JP2011170262A - レンズ鏡胴および撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズ鏡胴の光軸方向への収納動作を利用して、ブレ補正レンズ部のみを、ブレ補正機構を伴わずに光軸直交方向に退避させるレンズ鏡胴、およびこのようなレンズ鏡胴を備えた撮影装置を提供することを目的とする。
【解決手段】被写体像のブレが補正されるようにブレ補正駆動機構で駆動される、付勢部材(ねじりバネ)300で進出位置に向けて付勢され進出位置に進出した状態にあるブレ補正レンズ240を保持するブレ補正レンズ保持枠241が、レンズ鏡胴100の撮影状態から収納状態への移動の途中で、レンズ鏡胴100の結像側から被写体側に向かって突出し光軸方向に対し斜め方向に向いた斜面2811が先端に形成された突起281の斜面2811で押されることにより、ブレ補正レンズ保持枠241が、付勢部材300による付勢力に抗して進出位置から退避位置に回動する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、相対的に筒長の短い収納状態と相対的に筒長の長い撮影状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴、およびこのようなレンズ鏡胴を備えそのレンズ鏡胴を通過してきた被写体光を捉えることにより撮影を行う撮影装置に関する。
従来より、撮影装置においては、ズームレンズを構成するための複数のレンズを備えた結像レンズが多用されており、この点は従前の銀塩フィルム上に写真撮影を行なう銀塩カメラでも、近年の、撮影素子上に結像させて画像データを生成するタイプのデジタルカメラでも同様である。このような撮影装置の中には、携帯時の便宜のためにレンズ鏡胴がカメラボディ内に完全にあるいはある程度収納された収納状態と、カメラ本体から突出した撮影状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴を備えたものがある。
また、このような筒長の変更が自在なレンズ鏡胴を備えた撮影装置の中には、結像レンズのうちのいずれかのレンズを、撮影状態から収納状態への移動の途中で光軸上から退避させるレンズ移動機構を有するものがある(例えば、特許文献1参照。)。このような撮影装置によれば、収納状態におけるレンズ鏡胴の光軸方向の薄型化が図られ、携帯性が向上する。
また、従来より、撮影装置の中には、ユーザの手ぶれ等による撮影画像の乱れを抑制するために像ブレ補正装置が内蔵されたものがある。
このような像ブレ補正装置として、結像レンズのうちのいずれかのレンズを光軸に直交する平面内で移動自在にしておいて、手ぶれに応じてそのレンズを動かすことにより像ブレを補正する像ブレ補正装置が知られている。
また、従来より、収納状態におけるレンズ鏡胴の光軸方向の薄型化を図るためのレンズ移動機構と、ユーザの手ぶれ等による撮影画像の乱れを抑制するための像ブレ補正装置との双方を備えた撮影装置が知られており、このような撮影装置の中には、レンズ移動機構と像ブレ補正装置とを共通化することにより、レンズ鏡胴の大型化を防止したものがある。
レンズ移動機構と像ブレ補正装置とを共通化した撮影装置として、例えば、複数枚のレンズを有するレンズ光学系と、振動を検出する振動検出手段と、上記被写体光の光路に位置し、上記レンズ光学系の光軸と垂直な平面内で移動し、振動時に生じる光学像の振れを補正するための可動部材と、物体側に向けて上記レンズ光学系の少なくとも一部のレンズを上記光軸と平行に移動させ、上記レンズ光学系の全長を長くするレンズ繰り出し動作と、像面側に向けて上記一部のレンズを移動させ、上記レンズ光学系の全長を短くするレンズ収納動作とを行うためのレンズ移動手段と、レンズ繰り出し動作時に、上記レンズ光学系の光路内に進入する進入位置に上記可動部材を移動させ、レンズ収納動作時に、上記レンズ光学系の光路外へ退避させる退避位置に上記可動部材を移動させる第1の可動部材制御手段と、上記振動検出手段により振動が検出された際に、上記光学像の振れを打ち消すのに必要な上記可動部材の移動量を算出し、算出された移動量に基づいて上記可動部材を移動させる第2の可動部材制御手段を備えたカメラが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2004−317943号公報 特開2006−243701号公報
上記特許文献2に提案されたレンズ鏡胴によれば、物体側に撮影レンズを繰り出すレンズ繰り出し動作と撮影レンズを収納するレンズ収納動作を行うときに、撮影レンズの光路から退避させるために補正レンズを移動するためのレンズ退避機構を、手ぶれ等に起因する外部からの振動による光学像の振れを補正するための手振れ補正機構として兼用できる。
