JP2005351932A - レンズユニットおよびデジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 絞りやシャッタ等の光路規制部材を可動にした小型で焦点距離可変のレンズユニットであって、光路規制部材を移動させるための構成が簡素なものを提供する。
【解決手段】 デジタルカメラ(1)はズーミングを司る可動のレンズ群(22)と可動のシャッタユニット(50)を備える。シャッタユニット(50)は引っ張りばね(61)によって第2のレンズ群(22)側に付勢されており、鏡胴(70)には、シャッタユニット(50)に当接して、その移動範囲の一端を規定するストッパ(62)が設けられている。第2のレンズ群(22)がストッパ(62)よりも第1のレンズ群(21)側に位置するときは、第2のレンズ群(22)とシャッタユニット(50)は一体に移動する。第2のレンズ群(22)がストッパ(62)よりも第3のレンズ群(23)側に位置するときは、シャッタユニット(50)はストッパ(62)に当接して停止し、第2のレンズ群(22)のみが移動する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、焦点距離可変のレンズユニットおよびデジタルカメラに関する。
近年、デジタルカメラの小型化が進んでいるが、それに伴って、撮像素子のフォーマットとレンズユニットの大きさが問題になる。撮像素子を小さくすると、飽和電荷量が少なくなって、ノイズが増してくるからである。そこで、撮像素子のフォーマットを変えないで、レンズユニットを小さくするための工夫がなされている。
デジタルカメラのレンズユニットの多くは焦点距離が可変であるが、光路を規制して撮像素子に導く光の量を調節する絞りやシャッタの最適位置は、ズーミングを司る可動レンズ群の位置に応じて変化するため、絞りやシャッタの位置や開口径についても考慮を払いながら、レンズユニットの小型化を図らなければならない。
特許3461130号公報では、絞りを固定配置した構成で、ズーミングを司るレンズ群の位置に応じて、最小絞り値を変化させることが提案されている。また、特開2003−43359号公報では、絞りがいずれの可動レンズ群とも異なる動きをする光学系が開示されている。
特許第3461130号公報 特開2003−43359号公報
ところが、特許第3461130号公報は、ビデオカメラを対象としており、したがって、シャッタによる光の遮断は考慮していない。当然、シャッタが全開から全閉となる過渡状態における撮像素子の部分的な照度むらを解決することはできない。また、最小絞り値が焦点距離によって変化することは不便であり、特に、静止画を撮影するスチルカメラでは、被写界深度への影響が大きくなって、不便さが増す。
特開2003−43359号公報のように、絞りと可動レンズ群とを独立に移動させるようにすると、絞りを可動レンズ群の位置に応じて変化する最適位置に常時設定することができて、レンズユニットを小型にしながら、良好な画像を撮影することができる。しかし、その一方で、レンズ群や絞りを移動させるための構成が複雑になってしまい、デジタルカメラ全体としての小型化に制約が生じ易い。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、絞りやシャッタ等の光路を規制する部材を可動にした小型で焦点距離可変のレンズユニットであって、光路規制部材を移動させるための構成が簡素なものを提供することを目的とする。また、そのようなレンズユニットを備えた小型で安価なデジタルカメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、撮影対象からの光を撮像素子に導いて結像させるレンズユニットであって、光軸方向に可動のレンズ群と、該レンズ群の光軸方向に可動の光路規制部材とを備えて、前記レンズ群の移動によって焦点距離を変化させるとともに、前記光路規制部材によって撮像素子に導く光の量を変化させるものにおいて、前記光路規制部材が、所定の焦点距離範囲内で前記レンズ群と一体に移動し、前記所定の焦点距離範囲外で前記レンズ群とは別に移動する構成とする。
このレンズユニットでは、焦点距離設定用のレンズ群と光路規制部材とを、単一の手段で移動させることが可能である。レンズ群と光路規制部材が、所定の焦点距離範囲内では一体に移動し、所定の焦点距離範囲外では個別に移動するようにすることは、レンズ群と光路規制部材を分離可能にして、両者の距離を可変にすることで容易に実現することができる。したがって、光路規制部材が可動でありながら、簡素な構成のレンズユニットとなり、小型化も容易である。また、光路規制部材がレンズ群と一体に移動するのは設定可能な焦点距離範囲の全体ではなく、その一部に限られているため、光路規制部材を常に理想位置に近い位置に設定することが可能である。なお、光路を規制して撮像素子に導く光の量を変える光路規制部材には、光束の一部を遮断する絞りに加え、光束全体を遮断するシャッタも含まれる。
