JPH1010396A - レンズ鏡筒およびこれを備えた光学機器 - Google Patents

レンズ鏡筒およびこれを備えた光学機器

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JPH1010396A
JPH1010396A JP8164879A JP16487996A JPH1010396A JP H1010396 A JPH1010396 A JP H1010396A JP 8164879 A JP8164879 A JP 8164879A JP 16487996 A JP16487996 A JP 16487996A JP H1010396 A JPH1010396 A JP H1010396A
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lens
lens barrel
optical axis
axis direction
diaphragm
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Masahisa Tamura
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    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレアーカット絞りの位置や絞り径を変化さ
せるための構造は複雑化・大型化し易すく、小型レンズ
鏡筒内に配設するのが困難である。 【解決手段】 複数のレンズ101,102と、光を遮
断する絞り部材9とを有したレンズ鏡筒において、絞り
部材が、複数のレンズのうち所定レンズ102に光軸方
向に移動可能に取り付けられており、この絞り部材は、
上記所定レンズ以外のレンズ101により押されてこの
所定レンズに対して光軸方向に移動するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ等の光学機
器に用いられるレンズ鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レンズ鏡筒では、光学性能向上の1つと
して、レンズ鏡筒内で発生するフレアーを低減させるこ
とが課題となっている。このフレアーが発生すると、全
体に霧がかかったような写真が撮影されてしまい、コン
トラストが低下してしまう。フレアーの発生原因として
考えられている主たるものには、撮影に有効でない光の
入射や、レンズ有効径外およびレンズ保持部材等での反
射がある。このような有害光を遮断して良好な写真を得
るためには、レンズ光学系の一部としてフレアーカット
絞りと呼ばれる通過光を限定する手段が用いられてい
る。
【0003】ここで、単焦点レンズの場合は、レンズ鏡
筒内に固定されたフレアーカット絞りを設けることがで
きる。また、ズームレンズの場合は、焦点距離の変化に
合わせてフレアーカット絞りの位置や絞り径を変化させ
ることが有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フレア
ーカット絞りの位置や絞り径を変化させるための構造は
複雑化・大型化し易く、特に小型化が求められている最
近のカメラでは実現が困難であるという問題がある。
【0005】また、フレアーカット絞りの位置をズーミ
ングによるレンズ群の移動に追従させることが最良であ
るが、レンズ鏡筒内に移動群を新たに追加することとな
るのでは、スペース上および機構上無理がある。さら
に、フレアーカット絞りの移動群をレンズ群間に配設す
るために、レンズ群間の距離を大きくしなければならな
くなり、レンズ光学系に制約が加わってしまうことにな
る。
【0006】そこで、本願発明の第1の目的は、機構の
複雑化や大型化を伴わずにフレアーカット絞りの位置を
レンズ群の移動に追従させることができるようにしたレ
ンズ鏡筒を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願第1の発明では、複数のレンズ(又は複数枚
のレンズから構成されるレンズ群)と、光を遮断する絞
り部材とを有したレンズ鏡筒において、絞り部材が、複
数のレンズのうち所定レンズに光軸方向に移動可能に取
り付けられており、この絞り部材は、上記所定レンズ以
外のレンズにより押されてこの所定レンズに対して光軸
方向に移動するように構成している。
【0008】すなわち、絞り部材を所定レンズに移動可
能に取り付けることにより、新たな移動群を設けること
なく鏡筒内で光軸方向に移動可能な絞り部材を配設し、
さらに絞り部材を所定レンズ以外のレンズにより押して
移動させる構成とすることにより、レンズ駆動用と同様
なカムヘリコイド等を用いない、簡単かつ小型のレンズ
鏡筒としている。
【0009】具体的には、絞り部材に光軸方向に延びる
