JP5500967B2 - レンズ鏡筒、及びそれを用いた撮像装置 - Google Patents
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Description
まず、本発明の第1実施形態に係るレンズ鏡筒の構成について説明する。なお、本発明のレンズ鏡筒は、ビデオカメラ等の撮像装置に採用されるものとする。また、以下の各図において、レンズ鏡筒の光軸方向において被写体側から見た方向にZ軸を取り、該Z軸に対して垂直平面において、重力方向にY軸を取り、該Y軸に対して垂直方向にX軸を取って説明する。図1は、第1実施形態に係るレンズ鏡筒1の構成を示す概略断面図である。レンズ鏡筒1は、略円筒の形状を有する第1ホルダ2と、第2ホルダ3と、第3ホルダ4とで形成される光学系である。また、レンズ鏡筒1は、内部に、第1群レンズL1と、第2群レンズL2と、第3群レンズL3と、第4群レンズL4と、第5群レンズL5とで構成される光学素子群と、撮像素子5とを備える。
次に、本発明の第2実施形態に係るレンズ鏡筒について説明する。本実施形態のレンズ鏡筒の特徴は、第1実施形態の示した第3可動枠12を駆動するボイスコイルモータの設置個数を4個とし、各ボイスコイルモータの各コイルへの通電方向を第1実施形態のように変更する点にある。まず、従来と本実施形態の作用を比較するために、第1、第2、第3、及び第4の各ボイスコイルモータM1、M2、M3、M4と撮像素子5との位置関係と、この場合の磁気分布とについて説明する。図6は、第1〜4の各ボイスコイルモータM1〜M4と撮像素子5との位置関係を示す概略図である。特に、図6(a)は、第1実施形態の図4(a)に対応し、4個のボイスコイルモータの各コイルに対する従来の通電方向を図示した断面図である。また、図6(b)は、フォーカス時にコイル内を流れる電流に起因して発生した磁気分布を示す、図4(b)に対応した磁気分布図である。なお、図6において、第1実施形態に係るレンズ鏡筒1の各図と同一構成のものには同一の符号を付し説明を省略する。図6(a)に示すように、本実施形態のレンズ鏡筒は、第3可動枠12の駆動機構として、第1実施形態の第1及び第2ボイスコイルモータM1、M2に加えて、第3ボイスコイルモータM3と、第4ボイスコイルモータM4とを備える。第3ボイスコイルモータM3は、撮像素子5の位置を基準として、第1ボイスコイルモータM1に対向する位置に設置される。なお、第3ボイスコイルモータM3を構成する、ヨーク40、マグネット41、及びコイル42は、それぞれ第1及び第2ボイスコイルモータの構成要素と同一部材である。同様に、第4ボイスコイルモータM4は、撮像素子5の位置を基準として、第2ボイスコイルモータM2に対向する位置に設置される。第4ボイスコイルモータM4を構成する、ヨーク50、マグネット51、及びコイル52も、それぞれ第1及び第2ボイスコイルモータの構成要素と同一部材である。即ち、各ヨーク20、24、40、50は、それぞれ撮像素子5の4辺と光軸方向において平行となるように設置されることとなる。まず、従来の撮像素子ユニットは、図6(a)に示すように、上述のような防磁シールドを有しない。また、従来、各コイル23、26、42、52に通電する電流の方向は、図6(a)中の矢印に示すように、それぞれ撮像面5aに向かうZ軸を基準として反時計方向とするのが一般的である。しかしながら、このような構成及び通電方向を採用した場合、図6(b)に示すように、フォーカス時の通電に起因して発生した磁気は、各平板部20a、24a、40a、50aの各断面20b、24b、40b、50bの中を被写体側へ向かう。このとき、磁気の一部は、各平板部20a、24a、40a、50aの表面の被写体側から出て、互いに強め合いながら撮像面5aに向かう。この磁気は、撮像面5a内を被写体側から裏面に向けて流れ、撮像素子5内を通過すると再び4つに分かれ、各平板部20a、24a、40a、50aの表面の撮像素子5側へそれぞれ向かう。そして、この磁気は、再び断面20b、24b、40b、50bの中を被写体側へ向かうこととなり、結果的に、図6(b)に示すような撮像面5aを通過する磁力線を形成する。なお、各平板部20a、24a、40a、50aの表面を出た磁力の大きさは、撮像面5aの中心で最大であり、外周部に向かうにつれて小さくなる。このように、従来のレンズ鏡筒では、各コイル23、26、42、52への通電に起因して発生する磁気に撮像素子5が晒されるので、撮像素子5に磁気ノイズが発生する可能性が高い。
