JPH11344736A - 反射望遠レンズ及びブレ補正装置 - Google Patents
反射望遠レンズ及びブレ補正装置Info
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- JPH11344736A JPH11344736A JP10152590A JP15259098A JPH11344736A JP H11344736 A JPH11344736 A JP H11344736A JP 10152590 A JP10152590 A JP 10152590A JP 15259098 A JP15259098 A JP 15259098A JP H11344736 A JPH11344736 A JP H11344736A
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- Japan
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- optical system
- lens
- blur correction
- unit
- blur
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- Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンパクトで容易に携行することができると
ともに、容易に組み立てることができる反射望遠レンズ
及びブレ補正レンズを提供する。 【解決手段】 レンズユニット2は、主鏡20及び副鏡
21などからなるレフレックス光学系を収納し、ブレ補
正ユニット3は、ブレ補正装置を収納している。ブレ補
正ユニット3は、レンズユニット2よりも結像面4側に
配置されているために、レフレックス光学系の光路がブ
レ補正装置によって遮られない。また、角速度センサ3
2,33、PSD36d,37d及び支持部材40は、
同一のセンサ基板30上に固定されている。このため
に、センサ基板30は、支持部材40を通じてコイル3
4b,35bに電源を供給することができる。また、ブ
レ補正ユニット3の空間3a内に角速度センサ32,3
3を設置することができるために、ブレ補正装置を小型
にすることができる。
ともに、容易に組み立てることができる反射望遠レンズ
及びブレ補正レンズを提供する。 【解決手段】 レンズユニット2は、主鏡20及び副鏡
21などからなるレフレックス光学系を収納し、ブレ補
正ユニット3は、ブレ補正装置を収納している。ブレ補
正ユニット3は、レンズユニット2よりも結像面4側に
配置されているために、レフレックス光学系の光路がブ
レ補正装置によって遮られない。また、角速度センサ3
2,33、PSD36d,37d及び支持部材40は、
同一のセンサ基板30上に固定されている。このため
に、センサ基板30は、支持部材40を通じてコイル3
4b,35bに電源を供給することができる。また、ブ
レ補正ユニット3の空間3a内に角速度センサ32,3
3を設置することができるために、ブレ補正装置を小型
にすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも2枚の
反射面を有する反射望遠レンズなどにおける手ブレなど
を補正する反射望遠レンズ及びブレ補正装置に関するも
のである。
反射面を有する反射望遠レンズなどにおける手ブレなど
を補正する反射望遠レンズ及びブレ補正装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】特開平4−76525号公報は、光軸に
対して直交する平面内を平行移動するブレ補正レンズ
と、このブレ補正レンズを保持する枠部材と、この枠部
材を保持する板部材と、この板部材に取り付た4本のワ
イヤと、このワイヤを支持する本体と、巻線コイル、ヨ
ーク及び永久磁石からなり、ブレ補正レンズを上下及び
左右方向に駆動するアクチュエータと、発光素子及び受
光素子からなり、ブレ補正レンズの位置を検出する位置
検出装置などを備えるブレ補正装置を第3図に開示して
いる。
対して直交する平面内を平行移動するブレ補正レンズ
と、このブレ補正レンズを保持する枠部材と、この枠部
材を保持する板部材と、この板部材に取り付た4本のワ
イヤと、このワイヤを支持する本体と、巻線コイル、ヨ
ーク及び永久磁石からなり、ブレ補正レンズを上下及び
左右方向に駆動するアクチュエータと、発光素子及び受
光素子からなり、ブレ補正レンズの位置を検出する位置
検出装置などを備えるブレ補正装置を第3図に開示して
いる。
【0003】図4は、従来のブレ補正装置のブロック図
である。角速度センサ320は、カメラに加わる振動を
検出するセンサである。角速度センサ320は、例え
ば、コリオリ力を検出するための圧電振動式角速度セン
サである。角速度センサ320は、検出した振動に応じ
たブレ検出信号を、基準値演算部500に出力する。基
準値演算部500は、角速度センサ320が出力するブ
レ検出信号に基づいて、カメラが静止した状態における
角速度センサ320の出力信号(以下、基準値という)
を演算する。ブレ検出信号から基準値を差し引いた後の
信号は、積分部510に入力する。
である。角速度センサ320は、カメラに加わる振動を
検出するセンサである。角速度センサ320は、例え
ば、コリオリ力を検出するための圧電振動式角速度セン
サである。角速度センサ320は、検出した振動に応じ
たブレ検出信号を、基準値演算部500に出力する。基
準値演算部500は、角速度センサ320が出力するブ
レ検出信号に基づいて、カメラが静止した状態における
角速度センサ320の出力信号(以下、基準値という)
を演算する。ブレ検出信号から基準値を差し引いた後の
信号は、積分部510に入力する。
【0004】積分部510は、角速度の単位で表されて
いるブレ検出信号を時間積分して、カメラのブレ角度に
変換する。目標駆動位置演算部520は、積分部510
の出力信号に基づいて、ブレ補正レンズ380の目標駆
動位置情報を演算する。駆動信号演算部530は、この
目標駆動位置情報に応じてブレ補正レンズ380を駆動
するために、ブレ補正レンズ380の現在位置情報(位
置検出信号)と目標駆動位置情報との差を演算し、アク
チュエータ350のコイル350bに駆動電流を流す。
いるブレ検出信号を時間積分して、カメラのブレ角度に
変換する。目標駆動位置演算部520は、積分部510
の出力信号に基づいて、ブレ補正レンズ380の目標駆
動位置情報を演算する。駆動信号演算部530は、この
目標駆動位置情報に応じてブレ補正レンズ380を駆動
するために、ブレ補正レンズ380の現在位置情報(位
置検出信号)と目標駆動位置情報との差を演算し、アク
チュエータ350のコイル350bに駆動電流を流す。
【0005】アクチュエータ350は、ブレ補正レンズ
380を駆動するものである。アクチュエータ350
は、ヨーク350a,350dと、ヨーク350a,3
50dとの間で磁気回路を形成し、ヨーク350dに取
り付けたマグネット350cと、ヨーク350aとマグ
ネット350cとの間に配置し、レンズ枠390に取り
付けたコイル350bとからなる。アクチュエータ35
0は、コイル350bに駆動電流が流れると、フレミン
グの左手の法則により電磁力を発生する。
380を駆動するものである。アクチュエータ350
は、ヨーク350a,350dと、ヨーク350a,3
50dとの間で磁気回路を形成し、ヨーク350dに取
り付けたマグネット350cと、ヨーク350aとマグ
ネット350cとの間に配置し、レンズ枠390に取り
付けたコイル350bとからなる。アクチュエータ35
0は、コイル350bに駆動電流が流れると、フレミン
グの左手の法則により電磁力を発生する。
【0006】ブレ補正レンズ380は、光軸Iと直交す
る面内(図中xy平面内)で駆動して、ブレを補正する
レンズである。ブレ補正レンズ380は、レンズ枠39
0の内周部に嵌め込まれて固定されている。ブレ補正レ
ンズ380は、アクチュエータ350が発生する電磁力
によって、レンズ枠390と一体となって、光軸Iと直
交する方向に駆動する。
る面内(図中xy平面内)で駆動して、ブレを補正する
レンズである。ブレ補正レンズ380は、レンズ枠39
0の内周部に嵌め込まれて固定されている。ブレ補正レ
ンズ380は、アクチュエータ350が発生する電磁力
によって、レンズ枠390と一体となって、光軸Iと直
交する方向に駆動する。
【0007】位置検出装置370は、ブレ補正レンズ3
80の動きをモニタする装置である。位置検出装置37
0は、光を発光する赤外発光ダイオード(以下、IRE