複数の軸部を設け、所定レンズにこれら軸部を光軸方向
に移動可能に受ける複数のガイド部を形成するのが望ま
しい。
【0010】そして、ガイド部を所定レンズから光軸方
向に延びるように形成して、軸部の光軸方向に対する傾
き(倒れ)を防止して、絞り部材の平面性を保てるよう
にするのが望ましい。
【0011】また、上記発明において、所定レンズ以外
のレンズがこのレンズの移動端から所定量移動したとき
に絞り部材に当接するように構成し、例えば軸部に必要
長さを短くして絞り部材が完全に押し込まれた状態での
軸部の突出量を小さくし、鏡筒の光軸方向のコンパクト
化を図るのが望ましい。
【0012】また、絞り部材を、軸部の周囲に取り付け
られたばね等の付勢手段によって所定レンズから光軸方
向に離す方向に付勢する構成として、レンズが所定レン
ズ群から離れる方向に移動する際にもこのレンズに絞り
部材が追従できるようにするのが望ましい。
【0013】なお、絞り部材は、開口部の内周部分での
反射によるゴーストの発生をできるだけ防止するため、
厚さが1mm以下の板材から形成するのが望ましい。
【0014】また、絞り部材と軸部とを一体成形しても
よい。
【0015】さらに、例えば3つのレンズのうち真ん中
のレンズに絞り部材を取り付け、両側のレンズによって
絞り部材を押動させる構成とする場合には、絞り部材の
移動に抵抗を付与する手段、例えば軸部とガイド部との
間に配設された摩擦材を設け、振動等によって絞り部材
が簡単に移動しないようにするのが望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1、図2および図3は、本発明の第
1実施形態である一眼レフカメラ用交換レンズのズーム
レンズ鏡筒を示している。ここで、図1はフレアーカッ
ト絞り部分の斜視図であり、図2および図3は上記ズー
ムレンズ鏡筒の部分断面図である。なお、図2はテレ端
での状態を、図3はワイド端での状態を示している。
【0017】図2において、1はレンズ鏡筒をカメラに
取付けるためのマウントである。2はマウント1を固定
するとともに、このレンズ鏡筒の内部構造部材である案
内筒3を支持する固定筒である。
【0018】案内筒3の外径側にはカム筒4が、内径側
には後述の各レンズ群が径嵌合している。カム筒4の内
周にはバヨネット溝4aが形成されており、このバヨネ
ット溝4aには案内筒3に形成されたバヨネット爪3a
が係合している。このため、カム筒4は、案内筒3によ
り光軸回りで回転可能に支持される。
【0019】5はズームリングであり、本レンズ鏡筒の
外観に表れるズーム操作部5aを有する。このズームリ
ング5は、固着部5bにてカム筒4にビス等により固着
されている。このため、ズームリング5はカム筒4と一
体的に光軸回りで回転可能に案内筒3に支持される。
【0020】6は第1レンズ鏡枠であり、内周に第1レ
ンズ群101を保持している。この第1レンズ鏡枠6の
外周は案内筒3の内周に径嵌合しており、これにより第
1レンズ鏡枠6は光軸方向に移動可能に支持される。こ
の第1レンズ鏡枠6の背面における第1レンズ群101
の外側部分には、後述する絞り軸10の大径部10aに
光軸方向にて対向する突当て突起6aが設けられてい
る。
【0021】7は第1レンズ鏡枠6に固着されたコロで
あり、本実施形態では、第1レンズ鏡枠6に少なくとも
3つ設けられている。コロ7は、案内筒3の周壁に光軸
方向に延びて形成された案内溝3bと、カム筒4に設け
られてズーミングによる第1レンズ鏡枠6の移動量を決
定するカム溝4bとに係合している。
【0022】8は第2レンズ鏡枠であり、内周に第2レ
ンズ群102を保持している。この第2レンズ鏡枠8の
外周は案内筒3の後端部に固着されている。すなわち、
第2レンズ鏡枠8はズーミングによっては移動しない固
定群である。
【0023】9はフレアーカット絞り(請求の範囲にい
う「絞り部材」)であり、内周の開口部にて有効光束の
みを通過させるように作られている。図4に詳しく示す
ように、フレアーカット絞り9の外周部の3箇所には穴
9aが形成されており、これら穴9aには、絞り軸10
が差し込まれている。
【0024】絞り軸10には、大径部10a、小径部1
0bおよびワッシャ用溝部10cが形成されており、穴
9aには小径部10bが挿入され、大径部10aがフレ
アーカット絞り9の前面(図中の左側面)に突き当たる
ようになっている。
【0025】また、小径部10bは、第2レンズ鏡枠8
にフレアーカット絞り9の穴9aと同位置に同数設けら
れた軸受部(請求の範囲にいう「ガイド部」)8aに挿
入されている。これにより、絞り軸10およびフレアー
カット絞り9が光軸方向に移動可能に支持される。
【0026】絞りワッシャ12は、絞り軸10がレンズ
鏡枠8の軸受部8aに挿入された後、ワッシャ用溝部1
