JP2000186634A - 横置きキャニスタ - Google Patents
横置きキャニスタInfo
- Publication number
- JP2000186634A JP2000186634A JP10364336A JP36433698A JP2000186634A JP 2000186634 A JP2000186634 A JP 2000186634A JP 10364336 A JP10364336 A JP 10364336A JP 36433698 A JP36433698 A JP 36433698A JP 2000186634 A JP2000186634 A JP 2000186634A
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- Japan
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- adsorbent
- case body
- lower layer
- adsorbed
- canister
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸着剤に吸着された蒸散燃料を効率良く脱離
し得る横置きキャニスタを提供する。 【解決手段】 横置きキャニスタは、横置き配置される
ケース本体1と、ケース本体内を上層部2及び下層部3
の2層に区画する仕切板4と、ケース本体内の一側面で
上層部2と下層部3間を連通させる連通室5と、上層部
2及び下層部3に充填される吸着剤9と、上層部2にお
けるケース本体内の他側面に設けられ大気をケース本体
内に取り入れる大気取入口6と、下層部3におけるケー
ス本体内の他側面に設けられ蒸散燃料を流入する流入口
7と、流入口7より下方で且つケース本体の底壁近傍に
設けられ吸着剤に吸着された蒸散燃料を内燃機関の吸気
通路に導出する流出口8とを備えて構成される。
し得る横置きキャニスタを提供する。 【解決手段】 横置きキャニスタは、横置き配置される
ケース本体1と、ケース本体内を上層部2及び下層部3
の2層に区画する仕切板4と、ケース本体内の一側面で
上層部2と下層部3間を連通させる連通室5と、上層部
2及び下層部3に充填される吸着剤9と、上層部2にお
けるケース本体内の他側面に設けられ大気をケース本体
内に取り入れる大気取入口6と、下層部3におけるケー
ス本体内の他側面に設けられ蒸散燃料を流入する流入口
7と、流入口7より下方で且つケース本体の底壁近傍に
設けられ吸着剤に吸着された蒸散燃料を内燃機関の吸気
通路に導出する流出口8とを備えて構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の燃料タンク
内で発生した蒸散燃料を吸着し脱離するキャニスタに関
する。
内で発生した蒸散燃料を吸着し脱離するキャニスタに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、キャニスタは、燃料タンク内
で発生した蒸散燃料を大気中に漏洩しないように内部に
収納した吸着剤(例えば活性炭)に一時的に吸着させ、
この吸着させた蒸散燃料を内燃機関の運転時に吸気通路
内の負圧により吸着剤から脱離(パージ)し、内燃機関
に供給するように構成される。
で発生した蒸散燃料を大気中に漏洩しないように内部に
収納した吸着剤(例えば活性炭)に一時的に吸着させ、
この吸着させた蒸散燃料を内燃機関の運転時に吸気通路
内の負圧により吸着剤から脱離(パージ)し、内燃機関
に供給するように構成される。
【0003】近年、環境保全の観点から蒸散燃料の大気
中への排出を更に抑制する傾向にあり、吸着剤の容量を
増やすと共にキャニスタ内部を例えば2層に分割し蒸散
燃料の吸着剤を通過する流路を長くして、キャニスタの
大型化を抑制しながら吸着性能の向上を図った多層式キ
ャニスタが実用化されている。しかし、蒸散燃料の大気
中への排出を大幅に抑制しようとすると、どうしても吸
着剤の容量が増えキャニスタが大型化してしまう。この
ため、従来のようにキャニスタを縦置きに配置するのが
難しくなり、横置きにする必要性が生じてきた。例えば
特開平8−312472号公報には、2層式の横置きキ
ャニスタの一例が開示されている。本公報の図2の例で
は、ケーシングの一側面に中間室を設け、そこを除くケ
ーシング内部を隔壁により上下2層に区画し、上下2層
のそれぞれに吸着剤を充填する。そして、その上層部の
ケーシングの他側面には、蒸発燃料を流入する蒸発燃料
導管を上方に、吸着剤に吸着された蒸散燃料を内燃機関
の吸気系に導くパージガス管を下方にそれぞれ接続し、
また、その下層部の上記他側面には、大気中の空気を導
