側固定筒14の外側に取り付けられたカバー
19と、カム筒15と、1群レンズ1を保持する1群レ
ンズ移動枠8と、ヘリコイド筒17と、距離環21と、
ズーム環22と、ブレ補正レンズ駆動機構4と、動作モ
ード切替スイッチ23などから構成されている。
【0018】内側固定筒14は、1群レンズ移動筒16
を光軸I方向に移動自在に支持する部材である。内側固
定筒14には、後述するピン10a,16b,4a,1
1aが移動自在に嵌め込まれ、光軸Iと平行な直進溝1
4aと、図示しないカメラボディに装着可能なマウント
部13とが形成されている。内側固定筒14の内周部に
は、2群レンズ2を保持する2群レンズ保持枠9が被写
体側(先端部)に取り付けられており、後述するカム筒
15の外周部が光軸I回りに回転自在に保持されてい
る。内側固定筒14の外周部には、後述するヘリコイド
筒17の内周部が光軸I方向に移動自在に支持されてい
る。
【0019】外側固定筒18は、後述する距離環21と
ズーム環22を回転自在に支持する部材である。外側固
定筒18の外周部には、距離環21の内周部とズーム環
22の内周部とが回転自在に支持されており、この距離
環21を回転自在に支持するためのカバー19が固定さ
れている。
【0020】距離環21は、図示しない結像面に被写体
の像を結ぶ焦点調整をするときに操作される部材であ
る。距離環21には、その内周部から突出し、外側固定
筒18の周方向に形成された周溝を貫通し、ヘリコイド
筒17から光軸I方向に突出した係合部17cと係合す
るピン部21aが形成されている。
【0021】ズーム環22は、焦点距離を連続的に変え
て撮影するときに操作される部材である。ズーム環22
は、マウント部13側の端部がカバー19に回転自在に
支持されている。ズーム環22の内周部には、外側固定
筒18とカバー19との間に、ピン15aの先端部が係
合する係合部22aが形成されている。
【0022】カム筒15は、1群レンズ移動筒16と、
3群レンズ3を保持する3群レンズ移動枠10と、ブレ
補正レンズ枠6、ブレ補正レンズ駆動機構4及び絞り部
12と、5群レンズ7を保持する5群レンズ移動枠11
とを光軸I方向に沿って駆動する駆動力を付与する部材
である。カム筒5には、1群レンズ移動筒16の内周部
に突出して設けられたピン16bと、3群レンズ移動枠
10の外周部に突出して設けられたピン10aと、ブレ
補正レンズ枠6、ブレ補正レンズ駆動機構4及び絞り部
12の外周部に突出して設けられたピン4aと、5群レ
ンズ移動枠11の外周部に突出して設けられたピン11
aとが、それぞれ移動自在に嵌まり込むカム溝15b,
15c,15d,15eが形成されている。カム筒15
の内周部には、3群レンズ移動枠10、ブレ補正機構部
4、絞り部12及び5群レンズ移動枠11の外周部が、
光軸I方向に移動自在に支持されている。カム筒15の
外周部には、ピン15aが突出して設けられており、こ
のピン15aは、外側固定筒18とカバー19との間の
周方向に形成された周溝を貫通し、ズーム環22の係合
部22aに嵌め込まれている。
【0023】ヘリコイド筒17は、1群レンズ1を保持
する1群レンズ移動枠8を光軸I方向に移動する部材で
ある。ヘリコイド筒17の内周部には、その先端部に1
群レンズ移動枠8が取り付けられている。また、ヘリコ
イド筒17の内周部には、1群レンズ移動筒16の外周
部に形成された雄ヘリコイドねじ部16aと噛み合う雌
ヘリコイドねじ部17aが形成されている。
【0024】ブレ補正レンズ駆動機構4は、撮影光学系
の一部を構成するブレ補正レンズ5を光軸Iに対して垂
直方向に駆動しブレを補正するための機構である。図2
は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置のブロッ
ク図である。角速度センサ131,134は、カメラボ
ディ101及びレンズ鏡筒102の水平方向及び垂直方
向の振動を検出するためのものであり、その出力は、そ
れぞれフィルタ132,135を通りアンプ133,1
36で増幅され、CPU137に入力される。CPU1
37は、入力された信号を内蔵されたA/Dコンバータ
137aによりA/D変換したのちに、所定の処理を行
って、ブレ補正制御信号を生成する。CPU137の出
力は、D/Aコンバータ138によりD/A変換された
のちに、ドライバ139を通り、ボイスコイルモータ
(VCM)440,441に入力される。
【0025】ボイスコイルモータ(VCM)440,4
41は、ブレ補正レンズ5を駆動するためのモータであ
る。位置センサ442,443の検出信号は、A/Dコ
ンバータ144でA/D変換され、CPU137にフィ
ードバックされる。CPU137には、動作モード切替
スイッチ23に連動する電気スイッチ50と、後述する
チャージリング26を回転するモータ32と、後述する
ロックリング25の鉄片27aを吸着するコンビネーシ
ョンマグネット27とが接続されている。
【0026】カメラボディ101は、カメラシステム全
体の種々の制御をつかさどるCPU145を備えてい
る。このCPU145には、電源電池146と、メイン
スイッチ(電源スイッチ)MSと、レリーズボタンの半
押しでONする半押しスイッチS1と、レリーズボタン
の全押しでONする全押しスイッチS2とが接続されて
いる。CPU145は、CPU137と通信を行い、情
報を伝達することができる。
【0027】図3は、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置を示す断面図であり、図4は、図3のIV−I
VA線で切断した状態を示す断面図である。図5は、図
3のV−V線で切断した状態を示す断面図である。な
お、図4において、図3のIV−IVB線で切断した状
態を示す断面図における部材の番号は、図4においてか
っこを付して示してある。
【0028】ブレ補正レンズ枠6は、ブレ補正レンズ5
を保持するための枠である。ブレ補正レンズ枠6の外周
部には、図3に示すように、ばね464,465,46
6の一端をそれぞれ取り付けたばね掛け部6a,6b,
6cと、フック部6d,6eとが形成されている。ま
た、ブレ補正レンズ枠6には、図3に示すように、位置
センサ442,443のスリット部材424,425
と、図4に示すように、ボイスコイルモータ(VCM)
440,441のコイル412,416と、図4及び図
5に示すように、鋼球450,455,460側に鋼球
受け部材451,456,461とが取り付けられてい
る。ブレ補正レンズ枠6は、図4及び図5に示すよう
に、3つのばね464,465,466により鋼球45