0cに圧入され、光軸方向前側への絞り軸10の抜け止
め兼フレアーカット絞り9の位置出しとして機能する。
【0027】11はフレアーカット絞り9を光軸方向前
方に付勢する絞りバネ(圧縮バネ)であり、フレアーカ
ット絞り9の背面(図中の右側面)と第2レンズ鏡枠8
の前面との間であって絞り軸10の外周に配置される。
【0028】第2レンズ鏡枠8の軸受部8a回りには、
絞りバネ11のガイドとなる突起部8bが形成されてい
る。この突起部8bの根元は、絞りバネ11の内径とほ
ぼ同径となっており、絞りバネ11の図中右端部を固定
している。また、突起部8bは根元から前方に向かって
小径となるよう円錐台形状に形成されており、絞りバネ
11の径方向の振れがある場合でも引っ掛かりなく絞り
バネ11が圧縮変形できるようになっている。
【0029】このように、本実施形態の可動式フレアー
カット絞りは、フレアーカット絞り9、絞り軸10、絞
りバネ11、絞りワッシャ12および第2レンズ鏡枠8
に形成された軸受部8a(突起部8b)からなる簡単な
構成で実現されている。なお、絞り軸10、絞りバネ1
1、絞りワッシャ12の数はレンズ鏡筒内の他の部品配
置等によって変動するが、フレアーカット絞り9の平面
性を保つためには、図1に示すように周方向等分に3箇
所配置することが望ましい。次に、以上のように構成さ
れたレンズ鏡筒のズーミング動作およびこれに伴うフレ
アーカット絞り9の動作について、図5を併せ用いて説
明する。なお、図5は第1レンズ群101と第2レンズ
群102とフレアーカット絞り9のズーミングによる移
動軌跡を表わしており、縦軸は焦点距離を、横軸は光軸
方向位置を表わしている。
【0030】まず、図2に示すテレ端状態、すなわち第
1レンズ鏡枠6(第1レンズ群101)と第2レンズ鏡
枠8(第2レンズ群102)との間隔が最も広くなった
状態では、第1レンズ鏡枠6の背面がフレアーカット絞
り9および絞り軸10の大径部10aから離れ、フレア
ーカット絞り9は絞りバネ11の付勢力によって絞りワ
ッシャ12が第2レンズ鏡枠8に突き当たる位置(図5
にS2で示す位置)まで移動している。つまり、この状
態でテレ状態での最適なフレアーカット絞り位置となる
ように、絞り軸10の長さ、絞りワッシャ12の位置等
が決定されている。
【0031】このようなテレ端状態において、操作者
(撮影者)がズーム操作部5aをつかんでこれを光軸回
りで回転させ、ズームリング5に固着されたカム筒4を
一体的に回転させると、カム筒4上のカム溝4bとマウ
ント1に対して固定されている案内筒3上の案内溝3b
とに係合したコロ7が光軸方向後方(ワイド方向)に移
動し、コロ7を固着している第1レンズ鏡枠6が同方向
に移動する。
【0032】こうして、第1レンズ鏡枠6と第2レンズ
鏡枠8の間隔が狭まっていき、テレ端からワイド側に向
かって移動するのであるが、第1レンズ鏡枠6が所定の
ミドル位置に達する直前までは、第1レンズ鏡枠6の背
面(突当て突起6a)が絞り軸10の大径部10aに当
接しないので、フレアーカット絞り9の位置に変化はな
い。
【0033】しかし、第1レンズ鏡枠6が所定のミドル
位置に達すると、第1レンズ鏡枠6の突当て突起6aが
絞り軸10の大径部10a(前端面10d)に当接し、
第1レンズ鏡枠6がさらにワイド側へ移動すると、絞り
軸10およびフレアーカット絞り9は、第1レンズ鏡枠
6の突当て突起6aにより押されて、図5に示すS3
(=S2)位置から第1レンズ鏡枠6と一体的に光軸方
向後方に移動する。
【0034】そして、図3に示すワイド端状態では、フ
レアーカット絞り9は図5にS1で示す位置に達する。
なお、突当て突起6aの光軸方向突出量は、この状態で
最適なフレアーカット絞り位置となるように決定されて
いる。
【0035】ワイド端状態からテレ側にズーミングさせ
る場合は、操作者(撮影者)によるズーム操作部5aの
操作によって第1レンズ鏡枠6が光軸方向前方(テレ方
向)に移動する。ワイド端状態にてS1位置に位置して
いたフレアーカット絞り9は、第1レンズ鏡枠6が第2
レンズ鏡枠8から離れるのに伴い、絞りバネ11の付勢
力によってこの第1レンズ鏡枠6と一体的に光軸方向前
方に移動する。
【0036】第1レンズ鏡枠6がワイド端から所定ミド
ル位置に移動して、フレアーカット絞り9がS3位置に
達すると、絞りワッシャ12が第2レンズ鏡枠8の背面
に当接して、それ以上のフレアーカット絞り9の前方へ
の移動を阻止するとともに、第1レンズ鏡枠6の突当て
突起6aが絞り軸10の大径部10aから離脱する。こ
のため、第1レンズ鏡枠6が所定ミドル位置からテレ端
に移動する間はフレアーカット絞り9の位置に変化はな
い。
【0037】以上のように、本実施形態によれば、第1
レンズ鏡枠6(第1レンズ群101)以外に移動群を新
たに設けることなく、可動式のフレアカット絞り9を設
