JP2012083604A - 手ブレ補正装置、鏡胴及び撮像装置 - Google Patents

手ブレ補正装置、鏡胴及び撮像装置 Download PDF

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JP2012083604A JP2010230654A JP2010230654A JP2012083604A JP 2012083604 A JP2012083604 A JP 2012083604A JP 2010230654 A JP2010230654 A JP 2010230654A JP 2010230654 A JP2010230654 A JP 2010230654A JP 2012083604 A JP2012083604 A JP 2012083604A
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Abstract

【課題】特に屈曲系の撮像レンズ系を用いた鏡胴に好適である、よりコンパクトな手ブレ補正機構、鏡胴及び撮像装置を提供する。
【解決手段】回転ガイド機構が、補正レンズL5bと回転方向駆動用のアクチュエータの間の約中間に配置されているので、手振れ補正に必要な補正レンズの移動量と、回転方向駆動用のアクチュエータの駆動量が略一致し、従来例に比べ手振れ補正機構を小型化でき、特に屈曲系の撮像レンズ系に好適である。又、ヨーク707を共通として、回転方向駆動用のアクチュエータのマグネット705と、直進方向駆動用のアクチュエータのマグネット706とは、ヨーク707を挟んで光軸方向両側に配置されているので、従来例に比べ手振れ補正機構を小型化でき、特に屈曲系の撮像レンズ系に好適である。
【選択図】図8

Description

本発明は、手ブレ補正機構を備えた、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、あるいは、撮影機能を有するモバイル機器などの撮像装置、及びその鏡胴に関する。
従来の手ブレ補正機能を備えたカメラにおいては、角速度センサ等を用いた手ぶれ検出回路よりカメラに生じた手ブレを検出し、その検出量に基づき、例えば撮影レンズの一部である補正レンズや撮像素子をシフトさせて、撮像素子と撮影光学系の光軸とを相対変位させることで手ブレを抑えることが行われている。ここで、補正レンズや撮像素子のシフトのために、回転駆動と直進駆動を組み合わせたものがある。(特許文献1参照)。
国際特許公開第2007/055356号明細書
ところで、特許文献1に開示されたアクチュエータにおいては、補正レンズを支持するレンズ枠の枢動中心に対して、補正レンズよりも遠い側に回転駆動アクチュエータが配置されているため、補正レンズの必要シフト量よりも大きな駆動量を付与する必要があり、手ブレ補正機構が大型化するという問題がある。特に、近年においては、カメラの薄形化を図るため光路の一部を反射部材によって折り曲げた屈曲系の撮像レンズ系を設けることが行われており、かかる場合、屈曲系の撮像レンズ系の鏡胴に手ブレ補正機構を設けると、レンズ枠の回転方向がカメラの厚み方向となるので、手ブレ補正機構の厚さ方向のコンパクト性がより重要となっている。又、回転駆動アクチュエータと直進駆動アクチュエータが、補正レンズの光軸直交方向に並べて配置されているため、平面的に広い面積を占めているが、一般的に屈曲系の鏡胴では、光学系の横にズームやフォーカスを行うための駆動機構が配置されているため、駆動機構を避けつつ手振れ補正機構を配置すると、さらに鏡胴の大型化を招いてしまう。
本発明は、このような問題を鑑みてなされたものであり、特に屈曲系の撮像レンズ系を用いた鏡胴に好適である、よりコンパクトな手ブレ補正機構、鏡胴及び撮像装置を提供するものである。
本発明の手ブレ補正機構は、
光軸に略垂直な面内で移動することにより、手振れ補正を行うことのできる補正レンズと、
前記補正レンズを保持するレンズ枠と、
