JP2007121556A - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】ズーム比の確保など光学的性能を確保しつつ小型化されたレンズ鏡筒を提供すること、および像ぶれ補正機構からの磁束の影響を軽減するなど装置の信頼性を確保するレンズ鏡筒を提供すること、を課題とする。
【解決手段】像振れ補正装置により光軸と垂直な2方向に移動可能なレンズ群を含む撮像光学系において、シャッタ羽根等をレンズ群の被写体よりも遠い側に配置する。また、像振れ補正装置の2つのアクチュエータと、シャッタアクチュエータおよびNDフィルタアクチュエータとを光軸を中心にして対向する位置に配置する。
【選択図】図13

Description

本発明は、デジタルスチルカメラ等に用いられるレンズ鏡筒に関するものである。
近年、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)などの撮像センサおよび信号処理の集積度が向上し、かつ安価に提供できるようになったため、被写体の光学的な像を電気的な画像信号に変換して出力可能なデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ(以下、単にデジタルカメラという)、特にコンパクトタイプのものが急速に普及している。しかしながら、コンパクトカメラは重量が軽く、片手等で保持して安易に撮影ボタンを押して撮影すると、撮影の瞬間にカメラ本体が動いてしまい、ブレた画像が撮影されてしまうといった不都合がある。
この問題に対して、特許文献1に開示されているような像振れ補正装置を搭載し、撮影の瞬間に一部のレンズまたはレンズ群を光軸に対して垂直方向に駆動することにより、像振れによる画像の劣化を防ぐことが可能なカメラが開発されている。(特許文献1)
特開2002−229090号公報
しかしながら、従来の像振れ補正装置を搭載したデジタルカメラでは、次のような問題がある。
(1)磁石を用いた像振れ補正装置をレンズ鏡筒に搭載する場合、その磁石から漏れる磁束がシャッタアクチュエータをはじめとする電磁式アクチュエータや周辺の磁気センサなどに影響を及ぼし、周辺の駆動装置が正常に動作しなくなるという不具合が発生しやすい。
(2)通常、ズーム比を確保しつつ、光学全長が短くかつレンズ径も小さい光学系を実現する場合、3群構成の撮像光学系を用いて、2群の後ろ側(撮像面に近い方)にシャッタを配置する構成が有利である場合が多いが、像振れ補正アクチュエータや、レンズ枠をガイドするガイド機構などを搭載することにより、それら自体の配置スペースが必要になるとともに、シャッタ装置や絞り装置などその他の構成部材と干渉しない位置に配置しなければならず、結果として撮像光学系の設計自由度を奪うとともに、それらの占めるスペースが大きくレンズ鏡筒が大型化してしまう。
(3)像振れ補正装置を搭載しつつ、像振れ補正装置を搭載しないレンズ鏡筒と同等のサイズを実現しようとする場合、像振れ補正装置とシャッタ装置等とを、レンズ鏡筒の外周方向または光軸方向に並べて配置しなければならず、特にレンズ鏡筒内に空間的余裕がないコンパクトカメラ等においては、少なくともレンズ鏡筒の直径方向または厚み方向のいずれかが大型化してしまう。
そこで本発明は、ズーム比の確保など光学的性能を確保しつつ小型化されたレンズ鏡筒を提供すること、および像ぶれ補正機構からの磁束の影響を軽減するなど装置の信頼性を確保するレンズ鏡筒を提供すること、を課題とする。
第1の発明としてのレンズ鏡筒は、アクチュエータと、移動レンズ群と、光量調節手段とを備えている。アクチュエータは、駆動方向と垂直に磁化されたマグネットと、マグネットと所定の間隙を有して配置され、マグネットの発生する磁束と直交するように電流を通電することにより駆動方向に移動可能なコイルと、を有する。移動レンズ群は、アクチュエータにより駆動方向にコイルと一体的に駆動される。光量調節手段は、移動レンズ群を通過する光の光量を調節する。光量調節手段は、アクチュエータおよび移動レンズ群に対して、移動レンズ群を通過する光の出射側に配置されている。
ここで、光量調節手段とは、例えば、移動レンズ群を通過する光の光量を調節するフィルタやシャッタ羽根、それらを駆動するアクチュエータなどを有していてもよい。
この構成により、例えば、移動レンズ群の光軸方向前後に少なくとも1つ以上のレンズ群が配置される場合には、光量調節手段がアクチュエータおよび移動レンズ群に対して光の入射側に配置される場合に比べて、移動レンズ群を光軸方向入射側のレンズ群により近接させることが可能となる。これにより、光学全長を短くすることが可能であり、より高いズーム比を確保することが可能なレンズ鏡筒を提供することができる。
第2の発明としてのレンズ鏡筒は、アクチュエータと、移動レンズ群と、光量調節手段とを備えている。アクチュエータは、駆動方向と垂直に磁化されたマグネットと、マグネットと所定の間隙を有して配置され、マグネットの発生する磁束と直交するように電流を通電することにより駆動方向に移動可能なコイルと、を有する。移動レンズ群は、アクチュエータにより駆動方向にコイルと一体的に駆動される。光量調節手段は、移動レンズ群を通過する光の光量を調節する光量調節機構と、光量調節機構を駆動する光量調節機構用アクチュエータと、を有する。光量調節機構用アクチュエータは、アクチュエータに対して、光軸を挟んで対向する位置に配置されている。