けることができる。しかも、フレアーカット絞り9を第
1レンズ鏡枠6により押して移動させる構成としている
ので、第1レンズ鏡枠6を駆動するカム溝4bのような
駆動手段を設ける必要がない。
【0038】なお、本実施形態では、S3位置で突当て
突起6aと絞り軸10の大径部10aとを突き当てる構
成としているが、これはガタなくスムーズなフレアーカ
ット絞り9の移動を行うために有効であり、またフレア
ーカット絞り9の薄型化・低コスト材料の使用可能等に
も有効である。
【0039】また、フレアーカット絞り9のスムーズな
移動を疎外する要因としてはフレアーカット絞り9自身
の平面性の悪化による絞り軸10の倒れによるところが
大きいので、本実施形態では、これを防止するためにも
第2レンズ鏡枠8の軸受部8bを設けている。
【0040】また、フレアーカット絞り9の強度向上の
ために板厚を厚くすると内径端面の面積が大きくなり、
光学系内の反射面となり易くゴースト等の原因になる。
このため、本実施形態では、フレアーカット絞り9の強
度向上のために板厚を1mm以下に設定している。
【0041】本実施形態では、フレアーカット絞り9を
板状に形成しているが、本発明の絞り部材は、このよう
な形状に特に限定されるものではなく、絞り加工等を使
用したりプラスチック等の成形を用いたりして自由な形
状とすることが可能である。 (第2実施形態)図6および図7は本発明の第2実施形
態である一眼レフカメラ用交換レンズのズームレンズ鏡
筒を示している。図6は上記レンズ鏡筒のフレアーカッ
ト絞り部のテレ端での状態を示しており、図7はワイド
端での状態を示している。
【0042】本実施形態の主な部品構成は第1実施形態
と同じであるため、第1実施形態と同符号を付すことに
よって説明に代える。本実施形態は、フレアーカット絞
り9が第2レンズ鏡枠8の光軸方向後方に配置されてい
る点で第1実施形態と異なる。
【0043】本実施形態では、図8に詳しく示すよう
に、大径部10aに当接してフレアーカット絞り9が取
り付けられた絞り軸10が、第2レンズ鏡枠8の軸受部
8aに光軸方向後方から挿入されている。絞り軸10の
小径部10bの端部には絞りワッシャ12が圧入固着さ
れ、この絞りワッシャ12と第2レンズ鏡枠8の前面に
おける軸受部8aの周囲との間には、絞り軸10および
フレアーカット絞り9を光軸方向前方(フレアーカット
絞り9が第2レンズ鏡枠8に近づく方向)に付勢する絞
りバネ11が取り付けられている。
【0044】このように構成されたレンズ鏡筒では、ズ
ーミングにより第1レンズ鏡枠6がテレ端から所定ミド
ル位置に移動するまではフレアーカット絞り9は移動し
ない。そして、第1レンズ鏡枠6が所定ミドル位置に達
して絞り軸10の小径部10bの突き当て面10dに当
接した後、さらに第1レンズ鏡枠6がワイド側に移動す
ると、絞り軸10およびフレアーカット絞り9がこの第
1レンズ鏡枠6によって押されて第1レンズ鏡枠6と一
体的に第2レンズ鏡枠8に対して光軸方向後方に移動す
る。一方、第1レンズ鏡枠6がワイド端からテレ側に移
動する場合は、この逆の動作となる。本実施形態での移
動軌跡は、図5に示した移動軌跡(S1−S2−S3曲
線)をそのまま第2レンズ群102の右側に移動させた
軌跡で表すことができる。
【0045】このように、フレアーカット絞り9の位置
は、第2レンズ鏡枠8の光軸方向いずれの側に設けても
よい。言い換えれば、本発明のレンズ鏡筒では、フレア
ーカット絞りを光学的に有利な側に配置できる自由度が
あると言える。
【0046】(第3実施形態)図9、図10および図1
1は本発明の第3実施形態である一眼レフカメラ用交換
レンズのズームレンズ鏡筒を示している。図9はフレア
ーカット絞り部分の斜視図であり、図10は上記レンズ
鏡筒のテレ端での状態を、図11はワイド端での状態を
示している。
【0047】図10において、21はレンズ鏡筒をカメ
ラに取付けるためのマウントである。22はマウント2
1を固定するとともに、このレンズ鏡筒の内部構造部材
である案内筒23を支持する固定筒である。
【0048】案内筒23の外径側にはカム筒24が、内
径側には後述の各レンズ群が径嵌合している。カム筒2
4の内周にはバヨネット溝24aが形成されており、こ
のバヨネット溝24aには案内筒23に形成されたバヨ
ネット爪23aが係合している。このため、カム筒24
は、案内筒23により光軸回りで回転可能に支持され
る。
【0049】25はズームリングであり、本レンズ鏡筒
の外観に表れるズーム操作部25aを有する。このズー
ムリング25は、固着部25bにてカム筒24にビス等
により固着されている。このため、ズームリング25は
カム筒24と一体的に光軸回りで回転可能に案内筒23
に支持される。
【0050】26は第1レンズ鏡枠であり、内周に第1
レンズ群201を保持している。この第1レンズ鏡枠2