前記目的を達成するために、本発明ではまた、撮影対象からの光を撮像素子に導いて結像させるレンズユニットであって、光軸方向に可動のレンズ群と、該レンズ群の光軸方向に可動の光路規制部材とを備えて、前記レンズ群の移動によって焦点距離を変化させるとともに、前記光路規制部材によって撮像素子に導く光の量を変化させるものにおいて、前記光路規制部材が、所定の焦点距離範囲内で前記レンズ群と一体に移動し、前記所定の焦点距離範囲外で所定の位置に留まる構成とする。
このレンズユニットでも、焦点距離設定用の可動のレンズ群と光路規制部材とを、単一の手段で移動させることが可能である。光路規制部材が、所定の焦点距離範囲内ではレンズ群と一体に移動し、所定の焦点距離範囲外では所定位置に留まるようにすることは、レンズ群と光路規制部材を分離可能にして、所定の焦点距離範囲外で両者を分離することで容易に実現することができる。したがって、光路規制部材が可動でありながら、簡素な構成のレンズユニットとなり、小型化も容易である。また、光路規制部材がレンズ群と一体に移動するのは設定可能な焦点距離範囲の全体ではなく、その一部に限られているため、光路規制部材を常に理想位置に近い位置に設定することができる。
上記のいずれのレンズユニットも、前記レンズ群よりも撮影対象側に別のレンズ群を備え、該別のレンズ群を第1のレンズ群、前記レンズ群を第2のレンズ群とよぶとき、前記光路規制部材が第1のレンズ群と第2のレンズ群の間に位置し、焦点距離が長くなるにつれて第2のレンズ群が撮影対象側に移動し、前記所定の焦点距離範囲の一端が最長の焦点距離である構成とすることができる。
また、前記レンズ群よりも撮影対象側に別のレンズ群を備え、該別のレンズ群を第1のレンズ群、前記レンズ群を第2のレンズ群とよぶとき、前記光路規制部材が第1のレンズ群と第2のレンズ群の間に位置し、焦点距離が長くなるにつれて第2のレンズ群が撮影対象側に移動し、前記所定の焦点距離範囲の一端が最短の焦点距離である構成とすることもできる。
さらに、前記レンズ群よりも撮影対象側に別のレンズ群を備え、該別のレンズ群を第1のレンズ群、前記レンズ群を第2のレンズ群とよぶとき、前記光路規制部材が第2のレンズ群よりも撮像素子側に位置し、焦点距離が長くなるにつれて第2のレンズ群が撮像素子側に移動し、前記所定の焦点距離範囲の一端が最長の焦点距離である構成とすることもできる。
また、前記レンズ群の光軸に平行なガイド軸を備え、該ガイド軸が前記レンズ群を移動可能に支持するとよい。このようにすると、簡素な構成でレンズ群の姿勢を一定に保つことが可能になる。
前記光路規制部材が所定の焦点距離範囲外でレンズ群とは別に移動する構成は、前記レンズ群と前記光路規制部材とを付勢結合する第1の付勢部材と、前記所定の距離範囲外で、前記第1の付勢部材による付勢の方向とは逆の方向に前記光路規制部材を付勢して、前記光路規制部材の移動を前記レンズ群の移動とは相違させる第2の付勢部材を備えることで実現するとよい。
また、前記光路規制部材が所定の焦点距離範囲外で所定の位置に留まる構成は、前記レンズ群と前記光路規制部材とを付勢結合する付勢部材と、前記所定の距離範囲外で、前記光路規制部材に当接して、前記付勢部材による付勢力に抗して前記光路規制部材を停止させる停止部材を備えることで実現するとよい。
前記目的を達成するために、本発明ではまた、デジタルカメラは、上記のいずれかのレンズユニットと撮像素子を備えるものとする。
本発明のレンズユニットは、光路規制部材が、所定の焦点距離範囲内では焦点距離設定用のレンズ群と一体に移動し、所定の焦点距離範囲外ではレンズ群とは別に移動し、または停止するため、レンズ群と光路規制部材とを共通の手段で移動させることが可能であり、構成が簡素である。しかも、光路規制部材がレンズ群と一体に移動するのは設定可能な焦点距離範囲の全体ではなく、その一部に限られているため、光路規制部材を常に理想位置に近い位置に設定することができる。
また、本発明のデジタルカメラは、レンズユニットの特徴により、小型化が容易であり、低コストで製造することができる上、どの焦点距離においても良好な画像を撮影することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。第1の実施形態であるデジタルカメラ1の外観を図1に模式的に示す。図1において、(a)は正面図、(b)は背面図であり、点線は後述する内部の鏡胴を表している。
デジタルカメラ1は、最も短い辺が他の辺の数分の1程度の大きさの概ね直方体状の筐体10を有しており、通常の撮影時には、筐体10の最も短い辺の方向(図1の紙面に垂直な方向)が前後方向、最も長い辺の方向(図1の左右方向)が左右方向、それらの間の長さの辺の方向(図1の上下方向)が上下方向を向く状態で、使用者に把持されるように設定されている。以下、この状態を基準として、前後、左右、上下の各方向を定める。なお、デジタルカメラ1が撮影する範囲は長方形であり、通常の撮影とは、正立した使用者が、正面の横に長い長方形の範囲を、横に長く撮影することをいう。