この構成により、光量調節機構用アクチュエータを光軸に対してアクチュエータと同じ側に配置する場合に比べて、光量調節機構用アクチュエータがマグネットから放出される磁束により受ける磁気的影響を軽減することが可能となる。このため、光量調節機構用アクチュエータの誤動作を軽減するなど、動作に対する信頼性が改善されたレンズ鏡筒を提供することができる。
以上のように、本発明のレンズ鏡筒によれば、ズーム比の確保など光学的性能を確保しつつ小型化されたレンズ鏡筒を提供すること、および像ぶれ補正機構からの磁束の影響を軽減するなど装置の信頼性を確保するレンズ鏡筒を提供すること、が可能となる。
(実施の形態1)
図1〜8は、本発明の実施の形態1に係るレンズ鏡筒の構造、特に、レンズ鏡筒が備える像振れ補正装置およびシャッタ装置、およびそれらを保持するレンズ枠の概略構成を示す図である。以下、レンズ枠に対する像振れ補正装置およびシャッタ装置の組み付け手順について説明するとともに、それらの構造を示す。
図1は、レンズ枠に対する永久磁石の取り付けを示す図である。図1に示す一点鎖線Pは光軸を示している。1a,1bは永久磁石であり、図1に示した極性でそれぞれ光軸Pと垂直な方向に二極着磁されている。なお、永久磁石1a,1bにおいて、極性はそれぞれ逆でもよい。2a,2bは永久磁石1a,1bに取り付けられた磁石ヨークである。これらをレンズ枠3に図中の矢印の方向に挿入し、固定する。3aはレンズ枠3の光軸Pと垂直な板部であり、3bは光軸と同方向に設けられた壁部である。また、3cは後述するヨー枠5の移動規制を行うヨー枠規制穴である。
図2はレンズ枠3を裏から見た図である。5はヨー枠である。レンズ枠3とヨー枠5との取り付けは、以下のように行われる。すなわち、まず、ガイドポール4をスリーブ部5aに挿入し、ガイドポール4の両端がレンズ枠3に設けられたポール固定部3dに取り付けられる。また、回転止め部5bがレンズ枠3に設けられたスリーブ部3eと嵌合するように取り付けられる。さらにヨー枠移動規制ピン5cがヨー枠規制穴3cに挿入されるように取り付けられる。その後ポール固定部3dに接着等でガイドポール4を固定する。なお、図2において、3fは雌ネジ部であり、5dはポール固定部、5eは回転止め部、5fはピッチ枠移動規制ピンである。
図3(a)に示す6はピッチ枠である。ピッチ枠6は、板部6a、ガイドポール7と摺動可能に勘合するスリーブ部6b、複数のレンズから構成されるレンズ群50を保持するレンズ保持部6c、レンズ保持部6cの外周部から光軸の放射方向外側に延び、回転止め部5e(図2参照)と摺動可能に勘合するスリーブ部6d、後述するフレキシブル基板11の折り曲げ部を固定するフレキ固定部6e、ピッチ枠6の移動規制を行うピッチ枠規制穴6fから主に構成される。ピッチ枠6のヨー枠5への取り付けは、以下のように行われる。すなわち、まず、レンズ保持部6cにレンズを挿入、固定し、スリーブ部6bにガイドポール7を挿入する。そして板部6aにコイル基板8を取り付ける(図3(a)および(b)参照)。ここで、図3(a)に示すように、コイル基板8にはコイル9a,9bが設けられており、位置検出手段10a,10bが取り付けられている。また、コイル9a,9b、位置検出手段10a,10bに結線される電源線およびセンサ出力線はフレキシブル基板11に配線されている。コイル基板8がピッチ枠6に取り付けられた状態では、フレキシブル基板11は、ピッチ枠6のコイル基板8側から、フレキ固定部6eを通って、コイル基板8の反対側へと引き回されている。そして、図3(c)に示すようにガイドポール7の両端がヨー枠5に設けられたポール固定部5dに接着等で取り付けられる。また、スリーブ部6d(図3(a)参照)と回転止め部5e(図2参照)とが勘合するように取り付けられる。さらにピッチ枠移動規制ピン5fがピッチ枠規制穴6fと勘合するように取り付けられる。このとき、コイル9aおよび位置検出手段10aと永久磁石1aとが、また、コイル9bおよび位置検出手段10bと永久磁石1bとが光軸方向に略重なる位置に配置されるように組み立てが行われる。
ここで、コイル基板8とヨー枠5との配置について図4と図5とを用いて説明する。
図4は、図3(c)に示す本発明のヨー枠5とコイル基板8との組み立て状態を示している。2つのコイル9a,9bが形成されたコイル基板8は、ヨー枠5のピッチ枠6側に配置されている。ヨー枠5とコイル基板8とが組み立てられた状態では、ヨー枠5においてピッチ枠6側に突出して形成されるポール固定部5dは、コイル基板8を超えてピッチ枠6側に突出している。この時、コイル基板8においてコイル9aが形成される第1部分8aと、コイル9bが形成される第2部分8bとを連結する連結部8cは、ポール固定部5dの一方51dに対して、光軸の放射方向外側に配置されている。
