JP2844594B2 - ズームレンズ鏡筒 - Google Patents

ズームレンズ鏡筒

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JP2844594B2 JP62138998A JP13899887A JP2844594B2 JP 2844594 B2 JP2844594 B2 JP 2844594B2 JP 62138998 A JP62138998 A JP 62138998A JP 13899887 A JP13899887 A JP 13899887A JP 2844594 B2 JP2844594 B2 JP 2844594B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ズームレンズ鏡筒に関し、より詳細にはズ
ーミングにより移動すレンズ群の一部を移動させて焦点
調節操作をするズームレンズ鏡筒に関する。 (従来の技術) 従来のズームレンズ鏡筒においては、一般に被写体に
最も近い第1レンズ群を光軸方向に移動させることで焦
点調節時の合焦動作を行なっていた。このため、特に広
角域を含む高倍率ズームレンズにおいては、周辺光量の
低下を防ぐために第1レンズ群のレンズ径は大きくな
る、従ってレンズの重量が大きくなる傾向があった。 (発明が解決しようとする問題点) ところが、以上のような従来のズームレンズを例え
ば、自動焦点レンズとして使う場合、自動焦点時にモー
タ等で駆動するレンズ群の重量が大きくなるために、駆
動用のモータ等にかかる負荷が大きくなり、その結果、
自動焦点に要する時間や電池寿命などの点で問題が生じ
る。 また、同様に自動焦点機構に適用する場合、通常駆動
源となるモータはカメラボディー側にあり、そこからレ
ンズのマウント部を通って駆動力が伝達されているの
で、第1レンズ群を駆動させる方式であると、伝達機構
が甚だ長尺のものとなりモータにかかる負荷が増大する
と共に、伝達機構を設けるためにレンズ鏡筒が大型化す
るという問題点が生じる。 上述の問題点を解決するために、第1レンズ群ではな
く、マウント付近のレンズ群を移動させて焦点調節をす
る、すなわちリアフォーカスレンズも種々提案されてい
るが、従来のリアフォーカスレンズ機構は、合焦のため
に移動する一部のレンズ群を焦点調節時に移動させる部
材と、ズーミング時に移動させる部材とが別々であった
ので構造が複雑であり、更にレンズ鏡筒も大型化し易い
という問題点が残されていた。 従って、本発明の目的は、簡単な構成で小型化を図れ
るリアフォーカスレンズ機構を有するズームレンズ鏡筒
を提供することである。 (問題点を解決するための手段) 以上の目的を達成するため、本発明のズームレンズ鏡
筒は、 ズーム光学系を構成しズーミング時に移動する複数の
レンズ群のうちの一部のレンズ群(III〜V)が焦点調
節時に合焦のため移動するズームレンズ鏡筒において、 焦点調節時に移動しないレンズ群をズーミング時に案
内する案内溝を有する固定鏡筒(1)と、 ズーミング時にレンズ群を移動させるためのカム溝を
有するカム環(10)と、 光軸と一定の角度をなすと共に該一部のレンズ群と作
動連結する傾斜溝(8d)を備えると共に、ズーミング時
には該固定鏡筒との係合により固定状態となり、焦点調
節時にのみ光軸方向に移動自在である焦点調節環(8)
と、 から成り、該傾斜溝は、該一部のレンズ群を焦点調節
時及びズーミング時に案内することを特徴としている。 (作用) 以上のような構成であるため、本発明のズームレンズ
鏡筒においては、焦点調節環の傾斜溝が合焦のために移
動する一部のレンズ群を焦点調節時及びズーミング時に
案内するので、ズームレンズの構成が簡単になり、レン
ズ鏡筒が小型化できる。 (実施例) 以下本発明の一実施例を添付図面を参照して詳細に説
明する。尚、図面において同一部分は同一符号で表わし
てある。 第1図は、本実施例における各レンズ群I〜Vの動作
関係を表わしたもので、焦点調節時にはFocus群のレン
ズ群III〜Vがズーミングカム曲線上を移動し合焦を行
なうように構成されている。ワイド(WIDE)側では焦点
調節用としてレンズ群III〜Vのズーミングカムが更に
延長されて設けられている。 次に第2及び第3図を参照して、本実施例の主要な構
成を説明する。第2図は、第1図に示したレンズ構成と
ズーミングカム曲線を有するズームレンズ鏡筒Lの縦断
面図であり、この場合はワイド側、すなわち短焦点側の
