JP2008294508A - ぶれ補正装置及びレンズ鏡胴及びデジタルカメラ及びモバイル端末装置 - Google Patents

ぶれ補正装置及びレンズ鏡胴及びデジタルカメラ及びモバイル端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】駆動機構の簡略化、コンパクト化を図ることができ、ひいては、組立調整の容易化を図ることのできるぶれ補正装置を提供する。
【解決手段】本発明のぶれ補正装置は、被写体像が結像される撮像面を有する撮像素子12と、撮像素子12を保持しかつベース3に対して撮影光軸Oと直交する方向に可動される載置テーブル8とを備えている。載置テーブル8は電気によって伸縮する伸縮アクチュエータ14の伸縮に基づきベース3に固定される。
【選択図】図3

Description

本発明は、手ぶれによる画像のぶれを補正するぶれ補正装置及びこのぶれ補正装置を有するレンズ鏡胴及びこのレンズ鏡胴を有するデジタルカメラ及びこのレンズ鏡胴を有するモバイル端末装置に関する。
従来から、デジタルカメラには、カメラ本体に手ぶれによる画像のぶれを補正するぶれ補正装置を備え、このぶれ補正装置が、被写体像が結像される撮像面を有する撮像素子と、この撮像素子を保持しかつベースに対して撮影光軸と直交する平面内で可動される第1テーブル(外枠)と、この第1テーブルに保持されて撮影光軸と直交する平面内でその第1テーブルの可動方向と直交する方向に可動される第2テーブル(内枠)とから構成し、非使用時に撮像素子を強制的にレバーによって固定する構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このぶれ補正装置によれば、手ぶれ補正が不要なときには、電力消費を伴うことなく、撮像素子を強制的に固定しておくことができ、手ぶれ補正が必要な際には直ちに適切に手ぶれ補正を行うことができるというメリットがある。
なお、この特許文献1は未公開ではあるが、この特許文献1に開示の構成を有するデジタルカメラは既に市販されている。
特願2005-294511
ところで、その特許文献1に開示のものは、レバーを駆動するための駆動機構をモータとカムとから構成し、モータの回転運動を直線運動に変換してレバーを撮影光軸方向に変位させるという複雑構造であるので、この駆動機構をベースに設置するためのスペースを大きくとらなければならず、デジタルカメラの撮影光軸方向の厚さの薄型化を図り難いという不都合がある。
また、駆動機構が複雑構造であるので、カムとレバーとの位置関係を調整しなければならず、組立調整も面倒であるという不都合もある。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、その目的は、駆動機構の簡略化、コンパクト化を図ることができ、ひいては、組立調整の容易化、撮影光軸方向の厚さのより一層の薄型化を図ることのできるぶれ補正装置及びレンズ鏡胴及びデジタルカメラ及びモバイル端末装置を提供することにある。
請求項1に記載のぶれ補正装置は、被写体像が結像される撮像面を有する撮像素子と、前記撮像素子を保持しかつベースに対して撮影光軸と直交する方向に可動される載置テーブルとを備え、前記ベースにはロックレバーが設けられ、前記載置テーブルは電気によって伸縮する伸縮アクチュエータの伸縮に基づき前記ロックレバーを介して前記ベースに固定されることを特徴とする。
請求項2に記載のぶれ補正装置は、前記載置テーブルが第1テーブルと第2テーブルとから構成され、前記第1テーブルが前記ベースに対して前記撮影光軸と直交する平面内で可動され、前記第2テーブルが前記第1テーブルに保持されて前記平面内で前記第1テーブルの可動方向と直交する方向に可動されることを特徴とする。
請求項3に記載のぶれ補正装置は、前記伸縮アクチュエータが圧電素子からなることを特徴とする。
請求項4に記載のぶれ補正装置は、前記ロックレバーは可撓性であり、前記ロックレバーの基端部が前記ベースに固定され、該ロックレバーの自由端部に係合部が形成され、前記第2テーブルには該ロックレバーが係合する被係合部が形成され、前記圧電素子は前記撮影光軸と平行な方向の伸張に基づき前記ロックレバーに直接的又は間接的に当接するようにして前記ベースに固定され、前記ロックレバーは前記圧電素子の伸張に基づき前記第2テーブルに対する係合を解除する方向に撓まされることを特徴とする。
請求項5に記載のぶれ補正装置は、前記ロックレバーは、前記撮像面側を前面側として、前記ベースの後面側に設けられ、前記第2テーブルの被係合部は該第2テーブルの後面側に設けられていることを特徴とする。
請求項6に記載のぶれ補正装置は、前記ロックレバーは、前記撮像面側を前面側として、前記ベースの前面側に設けられ、前記第2テーブルの被係合部は該第2テーブルの前面側に設けられていることを特徴とする。
請求項7に記載のぶれ補正装置は、前記ロックレバーは前記ベースに対して支軸を軸心として回動可能であり、前記ロックレバーは前記支軸を境にして一方側に設けられた係合部と他方側に設けられて前記圧電素子の収縮に基づき圧力が解除される受圧面部とを有し、前記第2テーブルには前記ロックレバーが係合する被係合部が形成され、前記ベースには前記ロックレバーによる第2テーブルのロックを解除する方向に該ロックレバーを回動付勢するスプリングが設けられ、前記ロックレバーは前記第2テーブルに対する係合を解除する方向に回動されることを特徴とする。
請求項8に記載のぶれ補正装置は、前記支軸から前記ロックレバーの係合部までの長さが前記支軸から前記受圧面部までの長さよりも長く形成されていることを特徴とする。