Dという)370aと、スリット370cを有する遮光
板370bと、スリット370cを通過した光の位置を
検出する位置検出素子(Position Sensi
tive Device)(以下、PSDという)37
0dとを備えている。スリット370cは、IRED3
70aが発光した光線の幅を絞る。スリット370cを
通過した光は、PSD370dに入射し、PSD370
dは、その受光面上の光の位置に応じた位置検出信号を
出力する。レンズ枠390は、遮光板370bを取り付
けているために、ブレ補正レンズ380の動きがスリッ
ト370cの動きとなり、PSD370dの受光面上の
光の動きとなる。このために、PSD370dの受光面
上の光の位置は、ブレ補正レンズ380の位置と等価に
なる。PSD370dによって出力された位置検出信号
は、駆動信号演算部530にフィードバックされる。
80の動きをモニタする装置である。位置検出装置37
0は、光を発光する赤外発光ダイオード(以下、IRE
Dという)370aと、スリット370cを有する遮光
板370bと、スリット370cを通過した光の位置を
検出する位置検出素子(Position Sensi
tive Device)(以下、PSDという)37
0dとを備えている。スリット370cは、IRED3
70aが発光した光線の幅を絞る。スリット370cを
通過した光は、PSD370dに入射し、PSD370
dは、その受光面上の光の位置に応じた位置検出信号を
出力する。レンズ枠390は、遮光板370bを取り付
けているために、ブレ補正レンズ380の動きがスリッ
ト370cの動きとなり、PSD370dの受光面上の
光の動きとなる。このために、PSD370dの受光面
上の光の位置は、ブレ補正レンズ380の位置と等価に
なる。PSD370dによって出力された位置検出信号
は、駆動信号演算部530にフィードバックされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】カメラを手持ちで撮影
する場合には、使用しているレンズの焦点距離がf(m
m)であるときには、手ブレによる写真の失敗を防ぐた
めに、一般に、1/f(sec)よりも速いシャッタ秒
時(シャッタスピード,露光時間)で撮影する必要があ
る。このために、レンズの焦点距離fが長い望遠レンズ
などでは、レンズの焦点距離fが長くなるほど、より速
いシャッタ秒時で撮影する必要がある。また、例えば、
被写体が暗いためにシャッタを高速で切れない状況下で
は、三脚などを使用して手ブレによる失敗を防止してい
る。焦点距離fが同一のレンズであって、より速いシャ
ッタ秒時で撮影するときには、Fナンバーが小さいレン
ズを使用する必要がある。しかし、Fナンバーの小さい
望遠レンズは、長さと太さが非常に大きいために携行性
が悪くなってしまう。また、このような望遠レンズは、
重量があるために手持ちによる撮影が難しく、結局三脚
を使用することが多くなってしまう。
する場合には、使用しているレンズの焦点距離がf(m
m)であるときには、手ブレによる写真の失敗を防ぐた
めに、一般に、1/f(sec)よりも速いシャッタ秒
時(シャッタスピード,露光時間)で撮影する必要があ
る。このために、レンズの焦点距離fが長い望遠レンズ
などでは、レンズの焦点距離fが長くなるほど、より速
いシャッタ秒時で撮影する必要がある。また、例えば、
被写体が暗いためにシャッタを高速で切れない状況下で
は、三脚などを使用して手ブレによる失敗を防止してい
る。焦点距離fが同一のレンズであって、より速いシャ
ッタ秒時で撮影するときには、Fナンバーが小さいレン
ズを使用する必要がある。しかし、Fナンバーの小さい
望遠レンズは、長さと太さが非常に大きいために携行性
が悪くなってしまう。また、このような望遠レンズは、
重量があるために手持ちによる撮影が難しく、結局三脚
を使用することが多くなってしまう。
【0009】一方、望遠レンズには、ガラスレンズを用
いたもの以外に、反射鏡を用いたいわゆるレフレックス
レンズ、ミラーレンズ(以下、反射望遠レンズという)
がある。この反射望遠レンズは、基本的に、2枚の反射
鏡からなる光学系を搭載している。その結果、反射望遠
レンズは、ガラスレンズに比べてレンズ鏡筒の長さを短
くすることができ、かつ、レンズ全体を軽くすることが
できるために、携行性が非常に優れている。
いたもの以外に、反射鏡を用いたいわゆるレフレックス
レンズ、ミラーレンズ(以下、反射望遠レンズという)
がある。この反射望遠レンズは、基本的に、2枚の反射
鏡からなる光学系を搭載している。その結果、反射望遠
レンズは、ガラスレンズに比べてレンズ鏡筒の長さを短
くすることができ、かつ、レンズ全体を軽くすることが
できるために、携行性が非常に優れている。
【0010】しかし、反射望遠レンズは、その構造上、
Fナンバーを小さくすることが困難であり、Fナンバー
が大きいために、通常の撮影条件では、高速のシャッタ
秒時で撮影することが困難であった。その結果、反射望
遠レンズを使用するときには、手ブレによる写真の失敗
を防ぐために、三脚などを使用する必要があり、結局は
携行性が悪くなってしまうという問題点があった。
Fナンバーを小さくすることが困難であり、Fナンバー
が大きいために、通常の撮影条件では、高速のシャッタ
秒時で撮影することが困難であった。その結果、反射望
遠レンズを使用するときには、手ブレによる写真の失敗
を防ぐために、三脚などを使用する必要があり、結局は
携行性が悪くなってしまうという問題点があった。
【0011】また、従来のブレ補正装置は、アクチュエ
ータ350及び位置検出装置370が、レンズ枠390
の外周部から突出していた。このために、レンズ鏡筒内
の限られたスペース内にブレ補正装置を設置するとき
に、ブレ補正装置の一部を構成する電気部品の設置スペ
ースに制約を生じたり、組み立てが容易ではないという
問題点があった。
ータ350及び位置検出装置370が、レンズ枠390
の外周部から突出していた。このために、レンズ鏡筒内
の限られたスペース内にブレ補正装置を設置するとき
に、ブレ補正装置の一部を構成する電気部品の設置スペ
ースに制約を生じたり、組み立てが容易ではないという
問題点があった。
【0012】本発明の課題は、コンパクトで容易に携行
することができるとともに、容易に組み立てることがで
きる反射望遠レンズ及びブレ補正レンズを提供すること
である。
することができるとともに、容易に組み立てることがで
きる反射望遠レンズ及びブレ補正レンズを提供すること
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易なものとするために、本発明の実施形態に対応する符
号を付して説明するが、これに限定するものではない。
すなわち、請求項1の発明は、少なくとも2枚の反射鏡
を有する反射光学系(20,21)と、ブレを補正する
ブレ補正光学系(38)とを含み、前記反射光学系は、
被写体からの光を集光して、被写体側に反射する主鏡
(20)と、前記主鏡によって反射された光を前記ブレ
補正光学系に反射する副鏡(21)とを含み、前記ブレ
補正光学系は、前記主鏡よりも結像面(4)側に配置さ
れていることを特徴とする反射望遠レンズ(1)であ
る。
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易なものとするために、本発明の実施形態に対応する符
号を付して説明するが、これに限定するものではない。
すなわち、請求項1の発明は、少なくとも2枚の反射鏡
を有する反射光学系(20,21)と、ブレを補正する
ブレ補正光学系(38)とを含み、前記反射光学系は、
被写体からの光を集光して、被写体側に反射する主鏡
(20)と、前記主鏡によって反射された光を前記ブレ
補正光学系に反射する副鏡(21)とを含み、前記ブレ
補正光学系は、前記主鏡よりも結像面(4)側に配置さ
れていることを特徴とする反射望遠レンズ(1)であ
る。
【0014】請求項2の発明は、請求項1に記載の反射
望遠レンズにおいて、前記反射光学系は、反射光学系ユ
ニット(2)内に設けられ、前記ブレ補正光学系は、ブ
レ補正ユニット(3)内に設けられており、前記ブレ補
正ユニットは、振動を検出する振動検出部(32,3
3)と、前記ブレ補正光学系を保持する保持枠(39)
と、前記保持枠を移動自在に支持する支持部材(40)
と、前記振動により生ずるブレを補正するように、前記
ブレ補正光学系を駆動する駆動部(34,35)と、前
記ブレ補正光学系の位置を検出する位置検出部(36,
37)とを含み、前記ブレ補正ユニットは、前記反射光
学系ユニットよりも結像面側に配置されていることを特