デジタルカメラ1は、前面に、対物窓11、ファインダー前窓12a、フラッシュ発光部13、セルフタイマーランプ14、背面に、ファインダー後窓12b、表示部15、モード設定スイッチ16、カーソルボタン17、複数の操作キー18、上面に、レリーズボタン19を備えている。
対物窓11は開閉可能であり、対物窓11を開くと、後述の撮像光学系に含まれる第1のレンズ群が現れる。ファインダー窓12a、12bは撮影対象の光学像を提供し、フラッシュ発光部13は撮影対象を照明するフラッシュ光を発する。セルフタイマーランプ14は、セルフタイマー撮影の準備が進行中であることを点灯により示す。
表示部15は液晶表示器から成り、撮影した画像のほか、デジタルカメラ1の設定状況、操作案内等の諸情報を表示する。モード設定スイッチ16は、スライド式であり、デジタルカメラ1の動作モードの設定に用いられる。デジタルカメラ1は、静止画を撮影して記録する静止画撮影モードと、動画を撮影して記録する動画撮影モードと、記録している画像を再生表示する再生モードを有しており、モード設定スイッチ16の近傍には各モードを表すマークが記されている。
カーソルボタン17は、上下左右に4つの接点を有しており、表示部15に表示されるカーソルの移動に用いられる。デジタルカメラ1は、撮像光学系としてズームレンズを備えており、カーソルボタン17はその焦点距離の調節にも使用される。操作キー18は、表示部15に表示する項目の切り換え、表示した項目の選択等、デジタルカメラ1の機能に関する設定に用いられる。レリーズボタン19は2段階で動作し、記録する画像の撮影の準備の指示と、記録する画像の撮影の指示に用いられる。デジタルカメラ1は自動焦点調節(AF)と自動露光制御(AE)の機能を有しており、撮影の準備ではAFとAEを行う。
デジタルカメラ1の内部構成を図2〜図4に模式的に示す。図2は撮像光学系全体の正面透視図、図3は、撮像光学系の要部(後述するシャッタユニットおよび第2のレンズ群)を分解して示す正面透視図である。また、図4は撮像光学系の上面透視図であり、(a)および(b)はそれぞれ、シャッタユニット付近および第2のレンズ群付近を表したものである。なお、これらの図では、デジタルカメラ1の上下方向を左右にして表している。
デジタルカメラ1は、筐体10内に、第1のレンズ群21、第2のレンズ群22、第3のレンズ群23、第4のレンズ群24、およびプリズム25より成る撮像光学系と、CCDエリアセンサ等の撮像素子26と、光学的ローパスフィルタ27を備えており、撮影対象からの光を撮像光学系によって撮像素子26上に結像させるとともに、撮像素子26によって光を電気信号に変換することによって、撮影を行う。撮像光学系および撮像素子26は、筐体10の左右方向の端部付近に配設されている。
撮像素子26が出力する信号は、不図示の回路によって処理されて、撮影した画像を表す画像データとされる。画像データは着脱可能な記録媒体に記録することができる。
撮像素子26は筐体10に設けられた支持基板10aに固定されており、ローパスフィルタ27は、撮像素子26に固定されている。第1のレンズ群21の一部(レンズ21b)、第2のレンズ群22、第3のレンズ群23、および第4のレンズ群24は、鏡胴70に収容されている。第2のレンズ群22は第1のレンズ群21と撮像素子26の間に配置されており、第3のレンズ群23は第2のレンズ群22と撮像素子26の間に配置されており、第4のレンズ群24は第3のレンズ群23と撮像素子26の間に配置されている。なお、図では、第2のレンズ群22と第3のレンズ群23をそれぞれ1つのレンズとして表しているが、これらのレンズ群22、23は、いずれも複数のレンズより成る。また、第4のレンズ群24は単一のレンズより成る。
第1のレンズ群21に含まれる一部のレンズ21aは、その光軸が前後方向を向くように設定されており、第1のレンズ群21に含まれる他のレンズ21bは、その光軸がレンズ21aの光軸と直交し、上下方向を向くように設定されている。
プリズム25は、断面が直角二等辺三角形の三角プリズムであり、互いに直交する2つの面の一方がレンズ21aに対向し、他方がレンズ21bに対向し、さらに、斜面が、レンズ21aの光軸とレンズ21bの光軸との交点上に位置し、かつ、レンズ21aの光軸とレンズ21bの光軸に対して45゜を成すように配置されている。また、レンズ21aとプリズム25は筐体10に固定されている。
第2のレンズ群22、第3のレンズ群23、および第4のレンズ群24は、各々の光軸がレンズ21bの光軸と一致するように設定されている。したがって、撮像光学系全体としての光軸は、途中でプリズム25によって90゜折り曲げられて、大部分が上下方向を向く設定となっている。なお、プリズム25は、レンズ21aを透過して入射する撮影対象からの光を、斜面によって全反射してレンズ21bに導く。プリズム25の斜面に反射膜を設けておいてもよい。
第1のレンズ群21と第4のレンズ群24は固定である。第2のレンズ群22と第3のレンズ群23はいずれも、光軸方向に移動可能である。第2のレンズ群22の移動によってズーミングすなわち焦点距離の変更が行われ、第3のレンズ群23の移動によってフォーカシングすなわち撮影対象に対する焦点の調節が行われる。第2のレンズ群22はレンズ枠32に保持されており、第3のレンズ群23はレンズ枠33に保持されている。
