JP2015158549A - ブレ補正装置、レンズユニット、撮像装置及びアクチュエータ - Google Patents

ブレ補正装置、レンズユニット、撮像装置及びアクチュエータ Download PDF

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Abstract

【課題】コンパクトな構成を有しながらもブレ補正制御を精度良く確保できるアクチュエータ、ブレ補正装置、レンズユニット、及び撮像装置を得る。【解決手段】マグネットMG1が(1)式を満たしている場合、N極の磁極部から発生する総磁束量の和と、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和とが略一致することとなる。よって、中央の磁極部MG1bの上面(N極)から発生した磁束の殆どが、両端の磁極部MG1a、MG1cの上面(S極)で吸収され、マグネット内での磁場のバランスがとれ、外部への磁束の漏れ量が低減させ、ヨークYK1の下方における磁束の量を抑制することができるので、センサS2に悪影響が及ぶことを回避できる。【選択図】図13

Description

本発明は、ブレ補正装置用のアクチュエータ、並びにブレ補正装置を備えた、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、あるいは、撮影機能を有するモバイル機器などのレンズユニット、及び撮像装置に関する。
従来より、カメラ等に設けられたブレ補正装置においては、角速度センサ等を用いた手ブレ検出回路によりカメラに生じた手ブレを検出し、その検出量に基づき、例えば撮影レンズの一部である補正レンズ或いは撮像素子を保持する移動枠をアクチュエータによりシフトさせて、撮像素子と撮影光学系の光軸とを相対変位させることで画像のブレを抑えることが行われている。
近年では、カメラ等のデザイン性向上の観点からボディの薄型化が望まれる傾向がある。従って、このようなカメラ等に搭載されるブレ補正装置もよりコンパクトな構成が求められている。これに対し、特許文献1には、3以上の磁極が着磁されている磁石を設けたアクチュエータを有するブレ補正装置が開示されている。
特開2012−120303号公報
特許文献1に開示されたアクチュエータは、マグネットと、マグネットに対向し、通電されることにより発生する磁力によって、マグネットと相対的に移動するコイルと、マグネットの位置を検出する位置検出手段(ホール素子)を有しており、当該マグネットが片側に3つ以上の磁極部を備えている。このように3つ以上の磁極部を有するマグネットを使用することで、コイルやホール素子の設計レイアウトの自由度が増すというメリットがある。特に、カメラ等が薄型化を実現するために、いわゆる屈曲系のレンズ鏡胴を採用している場合、厚み方向のスペースが限られるため、このようなアクチュエータはブレ補正装置に好適に用いられる。
ところが、片側に3つ以上の磁極部を備えたマグネットを有する特許文献1に開示されたアクチュエータは、磁極部の磁束の漏れについて十分に考慮がされておらず、外部への拡散が多くなり、他軸移動方向の位置検出手段へ影響し、補正レンズ或いは撮像素子の位置検出精度や位置制御精度が低下する恐れがあることが判明した。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、コンパクトな構成を有しながらもブレ補正制御を精度良く確保できるアクチュエータ、ブレ補正装置、レンズユニット、及び撮像装置を得ることを目的とする。
請求項1に記載のブレ補正装置は、光軸に対して略直交した面内で互いに異なる第1の方向と第2の方向に、レンズ又は固体撮像素子を保持した移動枠を駆動することによって撮像時のブレの補正を行うブレ補正装置であって、
固定枠と、前記固定枠に対して相対移動可能な移動枠と、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第1の方向に移動させる第1駆動部と、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第2の方向に移動させる第2駆動部と、前記移動枠の前記固定枠に対する相対位置を検出する第1位置検出手段と、前記第2の方向における前記移動枠の前記固定枠に対する相対位置を検出する第2位置検出手段と、を有しており、
前記第1位置検出手段により検出された位置に基づいて前記第1の方向における前記移動枠の移動量を決定することが可能となっており、
前記第1駆動部は、前記固定枠と前記移動枠の一方に設けられた第1のコイルと、前記固定枠と前記移動枠の他方に設けられた少なくとも片面に3極以上の磁極部を持つ第1のマグネットとを有し、前記第1のコイルに電圧を印加することにより、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第1の方向に相対移動させることが可能となっており、
前記第1位置検出手段は、前記第1のマグネットから発生する磁場を検出することで前記固定枠に対する前記移動枠の前記第1の方向における相対位置を検出し、
前記第1のマグネットの前記片面において、全てのN極の磁極部から発生する総磁束量の和と、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和とが略一致することを特徴とする。
