JP2000185118A - ラケット用ガットおよびその製造方法 - Google Patents

ラケット用ガットおよびその製造方法

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JP2000185118A
JP2000185118A JP10364162A JP36416298A JP2000185118A JP 2000185118 A JP2000185118 A JP 2000185118A JP 10364162 A JP10364162 A JP 10364162A JP 36416298 A JP36416298 A JP 36416298A JP 2000185118 A JP2000185118 A JP 2000185118A
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正典 伊佐治
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 環境変化による特性変化を起こし難く、天然
ガット並の制球性を有し、耐久性が優れるというPET
モノフィラメントの特性を損なうことなく、反発性、耐
衝撃性および張設性が天然ガット並に優れたポリエステ
ルモノフィラメントからなるラケット用ガットを提供す
る。 【解決手段】 ラケット用ガットを構成する少なくても
一部が極限粘度0.6以上のポリエステルモノフィラメ
ントからなり、偏平率Frが30%以下、且つ曲げ硬さ
指数Bhiが10以上19以下であることを特徴とする
ラケット用ガット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテニス、バトミント
ンおよびスカッシュなどのスポーツ用ラケットに張設す
るガットに関する。さらに詳しくはポリエステル製のラ
ケット用ガットに関する。
【0002】
【従来の技術】テニス、バトミントンおよびスカッシュ
などのスポーツラケット用ガットとして、古くから羊
腸、鯨筋に代表される動物繊維からなる天然ガットが用
いられてきた。
【0003】しかるに、天然ガットは反発性、制球性、
耐衝撃性などに優れているが、耐水性に劣ることから使
用寿命が短く、しかも高価であるため、近年では耐久
性、量産性、経済性などが優れたでは合成樹脂製ガット
が用いられている。
【0004】この合成樹脂製ガットとしては、ポリアミ
ド製ガットが比較的多く用いられているが、ポリアミド
製ガットは気温や湿度などの環境変化に十分対応でき
ず、伸び、強力および弾性率などが変化するため、競技
者に対して安定した競技感覚を与えにくいという問題が
あった。
【0005】かかる状況から、環境変化による特性変化
を起こし難く、しかも強伸度曲線が天然ガットに極めて
近似しており、制球性に優れるポリエステル、特にポリ
エチレンテレフタレート(以下PETと略称する。)製
ガットが開発され、実用に供されている。
【0006】しかしながら、PETガットは、その剛直
さから反発性、耐衝撃性がかならずしも十分ではないこ
とに加え、ガットのラケットへの張設がしにくく、さら
にフィブリル化しやすいという欠点があった。
【0007】かかるPETガットの問題点を解決するた
めの検討が従来から種々行われており、例えば樹脂組成
の改良として、PETとPETを主成分とする共重合体
の混合組成物からなるガット(特開昭61−56669
号公報)が提案されているが、このガットではフィブリ
ル化はある程度改善されるものの、耐衝撃性などの特性
改良は十分といえるものではなかった。
【0008】また、PET、ポリブチレンテレフタレー
ト(以下PBTと略称する。)および熱可塑性ポリエス
テルエラストマーからなる複合モノフィラメントを水産
資材やテニスガットおよびブラシなどの広範囲な産業資
材用途へ適用すること(特開平6−128814号公
報)が提案されているが、この提案は繊維の初期引張弾
性率および破壊エネルギーの改良を主眼とするものであ
り、これをガットに適用する場合には、PET自体の高
い初期引張弾性率が損なわれるばかりか、複合構造であ
るため、打撃衝撃により層間剥離を起こし、フィブリル
化されやすいという問題があった。
【0009】一方、ガット構造からの改良として、ポリ