入する開放管を接続するように構成する。このような構
成において、蒸散燃料の吸着過程では、燃料タンク内で
発生した蒸発燃料が蒸発燃料導管からケーシング上層部
内に流入し、ケーシング上層部内の吸着剤に吸着される
こととなる。そして、この吸着剤で吸着し得なかった蒸
散燃料が中間室を介してケーシング下層部へ流入し、下
層部内の吸着剤に吸着される。また、吸着剤に吸着され
た蒸散燃料の脱離過程では、内燃機関の吸気系にて発生
する負圧により開放管から空気が吸い込まれケーシング
下層部内に流入し、下層部内に吸着された蒸散燃料が吸
着剤より脱離される。そして、下層部内に流入した空気
は、中間室を介してケーシング上層部に流入し、上層部
内の吸着剤に吸着された蒸散燃料を脱離させ、パージガ
ス管を通り吸気系へ流入される。
中への排出を更に抑制する傾向にあり、吸着剤の容量を
増やすと共にキャニスタ内部を例えば2層に分割し蒸散
燃料の吸着剤を通過する流路を長くして、キャニスタの
大型化を抑制しながら吸着性能の向上を図った多層式キ
ャニスタが実用化されている。しかし、蒸散燃料の大気
中への排出を大幅に抑制しようとすると、どうしても吸
着剤の容量が増えキャニスタが大型化してしまう。この
ため、従来のようにキャニスタを縦置きに配置するのが
難しくなり、横置きにする必要性が生じてきた。例えば
特開平8−312472号公報には、2層式の横置きキ
ャニスタの一例が開示されている。本公報の図2の例で
は、ケーシングの一側面に中間室を設け、そこを除くケ
ーシング内部を隔壁により上下2層に区画し、上下2層
のそれぞれに吸着剤を充填する。そして、その上層部の
ケーシングの他側面には、蒸発燃料を流入する蒸発燃料
導管を上方に、吸着剤に吸着された蒸散燃料を内燃機関
の吸気系に導くパージガス管を下方にそれぞれ接続し、
また、その下層部の上記他側面には、大気中の空気を導
入する開放管を接続するように構成する。このような構
成において、蒸散燃料の吸着過程では、燃料タンク内で
発生した蒸発燃料が蒸発燃料導管からケーシング上層部
内に流入し、ケーシング上層部内の吸着剤に吸着される
こととなる。そして、この吸着剤で吸着し得なかった蒸
散燃料が中間室を介してケーシング下層部へ流入し、下
層部内の吸着剤に吸着される。また、吸着剤に吸着され
た蒸散燃料の脱離過程では、内燃機関の吸気系にて発生
する負圧により開放管から空気が吸い込まれケーシング
下層部内に流入し、下層部内に吸着された蒸散燃料が吸
着剤より脱離される。そして、下層部内に流入した空気
は、中間室を介してケーシング上層部に流入し、上層部
内の吸着剤に吸着された蒸散燃料を脱離させ、パージガ
ス管を通り吸気系へ流入される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、蒸散燃
料は、吸着剤から脱離し難いキシレンのような重成分
と、脱離し易いヘキサン、ヘプタンのような軽成分とを
含んでおり、上記先行技術のキャニスタ構造では、燃料
導管から流入した蒸散燃料の重成分がケーシング下層部
内の吸着剤に吸着する構成となっているため、脱離過程
の際、ケーシング下層部内の吸着剤に吸着された重成分
が確実に脱離されずにキャニスタの性能を低下させてし
まうという問題がある。また、蒸散燃料の脱離の際、ケ
ーシング下層部の開放管から導入された空気はケーシン
グ上層部の上方には構造的に流れにくく、吸着された蒸
散燃料が吸着剤から確実には脱離されず残存してしまう
ことで更にキャニスタの性能を低下させてしまう。
料は、吸着剤から脱離し難いキシレンのような重成分
と、脱離し易いヘキサン、ヘプタンのような軽成分とを
含んでおり、上記先行技術のキャニスタ構造では、燃料
導管から流入した蒸散燃料の重成分がケーシング下層部
内の吸着剤に吸着する構成となっているため、脱離過程
の際、ケーシング下層部内の吸着剤に吸着された重成分
が確実に脱離されずにキャニスタの性能を低下させてし
まうという問題がある。また、蒸散燃料の脱離の際、ケ
ーシング下層部の開放管から導入された空気はケーシン
グ上層部の上方には構造的に流れにくく、吸着された蒸
散燃料が吸着剤から確実には脱離されず残存してしまう
ことで更にキャニスタの性能を低下させてしまう。
【0005】従って本発明の目的は、吸着剤に吸着され
た蒸散燃料を効率良く脱離し得る多層式の横置きキャニ
スタを提供することにある。
た蒸散燃料を効率良く脱離し得る多層式の横置きキャニ
スタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記問
題を鑑みて、キャニスタのケース本体を仕切板により少
なくとも上層部と下層部との2層に区画し、上層部には
大気取入口を、下層部には蒸散燃料導入用の流入口と蒸