片面に3極以上の磁極部を持つ前記第1のマグネットでは、中央の磁極部(中央磁極部)と、両端の磁極部(端側磁極部)が存在し、各磁極部の総磁束量の和が略一致しない場合、磁石の外部へ磁束が漏れやすくなってしまうため、漏れた磁束が前記第2位置検出手段に影響し、補正レンズ或いは撮像素子の位置検出精度や位置制御精度が低下する恐れがあることが判明した。本発明によれば、前記第1のマグネットの前記片面において、全てのN極の磁極部から発生する総磁束量の和と、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和とを略一致させることで、前記第1のマグネット内での磁場のバランスがとれ、外部への磁束の漏れを低減させることができ、他軸側となる第2の方向における相対位置を検出する第2位置検出手段への影響を抑制することができ、補正レンズ或いは撮像素子の位置検出精度や位置制御精度を低減する恐れの低いブレ補正装置を提供できる。
請求項2に記載のブレ補正装置は、請求項1に記載の発明において、前記第1のマグネットの片面において、全てのN極の磁極部から発生する総磁束量の和が、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和の0.8倍より大きく1.2倍より小さいことを特徴とする。
全てのN極の磁極部から発生する総磁束量の和と、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和とを完全一致させる必要はなく、全てのN極の磁極部から発生する総磁束量の和が、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和の0.8倍より大きく1.2倍より小さくすることで、十分に磁束の漏れを低減することができるため、前記第2位置検出手段への影響を抑制できる。
請求項3に記載のブレ補正装置は、請求項2に記載の発明において、前記第1のマグネットの片面において、全てのN極の磁極部から発生する総磁束量の和が、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和の0.85倍以上、1.15倍以下であることを特徴とする。
全てのN極の磁極部から発生する総磁束量の和が、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和の0.85以上1.15以下にすることで、より効果的に前記第2位置検出手段への影響を抑制できる。
請求項4に記載のブレ補正装置は、光軸に対して略直交した面内で互いに異なる第1の方向と第2の方向に、レンズ又は固体撮像素子を保持した移動枠を駆動することによって撮像時のブレの補正を行うブレ補正装置であって、
固定枠と、前記固定枠に対して相対移動可能な移動枠と、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第1の方向に移動させる第1駆動部と、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第2の方向に移動させる第2駆動部と、前記第1の方向における前記移動枠の前記固定枠に対する相対位置を検出する第1位置検出手段と、前記第2の方向における前記移動枠の前記固定枠に対する相対位置を検出する第2位置検出手段と、を有しており、
前記第1位置検出手段により検出された位置に基づいて前記第1の方向における前記移動枠の移動量を決定することが可能となっており、
前記第1駆動部は、前記固定枠と前記移動枠の一方に設けられた第1のコイルと、前記固定枠と前記移動枠の他方に設けられた片面に3極の磁極部を持つ第1のマグネットとを有し、前記第1のコイルに電圧を印加することにより、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第1の方向に相対移動させることが可能となっており、
前記第1位置検出手段は、前記第1のマグネットから発生する磁場を検出することで前記固定枠に対する前記移動枠の前記第1の方向における相対位置を検出し、
前記第1のマグネットは、前記第1の方向に沿って、中央に配置された中央磁極部と、その両側に配置され前記中央磁極部とは極性が異なる端側磁極部とを有し、前記中央磁極部の前記第1の方向における幅が、前記端側磁極部の前記第1の方向における幅の和の0.75倍より大きく1.75倍より小さいことを特徴とする。
前記第1のマグネットの前記片面において、全てのN極の磁極部から発生する総磁束量の和と、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和とを近づける為には、前記第1の方向における中央磁極部の幅と、その両側の端側磁極部の幅とが1対1では足らず、中央磁極部の幅をより広げる必要がある。これは、中央磁極部に比べて、端側磁極部の磁束が、側面より裏側へ回りこみやすいためであり、単純に1対1にするこのではなく中央磁極部の幅を端側磁極部より広げることで、磁束の回り込みを好適に防ぐことができる。より具体的には、前記中央磁極部の前記第1の方向における幅を、前記端側磁極部の前記第1の方向における幅の和の0.75倍より大きく1.75倍より小さくすることで、全てのN極の磁極部から発生する総磁束量の和と、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和とを略一致させることができ、前記第2位置検出手段への影響を抑制できる。