前記レンズ枠を支持する台板と、
前記レンズ枠を、前記補正レンズの光軸に略平行な軸線回りに回転可能に案内する回転ガイド機構と、
前記回転ガイド機構の回転軸線に対して、交差する方向に移動可能に案内する直進ガイド機構と、
前記レンズ枠を回転ガイド機構の回転ガイド方向に駆動する第1のアクチュエータと、
前記レンズ枠を直進ガイド機構の直進ガイド方向に駆動する第2のアクチュエータと、を有し、
前記回転ガイド機構と前記直進ガイド機構のうち一方は前記レンズ枠と一体に形成され、他方は前記台板と一体的に形成されており、
前記回転ガイド機構は、前記補正レンズと前記第1のアクチュエータの間に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記回転ガイド機構が、前記補正レンズと前記第1のアクチュエータの間に配置されているので、手振れ補正に必要な補正レンズの移動量と、前記第1アクチュエータの駆動量が近づくようになり、これにより従来例に比べ手振れ補正機構を小型化でき、特に屈曲系の撮像レンズ系に好適である。
請求項2に記載の手ブレ補正機構は、請求項1に記載の発明において、前記回転ガイド機構は軸を含み、前記直進ガイド機構は長孔を含むことを特徴とする。これにより、前記レンズ枠の回転および直線移動が可能となる。
請求項3に記載の手ブレ補正機構は、請求項1又は2に記載の発明において、前記第1のアクチュエータと前記第2のアクチュエータのうち少なくとも一方はボイスコイルモータであることを特徴とする。
請求項4に記載の手ブレ補正機構は、請求項3に記載の発明において、前記ボイスコイルモータは、コイルとマグネットを含み、前記マグネットが前記レンズ枠に固定されていることを特徴とする。
請求項5に記載の手ブレ補正機構は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記補正レンズは、光路を反射部材によって折り曲げた光学系の一部であることを特徴とする。
請求項6に記載の手ブレ補正機構は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、前記補正レンズと、前記回転ガイド機構と、前記第1のアクチュエータは、前記補正レンズの光軸と直交する方向に直線状に並べられていることを特徴とする。これにより撮像装置の厚み方向に薄い構成を提供できる。
請求項7に記載の手ブレ補正機構は、
光軸に略垂直な面内で移動することにより、手振れ補正を行うことのできる補正レンズ又は撮像素子を保持する移動枠と、
前記移動枠を移動可能に支持する台板と、
前記移動枠を第1の方向に駆動する第1のアクチュエータと、
前記移動枠を第2の方向に駆動する第2のアクチュエータと、を有し、
前記第1のアクチュエータと前記第2のアクチュエータの両方が、各々マグネットとコイルを備えたボイスコイルモータであり、前記第1のアクチュエータのマグネットと、前記第2のアクチュエータのマグネットとは、前記補正レンズの光軸方向に沿って重ねて両側に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記ヨークを共通として、前記第1のアクチュエータのマグネットと、前記第2のアクチュエータのマグネットとは、前記補正レンズの光軸方向に沿って重ねて配置されているので、光軸方向から見て比較的狭い面積内に配置されることとなる。これにより、例え光学系の横にズームやフォーカスを行うための駆動機構が配置されている屈曲系の鏡胴において、かかる駆動機構を避けつつ、狭いスペースに効率的に手振れ補正機構を配置することができる。また、ヨークを設けることにより磁力を効率的に用いることができるため、手振れ補正機構、ひいては鏡胴の小型化や省電力化を測ることができる。またヨークが共通であることにより、小型化やコストダウンがはかれる。
請求項8に記載の手ブレ補正機構は、請求項7に記載の発明において、前記第1のアクチュエータと前記第2のアクチュエータのヨークとマグネットが前記移動枠に固定され、前記コイルが台板に固定されていることを特徴とする。
