JPH10133249A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

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JPH10133249A
JPH10133249A JP8304190A JP30419096A JPH10133249A JP H10133249 A JPH10133249 A JP H10133249A JP 8304190 A JP8304190 A JP 8304190A JP 30419096 A JP30419096 A JP 30419096A JP H10133249 A JPH10133249 A JP H10133249A
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JP
Japan
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unit
lens barrel
detecting means
vibration detecting
vibration
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JP8304190A
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English (en)
Inventor
Shigeki Sato
佐藤  茂樹
Koji Watanabe
孝司 渡邉
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/64Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image
    • G02B27/646Imaging systems using optical elements for stabilisation of the lateral and angular position of the image compensating for small deviations, e.g. due to vibration or shake

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  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ鏡筒内に振動検出手段で手ブレを検出
して像ブレ抑制のための補正光学手段を配置しても、鏡
筒自体をコンパクト化でき、組立性の改善されたレンズ
鏡筒を提供することを可能とする。 【解決手段】 レンズ鏡筒内にブレを検出する振動検出
手段16と該振動検出手段16の出力に基づいてブレを
補正するために光軸と直交方向に移動できる補正レンズ
群L5を有する補正光学装置29と開口絞り径を変化さ
せる絞りユニット14とを有し、該絞りユニット14の
駆動部の取り付け面である光軸と直交する板面上に互い
に直交して設けた一対の遮蔽部内に該振動検出手段16
を保持して配置し、かつ該絞りユニット14の駆動部と
該振動検出手段16とを一つのフレキシブル回路基板に
よりレンズ鏡筒自体の制御等を行う実装回路基板33と
接続したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカメラ等の
光学機器に生じる手ブレを検出してこれを像ブレ防止の
情報として像ブレ抑制を光軸垂直方向に補正光学手段を
移動させることによって行うレンズ鏡筒に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】現在のカメラは、露出決定やピント合わ
せ等の撮影にとって重要な作業は全て自動化されてきて
おり、カメラ操作に未熟な人でも撮影の失敗を起こす可
能性は少なくなっている。また、最近では、さらにカメ
ラに加わる手ブレを補正するシステムも研究されてお
り、本出願人も特開平3−188430号公報記載の技
術を提案している。
【0003】ここに、手ブレを防ぐカメラシステムにつ
いて簡単に説明する。撮影時のカメラの手ブレは、周波
数として通常1Hzないし12Hzの振動であるが、シ
ャッタのレリーズ時点においてこのような手ブレを起こ
していても像ブレのない写真を撮影可能とするための基