請求項9に記載のぶれ補正装置は、前記ロックレバーは、前記撮像面側を前面側として、前記ベースの前面側に設けられ、前記第2テーブルの被係合部は該第2テーブルの前面側に設けられていることを特徴とする。
請求項10に記載のぶれ補正装置は、前記ロックレバーは、受圧面部を有する他方側が撮影光軸と平行となるように前記支軸を境にして屈曲され、前記圧電素子は前記撮影光軸と直交する方向に伸縮するようにしてかつ前記第2テーブルの可動方向と平行に延びるようにして前記ベースに配設されていることを特徴とする。
請求項11に記載のぶれ補正装置は、前記ロックレバーは、前記ベースに対して第1支軸を介して回動可能とされた第1ロックレバーと前記ベースに対して第2支軸を介して回動可能とされた第2ロックレバーとから構成され、前記第1ロックレバーは前記第1支軸を境にして一方側に設けられた第1係合部と他方側に設けられて第1圧電素子の収縮に基づき圧力が解除される第1受圧面部とを有し、前記第2ロックレバーは前記第2支軸を境にして一方側に設けられた第2係合部と他方側に設けられて第2圧電素子の収縮に基づき圧力が解除される第2受圧面部とを有し、前記第1テーブルには前記第1ロックレバーが係合する第1被係合部が形成され、前記第2テーブルには前記第2ロックレバーが係合する第2被係合部が形成され、前記ベースには前記第1ロックレバーによる第1テーブルのロックを解除する方向に該第1ロックレバーを回動付勢する第1スプリングと前記第2ロックレバーによる第2テーブルのロックを解除する方向に該第2ロックレバーを回動付勢する第2スプリングとが設けられ、前記第1ロックレバーは前記第1テーブルに対する係合を解除する方向に回動され、前記第2ロックレバーは前記第2テーブルに対する係合を解除する方向に回動されることを特徴とする。
請求項12に記載のぶれ補正装置は、前記各支軸から前記各ロックレバーの係合部までの長さが前記各支軸から前記受圧面部までの長さよりも長く形成されていることを特徴とする。
請求項13に記載のぶれ補正装置は、前記第1圧電素子はその伸縮方向が撮影光軸と直交する平面内で前記第1テーブルの可動方向と直交するようにして前記ベースに配置され、前記第1レバーは前記第1テーブルの可動方向と平行方向に延びるようにして前記ベースに配置され、前記第2圧電素子はその伸縮方向が前記撮影光軸と直交する平面内で前記第2テーブルの可動方向と直交するようにして前記ベースに配置され、前記第2レバーは前記第2テーブルの可動方向と平行に延びるようにして前記ベースに配置されていることを特徴とする。
請求項14に記載のぶれ補正装置は、前記ロックレバーは前記ベースに対して支軸を軸心として回動可能であり、前記ロックレバーは自由端部に係合部を有し、該ロックレバーは前記係合部と前記支軸との間が前記圧電素子の伸張に基づき圧力が付与される受圧面部とされ、前記第2テーブルには前記ロックレバーと係合可能な係合部が形成され、前記ベースには前記ロックレバーによって第2テーブルをロックする方向に該ロックレバーを回動付勢するスプリングが設けられ、前記圧電素子の伸張に基づき前記ロックレバーは前記第2テーブルに対する係合を解除する方向に回動されることを特徴とする。
請求項15に記載のレンズ鏡胴は、請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載のぶれ補正装置を有することを特徴とする。
請求項16に記載のデジタルカメラは、カメラ本体と請求項15に記載のレンズ鏡胴とを有することを特徴とする。
請求項17に記載のデジタルカメラは、前記撮像素子前方に光軸方向に可動されるレンズを有し、該レンズは撮影時にカメラ本体から前方に向かって繰り出されかつ非撮影時にカメラ本体の内部に収納されることを特徴とする。
請求項18に記載のデジタルカメラは、カメラ本体に手ぶれによる画像のぶれを補正するぶれ補正装置が設けられ、該ぶれ補正装置が被写体像が結像される撮像面を有する撮像素子と、前記撮像素子を保持しかつベースに対して撮影光軸と直交する平面内で可動される第1テーブルと、該第1テーブルに保持されて前記撮影光軸と直交する平面内で前記第1テーブルの可動方向と直交する方向に可動される第2テーブルとを備え、前記撮像面側を前面側として、前記ベースの前面側には可撓性のロックレバーが設けられ、該ロックレバーの基端部が前記ベースに固定され、該ロックレバーの自由端部に係合部が形成され、前記第2テーブルの前面側には該ロックレバーが係合する被係合部が形成され、前記ベースには電圧印加によって伸縮されかつ前記撮影光軸と平行な方向の伸張に基づき前記ロックレバーに当接する圧電素子が設けられ、前記ロックレバーは前記圧電素子の伸張に基づき前記第2テーブルに対する係合を解除する方向に撓まされる構成のデジタルカメラであって、
前記カメラ本体に撮影時に該カメラ本体から進出されかつ非撮影時には該カメラ本体に格納されるレンズ鏡胴が設けられ、該レンズ鏡胴には前記撮影光軸の方向に可動される可動レンズが設けられ、該可動レンズは格納位置において前記ロックレバーに当接可能に配置されていることを特徴とする。