デジタルカメラ1は、第2のレンズ群22をレンズ枠32と共に移動させるためのモータ42と、第3のレンズ群23をレンズ枠33と共に移動させるためのモータ43を備えており、また、第2のレンズ群22および第3のレンズ群23を支持して、それらの光軸方向への移動を案内するガイド軸36、37を備えている。これらのガイド軸36、37は、外周面が平滑な円柱状であり、また、第2のレンズ群22の光軸および第3のレンズ群23の光軸に対して平行である。ガイド軸36、37は端部が鏡胴70に固定されており、ガイド軸37は、第2のレンズ群22および第3のレンズ群23に関してガイド軸36の反対側に位置する。
第2のレンズ群22を保持するレンズ枠32には、ガイド軸36を貫通させて、ガイド軸36に対するレンズ枠32の傾倒を防止する傾倒防止部32aと、ガイド軸37に接して、ガイド軸36を中心とするレンズ枠32の回転を防止する回転防止部32bが設けられている。
傾倒防止部32aは、ガイド軸36の外径よりも僅かに大きい内径を有する円筒状であり、その内周面は平滑である。傾倒防止部32aは、その内周面の全体が、貫通しているガイド軸36の外周面に接して、ガイド軸36に平行な方向へのレンズ枠32の円滑な移動を可能にしながら、ガイド軸36に対するレンズ枠32の傾倒を防止する。これで、第2のレンズ群22の姿勢が常に一定に保たれて、その光軸はガイド軸36に対して常時平行になる。なお、傾倒防止部32aには、ガイド軸36との摩擦を低減するために、ガイド軸36に平行な方向に長い窓が形成されている。
回転防止部32bは、レンズ枠32の縁部を略長方形状に切り欠いたもので、互いに平行で平滑な内面を有する。回転防止部32bは、内面の2点でガイド軸37に接して、ガイド軸37に平行な方向へのレンズ枠32の円滑な移動を可能にしながら、ガイド軸36を中心として回転しようとするレンズ枠32の動きを規制する。これで、第2のレンズ群22の光軸が、固定されている第1のレンズ群21のレンズ21bの光軸に常に一致する。
ガイド軸36に摺接する傾倒防止部32aは、第2のレンズ群22の移動範囲に制約をもたらさない範囲内で、ガイド軸36に沿ってできるだけ長く作製されている。したがって、ガイド軸36の外径や傾倒防止部32aの内径に多少の誤差が生じたとしても、第2のレンズ群22の光軸の傾倒はごく僅かに抑えられる。また、ガイド軸36とガイド軸37(傾倒防止部32aと回転防止部32b)は第2のレンズ群22を挟んで互いに反対側に位置し、両者間の距離は長い。したがって、ガイド軸37の外径や回転防止部32bの内面の離間幅に多少の誤差が生じたとしても、第2のレンズ群22の光軸の位置ずれはごく僅かに抑えられる。
第3のレンズ群23を保持するレンズ枠33にも、ガイド軸36に接する傾倒防止部33aと、ガイド軸37に接する回転防止部33bが設けられている。これらの傾倒防止部33aと回転防止部33bの構成および機能は、上記の傾倒防止部32aと回転防止部32bのものと同様である。
第2のレンズ群22を保持するレンズ枠32を移動させるモータ42の回転軸には、外周面に螺旋状のねじが形成された円柱状の駆動軸47が結合されており、第3のレンズ群23を保持するレンズ枠33を移動させるモータ43の回転軸にも、外周面に螺旋状のねじが形成された円柱状の駆動軸48が結合されている。これらの駆動軸47、48はガイド軸36、37と平行であり、互いに同一直線上に位置する。レンズ枠32には、駆動軸47に垂直な方向の断面が略U字状で、その半円状の最深部に駆動軸47のねじに係合するねじが形成された係合部32cが設けられており、レンズ枠33にも、駆動軸48に垂直な方向の断面が略U字状で、その半円状の最深部に駆動軸48のねじに係合するねじが形成された係合部33cが設けられている。
モータ42の回転軸の回転に伴って駆動軸47が回転し、その回転がねじを介して係合部32cに伝わり、レンズ枠32がガイド軸36、37に沿って移動する。同様に、モータ43の回転軸の回転に伴って駆動軸48が回転し、その回転がねじを介して係合部33cに伝わり、レンズ枠33がガイド軸36、37に沿って移動する。
レンズ枠33には突起32dが設けられており、突起32dと鏡胴70の間に、ガイド軸36に平行な引っ張りばね(不図示)が架設されている。レンズ枠32は、この引っ張りばねによって常に一方向付勢された状態となり、焦点距離を長くする方向に移動するときも焦点距離を短くする方向に移動するときも、駆動軸47にがたつきなく係合する。
デジタルカメラ1では、第2のレンズ群22を保持するレンズ枠32の先端部を内側に突出させて円形の開口を有するようにし、これを絞り49として利用する。したがって、絞り49の口径は固定であり、絞り49はズーミングを司る第2のレンズ群22と共に移動する。