従来では、図5に示すように、コイル基板8’の第1部分8a’と第2部分8b’とを連結する連結部8c’は、ヨー枠5’からピッチ枠6’側に突出するポール固定部5d’の一方51d’よりも、光軸の放射方向内側に配置されている。しかし、この構成では、コイル基板8’の強度を確保するためには、連結部8c’の放射方向長さをある程度確保する必要があり、それに従って、ポール固定部5d’の一方51d’の光軸からの距離も長くなる。このため、図5に示す従来の構成は、ヨー枠5’の小型化には不向きである。
一方、図4に示す本発明の構成では、ポール固定部5dの一方51dを、連結部8cの放射方向内側に配置することで、ヨー枠5の小型化を図ることが可能となる。
次に、図6に示すように、永久磁石1a,1bと光軸方向に略重なり、かつコイル基板8と所定の光軸方向隙間を有する位置にバックヨーク14を配置する。
そして、図7に示すように、羽根格納部12eがピッチ枠6と所定の光軸方向隙間を有するようにネジ13によりネジ穴部12cと雌ネジ部3fとを固定し、シャッタユニット12をレンズ枠3に固定する。なお、12a,12bは、それぞれシャッタ駆動アクチュエータ、NDフィルタ駆動アクチュエータが格納されている部位である。12eは、不図示のシャッタ羽根およびNDフィルタ羽根が格納されている羽根格納部である。各羽根はシャッタ駆動アクチュエータ12a、NDフィルタ駆動アクチュエータ12bにより開口部12dを開閉するように駆動され、開口部12dを通過する光量を調節する。
次に、レンズ群50を構成する複数のレンズを光軸と垂直な2方向に駆動する方法について説明する。
図8は、永久磁石1a、磁石ヨーク2a、コイル9a、バックヨーク14の模式図、およびこれらにより構成されるリニアアクチュエータ40aの磁束の流れQ、コイルの電流の流れRを示している。コイル9aに対して、図示のR方向に電流を流すと、フレミングの法則に従って、永久磁石1aとコイル9aとの間に電磁的な力が発生する。永久磁石1aはレンズ枠3に固定されているため、コイル9aは矢印Fの方向に力を受け、ピッチ枠6と一体的にガイドポール7に沿って駆動される。同様の原理で、永久磁石1b、磁石ヨーク2b、コイル9b、バックヨーク14により構成されるリニアアクチュエータ40bによって、ピッチ枠6は、ヨー枠5と一体的に、ガイドポール4に沿って駆動される。以上より、ピッチ枠6に保持されたレンズ群50は光軸Pと垂直な2方向に駆動される。
次に、リニアアクチュエータ40a,40bとシャッタ駆動アクチュエータ12a、NDフィルタ駆動アクチュエータ12bとの位置関係について説明する。
図8に示すように、永久磁石1a,1bから放出される磁束は、磁石ヨーク2a,2bおよびバックヨーク14の中を通過し、再び永久磁石1a,1bに流入する。しかし、永久磁石1a,1bが放出する磁束がある程度以上多い場合、あるいは、形状や寸法の制約等の要因から、磁石ヨーク2a,2bおよびバックヨーク14の厚みを充分に確保していない場合、磁石ヨーク2a,2bおよびバックヨーク14の永久磁石1a,1bとは反対側の大気中に磁束が漏れるという状況が発生する。
図9(a)、図9(b)に示すように、従来のレンズ鏡筒では、光軸P方向から見てリニアアクチュエータ40a’,40b’と、シャッタ駆動アクチュエータ12a’、NDフィルタ駆動アクチュエータ12b’とが部分的または全体的に重なる位置に配置されている。このため、永久磁石1a’,1b’から放出され、かつバックヨーク14’よりもシャッタユニット12’側に漏れた磁束は、シャッタ駆動アクチュエータ12a’あるいはNDフィルタ駆動アクチュエータ12b’を通過し、磁気的な影響を与えてしまう。これによりシャッタ駆動アクチュエータ12a’やNDフィルタ駆動アクチュエータ12b’が正常に動作しないという不具合が発生してしまう。なお、図9(b)は、図9(a)に示す従来のレンズ鏡筒を光軸P方向から見た平面図である。
一方、図10(a)、図10(b)に示すように、本実施の形態に係るレンズ鏡筒では、リニアアクチュエータ40a,40bとシャッタ駆動アクチュエータ12a、NDフィルタ駆動アクチュエータ12bとを、光軸P方向から見て光軸を中心として対向する位置(光軸を挟んで放射方向に対向する位置)に設けている。これにより、永久磁石1a,1bから放出され、かつバックヨーク14よりもシャッタユニット12側に漏れた磁束がシャッタ駆動アクチュエータ12a、NDフィルタ駆動アクチュエータ12bに与える磁気的な影響を軽減することが可能となり、動作不具合を軽減することが可能となる。すなわち、このような配置を採用することで、永久磁石1a,1bの磁極とシャッタ駆動アクチュエータ12aやNDフィルタ駆動アクチュエータ12bとの距離を増大させることが可能となる。磁力は距離の二乗に反比例して小さくなるので、漏れ磁束の影響を大幅に軽減することが可能となる。さらに、リニアアクチュエータ40a,40bとシャッタ駆動アクチュエータ12a、NDフィルタ駆動アクチュエータ12bとを、光軸を挟んで放射方向に対向する位置に設けているため、レンズ鏡筒の光軸方向の厚みを増大させることもない。なお、図10(b)は、図10(a)に示す本実施の形態のレンズ鏡筒を光軸P方向から見た平面図である。