請求項19に記載のデジタルカメラは、カメラ本体に手ぶれによる画像のぶれを補正するぶれ補正装置が設けられ、該ぶれ補正装置が被写体像が結像される撮像面を有する撮像素子と、前記撮像素子を保持しかつベースに対して撮影光軸と直交する平面内で可動される第1テーブルと、該第1テーブルに保持されて前記撮影光軸と直交する平面内で前記第1テーブルの可動方向と直交する方向に可動される第2テーブルとを備え、前記撮像面側を前面側として、前記ベースの前面側にロックレバーが支軸を軸心として回動可能に設けられ、該ロックレバーは前記支軸を境にして一方側に設けられた係合部と他方側に設けられて電圧印加によって収縮される圧電素子の収縮に基づき圧力が解除される受圧面部とを有し、前記第2テーブルの前面側には前記ロックレバーが係合する被係合部が形成され、前記ベースには前記ロックレバーによる第2テーブルのロックを解除する方向に該ロックレバーを回動付勢するスプリングが設けられ、前記ロックレバーは前記第2テーブルに対する係合を解除する方向に回動されるデジタルカメラであって、
前記カメラ本体に撮影時に該カメラ本体から進出されかつ非撮影時には該カメラ本体に格納されるレンズ鏡胴が設けられ、該レンズ鏡胴には前記撮影光軸の方向に可動される可動レンズが設けられ、該可動レンズは格納位置において前記ロックレバーに当接可能に配置されていることを特徴とする。
請求項20に記載のモバイル端末は、請求項15に記載のレンズ鏡胴を有することを特徴とする。
請求項1ないし請求項14に記載の発明によれば、電気によって伸張・収縮する伸縮アクチュエータを用いて伸縮アクチュエータの直線的伸縮に基づき載置テーブルをベースにロックする構成としたので、従来のように、モータの回転運動を直線運動に変換するという回りくどい構造を採用することなく載置テーブルをベースにロックでき、駆動機構の簡略化、コンパクト化を図ることができる。その結果、組立調整の容易化、撮影光軸方向の厚さのより一層の薄型化を図ることができるという効果を奏する。
また、回転運動を直線運動に変換するというエネルギーロスが発生する余地がないので、従来のモータとカムとからなるロック機構に較べて、省電力化を図ることができる。
更に、従来のモータとカムとロックレバーとからなるロック構造の場合には、ロックレバーをカムに組み付ける際の撮像素子の光軸方向の位置がずれるので、撮像素子の光軸方向の最終位置調整を手作業で行わなければならないという面倒な調整作業を必要としていたが、特に、請求項4ないし請求項14に記載の発明によれば、伸縮アクチュエータとロックレバーとの設計寸法を適宜設定することにより、従来のような面倒な最終調整作業の簡略化を図ることができる。また、本発明によれば、外乱、設計誤差等の不確定要因に対するロバスト性が向上する。
特に、請求項4に記載のように、ロックレバーとして、可撓性の材料を用いれば、構成の簡略化をより一層図ることができる。
また、請求項6、請求項9に記載のように、ロックレバーをベースの前面側に設ける構成とすれば、ロックレバーをベースの背面側に設ける構成のものに較べてより一層撮影光軸方向の厚さを薄くすることができる。
請求項7に記載の発明によれば、ロックレバーと伸縮アクチュエータとの配置関係に自由度を与えることができる。
更に、請求項8、請求項12に記載の発明によれば、支軸を境にしてロックレバーの係合部までの長さを、伸縮アクチュエータの圧力が作用する受圧面部までの距離の長さよりも長く形成したので、小さな伸張量又は小さな収縮量で大きな変位量を確保できることになり、伸縮アクチュエータとして、伸縮量特性の小さい圧電素子を用いた場合であっても、ロックレバーを大きく変位させることができるという効果を奏する。
請求項10に記載の発明によれば、圧電素子を撮影光軸と直交する方向に伸縮するようにしてかつ第2テーブルの可動方向と平行に延びるようにしてベースに配設することにしたので、圧電素子を撮影光軸方向に伸縮するようにしてベースに配設する場合に較べて、圧電素子の全長を確保することができる。従って、相対的に小さな電圧印加によって大きな伸縮量を確保でき、ロックレバーの変位量を同一としたならば節電効果を確保でき、同一電圧を印加したとしたならば、ロックレバーの変位量を大きくすることができる。
請求項11ないし請求項13に記載の発明によれば、第1テーブルを第1ロックレバーによって撮影光軸と直交する方向から固定し、第2テーブルを第2ロックレバーによって撮影光軸と直交する方向から固定する構成としたので、撮像素子の撮影光軸方向の変位を防止できる。
請求項15に記載の発明によれば、撮影光軸方向の長さを小さくできるレンズ鏡胴を提供できる。
請求項16、請求項17に記載の発明によれば、撮影光軸方向のカメラ本体の薄型化を図ることができる。
請求項18、請求項19に記載の発明によれば、撮影光軸方向のカメラ本体の薄型化を図ることができる。また、このような薄型化を図った場合に、何らかの加減で可動レンズがロックレバーに当接したときでも、ロックレバーが被係合部に係合する方向に変位するので、故障の発生を回避することができる。
請求項20に記載の発明によれば、モバイル端末の薄型化を図ることができる。
以下に、本発明に係わる発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1は、本発明に係わるぶれ補正装置が適用されるデジタルカメラの正面図を示している。この図1において、1はカメラ本体、2はレンズ鏡胴である。そのレンズ鏡胴2は、図2に示すように、ベース3と筒体4とから概略構成されている。筒体4は例えば第1筒4aと第2筒4bと第3筒4cとから構成されている。この実施例では、第3筒4cはカメラ本体1に固定されている。
第1筒4aと第2筒4bとはカメラ本体1に対して格納状態と繰り出し状態との間で撮影光軸Oの方向と平行に可動される構成となっている。このレンズ鏡胴2の繰り出し機構については、ヘリコイドを有する公知の構成を採用できる。その第1筒4aには例えば撮影レンズ5が設けられている。第2筒4bには可動レンズとしての結像レンズ6が設けられている。その撮影レンズ5、結像レンズ6は、撮影時にカメラ本体1から前方に向かって繰り出されかつ被撮影時にカメラ本体1の内部に収納される。