請求項5に記載のブレ補正装置は、請求項4に記載の発明において、前記中央磁極部の前記第1の方向における幅が、前記端側磁極部の前記第1の方向における幅の和の0.8倍以上、1.65倍以下であることを特徴とする。
これにより、より効果的に前記第2位置検出手段への影響を抑制できる。
請求項6に記載のブレ補正装置は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、前記第2駆動部は、前記固定枠と前記移動枠の一方に設けられた第2のコイルと、前記固定枠と前記移動枠の他方に設けられた第2のマグネットとを有し、前記第2のコイルに電圧を印加することにより、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第2の方向に相対移動させることが可能となっており、
前記第2位置検出手段は、前記第2のマグネットから発生する磁場を検出することで前記固定枠に対する前記移動枠の前記第2の方向における相対位置を検出することを特徴とする。
これにより、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第1の方向と前記第2の方向とに移動可能となり、且つ前記第1の方向と前記第2の方向のそれぞれの相対位置を検出できる。
請求項7に記載のブレ補正装置は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、前記移動枠を前記光軸に略平行な軸線回りに回動可能に案内する回動ガイド機構と、前記回動ガイド機構の前記軸線に交差する直進方向に移動可能に案内する直進ガイド機構とを有し、前記第1の方向は前記直進方向であり、前記第2の方向は前記軸線回りの回動方向であることを特徴とする。
これにより、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第1の方向と前記第2の方向とに移動可能となり、且つ前記第1の方向と前記第2の方向の相対位置を検出できる。
請求項8に記載のブレ補正装置は、請求項1〜7のいずれかに記載の発明において、前記第1のマグネットと前記第2のマグネットは、間にヨークを介し、光軸方向から見た際に、少なくとも一部が重なるように配置されていることを特徴とする。
このように前記第1のマグネットと前記第2のマグネットを配置することで、コンパクトなブレ補正装置を提供することができる。また、前記第1のマグネットの磁場により前記第2位置検出手段に悪影響が及ぶ恐れが高まるが、本発明によれば、第2位置検出手段への影響を低減できるため、好適に用いることが可能である。
請求項9に記載のブレ補正装置は、請求項1〜8のいずれかに記載の発明において、前記第1のマグネットと前記第2のマグネットとヨークが前記移動枠に固定され、前記第1のコイルと前記第2のコイルが固定枠に固定されていることを特徴とする。
コイルを前記移動枠に搭載する場合に比べ、配線の取り回しなどが容易になり設計の自由度がより確保でき、また、ヨークの共有化もできるため好ましい。
前記第1のマグネットの片面の磁極部において、1対のN極とS極の磁極から発生する磁場を、前記第1位置検出手段にて検出し、前記固定枠に対する前記移動枠の位置を検出することに使用し、前記1対とは異なるもう1対のN極とS極の磁極の磁場を前記移動枠の駆動に使用することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のブレ補正装置。
上記構成とすることにより、第1位置検出手段と、移動枠の駆動に用いるコイルとを第1駆動部の移動方向に配置することができるため、1軸方向に薄くする場合に好適に用いることができる。また、前記第1のマグネットの片面の磁極部が3極の場合は、3極の磁極の内、中央の磁極を位置検出用と、駆動用でそれぞれ共有することで、手振れ補正装置の小型化を図ることができる。
請求項11に記載のレンズユニットは、請求項1〜10のいずれかに記載のブレ補正装置と、前記固体撮像素子に被写体光を導く複数のレンズを備えた光学系と、前記複数のレンズを保持する鏡胴とを有することを特徴とする。
請求項12に記載のレンズユニットは、請求項11に記載の発明において、前記光学系は、光路を折り曲げる反射部材を含む屈曲型の光学系であることを特徴とする。
光路を反射部材によって折り曲げた光学系、いわゆる屈曲光学系を備えることで撮像装置を薄形化できるが、それによりブレ補正装置を設置するスペースに制約が生じる。本発明によれば、少なくとも片面に3極以上の磁極部を持つ第1のマグネットを用いることで厚み方向が限られたスペース内でのブレ補正装置の実現が可能となるため、このような撮像装置に好適に用いられる。
請求項13に記載の撮像装置は、請求項11または12に記載のレンズユニットと、前記固体撮像素子とを有することを特徴とする。
請求項14に記載のアクチュエータは、光軸に対して略直交した面内で互いに異なる第1の方向と第2の方向に、レンズ又は固体撮像素子を保持した移動枠を駆動することによって撮像時のブレの補正を行うブレ補正装置に用いるアクチュエータであって、
前記ブレ補正装置は、固定枠と、前記固定枠に対して相対移動可能な移動枠と、前記第1の方向における前記移動枠の前記固定枠に対する相対位置を検出する第1位置検出手段と、前記第2の方向における前記移動枠の前記固定枠に対する相対位置を検出する第2位置検出手段と、を有しており、