徴とする反射望遠レンズである。
望遠レンズにおいて、前記反射光学系は、反射光学系ユ
ニット(2)内に設けられ、前記ブレ補正光学系は、ブ
レ補正ユニット(3)内に設けられており、前記ブレ補
正ユニットは、振動を検出する振動検出部(32,3
3)と、前記ブレ補正光学系を保持する保持枠(39)
と、前記保持枠を移動自在に支持する支持部材(40)
と、前記振動により生ずるブレを補正するように、前記
ブレ補正光学系を駆動する駆動部(34,35)と、前
記ブレ補正光学系の位置を検出する位置検出部(36,
37)とを含み、前記ブレ補正ユニットは、前記反射光
学系ユニットよりも結像面側に配置されていることを特
徴とする反射望遠レンズである。
【0015】請求項3の発明は、請求項2に記載の反射
望遠レンズにおいて、前記ブレ補正ユニットは、前記保
持枠の外周部よりも外側に空間(3a)を有し、前記振
動検出部は、前記空間内に設けられていることを特徴と
している反射望遠レンズである。
望遠レンズにおいて、前記ブレ補正ユニットは、前記保
持枠の外周部よりも外側に空間(3a)を有し、前記振
動検出部は、前記空間内に設けられていることを特徴と
している反射望遠レンズである。
【0016】請求項4の発明は、振動を検出する振動検
出センサ(32,33)と、駆動することによって、前
記振動により生ずるブレを補正するブレ補正光学系(3
8)と、前記ブレ補正光学系を保持する保持枠(39)
と、前記保持枠を移動自在に支持する導電性の支持部材
(40)と、前記ブレ補正光学系の位置を検出する位置
検出素子(36d,37d)とを含み、前記振動検出セ
ンサ、前記支持部材及び前記位置検出素子は、同一の電
気基板(30)に固定されていることを特徴とするブレ
補正装置である。
出センサ(32,33)と、駆動することによって、前
記振動により生ずるブレを補正するブレ補正光学系(3
8)と、前記ブレ補正光学系を保持する保持枠(39)
と、前記保持枠を移動自在に支持する導電性の支持部材
(40)と、前記ブレ補正光学系の位置を検出する位置
検出素子(36d,37d)とを含み、前記振動検出セ
ンサ、前記支持部材及び前記位置検出素子は、同一の電
気基板(30)に固定されていることを特徴とするブレ
補正装置である。
【0017】請求項5の発明は、請求項4に記載のブレ
補正装置において、前記ブレ補正光学系を電磁力によっ
て駆動する電磁力発生装置(34,35)を備え、前記
電磁力発生装置は、少なくとも、磁界を形成するマグネ
ット(34c,35c)と、前記磁界内に配置され、前
記保持枠に設けられたコイル(34b,35b)とを含
み、前記支持部材は、前記コイルに電気的に接続されて
いることを特徴とするブレ補正装置である。
補正装置において、前記ブレ補正光学系を電磁力によっ
て駆動する電磁力発生装置(34,35)を備え、前記
電磁力発生装置は、少なくとも、磁界を形成するマグネ
ット(34c,35c)と、前記磁界内に配置され、前
記保持枠に設けられたコイル(34b,35b)とを含
み、前記支持部材は、前記コイルに電気的に接続されて
いることを特徴とするブレ補正装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図面を参
照して、本発明の第1実施形態について、さらに詳しく
説明する。まず、本発明の第1実施形態に係る反射望遠
レンズの概要について説明するとともに、この反射望遠
レンズに搭載したブレ補正装置の概要を説明する。図1
は、本発明の第1実施形態に係る反射望遠レンズを示す
断面図である。以下では、図4に示す部材と同一の部材
は、対応する番号を付して説明し、その詳細な説明を省
略する。
照して、本発明の第1実施形態について、さらに詳しく
説明する。まず、本発明の第1実施形態に係る反射望遠
レンズの概要について説明するとともに、この反射望遠
レンズに搭載したブレ補正装置の概要を説明する。図1
は、本発明の第1実施形態に係る反射望遠レンズを示す
断面図である。以下では、図4に示す部材と同一の部材
は、対応する番号を付して説明し、その詳細な説明を省
略する。
【0019】レンズ鏡筒1は、レンズユニット2及びブ
レ補正ユニット3を収納する円筒状の部材である。レン
ズ鏡筒1は、固定筒10と、レンズ側マウント部11な
どを備えている。
レ補正ユニット3を収納する円筒状の部材である。レン
ズ鏡筒1は、固定筒10と、レンズ側マウント部11な
どを備えている。
【0020】固定筒10は、レンズユニット2及びブレ
補正ユニット3を保持する円筒状の部材である。固定筒
10には、その内周面から突出してフランジ部10aが
形成されている。固定筒10は、副鏡21及びガラス板
22を光軸I方向に移動して焦点調節する図示しない焦
点調節機構などを固定している。
補正ユニット3を保持する円筒状の部材である。固定筒
10には、その内周面から突出してフランジ部10aが
形成されている。固定筒10は、副鏡21及びガラス板
22を光軸I方向に移動して焦点調節する図示しない焦
点調節機構などを固定している。
【0021】フランジ部10aは、主鏡20及びセンサ
基板30を固定するための部分である。フランジ部10
aは、その略中央部に、副鏡21による反射光を遮らな
いように開口部10bが形成されている。
基板30を固定するための部分である。フランジ部10
aは、その略中央部に、副鏡21による反射光を遮らな
いように開口部10bが形成されている。
【0022】レンズ側マウント部11は、図示しないカ
メラボディにレンズ鏡筒1を取り付けるための部分であ
る。レンズ側マウント部11は、固定筒10の結像面4
側の端部に固定されている。レンズ側マウント部11
は、図示しないボディ側マウント部に着脱自在である。
メラボディにレンズ鏡筒1を取り付けるための部分であ
る。レンズ側マウント部11は、固定筒10の結像面4
側の端部に固定されている。レンズ側マウント部11
は、図示しないボディ側マウント部に着脱自在である。
【0023】レンズユニット2は、レフレックス光学系
を収納するユニットである。レンズユニット2は、レフ
レックス光学系を構成する主鏡20、副鏡21、ガラス
板22などの光学部品を収納して、所定の位置に保持し
ている。
を収納するユニットである。レンズユニット2は、レフ
レックス光学系を構成する主鏡20、副鏡21、ガラス
板22などの光学部品を収納して、所定の位置に保持し
ている。
【0024】結像面4は、レフレックス光学系及びブレ
補正光学系を透過した光線が像を結ぶ面である。結像面
4は、カメラの場合には、カメラボディ内のフィルム面
である。
補正光学系を透過した光線が像を結ぶ面である。結像面
4は、カメラの場合には、カメラボディ内のフィルム面
である。
【0025】主鏡20は、被写体(図中左側)からの光
を集光して、被写体側に反射する反射鏡である。主鏡2
0は、被写体側が凹面の反射面である。主鏡20は、フ
ランジ部10aの被写体側の表面に固定されている。主
鏡20は、ガラス板22を透過した光を集光して、副鏡
21に一旦反射する。主鏡20によって反射された反射
光は、副鏡21に到達する。
を集光して、被写体側に反射する反射鏡である。主鏡2
0は、被写体側が凹面の反射面である。主鏡20は、フ
ランジ部10aの被写体側の表面に固定されている。主
鏡20は、ガラス板22を透過した光を集光して、副鏡
21に一旦反射する。主鏡20によって反射された反射
光は、副鏡21に到達する。
【0026】副鏡21は、主鏡20によって反射された
光を、ブレ補正レンズ35に反射する反射鏡である。副
鏡21は、ガラス板22の略中央に固定されている。副
鏡21は、結像面4側が凸面の反射面である。副鏡21
は、主鏡20からの反射光を結像面4側に反射する。副
鏡21によって反射された反射光は、ブレ補正レンズ3
5に到達する。
光を、ブレ補正レンズ35に反射する反射鏡である。副
鏡21は、ガラス板22の略中央に固定されている。副
鏡21は、結像面4側が凸面の反射面である。副鏡21
は、主鏡20からの反射光を結像面4側に反射する。副
鏡21によって反射された反射光は、ブレ補正レンズ3
5に到達する。
【0027】ガラス板22は、副鏡21を所定の位置に
固定するための円板状のガラスである。ガラス板22
は、その外周面が固定筒10の内周面に嵌め込まれて固
定されている。ガラス板22を透過した被写体からの光
は、ブレ補正レンズ38に到達する。
固定するための円板状のガラスである。ガラス板22
は、その外周面が固定筒10の内周面に嵌め込まれて固
定されている。ガラス板22を透過した被写体からの光
は、ブレ補正レンズ38に到達する。
【0028】ブレ補正ユニット3は、手ブレなどによっ