しかしながら、特許文献2に提案されたレンズ鏡胴では、ブレ補正動作を行わせる第1のアクチュエータが、ブレ補正レンズの退避用アーム部に設けられているため、その分ブレ補正兼退避用の第2のアクチュエータに余計な負荷がかかることとなり、第2のアクチュエータの推力が多く必要になる。また、ブレ補正用アクチュエータと退避用アクチュエータを兼用すると大きなストロークが必要のため、制御が困難である。
本発明は、上記事情に鑑み、レンズ鏡胴の光軸方向への収納動作を利用して、ブレ補正レンズ部のみを、ブレ補正機構を伴わずに光軸直交方向に退避させるレンズ鏡胴、およびこのようなレンズ鏡胴を備えた撮影装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する本発明のレンズ鏡胴は、
被写体像のブレを補正するブレ補正レンズを含む、被写体を結像してその被写体像を形成する結像レンズを内蔵し、相対的に筒長の短い収納状態と相対的に筒長の長い撮影状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴において、
上記ブレ補正レンズを保持するブレ補正レンズ保持枠と、
上記ブレ補正レンズ保持枠に保持された上記ブレ補正レンズが光軸上に進出した進出位置とその光軸から退避した退避位置との間で進出退避自在に上記ブレ補正レンズ保持枠を保持し、上記進出位置に進出した状態にある上記ブレ補正レンズにより上記被写体像のブレが補正されるように上記ブレ補正レンズ保持枠を駆動するブレ補正駆動機構と、
当該レンズ鏡胴の、上記撮影状態から上記収納状態への移動の途中で上記ブレ補正レンズ保持枠を上記進出位置から上記退避位置に退避させる退避作用部材とを備えたことを特徴とする。
本発明のレンズ鏡胴は、被写体像のブレが補正されるようにブレ補正駆動機構で駆動される、進出位置に進出した状態にあるブレ補正レンズを保持するブレ補正レンズ保持枠が、当該レンズ鏡胴の撮影状態から収納状態への移動の途中で、そのブレ補正レンズ保持枠が、退避作用部材により、進出位置から退避位置に退避する。すなわち、本発明のレンズ鏡胴は、ブレ補正駆動機構で駆動されるブレ補正レンズが、レンズ鏡胴の撮影状態から収納状態への移動動作を利用して進出位置から退避位置に退避するため、ブレ補正レンズを進出位置から退避位置に退避させるための専用のアクチュエータが不要である。従って、本発明のレンズ鏡胴によれば、レンズ鏡胴の光軸方向への収納動作を利用して、ブレ補正レンズ部のみを、ブレ補正機構を伴わずに光軸直交方向に退避させるレンズ鏡胴が実現される。
ここで、本発明のレンズ鏡胴は、
「上記ブレ補正駆動機構が、上記ブレ補正レンズ保持枠を、上記進出位置と上記退避位置との間で回動自在に軸支したものであって、
上記ブレ補正レンズ保持枠を上記進出位置に向けて付勢する付勢部材を備え、
上記退避作用部材が、当該レンズ鏡胴の結像側から被写体側に向かって突出し光軸方向に対し斜め方向に向いた斜面が先端に形成され、当該レンズ鏡胴の、上記撮影状態から上記収納状態への移動の途中で上記ブレ補正レンズ保持枠を上記斜面で押すことにより、上記付勢部材による付勢力に抗してそのブレ補正レンズ保持枠を上記進出位置から上記退避位置に回動させる突起である」
ことが好ましい。
このような好ましい形態によれば、被写体像のブレが補正されるようにブレ補正駆動機構で駆動される、付勢部材で進出位置に向けて付勢され進出位置に進出した状態にあるブレ補正レンズを保持するブレ補正レンズ保持枠が、当該レンズ鏡胴の撮影状態から収納状態への移動の途中で、当該レンズ鏡胴の結像側から被写体側に向かって突出し光軸方向に対し斜め方向に向いた斜面が先端に形成された突起の斜面で押されることにより、そのブレ補正レンズ保持枠が、付勢部材による付勢力に抗して進出位置から退避位置に回動する。
また、本発明のレンズ鏡胴は、
「上記ブレ補正駆動機構が、
上記筒長の変更に伴って光軸方向に直線的に移動して上記ブレ補正レンズ保持枠の光軸方向の位置を規定するブレ補正レンズガイド枠と、
上記光軸に直交するXY平面内のX方向にスライド自在に上記ブレ補正レンズガイド枠に支持された第1スライダと、
上記光軸に直交するXY平面内のY方向にスライド自在に上記第1スライダに支持される、上記ブレ補正レンズ保持枠を軸支した第2スライダと、
上記第2スライダを、上記第1スライダを介して、上記XY平面内で上記ブレ補正レンズガイド枠に対し相対的に移動させる駆動部材とを有し、
上記駆動部材が、
上記第2スライダ上に固定されたコイルと、
上記ブレ補正レンズガイド枠上の上記コイルと対向する位置に固定されたマグネットとを有する」
ことが好ましい。
また、上記目的を達成する本発明の撮影装置は、
被写体光を捉えることにより撮影を行う撮影装置において、