前記第1位置検出手段により検出された位置に基づいて前記第1の方向における前記移動枠の移動量を決定することが可能となっており、 前記アクチュエータは、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第1の方向に移動させる第1駆動部と、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第2の方向に移動させる第2駆動部と、を備え、
前記第1駆動部は、前記固定枠と前記移動枠の一方に設けられた第1のコイルと、前記固定枠と前記移動枠の他方に設けられた少なくとも片面に3極以上の磁極部を持つ第1のマグネットとを有し、前記第1のコイルに電圧を印加することにより、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第1の方向に相対移動させることが可能となっており、
前記第1位置検出手段は、前記第1のマグネットから発生する磁場を検出することで前記固定枠に対する前記移動枠の前記第1の方向における相対位置を検出し、
前記第1のマグネットの前記片面において、全てのN極の磁極部から発生する総磁束量の和と、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和とが略一致することを特徴とする。
本発明によれば、前記第1のマグネットの前記片面において、全てのN極の磁極部から発生する総磁束量の和と、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和とを略一致させることで、マグネット内での磁場のバランスがとれ、外部への磁束の漏れを低減させることができ、他軸側となる第2の方向における相対位置を検出する第2位置検出手段への影響を抑制することができる。
「総磁束量」とは、マグネットの磁極部から発生する磁束の総量をいう。同極の磁極部が複数ある場合、各磁極部の磁束量を合計したものである。総磁束量は、サーチコイルとフラックスメータを用いたフラックス測定により測定が可能である。
なお、ブレ補正装置にレンズを設ける場合、単一のレンズでも複数のレンズでも良い。更に、固定枠や移動枠は単一部品でも複数の部品を組み合わせたものでも良い。
本発明によれば、コンパクトな構成を有しながらもブレ補正制御を精度良く確保できるアクチュエータ、ブレ補正装置、レンズユニット、及び撮像装置を得ることができる。
本実施の形態の撮像装置10の正面側斜視図である。 本実施の形態の撮像装置10の背面側斜視図である。 撮像装置10からレンズユニット50を取り外した状態を示す斜視図である。 図3の構成をIV-IV線を含む面で切断して矢印方向に見た図である。 ブレ補正装置100の斜視図である。 図5の構成をVI-VI線を含む面で切断して矢印方向に見た図である。 図6の構成をVII-VII線を含む面で切断して矢印方向に見た図である。 ホルダ101の斜視図である。 固定枠100の斜視図である。 ホルダ101から取り外したマグネットMG1の斜視図である。 比較例1にかかるマグネットMG1及びヨークYK1のr方向断面図である。 比較例2にかかるマグネットMG1及びヨークYK1のr方向断面図である。 実施例にかかるマグネットMG1及びヨークYK1のr方向断面図である。
本発明の実施の形態にかかる撮像装置について、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態にかかるデジタルスチルカメラである撮像装置10の正面側斜視図であり、図2は、本実施の形態の撮像装置10の背面側斜視図である。
デジタルスチルカメラである撮像装置10は、外装を構成する筐体12を有している。
筐体12は、図1、2に示すように、前後方向の厚さと、厚さよりも大きい寸法の上下方向の高さと、高さよりも大きい寸法の左右方向の幅を有し、扁平な薄い矩形板状に形成されている。
図1に示すように、筐体12の前面上部の右側部寄りの箇所には開口12aが設けられ、後述する撮像レンズ系の第1レンズ群が、開口12aを介して前方に臨んで設けられている。又、開口12aを遮蔽可能なカバー部材14が前面に設けられている。
図2に示すように、筐体12の背面に、撮像した映像(画像データ)を表示すると共に、撮像や再生にまつわる種々の設定操作などを行うための操作画面あるいはメニュー画面などを表示するディスプレイ32が設けられている。ディスプレイ32によって表示部が構成されている。ディスプレイ32としては、液晶表示装置あるいは有機EL表示装置など従来公知の表示装置が採用可能である。
筐体12の上面には、レリーズボタン34,電源スイッチ36が設けられている。筐体12の後面の右側部には、撮像レンズ系のズーム率を望遠側(テレ側)あるいは広角側(ワイド側)に調整するためのズーム操作スイッチ38と、撮像モード、再生モードの切替など種々の操作、あるいは、ディスプレイ32に表示されたメニュー画面の選択項目の選択操作、設定項目の設定操作などを行う複数の操作スイッチ40が設けられている。
図3は、撮像装置10からレンズユニット50を取り外した状態を示す斜視図である。図4は、図3の構成をIV-IV線を含む面で切断して矢印方向に見た図である。
図3に示すように、レンズユニット50は、全体的に直方体状であって、互いに連結された鏡胴51とブレ補正装置52とを有している。