て生ずるブレを補正するブレ補正装置を収納するユニッ
トである。ブレ補正ユニット3は、センサ基板30と、
IRED基板31と、角速度センサ32,33と、アク
チュエータ34,35と、位置検出装置36,37と、
ブレ補正レンズ38と、レンズ枠39と、支持部材40
などを収納し所定の位置に保持している。ブレ補正ユニ
ット3は、レンズユニット2よりも結像面4寄りに配置
されている。ブレ補正ユニット3は、レンズ枠39及び
遮光板36b,37bの外周部よりも外側であって、セ
ンサ基板30とIRED基板31との間に空間3aを形
成している。
て生ずるブレを補正するブレ補正装置を収納するユニッ
トである。ブレ補正ユニット3は、センサ基板30と、
IRED基板31と、角速度センサ32,33と、アク
チュエータ34,35と、位置検出装置36,37と、
ブレ補正レンズ38と、レンズ枠39と、支持部材40
などを収納し所定の位置に保持している。ブレ補正ユニ
ット3は、レンズユニット2よりも結像面4寄りに配置
されている。ブレ補正ユニット3は、レンズ枠39及び
遮光板36b,37bの外周部よりも外側であって、セ
ンサ基板30とIRED基板31との間に空間3aを形
成している。
【0029】IRED基板31は、IRED36a,3
7aなどを固定するための基板である。IRED基板3
1は、IRED36a,37aに電源を供給する図示し
ない導電性のパターンと、ヨーク取付部31a,31b
と、開口部31cとを備えている。
7aなどを固定するための基板である。IRED基板3
1は、IRED36a,37aに電源を供給する図示し
ない導電性のパターンと、ヨーク取付部31a,31b
と、開口部31cとを備えている。
【0030】ヨーク取付部31a,31bは、アクチュ
エータ34,35のヨーク34a,35aをIRED基
板31に取り付ける部分である。ヨーク取付部31a
は、X軸方向に形成されており、ヨーク取付部31b
は、Y軸方向に形成されている。ヨーク取付部31a,
31bは、IRED基板31を貫通する切欠部である。
エータ34,35のヨーク34a,35aをIRED基
板31に取り付ける部分である。ヨーク取付部31a
は、X軸方向に形成されており、ヨーク取付部31b
は、Y軸方向に形成されている。ヨーク取付部31a,
31bは、IRED基板31を貫通する切欠部である。
【0031】開口部31cは、ブレ補正レンズ38を透
過した光が通過する部分である。開口部31cは、IR
ED基板31の略中央部に、ブレ補正レンズ38を透過
した光を遮らないように形成されている。
過した光が通過する部分である。開口部31cは、IR
ED基板31の略中央部に、ブレ補正レンズ38を透過
した光を遮らないように形成されている。
【0032】角速度センサ32,33は、レンズ鏡筒1
に印加する振動を検出するセンサである。角速度センサ
32,33は、レンズ鏡筒1に作用するコリオリ力を利
用することで角速度値を検出して、検出結果を電圧値
(角速度信号)として出力する。角速度センサ32は、
X軸回りの角速度を検出するピッチング検出用のセンサ
であり、角速度センサ33は、Y軸回りの角速度を検出
するヨーイング検出用のセンサである。角速度センサ3
2,33は、空間3a内でセンサ基板30上に固定され
ている。なお、図1では、角速度センサ32のみを示
し、角速度センサ33は、図1においてかっこを付して
示す。
に印加する振動を検出するセンサである。角速度センサ
32,33は、レンズ鏡筒1に作用するコリオリ力を利
用することで角速度値を検出して、検出結果を電圧値
(角速度信号)として出力する。角速度センサ32は、
X軸回りの角速度を検出するピッチング検出用のセンサ
であり、角速度センサ33は、Y軸回りの角速度を検出
するヨーイング検出用のセンサである。角速度センサ3
2,33は、空間3a内でセンサ基板30上に固定され
ている。なお、図1では、角速度センサ32のみを示
し、角速度センサ33は、図1においてかっこを付して
示す。
【0033】アクチュエータ34,35は、駆動力を発
生してブレ補正レンズ38を駆動するものである。アク
チュエータ34は、ブレ補正レンズ38をX軸方向に駆
動し、アクチュエータ35は、ブレ補正レンズ38をY
軸方向に駆動する。アクチュエータ34,35は、例え
ば、電磁力を発生するボイスコイルモータなどである。
アクチュエータ34,35は、ヨーク34a,35a
と、コイル34b,35bと、マグネット34c,35
cと、ヨーク34d,35dとからなる。アクチュエー
タ34は、X軸方向に配置されており、アクチュエータ
35は、Y軸方向に配置されている。アクチュエータ3
4,35は、ヨーク34a,34d,35a,35d及
びマグネット34c,35cが形成する磁気回路内にコ
イル34b,35bを配置しているために、このコイル
34b,35bに駆動電流が流れると、フレミングの左
手の法則により電磁力を発生する。なお、アクチュエー
タ34,35は、いずれも同一構造であり、以下では、
アクチュエータ35を中心に説明し、アクチュエータ3
4側の部材には、図1においてかっこを付して示す。
生してブレ補正レンズ38を駆動するものである。アク
チュエータ34は、ブレ補正レンズ38をX軸方向に駆
動し、アクチュエータ35は、ブレ補正レンズ38をY
軸方向に駆動する。アクチュエータ34,35は、例え
ば、電磁力を発生するボイスコイルモータなどである。
アクチュエータ34,35は、ヨーク34a,35a
と、コイル34b,35bと、マグネット34c,35
cと、ヨーク34d,35dとからなる。アクチュエー
タ34は、X軸方向に配置されており、アクチュエータ
35は、Y軸方向に配置されている。アクチュエータ3
4,35は、ヨーク34a,34d,35a,35d及
びマグネット34c,35cが形成する磁気回路内にコ
イル34b,35bを配置しているために、このコイル
34b,35bに駆動電流が流れると、フレミングの左
手の法則により電磁力を発生する。なお、アクチュエー
タ34,35は、いずれも同一構造であり、以下では、
アクチュエータ35を中心に説明し、アクチュエータ3
4側の部材には、図1においてかっこを付して示す。
【0034】ヨーク34a,34d,35a,35d
は、マグネット34c,35cとともに磁界を形成する
部材である。ヨーク34a,35aは、図1に示すよう
に、IRED基板31のヨーク取付部31a,31bに
それぞれ嵌め込まれて固定されている。また、ヨーク3
4d,35dは、センサ基板30のヨーク取付部30
f,30gにそれぞれ嵌め込まれて固定されている。
は、マグネット34c,35cとともに磁界を形成する
部材である。ヨーク34a,35aは、図1に示すよう
に、IRED基板31のヨーク取付部31a,31bに
それぞれ嵌め込まれて固定されている。また、ヨーク3
4d,35dは、センサ基板30のヨーク取付部30
f,30gにそれぞれ嵌め込まれて固定されている。
【0035】コイル34b,35bは、駆動電流が流れ
る導線を巻いたものである。コイル34bは、ヨーク3
4aとマグネット34cとの間に配置されており、コイ
ル35bは、ヨーク35aとマグネット35cとの間に
配置されている。
る導線を巻いたものである。コイル34bは、ヨーク3
4aとマグネット34cとの間に配置されており、コイ
ル35bは、ヨーク35aとマグネット35cとの間に
配置されている。
【0036】マグネット34c,35cは、それぞれN
極とS極の2つの磁極を有し、磁界を形成する部材であ
る。マグネット34c,35cは、それぞれヨーク34
d,35dに取り付けられている。マグネット34c,
35cは、それぞれN極からS極に向かって、コイル3
4b,35bと直交する磁力線を形成しているために、
コイル34b,35bの周りに効率よく磁界を形成する
ことができる。
極とS極の2つの磁極を有し、磁界を形成する部材であ
る。マグネット34c,35cは、それぞれヨーク34
d,35dに取り付けられている。マグネット34c,
35cは、それぞれN極からS極に向かって、コイル3
4b,35bと直交する磁力線を形成しているために、
コイル34b,35bの周りに効率よく磁界を形成する
ことができる。
【0037】位置検出装置36,37は、ブレ補正レン
ズ38の位置を検出する装置である。位置検出装置36
は、ブレ補正レンズ38のX軸方向の位置を検出し、位
置検出装置37は、ブレ補正レンズ38のY軸方向の位
置を検出する。位置検出装置36,37は、IRED3
6a,37aと、ブレ補正レンズ38とともに移動する
遮光板36b,37bと、遮光板36b,37bに形成
されたスリット36c,37cと、スリット36c,3