6の外周は案内筒23の内周に径嵌合しており、これに
より第1レンズ鏡枠26は光軸方向に移動可能に支持さ
れる。この第1レンズ鏡枠26の背面における第1レン
ズ群201の外側部分には、後述する絞り軸33の大径
部33aに光軸方向にて対向する突当て突起26aが設
けられている。
【0051】27は第1レンズ鏡枠26に固着されたコ
ロであり、本実施形態では、第1レンズ鏡枠26に少な
くとも3つ設けられている。コロ27は、案内筒23の
周壁に光軸方向に延びて形成された案内溝23bと、カ
ム筒24に設けられてズーミングによる第1レンズ鏡枠
26の移動量を決定するカム溝24bとに係合してい
る。
【0052】28は第2レンズ鏡枠であり、内周に第2
レンズ群202を保持している。この第2レンズ鏡枠2
8の外周は案内筒23の内周に径嵌合しており、これに
より第2レンズ鏡枠28は光軸方向に移動可能に支持さ
れる。
【0053】29は第2レンズ鏡枠28に固着されたコ
ロであり、本実施形態では、第2レンズ鏡枠28に少な
くとも3つ設けられている。コロ29は、案内筒23の
周壁に光軸方向に延びて形成された案内溝23cと、カ
ム筒24に設けられてズーミングによる第2レンズ鏡枠
28の移動量を決定するカム溝24cとに係合してい
る。
【0054】30は第3レンズ鏡枠であり、内周に第3
レンズ群203を保持している。この第3レンズ鏡枠3
0の外周は案内筒23の内周に径嵌合しており、これに
より第3レンズ鏡枠30は光軸方向に移動可能に支持さ
れる。また、この第3レンズ鏡枠30の前面(図中の左
側面)における第3レンズ群203の外周部分には、後
述する絞り軸33の小径部33bに光軸方向にて対向す
る突起30aが設けられている。
【0055】31は第3レンズ鏡枠30に固着されたコ
ロであり、本実施形態では、第3レンズ鏡枠30に少な
くとも3つ設けられている。コロ31は、案内筒23の
周壁に光軸方向に延びて形成された案内溝23dと、カ
ム筒24に設けられてズーミングによる第3レンズ鏡枠
30の移動量を決定するカム溝24dとに係合してい
る。
【0056】32はフレアーカット絞り(請求の範囲に
いう「絞り部材」)であり、内周の開口部にて有効光束
のみを通過させるように作られている。図12に詳しく
示すように、フレアーカット絞り32の外周部の3箇所
には穴32aが形成されており、これら穴32aには、
絞り軸33が差し込まれている。
【0057】絞り軸33には、大径部33a、小径部3
3bおよびワッシャ用溝部33cが形成されており、穴
32aには小径部33bが挿入され、大径部33aがフ
レアーカット絞り32の前面(図中の左側面)に突き当
たるようになっている。
【0058】また、小径部33bは、第2レンズ鏡枠2
8にフレアーカット絞り32の穴32aと同位置に同数
設けられた軸受部28aに挿入されている。これによ
り、絞り軸33およびフレアーカット絞り32が光軸方
向に移動可能に支持される。
【0059】絞りワッシャ34は、絞り軸33が第2レ
ンズ鏡枠28の軸受部28aに挿入された後、ワッシャ
用溝部33cに圧入され、光軸方向前側への絞り軸33
の抜け止め兼フレアーカット絞り32の位置出しとして
機能する。
【0060】ここで、小径部33bと軸受部28aとに
適度な摩擦力を発生させるため、軸受部28aの内周に
摩擦材料35が塗布されている。摩擦材料35による摩
擦力の大きさは、フレアーカット絞り32自身が自重も
しくは振動・衝撃等により光軸方向に移動しない程度で
十分であり、ズーム操作時のトルクむらをなくすため、
できるだけ小さい摩擦力にするのが望ましい。
【0061】このように、本実施形態の可動式フレアー
カット絞りは、フレアーカット絞り32、絞り軸33、
絞りワッシャ34および第2レンズ鏡枠28に形成され
た軸受部28bからなる簡単な構成で実現されている。
なお、絞り軸33、絞りワッシャ34の数はレンズ鏡筒
内の他の部品配置等によって変動するが、フレアーカッ
ト絞り32の平面性を保つためには、図9に示すように
周方向等分に3箇所配置することが望ましい。次に、以
上のように構成されたレンズ鏡筒のズーミング動作およ
びこれに伴うフレアーカット絞り32の動作について、
図13を併せ用いて説明する。なお、図13は第1〜第
3レンズ群201,202,203とフレアーカット絞
り32のズーミングによる移動軌跡を表わしており、縦
軸は焦点距離を、横軸は光軸方向位置を表わしている。
【0062】まず、図10に示すテレ端状態、すなわち
第1レンズ鏡枠26(第1レンズ群201)と第2レン
ズ鏡枠28(第2レンズ群202)との間隔が最も広
く、かつ第2レンズ鏡枠28と第3レンズ鏡枠30(第
3レンズ群203)との間隔が最も狭くなった状態で
は、第1レンズ鏡枠26の背面がフレアーカット絞り3
2および絞り軸33の大径部33aから離れる一方、絞
