JP3121121B2 - 画面サイズ切換カメラ - Google Patents

画面サイズ切換カメラ

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JP3121121B2
JP3121121B2 JP04162982A JP16298292A JP3121121B2 JP 3121121 B2 JP3121121 B2 JP 3121121B2 JP 04162982 A JP04162982 A JP 04162982A JP 16298292 A JP16298292 A JP 16298292A JP 3121121 B2 JP3121121 B2 JP 3121121B2
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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画面サイズ切換カメ
ラ、詳しくは撮影に際して、その露光画面サイズを所望
のサイズに切り換えることができる画面サイズ切換カメ
ラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、撮影画面サイズを切り換
えることができるカメラは、従来種々のものが提供され
ている。例えば、35mm幅のロールフィルムを用いて
ライカサイズと呼ばれる36mm×24mmのフルサイ
ズの大きな露光画面サイズと、ハーフサイズと呼ばれる
18mm×24mmの小さな露光画面サイズとのいずれ
かを、フィルムの装填時に選択することができるカメラ
等が良く知られている。その中でも、最近、上記のロー
ルフィルムを用いて36mm×24mmのフルサイズの
大きな露光画面サイズと、パノラマサイズと呼ばれる3
6mm×13mm程度の小さな露光画面サイズとの両撮
影画面サイズを、フィルムを装填した後の撮影に際し
て、任意に選択することができるカメラが特開昭4−8
4065号公報等によって提供されている。
【0003】一方、最近の銀塩フィルムを使用するカメ
ラは、カメラの携帯性を向上するために、カメラの不使
用時には、レンズ鏡筒をカメラ本体内に最大限に繰り込
んだ沈胴状態に保持してカメラを小嵩にし、撮影時に
は、レンズ鏡筒全体を繰出して焦点合わせをするように
している。従って、この種カメラでは、使用時には沈胴
状態よりレンズ鏡筒が大きくカメラ前方に繰り出される
ことになる。また、このような可動レンズ鏡筒を有する
カメラでは上記2つのレンズ鏡筒状態以外に、撮影準備
状態というレンズ鏡筒状態を有している。この撮影準備
状態というのは、カメラのレリーズ釦が押下された時、
レリーズ後のタイムラグ(遅れ)をなるべく短くし、直
ぐにレンズを合焦位置に繰り出せるようにするためのレ
ンズ位置状態であって、カメラのメインスイッチを入れ
たら、この初期位置にレンズ鏡筒は繰り出され、またシ
ャッタがレリーズされて撮影が行われる度にレンズ鏡筒
は、この初期位置に戻るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した可
動レンズ鏡筒を有するカメラに、前述のように撮影画面
サイズを切り換える技術を導入すると、どうしてもカメ
ラ全体が大嵩になってしまうという問題が生じる。即
ち、上記特開昭4−84065号公報に開示されている
画面サイズ切換技術は、画面サイズ切換用のマスク板が
アパーチャに対して上下方向にスライドして画面サイズ
を切り換えるように構成されているため、カメラの上下
方向にスペースをとり、このため、カメラ全体が大嵩に
なる。
【0005】本発明の目的は、上記問題点を除去するた
めに、可動レンズ鏡筒を有するカメラにおいては、カメ
ラの使用時に可動レンズ鏡筒が光軸方向に移動するのに
着目し、可動レンズ鏡筒が移動することによって発生す
るスペースを巧みに利用して、そこに画面サイズ切換機