7cを通過した光の重心位置を電流値として検出するP
SD36d,37dとからなる。なお、位置検出装置3
6,37は、いずれも同一構造であり、以下では、位置
検出装置36,37を中心に説明し、位置検出装置36
側の部材には、図1においてかっこを付して示す。
ズ38の位置を検出する装置である。位置検出装置36
は、ブレ補正レンズ38のX軸方向の位置を検出し、位
置検出装置37は、ブレ補正レンズ38のY軸方向の位
置を検出する。位置検出装置36,37は、IRED3
6a,37aと、ブレ補正レンズ38とともに移動する
遮光板36b,37bと、遮光板36b,37bに形成
されたスリット36c,37cと、スリット36c,3
7cを通過した光の重心位置を電流値として検出するP
SD36d,37dとからなる。なお、位置検出装置3
6,37は、いずれも同一構造であり、以下では、位置
検出装置36,37を中心に説明し、位置検出装置36
側の部材には、図1においてかっこを付して示す。
【0038】ブレ補正レンズ38は、撮影光路を変更し
てブレを補正するレンズである。ブレ補正レンズ38
は、例えば、光軸Iに対して略直交する平面内(図中X
Y平面内)で駆動する単レンズ又は複数枚のレンズによ
り構成したレンズ群である。ブレ補正レンズ38は、撮
影装置の結像光学系に内蔵されている。ブレ補正レンズ
38は、被写体側から入射した光を最初に反射する主鏡
20よりも、結像面4寄りに配置されている。ブレ補正
レンズ38は、アクチュエータ34,35によって、光
軸Iと略直交する方向に駆動して、結像光学系の光軸I
を偏向する。写真などにおける像のブレは、レンズ鏡筒
1に加わる手ブレなどの振動によって、結像面(フィル
ム面)4の像が露光中に動くことで発生する。図1に示
す角速度センサ32,33などの振動検出センサは、レ
ンズ鏡筒1に加わる振動を検出するために、この振動に
よる結像面4の像の動きを知ることができる。このため
に、結像面4上の像の動きを止めるように、ブレ補正レ
ンズ38を駆動して、像ブレを補正することができる。
てブレを補正するレンズである。ブレ補正レンズ38
は、例えば、光軸Iに対して略直交する平面内(図中X
Y平面内)で駆動する単レンズ又は複数枚のレンズによ
り構成したレンズ群である。ブレ補正レンズ38は、撮
影装置の結像光学系に内蔵されている。ブレ補正レンズ
38は、被写体側から入射した光を最初に反射する主鏡
20よりも、結像面4寄りに配置されている。ブレ補正
レンズ38は、アクチュエータ34,35によって、光
軸Iと略直交する方向に駆動して、結像光学系の光軸I
を偏向する。写真などにおける像のブレは、レンズ鏡筒
1に加わる手ブレなどの振動によって、結像面(フィル
ム面)4の像が露光中に動くことで発生する。図1に示
す角速度センサ32,33などの振動検出センサは、レ
ンズ鏡筒1に加わる振動を検出するために、この振動に
よる結像面4の像の動きを知ることができる。このため
に、結像面4上の像の動きを止めるように、ブレ補正レ
ンズ38を駆動して、像ブレを補正することができる。
【0039】レンズ枠39は、ブレ補正レンズ38を保
持するための鏡筒である。レンズ枠39の内周部には、
ブレ補正レンズ38の外周部が嵌め込まれて固定されて
いる。また、レンズ枠39の外周部には、遮光板36
b,37bと、コイル34b,35bとが固定されてい
る。レンズ枠39は、4本の支持部材40によって移動
自在に支持されている。
持するための鏡筒である。レンズ枠39の内周部には、
ブレ補正レンズ38の外周部が嵌め込まれて固定されて
いる。また、レンズ枠39の外周部には、遮光板36
b,37bと、コイル34b,35bとが固定されてい
る。レンズ枠39は、4本の支持部材40によって移動
自在に支持されている。
【0040】支持部材40は、光軸Iに対して略直交す
る方向に、ブレ補正レンズ38及びレンズ枠39を移動
自在に支持する導電性の弾性部材である。支持部材40
は、光軸Iに対して平行に、この光軸Iを中心として9
0度間隔を開けて配置されている。支持部材40は、一
方の端部がレンズ枠39に固定されており、他方の端部
がセンサ基板30に固定されている。支持部材40は、
X軸方向及びY軸方向に撓むことができるために、アク
チュエータ34,35が発生する駆動力に応じて、光軸
Iに対して略直交する方向にレンズ枠39を移動するこ
とができる。
る方向に、ブレ補正レンズ38及びレンズ枠39を移動
自在に支持する導電性の弾性部材である。支持部材40
は、光軸Iに対して平行に、この光軸Iを中心として9
0度間隔を開けて配置されている。支持部材40は、一
方の端部がレンズ枠39に固定されており、他方の端部
がセンサ基板30に固定されている。支持部材40は、
X軸方向及びY軸方向に撓むことができるために、アク
チュエータ34,35が発生する駆動力に応じて、光軸
Iに対して略直交する方向にレンズ枠39を移動するこ
とができる。
【0041】図2は、本発明の第1実施形態に係る反射
望遠レンズにおけるブレ補正装置のセンサ基板を結像面
側から見た平面図である。センサ基板30は、図2にお
いて二点鎖線で示す角速度センサ32,33、PSD3
6d,37d及び図1に示す支持部材40を固定するた
めの基板である。センサ基板30には、図2に示すよう
に、角速度センサ取付部30a,30bと、PSD取付
部30c,30dと、支持部材取付部30eと、ヨーク
取付部30f,30gと、角速度センサ用パターン30
h,30iと、PSD用パターン30j,30kと、支
持部材用パターン30mと、開口部30nとが形成され
ている。
望遠レンズにおけるブレ補正装置のセンサ基板を結像面
側から見た平面図である。センサ基板30は、図2にお
いて二点鎖線で示す角速度センサ32,33、PSD3
6d,37d及び図1に示す支持部材40を固定するた
めの基板である。センサ基板30には、図2に示すよう
に、角速度センサ取付部30a,30bと、PSD取付
部30c,30dと、支持部材取付部30eと、ヨーク
取付部30f,30gと、角速度センサ用パターン30
h,30iと、PSD用パターン30j,30kと、支
持部材用パターン30mと、開口部30nとが形成され
ている。
【0042】角速度センサ取付部30a,30bは、そ
れぞれ角速度センサ32,33を、センサ基板30上に
取り付ける部分である。角速度センサ取付部30aは、
Y軸方向に設けられており、角速度センサ取付部30b
は、X軸方向に設けられている。角速度センサ取付部3
0a,30bは、それぞれ角速度センサ32,33の4
本の端子を取り付けるための孔を備えており、角速度セ
ンサ32,33の端子とこれらの孔とを、電気的に接続
している。
れぞれ角速度センサ32,33を、センサ基板30上に
取り付ける部分である。角速度センサ取付部30aは、
Y軸方向に設けられており、角速度センサ取付部30b
は、X軸方向に設けられている。角速度センサ取付部3
0a,30bは、それぞれ角速度センサ32,33の4
本の端子を取り付けるための孔を備えており、角速度セ
ンサ32,33の端子とこれらの孔とを、電気的に接続
している。
【0043】PSD取付部30c,30dは、それぞれ
PSD36d,37dの4本の端子を、センサ基板30
上に取り付ける部分である。PSD取付部30cは、X
軸方向に形成されており、PSD取付部30dは、Y軸
方向に設けられている。
PSD36d,37dの4本の端子を、センサ基板30
上に取り付ける部分である。PSD取付部30cは、X
軸方向に形成されており、PSD取付部30dは、Y軸
方向に設けられている。
【0044】支持部材取付部30eは、支持部材40の
一方の端部を、センサ基板30上に取り付ける部分であ
る。支持部材取付部30eは、光軸Iを中心として、9
0度間隔を開けて4箇所に形成されている。支持部材取
付部30eは、支持部材40の端部を取り付けるための
孔、例えば、センサ基板30の両面にパターンを設けた
スルーホールを備えている。支持部材取付部30eは、
支持部材40の端部をこの孔に通した後に、はんだ付け
などによってこの端部を固定している。
一方の端部を、センサ基板30上に取り付ける部分であ
る。支持部材取付部30eは、光軸Iを中心として、9
0度間隔を開けて4箇所に形成されている。支持部材取
付部30eは、支持部材40の端部を取り付けるための
孔、例えば、センサ基板30の両面にパターンを設けた
スルーホールを備えている。支持部材取付部30eは、
支持部材40の端部をこの孔に通した後に、はんだ付け
などによってこの端部を固定している。
【0045】ヨーク取付部30f,30gは、アクチュ
エータ34,35のヨーク34d,35dをセンサ基板
30に取り付ける部分である。ヨーク取付部30fは、