状態を示している。第3図は、カム溝及び案内溝の構成
を示す鏡筒の展開図である。固定鏡筒1は、不図示のカ
メラボディー側のマウントと係合するマウント部1aを有
し、その内径部1bの被写体側の端部には第1レンズ群I
の保持枠2の小径部2aが光軸方向に摺動自在に嵌合して
いる。内径部1bには更に被写体側の端部からマウント部
1aの方向に向かって順に、第2レンズ群IIの保持枠3の
外周部3a、第3レンズ群IIIの保持枠4の外周部4a、第
4レンズ群IVの保持枠5の外周部5a及び第5レンズ群V
の保持枠6の外周部6aが、それぞれ光軸方向に摺動自在
に且つ光軸を中心として回転自在に嵌合されている。 固定鏡筒1の中央部には、保持枠2の外周面上に設け
られたピン2bを光軸方向に案内する案内溝1cと、保持枠
3の外周面上に設けられたピン3bを光軸方向に案内する
案内溝1dがそれぞれ光軸と平行に設けられており、更
に、中央部からマウント部1a寄りには保持枠4の外周面
上に設けられたピン4b、保持枠5の外周面上に設けられ
たピン5b、保持枠6の外周面上に設けられたピン6bが、
それぞれのピンの動きに余裕を持たせるための逃げ穴1
e、1f、1gにそれぞれ配置されている。また、固定鏡筒
1の外周部1hには、カム溝10a〜10eを有するカムリング
10が光軸を中心として回転自在に嵌装されている。固定
鏡筒1の更にマウントよりの外周部1iには環状の突起1j
が設けられており、突起1jにはマニュアルフォーカスリ
ング7が光軸を中心として回転自在に嵌装保持されてい
る。 マニュアルフォーカスリング7の内径部にはメスヘリ
コイド7aが設けられており、フォーカスリング8のマウ
ント側の小径の外周面に設けられたオスヘリコイド8aと
噛合している。フォーカスリング8のオスヘリコイド8a
の被写体寄りには、光軸と平行な案内溝8bが設けられて
おり、この案内溝8bには固定鏡筒1の外周部1i上に設け
られたピン1kが嵌入しており、従って、このピン1kと案
内溝8bとが係合しているために、フォーカスリング8は
回転出来ずに光軸方向にのみ移動自在となっている。フ
ォーカスリング8は被写体寄りに光軸方向に延在する大
径の円筒部8cを有しており、この円筒部8cには光軸に対
してθの角度を持ったリード溝8dが設けられており、こ
のリード溝8dには前述の保持枠4、5及び6の外周面上
に設けられたピン4b、5b及び6bがそれぞれ嵌入してい
る。 固定鏡筒1とフォーカスリング8の円筒部8cとの間に
はカムリング10が嵌装されており、カムリング10の被写
体寄り外周部にはズームリング9の内周部が固着されて
いる。従って、ズームリング9とカムリング10とは見か
け上一体となって回転する。尚、ズームリング9の外周
部には滑り止め用のゴムリング9aが装着されている。 上述の構成のズームレンズ鏡筒の動作について以下説
明する。尚、第4図は、鏡筒Lのテレ(TELE)側(第1
図参照)、すなわち長焦点側の状態を示す縦断面図であ
り、第5図は第4図の要部展開図である。 短焦点側の状態を示す第2図の状態から長焦点側に移
るためには、ズームリング9を被写体側からみて反時計
方向に回転させる。このようにすると、カムリング10は
第3図において矢印A方向に回動する。この時、保持枠
2の外周面上に設けられたピン2bはカムリング10上に設
けられたカム溝10aと固定鏡筒1に設けられた案内溝1c
との作用のため、回転せずに光軸方向にのみ移動する。
同様に保持枠3の外周面上に設けられた3bは、カムリン
グ10に設けられたカム溝10bと固定鏡筒1の案内溝1dと
の作用により回転せずに光軸方向に移動する。以上の動
作の結果、保持枠2及び3は、ズームリング9が回転す
ることによって所定の量だけ光軸に沿って移動すること
になる。従って、レンズ群I及びIIも光軸方向に移動す
る。 保持枠4の外周面上に設けられたピン4bが、カムリン
グ10のカム溝10cとフォーカスリング8に光軸に対して
θの角度をもったリード溝8dとに係合しているのでリー
ド溝8dに沿って回転しながら光軸方向に移動する。従っ
て、保持枠4もピン4bと同様な動作をする。保持枠5及
び6についても、それぞれのピン5b及び6bがカムリング
10に設けたカム溝10d及び10eとフォーカスリング8に設
けたリード溝8dとに係合しているために保持枠4と同様
の動作を行なう。従って、レンズ群III〜Vも光軸方向
に移動する。フォーカスリング8は、固定鏡筒1に設け