構を配置するようにした画面サイズ切換カメラを提供す
るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の画面
サイズ切換カメラは、カメラ本体に対して回動自在に設
けられ、切換位置規制用の第1の磁性体を有する画面サ
イズ規制手段と、この画面サイズ規制手段をフィルムか
ら離れる方向に付勢する第1の付勢手段と、レリーズす
る度に初期位置に戻る可動レンズ鏡筒と、この可動レン
ズ鏡筒に設けられ、同可動レンズ鏡筒が初期位置にある
ときには、上記第1の付勢手段に反して上記画面サイズ
規制手段をカメラ本体の所定位置に付勢する第2の付勢
手段と、フィルムを挟んで第2の磁性体が固着され、同
磁性体を上記第1の磁性体を吸着する位置と吸着を解除
する位置とに移動させる画面サイズ指定手段と、を具備
し、上記可動レンズ鏡筒が初期位置から撮影状態位置
移動したときに上記画面サイズ指定手段によって指定さ
れた画面サイズに設定されるようにしたことを特徴とす
る。また、第2の画面サイズ切換カメラは、上記第1の
画面サイズ切換カメラにおいて、上記第2の付勢手段
は、上記可動レンズ鏡筒に設けられた弾性部材と、カメ
ラ本体に対して回動自在に設けられ、上記弾性部材の付
勢力を上記画面サイズ規制手段に伝達する連結部材とか
らなることを特徴とする。
【0007】
【0008】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
る。図1,図2は、本発明の第1実施例を示す画面サイ
ズ切換カメラの要部であって、画面サイズ切換機構を示
したものである。可動レンズ鏡筒1は、撮影レンズ群2
を支持したレンズ保持筒3と同保持筒3の後端部に配設
されたレンズシャッタ4とこれらを固定されていて、光
軸0の方向に移動するようにカメラ本体6に対して配設
された鏡枠板5とで構成されている。この可動レンズ鏡
筒1は、図示されない駆動機構によって図1に示す沈胴
状態位置と、図5に示す撮影準備状態位置である初期位
置と、図6,7に示す撮影状態位置とにそれぞれ移動す
るようになっている。
【0009】画面サイズ切換機構は、上記可動レンズ鏡
筒1とカメラ本体6のアパーチャ6aとの間に配設され
ていて、それぞれ磁石で形成された第1の磁性体10
a,10bを有する上下一対の切換マスク板7a,7b
からなる画面サイズ規制手段と、この切換マスク板7
a,7bにそれぞれフィルム11から離れる向きの回動
習性を与える第1の付勢手段を形成する引張りバネ12
a,12bと、この引張りバネ12a,12bの引張弾
力に抗して上記一対の切換マスク板7a,7bをカメラ
本体6のアパーチャ6aにそれぞれ押し付ける第2の付
勢手段である板バネ8a,8bとで構成されている。
【0010】上記上下一対の板バネ8a,8bは、上記
可動レンズ鏡筒1の鏡枠板5の裏面の一側方の、撮影光
束を妨げない上下位置に、その基部をビス9a,9bで
固定されて配設されており、同板バネ8a,8bの自由
端部は互いに対向してカメラの内方の斜め後方に向けて
延び出していて、上記可動レンズ鏡筒1が沈胴状態位置
に移動したときには、上記引張りバネ12a,12bの
弾力に抗して画面サイズを規制する上記切換マスク板7
a,7bをカメラ本体6のアパーチャ6aに向けて押圧
し、同切換マスク板7a,7bを小さな露光画面を規制
する位置に静止させる役目をする。
【0011】上記一対の切換マスク板7a,7bは、横
長の薄板でそれぞれ形成されていて、その上下縁部をそ
れぞれ巻回して形成された支持筒部を、カメラ本体6の
上記アパーチャ6aの前面側の上下に横架された支軸1
3a,13bに挿通されて同軸の周りに回動自在となる
ように配設されている。上記支軸13a,13bは、カ
メラ本体6の左右にそれぞれ形成されているフィルム巻
取室部6b,フィルム供給室部6cの上下部を挿通する
ようにしてカメラ本体6に支持されている。そして、こ
