JP3081721B2 - 画面サイズ切換え可能なカメラ - Google Patents

画面サイズ切換え可能なカメラ

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JP3081721B2 JP04317420A JP31742092A JP3081721B2 JP 3081721 B2 JP3081721 B2 JP 3081721B2 JP 04317420 A JP04317420 A JP 04317420A JP 31742092 A JP31742092 A JP 31742092A JP 3081721 B2 JP3081721 B2 JP 3081721B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画面サイズ切換え可
能なカメラ、詳しくは撮影画面サイズを切換えられるカ
メラにおけるデータ写し込み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】異なる撮影画面サイズのうちのいずれか
一方を選択して、写真撮影をすることができる画面サイ
ズ切換え可能なカメラは既に周知であるが、この種カメ
ラにおいて、撮影年月日等のデータを写し込む場合、画
面サイズが異なるので撮影画面サイズを切り換えたとき
には、これに伴ってデータ写し込み装置のフィルム面へ
の写込位置も変更しなければならない。
【0003】従って、従来、これに関連する技術手段と
して特開昭62-103625 号公報に開示されているトリミン
グ情報記録カメラのデータ写し込み装置や特開昭63-278
23号公報に記載されているデータ写込カメラ等が提案さ
れている。上記特開昭62-103625 号公報に開示されてい
るデータ写し込み装置は、トリミング撮影が可能なカメ
ラにおいて、トリミングの有無に応じて複数のデータ写
し込み部からトリミングに応じた写し込み部を選択し、
データの位置,大きさを変更するようにしたものであ
り、また、上記特開昭63-27823号公報に記載されている
データ写込カメラは、フルサイズとハーフサイズとを切
換え可能なカメラにおいて、撮影画面サイズの切換に連
動して光学系を切り換え、写し込まれるデータ文字の大
きさを変えるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開昭
62-103625 号公報に開示されているデータ写し込み装置
では、複数個のデータ写し込み部が必要なので、コスト
高となり高価になるばかりでなく、装置自体が大型化す
るという欠点があり、また上記特開昭63-27823号公報に
記載されているデータ写込カメラは、光学系を動かすた
め、結像関係を維持するのに精密な位置決め精度が要求
され、矢張り高価なものになるという欠点がある。
【0005】本発明の目的は、上述した従来のものの欠
点を除去し、撮影画面サイズの切り換えに連動してデー
タ写込位置を変更して、データの写込ができる、簡単な
構成で高精度のデータ写し込み装置を有する画面サイズ
切換え可能なカメラを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による画面サイズ
切換え可能なカメラは、フィルムに写し込むデータの生
成手段と同生成手段からの光をフィルム面へ集光させる
光学系と、カメラ本体に対して回動自在に設けられ、上
記光学系および生成手段をフィルム面に結像可能な位置
に配置する保持手段と、画面サイズ切換え動作に連動し
て上記保持手段を移動させ、データ写し込み光のフィル
ム面への投射位置を変更する手段とを具備したことを特
徴とする。
【0007】
【作用】撮影画面サイズの切換え動作に連動して上記保
持手段を変位させ、データ写し込み光のフィルム面への
投射位置を変更する。
【0008】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
る。図1〜図3は、本発明の第1実施例を示す画面サイ
ズ切換え可能なカメラにおけるデータ写し込み装置の詳
細を示したものである。なお、以下に示す各実施例にお
けるカメラは、35mm幅のロールフィルムを使用し、そ
の撮影画面サイズがライカサイズと呼ばれる横36mm×
縦24mmの通常の画面サイズと、これより小さい横36m
m×縦13mmのパノラマサイズと呼ばれる画面サイズと
に切り換えられるようになっているものについて説明す
るが、本発明の適用されるカメラはこれに限定されるも
のでないことは言うまでもない。図1は、カメラ本体1
の要部を前方から見た図であって、同カメラ本体1の中
央部には、上記撮影画面サイズを規定するアパーチャ1
aが穿設されている。そして、このアパーチャ1aを挟