請求項9に記載の手ブレ補正機構は、請求項7又は8に記載の発明において、前記コイルと前記ヨークと前記マグネットは、前記補正レンズの光軸方向に重ねられていることを特徴とする。これにより撮像装置の光軸直交方向にコンパクトな構成を提供できる。
請求項10に記載の手ブレ補正機構は、請求項7〜9のいずれかに記載の発明において、前記補正レンズは、光路を反射部材によって折り曲げた光学系の一部であることを特徴とする。
請求項11に記載の鏡胴は、請求項1〜10のいずれかに記載の手ブレ補正機構と、撮像レンズ系と、前記撮像レンズ系の少なくとも一部を変倍もしくは合焦のために移動させるモータとを有する鏡胴であって、前記手ブレ補正機構の前記第1のアクチュエータ及び前記第2のアクチュエータと、前記モータとは、前記撮像レンズ系の中央を挟んで反対側に配置されていることを特徴とする。
請求項12に記載の撮像装置は、請求項11に記載の鏡胴を有することを特徴とする。
本発明によれば、特に屈曲系の撮像レンズ系を用いた鏡胴に好適である、よりコンパクトな手ブレ補正機構、鏡胴及び撮像装置を提供できる。
本実施の形態の撮像装置10の正面側斜視図である。 本実施の形態の撮像装置10の背面側斜視図である。 撮像装置10から筐体12を取り外した状態を示す斜視図である。 図3の構成をIV-IV線を含む面で切断して矢印方向に見た図である。 鏡胴50を前面側から見た斜視図である。 鏡胴50を背面側から見た斜視図である。 台板BSと共に示す手ブレ補正機構70の斜視図である。 図7の構成をVIII-VIII線を含む面で切断して矢印方向に見た図である。 台板BSから取り外した手ブレ補正機構70の斜視図である。 光軸方向物体側から見た手ブレ補正機構70の図である。 図10の構成をXI-XI線を含む面で切断して矢印方向に見た図である。 レンズ枠を回転方向に駆動した状態を示す光軸方向から見た図であり、(a)は台板BSを取り付けた状態で示し、(b)は台板BSを取り外した状態で示す。 レンズ枠を直線方向に駆動した状態を示す光軸方向から見た図である。
本発明の実施の形態にかかる撮像装置について、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態の撮像装置10の正面側斜視図であり、図2は、本実施の形態の撮像装置10の背面側斜視図である。
デジタルスチルカメラである撮像装置10は、外装を構成する筐体12を有している。筐体12は、図1、2に示すように、前後方向の厚さと、厚さよりも大きい寸法の上下方向の高さと、高さよりも大きい寸法の左右方向の幅を有し、扁平な薄い矩形板状に形成されている。
図1に示すように、筐体12の前面上部の右側部寄りの箇所には開口12aが設けられ、後述する撮像レンズ系の第1レンズ群が、開口12aを介して前方に臨んで設けられている。又、開口12aを遮蔽可能なカバー部材14が前面に設けられている。
図2に示すように、筐体12の背面に、撮像した映像(画像データ)を表示すると共に、撮像や再生にまつわる種々の設定操作などを行うための操作画面あるいはメニュー画面などを表示するディスプレイ32が設けられている。ディスプレイ32によって表示部が構成されている。ディスプレイ32としては、液晶表示装置あるいは有機EL表示装置など従来公知の表示装置が採用可能である。
筐体12の上面には、レリーズボタン34,電源スイッチ36が設けられている。筐体12の後面の左側部には、撮像レンズ系のズーム率を望遠側(テレ側)あるいは広角側(ワイド側)に調整するためのズーム操作スイッチ38と、撮像モード、再生モードの切替など種々の操作、あるいは、ディスプレイ32に表示されたメニュー画面の選択項目の選択操作、設定項目の設定操作などを行う複数の操作スイッチ40が設けられている。