エステルモノフィラメントの芯糸にポリアミド繊維を1
〜2重に巻回したガット(特開昭56−156175号
公報)およびポリエステル樹脂からなるフィラメントの
芯糸にポリアミド樹脂からなる偏平糸を中間被覆層とし
て巻き付け、その上にポリアミド樹脂からなるモノフィ
ラメントの側糸を巻き付けたガット(実公平2−198
号公報)などが提案されているが、これらのガットは、
芯糸と巻き糸の断面積割合が制限されるため、適性特性
の適用範囲が限定されるという不具合があり、いずれも
ラケット用ガットとしては十分に対応しにくいものであ
った。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
達成されたものである。
【0011】したがって本発明の目的は、環境変化によ
る特性変化を起こし難く、天然ガット並の制球性を有
し、しかも天然ガットに比較して耐久性が優れるという
PETモノフィラメントの特性を損なうことなく、反発
性、耐衝撃性および張設性を改良したラケット用ガット
およびこのガットを効率的に製造する方法を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明者はPET系モノフィラメントからなるラ
ケット用ガットについて様々な特性を評価した結果、特
定の極限粘度を有し、特定の偏平率、且つ曲げ硬さが特
定の範囲である場合に、ラケット用ガットとして良好な
特性を具備することを見出だし、本発明に到達した。
【0013】すなわち、本発明のラケット用ガットは、
ラケット用ガットを構成する少なくても一部が極限粘度
0.6以上のポリエステルモノフィラメントからなり、
式(L−l)×100/L(ただし、式中のLはガット
の長径(mm)であり、lは短径(mm)である)で求
められる偏平率Frが30%以下、且つ下記式(I)で
求められる曲げ硬さ指数Bhiが10以上19以下であ
ることを特徴とする。
【0014】
【数2】 (ただし、式中のBhはガットの曲げ硬さ(mN)であ
り、φはガットの長径と短径の算術平均から求めた平均
直径(mm)である)。
【0015】そして、本発明のラケット用ガットを構成
するポリエステルモノフィラメントは、エチレンテレフ
タレート単位を85重量%以上含有するPETまたはP
ET共重合体からなること、エチレンテレフタレート単
位を85重量%以上含有するPETまたはPET共重合
体40重量%以上とテトラメチレンテレフタレート単位
を85重量%以上含有するPBTまたはPBT共重合体
60重量%以下の混合物、あるいはエチレンテレフタレ
ート単位を85重量%以上含有するPET共重合体50
重量%以上とJIS−A硬度60以上の熱可塑性エラス
トマー50重量%以下との混合物のいずれかからなるこ
とが、本発明が目的とする特性が得られやすいことから
より好ましい。
【0016】さらに、本発明のラケット用ガットは、J
IS L1013に準じて測定した引張強度が3.5c
N/dtex以上6.2cN/dtex以下で、且つJ
ISL1013に準じて測定した結節強度が引張強度の
50%以上であることが、実用性の面からより好まし
い。
【0017】また、上記の各性能を有する本発明のラケ
ット用ガットの製造方法は、ポリエステルまたはポリエ
ステルと他の熱可塑性ポリマーとの混合物をノズルから
溶融押出し後、2.0秒以内に50℃以上90℃以下の
凝固浴に導いて急冷した後、65℃以上120℃以下の
温度下で2.0倍以上3.5倍以下に第1段延伸を行
い、次いで2段目以降の延伸を、前段延伸より高い温度
以上260℃以下の温度下で後段延伸の倍率以上前段延
伸の倍率以下となるように行ない、次いで最終段延伸
を、全延伸倍率が5.0倍以上8.5倍以下になるよう
に多段延伸することにより得られたポリエステルモノフ
ィラメントを、常法にしたがってラケット用ガットに加
工することを特徴とする。
【0018】また、本発明でいう曲げ硬さ指数Bhiと
は、上記式(I)で求められる数値であるが、式中のB
hで示されるガットの曲げ硬とは、具体的には図1に示
すとおり、間隔1cmに設置された2本のピン(各2m
mφの鋼線)に渡されたサンプルの中央を、J字型フッ
ク(1mmφの鋼線)で引上げることによりサンプルを
折り曲げる時の最大折り曲げ力(単位:mN)を意味す