の切換マスク板7a,7bには、一端をカメラの不動部
材に掛けられた上記引張りバネ12a,12bの他端
が、撮影光束を妨げないようにそれぞれ掛けられてい
て、支軸13a,13bの周りに上側が時計方向,下側
が反時計方向にそれぞれ回動する習性が与えられている
ほか、その一側端部のフィルム対向面がわには上記第1
の磁性体10a,10bが固定されている。
【0012】この一対の切換マスク板7a,7bは、上
記一対の板バネ8a,8bによってアパーチャ6aに向
けて押圧されて、その裏面の中央部がアパーチャ6aの
上下縁部の中央部にそれぞれ突起で形成されたストッパ
6d,6eに当接し、同アパーチャ6aと平行して垂直
位置に静止しているときには、パノラマサイズのような
小さな露光画面を形成し、上記引張りバネ12a,12
bの弾力によって支軸13a,13bの周りに上側が時
計方向,下側が反時計方向にそれぞれ回動し、上記アパ
ーチャ6a、即ちフィルム11から離れて、カメラ本体
6に設けられたストッパ14a,14bに当接して静止
した位置においては普通サイズの大きな露光画面を形成
するようになっている。
【0013】そして、このように構成された画面サイズ
切換機構は、次に述べる画面サイズ指定手段によってカ
メラ外から、その画面サイズを指定されて上記可動レン
ズ鏡筒1の移動により作動する。上記画面サイズ指定手
段は、カメラの裏蓋16に摺動自在に取り付けられたス
ライド板17と、このスライド板17に固定された磁石
からなる第2の磁性体18a,18bと、上記スライド
板17をカメラ外から操作する切換部材19とで、その
主要部が構成されている。
【0014】上記スライド板17は、短冊状の縦長の板
部材の上下部を前方に向けて直角に折り曲げて形成され
ており、その折曲部の前面にはそれぞれ第2の磁性体1
8a,18bが固定されている。そして、このスライド
板17は、カメラの裏蓋16の内面がわに上下方向に摺
動するように取り付けられる。即ち、上記裏蓋16の一
側方寄りには、上記切換部材19を配置するための縦方
向の角長孔16aが穿設されており、この角長孔16a
には上記裏蓋16の外表面に配設される上記切換部材1
9の内面側の角状突起部19aが上下動自在に嵌合さ
れ、この角状突起部19aに対して上記スライド板17
の中央部に挿通されたビス21が捩じ込まれる。これに
よって上記スライド板17は、カメラの裏蓋16に対し
て上記切換部材19の操作によって上下動自在に取り付
けられる。
【0015】また、このように上記スライド板17を配
設することによって、同スライド板17に固定されてい
る上記第2の磁性体18a,18bは、フィルム押え用
の圧板20に穿設された縦長の角長孔20a,20b内
にそれぞれ配設され、フィルム11を挟んで前記第1の
磁性体10a,10bに対向する。即ち、上記切換部材
19を操作して上記スライド板17を上方に切り換えた
ときには、図3に示すように上記第2の磁性体18a,
18bは上記第1の磁性体10a,10bに正対し、互
いの磁力が吸着する方向に磁化されていることによって
切換マスク板7a,7bをストッパ6d,6eに当接す
る位置に拘束する。また、上記切換部材19を操作して
上記スライド板17を下方に切り換えたときには、図4
に示すように上記第2の磁性体18a,18bは上記第
1の磁性体10a,10bの正対位置から退避するの
で、磁力による吸引力は作用しない。
【0016】このように構成されている上記第1実施例
の画面サイズ切換カメラの動作を、次に述べると、先
ず、カメラの不使用状態においては可動レンズ鏡筒1
は、カメラ本体6内に繰り込まれた、図1に示す沈胴状
態位置にあるので、可動レンズ鏡筒1と共にカメラ本体
6内に移動した板バネ8a,8bによって切換マスク板
7a,7bは、引張りバネ12a,12bによる自己の
習性に抗してアパーチャ6aに向けて押圧されて、その
裏面の中央部が上記ストッパ6d,6eに当接し、同ア