本的考えとして、前記手ブレによるカメラの振動を検出
し、その検出値に応じて補正光学手段を変位させなけれ
ばならない。従って、カメラのブレが生じても像ブレを
感じさせない写真を撮影できることを達成するために
は、第1にカメラの振動を正確に検出し、第2にブレに
よる光軸変化を補正することが必要となる。
【0004】この振動の検出は、原理的にいえば、角加
速度、角速度、角変位等を検出する振動検出手段と、該
振動検出手段の出力信号を電気的あるいは機械的に積分
して角変位を出力するカメラブレ検出手段をカメラある
いはレンズに搭載することによって行うことができる。
そして、この検出情報に基づき撮影光軸を偏心させる補
正光学手段を駆動させて像ブレ抑制が行われる。
【0005】ここで、振動検出手段を用いた防振システ
ムについて、図8を用いてその概略を説明する。図示例
はカメラ縦ブレp及びカメラ横ブレyに由来する像ブレ
を抑制するシステムで、1はレンズ鏡筒、2p及び2y
はそれぞれカメラ縦ブレ振動及びカメラ横ブレ振動を検
出する振動検出手段で、それぞれの振動検出方向を3p
及び3yで示している。4は補正光学手段で、これに推
力を与えるコイル5p及び5yとその位置を検出する検
出素子6p及び6yを有している。そして、該補正光学
手段4は位置制御ループを設けており、該振動検出手段
2p及び2yの出力を目標値として駆動され、像面7で
の安定を確保している。
【0006】このように装置自体が多機能化してくるに
したがって、振動検出手段、補正光学手段を駆動する駆
動手段等様々な要素が組み込まれるため、デッドスペー
スを有効に活用していかなければならない。また、本出
願人が過去に出願したレンズ鏡筒では、マウント近傍に
振動検出手段を設けているので、カメラのミラーアップ
の音等の外乱を緩和するために振動検出手段を完全に覆
う遮蔽部品の内部に入れるようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述従来例
のように振動検出手段をマウント近傍に配置した場合、
光学系がしわ寄せされ、光学全長が長くなってしまうこ
ともあり、全ての焦点距離の光学系において有効な配置
というものでもなかった。また、振動検出手段は外乱防
止用の遮蔽部を設けた部材が必要で、部品点数も多く、
また組立性も悪いという問題があった。
【0008】本発明は、レンズ鏡筒内に振動検出手段及
び補正光学手段を配置しても、鏡筒自体をコンパクト化
でき、また部品点数を削減でき、組立性の改善されたレ
ンズ鏡筒を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明はブレを検出する振動検出手段とブレを補
正する補正光学手段と絞りユニットとを有するレンズ鏡
筒において、該絞りユニットの駆動部の取り付け面また
は補正光学手段以外の光学部材の鏡筒に該振動検出手段
を配置したものである。
【0010】
【発明の実施の態様】請求項1に示す本発明は、ブレを
検出する振動検出手段と、該振動検出手段の出力に基づ
いてブレを補正する補正光学手段と、開口絞り径を変化
させる絞りユニットとを有するレンズ鏡筒において、光
軸に垂直な該絞りユニットの駆動部とほぼ同一平面に、
該振動検出手段を配置したことにより、レンズ鏡筒自体
をコンパクトに構成することができる。請求項2に示す
本発明は、ブレを検出する振動検出手段と、該振動検出
手段の出力に基づいてブレを補正する補正光学手段と、
開口絞り径を変化させる絞りユニットとを有するレンズ
鏡筒において、該振動検出手段の保持と外乱防止用の遮
蔽部を兼ねた保持手段と、該絞りユニットとを一体的に
形成したことにより、レンズ鏡筒自体をコンパクトに構
成でき、また、部品点数を削減した一つのユニットとす
ることができる。
【0011】請求項3に示す本発明は、前記絞りユニッ
トの駆動部と振動検出手段は、一つのフレキシブル回路
基板によってレンズ鏡筒本体の制御等を行う実装回路基
板と接続されていることにより、複雑な組立性を緩和で
き、部品点数も削減でき、また、接続用のコネクタ等を
少なくできることから、実装回路基板の実装面積を減ら
すことができる。請求項4に示す本発明は、該振動検出
手段はレンズ鏡筒1つにつき2個直交して配置するよう
に設けたことにより、ブレ補正光学手段と駆動部と1対
1の関係になり、マッチングを良くすることができる。
請求項5に示す本発明は、ブレを検出する振動検出手段