0,455,460と接触するように付勢されている。
【0029】鋼球受け部材451,456,461は、
ブレ補正レンズ枠6が、光軸Iと垂直方向に駆動すると
きに、このブレ補正レンズ枠6の移動をガイドするため
の部材である。鋼球受け部材451,456,461
は、図4及び図5に示すように、ブレ補正レンズ枠6の
移動を円滑に行うことができるように、それぞれ鋼球4
50,455,460と接触している。鋼球受け部材4
51,456,461は、鋼球450,455,460
よりも硬度の高い金属からなる。
【0030】ベース枠407は、ブレ補正レンズ枠6及
びブレ補正レンズ5を駆動するボイスコイルモータ44
0,441、ガイド軸409、ばね464,465,4
66などからなるブレ補正レンズ駆動機構4を収納し保
護するための部材である。ベース枠407には、図4及
び図5に示すように、鋼球組み込み部407a,407
b,407cと、ばね464,465,466の他端を
それぞれ取り付けたばね掛け部407d,407e,4
07fと、軸410と、図4及び図6に示すように、ボ
イスコイルモータ440,441のヨーク415,41
9と、位置センサー442,443の受光素子(PS
D)421,423とが取り付けられている。
【0031】枠部材408は、ベース枠407に収納さ
れたブレ補正レンズ枠6及びブレ補正レンズ駆動機構4
を保護するための部材である。枠部材408の内側面に
は、図4及び図6に示すように、ボイスコイルモータ4
40,441のヨーク413,417と、位置センサー
442,443の発光素子(LED)420,422と
が取り付けられている。
【0032】ガイド軸409は、ブレ補正レンズ枠6が
光軸Iと垂直方向に移動するときに、このブレ補正レン
ズ枠6をガイドするための部材である。ガイド軸409
は、図3において示すBX方向及びBY方向のいずれの
方向とも、直角以外の角度で交差する方向(図中A方
向)に配置されている。ガイド軸9には、フック部6
d,6eが摺動自在に係合している。
【0033】ガイドアーム410は、ガイド軸409の
ガイド方向(図中A方向)に対して、ブレ補正レンズ枠
6を平行に移動するための部材である。ガイドアーム4
10には、その両端部に屈曲部410a,410bが形
成されており、この屈曲部410a,410bにガイド
軸409が回転自在に支持されている。ガイドアーム4
10は、図5に示すように、ベース枠407側の端部を
回転自在(図中C方向)に軸411により支持されてい
る。このガイドアーム410が回転することにより、ブ
レ補正レンズ枠6は、ガイド軸409のガイド方向(図
中A方向)と交差する方向(図中B方向)に移動するこ
とができる。
【0034】ボイスコイルモータ440,441は、図
3に示すように、ブレ補正レンズ枠6にそれぞれBX方
向とBY方向の力を与えることによって、このブレ補正
レンズ枠6を駆動するためのモータである。ボイスコイ
ルモータ440,441は、ブレ補正レンズ枠6に与え
る力の方向が異なる以外は同一構造である。図4に示す
ように、ボイスコイルモータ440は、ヨーク413
と、このヨーク413との間に磁界を形成する永久磁石
414と、ヨーク413と永久磁石414との間に配置
されたコイル412と、永久磁石414を固定するヨー
ク415とから構成されている。コイル412に電流が
流れると、ブレ補正レンズ5は、BY方向に沿って下方
に推力PYを受けて駆動し、コイル412に逆方向の電
流が流れると、ブレ補正レンズ5は、逆方向(上方)の
推力を受けて駆動する。
【0035】位置センサ442,443は、それぞれブ
レ補正レンズ5のBY方向とBX方向の位置を検出する
ためのものである。位置センサ442,443は、いず
れも同一構造であり、位置センサー442を図6にした
がって説明する。図6は、図3のVI−VIA線で切断
した状態を示す断面図である。なお、図3のVI−VI
B線で切断した状態を示す断面図における部材の図番
は、図6においてかっこを付して示す。
【0036】位置センサ442は、枠部材408に取り
付けられた発光素子420と、ベース部材407に取り
付けられた受光素子421と、発光素子420と受光素
子421との間に配置されたスリット部材424と、こ
のスリット部材424に形成されたスリット424aと
から構成されている。受光素子420から出射された光
は、スリット424aを通過し、受光素子421に達す
る。スリット424aが移動をすると、このスリット4
24aを通過し受光素子421に達する光の位置も移動
をする。光の位置の変化は、受光素子421の出力信号
を変化させるために、ブレ補正レンズ5のBY方向の位
置は、この出力信号の変化に基づいて検出することがで
きる。
【0037】鋼球組み込み部407a,407b,40
7cは、鋼球450,455,460を保持するための
部材である。鋼球組み込み部407a,407b,40
7cは、図4及び図5に示すように同一構造であり、図
5にしたがって、鋼球組み込み部407aのみを説明す
る。鋼球組み込み部407aは、鋼球450と、鋼球組
み込み部407aからこの鋼球450を僅かに露出させ
た状態で収納するリテーナ部材453と、このリテーナ
部材453の底部に設けられた後述する鋼球受け部材4
52とから構成されている。
【0038】鋼球受け部材452は、鋼球450と接触
した状態により、この鋼球450を受け止めるためのガ
イド部材である。鋼球受け部材452は、鋼球450よ
りも硬度の高い金属からなる。鋼球受け部材452は、
鋼球450と点接触するように、平面状に形成すること
が好ましい。
【0039】図7は、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置のロック機構を示す断面図である。図8は、本
発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の動作モード切
替スイッチ及びロックリングを概略的に示す斜視図であ
る。図9は、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置
のクリックばねを概略的に示す部分断面図である。動作
モード切替スイッチ23は、ブレ補正レンズ5の動作を
複数の動作モードに使用者が切り替えるためのスライド
式スイッチである。本発明の第1実施形態では、動作モ
ード切替スイッチ23は、ブレ補正レンズ5によりブレ
補正動作を行うON位置とブレ補正動作を行わないOF
F位置との間において切り替えることができる。動作モ