ベース3は、ここでは、第3筒4cを介してカメラ本体1に固定されている。このベース3は、図3に示すように、例えば、一対の平行枠3a、3aとこの一対の平行枠3a、3aと直交する方向に延びる一対の平行枠3b、3bとからなる矩形状の枠体から構成されている。
このベース3はその平行枠3a、3a、3b、3bによって包囲された空間が配設空間7となっている。その配設空間7には載置テーブル8が設けられる。載置テーブル8は、ここでは、図3(a)ないし図3(c)に示すように、第1テーブル9と第2テーブル10とから構成されている。
一対の平行枠3b、3bには一対の平行枠3a、3aの延びる方向に沿って平行に延びる一対のガイド軸3c、3cがその一対の平行枠3b、3bの延びる方向に間隔を開けて掛け渡されている。
第1テーブル9は、一対の平行枠9a、9aとこの一対の平行枠9a、9aと直交する方向に延びてこれらを連結する連結枠9bとから構成されている。その一対の平行枠9a、9aが図3(c)に示すように一対のガイド軸3c、3cに貫通されている。
その一対の平行枠9a、9aの一方にはコイル配設箇所9c’が設けられている。このコイル配設箇所9c’にコイル9cが設けられている。コイル9cはベース3に固定された永久磁石3’(図3(b)参照)と協働して第1テーブル9をガイド軸3c、3cに沿って可動させる駆動手段としての機能を有する。この一対の平行枠9a、9aとの対向間が第2テーブル10を配設する配設空間11となっている。
その一対の平行枠9a、9aには、この一対の平行枠9a、9aの延びる方向と直交する方向に延びる一対のガイド軸9d、9dがその一対の平行枠9a、9aの延びる方向に間隔を開けて設けられている。
第2テーブル10は一対の平行枠10a、10aとこの一対の平行枠10a、10aと直交する方向に延びる一対の平行枠10b、10bとからなる矩形状の有底枠体から構成されている。この第2テーブル10はその一対の平行枠10b、10bがガイド軸9d、9dに貫通されている。
第2テーブル10には、その一対の平行枠10a、10a、10b、10bによって包囲された空間に、撮像素子12が固定配置されている。この撮像素子12は、結像レンズ6が臨む面の側に被写体像が結像される撮像面12aを有する。その一対の平行枠10bの一方にはコイル配設箇所10c’が設けられている。このコイル配設箇所10c’にコイル10cが設けられている。このコイル10cはベース3に固定された永久磁石3”(図3(b)参照)と協働して第2テーブル10をガイド軸9d、9dに沿って可動させる駆動手段としての機能を有する。
第1テーブル9はコイル9cに通電することにより撮影光軸(Z軸方向)Oと直交するXY平面S内でY方向に可動される。第2テーブル10はコイル10cに通電することにより平面S内で第1テーブル9の可動方向と直交するX方向に可動される。これにより、撮像素子12は手ぶれに起因して画像がぶれた場合であっても、その画像ぶれを相殺する方向に可動される。この手ぶれ補正の原理については、特願2005-294511に記載されているので、その詳細な説明を省略する。また、その制御回路の詳細についても記載されているのでその説明を省略する。
そのベース1には、ここでは、その平行枠3aの一方に可撓性の直板形状のロックレバー13の基端部13aが固定されている。このロックレバー13は、ここでは、撮像面12aが臨む面の側に設けられている。このロックレバー13は平行枠3bの延びる方向に沿って延びている。ロックレバー13の自由端部13cには係合部としての係合突起13dが形成されている。
一対の平行枠10bの他方にはコイル配設箇所10c’に対応する箇所に被係合箇所10d’が設けられている。この被係合箇所10d’には被係合部としての係合凹所10dが図3(c)に示すように形成されている。
平行枠3aには、基端部13aの真下に伸縮アクチュエータ14が配設されている。この伸縮アクチュエータ14は、電気によって伸縮する素子が用いられている。ここでは、伸縮アクチュエータ14には圧電素子が用いられている。その伸縮アクチュエータ14の端面はここでは基端部13aに直接当接されているが、間接的に当接させても良い。
この伸縮アクチュエータ14は、撮影光軸Oと平行な方向の伸張に基づきロックレバー13の基端部13aに当接するようにして平行枠3aに固定されている。ここでは、伸縮アクチュエータ(圧電素子)14は電圧を印加することによって伸張される。その結果、ロックレバー13は、図4(a)、図4(b)、図5に示すように、圧電素子の伸張に基づき第2テーブル10に対する係合を解除する方向に撓まされる。
この実施例1によれば、第1筒4a、第2筒4bが繰り出されているとして、手ぶれ補正スイッチ(図示を略す)をオンすると、伸縮アクチュエータ14に電圧が印加される。すると、伸縮アクチュエータ14が伸張され、図3(a)、図3(c)に示すように、ロックレバー13の係合突起13dが係合凹所10dに係合している状態から、ロックレバー13が係合を解除する方向に撓まされ、図4(a)、図4(b)に示すように、係合突起13dと係合凹所10dとの係合が解除される。これにより、第1テーブル9、第2テーブル10が撮影光軸Oと直交する平面S内で可動可能となる。
また、手ぶれ補正スイッチをオフすると、伸縮アクチュエータ14が縮小される。その結果、ロックレバー13は撓み力が開放され、係合突起13dが係合凹所10dに係合される。撮像素子12は、例えば、撮影光軸Oと撮像素子12の画像中心とが一致する原点位置となるようにして、ベース3に対して固定される。