散燃料流出用の流出口とを設け、流出口は流入口より下
方で且つケース本体の底壁近傍に設けた構成としてい
る。特に流出口の取付位置は、例えば流出口の内面がケ
ース本体の底壁内面に沿って形成されることが望まし
い。
題を鑑みて、キャニスタのケース本体を仕切板により少
なくとも上層部と下層部との2層に区画し、上層部には
大気取入口を、下層部には蒸散燃料導入用の流入口と蒸
散燃料流出用の流出口とを設け、流出口は流入口より下
方で且つケース本体の底壁近傍に設けた構成としてい
る。特に流出口の取付位置は、例えば流出口の内面がケ
ース本体の底壁内面に沿って形成されることが望まし
い。
【0007】このため、例えば、流入口より蒸散燃料が
流入すると、蒸散燃料の重成分は下層部内の吸着剤にお
ける特にケース本体底壁近傍に吸着されることとなる
が、流出口がケース本体の底壁近傍に設けられているた
め、蒸散燃料を脱離させる場合、例えば吸気系の負圧が
流出口に作用すると、特に蒸散燃料の重成分が吸着して
いる箇所に大きな負圧が加わり、確実に蒸散燃料の重成
分を吸着剤より脱離させることができ、キャニスタの性
能が悪化することを防止できる。
流入すると、蒸散燃料の重成分は下層部内の吸着剤にお
ける特にケース本体底壁近傍に吸着されることとなる
が、流出口がケース本体の底壁近傍に設けられているた
め、蒸散燃料を脱離させる場合、例えば吸気系の負圧が
流出口に作用すると、特に蒸散燃料の重成分が吸着して
いる箇所に大きな負圧が加わり、確実に蒸散燃料の重成
分を吸着剤より脱離させることができ、キャニスタの性
能が悪化することを防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る横置きキャ
ニスタの一実施例の外観を示す図である。図1に示すよ
うに本実施例では、図示しない車両に、横置きに配置さ
れるケース本体1と、ケース本体内を上層部2及び下層
部3の少なくとも2層に区画する仕切板4と、ケース本
体内の一側面で上層部2と下層部3間を連通させる連通
室5とを備える。ケース本体内の上層部2及び下層部3
には、燃料タンク内で発生した蒸散燃料を吸着する吸着
剤(例えば活性炭)が充填される。上層部2におけるケ
ース本体内の他側面には、大気をケース本体内に取り入
れる大気取入口6が設けられる。また、下層部3におけ
るケース本体内の他側面の略中央部には、図示しない燃
料タンク内で発生した蒸散燃料が下層部3内の吸着剤に
均等に吸着されるよう蒸散燃料を導入する流入口7が設
けられ、この流入口7より下方で且つケース本体1の底
壁11近傍には、吸着剤に吸着された蒸散燃料を内燃機
関の吸気通路に発生する負圧により導出する流出口8が
設けられている。特に本実施形態では、流出口8の内面
8aがケース本体1の底壁11の内面11aに沿うよう
に設けられている。
ニスタの一実施例の外観を示す図である。図1に示すよ
うに本実施例では、図示しない車両に、横置きに配置さ
れるケース本体1と、ケース本体内を上層部2及び下層
部3の少なくとも2層に区画する仕切板4と、ケース本
体内の一側面で上層部2と下層部3間を連通させる連通
室5とを備える。ケース本体内の上層部2及び下層部3
には、燃料タンク内で発生した蒸散燃料を吸着する吸着
剤(例えば活性炭)が充填される。上層部2におけるケ
ース本体内の他側面には、大気をケース本体内に取り入
れる大気取入口6が設けられる。また、下層部3におけ
るケース本体内の他側面の略中央部には、図示しない燃
料タンク内で発生した蒸散燃料が下層部3内の吸着剤に
均等に吸着されるよう蒸散燃料を導入する流入口7が設
けられ、この流入口7より下方で且つケース本体1の底
壁11近傍には、吸着剤に吸着された蒸散燃料を内燃機
関の吸気通路に発生する負圧により導出する流出口8が
設けられている。特に本実施形態では、流出口8の内面
8aがケース本体1の底壁11の内面11aに沿うよう
に設けられている。
【0009】図2は図1に示すキャニスタのA−A’断
面を示す図であり、(a)は車両停車時等において燃料
タンク内で発生した蒸散燃料が吸着剤に吸着される吸着
過程を、(b)は車両走行時に吸気通路に発生する負圧
により吸着剤から蒸散燃料が脱離する脱離過程をそれぞ
れ説明するためものである。以下、本図を用いて吸着時
及び脱離時における蒸散燃料の流れを述べる。まず、吸
着時には、燃料タンク内で発生した蒸散燃料は、図2
(a)の矢印に示すように、流入口7を介して下層部3
に導入され、下層部3−連通室5−上層部2の経路に流
れて、上層部2及び下層部3に充填された吸着剤9に吸
着される。このため蒸散燃料中の重成分は、下部層3の
吸着剤の特に下方に吸着されることとなり、軽成分は下