図3は、撮像装置10から筐体12を取り外した状態を示す斜視図である。図4は、図3の構成をIV-IV線を含む面で切断して矢印方向に見た図である。図5は、鏡胴50を前面側から見た斜視図である。図6は、鏡胴50を背面側から見た斜視図である。
図3において、筐体12に取り付けられた保護板42は、表側に矩形板状のディスプレイ32を両面テープ等で接着し(スナップフィットでも良い)、裏側には鏡胴50を取り付けるようになっている。
図4において、直方体状の鏡胴50内には、屈曲系の撮像レンズ系が収容されている。撮像レンズ系は、最も物体側に配置された第1レンズ群L1と、不図示の駆動機構により光軸方向に可動の第2レンズ群L2と、絞り部を構成するシャッタ機構60と、固定された第3レンズ群L3と、不図示の駆動機構により光軸方向に可動の第4レンズ群L4と、光軸方向に固定された第5レンズ群L5及びIRカットフィルタFとからなる。又、鏡胴50の末端には、台板BSを介して撮像素子CCDが取り付けられている。
第1レンズ群L1は、鏡胴50に取り付けられた凹レンズL1aと、撮像レンズ系の光軸を折り曲げる反射部材としてのプリズムPZと、凸レンズL1bとからなり、プリズムPZと凸レンズL1bは、同一のホルダHLDを介して鏡胴50に取り付けられている。
第2レンズ群L2は、変倍用のレンズ群であり、凹レンズL2a、凹レンズL2b、凸レンズL2cが一体で光軸方向に移動するようになっている。より具体的に説明すると、図6において、鏡胴50内においてガイド軸GSが光軸方向に沿って配置されている。ガイド軸GSの上端近傍には第1モータMT1が設けられており、雄ねじ溝が形成されたその回転軸MT1aは、ガイド軸GSに沿って下方に延在している。回転軸MT1aは、内側に雌ねじ溝が形成された第1ナットNT1と螺合している。第1ナットNT1は、第2レンズ群L2を保持する第1枠体FR1に連結している。第1枠体FR1は、相対移動可能にガイド軸GSに嵌入している。従って、第1モータMT1を駆動することで、回転軸MT1aの回転方向に応じて第1ナットNT1が光軸方向に移動し、それにより第1枠体FR1と共に第2レンズ群L2がガイド軸GSに沿って光軸方向に移動するのである。
シャッタ機構60は、開口60aの周囲に複数枚の絞り羽根を有し、外部から通電されることで、絞り羽根を開閉させて開口60aを絞る機能を有する。
図4において、第3レンズ群L3は1枚の凸レンズからなる。第4レンズ群L4は、変倍及び合焦用のレンズ群であり、凹レンズL4a、凸レンズL4bが一体で光軸方向に移動するようになっている。より具体的に説明すると、図6において、鏡胴50内においてガイド軸GSの下端近傍には第2モータMT2が設けられており、雄ねじ溝が形成されたその回転軸MT2aは、ガイド軸GSに沿って下上に延在している。回転軸MT2aは、内側に雌ねじ溝が形成された第2ナットNT2と螺合している。第2ナットNT2は、第4レンズ群L4を保持する第2枠体FR2に連結している。第2枠体FR2は、相対移動可能にガイド軸GSに嵌入している。従って、第2モータMT2を駆動することで、回転軸MT2aの回転方向に応じて第2ナットNT2が光軸方向に移動し、それにより第2枠体FR2と共に第4レンズ群L4がガイド軸GSに沿って光軸方向に移動するのである。
図4において、第5レンズ群L5は、鏡胴50の一部に保持された凹レンズL5aと、レンズ枠701aに保持された凸レンズL5bと、鏡胴50に取り付けられた鏡枠L7aに保持された凹レンズL5cとからなる。
手ブレ補正機構70について説明する。図7は、台板BSと共に示す手ブレ補正機構70の斜視図であり、図8は、図7の構成をVIII-VIII線を含む面で切断して矢印方向に見た図であり、図9は、台板BSから取り外した手ブレ補正機構70の斜視図であり、図10は、光軸方向物体側から見た手ブレ補正機構70の図であり、図11は、図10の構成をXI-XI線を含む面で切断して矢印方向に見た図であり、図12は、レンズ枠を回転方向に駆動した状態を示す図であり、図13は、レンズ枠を直線方向に駆動した状態を示す図である。