被写体像のブレを補正するブレ補正レンズを含む、被写体を結像してその被写体像を形成する結像レンズを内蔵し、相対的に筒長の短い収納状態と相対的に筒長の長い撮影状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴を備え、
上記レンズ鏡胴が、
上記ブレ補正レンズを保持するブレ補正レンズ保持枠と、
上記ブレ補正レンズ保持枠に保持された上記ブレ補正レンズが光軸上に進出した進出位置とその光軸から退避した退避位置との間で進出退避自在に上記ブレ補正レンズ保持枠を保持し、上記進出位置に進出した状態にある上記ブレ補正レンズにより上記被写体像のブレが補正されるように上記ブレ補正レンズ保持枠を駆動するブレ補正駆動機構と、
当該レンズ鏡胴の、上記撮影状態から上記収納状態への移動の途中で上記ブレ補正レンズ保持枠を上記進出位置から上記退避位置に退避させる退避作用部材とを備えたことを特徴とする。
本発明の撮影装置は、本発明のレンズ鏡胴が備えられたものである。従って、本発明の撮影装置によれば、レンズ鏡胴の光軸方向への収納動作を利用して、ブレ補正レンズ部のみを、ブレ補正機構を伴わずに光軸直交方向に退避させるレンズ鏡胴を備えた撮影装置が実現される。
ここで、本発明の撮影装置は、
「上記ブレ補正駆動機構が、上記ブレ補正レンズ保持枠を、上記進出位置と上記退避位置との間で回動自在に軸支したものであって、
上記ブレ補正レンズ保持枠を上記進出位置に向けて付勢する付勢部材を備え、
上記退避作用部材が、当該レンズ鏡胴の結像側から被写体側に向かって突出し光軸方向に対し斜め方向に向いた斜面が先端に形成され、当該レンズ鏡胴の、上記撮影状態から上記収納状態への移動の途中で上記ブレ補正レンズ保持枠を上記斜面で押すことにより、上記付勢部材による付勢力に抗してそのブレ補正レンズ保持枠を上記進出位置から上記退避位置に回動させる突起である」
ことが好ましい。
また、本発明の撮影装置は、
「上記ブレ補正駆動機構が、
上記筒長の変更に伴って光軸方向に直線的に移動して上記ブレ補正レンズ保持枠の光軸方向の位置を規定するブレ補正レンズガイド枠と、
上記光軸に直交するXY平面内のX方向にスライド自在に上記ブレ補正レンズガイド枠に支持された第1スライダと、
上記光軸に直交するXY平面内のY方向にスライド自在に上記第1スライダに支持される、上記ブレ補正レンズ保持枠を軸支した第2スライダと、
上記第2スライダを、上記第1スライダを介して、上記XY平面内で上記ブレ補正レンズガイド枠に対し相対的に移動させる駆動部材とを有し、
上記駆動部材が、
上記第2スライダ上に固定されたコイルと、
上記ブレ補正レンズガイド枠上の上記コイルと対向する位置に固定されたマグネットとを有する」
ことが好ましい。
本発明によれば、レンズ鏡胴の光軸方向への収納動作を利用して、ブレ補正レンズ部のみを、ブレ補正機構を伴わずに光軸直交方向に退避させるレンズ鏡胴、およびこのようなレンズ鏡胴を備えた撮影装置が提供される。
本発明の撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラの前面を斜め上から見て示した斜視図である。 本発明の撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラの背面を斜め上から見て示した斜視図である。 図1に示すレンズ鏡胴の内部構造を示す光軸に沿う方向の断面図である。 スライダおよびブレ補正レンズ保持枠が組み込まれた図3に示すブレ補正レンズガイド枠を被写体側から見た斜視図である。 スライダおよびブレ補正レンズ保持枠が組み込まれた図3に示すブレ補正レンズガイド枠を結像側から見た斜視図である。 スライダおよびブレ補正レンズ保持枠が組み込まれた図3に示すブレ補正レンズガイド枠を結像側から見た平面図である。 図4〜図6に示すスライダおよびブレ補正レンズ保持枠を被写体側から見た斜視図である。 図4〜図6に示すスライダおよびブレ補正レンズ保持枠を被写体側から見た平面図である。 図4〜図8に示すアクチュエータ部を被写体側から見た斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1、図2は、本発明の撮影装置の一実施形態であるデジタルカメラ1の、それぞれ前面および背面を斜め上から見て示した斜視図である。
デジタルカメラ1の前面には、カメラ本体10から繰り出して突出した撮影状態にあるレンズ鏡胴100が示されている。このレンズ鏡胴100は図1に示す撮影状態とその撮影状態の筒長よりも筒長を収縮させてカメラ本体10内に収納された図示しない収納状態とを有する。また、このレンズ鏡胴100には、焦点距離可変なズームレンズであって被写体像のブレを補正するブレ補正レンズと被写体に焦点を合わせるフォーカスレンズとを含み、被写体光を受光して被写体像を表す画像信号を生成するCCDイメージセンサ250(図3〜図5参照)に被写体を結像してその被写体像を形成する結像レンズ200が内蔵されている。このレンズ鏡胴100は、本発明のレンズ鏡胴の一実施形態である。レンズ鏡胴100についての詳細な説明は後述する。