んでカメラ本体1には、その両側にフィルムパトローネ
を装填するフィルム供給室1cとフィルムスプールを収
納するフィルム巻上室1bがそれぞれ一体に形成されて
いる。
【0009】上記アパーチャ1aは、上記通常の画面サ
イズの大きさに形成されており、その前面側には、上記
パノラマサイズの画面サイズを形成するための上部切換
マスク板5と下部切換マスク板6とがそれぞれアパーチ
ャ1aの上下縁部を移動自在に覆うように配設されてい
る。即ち、カメラ本体1の上記アパーチャ1aの一側方
には縦方向に支軸7が固定されていて、同支軸7に上部
切換マスク板5の基部5aと下部切換マスク板6の基部
6aとがそれぞれ反対方向に移動するように上下動自在
に嵌合している。そして、この両切換マスク板5,6
は、図示されない切換操作部材によってカメラ外からア
パーチャ1aを前面開放する通常画面サイズ位置と同ア
パーチャ1aの上下縁部を覆ってパノラマサイズの画面
サイズを形成する位置とに切換操作されるようになって
いる。
【0010】また、上記上部切換マスク板5には、その
基部5aと反対側の先端部にフォーク5bが設けられて
おり、このフォーク5bが次に述べるデータ写し込み装
置に関連していて、上部切換マスク板5の画面切換え動
作に連動してデータ写込筒4を、選択した撮影画面に対
応するように変位させる。
【0011】上記データ写し込み装置は、上記アパーチ
ャ1aと上記フィルム巻上室1bとの間のカメラ本体壁
1dに対向して配設されている。この写し込み装置は、
上記アパーチャ1aの背面側に展張されるフィルム10
(図2,図3参照)のデータ写し込み位置に対応して、
上記カメラ本体壁1dに上下方向に穿設された、通常画
面サイズ用写込孔1e,パノラマ画面サイズ用写込孔1
fと、この両孔1e,1fのうちのいずれか一方に先端
開口部が対向するように配設されたデータ写込筒4と
で、その主要部が構成されている。
【0012】上記データ写込筒4は、内部に上記結像光
学系である結像レンズ2,上記データ生成手段である写
込データ表示用LED3(図2,図3参照)等が配設さ
れた横長の角筒で形成されており、その先端開口部の上
縁部には更に前方に向けて延び出した延出部4aが、ま
た後端開口部の下側縁部には弾性を有してU字状に形成
されたLED支持部4bが、更に下面の中程には下方に
向けてバネ掛け用の突出片4c(図2,図3参照)がそ
れぞれ一体に形成されている。
【0013】このデータ写込筒4内に配設される上記結
像レンズ2は、筒内の中程より前方寄りの位置に配設さ
れていて、後端開口部に上記LED支持部4bによって
配設された写込データ表示用LED3の表示光像を、上
記写込孔1fまたは上記写込孔1eを介してフィルム1
0のデータ写し込み位置に結像する役目をする。上記写
込データ表示用LED3は、フィルムに写し込むデータ
を生成するためのものであって、フレキシブルプリント
基板9(図2,図3参照)上に配置されて、その表示面
をデータ写込筒4の後端開口部に嵌合させ、上記プリン
ト基板9の背面を上記LED支持部4bで押圧されて配
置されている。
【0014】このように構成されたデータ写込筒4は、
上記フィルム巻上室1bの内側壁に対向する外側壁に写
込筒保持用の支軸8が固植されている。この支軸8は外
側壁の後端部寄りの位置に植立されており、上記フィル
ム巻上室1bの内側壁に穿設されている保持孔1gに緩
く嵌入することにより、データ写込筒4を回動自在に支
持している。そして、上記延出部4aに固植された連結
ピン11が前記上部切換マスク板5のフォーク5bに嵌
入している。
【0015】従って、通常画面サイズが選択されて上記
切換マスク板5が上方に移動し、アパーチャ1aを全面
開放したときには、フォーク5bによって連結ピン11
が上方に移動せられるので、データ写込筒4は支軸8の
回りに反時計方向に回動し、また、パノラマサイズの画
面サイズが選択されて上記切換マスク板5が下方に移動
し、アパーチャ1aの上部を覆ったときには、フォーク
5bによって連結ピン11が下方に移動せられるので、
データ写込筒4は支軸8の回りに時計方向に回動する。
【0016】また、この回動位置はそれぞれストッパ部
材12a,12bによって正確に規制されるようになっ
ており、更に前記バネ掛け用の突出片4cに固植された
ピン13と不動部材に植立された固定ピン14とに掛け
渡されたトグルバネ15(図2,図3参照)によってデ
ータ写込筒4が上記ストッパ部材12a,12bに当接
するように付勢されている。
【0017】次に、このように構成された画面サイズ切
換え可能なカメラにおけるデータ写し込み装置の作用に
ついて説明する。先ず、カメラ外から切換操作部材を操
作して通常画面サイズを選択した場合について述べる
と、通常画面サイズへの切換動作によって上部切換マス