以上の構成により、像振れ補正装置を搭載しながら、リニアアクチュエータから漏れる磁束によるその他のアクチュエータの動作不具合を軽減することが可能な小型レンズ鏡筒を実現することができる。
なお、本実施の形態において、レンズ群50は、複数のレンズ(例えば3枚のレンズ)から構成されるとしたが、これに限ることはなく、少なくとも1枚以上のレンズを備えていればよい。
なお、本実施の形態において、2つのリニアアクチュエータ40a,40bに対して、1つのバックヨーク14を対向配置したが、これに限ることはなく、2つのバックヨークを各永久磁石1a,1bと光軸方向に対向する位置に配置してもよい。また、ヨークとして磁石ヨークとバックヨークとの2つのヨークを用いたが、これに限ることはなく、特許文献1に開示されているような断面コの字型のヨークを用いてもよい。
なお、本実施の形態において、磁石ヨーク2a,2bおよびバックヨーク14を設けたが、これに限ることはなく、磁石ヨーク2a,2bのみ、あるいはバックヨーク14のみ、あるいはいずれも配置しない構成でもよい。これらのヨークを配置しない場合、より小型なレンズ鏡筒が実現できる。
(実施の形態2)
図11〜13は、本発明の実施の形態2に係るレンズ鏡筒の概略構成を示す図である。本実施の形態に係るレンズ鏡筒は、実施の形態1とほぼ等しい構成を持つが、リニアアクチュエータ40a,40bとシャッタ駆動アクチュエータ12a、NDフィルタ駆動アクチュエータ12bとが光軸P方向に部分的あるいは全体的に重なる位置に配置される点に特徴を有する。また、レンズ枠3が保持するレンズ群を撮像光学系の第2群に含み、レンズ枠3が保持するレンズ群以外の複数のレンズ群を備えている点に特徴を有する。そこで本実施の形態では、実施の形態1と異なる点についてのみ説明し、重複する部分についてはその詳細な説明を省略する。
図11(a)は、従来のレンズ鏡筒の概略動作を示す。より詳しくは、図11(a)は、3群構成(被写体側から、第1レンズ群20’、第2レンズ群50’、第3レンズ群30’)の撮像光学系のWideからTeleまでの第1レンズ群20’および第2レンズ群50’の動きを示している。図11(b)は、本実施の形態のレンズ鏡筒の概略動作を示す。より詳しくは、図11(b)は、3群構成(被写体側から、第1レンズ群20、第2レンズ群50、第3レンズ群30)の撮像光学系のWideからTeleまでの第1レンズ群20および第2レンズ群50の動きを示している。
図11(a)および(b)に示すように、ズーム比を大きくすればするほど第1レンズ群20’(第1レンズ群20)と第2レンズ群50’(第2レンズ群50)とが接近する。言い換えると、第1レンズ群20’(第1レンズ群20)と第2レンズ群50’(第2レンズ群50)との接近できる距離によってその光学系の最大ズーム比が決定される。
しかしながら、図11(a)に示す従来の像振れ補正装置を備えたレンズ鏡筒では、光軸方向から見て第2レンズ群50’よりも被写体側にシャッタユニット12’が配置されており、第1レンズ群20’と第2レンズ群50’との間に羽根格納部12e’が配置されている。この結果、第1レンズ群20’と第2レンズ群50’との距離L’をある値以上小さくすることができず、大きいズーム比を確保することができない。
一方、図11(b)に示す本実施の形態に係るレンズ鏡筒では、羽根格納部12eは、第2レンズ群50と第3レンズ群30との間に配置されている。この結果、第1レンズ群20と第2レンズ群50と距離Lを従来よりも小さくすることができる。よって、より大きいズーム比を確保することが可能となる。
以下に、羽根格納部12eを第2レンズ群50と第3レンズ群30との間に配置する方法を説明する。
従来のレンズ鏡筒では、第1レンズ群の厚みよりもシャッタ駆動アクチュエータやNDフィルタ駆動アクチュエータの厚みの方が薄いため、シャッタ駆動アクチュエータやNDフィルタ駆動アクチュエータを第1群の外周に配置することで、レンズ鏡筒の厚みを増大させることなくシャッタユニットを配置している。
しかしながら、図11(b)に示すように羽根格納部12eを第2レンズ群50と第3レンズ群30との間に配置する場合、従来の位置にシャッタ駆動アクチュエータ12aやNDフィルタ駆動アクチュエータ12bを配置すると、お互いの間に像振れ補正装置が配置されるため連結が困難である。また、シャッタ駆動アクチュエータ12aやNDフィルタ駆動アクチュエータ12bを第3レンズ群30の外周に配置する場合には、一般に第3レンズ群30は、第1レンズ群20よりもレンズ枚数が少ないもしくはレンズ群としての厚みが薄いため、シャッタ駆動アクチュエータ12aやNDフィルタ駆動アクチュエータ12bの方が第3レンズ群30よりも厚く、それらの厚みによってレンズ鏡筒の厚みが決定される。つまり従来の位置に配置する場合よりも第1レンズ群を含めたレンズ鏡筒の厚みが光軸P方向に大型化してしまう。
そこで、本実施の形態では、図12(a)、図12(b)に示すように、リニアアクチュエータ40a,40bとシャッタ駆動アクチュエータ12aおよびNDフィルタ駆動アクチュエータ12bとをそれぞれ光軸P方向に部分的あるいは全体的に重なる位置に配置する。これにより、レンズ鏡筒の光軸P方向の厚みが大型化することなく、羽根格納部12eを第2レンズ群50と第3レンズ群30との間に搭載することが可能になる。