デジタルカメラ1は、撮影対象からの光を遮断して撮像素子26の露光を制御するシャッタユニット50を備えている。シャッタユニット50は複数の可動のセクタ51を有しており、セクタ51の回動によって、光を通過させる開口を形成したり、開口を閉じたりする。シャッタユニット50は、撮像素子26を露光する際に、開口径が固定の絞り49のみでは遮断しきれない光束の周辺部を遮断する機能も有しており、そのための理想位置は焦点距離に応じて変化する。
そこで、デジタルカメラ1では、シャッタユニット50を撮像光学系の光軸方向に移動可能にして、シャッタユニット50を常に理想位置またはその近傍に位置させるようにしている。ただし、シャッタユニット50を移動させるための手段を別途備えると、構成の複雑化を招いて小型化が困難になるので、所定の焦点距離範囲内では、シャッタユニット50を第2のレンズ群22と一体に移動するようにし、その焦点距離範囲以外では、一定位置に留めるようにする。
シャッタユニット50は、第1のレンズ群21と第2のレンズ群22の間に位置し、レンズ枠32の先端部が入り得る大きな開口を有する基板52と、セクタ51を駆動する駆動部53と、ガイド軸54が植設された支持基台55を有する。ガイド54軸は第2のレンズ群22の光軸に平行である。
駆動部53には、電力および制御信号を与えるためのフレキシブル配線基板56が、鏡胴70の外部から接続されている。なお、フレキシブル配線基板56は、光を遮ることがなく、かつ、シャッタユニット50の移動に伴う変形を吸収し得るようにするために、鏡胴70の内周面に沿って螺旋状に設けられている(図4(a)参照)。
第2のレンズ群22を保持するレンズ枠32には、ガイド軸54を貫通させて、シャッタユニット50の傾倒を防止する傾倒防止部32eが設けられている。また、基板52には、ガイド軸37に接して、ガイド軸54を中心とするシャッタユニット50の回転を防止する回転防止部52a設けられている。
傾倒防止部32eは、ガイド軸54の外径よりも僅かに大きい内径を有する円筒状であり、その内周面は平滑である。傾倒防止部32eは、その内周面の全体が、貫通しているガイド軸54の外周面に接して、レンズ枠32とシャッタユニット50の相対的な移動を可能にしながら、移動によるガイド軸54の傾倒を防止する。後述するように、レンズ枠32とシャッタユニット50の相対的な移動は、シャッタユニット50が停止した状態で行われ、したがって、傾倒防止部32eは、レンズ枠32のみが移動する間にシャッタユニット50の姿勢が変化するのを防止する働きをする。前述の傾倒防止部32aと同様に、傾倒防止部32eにもガイド軸54との摩擦を低減するための窓が形成されている。
回転防止部52aは、基板52の縁部を略長方形状に切り欠いたもので、互いに平行で平滑な内面を有する。回転防止部52bは、内面の2点でガイド軸37に接して、ガイド軸37に平行な方向へのシャッタユニット50の円滑な移動を可能にしながら、ガイド軸54を中心として回転しようとするシャッタユニット50の動きを規制する。
レンズ枠32と支持基台55との間には、ガイド軸54に対して平行に、引っ張りばね(伸張された状態のコイルばね)61が架設されており、レンズ枠32とシャッタユニット50には常に互いに近づく方向への付勢力が働く。外部から他の力が加わらなければ、レンズ枠32とシャッタユニット50は、傾倒防止部32eのシャッタユニット50側の端面32fと支持基台55の端面55aとが当接した状態で静止する。
鏡胴70には、シャッタユニット50の移動範囲の一端を規定するストッパ62が固定されており、シャッタユニット50はストッパ62よりも第1のレンズ群21側に位置する。シャッタユニット50がストッパ62に近づくと基板51の端部がストッパ62に当接し(図4(a)参照)、シャッタユニット50はそれ以上撮像素子26側に移動することはできない。一方、レンズ枠32のうち、ストッパ62の位置に相当する端部には切り欠きが設けられており(図4(b)参照)、レンズ枠32は、ストッパ62よりも第1のレンズ21側にも、ストッパ62よりも撮像素子26側にも移動することができる。
第2のレンズ群22を保持するレンズ枠32とシャッタユニット50の移動の様子を、図5〜図7に示す。図5は、シャッタユニット50がストッパ62によって停止させられている状態を表している。この状態でレンズ枠32が第1のレンズ群21の方向に移動しても、傾倒防止部32eの端面32fが支持基台55の端面55aに当接するまで、シャッタユニット50は停止したままである。図6は、傾倒防止部32eの端面32fが支持基台55の端面55aに当接した状態を表している。この状態で、レンズ枠32が第1のレンズ群21の方向にさらに移動すると、シャッタユニット50は、レンズ枠32に押されて、レンズ枠32と一体に移動する。図7は、この状態を表している。
デジタルカメラ1では、第1のレンズ群21が負のパワー、第2のレンズ群22が正のパワー、第3のレンズ群23が正のパワー、第4のレンズ群24が負のパワーを有する光学設定としている。ズーミングに際しての第1〜第4のレンズ群21〜24の位置を連ねたズーム曲線を図8に示す。図8において、上端がワイド端すなわち設定可能な最短の距離、下端がテレ端すなわち設定可能な最長の焦点距離である。