と、該振動検出手段の出力に基づいてブレを補正する補
正光学手段とを有するレンズ鏡筒において、該振動検出
手段の保持と外乱防止用の遮蔽部を兼ねた保持手段と、
該補正光学手段以外の光学部材を保持する鏡筒とを一体
的に形成したことにより、部品点数を増やすことなく、
レンズ鏡筒をコンパクトに構成することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1ないし図5
に基づいて説明する。図1は本発明を適用した一眼レフ
カメラ用の補正光学装置付き望遠レンズ鏡筒の断面図、
図2はその絞りユニットとフレキシブル回路基板の正面
図、図3は絞りユニットの分解斜視図、図4はその絞り
ユニットの駆動部の分解斜視図、図5は補正光学装置の
断面図である。
【0013】図1において、11は組込みフードで、後
記する前群鏡筒12の外周部に嵌装され、有害光が入り
込むような場合は中心線下側に示すように繰り出して有
害光をカットする。12は前群鏡筒で、レンズ群L1及
びL2を支持し、案内筒13に固定されている。該案内
筒13には後部小径部側に3本のフォーカスカム13a
が設けられ、また、絞りユニット14がビス15によっ
て固定され、かつその駆動部と光軸に垂直なほぼ同一平
面内に後記する振動検出手段16が遮蔽部内に後記する
ように垂直方向と水平方向の振動を検出できるように2
個直交するように組み込まれている。その詳細は後述す
る。さらに、該案内筒13の後部小径部には内径部にレ
ンズ群L3を支持した移動筒17が嵌装され、外径外側
部にフォーカスキー18が回動可能に設けられ、該移動
筒17のフォーカスコロ17aが該フォーカスカム13
aの一つ及び該フォーカスキー18に嵌合している。
【0014】19は手動環で、該案内筒13の中間大径
部に回動可能に嵌装され、その回動により該案内筒13
の後部小径部外周側にビス21で固定したアクチュエー
タユニット20内の作動装置を介してフォーカスキー1
8を回動して前記移動筒17が光軸方向に移動して焦点
調節ができるようになっている。22は固定筒で、前記
案内筒13の後縁側に配置され、その前部には一部透明
部材で構成された目盛窓23が設けられ、該フォーカス
キー18の回動に伴って光軸中心に回動する距離目盛2
4が確認できるようになっている。また、該固定筒22
には、その外周部には手ブレ補正スイッチ25及びAF
/MF切換えスイッチ26が前後して設けられ、その内
径部には後記する継筒27及び6群鏡筒30が設けられ
ている。さらに、該手ブレ補正スイッチ25は後記する
補正レンズ群L5の手ブレ補正動作を行わせる際にオン
にし、通常のレンズとして使用する際はオフにし、該A
F/MF切換えスイッチ26はAFの時はカメラ側から
の合焦信号に基づいて前記アクチュエータユニット20
を駆動し、フォーカスキー18が回動させ、MFの時は
前述のように該手動環19の回動により行う。
【0015】27は継筒で、該固定筒22と前記案内筒
13とを接続支持しており、その前端部にはレンズ群L
4が保持され、その後部には孔27aに入り込むコロ2
8を介して補正光学装置29を支持しており、その後端
面に当接してレンズ群L6を保持する6群鏡筒30がビ
ス31によって結合されている。また、該補正光学装置
29は補正レンズ群L5を有し、該補正レンズ群L5を
光軸垂直方向に駆動することによりブレ補正効果が得ら
れる。その詳細については図5を用いて後述する。
【0016】32はマウントで、前記固定筒22の後端
面に取り付けられ、一眼レフカメラ等に接続されるバヨ
ネット構造になっており、その後端面に接点ブロック3
2aが固着され、カメラ側マイコン等との電気信号伝達
を行う。33は実装回路基板で、その上にはIC等の素
子が実装され、前記固定筒22と前記6群鏡筒30との
間に配設されており、前記絞りユニット14内の駆動
部、振動検出手段16、アクチュエータユニット20及
び補正光学装置29に、不図示のフレキシブル回路基板
によって接続され、かつリード線34により該接点ブロ
ック32aとも接続されている。
【0017】次に、前記絞りユニット及びその駆動部に
ついて図2ないし図4により説明する。まず、図4の駆
動部について説明する。40は軸受板で、その中央部に
穴40aが設けられ、その上面の両側部に軸部40bが
突設され、その両辺部には内側に3個を、外側に2個の
計5個の凹部40cが形成されている。該軸受板40の