パーチャ6aと平行する位置に静止し、パノラマサイズ
のような小さな露光画面を形成している。
【0017】このカメラの不使用状態において、今、フ
ルサイズの露光画面サイズで撮影をしたい場合には、カ
メラ外部から上記切換部材19を操作して上記スライド
板17を下方にスライドさせて、画面サイズを大きな露
光画面サイズに指定する。すると、図5に示す如く、第
2の磁性体18a,18bは上記第1の磁性体10a,
10bの正対位置から退避するので、磁力による吸引力
は作用しなくなる。
【0018】この指定状態においてレリーズ釦を押下す
ると、可動レンズ鏡筒1は図1の沈胴状態位置から図5
に示す撮影準備状態位置である初期位置に繰り出され
る。しかし、この位置はまだ、板バネ8a,8bが切換
マスク板7a,7bを押圧しているので、両磁性体18
a,18b、10a,10bの吸着力が作用してなくと
も、切換マスク板7a,7bはストッパ6d,6eに当
接する位置に拘束されている。
【0019】この位置から可動レンズ鏡筒1が図6に示
す撮影状態位置の合焦位置に移動すると、板バネ8a,
8bが切換マスク板7a,7bから離間するので、この
板バネ8a,8bの移動に追従して切換マスク板7a,
7bは、引張りバネ12a,12bによる自己の習性に
よってそれぞれ支軸13a,13bの周りに上側が時計
方向,下側が反時計方向に回動し、ストッパ14a,1
4bに当接する位置に切り替わる。この位置はフルサイ
ズの露光画面サイズの設定位置であり、撮影光のフィル
ム11への到達が大きくなる。この位置で撮影が終了す
ると、可動レンズ鏡筒1は再び図5に示す撮影準備状態
位置である初期位置に戻る。
【0020】ここで、次の撮影をパノラマサイズの露光
画面サイズで行いたい場合には、カメラ外部から上記切
換部材19を操作して上記スライド板17を上方にスラ
イドさせて、画面サイズを小さな露光画面サイズに指定
する。すると、図1に示す如く、第2の磁性体18a,
18bは上記第1の磁性体10a,10bに正対するの
で、磁力による吸引力が作用し、切換マスク板7a,7
bをストッパ6d,6eに当接する位置に拘束する。即
ち、切換マスク板7a,7bは、可動レンズ鏡筒1の撮
影準備状態位置である初期位置への移動による板バネ8
a,8bの押圧により引張りバネ12a,12bによる
自己の習性に抗してアパーチャ6aに向けて押圧され
て、その裏面の中央部が上記ストッパ6d,6eに当接
し、同アパーチャ6aと平行する位置に静止し、パノラ
マサイズのような小さな露光画面を形成する。
【0021】この位置から可動レンズ鏡筒1が図7に示
すように、撮影状態位置の合焦位置に移動すると、板バ
ネ8a,8bが切換マスク板7a,7bから離間する
が、切換マスク板7a,7bは第2の磁性体18a,1
8bが上記第1の磁性体10a,10bに正対して吸着
磁力が作用しているため、アパーチャ6aと平行する位
置に静止し、パノラマサイズの小さな露光画面を形成し
ている。従って、この状態で撮影が行われ撮影が終了す
ると、可動レンズ鏡筒1は再び図5に示す撮影準備状態
位置である初期位置に戻る。このように上記実施例によ
れば、簡単な切換機構により、確実に露光画面の大きな
露光画面サイズとこれよりも小さな露光画面サイズとに
切り換えが出来る。図8,図9は、本発明の第2実施例
を示す画面サイズ切換カメラの要部であって、可動レン
ズ鏡筒の沈胴状態位置を示したものである。なお、図
8,図9は画面サイズ切換機構および画面サイズ指定手
段の上半部のみを示すが、下半部も同様に構成されてい
る。
【0022】この第2実施例が上記第1実施例と異なる
ところは、切換マスク板7aと板バネ23aとの間に連
結部材である連結アーム22が配設されている点と、カ
メラ本体6を支軸13aの近傍において2体に分割して
カメラ本体6A,6Bで構成している点と、切換部材1
9Aとスライド板17Aをカメラの裏蓋16Aに対して