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0020】本発明のラケット用ガットを構成するポリ
エステルモノフィラメントのポリマー成分として用いら
れるPETは、実質的にテレフタル酸とエチレングリコ
ールを縮重合して得られるものであるが、酸成分の一部
およびグリコール成分の一部を、当業界で良く知られる
様々なジカルボン酸とグリコールで置き換えたPET共
重合体であってもよい。ここで、上記酸成分としては、
2,6−ナフタレンジカルボン酸、イソフタル酸、1,
4−シクロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、ダイマー酸、スルホン酸金属塩置換イソフタル酸
などが挙げられる。また、上記グリコール成分として
は、プロピレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジ
メタノール、1,4−シクロヘキサンジオール、ポリア
ルキレングリコールなどが挙げられる。
【0021】本発明において用いられるPBTは、実質
的にテレフタル酸と1、4−ブタンジオールを縮重合し
て得られるものであるが、酸成分の一部、およびグリコ
ール成分の一部を、当業界で良く知られる様々なジカル
ボン酸とグリコールで置き換えたPBT共重合体であっ
てもよく、これら他成分の具体例としては、上記PET
で示した酸成分および上記PETで示したグリコール成
分からテトラメチレングリコールを外してエチレングリ
コールを加えたグリコール成分などを挙げることができ
る。
【0022】PETおよびPBTの極限粘度は、通常
0.64以上あればよいが、PETの場合には0.7以
上、またPBTの場合には特に0.8以上あることが、
高い靭性のガットが得られることから好ましい。この点
から極限粘度は高ければ高いほど好適であるが、1.5
を越えると紡糸が困難となるため好ましくない。
【0023】ここで、本発明でいう極限粘度とは、オル
ソクロロフェノール溶液中25℃で測定した粘度から求
めた極限粘度であり、〔η〕で表される値である。
【0024】また、エラストマーとの混合物からなるモ
ノフィラメントの極限粘度は、このモノフィラメントを
オルソクロロフェノールに溶解した際の未溶解浮遊物を
濾過したオルソクロロフェノール溶液を、25℃で測定
した粘度から求めた極限粘度である。
【0025】本発明において用いられる他の熱可塑性ポ
リマー成分であるエラストマーとは、JIS−A硬度6
0以上の熱可塑性エラストマーである。これら熱可塑性
エラストマーの具体例としては、ポリエステル系、ポリ
アミド系、ポリオレフィン系、ポリスチレン系、ポリウ
レタン系および1、2−ポリブタジェン系エラストマー
などを挙げることができる。
【0026】なお、モノフィラメントを構成するポリマ
ーには、少量の酸化チタン、酸化ケイ素、炭酸カルシウ
ム、チッ化ケイ素、クレー、タルク、カオリン、ジルコ
ニウム酸、などの各種無機粒子や架橋高分子粒子、各種
金属粒子などの粒子類のほか、従来公知の抗酸化剤、金
属イオン封鎖剤、イオン交換剤、着色防止剤、耐光剤、
難燃剤、各種着色剤、帯電防止剤、ワックス類、シリコ
ーンオイル、各種界面活性剤、各種強化繊維類、および
各種可塑剤などが添加されてもよい。
【0027】本発明のラケット用ガットは、その偏平率
Frが30%以下、好ましくは20%以下であり、且つ
曲げ硬さ指数Bhiが10以上19以下、好ましくは1
3以上17.0以下の範囲にあることが重要である。
【0028】偏平率Frが30%を越えると、曲げ硬さ
が不均一となり打球感が損なわれるばかりか、縦糸と横
糸の交叉部で破断しやすくなってガット寿命が短くなる
傾向になるため好ましくない。
【0029】また、曲げ硬さ指数Bhiが19を越える
と、反発力がなくなり、ボールを打つ際の力を相対的に
大きくしなければならず、結果として肘などが大きな衝
撃を受けることになるため好ましくない。したがって、
曲げ硬さ指数Bhiは低いければ低いほど反発性に優れ
るが、曲げ硬さ指数Bhiが10未満では、ボールコン
トロールが難しくなるばかりでなく、縦糸と横糸の交叉
部がずれやすくなり、破断しやすくなる傾向となるため
好ましくない。