ク板5と下部切換マスク板6とがそれぞれ上方と下方と
に移動し、アパーチャ1aを全開する。すると、フォー
ク5bによって連結ピン11が上方に移動せられるの
で、データ写込筒4は支軸8の回りに反時計方向に回動
し、トグルバネ15に付勢されて図2に示すように、上
位ストッパ部材12aに当接する位置にて静止する。こ
の位置は、データ写込筒4の先端開口部が通常画面サイ
ズ用写込孔1eに対向する位置である。従って、撮影し
たフィルムの巻き上げに同期して所望の写込みデータを
写込データ表示用LED3で表示発光させると、同デー
タは結像レンズ2によって上記写込孔1eを介してフィ
ルム10の所定の箇所に写し込まれる。
【0018】次に、撮影画面サイズをパノラマサイズの
画面サイズに切り換えると、その切換動作によって上部
切換マスク板5と下部切換マスク板6とがそれぞれ下方
と上方とに移動し、アパーチャ1aの上下縁部を覆って
アパーチャをパノラマサイズにする。すると、フォーク
5bによって連結ピン11が下方に移動せられるので、
データ写込筒4は支軸8の回りに時計方向に回動し、中
立点を越えたトグルバネ15の弾力に付勢されて図3に
示すように、下位ストッパ部材12bに当接する位置に
て静止する。この位置は、データ写込筒4の先端開口部
がパノラマ画面サイズ用写込孔1fに対向する位置であ
る。よって、撮影したフィルムの巻き上げに同期して所
望の写込みデータを写込データ表示用LED3で表示発
光させると、同データは結像レンズ2によって上記写込
孔1fを介してフィルム10の所定の箇所に写し込まれ
る。
【0019】また、本実施例においては、データ写込筒
4の支軸8は結像レンズ2の光軸の近傍に設けられてお
り、かつ、反時計方向の回動角θ1 と時計方向の回動角
θ2とを略等しくしてあるので、フィルム上の両方の位
置にピントの合った像を結ぶことができる。上記回動角
θ1 ,θ2 は30度以下であれば、文字の変形も問題に
ならないレベルである。この文字の変形が気になる場合
には、予め、文字を変形させておくことによってバラン
スの良い写し込み文字を得ることができる。
【0020】図10(A)は、その一例を示したもので
ある。即ち、この例は7セグメントの数字のLED16
であるが、パノラマサイズの画面サイズに切り換えたと
きに、フィルムに写し込まれる文字16Aが、図10
(B)に示すように上辺16a0 と下辺16b0の大きさ
が略等しくなるように、LED16の上下のセグメント
16a,16bの大きさを、図10(A)に示す如く、
上辺のセグメント16aの横の長さを下辺のセグメント
16bの横の長さより若干小さくなるように形成してあ
る。このようにすれば、パノラマサイズ時にフィルムに
写し込まれる文字は図10(B)に示すように上下が均
等になりバランスも良くなる。
【0021】しかし、このようにすると、通常画面サイ
ズに切り換えたときには、図10(C)に示すようにフ
ィルムに写し込まれる文字16Bは、更に上すぼまりの
形になる。だが、文字の下側が大きい方がバランスがよ
い。なお、LEDを変形させない場合には、通常画面サ
イズの撮影時の写し込み文字は頭でっかちになってしま
う。
【0022】上記実施例によれば、結像位置関係はデー
タ写込筒4とカメラ本体1で決まりLED3と結像レン
ズ2との位置関係はデータ写込筒4の一部品で決まるた
め、容易に位置精度を出すことができる。また、高価な
データ写込部は一つで済み、電気的な処理なしでデータ
写し込み位置の変更が可能となる。
【0023】図4,図5は、本発明の第2実施例を示し
たものである。この第2実施例の画面サイズ切換え可能
なカメラにおけるデータ写し込み装置は、上記第1実施
例のデータ写し込み装置と略同様に構成されているが、
結像レンズ2Aが通常画面サイズ位置とパノラマ画面サ
イズ位置とで、光軸方向に変位するようになっている点
で異なっている。
【0024】即ち、上記結像レンズ2Aは、データ写込
筒4A内に光軸方向に移動可能に保持されており、その
側面に固植された移動用ピン17がデータ写込筒4Aの
一側壁に光軸方向に平行して穿設されたガイド用長孔1
8内を貫通して筒外に延び出している。上記ガイド用長
孔18はデータ写込筒4Aの中程から前部寄りに亘って
形成されている。そして、上記移動用ピン17の先端部
はカメラ本体に形成された移動用の傾斜カム溝19内に
嵌入している。従って、上記結像レンズ2Aは、データ
写込筒4Aが支軸8の回りに回動したとき、上記傾斜カ
ム溝19によってデータ写込筒4A内の中程から前部寄
りの位置、また前部寄りの位置から中程の位置に移動す
る。その他の構成は上記第1実施例と同様であるので、
同一の構成部材には同一の符号を付し、その説明は省略
する。