層部3の上方に吸着されることとなる。また、下層部3
の吸着剤に蒸散燃料の重成分の大半が吸着されるため、
上層部2の吸着剤には蒸散燃料の軽成分が吸着すること
となる。ここで、上層部2及び下層部3と連通室5との
間には、フィルタ10が設けられている。このフィルタ
10は、蒸散燃料や空気のような気体は通すが吸着剤は
通さないように構成される。
面を示す図であり、(a)は車両停車時等において燃料
タンク内で発生した蒸散燃料が吸着剤に吸着される吸着
過程を、(b)は車両走行時に吸気通路に発生する負圧
により吸着剤から蒸散燃料が脱離する脱離過程をそれぞ
れ説明するためものである。以下、本図を用いて吸着時
及び脱離時における蒸散燃料の流れを述べる。まず、吸
着時には、燃料タンク内で発生した蒸散燃料は、図2
(a)の矢印に示すように、流入口7を介して下層部3
に導入され、下層部3−連通室5−上層部2の経路に流
れて、上層部2及び下層部3に充填された吸着剤9に吸
着される。このため蒸散燃料中の重成分は、下部層3の
吸着剤の特に下方に吸着されることとなり、軽成分は下
層部3の上方に吸着されることとなる。また、下層部3
の吸着剤に蒸散燃料の重成分の大半が吸着されるため、
上層部2の吸着剤には蒸散燃料の軽成分が吸着すること
となる。ここで、上層部2及び下層部3と連通室5との
間には、フィルタ10が設けられている。このフィルタ
10は、蒸散燃料や空気のような気体は通すが吸着剤は
通さないように構成される。
【0010】一方、脱離時には、吸気通路からの負圧に
より空気が、図2(b)の矢印に示すように、大気取入
口6を介して上層部2に取り入れられ、上層部2−連通
室5−下層部3−流出口8の経路に流れて、上層部2及
び下層部3の吸着剤9に吸着された蒸散燃料を内燃機関
の吸気通路に導出する。具体的には、蒸散燃料の流出口
8がケース本体1の底壁近傍に設けられているため、下
層部3の吸着剤下方に吸着された蒸散燃料の重成分は、
流出口に作用する強い負圧により確実に吸着剤より脱離
される。また、下層部3の吸着剤上方に吸着した蒸散燃
料や上層部2の吸着剤に吸着した蒸散燃料の多くは軽成
分であることから、大気取入口6から流入する空気と共
に流出口8側に吸引されることで、吸着剤より容易に脱
離され、流出口8を介して吸気通路へ導出される。
より空気が、図2(b)の矢印に示すように、大気取入
口6を介して上層部2に取り入れられ、上層部2−連通
室5−下層部3−流出口8の経路に流れて、上層部2及
び下層部3の吸着剤9に吸着された蒸散燃料を内燃機関
の吸気通路に導出する。具体的には、蒸散燃料の流出口
8がケース本体1の底壁近傍に設けられているため、下
層部3の吸着剤下方に吸着された蒸散燃料の重成分は、
流出口に作用する強い負圧により確実に吸着剤より脱離
される。また、下層部3の吸着剤上方に吸着した蒸散燃
料や上層部2の吸着剤に吸着した蒸散燃料の多くは軽成
分であることから、大気取入口6から流入する空気と共
に流出口8側に吸引されることで、吸着剤より容易に脱
離され、流出口8を介して吸気通路へ導出される。
【0011】従って、本実施形態の構成によればキャニ
スタ内に吸着された蒸散燃料を吸着剤から確実に脱離さ
せ、高い吸着能力を持続させることができる。また、脱
離効率が向上するので、吸着剤の容量を少なくすること
ができキャニスタの低コスト化とともに小型化を実現す
ることができる。キャニスタの小型化は車両スペースの
有効利用を可能とし、例えばキャニスタをトランク内の
空きスペース等にも容易に設置できるようになる。な
お、本実施形態の構成では、流出口8の取付位置を内面
8aがケース本体1の底壁内面11aに沿うよう設けた
が、脱離効率を大きく低下させない範囲であれば、流出
口8を流入口7に近づけた位置に設けてもよい。
スタ内に吸着された蒸散燃料を吸着剤から確実に脱離さ
せ、高い吸着能力を持続させることができる。また、脱
離効率が向上するので、吸着剤の容量を少なくすること
ができキャニスタの低コスト化とともに小型化を実現す
ることができる。キャニスタの小型化は車両スペースの
有効利用を可能とし、例えばキャニスタをトランク内の
空きスペース等にも容易に設置できるようになる。な
お、本実施形態の構成では、流出口8の取付位置を内面
8aがケース本体1の底壁内面11aに沿うよう設けた
が、脱離効率を大きく低下させない範囲であれば、流出
口8を流入口7に近づけた位置に設けてもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、吸着剤に吸着された蒸
散燃料を効率良く脱離可能な横置きキャニスタを得るこ
とができる。
散燃料を効率良く脱離可能な横置きキャニスタを得るこ
とができる。
【図1】本発明に係る横置きキャニスタの一実施例の外