図4において、レンズユニット50は、屈曲系の撮像レンズ系OSを有する。撮像レンズ系OSは、物体側から順に、第1レンズ群L1と、第2レンズ群L2と、第3レンズ群L3と、第4レンズ群L4と、第5レンズ群L5および、不図示のIRカットフィルタからなる。又、図示していないが、レンズユニット50の下方には固定枠100を介して撮像素子が設けられている。
第1レンズ群L1は、物体側から順に、凹レンズL1aと、撮像レンズ系の光軸を折り曲げる反射部材としてのプリズムPZと、凸レンズL1bとからなり、これらは鏡胴51に取り付けられている。
第2レンズ群L2は、変倍用のレンズ群であり、物体側から順に並んだ、凹レンズL2a、凹レンズL2b、凸レンズL2cが一体でホルダHLD1に取り付けられ、鏡胴51に対して光軸方向に移動するようになっている。
第3レンズ群L3は1枚の凸レンズからなり、鏡胴51に取り付けられている。第4レンズ群L4は、変倍及び合焦用のレンズ群であり、物体側から順に並んだ、凹レンズL4a、凸レンズL4bが一体でホルダHLD2に取り付けられ、鏡胴51に対して光軸方向に移動するようになっている。
第5レンズ群L5は、物体側から順に、鏡胴51に保持された凹レンズL5a、ホルダ101(移動枠)に保持された凸レンズL5bと、固定枠100に保持された凹レンズL5cとからなる。
本実施の形態のブレ補正装置52について説明する。図5は、ブレ補正装置52の斜視図であり、図6は、図5の構成をVI-VI線を含む面で切断して矢印方向に見た図であり、図7は、図6の構成をVII-VII線を含む面で切断して矢印方向に見た図であり、図8は、ホルダ101の斜視図である。図9は、固定枠100の斜視図である。図10は、ホルダ101から取り外したマグネットMG1の斜視図であり、一部模式化して示している。
図6、8において、ブレ補正装置52に収容されるホルダ101は、凸レンズL5bの光軸直交方向に延在する細長い板状であり、一端側に凸レンズL5bを保持し、他端側に板状のヨークYK1,YK2を積層して保持している。物体側のヨークYK1に隣接して直進方向駆動用のマグネットMG1がホルダ101に取り付けられている。マグネットMG1の上方には、外部から給電される直進方向駆動用のコイルCL1と、直進方向位置検出用のセンサ(ホール素子)S1が固定枠100に取り付けられている。マグネットMG1,ヨークYK1,YK2,コイルCL1により第1駆動部を構成する。
マグネットMG1について説明する。上方が物体側、下方が像側である図10において、マグネットMG1は、片面3極に着磁されている。具体的には、マグネットMG1は、3つの磁極部MG1a、MG1b、MG1c(像側から見てN極,S極、N極の配置、但しS極、N極,S極の配置でも良い)が、回転軸53の軸AXに直交する方向(r方向)に沿って並んで設けられている。磁極部MG1aとMG1bとの間には、極性を持たない未着磁部MG1dが形成され、磁極部MG1bとMG1cとの間には、極性を持たない未着磁部MG1eが形成され、それぞれ平行軸AXの同心円の接線方向に延在している。ここで、r方向に沿った磁極部MG1aの幅をA、磁極部MG1bの幅をB、磁極部MG1cの幅をCとしたときに、以下の式を見たす。
0.75<(A+C)/B<1.75 (1)
又、より好ましくは以下の式を満たすことである。
0.8≦(A+C)/B≦1.65 (1’)
コイルCL1は、図6に示すように、マグネットMG1の物体側で、磁極部MG1a、MG1bに跨がるようにして未着磁部MG1dが中央に来るように配置され、第1位置検出手段であるセンサS1は、マグネットMG1の物体側で、磁極部MG1b、MG1cに跨がるようにして未着磁部MG1eが中央に来るように配置されている。
図6では見えないが、撮像素子側のヨークYK2に隣接して回転方向駆動用のマグネットMG2(図7参照)がホルダ101に取り付けられている。マグネットMG2の下方には、外部から給電される回転方向駆動用のコイルCL2と、回転方向位置検出用のセンサ(ホール素子)S2が固定枠100に取り付けられている。マグネットMG2,ヨークYK1,YK2,コイルCL2により第2駆動部を構成する。
図7の断面において、コイルCL2は、マグネットMG2の像側で、その両極に跨がるようにして配置されている。マグネットMG1とマグネットMG2とは、光軸方向に重ねて配置されている。図6に示すように、第2位置検出手段であるセンサS2は、マグネットMG2の像側で、コイルCL2に隣接し、且つマグネットMG1とマグネットMG2とに重なる位置に配置されている。
図6において、ホルダ101の両端面には、図6の左右方向に延在するスリット101a、101b、101c、101dが形成されている(図8参照)。直進ガイド機構を構成するスリット101d内には、固定枠100から垂直方向(光軸に略平行な方向)に延在する回転軸53が係合している。これにより、ホルダ101は、回転ガイド機構を構成する回転軸53に対して長孔101dの延在方向に移動可能であり、且つ回転軸53の回転軸線AX(図5参照)回りに回転可能となっている。