この実施例1によれば、伸縮アクチュエータ14とロックレバー13との構成によってのみロックする構造としたので、従来に較べて、駆動機構の簡略化、コンパクト化を図ることができ、ひいては、組立調整の容易化、撮影光軸方向の厚さのより一層の薄型化を図ることができる。
また、ロックレバー13を、撮像面側を前面側として、ベース3の前面側に設け、第2テーブル10の係合凹所10dを第2テーブル10の前面側に設けたので、カメラ本体1の撮影光軸Oの方向の厚さを薄くできる。
更に、この実施例1によれば、図6に拡大して示すように、撮像素子12の撮像面12aに直近接させて結像レンズ6を収納する構成とした場合であっても、結像レンズ6の収納方向の可動によってロックレバー13が載置テーブル8をロックする方向に撓むので、撮影中に、何らかの加減でレンズ鏡胴2が格納された場合であっても、結像レンズ6に損傷が生じるのを防止できる。従って、カメラ本体1の薄型化を図るために、結像レンズ6の格納位置を撮像素子12の配設位置に直近させた場合でも、結像レンズ6に傷を生じさせることなくカメラ本体1の薄型化を図ることができる。
この実施例1では、ロックレバー13をベース3の前面側に設け、第2テーブル10の係合凹所10dを第2テーブル10の前面側に設ける構成とした。しかしながら、図7に示すように、ロックレバー13をベース3の後面側に設け、第2テーブル10の係合凹所10dを第2テーブル10の後面側に設ける構成としても良い。
なお、第テーブル10に係合突起を形成し、ロックレバー13に係合凹所としての係合穴を形成する構成としても良い。
(実施例2)
図8ないし図12は本発明に係わるぶれ補正装置の実施例2の説明図であって、この図8ないし図10において、実施例1と同一構成要素については同一符号を付してその詳細な説明を省略することとし、異なる箇所についてのみ説明することとする。
この実施例2では、図8に示すように、ロックレバー13は長尺形状の板材を直角に折り曲げて屈曲されたL字の形状とされている。そのベース3には平行枠3aに軸受け部15が形成されている。ロックレバー13はその折り曲げ部13eに支軸13fが形成されている。この支軸13fは軸受け部15に回動可能に支承されている。このロックレバー13はこの支軸13fを軸心としてベース3に対して回動可能に支承されている。
そのロックレバー13はその支軸13fを境にしてその一方側が長板部13gとされ、その他方側が短板部13hとされている。係合突起13dはその長板部13gの先端に設けられている。
平行枠3bには、図10に示すように、伸縮アクチュエータ配設凹所16が設けられ、伸縮アクチュエータ14はその伸縮アクチュエータ配設凹所16に設置されている。
この伸縮アクチュエータ14は平行枠3bの延びる方向に延びる構成とされている。ここでは、その伸縮アクチュエータ14の端面14aが短板部13hに直接当接する構成とされている。なお、伸縮アクチュエータ14の端面14aが短板部13hに間接的に当接する構成としても良い。
そのロックレバー13の短板部13hはその一部が伸縮アクチュエータ14の収縮に基づき圧力が解除される受圧面部となっている。また、このロックレバー13は、ここでは、支軸13fから係合突起13dまでの長さが支軸13fから受圧面部までの長さよりも長く形成されている。
平行枠3aには長板部13gの回動基部13g’の真下にロックレバー13による第2テーブル10のロックを解除する方向にロックレバー13を回動付勢するスプリング17が設けられている。
このロックレバー13は、第1筒4a、第2筒4bが繰り出されているとして、手ぶれ補正スイッチ(図示を略す)をオンすると、伸縮アクチュエータ14に電圧が印加される。すると、伸縮アクチュエータ14が縮小され、スプリング17の付勢力によって、図11に示す係合突起13dと係合凹所10dの係合状態から図12に示すようにロック解除状態とされる。
また、手ぶれ補正スイッチをオフすると、伸縮アクチュエータ14が伸張され、ロックレバー13が支軸13fを支点にして長板部13gの係合突起13dが係合凹所10dに係合する方向に回動され、係合突起13dが係合凹所10dに係合され、撮像素子12がベース3に対して固定される。その際、スプリング17には係合突起13dと係合凹所10dとの係合を解除する方向の付勢力が蓄積される。
この実施例2の場合にも、ロックレバー13をベース3の後面側に設ける構成とすることができる。
(実施例3)
その実施例2では、ロックレバー13を屈曲させて長板部13gと短板部13hとから構成し、支軸13eを中心に回動可能の構成とすると共に、伸縮アクチュエータ14を縮小させて係合突起13gと係合凹所10dとの係合を解除させる構成としたが、図13に示す構成とすることもできる。
この図13に示すロックレバー13は図3に示す可撓性のロックレバーと同様の直板形状から構成されている。このロックレバー13の基端部13aの端縁部には支軸13fが形成されている。この支軸13fは軸受け部15に回動可能に支承されている。
このロックレバー13の自由端部13cには実施例1と同様に係合突起13dが設けられている。平行枠3aにはそのロックレバー13の係合突起13dと支軸13fとの間の基端部13aの真下に伸縮アクチュエータ14としての圧電素子が設けられ、その基端部13aの一部が圧電素子の伸張に基づき圧力が付与される受圧面部とされている。