観を示す図である。
観を示す図である。
【図2】図1に示すキャニスタのA−A’断面を示す図
であり、(a)は蒸散燃料の吸着過程を、(b)はその
脱離過程をそれぞれ説明するためものである。
であり、(a)は蒸散燃料の吸着過程を、(b)はその
脱離過程をそれぞれ説明するためものである。
1 ケース本体 2 上層部 3 下層部 4 仕切板 5 連通室 6 大気取入口 7 流入口 8 流出口 8a 流出口内面 9 吸着剤 10 フィルタ 11 底壁 11a 底壁内面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲嶌 浩之 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 瀬戸 博邦 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 横置きに配置されるケース本体と、前記
ケース本体内を上層部及び下層部の少なくとも2層に区
画する仕切板と、前記ケース本体内の一側面で前記上層
部と下層部間を連通させる連通室と、前記上層部及び下
層部の少なくとも2層に充填される蒸散燃料吸着用の吸
着剤と、前記上層部における前記ケース本体内の他側面
に設けられる大気取り入れ用の大気取入口と、前記下層
部における前記ケース本体内の他側面に設けられる蒸散
燃料導入用の流入口と、前記流入口より下方で且つ前記
ケース本体の底壁近傍の前記他側面に設けられる蒸散燃
料導出用の流出口とを備えたことを特徴とする横置きキ
ャニスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10364336A JP2000186634A (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | 横置きキャニスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10364336A JP2000186634A (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | 横置きキャニスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000186634A true JP2000186634A (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=18481572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10364336A Pending JP2000186634A (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | 横置きキャニスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000186634A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010092690A1 (ja) * | 2009-02-16 | 2010-08-19 | トヨタ自動車株式会社 | 蒸発燃料処理装置 |
JP2011247121A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Aisan Industry Co Ltd | キャニスタ |
-
1998
- 1998-12-22 JP JP10364336A patent/JP2000186634A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010092690A1 (ja) * | 2009-02-16 | 2010-08-19 | トヨタ自動車株式会社 | 蒸発燃料処理装置 |
JP5056957B2 (ja) * | 2009-02-16 | 2012-10-24 | トヨタ自動車株式会社 | 蒸発燃料処理装置 |
US8887695B2 (en) | 2009-02-16 | 2014-11-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Device for treating evaporated fuel |
JP2011247121A (ja) * | 2010-05-25 | 2011-12-08 | Aisan Industry Co Ltd | キャニスタ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040518 |