水平方向に配設して切換部材19Aを横方向に操作する
ように配置したことにある。
【0023】上記板バネ23aは、その長さを長くして
基部を可動レンズ鏡筒1Aの後面下部にビス24によっ
て固定されており、先端部を切換マスク板7aと可動レ
ンズ鏡筒1Aの後面上部との間に延びだしている。そし
て、この両者間には上記連結アーム22の先端部が延び
出していて、同先端部は両者によって挾持されている。
この連結アーム22は基部を支軸25により回動自在に
支持されている。
【0024】このように構成すると、板バネ23aと切
換マスク板7aは、連結アーム22を介して当接してい
るので、撮影状態では板バネ23aは可動レンズ鏡筒1
Aと共に前方に移動し、第1の磁性体10aと第2の磁
性体18aとが吸着解除状態、即ち、大きな露光画面サ
イズが指定されているときには、切換マスク板7aは連
結アーム22を支軸25の周りに反時計方向に回動しな
がら時計方向にストッパ14aに当接する所定位置まで
回動する。よって、このように連結アーム22を介する
ことにより、バネの移動量を拡大縮小して切換マスク板
を動かせるので、可動レンズ鏡筒1Aの繰出し量の大小
にかかわらず、切換マスク板の回転角を設定することが
できる。
【0025】また、本実施例においてはカメラ本体は、
切換マスク板7aの支軸13aの近傍で、前部側のカメ
ラ本体6Aと後部側のカメラ本体6Bとの2体に分けら
れていて、ビス26で結合されている。このようにカメ
ラ本体を2体に分ければ、切換マスク板7aの支軸13
aをカメラ本体6Aとカメラ本体6Bとの結合部分に切
込部6Cを形成すれば、この切込部6C内に上記支軸1
3aを配置することができるので、支軸13aの配置が
容易になる。
【0026】更に、本実施例においては、図9に示すよ
うに、切換部材19Aとスライド板17A,17Bをカ
メラの裏蓋16Aに対して横方向に移動させるようにし
ている。また、スライド板はスライド板17Aとスライ
ド板17Bの2体に分けられていて、スライド板17A
を裏蓋16A側に、スライド板17Bを圧板20Aに両
者が連結するようにそれぞれ摺動自在に取り付けてあ
る。
【0027】即ち、裏蓋16Aに穿設される切換部材取
付用の角長孔16Aaを横方向に設け、これに嵌入され
た切換部材19Aの角状突起部19Aaの内面に、横長
の短冊状に形成されたスライド板17Aをビス26で取
り付ける。このスライド板17Aは、前記第1の磁性体
10aの配置されている方に延び出した端部がL字状に
折り曲げられた連結部17Aaで形成されており、この
連結部17Aaは、圧板20Aの背面側に横方向に摺動
自在に配設されているスライド板17Bの連結部17B
aに係合している。スライド板17Bは横長の短冊状の
板材で形成されていて、その内端部には浅いチャンネル
状に形成された上記連結部17Baが設けられており、
外端部はL字状に折り曲げられて前記第2の磁性体18
aを支持し、フィルム押え用の圧板20の、前記第1の
磁性体10aの対向位置に穿設された縦長の角長孔20
Aa内に配置されている。
【0028】このように画面サイズ指定手段を、切換部
材19Aとスライド板17A,17Bをカメラの裏蓋1
6Aに対して水平方向に配設して切換部材19Aを横方
向に操作することにより、露光画面サイズを指定するよ
うに構成すると、スライド板が2体に分かれているの
で、圧板20Aに対する裏蓋16Aの上下方向位置が多
少狂っても対向する両磁性体10a,18aの間隔を安
定して確保することができる。
【0029】なお、上記各実施例においては第1の磁性
体10a,10bを、切換マスク板7a,7bのフィル
ム対向面側に固着したが、これは同マスク板のレンズ対
向面側に固着しても同様の作用,効果を得ることができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、この