第2テーブル10には実施例2と同様に係合凹所10dが形成されている。ベース3にはその平行枠3aにロックレバー13によって第2テーブル10をロックする方向にこのロックレバー13を回動付勢するスプリング18が設けられている。
この実施例3によれば、圧電素子の伸張に基づきロックレバー13が第2テーブル10に対する係合を解除する方向に回動され、圧電素子の収縮に基づきロックレバー13が第2テーブル10をロックする方向に回動される。
(実施例4)
図14ないし図17は、本発明に係わるぶれ補正装置の実施例4の説明図であって、ここでは、第1テーブル9と第2テーブル10とを撮影光軸Oと直交する方向からそれぞれロックする構成としたものである。
ここでは、伸縮アクチュエータ14として、第1圧電素子14Aと第2圧電素子14Bとが用いられ、ロックレバー13として第1ロックレバー13Aと第2ロックレバー13Bとが用いられている。
ベース3の平行枠3bにはその背面側に第1テーブル9の可動方向と直交する方向に延びる配設凹所16Aが形成されている。第1圧電素子14Aはその伸縮方向が撮影光軸Oと直交する平面内で第1テーブル9の可動方向と直交するようにして配設凹所16Aに配置されている。ベース3の平行枠3bには第2テーブル10の可動方向と直交する方向に延びる配設凹所16Bが形成されている。第2圧電素子14Bはその伸縮方向が撮影光軸Oと直交する平面内で第2テーブル10の可動方向と直交するようにして配設箇所16Bに配置されている。
ベース3には第1支軸13e’が平行枠3aの近傍に設けられると共に、第2支軸13e”が平行枠3bの近傍に設けられている。第1レバー13Aは第1テーブル9の可動方向と平行方向に延びるようにして第1支軸13e’に軸支されている。第2レバー13Bは第2テーブル10の可動方向と平行に延びるようにして第2支軸13e”に軸支されている。
第1ロックレバー13Aは、第1支軸13e’を境にして、その一方側に第1係合部としての係合突起13d’を有し、その第1支軸13e’を境にして他方側に第1圧電素子14Aの収縮に基づき圧力が解除される第1受圧面部13d”を有する。
第2ロックレバー13Bは、第2支軸13e”を境にして、その一方側に第2係合部としての係合突起13d’を同様に有し、その第2支軸13e”を境にして他方側に第2圧電素子14Bの収縮に基づき圧力が解除される第2受圧面部13d”を同様に有する。
第1テーブル9にはその平行枠9aの側面部に第1ロックレバー13Aの係合突起13d’が係合する第1被係合部としての係合凹所10d’が形成されている。第2テーブル10にはその側面部に、同様に、第2ロックレバー13Bの係合突起13d’が係合する第2被係合部としての係合凹所10d”が形成されている。
ベース3の平行枠3aの側面部には、第1ロックレバー13Aによる第1テーブル9のロックを解除する方向にこの第1ロックレバー13Aを回動付勢する第1スプリング17’が配設されている。ベース3の平行枠3bには第2ロックレバー13Bによる第2テーブル10のロックを解除する方向にこの第2ロックレバー13Bを回動付勢する第2スプリング17”が配設されている。
この実施例4による場合、手ぶれ補正スイッチ(図示を略す)をオンすると、伸縮アクチュエータ14A、14Bに電圧が印加される。すると、伸縮アクチュエータ14A、14Bが縮小され、スプリング17’、17”の付勢力によって、図15に示す係合突起13d’、13d”と係合凹所10d’、10d”の係合状態から図16、図17に示すようにロック解除状態とされる。
また、手ぶれ補正スイッチをオフすると、伸縮アクチュエータ14A、14Bが伸張され、ロックレバー13A、13Bが支軸13e’、13e”を支点にして係合突起13d’、13d”が係合凹所10d’、10d”に係合する方向に回動され、撮像素子12がベース3に対して固定される。その際、スプリング17’、17”には係合突起13d’、13d”と係合凹所10d’、10d”との係合を解除する方向の付勢力が蓄積される。その際、第2テーブル10を先に固定し、ついで、第1テーブル9を固定するタイミングとするのが、撮像素子12を所定の位置に固定するうえで望ましい。
また、この実施例4によれば、第2テーブル10を固定する際に、第1テーブル10がその可動方向に押圧されることになるが、係合突起13d”と係合凹所10d’との接触角度を、図18に示すように、45度以上の角度とすれば、分力により、第1テーブル9を押圧する押圧力Fを低減でき、第1テーブル9、第2テーブル10を撮影軸方向と直交する方向からそれぞれロックする構成とした場合であっても、第2テーブル10のロック力によって第1テーブル9のロックが解除される方向の力を緩和できる。
この実施例4による場合、第1テーブル9、第2テーブル10を撮影光軸Oと直交する方向からそれぞれロックする構成としたので、手ぶれ補正装置の光軸O方向の厚みをより一層薄くすることができる。
また、第1テーブル9を第1ロックレバー13Aによって撮影光軸Oと直交する方向から固定し、第2テーブル10を第2ロックレバー13Bによって撮影光軸Oと直交する方向から固定する構成としたので、撮像素子12の撮影光軸方向の変位を防止できる。
以上、発明の実施の形態においては、手ぶれによる画像のぶれを補正するぶれ補正装置及びこのぶれ補正装置を有するレンズ鏡胴及びこのレンズ鏡胴を有するデジタルカメラについて説明したが、本発明は、カメラ付き携帯電話等のモバイル端末装置にも応用できる。