ード切替スイッチ23は、図1及び図7に示すように、
カバー19の周方向にスライド自在に取り付けられてい
る。動作モード切替スイッチ23には、カバー19に形
成された貫通孔19aを貫通し、ON位置とOFF位置
との間を移動する支持部23aと、図8に示すように、
後述するクリックばね51とが取り付けられている。
【0040】クリックばね51は、動作モード切替スイ
ッチ23の切替動作と連動し、後述するV字溝52a,
52bと係合する板ばね状の係合部材である。クリック
ばね51は、図8及び図9に示すように、動作モード切
替スイッチ23の支持部23aに取り付けられ、動作モ
ード切替スイッチ23のスライド方向と平行に延びた平
行部分51cと、この平行部分51cからV字溝52
a,52bに向けて折り曲げられた傾斜部分51dと、
この傾斜部分51dの先端部に形成され、V字溝52
a,52bと係合するV字状のクリック部51bとから
なる。クリックばね51の平行部分51cには、図8に
示すように、後述する電気スイッチ50のスライド軸5
0aを挟み込む一対の挟持片51aが形成されている。
【0041】電気スイッチ50は、内部に電気接点切換
部を備えるスイッチである。電気スイッチ50は、クリ
ックばね51の挟持部51aがスライド軸50aをスラ
イドすることにより電気的に切り換わる。電気スイッチ
50は、動作モード切替スイッチ23のON位置又はO
FF位置に応じた信号をピン50b,50c,50dか
ら出力し、この出力信号は、CPU137に入力する。
【0042】V字溝52a,52bは、クリックばね5
1と係合し、動作モード切替スイッチ23を操作する際
にクリック感を与えるための溝である。V字溝52aに
は、動作モード切替スイッチ23がON位置にあるとき
に、図9において実線で示すように、クリックばね51
のクリック部51bが係合する。一方、V字溝52bに
は、動作モード切替スイッチ23がOFF位置にあると
きに、図9において二点鎖線で示すように、クリックば
ね51のクリック部51bが係合する。V字溝52a,
52bは、後述する頂上52dを境として、レンズ鏡筒
102の固定部材52に形成されている。
【0043】斜面52c,52eは、クリックばね51
のクリック部51bを案内する部分である。斜面52c
は、V字溝52aと頂上52dとの間に形成されてお
り、斜面52eは、V字溝52bと頂上52dとの間に
形成されている。本発明の第1実施形態では、斜面52
cは、斜面52eよりも傾斜角度が大きく設定されてい
る。このために、クリック部51bを切り替えようとす
る力は、頂上52dを境として斜面52eに比べて斜面
52cのほうが大きい。
【0044】頂上52dは、図9において二点鎖線で示
すように、クリックばね51のクリック部51bが乗り
上げたときに、V字溝52a、52bのいずれの方向に
もクリック部51bが移動せずに、止まってしまうこと
のある死点(中立位置)である。本発明の第1実施形態
では、図9に示すように、電気スイッチ50がONとな
る範囲は、頂上52dよりもV字溝52a側に設定され
ている。このために、クリックばね51のクリック部5
1bが頂上52dで停止したときに、電気スイッチ50
がONとなるのを防止している。
【0045】当接部材24は、動作モード切替スイッチ
23の切替動作と連動して、後述する連動部材125a
と当接し、この連動部材125aとともにブレ補正レン
ズ5をロックリング25によりロックさせるための部材
である。当接部材24は、図7及び図8に示すように、
動作モード切替スイッチ23の支持部23aに取り付け
られ、光軸Iと平行に延びた平行部24aと、この平行
部24aから直角に折り曲げられ、連動部材125aと
当接する当接部24bとからなるL字状の部材である。
【0046】ロックリング25は、図中c方向又はd方
向に回転することにより、ブレ補正レンズ5を保持する
ブレ補正レンズ枠6を固定又は固定解除するための部材
である。ロックリング25には、その外周部に後述する
連動部材125aの支持部125bと、ロック部材2
9,30,31に取り付けられたピン29a,30a,
31aが嵌まり込む略S字状のカム部25b,25c,
25dと、後述するばね28の一端を取り付けるための
ばね掛け部25eとが形成されている。また、ロックリ
ング25には、鉄片27aが取り付けられている。
【0047】ロック部材29,30,31は、ブレ補正
レンズ枠6をロック及びロック解除するための部材であ
る。ロック部材29,30,31は、図7に示すよう
に、光軸Iを中心として120度間隔を開けて配置され
ている。ロック部材29,30,31は、図4及び図7
に示すように、その先端部がブレ補正レンズ枠6の径方
向に進退することにより、ブレ補正レンズ枠6の外周部
と当接し、このブレ補正レンズ枠6のロックとロック解
除とを行う。ロック部材29,30,31には、その長
手方向と直交する方向に突出してピン29a,30a,
31aが取り付けられている。
【0048】連動部材125aは、ブレ補正レンズ枠6
及びブレ補正レンズ駆動機構4の光軸I方向の移動位置
とは無関係に、動作モード切替スイッチ23の切替動作
と連動して、ロックリング25によりブレ補正レンズ5
をロックさせるための部材である。連動部材125a
は、図1及び図8に示すように、光軸Iと平行に延びて
いる。この連動部材125aには、一端を垂直に折り曲
げた支持部125bが形成されており、この支持部12
5bは、ロックリング25に取り付けられている。連動
部材125aは、ブレ補正レンズ枠6及びブレ補正レン
ズ駆動機構4がズーミング動作により図中e方向に移動
するときに、その移動位置において当接部材24bと当
接可能な長さに設定されている。
【0049】ばね28は、図7に示すように、ロックリ
ング25を反時計方向に回転するように付勢する部材で
ある。このばね28は、その一端がロックリング25の
ばね掛け部25eに取り付けられており、他端が枠部材
408に設けられたばね掛け部408aに取り付けられ
ている。
【0050】コンビネーションマグネット27は、ロッ
クリング25に取り付けられた鉄片27aと吸着又は吸
着解除し、ブレ補正レンズ枠6のロック状態を維持又は
ロック状態を解除するための部材である。
【0051】チャージリング26は、ロック解除された
ロックリング25の鉄片27aをコンビネーションマグ
ネット27が吸着可能な位置まで、ロックリング25を
回転させるための部材である。チャージリング26に
は、ロックリング25の支持部125bと当接する係合
部26aと、モータ32のギヤ33と噛み合うラック部