たピン1kとフォーカスリング8に設けた光軸と平行な案
内溝8bとにより、光軸方向にのみ移動自在であり、回転
できない構成となっている。 次に本実施例のズームレンズ鏡筒における焦点調節動
作について説明する。先ず、第2図の状態からマニュア
ルフォーカスリング7を回転させると、その内径部に設
けたメスヘリコイド7aとフォーカスリング8の外周面上
に設けたオスヘリコイド8aとが噛合していると共に、固
定鏡筒1の外周面上に設けられたピン1kとフォーカスリ
ング8に設けられた案内溝8bとの係合作用により、フォ
ーカスリング8は、光軸に沿って第3図において矢印B
方向に移動する。フォーカスリング8が矢印B方向に移
動すると、光軸に対してθの角度をもったフォーカスリ
ング8のリード溝8dも矢印B方向へ移動し、保持枠4、
5及び6の外周面上に設けられたピン4b、5b及び6bは、
それぞれカムリング10のカム溝10c、10d及び10eに沿っ
て回転しながら矢印B方向に移動し、その結果保持枠
4、5、及び6も同様に移動し焦点調節が行なわれる。 本実施例のズームレンズ鏡筒に自動焦点調節機構を採
用するには、マニュアルフォーカスリング7の内径部に
内歯歯車を設け、このマニュアルフォーカスリング7を
カメラボディー等に設けられるモータにより内歯歯車を
介して回転させれば良いことは言うまでもないことであ
ろう。 また、本実施例においては、光軸に対してθの角度を
もった1本の案内溝8dに保持枠4、5及び6のピン4b、
5b及び6bが一緒に嵌合されているが、それぞれ別の案内
溝に嵌入するようにピンの数に対応した複数の案内溝を
設けてもよい。また、この場合複数個設けた案内溝のそ
れぞれの傾斜角を変えて設けることもできる。更に、案
内溝をカム溝のように構成することも可能である。 (発明の効果) 以上説明した本発明のズームレンズ鏡筒によれば次の
ような効果が得られる。 焦点調節時に合焦のために移動する一部のレンズ群を
移動させる部材が同時にズーミング時にも同一のレンズ
群を移動させることができるので、構造が簡単となり、
安価で小型化したズームレンズ鏡筒が提供できる。 特に、自動焦点機構付きのズームレンズに採用する場
合は、レンズ側の負荷を低減できるので更に有利とな
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明の一実施例のズームレンズ鏡筒の各レ
ンズ群の動作関係を示す図であり、 第2図は、本発明の一実施例を示すズームレンズ鏡筒の
縦断面図であり、 第3図は、ズームレンズが短焦点側にあることを示す第
2図の要部展開図であり、 第4図は、ズームレンズが長焦点側にあることを示すズ
ームレンズ鏡筒の縦断面図であり、 第5図は、第4図の要部展開図である。 [主要部分の符号の説明] 1……固定鏡筒 7……マニュアルフォーカスリング 8……フォーカスリング 9……ズームリング 10……カムリング 8d……リード溝 I〜V……レンズ群 10a,10b,10c,10d,10e……カム溝

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.ズーム光学系を構成しズーミング時に移動する複数
    のレンズ群のうちの一部のレンズ群が焦点調節時に合焦
    のため移動するズームレンズ鏡筒において、 焦点調節時に移動しないレンズ群をズーミング時に案内
    する案内溝を有する固定筒と、 ズーミング時に前記複数のレンズ群を移動させるための
    カム溝を有するカム環と、 前記一部のレンズ群を焦点調節時及びズーミング時に案
    内するために該一部のレンズ群と作動連結する光軸と一
    定の角度をなす傾斜溝を備えると共に、ズーミング時に
    は前記固定筒との係合により固定状態となり、焦点調節
    時にのみ光軸方向に移動自在である焦点調節環と、 を有することを特徴とするズームレンズ鏡筒。
JP62138998A 1986-12-26 1987-06-04 ズームレンズ鏡筒 Expired - Fee Related JP2844594B2 (ja)

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JP5073200B2 (ja) * 2005-12-06 2012-11-14 株式会社モリテックス 撮像装置用変倍レンズ
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