図9に示すように、固定枠100の対向する側壁には、孔100a、100b(隠れて見えないが100aに対向する)、100c、100dが形成されており、ここにピン54、55、56(図5)が平行に挿通されている。ピン54は、固定枠100を貫いて延在し、ホルダ101のスリット101aに係合している。ピン55およびピン56は、それぞれ固定枠100の両側壁から内方に向かって延在しており、ピン55の先端は、ホルダ101のスリット101bに係合し、ピン56の先端は、ホルダ101のスリット101cに係合している。そのような構成により、ホルダ101は、ピン54,55,56により光軸に直行する面内で、摺動可能に保持されている。
ブレ補正装置52の動作を説明する。撮像装置に設けた加速度センサ等により像ブレが生じることを検知したときは、凸レンズL5bとともにホルダ101を移動させることで、ブレ補正を行う。具体的には、凸レンズL5bを回転方向に駆動させようとする場合、回転方向駆動用のコイルCL2に通電することで、マグネットMG2に対して磁力が付与され、図5において、ピン54,55,56に案内されたホルダ101と共に凸レンズL5bが回転軸53の回転軸線AX回り(第2の方向としてのθ方向)に回動し、その位置はマグネットMG2の磁場をホール素子S2で検出して求められ、フィードバック制御が行われる。
一方、凸レンズL5bを直進方向に駆動させようとする場合、直進方向駆動用のコイルCL1に通電することで、マグネットMG1に対して磁力が付与され、図5において、ピン54,55,56に案内されたホルダ101と共に凸レンズL5bが回転軸53の軸AXに直交する方向(第1の方向としてのr方向)に移動し、その位置はマグネットMG1の磁場をホール素子S1で検出して求められ、フィードバック制御が行われる。これにより凸レンズL5bは、撮像素子に対して光軸直交方向の任意の位置にシフト可能となる。ここで、マグネットMG1の片面の磁極部において、1対のN極とS極の磁極MG1b、MG1cから発生する磁場を、ホール素子S1にて検出し、固定枠に対する移動枠の位置を検出することに使用し、前記1対とは異なるもう1対のN極とS極の磁極MG1a、MG1bの磁場を移動枠の駆動に使用するように、機能を分担する。
ここで、ホルダ101の精度良い位置制御を実現するために、マグネットMG1の磁場の影響がセンサS2に及ぶことを抑制したい。そこで本実施の形態では、マグネットMG1のヨークYK1に対向する面において、マグネットの大きさや磁力などを調整することで全てのN極の磁極部から発生する総磁束量の和が、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和の0.8倍より大きく1.2倍より小さくなるようにする。より好ましくは、マグネットMG1において、全てのN極の磁極部から発生する総磁束量の和が、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和の0.85倍より大きく1.15倍より小さくなるようにする。すなわち、全てのN極の磁極部から発生する総磁束量の和が、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和と略等しくなるようにする。これにより、マグネットMG1の外部へ漏れ出る磁束の量を低下させることができるので、マグネットMG1の磁場の影響がセンサS2に及ぶことを抑制でき、位置検出精度や位置制御精度の悪化を防ぐことができる。
以下、本発明者らが行ったシミュレーション結果について説明する。図11〜13は、仕様をそれぞれ変えたマグネットMG1及びヨークYK1のr方向断面図であって、発生した磁束とともに示す図である。ここで、マグネットMG1の磁極部MG1aのr方向(左右方向)における幅をA,磁極部MG1bのr方向(左右方向)における幅をB,磁極部MG1cのr方向(左右方向)における幅をCとする。
図11に示す仕様のマグネットMG1では、A=B=Cであるから、(A+C)/B=2となって、(1)式の上限を超えている。図11に示すように、両端の磁極部MG1a、MG1cの外側へ漏れ出る磁束量が増大し、ヨークYK1の下方にまで回り込んでしまい、センサS2へ悪影響がおよび、位置検出精度や位置制御精度の悪化を招く恐れがある。
また、図12に示す仕様のマグネットMG1では、(A+C)/B=0.5となって、(1)式の下限を越えている。図12に示すように、中央の磁極部MG1bの上面(N極)から発生した磁束量が多くなり、両端の磁極部MG1a、MG1cの上面(S極)で吸収しきれず、ヨークYK1の下方にまで回り込んでしまい、センサS2へ悪影響がおよび、位置検出精度や位置制御精度の悪化を招く恐れがある
これに対し、図13に示す仕様のマグネットMG1では、(A+C)/B=1.0となって、(1)式を満たしている。これにより、N極の磁極部から発生する総磁束量の和と、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和とが略一致することとなる。よって、図13に示すように、中央の磁極部MG1bの上面(N極)から発生した磁束と、両端の磁極部MG1a、MG1cの上面(S極)への磁束のバランスがとれており、ヨークYK1の下方における磁束の量が大きく低下するので、センサS2に悪影響がおよびことを回避でき、位置検出精度や位置制御精度の悪化を防ぐことができる。
なお、マグネットMG1が縦横、厚み寸法が一定の矩形板状であることを想定して、磁極部の幅方向の値を規定したが、マグネットMG1の形状が異なる場合には、磁極部の寸法は、(1)又は(1')式の範囲を超える場合もありえる。しかしながら、そのようなマグネットにおいても、その片面において、全てのN極の磁極部から発生する総磁束量の和と、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和とが略一致する場合には、本発明の範囲内であると理解するべきである。