さらに、このデジタルカメラ1の前面には、撮影時にフラッシュ光を発するフラッシュ発光部11が備えられ、このデジタルカメラ1の上面には、このデジタルカメラ1に撮影指示を与える、半押しおよび全押しの2段階に押下可能なシャッタボタン12が配備されている。
また、このデジタルカメラ1の図2に示す背面には、T/W(テレ/ワイド)切替レバー21、撮影/再生切替ボタン22、ファンクションボタン23、4方向キー24、OKキー25、DISP/BACKキー26、および画面表示用のLCDパネル27が配置されている。
ここで、T/W切替レバー21は、結像レンズ200の焦点距離切替用のレバーである。また、撮影/再生切替ボタン22は、1回押すごとにこのデジタルカメラ1のモードを撮影モードと再生モードとに切り替えるためのボタンである。
さらにファンクションボタン23は、これを押すとLCDパネル27上にメニューが表示される。その後4方向キー24の左右ボタンでメニューを切り替え、4方向キー24の上下ボタンでそのメニュー中のいずれかの項目を選択し、OKボタン25を押すことによりその選択した項目が設定される。この操作より、例えばISO感度、フラッシュ発光の有無、その他撮影モードあるいは再生モード中の様々な項目の設定が行なわれる。
さらに、DISP/BACKキー26は、例えば再生モードにおいてLCDパネル27上に表示される画像の表示態様(1枚の画像のみ表示/複数枚のサムネイル画像を並べて表示など)を順次切り替えたり、表示画像を1つ前の画面に戻したりするときに押下するキーである。
次に、図3を参照して、図1に示すレンズ鏡胴100の構造を説明する。
図3は、図1に示すレンズ鏡胴100の内部構造を示す光軸に沿う方向の断面図であり、収納状態を示す図である。
図3に示すレンズ鏡胴100は、相対的に筒長の短い収納状態と相対的に筒長の長い撮影状態との間で筒長の変更が自在な、すなわち、沈胴、繰出し自在なレンズ鏡胴である。このレンズ鏡胴100は、固定筒110と、駆動筒120と、直進筒130と、回転筒140と、移動筒150とを備えている。また、このレンズ鏡胴100には、移動筒150に固定された第1レンズ群220、直進筒130に保持された第2レンズ群230、直進筒130に保持されたブレ補正レンズ240、およびフォーカスレンズ210からなる結像レンズ200が内蔵されており、沈胴、繰出し、テレ/ワイド(T/W)切替え、およびピント調整に応じて、ブレ補正レンズ240を除くいずれかあるいは全てのレンズが光軸方向である矢印A方向に移動するように構成されている。また、ブレ補正レンズ240は、撮影状態から収納状態への移動の途中で光軸上から退避するように構成されるとともに、手ぶれに応じて光軸に直交するXY平面内で移動するように構成されている。このブレ補正レンズ240が、本発明にいうブレ補正レンズの一実施形態であり、この結像レンズ200が、本発明にいう結像レンズの一実施形態である。尚、本実施形態でいう「第1レンズ群220、第2レンズ群230」のそれぞれは、光学的に区分されるレンズ群ではなく、移動単位としてのレンズ群を意味するものである。
固定筒110は、光軸方向である矢印A方向の移動やその光軸まわりの回転が禁止された状態で、ベース280に固定されている。
ここで、図2に示すT/W切替レバー21を操作すると、テレ側に操作するかワイド側に操作するかに応じて、図示しないズーム駆動モータが正転あるいは逆転する。このズーム駆動モータの回転駆動力は、図示しない駆動ギアを介して駆動筒120に伝達される。
駆動筒120は、固定筒110の内面に取り巻かれて、この駆動筒120および図示しないズーム駆動モータの双方と係合した図示しない駆動ギアを介した駆動力を受けて、固定筒110に対し光軸を回転軸として回転を伴いながら光軸方向である矢印A方向に移動するものである。
ここで、ブレ補正レンズ240はブレ補正レンズ保持枠241に保持されている。このブレ補正レンズ保持枠241の光軸方向の位置は、後述する直進筒130の移動に伴って、光軸方向である矢印A方向に直進筒130と一体的かつ直線的に移動するブレ補正レンズガイド枠242によって規定されている。また、詳細な説明は後述するが、このブレ補正レンズ保持枠241は、光軸に直交するXY平面内でスライド自在にブレ補正レンズガイド枠242に支持された第2スライダ2432(図5〜図8参照)に、光軸上に進出した進出位置とその光軸から退避した退避位置との間で回動自在に軸支されている。このブレ補正レンズ保持枠241が、本発明にいうブレ補正レンズ保持枠の一実施形態であり、このブレ補正レンズガイド枠242が、本発明にいうブレ補正レンズガイド枠の一実施形態である。