第1のレンズ群21と第4のレンズ群24は固定であり、撮像素子26も固定であるため、これらの位置は変化しない。第2のレンズ群22は、最短の焦点距離から最長の焦点距離に変化する間、撮像素子26側から第1のレンズ群21側に直線的に移動する。第3のレンズ群23は、最短の焦点距離から最長の焦点距離に変化する間、まず、第1のレンズ群21側から撮像素子26側に移動し、その後、第1のレンズ群21側に移動する。
ズーミング際してのシャッタユニット50の理想位置を連ねた線(点線A)と、シャッタユニット50の実際の位置を連ねた線を図8に重ねて示す。理想位置は、撮像素子26側にふくらむ曲線をなす。一方、実際には、シャッタユニット50は、最短の焦点距離から最長の焦点距離に変化する間、最初は移動せず、その後、第2のレンズ群22と共に第1のレンズ群21側に移動して、シャッタユニット50の位置は2本の直線をなす。ただし、シャッタユニット50の実際の位置は、設定可能な焦点距離の全範囲において第2のレンズ群22と一体に移動させる構成よりも、理想位置に近くなっている。
ワイド端、テレ端、およびそれらの中間での第1〜第4のレンズ群21〜24とシャッタユニット50の位置関係を図9に模式的に示す。
第2の実施形態のデジタルカメラ2について説明する。デジタルカメラ2は、第1の実施形態のデジタルカメラ1を修飾して、シャッタユニット50を移動させる構成を変更したものである。第2のレンズ群22を保持するレンズ枠32とシャッタユニット50の構成と、それらの移動の様子を、図10〜図12に示す。
デジタルカメラ2では、引っ張りばね61代えて、圧縮ばね(圧縮した状態のコイルばね)63が、レンズ枠32とシャッタユニット50との間に架設されており、レンズ枠32とシャッタユニット50には常に互いに遠ざかる方向への付勢力が働く。圧縮ばね63は、ガイド軸54を囲むように配設されており、一端がレンズ枠32の傾倒防止部32eの端面32fに、他端が支持基台55の端面55aに当接している。
レンズ枠32には、基板52に当接して、シャッタユニット50が圧縮ばね63によってレンズ枠32から所定距離以上離間するのを防止するためのストッパ64が設けられており、シャッタユニット50は、第2のレンズ群22とストッパ64の間に位置する。鏡胴70に設けられている前述のストッパ62は、デジタルカメラ1のものよりも、第1のレンズ群21寄りに設定されている。
図10は、シャッタユニット50がストッパ62に当接していない状態を表している。この状態でレンズ枠32が第1のレンズ群21の方向に移動すると、基板52の端部がストッパ62に当接するまで、シャッタユニット50はレンズ枠32と一体に移動する。図11は、基板52の端部がストッパ62に当接した状態を表している。この状態で、レンズ枠32が第1のレンズ群21の方向にさらに移動しても、シャッタユニット50は停止したままとなる。その際、レンズ枠32のストッパ64が基板52から離間するとともに、圧縮ばね63が縮む。図12は、この状態を表している。
デジタルカメラ2でも、デジタルカメラ1と同様に、第1のレンズ群21が負のパワー、第2のレンズ群22が正のパワー、第3のレンズ群23が正のパワー、第4のレンズ群24が負のパワーを有する光学設定としている。ただし、第1〜第4のレンズ群21〜24のパワーの大きさは、デジタルカメラ1とは相違する。デジタルカメラ2におけるズーム曲線と、ズーミング際してのシャッタユニット50の理想位置を連ねた線(点線A)と、シャッタユニット50の実際の位置を連ねた線を図13に示す。
シャッタユニット50の理想位置は、第1のレンズ群21側にふくらむ曲線をなす。一方、実際には、シャッタユニット50は、最短の焦点距離から最長の焦点距離に変化する間、最初は第2のレンズ群22と共に第1のレンズ群21側に移動し、その後は停止して、シャッタユニット50の位置は2本の直線をなす。ただし、シャッタユニット50の実際の位置は、設定可能な焦点距離の全範囲において第2のレンズ群22と一体に移動させる構成よりも、理想位置に近くなっている。
第3の実施形態のデジタルカメラ3の撮像光学系の構成と、ズーミングに際してのレンズ群およびシャッタユニット50の位置を図14に模式的に示す。このデジタルカメラ3は、第1の実施形態のデジタルカメラ1を修飾して、第1のレンズ群21が正のパワー、第2のレンズ群22が負のパワー、第3のレンズ群23が正のパワー、第4のレンズ群24が正のパワーを有する光学設定とするとともに、シャッタユニット50を第2のレンズ群22と第3のレンズ群23との間に配置したものである。
第2のレンズ群22は、最短の焦点距離から最長の焦点距離に変化する間、第1のレンズ群21側から撮像素子26側に移動する。第3のレンズ群23は、最短の焦点距離から最長の焦点距離に変化する間、撮像素子26側から第1のレンズ群21側に移動する。シャッタユニット50を移動させるための構成は第1の実施形態のデジタルカメラ1のものと同様であり、シャッタユニット50は、最短の焦点距離から最長の焦点距離に変化する間、最初は移動せず、その後、第2のレンズ群22と共に撮像素子26側に移動する。