り軸33の小径部33bが第3レンズ鏡枠30の突起部
30aによって押されることにより、フレアーカット絞
り32は絞りワッシャ34が第2レンズ鏡枠28の背面
に突き当たる位置(図13にS22で示す位置)まで移
動している。つまり、この状態でテレ状態での最適なフ
レアーカット絞り位置となるように、絞り軸33の長さ
や絞りワッシャ34の位置および突起部30aの高さ等
が決定されている。
【0063】このようなテレ端状態において、操作者
(撮影者)がズーム操作部25aをつかんでこれを光軸
回りで回転させ、ズームリング25に固着されたカム筒
24を一体的に回転させると、カム筒24上の各カム溝
24b〜24dとマウント21に対して固定されている
案内筒23上の各案内溝23b〜23dとに係合したコ
ロ27,29,31が光軸方向後方(ワイド方向)に移
動し、各コロ27,29,31を固着している第1〜第
3レンズ鏡枠26,28,30が同方向に移動する。な
お、図13に示すように、第1レンズ鏡枠26および第
3レンズ鏡枠30の移動量は第2レンズ鏡枠28の移動
量より大きいので、第1レンズ鏡枠26は第2レンズ鏡
枠28に近づいていき、第3レンズ30は第2レンズ鏡
枠28から離れていく。
【0064】こうして、第1レンズ鏡枠26と第2レン
ズ鏡枠28の間隔が狭まっていく間、第1レンズ鏡枠2
6が第1ミドル位置に達する直前までは、第1レンズ鏡
枠26の背面(突当て突起26a)が絞り軸33の大径
部33aに当接しないので、絞り軸33およびフレアー
カット絞り32の位置に変化はない。しかも、絞り軸3
3と軸受部28aとの間には摩擦材料35の摩擦力が作
用しているため、本レンズ鏡筒に振動が加わっても、簡
単には絞り軸33およびフレアーカット絞り32の位置
は変化しない。
【0065】しかし、第1レンズ鏡枠26が第1ミドル
位置に達すると、第1レンズ鏡枠26の突当て突起26
aが絞り軸33の大径部33a(前端面33e)に当接
し、第1レンズ鏡枠26がさらにワイド側へ移動する
と、絞り軸33およびフレアーカット絞り32は、第1
レンズ鏡枠26の突当て突起26aにより摩擦材料35
の摩擦力に抗して押され、図13に示すS23(=S2
2)位置から第1レンズ鏡枠26と一体的に光軸方向後
方に移動する。
【0066】そして、図11に示すワイド端状態では、
フレアーカット絞り32は図13にS21で示す位置に
達する。なお、突当て突起26aの光軸方向突出量は、
この状態で最適なフレアーカット絞り位置となるように
決定されている。
【0067】ワイド端状態からテレ側にズーミングさせ
る場合は、操作者(撮影者)によるズーム操作部25a
の操作によって第1〜第3レンズ鏡枠26,28,30
が光軸方向前方(テレ方向)に移動する。具体的には、
第1レンズ鏡枠26は第2レンズ鏡枠28から離れてい
き、第3レンズ30は第2レンズ鏡枠28に近づいてい
く。
【0068】第2レンズ鏡枠28と第3レンズ鏡枠30
の間隔が狭まっていく間、第3レンズ鏡枠30が第2ミ
ドル位置に達する直前までは、第3レンズ鏡枠30の突
起部30aが絞り軸33の小径部33bに当接しないの
で、絞り軸33およびフレアーカット絞り32の位置に
変化はない。しかも、絞り軸33と軸受部28aとの間
には摩擦材料35の摩擦力が作用しているため、本レン
ズ鏡筒に振動が加わっても、簡単には絞り軸33および
フレアーカット絞り32の位置は変化しない。なお、第
1レンズ鏡枠26の突当て突起26aは、ワイド端から
の移動直後に絞り軸33の大径部33aから離脱する。
【0069】しかし、第3レンズ鏡枠30が第2ミドル
位置に達すると、第3レンズ鏡枠30の突起部30aが
絞り軸33の小径部33b(後端面33d)に当接し、
第3レンズ鏡枠30がさらにワイド側へ移動すると、絞
り軸33およびフレアーカット絞り32は、第3レンズ
鏡枠30の突起部30aにより摩擦材料35の摩擦力に
抗して押されて、図13に示すS24(=S21)位置
から第3レンズ鏡枠30と一体的に光軸方向前方に移動
する。
【0070】そして、フレアーカット絞り32がS22
位置に達すると、絞りワッシャ34が第2レンズ鏡枠2
8の背面に当接して、それ以上のフレアーカット絞り3
2の前方への移動を阻止する。同時に各レンズ鏡枠2
6,28,30はテレ端状態となる。
【0071】以上のように、本実施形態によれば、3つ
のレンズ鏡枠26,28,30(レンズ群201,20
2,203)以外に移動群を新たに設けることなく、可
動式のフレアカット絞り32を設けることができる。し
かも、フレアーカット絞り32を第1および第3レンズ
鏡枠26,30により押して移動させる構成としている
ので、各レンズ鏡枠26,28,30を駆動するカム溝
24b〜24dのような駆動手段を設ける必要がない。
【0072】なお、本実施形態においても、ゴースト等
の防止のため、フレアーカット絞り32の板厚を1mm