次に、図13を用いて像振れ補正装置の光軸P方向の構成について説明する。
本実施の形態では、板部3aを光軸P方向の第1レンズ群20側に配置し、被写体側から、板部3a、ヨー枠5、ピッチ枠6の順に配置している。これにより、従来の構成のように板部3aを光軸P方向の第3レンズ群30側に配置する場合に発生する、板部3aと羽根格納部12eとの位置的な干渉が回避可能となる。これにより、羽根格納部12eを第2レンズ群50と第3レンズ群30との間に搭載することが可能となる。
次に、回転止め部5bの配置について説明する。
従来の位置に配置した場合、シャッタ駆動アクチュエータ12aと位置的に干渉してしまい、リニアアクチュエータ40a,40bとシャッタ駆動アクチュエータ12a、NDフィルタ駆動アクチュエータ12bとが光軸P方向に対して垂直方向に部分的あるいは全体的に重なる位置に配置することが不可能となる。
本実施の形態では、回転止め部5bをシャッタ駆動アクチュエータ12aと光軸P方向に重なり、かつ第1レンズ群20と光軸P方向に重なる位置に配置した。これにより、シャッタ駆動アクチュエータ12aと位置的に干渉することを回避することが可能となる。また、第1レンズ群20に比べて回転止め部5bは光軸P方向の厚みが薄いため、回転止め部を第1レンズ群20の外周に配置してもレンズ鏡筒の厚み方向が大型化することはない。
次に、図14を用いて、回転止め部5eの配置について説明する。図14(a)は、従来の回転止め部5e’の鳥瞰図、図14(b)は、その断面を示している。図14(c)は、本実施の形態の回転止め部5eの鳥瞰図、図14(d)は、光軸Pを含み回転止め部5eを切断する断面を示している。
従来の構成においては、図14(b)に示すように、光軸Pと垂直方向には、光軸Pから順に、レンズ群50’、レンズ保持部6c’、所定の隙間60’、ヨー枠5’、所定の隙間61’、スリーブ部6d’、所定の隙間62’、回転止め部5e’が存在する。このため、レンズ鏡筒は、光軸Pと垂直方向には、これらの構成を収納するだけの寸法を必要とし、光軸Pと垂直な方向の小型化が困難である。
一方、図14(c)に示す本実施の形態のレンズ鏡筒の構成においては、図14(d)に示すように、光軸Pと垂直方向には、光軸Pから順に、レンズ群50、レンズ保持部6c、所定の隙間62、回転止め部5eが存在する。つまり、本実施の形態のレンズ鏡筒の構成においては、ヨー枠5に開けられた穴部の一部を回転止め部5eとし、従来の構成に示すレンズ保持部6c’とスリーブ部6d’とを共用してレンズ保持部6cを形成している。すなわち、スリーブ部6dをレンズ保持部6cの外周部に形成している。これにより、図14(b)に示す所定の隙間60、ヨー枠5、所定の隙間61、スリーブ支持部6d’を設けること無く、レンズ鏡筒を構成することが可能となる。よって、光軸Pと垂直方向に大幅な小型化が実現できる。
また、従来の回転止め部6d’を採用する場合には、図12に示すように、リニアアクチュエータ40a,40bとシャッタ駆動アクチュエータ12a、NDフィルタ駆動アクチュエータ12bとを光軸P方向に部分的あるいは全体的に重なる位置に配置しようとしても、従来の回転止め部6d’とNDフィルタ駆動アクチュエータ12bとが位置的に干渉してしまうため、そのような配置は難しい。
一方、図14(c)、図14(d)に示す本実施の形態のレンズ鏡筒の構成においては、回転止め部6dがNDフィルタ駆動アクチュエータ12bと位置的に干渉することはない。これにより、さらに光軸P方向にレンズ鏡筒を小型化することができる。
次に、図15を用いて、フレキシブル基板11の配置について説明する。実施の形態2では、以下に説明する、レンズ枠3にバックヨーク14、シャッタユニット12を取り付ける際の手順が、実施の形態1で説明したものと異なる。
図15(a)に示すように、フレキシブル基板11は、フレキ固定部6eを通ってピッチ枠6の図中上側に引き回される。そして、羽根格納部12eがピッチ枠6と所定の隙間を有するようにネジ13によりネジ穴部12cと雌ネジ部3fとを固定することでシャッタユニット12をレンズ枠3に固定する。次に、永久磁石1a,1bと光軸方向に対向し、かつコイル基板8と光軸方向に所定の隙間を有する位置にバックヨーク14を配置する。そしてフレキシブル基板11を図中バックヨーク14よりも上側に引き回し、かつ一部をフレキ固定部材11aに固定し、フレキ固定部材11aをレンズ枠3に固定する。その際、第3レンズ群30とフレキシブル基板11とが光軸P方向に部分的あるいは全体的に重なる場合、フレキシブル基板11を、第3レンズ群30の外周に配置するか、あるいは図15(b)に示すように第3レンズ群30を保持する保持枠30aの一部30bを切り欠くことにより、フレキシブル基板11と第3レンズ群30を保持する保持枠30aとが位置的に干渉することを回避する。以上より、フレキシブル基板11を、シャッタユニット12および第3レンズ群30と位置的に干渉することなく配置することが可能となる。