26bとが形成されている。
【0052】つぎに、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置が組み込まれたレンズ鏡筒の動作をズーミング
動作とフォーカシング動作とに分けて説明する。 (ズーミング動作)図1に示す状態において、光軸I回
りにズーム環22が回転すると、このズーム環22の係
合部22aと係合するピン15aを取り付けたカム筒1
5は、ズーム環22と一体となって回転する。光軸I回
りにカム筒5が回転すると、このカム筒5に形成された
カム溝15b,15c,15d,15eは、それぞれ移
動自在に嵌め込まれたピン10a,16b,4a,11
aを押し出す。ピン10a,16b,4a,11aの端
部は、内側固定筒14の直進溝14aに移動自在に嵌め
込まれている。このために、これらのピン10a,16
b,4a,11aを取り付けた1群レンズ移動筒16、
3群レンズ移動枠3、絞り部12,ブレ補正レンズ枠6
及びブレ補正レンズ駆動機構4、5群レンズ移動枠11
は、光軸I回りに回転することなく光軸I方向に移動
し、ズーミングを行う。1群レンズ移動筒16の雄ヘリ
コイドねじ部16aは、ヘリコイド筒17の雌ヘリコイ
ドねじ部17aと噛み合っているために、1群レンズ移
動枠8を取り付けたヘリコイド筒17は、1群レンズ移
動筒16と一体となって光軸I方向に移動する。連動部
材125aは、ブレ補正レンズ枠6及びブレ補正レンズ
駆動機構4とともに光軸I方向に移動するが、当接部材
24bは、連動部材125aの光軸I方向に延びた直線
部分と当接可能である。
【0053】(フォーカシング動作)図1に示す状態に
おいて、光軸I回りに距離環21が回転すると、この距
離環21に形成されたピン部21aは、ヘリコイド筒1
7の係合部17cと当接した状態で、このヘリコイド筒
17を光軸I回りに回転させる。ヘリコイド筒17の雌
ヘリコイドねじ部17aは、1群レンズ移動筒16の雄
ヘリコイドねじ部16aと噛み合っており、この1群レ
ンズ移動筒16に設けられたピン16bは、内側固定筒
14の直進溝14aに嵌め込まれている。したがって、
1群レンズ移動筒16は、光軸I回りの回転が規制さ
れ、光軸I方向の移動のみが許容されている。その結
果、ヘリコイド筒17は、1群レンズ移動筒16の雄ヘ
リコイドねじ部16aと噛み合いながら光軸I回りに回
転し、1群レンズ移動枠8を取り付けたヘリコイド筒1
7は、光軸I方向に移動しつつフォーカシングを行う。
【0054】つぎに、CPU137の動作を中心にし
て、本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の動作を
説明する。図10は、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置の動作を説明するフローチャートである。ステ
ップ(以下、Sとする)200において、カメラボディ
101のメインスイッチMSがON動作されると、電源
電池146の電力がCPU101に供給され、CPU1
37及びCPU145は、本フローをスタートする。な
お、以下の説明において、特に断りのある場合を除き、
各ステップはCPU137にて行われる。
【0055】S201において、CPU145は、半押
しスイッチS1がONされているか否かを判断する。半
押しスイッチS1がONされていればS202に進み、
半押しスイッチS1がONされていなければ、CPU1
45は、半押しスイッチS1がONされるまで繰り返し
判断を続ける。
【0056】S202において、CPU137は、電気
スイッチ50がONされているか否かを判断する。CP
U137は、動作モード切替スイッチ23のON動作及
びOFF動作と連動する電気スイッチ50がONされて
いればS203に進み、電気スイッチ50がONされて
いなければS206に進む。
【0057】S203において、CPU137は、角速
度センサ131,134をONする。CPU137は、
CPU145からの半押しスイッチS1のON情報に基
づいて、ブレ検出情報を出力するように角速度センサ1
31,134に指示する。角速度センサ131,134
は、カメラボディ101及びレンズ鏡筒102のブレを
検出し、ブレ検出情報を出力する。
【0058】S204において、CPU137は、ブレ
補正レンズ5のロック解除を指示する。コンビネーショ
ンマグネット27をCPU137が通電状態とすると、
コンビネーションマグネット27は、鉄片27aの吸着
を解除する。その結果、ロックリング25は、ばね28
の付勢力により反時計方向に回転し、ピン29a,30
a,31aは、カム溝25b,25c,25dにより案
内される。その結果、ロック部材29,30,31は、
ブレ補正レンズ枠6の外周部から離間し、ブレ補正レン
ズ枠6のロックが解除される。
【0059】S205において、CPU137は、ボイ
スコイルモータ440,441にブレ補正開始を指示す
る。CPU137は、角速度センサ131,134から
のブレ検出情報に基づいて、ブレ補正量を演算する。C
PU137は、算出されたブレ補正量に基づいて、ブレ
補正レンズ5の駆動量を演算し、ボイスコイルモータ4
40,441にブレ補正開始信号を出力する。その結
果、ブレ補正レンズ5は、ボイスコイルモータ440,
441により所定量だけ駆動され、ブレ補正を開始す
る。
【0060】図3に示す状態において、ブレ補正レンズ
枠6は、フック部6d,6eがガイド軸409に係合し
ているために、光軸I回りの回転が規制されている。ボ
イスコイルモータ440によりBY方向に沿って下方の
推力PYをブレ補正レンズ枠6が受けると、ブレ補正レ
ンズ枠6は、この推力PYによりガイド軸409上を右
下がりにスライドする。ガイドアーム410は、図5に
示すように、軸411を中心として推力PYにより時計
回りに回転する。その結果、ガイド軸409は、ガイド
アーム410の回転により、図中B方向に平行移動させ
られる。ブレ補正レンズ枠6は、鋼球450,455,
460により、光軸I方向の移動を規制されており、B
X方向及びBY方向の両方向に、ブレ補正レンズ5とと
もに移動する。そして、ブレ補正レンズ5は、光軸Iと
交差する方向に移動し、ブレを補正する。
【0061】一方、図3に示す状態において、ボイスコ
イルモータ441によりBX方向に沿って左向きの推力
PXをブレ補正レンズ枠6が受けると、ブレ補正レンズ
枠6は、この推力PXによりガイド軸409上を左上が
りにスライドする。また、ガイド軸409は、その長手
方向と直交する方向(図中B方向)に平行移動させられ