以下に設定している。
【0073】また、本実施形態でも、フレアーカット絞
り32を板状に形成したが、本発明の絞り部材は、この
ような形状に特に限定されるものではない。
【0074】また、本発明は、以上の実施形態および変
形例、またはそれら技術要素を必要に応じて組み合わせ
て用いてもよい。また、本発明はズームレンズに限ら
ず、2焦点カメラのレンズ鏡筒にも適用できる。
【0075】さらに、本発明は、一眼レフカメラ、レン
ズシャッタカメラ、ビデオカメラ等、種々の形態のカメ
ラのレンズ鏡筒に適用することができ、さらにはカメラ
以外の光学機器やその他の装置、さらにはそれらカメラ
や光学機器やその他の装置に適用される装置またはこれ
らを構成する要素に対しても適用することができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1の発明に
よれば、新たな移動群を設けることなく光軸方向に移動
可能な絞り部材を配設することができる。しかも、絞り
部材を所定レンズ又は所定レンズ群以外のレンズにより
押して移動させる構成としたので、レンズ駆動用と同様
なカムヘリコイド等を用いないで絞り部材を駆動するこ
とができる。このため、従来スペースがなく絞り部材を
配設できなかった小型のレンズ鏡筒にも組込みが可能と
なり、このようなレンズ鏡筒の光学性能の向上を図るこ
とができる。
【0077】なお、所定レンズ以外のレンズがこのレン
ズの移動端から所定量移動したときに絞り部材に当接す
るように構成すれば、絞り部材を光軸方向に案内するた
めの軸部に必要な長さを短くして、絞り部材が完全に押
し込まれた状態での軸部の突出量を小さくし、鏡筒の光
軸方向のコンパクト化を図ることができる。
【0078】また、軸部を受けるガイド部を所定レンズ
から光軸方向に延びるように形成すれば、軸部の光軸方
向に対する傾き(倒れ)を防止して、絞り部材の平面性
を確実に保つことができる。
【0079】また、絞り部材を、軸部の周囲に取り付け
られたばね等の付勢手段によって所定レンズから光軸方
向に離す方向に付勢する構成とすれば、レンズが所定レ
ンズから離れる方向に移動する際にもこのレンズに絞り
部材を追従させることができる。
【0080】また、絞り部材の板厚を1mm以下とすれ
ば、開口部の内周部分での反射によるゴーストの発生を
防止することができる。
【0081】さらに、例えば3つのレンズうち真ん中の
レンズに絞り部材を取り付け、両側のレンズによって絞
り部材を押動させる構成において、絞り部材の移動に抵
抗を付与する手段を設ければ、振動等によって絞り部材
が簡単に移動することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるレンズ鏡筒のフレ
アーカット絞り部の斜視図である。
【図2】上記レンズ鏡筒(テレ状態)の断面図である。
【図3】上記レンズ鏡筒(ワイド状態)の断面図であ
る。
【図4】上記フレアーカット絞り部の部分拡大図であ
る。
【図5】上記レンズ鏡筒におけるレンズ群とフレアーカ
ット絞りのズーミングによる移動軌跡を示す概念図であ
る。
【図6】本発明の第2実施形態であるレンズ鏡筒(テレ
状態)の断面図である。
【図7】上記第2実施形態のレンズ鏡筒(ワイド状態)
の断面図である。
【図8】上記第2実施形態のレンズ鏡筒におけるフレア
ーカット絞り部の部分拡大図である。
【図9】本発明の第3実施形態であるレンズ鏡筒のフレ
アーカット絞り部の斜視図である。
【図10】上記第3実施形態のレンズ鏡筒(テレ状態)
の断面図である。
【図11】上記第3実施形態のレンズ鏡筒(ワイド状
態)の断面図である。
【図12】上記第3実施形態のレンズ鏡筒におけるフレ
アーカット絞り部の部分拡大図である。
【図13】上記第3実施形態のレンズ鏡筒におけるレン
ズ群とフレアーカット絞りのズーミングによる移動軌跡
を示す概念図である。
【符号の説明】
101,201 第1レンズ群 102,202 第2レンズ群 203 第3レンズ群 1,21 マウント 2,22 固定筒 3,23 案内筒 4,24 カム筒 5,25 ズームリング 6,26 第1レンズ鏡枠 7,27,29,31 コロ 8,28 第2レンズ鏡枠 9,32 フレアーカット絞り 10,33 絞り軸 11 絞りバネ 12,34 絞りワッシャ 30 第3レンズ鏡枠 35 摩擦材

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレンズと、光を遮断する絞り部材
    とを有したレンズ鏡筒において、 前記絞り部材が、前記複数のレンズのうち所定レンズに
    光軸方向に移動可能に取り付けられており、 この絞り部材は、前記所定レンズ以外のレンズにより押
    されて前記所定レンズに対して光軸方向に移動すること