直進筒130には、結像レンズ200を構成するレンズのうちのブレ補正レンズ240の光軸方向の位置を規定するブレ補正レンズガイド枠242が結像側(矢印A方向の右側)に固定されるとともに、結像レンズ200を構成するレンズのうちの第2レンズ群230を保持する第2レンズ群保持枠(図示省略)が、ブレ補正レンズガイド枠242よりも被写体側(矢印A方向の左側)に保持されている。直進筒130は、駆動筒120の内面に取り巻かれ、駆動筒120の回転に伴って、回転を伴わずに光軸方向である矢印A方向に駆動筒120と一体的かつ直進的に移動するものである。尚、図3に示す収納状態では、ブレ補正レンズ240を保持するブレ補正レンズ保持枠241が、光軸から退避した退避位置に回動して、第2レンズ群230を避けた位置に位置している。そのため、図3に示す収納状態では、第2レンズ群230が、ブレ補正レンズガイド枠242に近接する位置まで移動させられ、収納状態におけるレンズ鏡胴100の光軸方向の薄型化を実現している。また、第2レンズ群230は、図示しない第2レンズ群駆動装置によって光軸方向である矢印A方向に移動するように構成されている。
回転筒140は、直進筒130の内面に取り巻かれて、駆動筒120の回転に伴って、固定筒110に対し光軸を回転軸として駆動筒120と一体に回転しながら、光軸方向である矢印A方向に移動するものである。
移動筒150には、結像レンズ200を構成するレンズのうちの最も被写体側に配備された第1レンズ群220を保持する第1レンズ群保持枠221が被写体側に固定されている。移動筒150は、回転筒140の内面に取り巻かれるとともに被写体側前面150aが回転筒140よりも突出し、回転筒140の回転に伴って、回転を伴わずに光軸方向である矢印A方向に直進的に移動するものである。
フォーカスレンズ210は、図示しないフォーカスレンズ駆動装置によって光軸方向である矢印A方向に移動されて撮影画角の中央領域に焦点を合わせる、フォーカス機能によるフォーカシングが行われる。
また、図3には、フォーカスレンズ210の背面に配備されたCCDイメージセンサ250も示されている。
CCDイメージセンサ250は、CCDイメージセンサ250に半田接続されたCCD用フレキシブル回路基板260を背面側に挟み込むようにしてCCDプレート270に接着固定されている。CCD用フレキシブル回路基板260は、金属導体が樹脂フィルムで挟み付けられた、帯状の形状を有するものである。そして、CCDイメージセンサ250が接着固定されたCCDプレート270は、ベース280にねじ止め固定されている。このベース280には、上述したように、固定筒110も固定されている。
また、ベース280には、レンズ鏡胴100の結像側から被写体側に向かって突出した突起281が設けられている。そして、この突起281は、先端に、光軸方向に対し斜め方向に向いた斜面2811を有する。詳細な説明は後述するが、上述したブレ補正レンズ保持枠241は、このような突起281によって、進出位置から退避位置に回動させられる。この突起281が、本発明にいう退避作用部材の一実施形態であり、この斜面2811が、本発明にいう斜面の一実施形態である。
シャッタボタン12(図1,図2参照)が半押しされると、フォーカスレンズ210の位置をその半押しされた時点の位置に固定するフォーカスロックが設定され、シャッタボタン12(図1,図2参照)が全押しされると、シャッタが切られて実際の撮影が行われる。即ち、第1レンズ群220、第2レンズ群230、ブレ補正レンズ240、およびフォーカスレンズ210を経由してきた被写体光はCCDイメージセンサ250に入射されて電気信号であるアナログの画像信号に変換され、さらに図示しない電子回路により画像処理等が行なわれて記録メディア上に画像データ記録される。その電子回路による処理については本発明の主題ではなく、公知の一般的な技術を適用すればよいため、ここでの詳細説明は省略する。
次に、図4〜9を参照して、図3に示すブレ補正レンズ240の動作について説明する。
図4は、スライダ243およびブレ補正レンズ保持枠241が組み込まれた図3に示すブレ補正レンズガイド枠242を被写体側から見た斜視図であり、図5,図6は、スライダ243およびブレ補正レンズ保持枠241が組み込まれた図3に示すブレ補正レンズガイド枠242を結像側から見た斜視図および平面図である。尚、図4には、ブレ補正レンズ保持枠241のブレ補正レンズ保持部2411が進出位置に位置する状態が実線で示されており、そのブレ補正レンズ保持部2411が退避位置に位置する状態が一点鎖線で示されている。