る。ブレ補正レンズ枠6は、光軸Iに垂直な平面内の任
意の位置に移動することができる。
【0062】S206において、CPU145は、半押
しスイッチS1がONされたままであるか否かを判断す
る。半押しスイッチS1がOFFされたときにはS20
7に進み、半押しスイッチS1がONされたままである
ときにはS209に進む。
【0063】S207において、CPU137は、ボイ
スコイルモータ440,441にブレ補正停止を指示す
る。CPU137は、CPU145からの半押しスイッ
チS1のOFF情報に基づいて、ボイスコイルモータ4
40,441にブレ補正停止信号を出力し、ボイスコイ
ルモータ440,441は、ブレ補正レンズ5を停止す
る。
【0064】S208において、CPU137は、ブレ
補正レンズ5のロックを指示する。CPU137がモー
タ32に回転を指示すると、このモータ32のギヤ33
を介して、チャージリング26は、図7において時計方
向に回転する。チャージリング26が回転すると、チャ
ージリング26のロック係合部26aは、図中一点鎖線
位置にあるロックリング25の支持部125bを時計方
向に押す。そして、チャージリング26は、コンビネー
ションマグネット27がロックリング25の鉄片27a
を吸着可能な位置まで回転する。コンビネーションマグ
ネット27は、図7に示すように、鉄片27aを吸着
し、ロック部材29,30,31の先端部がブレ補正レ
ンズ枠6の外周部と当接する。その結果、ブレ補正レン
ズ枠6は、ロック部材29,30,31によりロックさ
れる。そして、S201に戻り、CPU145は、半押
しスイッチS1が再びONされるか否かを判断する。
【0065】S209において、CPU145は、全押
しスイッチS2がONされる否かを判断する。半押しス
イッチS1に続き全押しスイッチS2がONされたとき
にはS210に進み、全押しスイッチS2がOFFされ
たときにはS206に戻り、CPU145は、半押しス
イッチS1がONされるか否かの判断を繰り返す。
【0066】S210において、CPU145は、露光
処理を指示する。CPU145は、図示しないシャッタ
機構部に駆動を指示し、シャッタ機構部は、シャッタを
開閉し撮影(露光)を行う。なお、CPU137は、角
速度センサ131,134によるブレ検出情報の出力及
びボイスコイルモータ440,441によるブレ補正レ
ンズ5の駆動を指示し、露光中のブレ補正を行うことも
できる。
【0067】S211において、CPU145は、半押
しスイッチS1がONされたままであるか否かを判断す
る。半押しスイッチS1がOFFされたときにはS21
2に進み、半押しスイッチS1がONされたままである
ときにはS214に進む。
【0068】S212において、CPU137は、ボイ
スコイルモータ440,441にブレ補正停止を指示す
る。CPU137は、CPU145からの半押しスイッ
チS1のOFF情報に基づいて、ボイスコイルモータ4
40,441にブレ補正停止信号を出力し、ボイスコイ
ルモータ440,441は、ブレ補正レンズ5を停止す
る。
【0069】S208において、CPU137は、ブレ
補正レンズ5のロックを指示する。CPU137は、モ
ータ32に回転を指示し、チャージリング26によりロ
ックリング25を回転させ、コンビネーションマグネッ
ト27は、ロックリング25の鉄片27aを吸着する。
そして、ブレ補正レンズ枠6は、ロック部材29,3
0,31によりロックされ、一連の動作を終了する。
【0070】S214において、CPU145は、全押
しスイッチS2がONされたか否かを判断する。半押し
スイッチS1とともに全押しスイッチS2もONされて
いるときにはS210に戻り、S210において、CP
U145は、図示しないシャッタ機構部に露光処理を指
示し、引き続き撮影が行われる。全押しスイッチS2が
OFFされているときにはS206に進み、半押しスイ
ッチS1がONされているか否かが判断される。
【0071】つぎに、本発明の第1実施形態に係るブレ
補正装置の動作モード切替スイッチによりブレ補正レン
ズ枠をロック又はロック解除する動作を説明する。 (ロック動作)図8及び図9に示す状態において、動作
モード切替スイッチ23がON位置からOFF位置まで
スライドすると、クリックばね51のクリック部51b
は、V字溝52aから頂上52dに向けて斜面52cに
沿って案内される。このとき、クリックばね51は、斜
面52cに乗り上げているために、V字溝52aに戻ろ
うとする切替力を移動方向とは逆方向に受ける。動作モ
ード切替スイッチ23の当接部24bは、図7において
一点鎖線で示したロックリング25の連動部材125a
と当接する。当接部24bは、連動部材125aを押し
ながらロックリング25を図中c方向に回転させ、ロッ
ク部材29,30,31のピン29a,30a,31a
は、ロックリング25のカム溝25b,25c,25d
に案内される。そして、ロック部材29,30,31
は、ブレ補正レンズ枠6の径方向に移動する。
【0072】図9において二点鎖線で示すように、クリ
ック部51bが頂上52dに乗り上げると、動作モード
切替スイッチ23がON位置にもOFF位置にも移動し
ようとしないことがある。この状態では、ロック部材2
9,30,31は、途中位置で停止し、ブレ補正レンズ
枠6と当接しないために、ブレ補正レンズ枠6は、ロッ
ク部材29,30,31により完全にロックされていな
い。このために、クリック部51bが頂上52dに乗り
上げた状態において、電気スイッチ50がONすると、
CPU137は、ボイスコイルモータ440,441に
ブレ補正レンズ5の駆動を指示してしまう。その結果、
ブレ補正レンズ枠6は、途中位置で停止しているロック
部材29,30,31と、ブレ補正動作中に接触してし
まう可能性がある。本発明の第1実施形態では、電気ス
イッチ50がONする範囲は、頂上52dよりもV字溝
52a側に設定されているために、クリック部51bが
頂上52dに乗り上げたときには、電気スイッチ50
は、ONしない。このために、ロック部材29,30,
31が途中位置で停止しているときには、ブレ補正レン
ズ枠6が駆動しない。
【0073】動作モード切替スイッチ23がさらにスラ
イドすると、クリック部51bは、頂上52dからV字
溝52bに向けて斜面52eに沿って案内される。この
とき、クリックばね51は、斜面52eに乗り上げてい
るために、V字溝52b方向に切替力を受ける。そし
て、クリック部51bは、V字溝52bに係合する。動
作モード切替スイッチ23の当接部24bは、連動部材