本発明は以上述べた実施の形態に限られない。例えば、ホルダ101に固体撮像素子を搭載して光軸に直交する2方向に移動させても良い。又、マグネットMG2の片面に3極以上の磁極部を設けても良い。又、マグネットを駆動させるムービングマグネット型ではなくコイルを駆動させるムービングコイル型のブレ補正装置としてもよい。
10 撮像装置
12 筐体
12a 開口
14 カバー部材
32 ディスプレイ
34 レリーズボタン
36 電源スイッチ
38 ズーム操作スイッチ
40 操作スイッチ
50 レンズユニット
51 鏡胴
52 ブレ補正装置
53 回転軸
54,55,56 ピン
100 固定枠
100a 孔
100b 孔
100c 孔
100d 孔
101 ホルダ
101a スリット
101b スリット
101c スリット
101d スリット

AX 回転軸線
CL1 コイル
CL2 コイル
HLD1 ホルダ
HLD2 ホルダ
L1〜L5 レンズ群
MG1 マグネット
MG2 マグネット
PZ プリズム
S1 センサ(ホール素子)
S2 センサ(ホール素子)
YK1 ヨーク
YK2 ヨーク

Claims (14)

  1. 光軸に対して略直交した面内で互いに異なる第1の方向と第2の方向に、レンズ又は固体撮像素子を保持した移動枠を駆動することによって撮像時のブレの補正を行うブレ補正装置であって、
    固定枠と、前記固定枠に対して相対移動可能な移動枠と、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第1の方向に移動させる第1駆動部と、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第2の方向に移動させる第2駆動部と、前記移動枠の前記固定枠に対する相対位置を検出する第1位置検出手段と、前記第2の方向における前記移動枠の前記固定枠に対する相対位置を検出する第2位置検出手段と、を有しており、
    前記第1位置検出手段により検出された位置に基づいて前記第1の方向における前記移動枠の移動量を決定することが可能となっており、
    前記第1駆動部は、前記固定枠と前記移動枠の一方に設けられた第1のコイルと、前記固定枠と前記移動枠の他方に設けられた少なくとも片面に3極以上の磁極部を持つ第1のマグネットとを有し、前記第1のコイルに電圧を印加することにより、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第1の方向に相対移動させることが可能となっており、
    前記第1位置検出手段は、前記第1のマグネットから発生する磁場を検出することで前記固定枠に対する前記移動枠の前記第1の方向における相対位置を検出し、
    前記第1のマグネットの前記片面において、全てのN極の磁極部から発生する総磁束量の和と、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和とが略一致することを特徴とするブレ補正装置。
  2. 前記第1のマグネットの片面において、全てのN極の磁極部から発生する総磁束量の和が、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和の0.8倍より大きく1.2倍より小さいことを特徴とする請求項1に記載のブレ補正装置。
  3. 前記第1のマグネットの片面において、全てのN極の磁極部から発生する総磁束量の和が、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和の0.85倍以上、1.15倍以下であることを特徴とする請求項2に記載のブレ補正装置。
  4. 光軸に対して略直交した面内で互いに異なる第1の方向と第2の方向に、レンズ又は固体撮像素子を保持した移動枠を駆動することによって撮像時のブレの補正を行うブレ補正装置であって、
    固定枠と、前記固定枠に対して相対移動可能な移動枠と、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第1の方向に移動させる第1駆動部と、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第2の方向に移動させる第2駆動部と、前記第1の方向における前記移動枠の前記固定枠に対する相対位置を検出する第1位置検出手段と、前記第2の方向における前記移動枠の前記固定枠に対する相対位置を検出する第2位置検出手段と、を有しており、
    前記第1位置検出手段により検出された位置に基づいて前記第1の方向における前記移動枠の移動量を決定することが可能となっており、
    前記第1駆動部は、前記固定枠と前記移動枠の一方に設けられた第1のコイルと、前記固定枠と前記移動枠の他方に設けられた片面に3極の磁極部を持つ第1のマグネットとを有し、前記第1のコイルに電圧を印加することにより、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第1の方向に相対移動させることが可能となっており、
    前記第1位置検出手段は、前記第1のマグネットから発生する磁場を検出することで前記固定枠に対する前記移動枠の前記第1の方向における相対位置を検出し、