図4〜図6には、ブレ補正レンズ保持枠241、ブレ補正レンズガイド枠242、およびスライダ243が示されている。
ブレ補正レンズ保持枠241は、ブレ補正レンズ240を保持している。このブレ補正レンズ保持枠241は、ブレ補正レンズ240を保持するブレ補正レンズ保持部2411と、ブレ補正レンズ保持部2411から延びた腕部2412とを有し、腕部2412の途中が、後述する第2スライダ2432に軸支されている。
ブレ補正レンズガイド枠242は、レンズ鏡胴100の筒長の変更に伴って光軸方向に直進筒130(図3参照)と一体的かつ直線的に移動するものである。そして、このブレ補正レンズガイド枠242によって、ブレ補正レンズ保持枠241の光軸方向の位置が規定される。
スライダ243は、第1スライダ2431と第2スライダ2432とから構成されている。
第1スライダ2431は、光軸に直交するXY平面内のX方向である矢印B方向にスライド自在にブレ補正レンズガイド枠242に支持されている。この第1スライダ2431が、本発明にいう第1スライダの一実施形態である。
第2スライダ2432は、光軸に直交するXY平面内のY方向である矢印C方向にスライド自在に第1スライダ2431に支持されている。すなわち、第2スライダ2432は、第1スライダ2431を介して、XY平面内でブレ補正レンズガイド枠242に対し相対的に移動させられる。また、この第2スライダ2432は、ブレ補正レンズ240が光軸上に進出した進出位置と光軸から退避した退避位置との間で回動自在にブレ補正レンズ保持枠241を軸支している。この第2スライダ2432が、本発明にいう第2スライダの一実施形態である。また、ブレ補正レンズ保持枠241のブレ補正レンズ保持部2411は、付勢部材(ねじりバネ)300によって進出位置に向けて付勢されている。この付勢部材(ねじりバネ)300が、本発明にいう付勢部材の一実施形態である。
ここで、レンズ鏡胴100を、撮影状態から収納状態に移動させると、ブレ補正レンズガイド枠242が、直進筒130(図3参照)と一体的かつ直線的に、光軸方向の被写体側から結像側に向かって移動する。そして、レンズ鏡胴100の、撮影状態から収納状態への移動の途中で、ブレ補正レンズ保持枠241が、ベース280に設けられた突起281先端の斜面2811で押される。より詳細には、ブレ補正レンズ保持枠241における腕部2412のうちの軸支された部分のブレ補正レンズ保持部2411とは反対側の部分、すなわちブレ補正レンズ保持枠241における腕部2412の先端2412a近傍が、斜面2811で押される。これにより、進出位置に向けて付勢されているブレ補正レンズ保持枠241のブレ補正レンズ保持部2411が、斜面2811に沿って、付勢部材(ねじりバネ)300による付勢力に抗して回動し、進出位置から退避位置に退避する。
また、レンズ鏡胴100を、収納状態から撮影状態に移動させると、ブレ補正レンズガイド枠242が、直進筒130(図3参照)と一体的かつ直線的に、光軸方向の結像側から被写体側に向かって移動する。そして、レンズ鏡胴100の、収納状態から撮影状態への移動の途中で、ブレ補正レンズ保持枠241が、ベース280に設けられた突起281先端の斜面2811で押された状態が解除される。これにより、付勢部材(ねじりバネ)300による付勢力に抗して退避位置に回動させられていたブレ補正レンズ保持枠241のブレ補正レンズ保持部2411が、その付勢力によって回動し、退避位置から進出位置に進出する。
図7,図8は、図4〜図6に示すスライダ243およびブレ補正レンズ保持枠241を被写体側から見た斜視図および平面図であり、図9は、図4〜図8に示すアクチュエータ部を被写体側から見た斜視図である。尚、図7,図8には、ブレ補正レンズ保持枠241のブレ補正レンズ保持部2411が進出位置に位置する状態が実線で示されており、そのブレ補正レンズ保持部2411が退避位置に位置する状態が一点鎖線で示されている。
第2スライダ2432上には、2つのコイル311,312と、端部がコイル311,312に接続されたVCM(Voice Coil Motor)用フレキシブル回路基板320とが固定されている。VCM用フレキシブル回路基板320は、金属導体が樹脂フィルムで挟み付けられた、帯状の形状を有するものである。このようなVCM用フレキシブル回路基板320は、2つのコイル311,312に電気信号を伝達するものである。そして、2つのコイル311,312には、図示しない手ぶれ検出センサおよび制御回路によって、被写体像のブレ補正のための駆動の電気信号が供給される。