125aを押しながらロックリング25を図中c方向に
さらに回転させ、ロック部材29,30,31は、ブレ
補正レンズ枠6を完全にロックする。
【0074】(ロック解除動作)動作モード切替スイッ
チ23がOFF位置からON位置までスライドすると、
ロックリング25は、ばね28の付勢力により図中d方
向に回転する。ピン29a,30a,31aは、カム溝
25b,25c,25dに案内され、ロック部材29,
30,31の先端部は、ブレ補正レンズ枠6の外周部か
ら離間する。その結果、ブレ補正レンズ枠6のロックが
解除される。この場合においても、クリック部51bが
頂上52dに乗り上げたときには、電気スイッチ50
は、ONしない。このために、途中位置で停止している
ロック部材29,30,31とブレ補正レンズ枠6とが
接触することはない。
【0075】本発明の第1実施形態では、電気スイッチ
50がONする範囲を頂上52dよりもV字溝52a側
に設定している。このために、動作モード切替スイッチ
23がON位置とOFF位置との間でスライドするとき
に、クリック部25bが頂上52dにおいて停止して
も、電気スイッチ50は、ONしない。その結果、ブレ
補正レンズ枠6は、ロック部材29,30,31が途中
位置で停止しているときに駆動しないために、ロック部
材29,30,31とブレ補正レンズ枠6がブレ補正動
作中に接触するのを防止することができる。また、本発
明の第1実施形態では、斜面52cは、斜面52eより
も傾斜角度が大きく設定されているために、クリック部
25bは、V字溝25a方向の切替力を大きく受ける。
その結果、切替途中の位置でクリック部25bが停止す
るのを防止することができる。また、クリック部25b
の切替途中の位置において、電気スイッチ50がON
し、ブレ補正動作するのを防止することができる。
【0076】本発明の第1実施形態では、動作モード切
替スイッチ23の切替動作と連動して、連動部材125
aを当接部24bに当接させることができる。そして、
ロックリング25によりブレ補正レンズ枠6をロックし
た状態で保持することができる。また、本発明の第1実
施形態では、連動部材125aを当接部24bに当接し
た状態で保持することができるために、ブレ補正レンズ
枠6のロック解除を確実に阻止することができる。
【0077】本発明の第1実施形態では、ブレ補正レン
ズ枠6をロックするための電源を備えていないカメラボ
ディにレンズ鏡筒102が装着されても、ブレ補正レン
ズ枠6を確実にロックすることができる。また、本発明
の第1実施形態では、動作モード切替スイッチ23をO
N位置にした状態において、コンビネーションマグネッ
ト27から鉄片27aが何らかの衝撃で離反しても、動
作モード切替スイッチ23をOFF位置にしておくこと
により、ブレ補正レンズ枠6をロックすることができ
る。さらに、本発明の第1実施形態では、特別の操作を
必要とせずに、動作モード切替スイッチ23をOFF位
置にスライドすることにより、ブレ補正レンズ枠6をロ
ックすることができる。
【0078】本発明の第1実施形態では、ブレ補正レン
ズ枠6及びブレ補正レンズ駆動機構4がズーミング動作
により光軸I方向に移動しても、動作モード切替スイッ
チ23の当接部24bと移動位置において当接すること
ができる。このために、ブレ補正レンズ枠6及びブレ補
正レンズ駆動機構4の移動位置とは無関係に、動作モー
ド切替スイッチ23の切替動作と連動して、ブレ補正レ
ンズ枠6をロックすることができる。
【0079】(第2実施形態)以下、図面を参照して、
本発明の第2実施形態について詳しく説明する。なお、
以下の説明において、第1実施形態において説明した部
材と同一の部材は、同一の符号を付して説明し、その部
分の詳細な説明については省略する。図11は、本発明
の第2実施形態に係るブレ補正装置の動作モード切替ス
イッチ及びロックリングを概略的に示す斜視図である。
図12は、本発明の第2実施形態に係るブレ補正装置の
案内部材を概略的に示す部分断面図である。
【0080】動作モード切替スイッチ65は、図11に
示すように、時計回り又は反時計回りに回転することに
より、ON位置とOFF位置とを切り替えるロータリ式
スイッチである。動作モード切替スイッチ65には、こ
の動作モード切替スイッチ65に取り付けられた軸65
bと、この軸65bの下端に取り付けられた略扇形の案
内部材61とが設けられている。
【0081】案内部材61は、動作モード切替スイッチ
65と一体となって軸65bを中心として回転し、鋼球
64を案内する部材である。案内部材61には、図11
に示すように、その円弧部分に、電気スイッチ50のス
ライド部50aを挟み込む挟持部61aと、動作モード
切替スイッチ65がOFF位置にあるときに鋼球64が
入り込む切欠溝61cと、動作モード切替スイッチ65
がON位置にあるときに鋼球64が入り込む切欠溝61
dと、図12に示すように、切欠溝61c,61dのい
ずれの方向にも鋼球64が移動せずに止まってしまうこ
とのある頂上61gと、この頂上61gから切欠溝61
dに向けて傾斜した斜面61eと、頂上61gから切欠
溝61cに向けて傾斜した斜面61fとが形成されてい
る。また、案内部材61には、軸65bと平行に延びた
当接部60aを取り付け、この軸65bに対して垂直方
向に突出した軸取付部61が形成されている。
【0082】鋼球60は、案内部材61の切欠溝61
c,61dと係合する部材である。鋼球60は、レンズ
鏡筒102の固定部材62に形成された収納穴62aか
ら、その一部が露出するように収納されており、この収
納穴62a内に取り付けられた圧縮ばね63上に支持さ
れている。
【0083】つぎに、本発明の第2実施形態に係るブレ
補正装置の動作モード切替スイッチによりブレ補正レン
ズ枠をロックする動作を説明する。図11及び図12に
示す状態において、動作モード切替スイッチ65がON
位置からOFF位置まで軸65bを中心に回転すると、
動作モード切替スイッチ65と一体となって、案内部材
61も軸65bを中心に回転する。鋼球64は、圧縮ば
ね63の付勢力に抗して沈み込みながら、係合溝61d
から頂上61gに向けて斜面61eに沿って案内され
る。このとき、鋼球64は、斜面61eに乗り上げてい
るために、係合溝61dに戻ろうとする切替力を受け
る。動作モード切替スイッチ65の回転に連動して、当
接部60aは、軸65bを中心として回転する。そし
て、当接部60aは、ロックリング25の連動部材12
5aと当接し、ロックリング25を図中c方向に回転さ
せる。その結果、ロック部材29,30,31は、ブレ
補正レンズ枠6の径方向に移動する。