X軸方向に形成されており、ヨーク取付部30gは、Y
軸方向に形成されている。ヨーク取付部30f,30g
は、センサ基板30を貫通する切欠部である。ヨーク取
付部30f,30gは、ヨーク34d,35dを嵌め込
みセンサ基板30に固定している。
エータ34,35のヨーク34d,35dをセンサ基板
30に取り付ける部分である。ヨーク取付部30fは、
X軸方向に形成されており、ヨーク取付部30gは、Y
軸方向に形成されている。ヨーク取付部30f,30g
は、センサ基板30を貫通する切欠部である。ヨーク取
付部30f,30gは、ヨーク34d,35dを嵌め込
みセンサ基板30に固定している。
【0046】角速度センサ用パターン30h,30i
は、それぞれ角速度センサ32,33周りの電気信号を
受け渡す導電性のパターンである。角速度センサ用パタ
ーン30h,30iは、それぞれ角速度センサ取付部3
0a,30bに接続している。角速度センサ用パターン
30h,30iは、それぞれ角速度センサ32,33に
電源を供給するとともに、角速度センサ32,33が出
力する角速度信号を取り出す。
は、それぞれ角速度センサ32,33周りの電気信号を
受け渡す導電性のパターンである。角速度センサ用パタ
ーン30h,30iは、それぞれ角速度センサ取付部3
0a,30bに接続している。角速度センサ用パターン
30h,30iは、それぞれ角速度センサ32,33に
電源を供給するとともに、角速度センサ32,33が出
力する角速度信号を取り出す。
【0047】PSD用パターン30j,30kは、それ
ぞれPSD36d,37d周りの電気信号を受け渡す導
電性のパターンである。PSD用パターン30j,30
kは、それぞれPSD取付部30j,30kに接続して
いる。PSD用パターン30j,30kは、それぞれP
SD36d,37dが出力する位置検出信号を取り出
す。
ぞれPSD36d,37d周りの電気信号を受け渡す導
電性のパターンである。PSD用パターン30j,30
kは、それぞれPSD取付部30j,30kに接続して
いる。PSD用パターン30j,30kは、それぞれP
SD36d,37dが出力する位置検出信号を取り出
す。
【0048】支持部材用パターン30mは、支持部材4
0に電流を流すための導電性のパターンである。支持部
材用パターン30mは、支持部材取付部30eに接続し
ている。
0に電流を流すための導電性のパターンである。支持部
材用パターン30mは、支持部材取付部30eに接続し
ている。
【0049】開口部30nは、副鏡21によって反射さ
れた光が通過する部分である。開口部30nは、センサ
基板30の略中央部に、副鏡21による反射光を遮らな
いように形成されている。
れた光が通過する部分である。開口部30nは、センサ
基板30の略中央部に、副鏡21による反射光を遮らな
いように形成されている。
【0050】図3は、本発明の第1実施形態に係る反射
望遠レンズにおけるブレ補正装置のレンズ枠を被写体側
から見た平面図である。導線部39a,39bは、それ
ぞれ支持部材40とコイル34b,35bとを電気的に
接続する部分である。導線部39a,39bは、例え
ば、導線又は導体パターンであり、レンズ枠39の被写
体側の表面に形成されている。導線部39a,39b
は、支持部材用パターン30mを流れる電流をコイル3
4b,35bに流すために、アクチュエータ34,35
によってブレ補正レンズ38を駆動することができる。
望遠レンズにおけるブレ補正装置のレンズ枠を被写体側
から見た平面図である。導線部39a,39bは、それ
ぞれ支持部材40とコイル34b,35bとを電気的に
接続する部分である。導線部39a,39bは、例え
ば、導線又は導体パターンであり、レンズ枠39の被写
体側の表面に形成されている。導線部39a,39b
は、支持部材用パターン30mを流れる電流をコイル3
4b,35bに流すために、アクチュエータ34,35
によってブレ補正レンズ38を駆動することができる。
【0051】本発明の第1実施形態に係る反射望遠レン
ズ及びブレ補正装置は、以下に記載するような効果を有
する。 (1) 本発明の第1実施形態は、主鏡20や副鏡21
などからなるレフレックス光学系の光路をブレ補正レン
ズ38によって変更してブレを補正している。その結
果、低速のシャッタ秒時であっても手持ちで撮影するこ
とができるために、反射望遠レンズと三脚とを一緒に持
ち歩く必要がなくなって、反射望遠レンズの携行性の良
さを十分に生かすことができる。また、手持ちにより撮
影であってもブレを補正することができるために、手ブ
レによる写真の失敗を確実に防止することができる。さ
らに、副鏡21を傾けてブレを補正するような複雑なブ
レ補正機構を採用する必要がないために、レンズ鏡筒1
を簡単な構造にすることができる。
ズ及びブレ補正装置は、以下に記載するような効果を有
する。 (1) 本発明の第1実施形態は、主鏡20や副鏡21
などからなるレフレックス光学系の光路をブレ補正レン
ズ38によって変更してブレを補正している。その結
果、低速のシャッタ秒時であっても手持ちで撮影するこ
とができるために、反射望遠レンズと三脚とを一緒に持
ち歩く必要がなくなって、反射望遠レンズの携行性の良
さを十分に生かすことができる。また、手持ちにより撮
影であってもブレを補正することができるために、手ブ
レによる写真の失敗を確実に防止することができる。さ
らに、副鏡21を傾けてブレを補正するような複雑なブ
レ補正機構を採用する必要がないために、レンズ鏡筒1
を簡単な構造にすることができる。
【0052】(2) 本発明の第1実施形態は、主鏡2
0及び副鏡21などをレンズユニット2内に収納してお
り、ブレ補正レンズ38やアクチュエータ34,35な
どからなるブレ補正装置をブレ補正ユニット3内に収納
している。このために、例えば、固定筒10の先端から
レンズユニット2を挿入してフランジ部10aに固定す
るとともに、固定筒10の後端からブレ補正ユニット3
を挿入してフランジ部10aに固定することができる。
そして、その後に、レンズ側マウント部11を固定筒1
0の後端に取り付けて、レンズ鏡筒1を簡単に組み立て
ることができる。このように、レフレックス光学系とブ
レ補正装置とを、それぞれ別々に組み立ててユニット化
した後に、両者を組み合わせることができるために、レ
ンズ鏡筒1を容易に組み立てることができる。
0及び副鏡21などをレンズユニット2内に収納してお
り、ブレ補正レンズ38やアクチュエータ34,35な
どからなるブレ補正装置をブレ補正ユニット3内に収納
している。このために、例えば、固定筒10の先端から
レンズユニット2を挿入してフランジ部10aに固定す
るとともに、固定筒10の後端からブレ補正ユニット3
を挿入してフランジ部10aに固定することができる。
そして、その後に、レンズ側マウント部11を固定筒1
0の後端に取り付けて、レンズ鏡筒1を簡単に組み立て
ることができる。このように、レフレックス光学系とブ
レ補正装置とを、それぞれ別々に組み立ててユニット化
した後に、両者を組み合わせることができるために、レ
ンズ鏡筒1を容易に組み立てることができる。
【0053】(3) 本発明の第1実施形態は、レンズ
ユニット2よりも結像面4側に、ブレ補正ユニット3が
配置されている。例えば、レンズユニット2内にブレ補
正装置を設けた場合には、このブレ補正装置によって光
線束が一部遮られ(けられ)たり、アクチュエータを構
成するマグネットなどの光る部材によって、ゴーストを
生じたりする可能性がある。本発明の第1実施形態は、
主鏡20よりも結像面4側における完全に遮光された部
分に、ブレ補正装置が設置されている。その結果、主鏡
20及び副鏡21などからなるレフレックス光学系の光
路を、ブレ補正装置が遮ることがないために、光学系の
性能が低下するのを確実に防止することができる。
ユニット2よりも結像面4側に、ブレ補正ユニット3が
配置されている。例えば、レンズユニット2内にブレ補
正装置を設けた場合には、このブレ補正装置によって光
線束が一部遮られ(けられ)たり、アクチュエータを構
成するマグネットなどの光る部材によって、ゴーストを
生じたりする可能性がある。本発明の第1実施形態は、
主鏡20よりも結像面4側における完全に遮光された部
分に、ブレ補正装置が設置されている。その結果、主鏡
20及び副鏡21などからなるレフレックス光学系の光
路を、ブレ補正装置が遮ることがないために、光学系の
性能が低下するのを確実に防止することができる。
【0054】(4) 本発明の第1実施形態は、角速度
センサ32,33、PSD36d,37d及び支持部材
40が同一のセンサ基板30に取り付けられている。そ