【0025】このように構成された第2実施例のデータ
写し込み装置においては、通常画面サイズが選択されて
いる場合には、図4に示す如く、上部切換マスク板5の
フォーク5bによって連結ピン11が上方に移動せられ
るので、データ写込筒4Aが支軸8の回りに反時計方向
に回動し、傾斜カム溝19内に嵌入している上記移動用
ピン17によって結像レンズ2Aは中程の位置に移動
し、この位置においてデータの写し込みが行われる。
【0026】次に、撮影画面サイズをパノラマサイズの
画面サイズに切り換えると、その切換動作によって上部
切換マスク板5が下方に移動し、そのフォーク5bによ
り連結ピン11が下方に移動することによって、データ
写込筒4Aが支軸8の回りに時計方向に回動し、図5に
示すように、傾斜カム溝19内に嵌入している上記移動
用ピン17によって結像レンズ2Aは中程の位置から前
部寄りの位置に移動する。そして、この位置においてデ
ータの写し込みが行われる。
【0027】このときのLED3と結像レンズ2Aとの
距離をB、結像レンズ2Aとフィルム10との距離をA
とすると、図4,図5に示すように、結像関係が丁度反
転したような関係となる。この場合、通常画面サイズで
の写し込み倍率を1とすると、パノラマ画面サイズに切
り換えた後の写し込み倍率は、B2 /A2 と縮小される
ことになり、写し込まれるデータ文字を小さくすること
ができる。勿論、上記距離A,Bの決め方によりデータ
文字を拡大することも可能である。
【0028】このように第2実施例においては、前記第
1実施例の特徴を損なうことなく、更に、写し込まれる
データ文字の大きさを任意に変えることができるという
効果を有する。
【0029】図6,図7は、本発明の第3実施例を示し
たものである。この第3実施例の画面サイズ切換え可能
なカメラにおけるデータ写し込み装置は、上記第2実施
例のデータ写し込み装置に切換位置検出スイッチ20を
付加したものであり、それ以外の構成は上記第2実施例
のデータ写し込み装置と全く同様である。
【0030】即ち、上記第2実施例のように構成する
と、データ文字の写し込み倍率を変更すると、その倍率
の変更に伴い有効FN0 の変化が起きてしまい、倍率の
変化を大きくすると、LED3の発光時間を変更しない
と、露光の過不足を招いてしまう。
【0031】そこで、本実施例では、データ写込筒4A
にスイッチ開閉用突起21とこれによって開閉される切
換位置検出スイッチ20を設け、LED3の発光時間を
制御するようにしたのである。即ち、上記切換位置検出
スイッチ20は、図6に示す通常画面サイズの撮影時に
はオフ、図7に示すパノラマ画面サイズの撮影時にはオ
ンするように設定する。そして、この切換位置検出スイ
ッチ20のオン,オフ信号により、図示されな制御回路
によってLED3の発光時間を変更するようにする。こ
のようにすると、適正な写し込み露出を得ることができ
る。また、この信号によりLED3の発光間隔を変え、
文字倍率に最適な文字間隔を得るようにすることも可能
である。この第3実施例によれば、スイッチ1個の追加
で、より高品位なデータ写し込みが行える。
【0032】図8,図9は、本発明の第4実施例を示し
たものである。この第4実施例の画面サイズ切換え可能
なカメラにおけるデータ写し込み装置は、結像レンズ2
Bを2つの異なる曲面2Ba,2Bbを有するレンズで
構成し、この結像レンズ2Bをデータ写込筒4B内で回
動させてデータ文字の写し込み倍率を変更するようにし
たものである。
【0033】即ち、上記結像レンズ2Bは、レンズ曲面
2Baを有するレンズとレンズ曲面2Bbを有するレン
ズの2つの光軸の交差するレンズとなっており、レンズ
曲面2Baを有するレンズは図8に示すように、通常画
面サイズでの撮影時に、フィルム面に対向してデータ光
をフィルムに写し込む結像レンズで、レンズ曲面2Bb
を有するレンズは図9に示すように、通常画面サイズよ
り小さいサイズであるパノラマ画面サイズでの撮影時
に、フィルム面に対向してデータ光をフィルムに写し込
む結像レンズを形成している。
【0034】この結像レンズ2Bは、その一側面に固植
された支軸22をデータ写込筒4Bに回転自在に嵌入さ
せることにより、写込筒4B内に回動自在に保持されて
おり、更に、同レンズ2Bの一側面の上記支軸22の側
近に固植された回動用ピン23がデータ写込筒4Bに穿
設された部分円弧状のガイド孔24を貫通して筒外に延
びだし、カメラ本体に設けられている移動用の傾斜カム
溝25内に嵌入している。従って、上記結像レンズ2B
は、データ写込筒4Bが支軸8の回りに回動したとき、
上記傾斜カム溝25によって支軸22の回りに回動し、
光軸0上におけるレンズ曲面2Baがレンズ曲面2Bb
に、またレンズ曲面2Bbからレンズ曲面2Baに入れ