以上の構成により、像振れ補正装置を搭載しながら、大きいズーム比を確保でき、かつ小型なレンズ鏡筒を実現することができる。
なお、本実施の形態において、シャッタ駆動アクチュエータ12aとNDフィルタ駆動アクチュエータ12bとを備えているが、これに限ることはなく、いずれか一方のみを備えていてもよい。また、シャッタ駆動アクチュエータ12aおよびNDフィルタ駆動アクチュエータ12bの位置は、互いに入れ替えた配置としてもよい。
(実施の形態3)
図16は、本発明の実施の形態3に係るレンズ鏡筒の概略構成を示す図である。本実施の形態に係るレンズ鏡筒は、実施の形態1および2とほぼ等しい構成を持つが、レンズ枠3に少なくとも1つ以上のカムピンを備えている点に特徴を有する。そこで本実施の形態では、実施の形態1および2と異なる点についてのみ説明し、重複する部分についてはその詳細な説明を省略する。
21a,21b,21cは、第1レンズ群20を保持するレンズ枠21の側面21dに設けられたカムピンである。側面21dは、レンズ枠3の外周にレンズ枠3と所定の隙間を有して設けられている。3g,3h,3iは、レンズ枠3の壁部3bに設けられたカムピンである。16は不図示の固定部材に固定された固定枠であり、17は固定枠16の内周に固定枠16と所定の隙間を有して設けられた直進枠である。直進枠17の外周には少なくとも1つ以上の爪部17aが設けられており、固定枠16に光軸Pと同方向に直線的に設けられた溝(不図示)と嵌合し、直進枠17を光軸P方向にガイドする。また、15は直進枠17の外周に直進枠17と所定の隙間を有して設けられ、それぞれ3箇所あるカム溝15a,15bを備えたカム枠である。カムピン21a,21b,21cおよび3g,3h,3iはそれぞれカム溝15a,15bと嵌合しており、かつ、それぞれが直進枠17の側面に設けられた6箇所の切り欠き部17bを貫通して配置される。不図示のアクチュエータによってカム枠15が光軸P回りに回転駆動されると、レンズ枠21およびレンズ枠3は、カム溝15a,15bおよび切り欠き部17bにガイドされ光軸P方向に移動する。
像振れ補正装置やシャッタユニット12の小型化と共に、レンズ鏡筒の小型化をも実現しようとする場合、部材と部材との連結部のスペースが無視できないほどに大きな割合を占めるようになる。そして、ともすれば各ユニットや部材自体の小型化は実現できても、連結部があるために十分な小型化が実現できないという状況も発生してくる。そこで、本実施の形態に係るレンズ鏡筒は、レンズ枠3とシャッタユニット12との連結部をカムピンの近傍に設けることで上記課題を解決する。以下に、その構成について詳しく説明する。
図17(a)に示すように、従来のレンズ枠3d’では、カムピン3g’,3h’,3i’は、落下衝撃等に耐えうるよう、カム溝と係合する先端部よりも根本部の方が太く形成されている。また、シャッタユニットとレンズ枠3’とを連結する雌ネジ部3f’を配置するため図17(a)に示すようにレンズ枠3’の一部を突出させ、その突出した部分に雌ネジ部3f’を形成している。あるいは、レンズ枠3’の外径を大型化して雌ネジ部を形成している。
しかしながら、レンズ枠3’の一部を突出させた場合、レンズ枠3’の外周に設けられ、レンズ枠3’を保持するレンズ枠においては、レンズ枠3’の突出部と干渉する部分を切り欠く必要があり、強度面での脆弱さが問題となる。また、レンズ枠3’の外径を大型化した場合、レンズ枠3’より外周に配置される全ての部材が大型化し、結果としてレンズ鏡筒が大型化してしまうという問題がある。
そこで、本実施の形態に係るレンズ鏡筒では、図17(b)に示すように、雌ネジ部3fを、カムピン3g,3h,3iのいずれか1つの根本部近傍、より具体的には、光軸P回りの周方向同位相に配置する。カムピン3g,3h,3iは、もともとレンズ枠3から突出しており、その根本部は、先端部よりも太く形成されているため、レンズ枠3を大型化することなく雌ネジ部3fを配置することができる。
また、図17(c)に示すように、レンズ枠21の側面21dには、カムピン3g,3h,3iを回避するための切り欠き部21e,21f,21gが設けられており、雌ネジ部3fを回避するための新たな切り欠き部を設ける必要が無い。
以上のような構成により、レンズ枠3の内側に部材同士の連結部、たとえばレンズ枠3とシャッタユニット12との連結部を設ける十分なスペースがなくとも、レンズ枠3の外周に配置されたレンズ枠21を切り欠くことなく、また、レンズ枠3およびレンズ枠21を大型化することなく、連結部のスペースを確保することが可能となり、小型なレンズ鏡筒を実現することができる。
なお、本実施の形態に係るレンズ鏡筒は、レンズ枠3とシャッタユニット12とのネジによる連結部を1箇所としたが、これに限ることはなく、2箇所あるいは3箇所ある場合には、それぞれのカムピン3g,3h,3iと同位相に配置すればよい。
なお、本実施の形態に係るレンズ鏡筒は、連結部を、レンズ枠3とシャッタユニット12との連結部としたが、これに限ることはなく、その他の部材同士の連結部をカムピンと同位相に配置してもよい。
(その他)