また、ブレ補正レンズガイド枠242上の、2つのコイル311,312それぞれと対向する位置には、2つのマグネット331,332が固定されている。さらに、このブレ補正レンズガイド枠242上の、2つのコイル311,312および2つのマグネット331,332の双方を挟み込む位置には、ヨーク340が固定されている。
これら、2つのコイル311,312、VCM用フレキシブル回路基板320、2つのマグネット331,332、およびヨーク340の組み合わせが、本発明にいう駆動部材の一実施形態である。また、ブレ補正レンズガイド枠242、第1スライダ2431、第2スライダ2432、2つのコイル311,312、VCM用フレキシブル回路基板320、2つのマグネット331,332、およびヨーク340の組み合わせが、本発明にいうブレ補正駆動機構の一実施形態である。
このような駆動部材によって、第2スライダ2432が、第1スライダ2431を介して、XY平面内でブレ補正レンズガイド枠242に対し相対的に移動させられる。すなわち、レンズ鏡胴100が撮影状態とされ、ブレ補正レンズ保持枠241のブレ補正レンズ保持部2411が進出位置に進出した状態にあるとき、ブレ補正レンズ保持枠241に保持されたブレ補正レンズ240によって被写体像のブレが補正されるように、手ぶれに応じて、第2スライダ2432に軸支されたブレ補正レンズ保持枠241が、XY平面内でブレ補正レンズガイド枠242に対し相対的に移動させられる。
以上説明した本実施形態のレンズ鏡胴100は、被写体像のブレが補正されるようにブレ補正駆動機構で駆動される、付勢部材(ねじりバネ)300で進出位置に向けて付勢され進出位置に進出した状態にあるブレ補正レンズ240を保持するブレ補正レンズ保持枠241が、レンズ鏡胴100の撮影状態から収納状態への移動の途中で、レンズ鏡胴100の結像側から被写体側に向かって突出し光軸方向に対し斜め方向に向いた斜面2811が先端に形成された突起281の斜面2811で押されることにより、ブレ補正レンズ保持枠241が、付勢部材による付勢力に抗して進出位置から退避位置に回動する。すなわち、本実施形態のレンズ鏡胴100は、ブレ補正駆動機構で駆動されるブレ補正レンズ240が、レンズ鏡胴100の撮影状態から収納状態への移動動作を利用して進出位置から退避位置に回動するため、ブレ補正レンズ240を進出位置から退避位置に回動させるための専用のアクチュエータが不要である。従って、本実施形態のレンズ鏡胴100によれば、レンズ鏡胴の光軸方向への収納動作を利用して、ブレ補正レンズ部のみを、ブレ補正機構を伴わずに光軸直交方向に退避させるレンズ鏡胴が実現される。また、移動することを前提として設けられたブレ補正レンズ240を、レンズ鏡胴100の撮影状態から収納状態への移動の途中で進出位置から退避位置に退避させるレンズとすることで、移動可能なレンズ構造に起因した画像の乱れが抑制される。
尚、上述した実施形態では、本発明の撮影装置が、デジタルカメラである例を挙げて説明したが、本発明の撮影装置は、これに限られるものではなく、例えば銀塩カメラやインスタントカメラなどであってもよい。
1 デジタルカメラ
10 カメラ本体
11 フラッシュ発生部
12 シャッタボタン
21 T/W(テレ/ワイド)切替レバー
22 撮影/再生切替ボタン
23 ファンクションボタン
24 4方向キー
25 OKキー
26 DISP/BACKキー
27 LCDパネル
100 レンズ鏡胴
110 固定筒
120 駆動筒
130 直進筒
140 回転筒
150 移動筒
150a 被写体側前面
200 結像レンズ
210 フォーカスレンズ
220 第1レンズ群
221 第1レンズ群保持枠
230 第2レンズ群
240 ブレ補正レンズ
241 ブレ補正レンズ保持枠
2411 ブレ補正レンズ保持部
2412 腕部
2412a 先端
242 ブレ補正レンズガイド枠
243 スライダ
2431 第1スライダ
2432 第2スライダ
250 CCDイメージセンサ
260 CCD用フレキシブル回路基板
270 CCDプレート
280 ベース
281 突起
2811 斜面
300 付勢部材(ねじりバネ)
311,312 コイル
320 VCM用フレキシブル回路基板
331,332 マグネット
340 ヨーク

Claims (6)

  1. 被写体像のブレを補正するブレ補正レンズを含む、被写体を結像して該被写体像を形成する結像レンズを内蔵し、相対的に筒長の短い収納状態と相対的に筒長の長い撮影状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴において、
    前記ブレ補正レンズを保持するブレ補正レンズ保持枠と、
    前記ブレ補正レンズ保持枠に保持された前記ブレ補正レンズが光軸上に進出した進出位置と該光軸から退避した退避位置との間で進出退避自在に前記ブレ補正レンズ保持枠を保持し、前記進出位置に進出した状態にある前記ブレ補正レンズにより前記被写体像のブレが補正されるように前記ブレ補正レンズ保持枠を駆動するブレ補正駆動機構と、