上記の各実施形態では、シャッタユニット50が、所定の焦点距離範囲では第2のレンズ群22と一体に移動し、その焦点距離範囲外では一定位置に留まるようにしていたが、第2のレンズ群22と一体に移動する焦点距離範囲の外において、シャッタユニット50が第2のレンズ群22とは異なる動きをする構成とすることも可能である。このようにした第4の実施形態のデジタルカメラ4の撮像光学系の構成と、ズーミングに際してのレンズ群およびシャッタユニット50の位置を図15に模式的に示す。
このデジタルカメラ4は、第1の実施形態のデジタルカメラ1を修飾して、鏡胴70に固定していたストッパ62を可動とするとともに、このストッパ62を付勢する圧縮ばね65と、ストッパ62の移動範囲の一端を規定するストッパ66を設けたものである。圧縮ばね65の一端は鏡胴70に固定されており、ストッパ66も鏡胴70に固定されている。
レンズ枠32とシャッタユニット50との間に架設されている引っ張りばね61は、前述のように、シャッタユニット50を第2のレンズ群22の方向に付勢するが、圧縮ばね65は、逆に、可動のストッパ62を第1のレンズ群21の方向に付勢する。最長の焦点距離から固定のストッパ66に当接している可動のストッパ62にシャッタユニット50が当接するまでの焦点距離範囲では、第1の実施形態と同様に、シャッタユニット50は第2のレンズ群22と一体に移動する。
しかし、それよりも短い焦点距離範囲では、ストッパ62は可動であるため、引っ張りばね61の付勢力と圧縮ばね65の付勢力が釣り合う位置(固定のストッパ66よりも第2のレンズ群22に近い位置)まで移動し、シャッタユニット50は、第1の実施形態のものよりも、第2のレンズ群22に近づく。これにより、シャッタユニット50の実際の位置を、図8に示した理想位置にさらに近づけることができる。
なお、ここでは、引っ張りばね61と逆方向の付勢力をストッパ62に加える手段として圧縮ばね65を用いているが、圧縮ばね65に代えて、鏡胴70への固定位置を第1のレンズ群21寄りにした引っ張りばねを用いてもよい。また、本実施形態のように、可動のストッパ62とこれを付勢する手段を備えて、第2のレンズ群22と一体に移動しないときに、シャッタユニット50を第2のレンズ群22とは別に移動させることは、第2の実施形態のように、シャッタユニット50を第2のレンズ群22と第3のレンズ群23との間に配置する構成においても、採用することができる。
上記の各実施形態では、所定の焦点距離範囲で可動のレンズ群と一体に移動し、その焦点距離範囲外で一定位置に留まり、または可動のレンズ群とは別に移動する光路規制部材をシャッタユニットとしたが、絞りを可動として、絞りをそのような光路規制部材としてもよい。その場合の絞りは、固定の開口とすることもできるし、可変の開口とすることもできる。
第1の実施形態のデジタルカメラの外観を模式的に示す正面図(a)および背面図(b)。 第1の実施形態のデジタルカメラの内部構成(撮像光学系周辺)を模式的に示す正面透視図。 第1の実施形態のデジタルカメラの撮像光学系の要部を分解して示す正面透視図。 第1の実施形態のデジタルカメラのシャッタユニット付近(a)および第2のレンズ群付近(b)を示す上面透視図。 第1の実施形態のデジタルカメラのシャッタユニットがストッパによって停止させられている状態を模式的に示す正面透視図。 第1の実施形態のデジタルカメラの第2のレンズ群が図5の状態から移動して、そのレンズ枠がシャッタユニットに当接した状態を模式的に示す正面透視図。 第1の実施形態のデジタルカメラの第2のレンズ群が図6の状態からさらに移動して、シャッタユニットが第2のレンズ群と一体に移動する状態を模式的に示す正面透視図。 第1の実施形態のデジタルカメラのズームミングの間の各レンズ群およびシャッタユニットの位置を模式的に示す図。 第1の実施形態のデジタルカメラのワイド端、テレ端およびそれらの中間での第1〜第4のレンズ群とシャッタユニットの位置関係を模式的に示す図。 第2の実施形態のデジタルカメラの撮像光学系の要部の構成、および、シャッタユニットが第2のレンズ群と一体に移動する状態を模式的に示す正面透視図。 第2の実施形態のデジタルカメラの撮像光学系の要部の構成、および、第2のレンズ群とシャッタユニットが図10の状態から移動して、シャッタユニットがストッパに当接した状態を模式的に示す正面透視図。 第2の実施形態のデジタルカメラの撮像光学系の要部の構成、および、第2のレンズ群が図11の状態からさらに移動して、シャッタユニットがストッパによって停止させられている状態を模式的に示す正面透視図。 第2の実施形態のデジタルカメラのズームミングの間の各レンズ群およびシャッタユニットの位置を模式的に示す図。 第3の実施形態のデジタルカメラ3の撮像光学系の構成、およびズーミングの間の各レンズ群およびシャッタユニットの位置を模式的に示す図。 第4の実施形態のデジタルカメラの撮像光学系の構成、および、ズーミングの間の各レンズ群およびシャッタユニットの位置を模式的に示す図。
符号の説明
1〜4 デジタルカメラ
10 筐体
10a 基板
11 対物窓
12a ファインダー前窓