以上の各実施の形態では、像振れ補正装置においてリニアアクチュエータを用いる例を示したが、レンズを駆動するためのアクチュエータはこれに限られない。例えば、圧電素子を用いた圧電アクチュエータを用いて駆動してもよい。
これについて、図18を用いて説明する。図18は、圧電アクチュエータを用いた像振れ補正装置の構成を示す斜視図である。
まず、像振れ補正装置の構成について説明する。図18に示す像振れ補正装置は、レンズを固定するピッチ枠76と、ピッチ枠76をピッチング方向に移動可能に支持するヨー枠75と、ヨー枠75をヨー方向に移動可能に支持するレンズ枠3とを有している。レンズ枠3には、ポール固定部3dが形成されている。ポール固定部3dには、ヨー方向に延びるガイドポール74が固定されている。さらに、ポール固定部3dには、後述する圧電素子75aからの駆動力を受ける板状部材74aが固定されている。
ヨー枠75には、ガイドポール74により挿通され、ガイドポール74と摺動可能なスリーブ部75eが形成されている。さらに、ヨー枠75の板状部材74aと光軸方向に対向する位置には、圧電素子75aと圧電素子75aに固定された作用部材75bとが固定されている。また、ヨー枠75において、スリーブ部75eから光軸回りに90度回転した位置には、ピッチング方向(ガイドポール74と直交する方向)に延びるガイドポール77を固定するポール固定部75fが形成されている。また、ヨー枠75において、ポール固定部75fと光軸回りの略同じ位置には、圧電素子75cと圧電素子75cに固定された作用部材75dとが固定されている。
ピッチ枠76には、ガイドポール77により挿通され、ガイドポール77と摺動可能なスリーブ部76bが形成されている。さらに、ヨー枠75の圧電素子75cと光軸方向に対向する位置には、圧電素子75cからの駆動力を受ける板状部材76aが固定されている。
次に、像振れ補正装置の動作について説明する。圧電素子75a,75cは、いわゆるバイモルフであり、電圧が印加されると微小に伸縮する素子である。圧電素子75a,75cは、電圧の印加を制御することにより、固定する作用部材75b,75dをそれぞれヨー方向、ピッチ方向に変位させるとともに、光軸方向にも変位させる。この変位作用により変位された作用部材75b,75dは、それぞれ板状部材74a,76cに対して接触するとともに、ヨー方向、ピッチ方向への駆動力を与える。これにより、ヨー枠75は、板状部材74aからのヨー方向への反作用を受け、ガイドポール74に沿った方向へと駆動される。また、ピッチ枠76は、板状部材76aと一体的にピッチ方向への駆動を受け、ガイドポール77に沿った方向へと駆動される。以上により、ピッチ枠76に固定されたレンズは、レンズ枠3に対して、光軸に垂直な平面上を移動する。
本発明のレンズ鏡筒は、小型・軽量で持ち運びの利便性が求められる、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、カメラ機能付きの携帯電話端末などに好適である。
実施の形態1における永久磁石とレンズ枠との組み方を示す図 実施の形態1におけるヨー枠とレンズ枠との組み方を示す図 実施の形態1におけるピッチ枠、コイル基板およびレンズ枠の組み方を示す図 実施の形態1におけるコイル基板とヨー枠との配置を示す図 従来のコイル基板とヨー枠との配置を示す図 実施の形態1におけるバックヨークとレンズ枠の組み方を示す図 実施の形態1におけるシャッタユニットとレンズ枠の組み方を示す図 実施の形態1におけるリニアアクチュエータの仕組みを説明する図 従来のリニアアクチュエータとシャッタ駆動アクチュエータおよびNDフィルタ駆動アクチュエータとの位置関係を示す図 実施の形態1におけるリニアアクチュエータとシャッタ駆動アクチュエータおよびNDフィルタ駆動アクチュエータとの位置関係を示す図 レンズの位置関係を示す図 実施の形態2におけるリニアアクチュエータとシャッタ駆動アクチュエータおよびNDフィルタ駆動アクチュエータとの位置関係を示す図 実施の形態2におけるレンズ枠、ヨー枠およびピッチ枠の位置関係を示す図 実施の形態2における回転止め部を示す図 実施の形態2におけるフレキシブル基板の引き回しを示す図 実施の形態3に係るレンズ鏡筒の構成図 実施の形態3に係るレンズ鏡筒の雌ネジ部の位置を示す図 各実施の形態の変形例としてのアクチュエータを示す図
符号の説明
1a,1b 永久磁石
2a,2b 磁石ヨーク
3 レンズ枠
3g,3h,3i カムピン
4,7 ガイドポール
5 ヨー枠
6 ピッチ枠
8 コイル基板
9a,9b コイル
10a,10b 位置検出手段
11 フレキシブル基板
12 シャッタユニット
14 バックヨーク
20 第1レンズ群
21b,21c,21d カムピン
30 第3レンズ群
50 レンズ群

Claims (9)

  1. 駆動方向と垂直に磁化されたマグネットと、前記マグネットと所定の間隙を有して配置され、前記マグネットの発生する磁束と直交するように電流を通電することにより前記駆動方向に移動可能なコイルと、を有するアクチュエータと、
    前記アクチュエータにより前記駆動方向に前記コイルと一体的に駆動される移動レンズ群と、