図8において、レンズ枠(移動枠ともいう)701は、鏡胴50に取り付けた台板BSから水平方向(紙面垂直方向)に突出したガイド軸702を切欠701cに係合させ、またガイド軸703を長孔701bに貫通させることにより、ガイド軸702,703との接線を含む面に沿ってスライド可能に支持されている。又、レンズ枠701は、台板BSから垂直方向(光軸に略平行な方向)に延在する支持軸704に、長孔701aを介して嵌合して枢動可能に支持されている。支持軸704が回転ガイド機構を構成し、長孔701aが直進ガイド機構を構成する。
更に詳細に、手ブレ補正機構について説明する。レンズ枠701の長手方向に延在する長孔701aは、図11に示すように、一対のテーパ面TPを有している。一方、撮像レンズ系の光軸に略平行な支持軸704は、大径の頭部704aを有しており、頭部704aの顎部704bは、テーパ面TPに対応した円錐テーパ状となっている。支持軸704は、台板BSの貫通孔BSaに嵌入し軸線直交方向に位置規制されており、その下端の周溝にEリングERを組み付けている。EリングERと台板BSの下面との間にはコイルバネSPが配置され、支持軸704を下方(撮像素子側)に付勢している。これにより、レンズ枠701の長孔701aと支持軸704との間のガタを排除できるとともに、レンズ枠701とガイド軸702、703とのガタを排除できる。
支持軸704に対しレンズ枠701の図8で右端側には、補正レンズとしての1枚の凸レンズであるL5bが取り付けられており、支持軸704を挟んでレンズ枠701の左端側の上部には、回転方向駆動用のマグネット705が固定され、また左端側の下部には、直進方向駆動用のマグネット706が固定されている。マグネット705,706の間には、共通のヨーク707がそれらと一体でレンズ枠701に固定されている。ヨーク707の厚さは、回転方向駆動用のマグネット705と直進方向駆動用のマグネット706の磁力の交互作用が十分小さくなるサイズに形成されている。これにより、両方のマグネットが互いに影響を与えて駆動性能上の不具合を防ぐことができるとともに、マグネット同士の反発力により、取り付けが困難になることも防ぐことができる。
更に、台板BSにおける回転方向駆動用のマグネット705の上部近傍には、回転方向駆動用のコイル708が配置され、台板BSにおける直進方向駆動用のマグネット706の下部近傍には、直進方向駆動用のコイル709が配置されている。マグネット705,ヨーク707,コイル708により回転方向駆動用のアクチュエータ(第1アクチュエータとしてのボイスコイルモータ)を構成し、マグネット706,ヨーク707,コイル709により直進方向駆動用のアクチュエータ(第2アクチュエータとしてのボイスコイルモータ)を構成する。マグネット705に対向して、コイル708の中央に回転方向位置検出用のホール素子710が設けられ、マグネット706に対向して、コイル709の中央に直進方向駆動用のマグネット711が設けられている。つまり、凸レンズL5bと、支持軸704と、第1及び第2のアクチュエータは、凸レンズL5bの光軸と直交する方向に直線状に並べられている。コイル705,706,ホール素子710,711は不図示のフレキシブル基板により、外部の手ブレ補正駆動回路(不図示)に接続されている。マグネット705,706が移動すると、ホール素子710,711に発生する磁場が変化することにより、その出力が変化するので、これによりマグネットの移動量を検知することができる。検知された移動量は、外部に出力されて、凸レンズL5b中心の移動量に換算される。