の結果、導電性の支持部材40を介して、1枚のセンサ
基板30上からコイル34b,35bに駆動電流を供給
することができるために、ブレ補正装置周りの配線が必
要なくなる。また、PSD36d,37d周りや角速度
センサ32,33周りの電気的な処理を容易に行うこと
ができるために、ブレ補正装置の部品点数が減少し故障
が少なくなって、組み立てや修理が容易になる。
センサ32,33、PSD36d,37d及び支持部材
40が同一のセンサ基板30に取り付けられている。そ
の結果、導電性の支持部材40を介して、1枚のセンサ
基板30上からコイル34b,35bに駆動電流を供給
することができるために、ブレ補正装置周りの配線が必
要なくなる。また、PSD36d,37d周りや角速度
センサ32,33周りの電気的な処理を容易に行うこと
ができるために、ブレ補正装置の部品点数が減少し故障
が少なくなって、組み立てや修理が容易になる。
【0055】(5) 本発明の第1実施形態は、ブレ補
正ユニット3内において、レンズ枠39及び遮光板36
b,37bの外周部よりも外側に空間3aを形成してい
る。一般に、反射望遠レンズは、反射鏡である主鏡20
を備えているために、レンズ鏡筒1の外径が大きい。本
発明の第1実施形態は、ブレ補正ユニット3内に空間3
aを形成することができるために、角速度センサ32,
33を同一のセンサ基板30上に正確に位置決めして、
容易に設置することができる。また、ブレ補正ユニット
3の光軸I方向の厚さが小さくなるために、ブレ補正装
置が小型になり、ブレ補正ユニット3をレンズ鏡筒1内
に簡単に組み込むことができる。さらに、反射望遠レン
ズにブレ補正装置を設けても、レンズ鏡筒1全体を小型
にすることができるために、反射望遠レンズの大きな利
点である携行性を損なうことがない。
正ユニット3内において、レンズ枠39及び遮光板36
b,37bの外周部よりも外側に空間3aを形成してい
る。一般に、反射望遠レンズは、反射鏡である主鏡20
を備えているために、レンズ鏡筒1の外径が大きい。本
発明の第1実施形態は、ブレ補正ユニット3内に空間3
aを形成することができるために、角速度センサ32,
33を同一のセンサ基板30上に正確に位置決めして、
容易に設置することができる。また、ブレ補正ユニット
3の光軸I方向の厚さが小さくなるために、ブレ補正装
置が小型になり、ブレ補正ユニット3をレンズ鏡筒1内
に簡単に組み込むことができる。さらに、反射望遠レン
ズにブレ補正装置を設けても、レンズ鏡筒1全体を小型
にすることができるために、反射望遠レンズの大きな利
点である携行性を損なうことがない。
【0056】(他の実施形態)本発明は、以上説明した
実施形態に限定するものではなく、以下に記載するよう
に、種々の変形又は変更が可能であって、これらも本発
明の均等の範囲内である。 (1) 本発明の実施形態は、振動を検出するセンサと
して角速度センサ32,33を例に挙げて説明したが、
加速度センサ、角加速度センサ、変位センサ又はその他
のセンサであってもよい。
実施形態に限定するものではなく、以下に記載するよう
に、種々の変形又は変更が可能であって、これらも本発
明の均等の範囲内である。 (1) 本発明の実施形態は、振動を検出するセンサと
して角速度センサ32,33を例に挙げて説明したが、
加速度センサ、角加速度センサ、変位センサ又はその他
のセンサであってもよい。
【0057】(2) 本発明の実施形態は、主鏡20及
び副鏡21によって、入射した光線を2回反射する場合
を例に挙げて説明したが、レフレックス光学系の構造
は、これに限定するものではない。例えば、反射鏡を3
枚以上備え、光線を3回以上反射させるような構造の反
射望遠レンズについても、本発明を適用することができ
る。また、ガラス板22は、レフレックス光学系の光学
性能を上げるために、レンズに代えてもよい。
び副鏡21によって、入射した光線を2回反射する場合
を例に挙げて説明したが、レフレックス光学系の構造
は、これに限定するものではない。例えば、反射鏡を3
枚以上備え、光線を3回以上反射させるような構造の反
射望遠レンズについても、本発明を適用することができ
る。また、ガラス板22は、レフレックス光学系の光学
性能を上げるために、レンズに代えてもよい。
【0058】(3) 本発明の実施形態は、光軸Iに対
して略直交する方向に、ブレ補正レンズ38が駆動する
ブレ補正装置を例に挙げて説明したが、いわゆる可変頂
角プリズムを備えるブレ補正装置についても、本発明を
適用することができる。
して略直交する方向に、ブレ補正レンズ38が駆動する
ブレ補正装置を例に挙げて説明したが、いわゆる可変頂
角プリズムを備えるブレ補正装置についても、本発明を
適用することができる。
【0059】(4) 本発明の実施形態は、レンズ枠3
9を移動自在に支持する支持部材40として、4本の導
電性の弾性体を例に挙げて説明したが、これに限定する
ものではない。支持部材は、X軸方向にスライドする第
1のステージと、この第1のステージ上をY軸方向にス
ライドする第2のステージとを備えるいわゆる2軸ステ
ージであってもよい。
9を移動自在に支持する支持部材40として、4本の導
電性の弾性体を例に挙げて説明したが、これに限定する
ものではない。支持部材は、X軸方向にスライドする第
1のステージと、この第1のステージ上をY軸方向にス
ライドする第2のステージとを備えるいわゆる2軸ステ
ージであってもよい。
【0060】(5) 本発明の実施形態は、光学的な位
置検出装置を例に挙げて説明したが、位置検出装置3
6,37は、フォトインタラプタやMRセンサなどであ
ってもよく、アクチュエータ34,35は、ボイスコイ
ルモータに限らず、市販のコアレスモータなどであって
もよい。また、角速度センサ取付部30a,30b、P
SD取付部30c,30d及び支持部材取付部30e
や、角速度センサ用パターン30h,30i、PSD用
パターン30j,30k及び支持部材用パターン30m
は、図2に示す個数に限定するものではない。これらの
個数は、使用する阻止の条件によって任意の個数に変更
することができる。さらに、角速度センサ用パターン3
0h,30i、PSD用パターン30j,30k及び支
持部材用パターン30mは、センサ基板30の両面に形
成してもよい。
置検出装置を例に挙げて説明したが、位置検出装置3
6,37は、フォトインタラプタやMRセンサなどであ
ってもよく、アクチュエータ34,35は、ボイスコイ
ルモータに限らず、市販のコアレスモータなどであって
もよい。また、角速度センサ取付部30a,30b、P
SD取付部30c,30d及び支持部材取付部30e
や、角速度センサ用パターン30h,30i、PSD用
パターン30j,30k及び支持部材用パターン30m
は、図2に示す個数に限定するものではない。これらの
個数は、使用する阻止の条件によって任意の個数に変更
することができる。さらに、角速度センサ用パターン3
0h,30i、PSD用パターン30j,30k及び支
持部材用パターン30mは、センサ基板30の両面に形
成してもよい。
【0061】(6) 本発明の実施形態は、反射望遠レ
ンズ内にブレ補正装置を設置する場合を例に挙げて説明
したが、このブレ補正装置をガラスレンズを用いた交換
レンズに設置しても、交換レンズの小型化を図ることが
できる。
ンズ内にブレ補正装置を設置する場合を例に挙げて説明
したが、このブレ補正装置をガラスレンズを用いた交換
レンズに設置しても、交換レンズの小型化を図ることが
できる。
【0062】(7) 本発明の実施形態は、一眼レフカ
メラの交換レンズにブレ補正装置を搭載した場合を例に
挙げて説明したが、レンズ交換が不可能なレンズ一体型
のカメラについても、本発明を適用することができる。
また、ディジタルスチルカメラ、ビデオカメラなどの撮
影装置や、双眼鏡、望遠鏡などの光学装置などにも本発
明を適用することができる。
メラの交換レンズにブレ補正装置を搭載した場合を例に
挙げて説明したが、レンズ交換が不可能なレンズ一体型
のカメラについても、本発明を適用することができる。
また、ディジタルスチルカメラ、ビデオカメラなどの撮
影装置や、双眼鏡、望遠鏡などの光学装置などにも本発
明を適用することができる。
【0063】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、被写体からの光を集光して、被写体側に反射する
主鏡よりも、ブレ補正光学系が結像面側に配置されてい
るので、手持ち撮影であってもブレを確実に補正するこ
とができる。また、振動検出センサ、支持部材及び位置
検出素子が同一の電気基板に固定されているので、コン
パクトで容易に組み立てることができる。