本発明に係わるデジタルカメラの正面図である。 図1に示すレンズ鏡胴の概略構成を示す断面図である。 実施例1に係わるぶれ補正装置のロック状態を示す説明図であって、(a)は載置テーブルの要部構成を示す斜視図、(b)は載置テーブルを撮像面側から見た平面図、(c)は(b)に示す載置テーブルのロックレバー部分の断面図である。 実施例1に係わるぶれ補正装置のロック解除状態を示す説明図であって、(a)は載置テーブルの要部構成を示す斜視図、(b)は載置テーブルのロックレバー部分の断面図である。 図4(b)に示すロックレバーの係合突起と係合凹所との部分拡大断面図である。 図2に示す結像レンズがロックレバーの自由端部に当接している状態を説明するための拡大断面図である。 実施例1に係わるぶれ補正装置の載置テーブルの変形例を説明するための断面図であって、ロックレバーを撮像素子の後面側に設けた構成を示す図である。 実施例2に係わるぶれ補正装置の載置テーブルの構成を説明するための図であって、ロック状態を示す斜視図である。 図8に示す載置テーブルの平面図である。 図8に示す載置テーブルを背面側から見た斜視図である。 図8に示すロックレバーのロック解除状態を示す模式図である。 図8に示すロックレバーのロック状態を示す模式図である。 実施例3に係わるぶれ補正装置の載置テーブルの平面図である。 実施例4に係わるぶれ補正装置の載置テーブルの構成を説明するための図であって、ロック状態を示す斜視図である。 図14に示す載置テーブルの平面図である。 図14に示す載置テーブルのロック解除状態を示す斜視図である。 図15に示す載置テーブルのロック解除状態を示す平面図である。 図17に示す係合突起と係合凹所の部分拡大図である。
符号の説明
3…ベース
8…載置テーブル
12…撮像素子
14…伸縮アクチュエータ

Claims (20)

  1. 被写体像が結像される撮像面を有する撮像素子と、前記撮像素子を保持しかつベースに対して撮影光軸と直交する方向に可動される載置テーブルとを備え、前記ベースにはロックレバーが設けられ、前記載置テーブルは電気によって伸縮する伸縮アクチュエータの伸縮に基づき前記ロックレバーを介して前記ベースに固定されることを特徴とするぶれ補正装置。
  2. 前記載置テーブルが第1テーブルと第2テーブルとから構成され、前記第1テーブルが前記ベースに対して前記撮影光軸と直交する平面内で可動され、前記第2テーブルが前記第1テーブルに保持されて前記平面内で前記第1テーブルの可動方向と直交する方向に可動されることを特徴とする請求項1に記載のぶれ補正装置。
  3. 前記伸縮アクチュエータが圧電素子からなることを特徴とする請求項2に記載のぶれ補正装置。
  4. 前記ロックレバーは可撓性であり、前記ロックレバーの基端部が前記ベースに固定され、該ロックレバーの自由端部に係合部が形成され、前記第2テーブルには該ロックレバーが係合する被係合部が形成され、前記圧電素子は前記撮影光軸と平行な方向の伸張に基づき前記ロックレバーに直接的又は間接的に当接するようにして前記ベースに固定され、前記ロックレバーは前記圧電素子の伸張に基づき前記第2テーブルに対する係合を解除する方向に撓まされることを特徴とする請求項3に記載のぶれ補正装置。
  5. 前記ロックレバーは、前記撮像面側を前面側として、前記ベースの後面側に設けられ、前記第2テーブルの被係合部は該第2テーブルの後面側に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のぶれ補正装置。
  6. 前記ロックレバーは、前記撮像面側を前面側として、前記ベースの前面側に設けられ、前記第2テーブルの被係合部は該第2テーブルの前面側に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のぶれ補正装置。
  7. 前記ロックレバーは前記ベースに対して支軸を軸心として回動可能であり、前記ロックレバーは前記支軸を境にして一方側に設けられた係合部と他方側に設けられて前記圧電素子の収縮に基づき圧力が解除される受圧面部とを有し、前記第2テーブルには前記ロックレバーが係合する被係合部が形成され、前記ベースには前記ロックレバーによる第2テーブルのロックを解除する方向に該ロックレバーを回動付勢するスプリングが設けられ、前記ロックレバーは前記第2テーブルに対する係合を解除する方向に回動されることを特徴とする請求項3に記載のぶれ補正装置。
  8. 前記支軸から前記ロックレバーの係合部までの長さが前記支軸から前記受圧面部までの長さよりも長く形成されていることを特徴とする請求項7に記載のぶれ補正装置。
  9. 前記ロックレバーは、前記撮像面側を前面側として、前記ベースの前面側に設けられ、前記第2テーブルの被係合部は該第2テーブルの前面側に設けられていることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のぶれ補正装置。
  10. 前記ロックレバーは、受圧面部を有する他方側が撮影光軸と平行となるように前記支軸を境にして屈曲され、前記圧電素子は前記撮影光軸と直交する方向に伸縮するようにしてかつ前記第2テーブルの可動方向と平行に延びるようにして前記ベースに配設されていることを特徴とする請求項9に記載のぶれ補正装置。