12b ファインダー後窓
13 フラッシュ発光部
14 セルフタイマーランプ
15 表示部
16 モード設定スイッチ
17 カーソルボタン
18 操作キー
19 レリーズボタン
21 第1のレンズ群
21a、21b 第1のレンズ群レンズ
22 第2のレンズ群
23 第3のレンズ群
24 第4のレンズ群
25 プリズム
26 撮像素子
27 光学ローパスフィルタ
32、33 レンズ枠
32a、33a 傾倒防止部
32b、33b 回転防止部
32c、33c 係合部
32d 突起
32e 傾倒防止部
32f 傾倒防止部端面
34 レンズ枠
36、37 ガイド軸
42、43 モータ
47、48 駆動軸
49 絞り
50 シャッタユニット
51 セクタ
52 基板
52a 回転防止部
53 駆動部
54 ガイド軸
55 支持基台
55a 支持基台端面
56 フレキシブル配線基板
61 引っ張りばね
62 ストッパ
63 圧縮ばね
64 ストッパ
65 圧縮ばね
66 ストッパ
70 鏡胴

Claims (9)

  1. 撮影対象からの光を撮像素子に導いて結像させるレンズユニットであって、光軸方向に可動のレンズ群と、該レンズ群の光軸方向に可動の光路規制部材とを備えて、前記レンズ群の移動によって焦点距離を変化させるとともに、前記光路規制部材によって撮像素子に導く光の量を変化させるものにおいて、
    前記光路規制部材が、所定の焦点距離範囲内で前記レンズ群と一体に移動し、前記所定の焦点距離範囲外で前記レンズ群とは別に移動する
    ことを特徴とするレンズユニット。
  2. 撮影対象からの光を撮像素子に導いて結像させるレンズユニットであって、光軸方向に可動のレンズ群と、該レンズ群の光軸方向に可動の光路規制部材とを備えて、前記レンズ群の移動によって焦点距離を変化させるとともに、前記光路規制部材によって撮像素子に導く光の量を変化させるものにおいて、
    前記光路規制部材が、所定の焦点距離範囲内で前記レンズ群と一体に移動し、前記所定の焦点距離範囲外で所定の位置に留まる
    ことを特徴とするレンズユニット。
  3. 前記レンズ群よりも撮影対象側に別のレンズ群を備え、
    該別のレンズ群を第1のレンズ群、前記レンズ群を第2のレンズ群とよぶとき、
    前記光路規制部材が第1のレンズ群と第2のレンズ群の間に位置し、
    焦点距離が長くなるにつれて第2のレンズ群が撮影対象側に移動し、
    前記所定の焦点距離範囲の一端が最長の焦点距離である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンズユニット。
  4. 前記レンズ群よりも撮影対象側に別のレンズ群を備え、
    該別のレンズ群を第1のレンズ群、前記レンズ群を第2のレンズ群とよぶとき、
    前記光路規制部材が第1のレンズ群と第2のレンズ群の間に位置し、
    焦点距離が長くなるにつれて第2のレンズ群が撮影対象側に移動し、
    前記所定の焦点距離範囲の一端が最短の焦点距離である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンズユニット。
  5. 前記レンズ群よりも撮影対象側に別のレンズ群を備え、
    該別のレンズ群を第1のレンズ群、前記レンズ群を第2のレンズ群とよぶとき、
    前記光路規制部材が第2のレンズ群よりも撮像素子側に位置し、
    焦点距離が長くなるにつれて第2のレンズ群が撮像素子側に移動し、
    前記所定の焦点距離範囲の一端が最長の焦点距離である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンズユニット。
  6. 前記レンズ群の光軸に平行なガイド軸を備え、該ガイド軸が前記レンズ群を移動可能に支持することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のレンズユニット。
  7. 前記レンズ群と前記光路規制部材とを付勢結合する第1の付勢部材と、
    前記所定の距離範囲外で、前記第1の付勢部材による付勢の方向とは逆の方向に前記光路規制部材を付勢して、前記光路規制部材の移動を前記レンズ群の移動とは相違させる第2の付勢部材
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
  8. 前記レンズ群と前記光路規制部材とを付勢結合する付勢部材と、
    前記所定の距離範囲外で、前記光路規制部材に当接して、前記付勢部材による付勢力に抗して前記光路規制部材を停止させる停止部材
    を備えることを特徴とする請求項2に記載のレンズユニット。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のレンズユニットと撮像素子を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
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