【0030】PETモノフィラメントからなる本発明の
ラケット用ガットは、ラケット用ガットに要求される特
性を十分に具備するものである。しかし、PETモノフ
ィラメントは、素材そのものが剛直であり、本発明の方
法によっても曲げ硬さ指数Bhiは16以上程度のラケ
ット用ガットしか得られないのが実情である。したがっ
て、より好ましくは、PETとPETより柔軟な熱可塑
性ポリマーの混合物モノフィラメントからなるものであ
る。
【0031】本発明のラケット用ガットを構成するPE
TとPETより柔軟な熱可塑性ポリマーとの混合物から
なるモノフィラメントとは、PET40重量%以上とP
BT60重量%以下との混合物、またはPET50重量
%以上と熱可塑性エラストマー50重量%以下との混合
物からなるものであり、さらに好ましくはPET60重
量%以上とPBT40重量%以下との混合物、またはP
ET70重量%以上と熱可塑性エラストマー30重量%
以下との混合物である。
【0032】PBTまたは熱可塑性エラストマーの混合
割合が上記範囲を越える場合には、曲げ硬さ指数Bhi
が10より低くなり、PBTおよび熱可塑性エラストマ
ー特有のストレッチバック性が発現して、安定したボー
ルコントロールが難しくなるばかりか、縦糸と横糸の交
叉部がずれやすくなり、破断しやすくなる傾向となるた
め好ましくない。
【0033】なお、ポリエステルモノフィラメントが上
記PETとPBTの混合物からなる場合には、ガットの
曲げ硬さ指数Bhiを13以上19以下の範囲とするこ
とができ、また上記PETと熱可塑性エラストマーの混
合物からなる場合には、ガットの曲げ硬さ指数Bhiを
10以上17以下の範囲とすることができる。
【0034】上記特性を有する本発明のラケット用ガッ
トの製造方法は、本発明のポリエステル樹脂を溶融紡糸
し、冷却固化された未延伸糸を多段階に延伸した後、得
られたポリエステルモノフィラメントを常法にしたがい
ラケット用ガットに加工する方法を骨子とするが、これ
らついて以下に詳細に説明する。
【0035】まず、本発明のPETまたは事前に混合さ
れたPETと他の熱可塑性ポリマーとの混合物は、常法
によりノズルから溶融押出される。次に、この押出され
た線条溶融物を、押出し後2秒以内に50℃以上90℃
以下、好ましくは1.5秒以内に60℃以上80℃以下
の凝固浴に導いて急冷する。
【0036】線条溶融物を2.0秒以内に凝固浴に導か
ない場合は、例え凝固浴温度が上記範囲にあっても延伸
時に断糸しやすい未延伸糸となるため好ましくない。こ
の理由は明らかではないが、線条溶融物が凝固浴に突入
するまでに空気により徐冷され未延伸の結晶化が進むた
めと考えられる。
【0037】また、凝固浴温度が50℃未満では、線条
物が凝固浴内で蛇行し、糸形状を悪化させる傾向にある
ため好ましくない。一方、凝固浴温度が90℃を越える
と、線条物の真円性が損なわれ、本発明のラケット用ガ
ットが目的とする形状が得られにくい傾向となるため好
ましくない。この理由についても明らかではないが、凝
固浴温度が50℃未満では、線条溶融物がガラス状に固
化し、凝固浴内ガイドなどの抵抗力を吸収できず蛇行す
るものと考えられる。そして、凝固浴温度が90℃を越
えると、線条物が柔軟になり過ぎて凝固浴内のガイドな
どとの接触抵抗で容易に変形することから、真円性が損
なわれるものと考えられる。
【0038】なお、この冷却方法における好ましい冷却
時間は、モノフィラメントの太さにもよるが、ノズル直
後の凝固浴に線条物を2.0秒〜30秒通過させること
である。
【0039】ここで使用する凝固浴の冷媒としては、線
条物の表面から容易に除去できるものであって、物理
的、化学的に本質的な変化をポリマーに与えない物質
で、上記の凝固浴温度範囲において液状を保持し得るも
のであれば特に制限はなく、それらの具体例としては
水、パラフィン、エチレングリコール、グリセリン、ア
ミルアルコールおよびキシレンなどが挙げられる。
【0040】このようにして得られた未延伸糸は、引き
続いてラケット用ガットとして適度な柔軟性が得られる
ようにマイルドに2段以上の多段階に延伸される。
【0041】第1段の延伸は比較的低温・低倍率の条
件、すなわち65℃〜120℃、特に85℃〜95℃の
温水浴中で、2.0倍〜3.5倍、特に2.5倍〜3.