次に、本発明の上記レンズ鏡筒を適用した撮像装置について説明する。図8は、本発明のレンズ鏡筒を適用した撮像装置であるビデオカメラの構成を示すブロック図である。ビデオカメラ60は、上記実施形態に係るレンズ鏡筒1と、画像信号処理部61と、AFゲート62と、AF信号処理部63と、CPU64と、ズームスイッチ65とを備える。まず、ユーザは、ビデオカメラ60に設置された不図示の撮影ボタンを操作することにより撮影を開始する。このとき、被写体からの光は、レンズ鏡筒1内において、レンズ群を通過し、撮像素子5の撮像面5aに入射する。この入射した光は、撮像素子5においてデジタル信号に光電変化される。次に、このデジタル信号は、画像信号処理部61において画像出力信号と録画処理信号とに分岐し、このうち録画処理信号は、AFゲート62を介して、AF信号処理部63にて信号処理された後、CPU64に入力される。ここで、ズーム機能等の動作を実施する際、ユーザの操作、若しくは自動補正により、ズームスイッチ65が機能する。この指令により、ビデオカメラ60は、CPU64に入力された信号に基づいて、第1及び第2ボイスコイルモータ3、4、及び第1可動枠7、第2可動枠9、及び撮像素子ユニット27用の各駆動モータ66、67、68を駆動する。これにより、レンズ鏡筒1内のレンズ群、及び撮像素子5は、光軸方向に適宜移動する。
5 撮像素子
5a 撮像面
12 第3可動枠
20 ヨーク
20a 平板部
22 マグネット
23 コイル
24 ヨーク
24a 平板部
25 マグネット
26 コイル
30 防磁シールド
60 ビデオカメラ
L1 第1群レンズ
L2 第2群レンズ
L3 第3群レンズ
L4 第4群レンズ
L5 第5群レンズ
M1 第1ボイスコイルモータ
M2 第2ボイスコイルモータ
Claims (4)
- 少なくとも2つの光学素子からなる光学素子群と、該光学素子群により結像した被写体像を光電変換する撮像素子と、更に、2つの平板部を互いに対向させつつ一方の端で連なる長U字形のヨークと、一方の前記平板部の内側面に設置された平板形のマグネットと、前記光学素子の少なくとも1つを保持する可動枠に固定され、前記可動枠に近い側の他方の前記平板部を非接触で貫通させ、光軸方向に移動するように該他方の平板部の周囲に巻かれたコイルとからなる駆動用磁気回路とを備えたレンズ鏡筒であって、
前記撮像素子の撮像面に対面した前記光学素子を光軸方向に移動させるために、前記撮像素子の4辺のうち少なくとも隣接する2辺と光軸方向において平行となるように前記ヨークを設置する少なくとも2個の前記駆動用磁気回路を有する場合、
一方の前記駆動用磁気回路が有する前記コイルへの通電方向は、他方の前記駆動用磁気回路が有する前記コイルへの通電方向とは、光軸方向を基準として反転し、かつ、一方の前記マグネットの前記撮像素子側の極性は、他方の前記マグネットの前記撮像素子側の極性と反対であることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 前記撮像素子の外周部で、かつ、前記駆動用磁気回路に対向する位置に、前記駆動用磁気回路からの磁力を遮蔽する防磁シールドを備えることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
- 前記防磁シールドは、強磁性体で形成された、少なくとも連続する2辺からなる板材であることを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備えることを特徴とする撮像装置。
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