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 前記絞り部材は、前記所定レンズ以外の
    レンズが、このレンズの移動端から所定量移動したとき
    に前記絞り部材に当接することを特徴とする請求項1に
    記載のレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 前記絞り部材に光軸方向に延びる軸部が
    設けられ、 前記所定レンズに前記軸部を光軸方向に移動可能に受け
    るガイド部が形成されていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部が、前記所定レンズから光
    軸方向に延びて形成されていることを特徴とする請求項
    3に記載のレンズ鏡筒。
  5. 【請求項5】 前記絞り部材を、前記所定レンズから光
    軸方向に離す方向に付勢する付勢手段を有することを特
    徴する請求項1から4のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
  6. 【請求項6】 前記付勢手段が、前記軸部の周囲に取り
    付けれられていることを特徴とする請求項5に記載のレ
    ンズ鏡筒。
  7. 【請求項7】 前記付勢手段と前記軸部とが同数である
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載のレンズ鏡筒。
  8. 【請求項8】 前記絞り部材が、厚さが1mm以下の板
    材からなることを特徴とする請求項1から7のいずれか
    に記載のレンズ鏡筒。
  9. 【請求項9】 前記絞り部材と前記軸部とが一体成形さ
    れていることを特徴とする請求項3から8のいずれかに
    記載のレンズ鏡筒。
  10. 【請求項10】 前記絞り部材の前記所定レンズに対す
    る移動に抵抗を付与する抵抗手段を有したことを特徴と
    する請求項1から9のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
  11. 【請求項11】 複数のレンズ群と、光を遮断する絞り
    部材とを有したレンズ鏡筒において、 前記絞り部材が、前記複数のレンズ群のうち所定レンズ
    群に光軸方向に移動可能に取り付けられており、 この絞り部材は、前記所定レンズ群以外のレンズ群によ
    り押されて前記所定レンズ群に対して光軸方向に移動す
    ることを特徴とするレンズ鏡筒。
  12. 【請求項12】 前記絞り部材は、前記所定レンズ群以
    外のレンズ群が、このレンズ群の移動端から所定量移動
    したときに前記絞り部材に当接することを特徴とする請
    求項11に記載のレンズ鏡筒。
  13. 【請求項13】 前記絞り部材に光軸方向に延びる軸部
    が設けられ、 前記所定レンズ群に前記軸部を光軸方向に移動可能に受
    けるガイド部が形成されていることを特徴とする請求項
    11又は12に記載のレンズ鏡筒。
  14. 【請求項14】 前記ガイド部が、前記所定レンズ群か
    ら光軸方向に延びて形成されていることを特徴とする請
    求項13に記載のレンズ鏡筒。
  15. 【請求項15】 前記絞り部材を、前記所定レンズ群か
    ら光軸方向に離す方向に付勢する付勢手段を有すること
    を特徴する請求項11から14のいずれかに記載のレン
    ズ鏡筒。
  16. 【請求項16】 前記付勢手段が、前記軸部の周囲に取
    り付けれられていることを特徴とする請求項15に記載
    のレンズ鏡筒。
  17. 【請求項17】 前記付勢手段と前記軸部とが同数であ
    ることを特徴とする請求項15又は16に記載のレンズ
    鏡筒。
  18. 【請求項18】 前記絞り部材が、厚さが1mm以下の
    板材からなることを特徴とする請求項11から17のい
    ずれかに記載のレンズ鏡筒。
  19. 【請求項19】 前記絞り部材と前記軸部とが一体成形
    されていることを特徴とする請求項13から18のいず
    れかに記載のレンズ鏡筒。
  20. 【請求項20】 前記絞り部材の前記所定レンズ群に対
    する移動に抵抗を付与する抵抗手段を有したことを特徴
    とする請求項11から19のいずれかに記載のレンズ鏡
    筒。
  21. 【請求項21】 前記抵抗手段は、前記軸部と前記ガイ
    ド部との間に配設された摩擦材であることを特徴とする
    請求項10又は20に記載のレンズ鏡筒。
  22. 【請求項22】 請求項1から21のいずれかに記載の
    レンズ鏡筒を備えたことを特徴とする光学機器。
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