    前記移動レンズ群を通過する光の光量を調節する光量調節手段と、
    を備え、
    前記駆動方向は、前記移動レンズ群を通過する光の光軸に垂直な方向であり、
    前記光量調節手段は、前記アクチュエータおよび前記移動レンズ群に対して、前記移動レンズ群を通過する光の出射側に配置されていることを特徴とする、
    レンズ鏡筒。
  2. 駆動方向と垂直に磁化されたマグネットと、前記マグネットと所定の間隙を有して配置され、前記マグネットの発生する磁束と直交するように電流を通電することにより前記駆動方向に移動可能なコイルと、を有するアクチュエータと、
    前記アクチュエータにより前記駆動方向に前記コイルと一体的に駆動される移動レンズ群と、
    前記移動レンズ群を通過する光の光量を調節する光量調節機構と、前記光量調節機構を駆動する光量調節機構用アクチュエータと、を有する光量調節手段と、
    を備え、
    前記駆動方向は、前記移動レンズ群を通過する光の光軸に垂直な方向であり、
    前記光量調節機構用アクチュエータは、前記アクチュエータに対して、前記光軸を挟んで対向する位置に配置されていることを特徴とする、
    レンズ鏡筒。
  3. 前記マグネットを挟んで前記コイルと反対側および前記コイルを挟んで前記マグネットと反対側のうちの少なくともいずれかには磁性体が配置されていることを特徴とする、
    請求項1または2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記アクチュエータと前記光量調節機構用アクチュエータとは、光軸方向に少なくとも一部が重なるように配置されていることを特徴とする、
    請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記移動レンズ群を保持する第1の保持枠と、
    前記第1の保持枠を保持する第2の保持枠と、
    前記第1の保持枠と前記第2の保持枠とを実質的に保持する第3の保持枠と、
    をさらに備え、
    前記第1の保持枠は、前記第2の保持枠に対して、前記駆動方向のうちの第1の駆動方向に移動可能に取り付けられ、
    前記第2の保持枠は、前記第3の保持枠に対して、前記駆動方向のうちの、前記第1の駆動方向に交差する第2の駆動方向に移動可能に取り付けられ、
    前記第1〜第3の保持枠は、光軸方向に重複する部位を有しており、
    前記第1〜第3の保持枠は、前記移動レンズ群への光の入射側から、前記第3の保持枠、前記第2の保持枠、前記第1の保持枠の順番に配置されていることを特徴とする、
    請求項1または2に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記コイルと結線されたフレキシブル基板、
    をさらに備え、
    前記フレキシブル基板は前記移動レンズ群を通過する光の光量を調節する光量調節手段の少なくとも一部に対して、前記移動レンズ群を通過する光の出射側に配置されていることを特徴とする、
    請求項1または2に記載のレンズ鏡筒。
  7. 前記コイルが配置されるコイル基板と、
    前記移動レンズ群を保持するレンズ保持枠と、
    前記レンズ保持枠を案内する案内棒と、
    前記案内棒の両端を固定する固定部と、
    を備え、
    前記コイル基板の少なくとも一部は、前記固定部の少なくとも一部に対して、光軸の放射方向外側に配置されていることを特徴とする、
    請求項1または2に記載のレンズ鏡筒。
  8. 前記移動レンズ群を保持する第1の保持枠と、
    前記第1の保持枠を、前記駆動方向のうちの第1の駆動方向に移動可能に保持する第2の保持枠と、
    前記第2の保持枠を、前記駆動方向のうちの前記第1の駆動方向に交差する第2の駆動方向に移動可能に保持し、外周面において前記移動レンズ群を通過する光の光軸の放射方向に突出した少なくとも1つ以上のカムピンが形成される第3の保持枠と、
    を備え、
    前記光量調節手段は、前記カムピンの前記放射方向内側に略隣接して形成された連結部により、前記第3の保持枠に対して固定されることを特徴とする、
    請求項1または2に記載のレンズ鏡筒。
  9. 前記移動レンズ群を保持する第1の保持枠と、
    前記第1の保持枠を、前記駆動方向に移動可能に保持する第2の保持枠と、
    を備え、
    前記第2の保持枠は、前記第1の保持枠を前記駆動方向に案内する案内手段と、前記第1の保持枠の前記駆動方向以外の方向への移動を制限する制限手段とを有し、
    前記第1の保持枠は、前記移動レンズ群を保持する円筒形状のレンズ保持手段と、前記案内手段との前記駆動方向の相対位置が変更可能に係合する第1係合手段と、前記制限手段との前記駆動方向の相対位置が変更可能に係合する第2係合手段とを有し、
    前記第2係合手段は、前記レンズ保持手段の外周面に形成されていることを特徴とする、
    請求項1または2に記載のレンズ鏡筒。

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