軸部40bには一対の端子ピン42aを有するボビン4
2の中空部42bにそれぞれ入り込んで保持したヨーク
41の穴部41aが嵌合して固定され、その中央部の穴
部40aには6極に分極されたマグネット部43aと先
端の軸部43cにギヤ部43bとを有するロータマグネ
ット43の軸部43cが嵌合している。そして、該ロー
タマグネット43のギヤ部43bは後記する回転部材5
3に設けられたギヤ部53bと噛み合っている。44は
カバー部で、その両辺部の下部に内側に3個を、外側に
2個の計5個の爪部44aが形成され、その中央部に穴
44bが設けられ、その両側部にはそれぞれ一対の穴4
4cが形成されている。該カバー部44の穴44bには
該ロータマグネット43の上部の軸部43cが嵌合し、
穴44cには該ボビン42の端子ピン42aが嵌入突出
し,これにフレキシブル回路基板45と半田付けされる
ことによって電気的に接続され、その爪部44aは該軸
受板40の凹部40cにそれぞれ入り込んでステップ駆
動モータ部全体が支持されて駆動部50を構成してい
る。
【0018】次いで、絞りユニット14の構成を図2及
び図3を用いて説明する。まず、前記駆動部50を組み
込むために、前記軸受板40を押さえ板51に固定し、
ロータマグネット43、ボビン42、ヨーク41等を組
み、カバー部44で固定する。次に、絞りの開放を検知
するインターラプタ52を該押さえ板51の突起部51
a上に固定し、絞りユニット14内の回転部材53の突
起部53aが該インターラプタ52のスリット内に入る
ことで絞りの開放を検知するようになっている。また、
該押さえ板51上には振動検出手段16(16a,16
bの一対から構成されている)が入り込むために水平方
向、鉛直方向と2個所の遮蔽部(穴部)51b,51c
が設けられている。該振動検出手段16a,16bはフ
レキシブル回路基板45で前記駆動部50の端子(図3
の端子ピン42a)、インターラプタ52とともに接続
されている。該フレキシブル回路基板45のもう一方の
端子45aは前記実装回路基板33上のコネクタと接続
されている。
【0019】さらに、該押さえ板51の遮蔽部51b,
51c内に振動検出手段16a,16bがきちんと固定
されるように衝撃吸収も兼ねた発泡シート56a,56
bで該振動検出手段16a,16bは覆われており、該
振動検出手段16a,16b挿入後はそれぞれ遮蔽蓋5
7a,57bをビス58a,58bで閉じることで該振
動検出手段16a,16bの外乱を排除している。そし
て、該押さえ板51の裏面側には回転部材53を挟んで
絞り羽根54のダボ54aが入り込んだ複数のカム55
aを設けた絞り地板55がビス59で固定されている。
該回転部材53はギヤ部53bが前述のように駆動部5
0のロータマグネット43のギヤ部43bと噛み合い光
軸中心に回動し、その穴53cに絞り羽根54の他のダ
ボ54bが挿入されているので、該絞り羽根54が開閉
する。
【0020】次に、前記補正光学装置29の構成を図5
を用いて説明する。同図において、61は地板で、その
外周上に設けられた穴61aに前記コロ28が嵌入され
て前記継筒27に支持されている。該地板61の中間仕
切り前面の段差と嵌合してロックリング62が回転可能
に支持され、該ロックリング62の前面にはゴムリング
68を介してロータ63が取り付けられている。該ロー
タ63の前方に相対するステータ64にはフレキシブル
回路基板との間に電歪素子が貼り付けられている。該ス
テータ64はその前方のフエルト65、ばねワッシャー
66を介して押さえ板67により該ロックリング62側
に付勢されている。該押さえ板67は該地板61の前縁
に形成した3個所の切欠き部61bを通した後に回転す
るいわゆるバヨネット結合によって固定される。
【0021】一方、前記補正レンズ群L5をCリング等
で保持している支持枠69には外周の3個所に放射状の
突起69aが設けられ、通常の係止状態では該突起63
aの先端は前記ロックリング62の内周面62aに嵌合
している。該補正レンズ群L5の非係止状態または係止
状態にするには不図示の制御回路よりフレキシブル基板
70を通じて電歪素子に電圧を加えることにより前記ス
テータ64先端に振動が起こり、ロータ63を回動し、
該ロータ63が回動することによりゴムリング68を介
してロックリング62は回動する。そして、係止状態、
非係止状態のそれぞれの状態での保持は押さえ板67、