2倍の条件が採用される。この第1段延伸温度が低すぎ
ると延伸時に断糸しやすくなり、逆に高すぎると延伸張
力が著しく低下し延伸が困難になる。
【0042】また第1段の延伸倍率が小さ過ぎると延伸
斑が生じ均一なポリエステルモノフィラメントが得られ
ず、ラケット用ガットとした際、均一な反発性、ボール
コントロール性が得られないため好ましくない。逆に高
すぎると剛直なポリエステルモノフィラメントとなり、
反発性、耐衝撃性に劣るものとなるため好ましくない。
【0043】第2段目以降の延伸は、前段延伸よりも高
い温度に設定し、260℃以下、特に120℃を越え2
60℃以下の温度下で、後段延伸の倍率以上前段延伸の
倍率以下の倍率で延伸される。この第2段目以降の延伸
温度も第1段の延伸と同様に、低すぎると断糸しやす
く、さらには剛直なポリエステルモノフィラメントとな
るるため好ましくない。逆に260℃を越えると延伸性
は向上するものの、延伸時に溶断しやすいため好ましく
ない。
【0044】また、後段延伸倍率より小さ過ぎると、続
いて行われる延伸の倍率が相対的に大きくなって、柔軟
なポリエステルモノフィラメントが得られず、曲げ硬さ
指数が19を越え、反発性、耐衝撃性に劣るものとなる
ため好ましくない。一方、前段の延伸倍率より大きすぎ
ると、断糸しやすい傾向になるばかりか、断糸に至らな
いまでも剛直なポリエステルモノフィラメントとなっ
て、これまた曲げ硬さ指数が19を越え、反発性、耐衝
撃性に劣るものとなるため好ましくない。
【0045】以上の如く延伸は多段階であればあるほ
ど、よりラケット用ガットとして好ましい特性が得られ
やすく、工程も安定するが、あまりにも多い多段延伸で
は工程の繁雑さを招き、コスト高に見合うほどの品質特
性の向上も得られないことから、好適には3〜4段延伸
までである。
【0046】また、最終延伸は260℃以下、特に18
0℃を越え250℃以下の温度下で、全延伸倍率が5.
0倍〜8.5倍、特に5.5倍〜7.8倍で行うように
中間延伸条件を設定することが上記理由から好ましい。
【0047】さらに、得られたラケットガット用ポリエ
ステルモノフィラメントの寸法安定性を向上させるべ
く、熱処理することも可能であるが、上述のラケットガ
ット用として好ましい特性を阻害する過酷な熱処理は避
けなければならない。
【0048】ここで、上記の第2段目以降の延伸および
熱処理に適する熱媒体としては、モノフィラメントの表
面から容易に除去できるものであって、物理的、化学的
に本質的な変化をモノフィラメントに与えない物質であ
れば如何なるものでもよい。また、加熱装置としては、
例えば高沸点の不活性液体を有する液体浴、空気炉、不
活性ガス炉、赤外線炉、高周波炉および金属炉などを使
用することができる。
【0049】本発明のラケットガット用モノフィラメン
トは、1本の単糸からなる連続糸であり、ラケット用ガ
ットの偏平率Frが30%を越えない範囲であれば、
丸、三角、四角、多角形および中空形などいかなる断面
形状のものであってもよく、またモノフィラメントの直
径は側糸用、芯糸用など用途によって適宜選択できる
が、通常0.05〜1.5mmの範囲が最もよく使用さ
れる。
【0050】このようにして得られたポリエステルモノ
フィラメントは、次いでこれをラケット用ガットを構成
する成分の少なくとも一部として用い、常法によりラケ
ット用ガットに加工製造される。例えば、太物中実糸は
芯糸として、太物中空糸はオイル注入による打球音改質
芯糸として、また細物糸はガット表面の改質のため側糸
として好適である。本発明のラケット用ガットを構成す
る他の素材は、ポリアミド、ポオレフィン、ポリエーテ
ルエーテルケトン、ポリスルフェニレンサルファイド、
アラミドなど公知のいかなる素材からなるものでもよい
が、本発明の特性を阻害しないことが重要であり、上記
ポリエステルモノフィラメントがガット断面積に占める
割合を20%以上、特に50%以上にすることにより、
目的とする良好な特性が得られやすい。
【0051】本発明のラケット用ガットの引張強度は
3.5cN/dtex以上6.2cN/dtex以下に
あることが望ましい。さらには、5.0cN/dtex
以上5.8cN/dtex以下にあることが好ましく、
そして結節強度が引張強度の50%以上、とくに80%
以上であることがより一層好ましい。
【0052】ポリエステルモノフィラメントからなるラ