    当該レンズ鏡胴の、前記撮影状態から前記収納状態への移動の途中で前記ブレ補正レンズ保持枠を前記進出位置から前記退避位置に退避させる退避作用部材とを備えたことを特徴とするレンズ鏡胴。
  2. 前記ブレ補正駆動機構が、前記ブレ補正レンズ保持枠を、前記進出位置と前記退避位置との間で回動自在に軸支したものであって、
    前記ブレ補正レンズ保持枠を前記進出位置に向けて付勢する付勢部材を備え、
    前記退避作用部材が、当該レンズ鏡胴の結像側から被写体側に向かって突出し光軸方向に対し斜め方向に向いた斜面が先端に形成され、当該レンズ鏡胴の、前記撮影状態から前記収納状態への移動の途中で前記ブレ補正レンズ保持枠を前記斜面で押すことにより、前記付勢部材による付勢力に抗して該ブレ補正レンズ保持枠を前記進出位置から前記退避位置に回動させる突起であることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡胴。
  3. 前記ブレ補正駆動機構が、
    前記筒長の変更に伴って光軸方向に直線的に移動して前記ブレ補正レンズ保持枠の光軸方向の位置を規定するブレ補正レンズガイド枠と、
    前記光軸に直交するXY平面内のX方向にスライド自在に前記ブレ補正レンズガイド枠に支持された第1スライダと、
    前記光軸に直交するXY平面内のY方向にスライド自在に前記第1スライダに支持される、前記ブレ補正レンズ保持枠を軸支した第2スライダと、
    前記第2スライダを、前記第1スライダを介して、前記XY平面内で前記ブレ補正レンズガイド枠に対し相対的に移動させる駆動部材とを有し、
    前記駆動部材が、
    前記第2スライダ上に固定されたコイルと、
    前記ブレ補正レンズガイド枠上の前記コイルと対向する位置に固定されたマグネットとを有することを特徴とする請求項1または2記載のレンズ鏡胴。
  4. 被写体光を捉えることにより撮影を行う撮影装置において、
    被写体像のブレを補正するブレ補正レンズを含む、被写体を結像して該被写体像を形成する結像レンズを内蔵し、相対的に筒長の短い収納状態と相対的に筒長の長い撮影状態との間で筒長の変更が自在なレンズ鏡胴を備え、
    前記レンズ鏡胴が、
    前記ブレ補正レンズを保持するブレ補正レンズ保持枠と、
    前記ブレ補正レンズ保持枠に保持された前記ブレ補正レンズが光軸上に進出した進出位置と該光軸から退避した退避位置との間で進出退避自在に前記ブレ補正レンズ保持枠を保持し、前記進出位置に進出した状態にある前記ブレ補正レンズにより前記被写体像のブレが補正されるように前記ブレ補正レンズ保持枠を駆動するブレ補正駆動機構と、
    当該レンズ鏡胴の、前記撮影状態から前記収納状態への移動の途中で前記ブレ補正レンズ保持枠を前記進出位置から前記退避位置に退避させる退避作用部材とを備えたことを特徴とする撮影装置。
  5. 前記ブレ補正駆動機構が、前記ブレ補正レンズ保持枠を、前記進出位置と前記退避位置との間で回動自在に軸支したものであって、
    前記ブレ補正レンズ保持枠を前記進出位置に向けて付勢する付勢部材を備え、
    前記退避作用部材が、当該レンズ鏡胴の結像側から被写体側に向かって突出し光軸方向に対し斜め方向に向いた斜面が先端に形成され、当該レンズ鏡胴の、前記撮影状態から前記収納状態への移動の途中で前記ブレ補正レンズ保持枠を前記斜面で押すことにより、前記付勢部材による付勢力に抗して該ブレ補正レンズ保持枠を前記進出位置から前記退避位置に回動させる突起であることを特徴とする請求項4記載の撮影装置。
  6. 前記ブレ補正駆動機構が、
    前記筒長の変更に伴って光軸方向に直線的に移動して前記ブレ補正レンズ保持枠の光軸方向の位置を規定するブレ補正レンズガイド枠と、
    前記光軸に直交するXY平面内のX方向にスライド自在に前記ブレ補正レンズガイド枠に支持された第1スライダと、
    前記光軸に直交するXY平面内のY方向にスライド自在に前記第1スライダに支持される、前記ブレ補正レンズ保持枠を軸支した第2スライダと、
    前記第2スライダを、前記第1スライダを介して、前記XY平面内で前記ブレ補正レンズガイド枠に対し相対的に移動させる駆動部材とを有し、
    前記駆動部材が、
    前記第2スライダ上に固定されたコイルと、
    前記ブレ補正レンズガイド枠上の前記コイルと対向する位置に固定されたマグネットとを有することを特徴とする請求項4または5記載の撮影装置。
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