ばねワッシャー66による付勢力、すなわち超音波モー
タの自己保持力により行う。したがって、それぞれの保
持に際し電力は消費されない。
【0022】さらに、前記地板61の中間仕切り後面側
に、磁性体からなる光沢メッキが施された第2ヨーク7
1にネオジウムマグネット等からなる永久磁石(シフト
マグネット)72が磁気的に吸着されている。その後方
に配置した前記支持枠69の外周部には該永久磁石72
に相対してコイル(シフトコイル)73が接着されてい
る。該支持枠69の後方には前記継筒27の内周面に第
1のヨーク74が取り付けられ、該第1のヨーク74の
表面は絶縁用シート75が被せられ、その上に複数のI
C、位置検出用のPSD等を実装しているハード基板7
6が不図示のねじによって結合されている。また、該ハ
ード基板76には前記信号伝達用のフレキシブル回路基
板70が熱圧着されている。該フレキシブル回路基板7
0には光軸と直交する平面方向に一対の腕部が設けられ
ており、それぞれシフトコイル73と不図示のIRED
と接続されている。これらIREDとPSDにより補正
レンズ群L5の位置検出を行う。また、該支持枠69の
外周部の一部には間にばね78を介在した支持球77,
79が光軸と平行に互いに反対方向に付勢されて設けら
れ、これにより第1ヨーク74と第2ヨーク71との間
で該支持枠69を第1ヨーク74側に押し付けて光軸方
向に移動しないようにしている。
【0023】以上の構成の補正光学装置29の駆動につ
いては、振動検出手段16からの電気信号は実装回路基
板33に伝達され、その情報はフレキシブルプリント基
板70によって補正光学装置29内に伝達される。そし
て、補正光学装置29は前述従来例と同様な動作により
補正レンズ群L5を撮影者の手ブレを防止するように光
軸と垂直方向に駆動する。
【0024】図6及び図7は本発明の第2実施例を示す
ものである。図6は補正光学装置付き望遠レンズ鏡筒の
要部断面図、図7はその第6群鏡筒の断面図である。説
明を簡単にするために前述第1実施例と同一部分には同
一符号を付して説明を省略し、相違する点のみを説明す
る。本実施例では振動検出手段16を前述第1実施例に
おける絞りユニット14側に設けたのに代えて6群鏡筒
30に設けたものである。
【0025】すなわち、該継筒27の後端面に当接して
レンズ群L6を保持する6群鏡筒30がビス31によっ
て結合されているが、該6群鏡筒30の回転位相決めは
その前端の突起部30aにて決められている。そして、
該6群鏡筒30の外周部には振動検出手段16の入り込
む遮蔽部(穴部)30b,30cが水平方向及び垂直方
向の2個所に設けられ、それぞれ振動検出手段16a,
16bが入り込めるようになっている。また、該遮蔽部
30b,30c内に入れた振動検出手段16a,16b
はきちんと固定されるように衝撃吸収も兼ねた発泡シー
ト56a,56bでそれぞれ覆われており、挿入後はそ
れぞれ遮蔽蓋57a,57bをビス58a,58bで閉
じることで該該振動検出手段16a,16bの外乱を排
除している。また、該振動検出手段16a,16bは不
図示のフレキシブル回路基板に接続され、さらに、実装
回路基板33上のコネクタと接続されている。その他の
構成及び制御動作は前述第1実施例と同様である。
【0026】以上の各実施例においては、一眼レフカメ
ラ用の交換レンズについて説明したが、他の光学機器に
も応用できることはいうまでもなく、また、種々の変形
例として、例えば絞りユニットの代わりにシャッタユニ
ットやフォーカスユニットに応用してもよく、レンズ駆
動をカメラ側で行うレンズ鏡筒でもよく、振動検出に2
軸の振動を検出できる検出手段を用いてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に示す本
発明は、ブレを検出する振動検出手段と、該振動検出手
段の出力に基づいてブレを補正する補正光学手段と、開
口絞り径を変化させる絞りユニットとを有するレンズ鏡
筒において、光軸に垂直な該絞りユニットの駆動部とほ
ぼ同一平面に、該振動検出手段を配置したことにより、
レンズ鏡筒自体のコンパクト化を達成することができ
る。請求項2に示す本発明は、ブレを検出する振動検出
手段と、該振動検出手段の出力に基づいてブレを補正す
る補正光学手段と、開口絞り径を変化させる絞りユニッ
トとを有するレンズ鏡筒において、該振動検出手段の保
持と外乱防止用の遮蔽部を兼ねた保持手段と、該絞りユ