公知の手ブレ補正を実現すべく、回転方向駆動用のコイル708に通電することで、マグネット705に磁力が付与され、レンズ枠701と共に凸レンズL5bが支持軸704回り(第1の方向)に回動し(図12参照)、その位置はホール素子710で検出される。このとき支持軸704の顎部704bの周囲に長孔701aのテーパ面TPが摺動するようにして回転案内が行われる。又、直進方向駆動用のコイル709に通電することで、マグネット706に磁力が付与され、レンズ枠701と共に凸レンズL5bが図10で左右方向(第2の方向)に直進移動し(図13参照)、その位置はホール素子711で検出される。このとき支持軸704の顎部704bに沿って長孔701aのテーパ面TPが摺動するようにして直進案内が行われる。これにより凹レンズL5aは、撮像素子CCDに対して光軸直交方向の任意の位置にシフト可能となる。
本実施の形態によれば、回転ガイド機構が、凸レンズL5bと回転方向駆動用のアクチュエータの間の約中間に配置されているので、手振れ補正に必要な補正レンズの移動量と、回転方向駆動用のアクチュエータの駆動量が略一致し、つまり回転軸線に対して、凸レンズL5bの移動量と、マグネット705,706の移動量が略同じであるため、レンズ移動のためのスペースと略同じスペースでアクチュエータの移動スペースを確保でき、従って従来例に比べ手振れ補正機構を小型化でき、特に屈曲系の撮像レンズ系に好適である。
又、本実施の形態によれば、ヨーク707を共通として、回転方向駆動用のアクチュエータのマグネット705と、直進方向駆動用のアクチュエータのマグネット706とは、ヨーク707を挟んで光軸方向両側に配置されているので、光軸方向から見て比較的狭い面積内に配置されることとなる。これにより、例え光学系の横にズームやフォーカスを行うためのモータMT1,MT2が配置されている屈曲系の鏡胴50を、従来よりコンパクトなものとした場合でも、かかるモータMT1,MT2を避けつつ、狭いスペースに効率的に手振れ補正機構を配置することができる。また、ヨーク707は必ずしも必要ではないが、これを設けることにより磁力を効率的に用いることができるため、手振れ補正機構、ひいては鏡胴50の小型化や省電力化を測ることができる。またヨーク707が共通であることにより、小型化やコストダウンがはかれる。
図1,2において、電源スイッチ36がオン操作された状態で、ズーム操作スイッチ38を操作することで、第2レンズ群L2と、第4レンズ群L4が所定の関係で光軸方向に移動して、変倍を実現するようになっている。又、公知の像面AF機能によって、第4レンズ群L4が光軸方向に移動して、合焦を実現するようになっている。
更に、レリーズボタン34を押し下げると、撮像レンズ系を介して入射した被写体光が、シャッタ機構60により規定される所定の露光時間だけ撮像素子CCDの撮像面に入射して画像信号に変換されるので、所定の画像処理を行った後、かかる画像信号に基づく被写体画像がディスプレイ32に表示される。このとき、撮像装置10の手ブレに応じて、手ブレ補正機構70がレンズ枠701と共に凹レンズL5aを移動させることで、手ブレ補正を実現することができる。
尚、凸レンズL5bを鏡胴50に固定する代わりに、移動枠701に撮像素子CCDを搭載して移動可能としても良いし、別のレンズでもよい。また、ヨークは形状などの都合上、2体の部品に分かれていてもよい。
10 撮像装置
12 筐体
12a 開口
14 カバー部材
32 ディスプレイ
34 レリーズボタン
36 電源スイッチ
38 ズーム操作スイッチ
40 操作スイッチ
50 鏡胴
60 シャッタ機構
70 手ブレ補正機構
701 レンズ枠
702,703 ガイド軸
704 支持軸
705 回転方向駆動用のマグネット
706 直進方向駆動用のマグネット
707 ヨーク
708 回転方向駆動用のコイル
709 直進方向駆動用のコイル
710 ホール素子
711 ホール素子
CCD 撮像素子
F IRカットフィルタ
HLD ホルダ
L1 レンズ群
L1a 凹レンズ
L1b 凸レンズ
L2 レンズ群
L2a 凹レンズ
L2b 凹レンズ
L2c 凸レンズ
L3 レンズ群
L4 レンズ群
L4a 凹レンズ
L4b 凸レンズ
L5 レンズ群
L5a 凹レンズ
L5b 凸レンズ
L5c 凹レンズ
L7a 鏡枠
PZ プリズム

Claims (12)