れば、被写体からの光を集光して、被写体側に反射する
主鏡よりも、ブレ補正光学系が結像面側に配置されてい
るので、手持ち撮影であってもブレを確実に補正するこ
とができる。また、振動検出センサ、支持部材及び位置
検出素子が同一の電気基板に固定されているので、コン
パクトで容易に組み立てることができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る反射望遠レンズを
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る反射望遠レンズに
おけるブレ補正装置のセンサ基板を結像面側から見た平
面図である。
おけるブレ補正装置のセンサ基板を結像面側から見た平
面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る反射望遠レンズに
おけるブレ補正装置のレンズ枠を被写体側から見た平面
図である。
おけるブレ補正装置のレンズ枠を被写体側から見た平面
図である。
【図4】従来のブレ補正装置のブロック図である。
1 レンズ鏡筒 2 レンズユニット 3 ブレ補正ユニット 3a 空間 4 結像面 20 主鏡 21 副鏡 30 センサ基板 34,35 アクチュエータ 34b,35b コイル 34c,35c マグネット 36,37 位置検出装置 36a,37a IRED 36d,37d PSD 38 ブレ補正レンズ 39 レンズ枠 39a,39b 導体部 40 支持部材
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも2枚の反射鏡を有する反射光
学系と、 ブレを補正するブレ補正光学系とを含み、 前記反射光学系は、 被写体からの光を集光して、被写体側に反射する主鏡
と、 前記主鏡によって反射された光を前記ブレ補正光学系に
反射する副鏡とを含み、 前記ブレ補正光学系は、前記主鏡よりも結像面側に配置
されていること、 を特徴とする反射望遠レンズ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の反射望遠レンズにおい
て、 前記反射光学系は、反射光学系ユニット内に設けられ、 前記ブレ補正光学系は、ブレ補正ユニット内に設けられ
ており、 前記ブレ補正ユニットは、 振動を検出する振動検出部と、 前記ブレ補正光学系を保持する保持枠と、 前記保持枠を移動自在に支持する支持部材と、 前記振動により生ずるブレを補正するように、前記ブレ
補正光学系を駆動する駆動部と、 前記ブレ補正光学系の位置を検出する位置検出部とを含
み、 前記ブレ補正ユニットは、前記反射光学系ユニットより
も結像面側に配置されていること、 を特徴とする反射望遠レンズ。 - 【請求項3】 請求項2に記載の反射望遠レンズにおい
て、 前記ブレ補正ユニットは、前記保持枠の外周部よりも外
側に空間を有し、 前記振動検出部は、前記空間内に設けられていること、 を特徴とする反射望遠レンズ。 - 【請求項4】 振動を検出する振動検出センサと、 駆動することによって、前記振動により生ずるブレを補
正するブレ補正光学系と、 前記ブレ補正光学系を保持する保持枠と、 前記保持枠を移動自在に支持する導電性の支持部材と、 前記ブレ補正光学系の位置を検出する位置検出素子とを
含み、 前記振動検出センサ、前記支持部材及び前記位置検出素
子は、同一の電気基板に固定されていること、 を特徴とするブレ補正装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載のブレ補正装置におい
て、 前記ブレ補正光学系を電磁力によって駆動する電磁力発
生装置を備え、 前記電磁力発生装置は、少なくとも、 磁界を形成するマグネットと、 前記磁界内に配置され、前記保持枠に設けられたコイル
とを含み、 前記支持部材は、前記コイルに電気的に接続されている
こと、 を特徴とするブレ補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10152590A JPH11344736A (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 反射望遠レンズ及びブレ補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10152590A JPH11344736A (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 反射望遠レンズ及びブレ補正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11344736A true JPH11344736A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15543778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10152590A Pending JPH11344736A (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | 反射望遠レンズ及びブレ補正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11344736A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002207148A (ja) * | 2001-01-09 | 2002-07-26 | Nikon Corp | 撮影装置 |
JP2007293125A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Canon Inc | 撮像装置 |
US7697830B2 (en) | 2006-03-15 | 2010-04-13 | Olympus Imaging Corp. | Digital camera that performs focus detection using phase difference and contrast value |
US20160341547A1 (en) * | 2014-02-13 | 2016-11-24 | Mitsubishi Electric Corporation | Orientation variation measurement system, satellite, and orientation variation measurement method |
-
1998
- 1998-06-02 JP JP10152590A patent/JPH11344736A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002207148A (ja) * | 2001-01-09 | 2002-07-26 | Nikon Corp | 撮影装置 |
JP4706105B2 (ja) * | 2001-01-09 | 2011-06-22 | 株式会社ニコン | 撮影装置 |
US7697830B2 (en) | 2006-03-15 | 2010-04-13 | Olympus Imaging Corp. | Digital camera that performs focus detection using phase difference and contrast value |
JP2007293125A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Canon Inc | 撮像装置 |
US20160341547A1 (en) * | 2014-02-13 | 2016-11-24 | Mitsubishi Electric Corporation | Orientation variation measurement system, satellite, and orientation variation measurement method |
US10054427B2 (en) * | 2014-02-13 | 2018-08-21 | Mitsubishi Electric Corporation | Orientation variation measurement system, satellite, and orientation variation measurement method |
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