【0084】鋼球64が頂上61gに乗り上げると、動
作モード切替スイッチ65がON位置にもOFF位置に
も移動しようとしないことがある。しかし、この状態で
は、電気スイッチ50は、ONしないために、途中位置
で停止しているロック部材29,30,31とブレ補正
レンズ枠6とが接触することはない。動作モード切替ス
イッチ65がさらに回転すると、鋼球64は、頂上61
gから係合溝61cに向けて斜面61fに沿って案内さ
れる。このとき、鋼球64は、斜面61fに乗り上げて
いるために、係合溝61c方向に切替力を受けながら、
係合溝61cに係合する。当接部24bは、連動部材1
25aを押しながらロックリング25を図中c方向にさ
らに回転させ、ロック部材29,30,31は、ブレ補
正レンズ枠6を完全にロックする。
【0085】本発明の第2実施形態では、切欠溝61c
と切欠溝61dとの間に斜面61e,61fを形成する
ことにより、動作モード切替スイッチ65が切替途中に
おいて停止するのを防止している。また、本発明の第2
実施形態では、斜面61eは、斜面61fよりも傾斜角
度が大きいために、切欠溝61d側への切替力が大きく
なるように設定されている。その結果、動作モード切替
スイッチ65が切替途中においてON動作するのを防止
している。さらに、本発明の第2実施形態では、図12
に示すように、電気スイッチ50がONとなる範囲は、
頂上61gよりも係合溝61d側に設定されている。こ
のために、鋼球60が頂上61gで停止し、電気スイッ
チ50がONとなるのを防止することができる。
【0086】(他の実施形態)以上説明した実施形態で
は、ブレ補正レンズ駆動機構4の動作モードを切り替え
る動作モード切替スイッチ23,65を例に挙げて説明
したが、本発明は、カメラシステムの他の機構の動作を
切り替える切替スイッチにも適用することができる。例
えば、オートフォーカスとマニュアルフォーカスとを切
り替える切替レバーにより、カメラボディ側の駆動力を
伝達するカメラボディ側カプラとレンズ鏡筒側カプラと
を係合状態又は解除状態とするカップリング機構につい
て、本発明を適用することもできる。この場合には、切
替レバーが切替途中の位置にあるときに、電気的にはマ
ニュアルフォーカスモードとすることにより、カメラボ
ディ側カプラの空転を防止することができる。
【0087】以上説明した実施形態に限定されることは
なく、本発明の技術思想によれば、種々の変形又は変更
が可能であり、それらも本発明の均等の範囲内である。
本発明の実施形態では、ブレ補正を行うモード(ON)
とブレ補正を行わないモード(OFF)との2つのモー
ドを切り替える場合を例に挙げて説明したが、これに限
定されるものではない。例えば、半押しスイッチS1の
ONでブレ補正を行うモード、全押しスイッチS2のO
Nでブレ補正を行うモード及びブレ補正を行わないモー
ドの3つのモードを切り替える切替スイッチについても
適用することができる。この場合には、半押しスイッチ
S1のONでブレ補正を行うモードとブレ補正を行わな
いモードとの間に、本発明を適用することができる。ま
た、ブレ補正を広い範囲で行うモード、ブレ補正を狭い
範囲で行うモード及びブレ補正を行わないモードのとき
には、ブレ補正を広い範囲で行うモードとブレ補正を狭
い範囲で行うモードとの間に、本発明を適用することが
できる。これにより、狭い範囲内でブレ補正を行うとき
に、途中位置までロックしているロック部材とブレ補正
レンズとが接触するのを防止することができる。また、
電気的切替部は、本発明の実施形態のような電気スイッ
チ50に限定されるものではない。さらに、動作モード
切替スイッチ23,65は、スライド式スイッチ、ロー
タリ式スイッチ以外の機械的な切替スイッチであっても
よい。
【0088】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1記
載の発明によれば、第1及び第2の切替位置以外の切替
途中位置に切替部材があるときには、制御部は、第2の
動作モードを駆動部に指示するので、切替部材が切替途
中位置にあるときに、第1の動作モードに基づいて、駆
動部が制御されるのを確実に防止することができる。
【0089】請求項2記載の発明によれば、第1の動作
モードに切替部材が切り替わる動作と連動して、ブレ補
正光学系を固定部材が固定するので、切替途中位置に切
替部材があり、ブレ補正光学系を固定部材が完全に固定
していない状態において、第1の動作モードに基づい
て、駆動部が制御されるのを防止することができる。
【0090】請求項3記載の発明によれば、切替部材を
案内する案内部は、第1の切替位置に向けて切替部材を
案内する第1の案内部と、第1の案内部と死点を境にし
て配置され、第2の切替位置に向けて切替部材を案内す
る第2の案内部とを備えるので、切替部材が死点で停止
したときに、第1の動作モードに基づいて、駆動部が制
御されるのを確実に防止することができる。
【0091】請求項4記載の発明によれば、第1の案内
部は、切替部材の切替力が第2の案内部よりも大きくな
るように設定されているので、切替途中位置で切替部材
が停止しないように、第1の切替位置に向けて切替部材
を案内することができる。
【0092】請求項5記載の発明によれば、係合部材と
係合する案内部は、第1の切替位置に向けて傾斜して形
成された第1の係合凹部と、第1の係合凹部と死点を境
にして配置され、第2の切替位置に向けて傾斜して形成
された第2の係合凹部とを備えるので、切替部材が死点
で停止したときに、第1の動作モードに基づいて、駆動
部が制御されるのを確実に防止することができる。
【0093】請求項6記載の発明によれば、第1の係合
凹部は、第2の係合凹部よりも傾斜角度が大きいので、
切替途中位置で切替部材が停止しないように、第1の切
替位置に向けて切替部材を案内することができる。
【0094】請求項7記載の発明によれば、第1の動作
モードは、ブレ補正を行うモードであり、第2の動作モ
ードは、ブレ補正を行わないモードであるので、第1及
び第2の切替位置以外の切替途中位置に切替部材がある
ときには、ブレ補正を行わないように制御することがで
きる。
【0095】請求項8記載の発明によれば、第1及び第
2の切替位置以外の切替途中位置に切替部材があるとき
には、制御部は、第2の動作モードを駆動部に指示する
ので、切替部材が切替途中位置にあるときに、第1の動
作モードに基づいて、駆動部が制御されるのを確実に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置が組