ケット用ガットの引張強度が3.5cN/dtex未満
では、打球時に断糸しやすく、耐久性に劣るため実用的
でない。また、引張強度が6.2cN/dtexを越え
ると、反発性、耐衝撃性に劣るものとなり、打球時にフ
ィブリル化しやすい傾向にあるため好ましくない。この
理由は明らかではないが、高強度化によりモノフィラメ
ントの高度な分子配向と高結晶化のため剛直になり、繊
維軸の直角方向の強さが阻害されるためと考えられる。
【0053】かくして得られる本発明のラケット用ガッ
トは、ポリエステルモノフィラメントからなり、天然ガ
ット並の制球性を有し耐久性に優れるばかりか、曲げ硬
さが低いため優れた張設性、反発性、耐衝撃性有し、ラ
ケット用ガットとして要求される特性を均衡して具備す
るものである。
【0054】したがって、本発明によれば、環境変化に
よる特性変化を起こし難く、天然ガット並の制球性を有
し、しかも天然ガットに比較して耐久性が優れるという
PETモノフィラメントの特性を損なうことなく、反発
性、耐衝撃性および張設性を改良したラケット用ガット
として好適に応用し得ることができ、かかる本発明の価
値は極めて大きいといえる。
【0055】
【実施例】以下本発明を実施例によって具体的に説明す
るが、本発明はその主旨を越えない限り、以下の実施例
に限定されるものではない。
【0056】なお、以下に述べる実施例における各特性
の測定、評価は次の基準に従って行った。
【0057】[偏平率Frおよび糸直径]アンリツ
(株)製レーザー外径測定機、KL151Aでガットの
長径、短径を計測し上記した計算式(L−l)×100
/Lで求めた。
【0058】[曲げ硬さ指数]上述した図1の方法にし
たがって曲げ硬さを測定し、この測定値から上記式
(I)にしたがって求めた。
【0059】[引張強度、結節強度]いずれもJISL
1013標準時試験法で測定した(単位:cN/dte
x)。
【0060】[ガット特性の評価] A.張設性、良好:◎、劣る:× B.制球性、反発性、耐衝撃性 上級レベルのプレーヤーに試打させ評価した。 天然ガットと同等:◎、高級ポリアミドガットと同等:
○、ポリアミドガットより劣る:× C.耐久性 フェース面積115平方インチのテニスラケットに65
ポンドのテンションで張設し、テニスボールを時速12
0Kmで、打ち出し間隔10回/分、打ち出し距離50
cmで打撃し、ガットが切断するまでの打ち出し回数で
評価した。
【0061】[実施例1]〔η〕0.97のPET(三
井ペット製J155)を常法によりエクストルーダーで
290℃に溶融し、ギヤポンプを経て紡糸パック内の濾
過層を通して、ノズルから紡出し、紡出糸を1秒以内に
75℃の温水浴に導き急冷却した。得られた未延伸糸を
90℃の温水浴で3.0倍に第1段延伸し、次いで18
0℃の熱風乾熱炉で1.7倍に第2段目延伸し、続いて
220℃の熱風乾熱炉で全延伸倍率が6.5倍になる様
に第3段延伸した後、240℃定長セットを実施し、直
径0.93φと0.16φのポリエステルモノフィラメ
ントを製造した。次いで0.93φのポリエステルモノ
フィラメントを芯糸として、0.16φのポリエステル
モノフィラメント12本を等間隔に配置し、巻き付け角
35度で螺旋状に巻き付け接着剤で固定し、直径1.3
φのテニスラケット用ガットを製造した。得られたテニ
スラケット用ガットを用い、上記の方法で評価を行っ
た。ポリエステルモノフィラメントの製造条件とテニス
ラケット用ガットの評価結果を表1に併記した。
【0062】[実施例2]原料樹脂を〔η〕:0.97
のPET(三井ペット製J155)80重量部と、
〔η〕:1.20のPBT(東レ(株)製1200s)
20重量部の混合物に変更し、第3段目延伸のみ倍率を
高くして全延伸倍率が7.3倍になる様にした以外は、
実施例1と同様の方法でテニスラケット用ガットを製造
した。ポリエステルモノフィラメントの製造条件とテニ
スラケット用ガットの評価結果を表1に併記した。
【0063】[実施例3]原料樹脂を〔η〕:0.97
のPET(三井ペット製J155)90重量部と、ポリ
アミド系熱可塑性エラストマー(東レ(株)製ペバック
ス、4033SN)10重量部との混合物に変更した以
外は、実施例2と同様の方法でテニスラケット用ガット
を製造した。ポリエステルモノフィラメントの製造条件
とテニスラケット用ガットの評価結果を表1に併記し
た。