代わる。その他の構成は上記第1実施例と同様であるの
で、同一の構成部材には同一の符号を付し、その説明は
省略する。
【0035】このように構成された第4実施例のデータ
写し込み装置においては、通常画面サイズが選択されて
いる場合には、図8に示す如く、上部切換マスク板5
(図1参照)のフォーク5bによって連結ピン11が上
方に移動せられるので、データ写込筒4Bが支軸8の回
りに反時計方向に回動し、傾斜カム溝25内に嵌入して
いる上記回動用ピン23によって結像レンズ2Bは、上
記支軸22を中心として時計方向に回動し、そのレンズ
曲面2Baが光軸上に位置しフィルム面に対向してデー
タ光をフィルムに写し込む状態となる。よって、この位
置においてLED3が発光すれば、データの写し込みが
行われる。
【0036】次に、撮影画面サイズをパノラマサイズの
画面サイズに切り換えると、その切換動作によって上部
切換マスク板5(図1参照)が下方に移動し、そのフォ
ーク5bにより連結ピン11が下方に移動することによ
って、データ写込筒4Bが支軸8の回りに時計方向に回
動し、図9に示すように、傾斜カム溝25内に嵌入して
いる上記回動用ピン23によって結像レンズ2Bは、上
記支軸22を中心として反時計方向に回動し、そのレン
ズ曲面2Bbが光軸上に位置しフィルム面に対向してデ
ータ光をフィルムに写し込む状態となる。よって、この
位置においてLED3が発光すれば、データの写し込み
が行われる。この第4実施例によれば、前記第2実施例
よりも自由に倍率,FN0を変えることができる。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、画面
サイズ切換え可能なカメラにおいて、撮影画面サイズの
変更に連動し、画面サイズに合ったデータ写し込み位置
に変位するデータ写込み装置を、簡単な構成で、かつ高
精度で安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す画面サイズ切換え可
能なカメラにおけるデータ写込み装置の要部分解斜視
図。
【図2】上記第1実施例のデータ写込み装置において、
通常画面サイズでのデータ写込み状態を示す断面図。
【図3】上記第1実施例のデータ写込み装置において、
パノラマ画面サイズでのデータ写込み状態を示す断面
図。
【図4】本発明の第2実施例を示す画面サイズ切換え可
能なカメラにおけるデータ写込み装置において、通常画
面サイズでのデータ写込み状態を示す断面図。
【図5】上記第2実施例のデータ写込み装置において、
パノラマ画面サイズでのデータ写込み状態を示す断面
図。
【図6】本発明の第3実施例を示す画面サイズ切換え可
能なカメラにおけるデータ写込み装置において、通常画
面サイズでのデータ写込み状態を示す断面図。
【図7】上記第3実施例のデータ写込み装置において、
パノラマ画面サイズでのデータ写込み状態を示す断面
図。
【図8】本発明の第4実施例を示す画面サイズ切換え可
能なカメラにおけるデータ写込み装置において、通常画
面サイズでのデータ写込み状態を示す断面図。
【図9】上記第4実施例のデータ写込み装置において、
パノラマ画面サイズでのデータ写込み状態を示す断面
図。
【図10】データ写込み装置において、データ文字をバ
ランス良く写し込むためのデータ文字例。
【符号の説明】
2,2A,2B…………結像レンズ(光学系) 3 ………………………LED(データ生成手段) 4,4A,4B…………データ写込筒(保持手段) 5b………………………フォーク5b(変更手段) 10………………………フィルム 11………………………連結ピン(変更手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−197915(JP,A) 特開 平4−215636(JP,A) 実開 平6−23044(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/24 G03B 17/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面サイズ切換え可能なカメラにおい
    て、 フィルムに写し込むデータの生成手段と同生成手段から
    の光をフィルム面へ集光させる光学系と、 カメラ本体に対して回動自在に設けられ、上記光学系お
    よび生成手段をフィルム面に結像可能な位置に配置する
    保持手段と、 画面サイズ切換え動作に連動して上記保持手段を移動さ
    せ、データ写し込み光のフィルム面への投射位置を変更
    する手段と、 を具備したことを特徴とする画面サイズ切換え可能なカ
    メラ。
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