  1. 光軸に略垂直な面内で移動することにより、手振れ補正を行うことのできる補正レンズと、
    前記補正レンズを保持するレンズ枠と、
    前記レンズ枠を支持する台板と、
    前記レンズ枠を、前記補正レンズの光軸に略平行な軸線回りに回転可能に案内する回転ガイド機構と、
    前記回転ガイド機構の回転軸線に対して、交差する方向に移動可能に案内する直進ガイド機構と、
    前記レンズ枠を回転ガイド機構の回転ガイド方向に駆動する第1のアクチュエータと、
    前記レンズ枠を直進ガイド機構の直進ガイド方向に駆動する第2のアクチュエータと、を有し、
    前記回転ガイド機構と前記直進ガイド機構のうち一方は前記レンズ枠と一体に形成され、他方は前記台板と一体的に形成されており、
    前記回転ガイド機構は、前記補正レンズと前記第1のアクチュエータの間に配置されていることを特徴とする手ブレ補正機構。
  2. 前記回転ガイド機構は支持軸を含み、前記直進ガイド機構は長孔を含むことを特徴とする請求項1に記載の手ブレ補正機構。
  3. 前記第1のアクチュエータと前記第2のアクチュエータのうち少なくとも一方はボイスコイルモータであることを特徴とする請求項1又は2に記載の手ブレ補正機構。
  4. 前記ボイスコイルモータは、コイルとマグネットを含み、前記マグネットが前記レンズ枠に固定されていることを特徴とする請求項3に記載の手ブレ補正機構。
  5. 前記補正レンズは、光路を反射部材によって折り曲げた光学系の一部であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の手ブレ補正機構。
  6. 前記補正レンズと、前記回転ガイド機構と、前記第1のアクチュエータは、前記補正レンズの光軸と直交する方向に直線状に並べられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の手ブレ補正機構。
  7. 光軸に略垂直な面内で移動することにより、手振れ補正を行うことのできる補正レンズ又は撮像素子を保持する移動枠と、
    前記移動枠を移動可能に支持する台板と、
    前記移動枠を第1の方向に駆動する第1のアクチュエータと、
    前記移動枠を前記第1の方向とは異なる第2の方向に駆動する第2のアクチュエータと、を有し、
    前記第1のアクチュエータと前記第2のアクチュエータの両方が、各々マグネットとコイルを備えたボイスコイルモータであり、前記第1のアクチュエータのマグネットと、前記第2のアクチュエータのマグネットとは、前記補正レンズの光軸方向に沿って重ねて配置されていることを特徴とする手ブレ補正機構。
  8. 前記第1のアクチュエータと前記第2のアクチュエータのヨークとマグネットが前記移動枠に固定され、前記コイルが台板に固定されていることを特徴とする請求項7に記載の手ブレ補正機構。
  9. 前記コイルと前記ヨークと前記マグネットは、前記補正レンズの光軸方向に重ねられていることを特徴とする請求項7又は8に記載の手ブレ補正機構。
  10. 前記補正レンズは、光路を反射部材によって折り曲げた光学系の一部であることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の手ブレ補正機構。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の手ブレ補正機構と、撮像レンズ系と、前記撮像レンズ系の少なくとも一部を変倍もしくは合焦のために移動させるモータとを有する鏡胴であって、前記手ブレ補正機構の前記第1のアクチュエータ及び前記第2のアクチュエータと、前記モータとは、前記撮像レンズ系の中央を挟んで反対側に配置されていることを特徴とする鏡胴。
  12. 請求項11に記載の鏡胴を有することを特徴とする撮像装置。
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