【0064】[比較例1]原料樹脂を〔η〕:0.97
のPET(三井ペット製J155)30重量部と、
〔η〕1.20のPBT(東レ(株)製1200s)7
0重量部との混合物に変更した以外は、実施例2と同様
の方法でテニスラケット用ガットを製造した。得られた
ポリエステルモノフィラメントの製造条件とテニスラケ
ット用ガットの評価結果を表1に併記した。
【0065】[比較例2]原料樹脂を〔η〕:0.97
のPET(三井ペット製J155)40重量部と、ポリ
アミド系熱可塑性エラストマー(東レ(株)製ペバック
ス、4033SN)60重量部との混合物に変更した以
外は、実施例2と同様の方法でテニスラケット用ガット
を製造した。ポリエステルモノフィラメントの製造条件
とテニスラケット用ガットの評価結果を表1に併記し
た。ただし、比較例19の原料樹脂は比較例2のものと
同一であるが、原料乾燥を行なわずに溶融紡糸したもの
である。
【0066】[比較例5,9,17,18,19]実施
例2において、ポリエステルモノフィラメントの製造条
件を表1に示したように変更した以外は、同様にしてテ
ニスラケット用ガットを製造した。得られたテニスラケ
ット用ガットの評価結果を表1に併記した。
【0067】
【表1】 [比較例3]実施例2において、溶融紡出後凝固浴に導
かれるまでの空冷時間を3秒に変更したところ、3段目
延伸で糸条断糸が多発したため、テニスラケット用ガッ
トの製造を中止した。
【0068】[比較例4]実施例2において、凝固浴温
度を45℃に変更したところ、凝固浴内での蛇行が激し
く、著しい太さ斑を有する未延伸糸となり、2段目延伸
で糸条断糸が多発したため、テニスラケット用ガットの
製造を中止した。
【0069】[比較例6]実施例2において、第1段延
伸温度を65℃に変更したところ、半数の糸条が断糸し
たため、テニスラケット用ガットの製造を中止した。
【0070】[比較例7]実施例2において、第1段延
伸温度を130℃に変更したところ、ネッキング現象が
消え、延伸張力が著しく低下し、延伸不能となったた
め、テニスラケット用ガットを製造することができなか
った。
【0071】[比較例8]実施例2において、第1段延
伸倍率を1.8倍に変更したところ、スラブ糸が多数混
入したモノフィラメントしか得られなくなったため、テ
ニスラケット用ガットの製造を中止した。
【0072】[比較例10]実施例2において、第2段
延伸温度を85℃に変更したところ、半数の糸条が断糸
したため、テニスラケット用ガットの製造を中止した。
【0073】[比較例11]実施例2において、第2段
延伸温度を265℃に変更したところ、溶断し引取り不
能となったため、テニスラケット用ガットを製造するこ
とができなかった。
【0074】[比較例12]実施例2において、第2段
延伸倍率を3.1倍に変更したところ、全糸条断糸した
ため、テニスラケット用ガットの製造を中止した。
【0075】[比較例13]実施例2において、第3段
延伸温度を170℃に変更したところ、断糸が散発した
ため、テニスラケット用ガットの製造を中止した。
【0076】[比較例14]実施例2において、第3段
延伸温度を265℃に変更したところ、溶断し延伸不能
となり、テニスラケット用ガットを製造することができ
なかった。
【0077】[比較例15]実施例2において、熱セッ
トを265℃で行なったところ、溶断し引取り不能とな
り、テニスラケット用ガットを製造することができなか
った。
【0078】[比較例16]熱セットを260℃の温度
下で弛緩率15%で行った以外、実施例2と同様の方法
でテニスラケット用ガットを製造したところ、初期引張
弾性率が低く、打球毎に張り張力が低下し、安定した打
球感覚が得られなかった。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のポリエス
テルモノフィラメントからなるラケット用ガットは、環
境変化による特性変化を起こし難く、天然ガット並の制
球性を有し、しかも天然ガットに比較して耐久性が優れ
るというPETモノフィラメントの特性を損なうことな
く、反発性、耐衝撃性および張設性が天然ガット並に優
れるものである。しかも、水濡れによる耐久性の低下、
環境による特性変化などの従来ガットの欠点もなく、製
造工程が単純で経済的に有利である。
【0080】また、本発明の製造方法によれば、上記の