ニットとを一体的に形成したことにより、レンズ鏡筒の
コンパクト化とともに部品点数削減を可能にする。
【0028】請求項3に示す本発明は、前記絞りユニッ
トの駆動部と振動検出手段は、一つのフレキシブル回路
基板によってレンズ鏡筒本体の制御等を行う実装回路基
板と接続されていることにより、ごたごたした組立性を
緩和でき、部品点数の削減を可能にする。請求項4に示
す本発明は、該振動検出手段はレンズ鏡筒1つにつき2
個直交して配置するように設けたことにより、ブレ補正
用光学手段とのマッチングをよくすることができる。請
求項5に示す本発明は、ブレを検出する振動検出手段
と、該振動検出手段の出力に基づいてブレを補正する補
正光学手段とを有するレンズ鏡筒において、該振動検出
手段の保持と外乱防止用の遮蔽部を兼ねた保持手段と、
該補正光学手段以外の光学部材を保持する鏡筒とを一体
的に形成したことにより、部品点数を増やすことなく、
レンズ鏡筒のコンパクト化及び組立性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例のレンズ鏡筒の断面図
である。
【図2】その絞りユニットとフレキシブル回路基板の正
面図で、(a)は絞りユニット、(b)はフレキシブル
回路基板である。
【図3】その絞りユニットの駆動部を除いた分解斜視図
である。
【図4】その絞りユニットの駆動部の分解斜視図であ
る。
【図5】その補正光学装置部分の断面図である。
【図6】本発明の第2実施例のレンズ鏡筒の断面図であ
る。
【図7】その6群鏡筒部分の分解斜視図である。
【図8】従来例の補正光学装置のシステム図である。
【符号の説明】
L1・・第1レンズ群、L2・・第2レンズ群、L3・
・第3レンズ群、L4・・第4レンズ群、L5・・第5
レンズ群(補正レンズ群)、L6・・第6レンズ群、1
4・・絞りユニット、16,16a,16b・・振動検
出手段、20・・アクチュエータユニット、29・・補
正光学装置、30・・6群鏡筒、30b,30c・・遮
蔽部、33・・実装回路基板、40・・軸受板、41・
・ヨーク、42・・ボビン、43ロータマグネット、4
5,70・・フレキシブル回路基板、50・・駆動部、
51・・押さえ板、51b,51c・・遮蔽部、71・
・第2ヨーク、72・・永久磁石、73・・コイル、7
4・・第1ヨーク。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレを検出する振動検出手段と、該振動
    検出手段の出力に基づいてブレを補正する補正光学手段
    と、開口絞り径を変化させる絞りユニットとを有するレ
    ンズ鏡筒において、光軸に垂直な該絞りユニットの駆動
    部とほぼ同一平面に、該振動検出手段を配置したことを
    特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 ブレを検出する振動検出手段と、該振動
    検出手段の出力に基づいてブレを補正する補正光学手段
    と、開口絞り径を変化させる絞りユニットとを有するレ
    ンズ鏡筒において、該振動検出手段の保持と外乱防止用
    の遮蔽部を兼ねた保持手段と、該絞りユニットとを一体
    的に形成したことを特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 前記絞りユニットの駆動部と振動検出手
    段は、一つのフレキシブル回路基板によってレンズ鏡筒
    本体の制御等を行う実装回路基板と接続されていること
    を特徴とする請求項1または2記載のレンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 該振動検出手段はレンズ鏡筒1つにつき
    2個直交して配置するように設けたことを特徴とする請
    求項1ないし3記載のレンズ鏡筒。
  5. 【請求項5】 ブレを検出する振動検出手段と、該振動
    検出手段の出力に基づいてブレを補正する補正光学手段
    とを有するレンズ鏡筒において、該振動検出手段の保持
    と外乱防止用の遮蔽部を兼ねた保持手段と、該補正光学
    手段以外の光学部材を保持する鏡筒とを一体的に形成し
    たことを特徴とするレンズ鏡筒。
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