種カメラの使用時に可動レンズ鏡筒が光軸方向に移動
し、この移動によってスペースが発生するのを巧みに利
用し、このスペースに画面サイズ切換機構を配置するよ
うにしたので、画面サイズ切換機構のための場所をとら
ず、従って、カメラ全体を大きくすることなく小嵩な画
面サイズ切換カメラを提供することができる。
【0031】また、可動レンズ鏡筒が沈胴状態位置およ
び撮影準備状態位置のいずれの位置にあっても露光画面
サイズの切換え指定操作を行うことができるので、露光
画面サイズの切換えを忘れるようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す画面サイズ切換カメ
ラの要部拡大断面図。
【図2】上記第1実施例の画面サイズ切換カメラの要部
分解斜視図。
【図3】上記画面サイズ切換カメラにおける画面サイズ
指定手段の構成を示す背面図。
【図4】上記画面サイズ指定手段の動作状態を示す背面
図。
【図5】大きな露光画面サイズに指定された上記カメラ
の、可動レンズ鏡筒が撮影準備位置にある状態を示す要
部拡大断面図。
【図6】大きな露光画面サイズに指定された上記カメラ
の、可動レンズ鏡筒が合焦位置に移動した状態を示す要
部拡大断面図。
【図7】小さな露光画面サイズに指定された上記カメラ
の、可動レンズ鏡筒が合焦位置に移動した状態を示す要
部拡大断面図。
【図8】本発明の第2実施例を示す画面サイズ切換カメ
ラの要部拡大断面図。
【図9】上記図8中のA−A線に沿う断面拡大図。
【符号の説明】
1 ………………………可動レンズ鏡筒 6 ………………………カメラ本体 7a,7b………………画面サイズ規制手段(切換マス
ク板) 8a,8b………………第2の付勢手段(板バネ) 11………………………フィルム 10a,10b…………第1の磁性体 12a,12b…………第1の付勢手段(引張りバネ) 17………………………画面サイズ指定手段(スライド
板) 18a,18b…………第2の磁性体 19………………………画面サイズ指定手段(切換部
材)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−178643(JP,A) 特開 平4−320243(JP,A) 特開 平4−171432(JP,A) 特開 平4−152334(JP,A) 特開 平5−341376(JP,A) 実開 平3−84821(JP,U) 実開 平2−104338(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体に対して回動自在に設けら
    れ、切換位置規制用の第1の磁性体を有する画面サイズ
    規制手段と、 この画面サイズ規制手段をフィルムから離れる方向に付
    勢する第1の付勢手段と、 レリーズする度に初期位置に戻る可動レンズ鏡筒と、 この可動レンズ鏡筒に設けられ、同可動レンズ鏡筒が
    期位置にあるときには、上記第1の付勢手段に反して上
    記画面サイズ規制手段をカメラ本体の所定位置に付勢す
    る第2の付勢手段と、 フィルムを挟んで第2の磁性体が固着され、同磁性体を
    上記第1の磁性体を吸着する位置と吸着を解除する位置
    とに移動させる画面サイズ指定手段と、 を具備し、上記可動レンズ鏡筒が初期位置から撮影状態
    位置に移動したときに上記画面サイズ指定手段によって
    指定された画面サイズに設定されるようにしたことを特
    徴とする画面サイズ切換カメラ。
  2. 【請求項2】 上記第2の付勢手段は、上記可動レンズ
    鏡筒に設けられた弾性部材と、カメラ本体に対して回動
    自在に設けられ、上記弾性部材の付勢力を上記画面サイ
    ズ規制手段に伝達する連結部材とからなることを特徴と
    する請求項1記載の画面サイズ切換カメラ。
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