性能を有するラケット用ガットを効率的に製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のラケット用ガットの曲げ硬さ測
定方法の説明図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラケット用ガットを構成する少なくとも
    一部が極限粘度0.6以上のポリエステルモノフィラメ
    ントからなり、式(L−l)×100/L(ただし、式
    中のLはガットの長径(mm)であり、lは短径(m
    m)である)で求められる偏平率Frが30%以下、且
    つ下記式(I)で求められる曲げ硬さ指数Bhiが10
    以上19以下であることを特徴とするラケット用ガッ
    ト。◎ 【数1】 (ただし、式中のBhはガットの曲げ硬さ(mN)であ
    り、φはガットの長径と短径の算術平均から求めた平均
    直径(mm)である)。
  2. 【請求項2】 ポリエステルモノフィラメントがエチレ
    ンテレフタレート単位を85重量%以上含有するポリエ
    チレンテレフタレートまたはポリエチレンテレフタレー
    ト共重合体からなることを特徴とする請求項1記載のラ
    ケット用ガット。
  3. 【請求項3】 ポリエステルモノフィラメントがエチレ
    ンテレフタレート単位を85重量%以上含有するポリエ
    チレンテレフタレートまたはポリエチレンテレフタレー
    ト共重合体40重量%以上と、テトラメチレンテレフタ
    レート単位を85重量%以上含有するポリブチレンテレ
    フタレートまたはポリブチレンテレフタレート共重合体
    60重量%以下との混合物からなることを特徴とする請
    求項1記載のラケット用ガット。
  4. 【請求項4】 ポリエステルモノフィラメントがエチレ
    ンテレフタレート単位を85重量%以上含有するポリエ
    チレンテレフタレートまたはポリエチレンテレフタレー
    ト共重合体50重量%以上と、JIS−A硬度60以上
    の熱可塑性エラストマー50重量%以下との混合物から
    なることを特徴とする請求項1記載のラケット用ガッ
    ト。
  5. 【請求項5】 JIS L1013に準じて測定した引
    張強度が3.5cN/dtex以上6.2cN/dte
    x以下で、且つJIS L1013に準じて測定した結
    節強度が前記引張強度の50%以上であることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1項に記載のラケット用ガ
    ット。
  6. 【請求項6】 ポリエステルまたはポリエステルと他の
    熱可塑性ポリマーとの混合物をノズルから溶融押出し、
    2.0秒以内に50℃以上90℃以下の凝固浴に導いて
    急冷した後、65℃以上120℃以下の温度下で2.0
    倍以上3.5倍以下に第1段延伸を行い、次いで2段目
    以降の延伸を、前段延伸より高い温度以上260℃以下
    の温度下で後段延伸の倍率以上前段延伸の倍率以下とな
    るように行ない、次いで最終段延伸を、全延伸倍率が
    5.0倍以上8.5倍以下になるように多段延伸するこ
    とにより得られたポリエステルモノフィラメントを、常
    法にしたがってラケット用ガットに加工することを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のラケット用
    ガットの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007229284A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Toray Monofilament Co Ltd ラケット用ガット
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JP2013085585A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Toray Monofilament Co Ltd ラケットガット用ポリエステルモノフィラメントとその製造方法

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