み込まれたレンズ鏡筒を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置のブ
ロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置を概
略的に示す断面図である。
【図4】図3のIV−IVA線で切断した状態を示す断
面図である。
【図5】図3のV−V線で切断した状態を示す断面図で
ある。
【図6】図3のVI−VIA線で切断した状態を示す断
面図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置のロ
ック機構を概略的に示す断面図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の動
作モード切替スイッチ及びロックリングを概略的に示す
斜視図である。
【図9】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置のク
リックばねを概略的に示す部分断面図である。
【図10】本発明の第1実施形態に係るブレ補正装置の
動作を説明するフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施形態に係るブレ補正装置の
動作モード切替スイッチ及びロックリングを概略的に示
す斜視図である。
【図12】本発明の第2実施形態に係るブレ補正装置の
案内部材を概略的に示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 1群レンズ 2 2群レンズ 3 3群レンズ 4 ブレ補正レンズ駆動機構 5 ブレ補正レンズ(4群レンズ) 6 ブレ補正レンズ枠 7 5群レンズ 12 絞り部 15 カム筒 14 内側固定筒 18 外側固定筒 19 カバー 21 距離環 22 ズーム環 23,65 動作モード切替スイッチ 24 当接部材 24b,60a 当接部 25 ロックリング 29,30,31 ロック部材 51 クリックばね 51b クリック部 52a,52b V字溝 52c,52e,61e,61f 斜面 52d,61g 頂上 61 案内部材 61c,61d 係合溝 64 鋼球 101 カメラボディ 102 レンズ鏡筒 125a 連動部材 137,145 CPU 440,441 ボイスコイルモータ I 光軸

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレを補正するブレ補正光学系と、 前記ブレ補正光学系を駆動する駆動部と、 前記駆動部を複数の動作モードに基づいて制御する制御
    部と、 少なくとも第1の切替位置と第2の切替位置とに切り替
    わる切替部材とを含み、 前記制御部は、 前記切替部材が前記第1の切替位置にあるときには、第
    1の動作モードを前記駆動部に指示し、 前記切替部材が前記第2の切替位置にあるときには、第
    2の動作モードを前記駆動部に指示し、 前記切替部材が前記第1及び第2の切替位置以外の切替
    途中位置にあるときには、前記第2の動作モードを前記
    駆動部に指示すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のブレ補正装置におい
    て、 前記ブレ補正光学系を固定する固定部材と、 前記切替部材が前記第2の動作モードに切り替わる動作
    と連動し、前記ブレ補正光学系を前記固定部材により固
    定させる連動部と、 を含むことを特徴とするブレ補正装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のブレ補正
    装置において、 前記切替部材を案内する案内部を備え、 前記案内部は、 前記第1の切替位置に向けて前記切替部材を案内する第
    1の案内部と、 前記第1の案内部と死点を境にして配置され、前記第2
    の切替位置に向けて前記切替部材を案内する第2の案内
    部とを備え、 前記制御部は、前記切替部材が前記死点に位置づけられ
    ているときには、前記第2の動作モードを前記駆動部に
    指示すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の切替装置において、 前記第1の案内部は、前記切替部材の切替力が前記第2
    の案内部よりも大きくなるように設定されていること、 を特徴とするブレ補正装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2に記載のブレ補正
    装置において、 前記切替部材は、案内部と係合する係合部材を備え、 前記案内部は、 前記第1の切替位置に向けて傾斜して形成された第1の
    係合凹部と、 前記第1の係合凹部と死点を境にして配置され、前記第
    2の切替位置に向けて傾斜して形成された第2の係合凹
    部とを備え、 前記制御部は、前記係合部材が前記死点に位置づけられ
    ているときには、前記第2の動作モードを前記駆動部に
    指示すること、 を特徴とするブレ補正装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の切替装置において、 前記第1の係合凹部は、前記第2の係合凹部よりも傾斜
    角度が大きいこと、 を特徴とするブレ補正装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれか1
    項に記載のブレ補正装置において、 前記第1の動作モードは、ブレ補正を行うモードであ
    り、 前記第2の動作モードは、ブレ補正を行わないモードで
    あること、 を特徴とするブレ補正装置。
  8. 【請求項8】 カメラシステムの機構を複数の動作モー
    ドに基づいて駆動する駆動部と、 前記機構の動作を機械的に切り替えるために、少なくと
    も第1の切替位置と第2の切替位置とに切り替わる切替
    部材と、 前記切替部材が前記第1の切替位置にあるときには、第
    1の動作モードを前記駆動部に指示し、前記切替部材が
    前記第2の切替位置にあるときには、第2の動作モード
    を前記駆動部に指示する制御部とを含み、 前記制御部は、前記切替部材が前記第1及び第2の切替
    位置以外の切替途中位置にあるときには、前記第2の動
    作モードを前記駆動部に指示すること、 を特徴とする切替装置。
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