    前記第1のマグネットは、前記第1の方向に沿って、中央に配置された中央磁極部と、その両側に配置され前記中央磁極部とは極性が異なる端側磁極部とを有し、前記中央磁極部の前記第1の方向における幅が、前記端側磁極部の前記第1の方向における幅の和の0.75倍より大きく1.75倍より小さいことを特徴とするブレ補正装置。
  5. 前記中央磁極部の前記第1の方向における幅が、前記端側磁極部の前記第1の方向における幅の和の0.8倍以上、1.65倍以下であることを特徴とする請求項4に記載のブレ補正装置。
  6. 前記第2駆動部は、前記固定枠と前記移動枠の一方に設けられた第2のコイルと、前記固定枠と前記移動枠の他方に設けられた第2のマグネットとを有し、前記第2のコイルに電圧を印加することにより、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第2の方向に相対移動させることが可能となっており、
    前記第2位置検出手段は、前記第2のマグネットから発生する磁場を検出することで前記固定枠に対する前記移動枠の前記第2の方向における相対位置を検出することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のブレ補正装置。
  7. 前記移動枠を前記光軸に略平行な軸線回りに回動可能に案内する回動ガイド機構と、前記回動ガイド機構の前記軸線に交差する直進方向に移動可能に案内する直進ガイド機構とを有し、前記第1の方向は前記直進方向であり、前記第2の方向は前記軸線回りの回動方向であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のブレ補正装置。
  8. 前記第1のマグネットと前記第2のマグネットは、間にヨークを介し、光軸方向から見た際に、少なくとも一部が重なるように配置されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のブレ補正装置。
  9. 前記第1のマグネットと前記第2のマグネットとヨークが前記移動枠に固定され、前記第1のコイルと前記第2のコイルが固定枠に固定されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のブレ補正装置。
  10. 前記第1のマグネットの片面の磁極部において、1対のN極とS極の磁極から発生する磁場を、前記第1位置検出手段にて検出し、前記固定枠に対する前記移動枠の位置を検出することに使用し、前記1対とは異なるもう1対のN極とS極の磁極の磁場を前記移動枠の駆動に使用することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のブレ補正装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載のブレ補正装置と、固体撮像素子に被写体光を導く複数のレンズを備えた光学系と、前記複数のレンズを保持する鏡胴とを有することを特徴とするレンズユニット。
  12. 前記光学系は、光路を折り曲げる反射部材を含む屈曲型の光学系であることを特徴とする請求項11に記載のレンズユニット。
  13. 請求項11または12に記載のレンズユニットと、固体撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
  14. 光軸に対して略直交した面内で互いに異なる第1の方向と第2の方向に、レンズ又は固体撮像素子を保持した移動枠を駆動することによって撮像時のブレの補正を行うブレ補正装置に用いるアクチュエータであって、
    前記ブレ補正装置は、固定枠と、前記固定枠に対して相対移動可能な移動枠と、前記第1の方向における前記移動枠の前記固定枠に対する相対位置を検出する第1位置検出手段と、前記第2の方向における前記移動枠の前記固定枠に対する相対位置を検出する第2位置検出手段と、を有しており、
    前記第1位置検出手段により検出された位置に基づいて前記第1の方向における前記移動枠の移動量を決定することが可能となっており、
    前記アクチュエータは、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第1の方向に移動させる第1駆動部と、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第2の方向に移動させる第2駆動部と、を備え、
    前記第1駆動部は、前記固定枠と前記移動枠の一方に設けられた第1のコイルと、前記固定枠と前記移動枠の他方に設けられた少なくとも片面に3極以上の磁極部を持つ第1のマグネットとを有し、前記第1のコイルに電圧を印加することにより、前記固定枠に対して前記移動枠を前記第1の方向に相対移動させることが可能となっており、
    前記第1位置検出手段は、前記第1のマグネットから発生する磁場を検出することで前記固定枠に対する前記移動枠の前記第1の方向における相対位置を検出し、
    前記第1のマグネットの前記片面において、全てのN極の磁極部から発生する総磁束量の和と、全てのS極の磁極部から発生する総磁束量の和とが略一致することを特徴とするアクチュエータ。
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