  11. 前記ロックレバーは、前記ベースに対して第1支軸を介して回動可能とされた第1ロックレバーと前記ベースに対して第2支軸を介して回動可能とされた第2ロックレバーとから構成され、前記第1ロックレバーは前記第1支軸を境にして一方側に設けられた第1係合部と他方側に設けられて第1圧電素子の収縮に基づき圧力が解除される第1受圧面部とを有し、前記第2ロックレバーは前記第2支軸を境にして一方側に設けられた第2係合部と他方側に設けられて第2圧電素子の収縮に基づき圧力が解除される第2受圧面部とを有し、前記第1テーブルには前記第1ロックレバーが係合する第1被係合部が形成され、前記第2テーブルには前記第2ロックレバーが係合する第2被係合部が形成され、前記ベースには前記第1ロックレバーによる第1テーブルのロックを解除する方向に該第1ロックレバーを回動付勢する第1スプリングと前記第2ロックレバーによる第2テーブルのロックを解除する方向に該第2ロックレバーを回動付勢する第2スプリングとが設けられ、前記第1ロックレバーは前記第1テーブルに対する係合を解除する方向に回動され、前記第2ロックレバーは前記第2テーブルに対する係合を解除する方向に回動されることを特徴とする請求項3に記載のぶれ補正装置。
  12. 前記各支軸から前記各ロックレバーの係合部までの長さが前記各支軸から前記受圧面部までの長さよりも長く形成されていることを特徴とする請求項11に記載のぶれ補正装置。
  13. 前記第1圧電素子はその伸縮方向が撮影光軸と直交する平面内で前記第1テーブルの可動方向と直交するようにして前記ベースに配置され、前記第1レバーは前記第1テーブルの可動方向と平行方向に延びるようにして前記ベースに配置され、前記第2圧電素子はその伸縮方向が前記撮影光軸と直交する平面内で前記第2テーブルの可動方向と直交するようにして前記ベースに配置され、前記第2レバーは前記第2テーブルの可動方向と平行に延びるようにして前記ベースに配置されていることを特徴とする請求項11に記載のぶれ補正装置。
  14. 前記ロックレバーは前記ベースに対して支軸を軸心として回動可能であり、前記ロックレバーは自由端部に係合部を有し、該ロックレバーは前記係合部と前記支軸との間が前記圧電素子の伸張に基づき圧力が付与される受圧面部とされ、前記第2テーブルには前記ロックレバーと係合可能な係合部が形成され、前記ベースには前記ロックレバーによって第2テーブルをロックする方向に該ロックレバーを回動付勢するスプリングが設けられ、前記圧電素子の伸張に基づき前記ロックレバーは前記第2テーブルに対する係合を解除する方向に回動されることを特徴とする請求項3に記載のぶれ補正装置。
  15. 請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載のぶれ補正装置を有するレンズ鏡胴。
  16. カメラ本体と請求項15に記載のレンズ鏡胴とを有するデジタルカメラ。
  17. 前記撮像素子前方に光軸方向に可動されるレンズを有し、該レンズは撮影時にカメラ本体から前方に向かって繰り出されかつ非撮影時にカメラ本体の内部に収納される請求項16に記載のデジタルカメラ。
  18. カメラ本体に手ぶれによる画像のぶれを補正するぶれ補正装置が設けられ、該ぶれ補正装置が被写体像が結像される撮像面を有する撮像素子と、前記撮像素子を保持しかつベースに対して撮影光軸と直交する平面内で可動される第1テーブルと、該第1テーブルに保持されて前記撮影光軸と直交する平面内で前記第1テーブルの可動方向と直交する方向に可動される第2テーブルとを備え、前記撮像面側を前面側として、前記ベースの前面側には可撓性のロックレバーが設けられ、該ロックレバーの基端部が前記ベースに固定され、該ロックレバーの自由端部に係合部が形成され、前記第2テーブルの前面側には該ロックレバーが係合する被係合部が形成され、前記ベースには電圧印加によって伸縮されかつ前記撮影光軸と平行な方向の伸張に基づき前記ロックレバーに当接する圧電素子が設けられ、前記ロックレバーは前記圧電素子の伸張に基づき前記第2テーブルに対する係合を解除する方向に撓まされる構成のデジタルカメラであって、
    前記カメラ本体に撮影時に該カメラ本体から進出されかつ非撮影時には該カメラ本体に格納されるレンズ鏡胴が設けられ、該レンズ鏡胴には前記撮影光軸の方向に可動される可動レンズが設けられ、該可動レンズは格納位置において前記ロックレバーに当接可能に配置されていることを特徴とするデジタルカメラ。
  19. カメラ本体に手ぶれによる画像のぶれを補正するぶれ補正装置が設けられ、該ぶれ補正装置が被写体像が結像される撮像面を有する撮像素子と、前記撮像素子を保持しかつベースに対して撮影光軸と直交する平面内で可動される第1テーブルと、該第1テーブルに保持されて前記撮影光軸と直交する平面内で前記第1テーブルの可動方向と直交する方向に可動される第2テーブルとを備え、前記撮像面側を前面側として、前記ベースの前面側にロックレバーが支軸を軸心として回動可能に設けられ、該ロックレバーは前記支軸を境にして一方側に設けられた係合部と他方側に設けられて電圧印加によって収縮される圧電素子の収縮に基づき圧力が解除される受圧面部とを有し、前記第2テーブルの前面側には前記ロックレバーが係合する被係合部が形成され、前記ベースには前記ロックレバーによる第2テーブルのロックを解除する方向に該ロックレバーを回動付勢するスプリングが設けられ、前記ロックレバーは前記第2テーブルに対する係合を解除する方向に回動されるデジタルカメラであって、
    前記カメラ本体に撮影時に該カメラ本体から進出されかつ非撮影時には該カメラ本体に格納されるレンズ鏡胴が設けられ、該レンズ鏡胴には前記撮影光軸の方向に可動される可動レンズが設けられ、該可動レンズは格納位置において前記ロックレバーに当接可能に配置されていることを特徴とするデジタルカメラ。
  20. 請求項15に記載のレンズ鏡胴を有するモバイル端末。
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