JP2000184652A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP2000184652A
JP2000184652A JP35101898A JP35101898A JP2000184652A JP 2000184652 A JP2000184652 A JP 2000184652A JP 35101898 A JP35101898 A JP 35101898A JP 35101898 A JP35101898 A JP 35101898A JP 2000184652 A JP2000184652 A JP 2000184652A
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ball bearing
spindle motor
rolling element
spindle
rotor
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Rikuro Obara
陸郎 小原
Hiroshi Yoshikawa
浩士 芳川
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Minebea Co Ltd
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • H02K5/16Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields
    • H02K5/173Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using bearings with rolling contact, e.g. ball bearings
    • H02K5/1737Means for supporting bearings, e.g. insulating supports or means for fitting bearings in the bearing-shields using bearings with rolling contact, e.g. ball bearings radially supporting the rotor around a fixed spindle; radially supporting the rotor directly
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/303Parts of ball or roller bearings of hybrid bearings, e.g. rolling bearings with steel races and ceramic rolling elements

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピンドルモータのボールベアリング部
分を改良した。 【解決手段】 内輪26および外輪27と、これら内輪
26および外輪27の間に転動体28を介装して形成し
たボールベアリング25をスピンドル軸とロータとの間
に設けたスピンドルモータにおいて、ボールベアリング
25の内輪26および外輪27を鋼材で、転動体28を
セラミックス材で形成し、この構造のボールベアリング
25を一対にしてスピンドル軸とロータとの間に設け
た。スピンドルモータが高速回転しても転動体28の遠
心力が大きくならないから、振動特性が向上し、寿命も
長くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばハードデ
ィスク装置やビデオテープレコーダ(VTR)等に使用
されるスピンドルモータの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スピンドルモータを使用する機器は種々
あるが、そのうちの一つとしてパーソナルコンピュータ
に組み込まれる小型のハードディスク装置は、図2に示
すような構造のスピンドルモータを組み込んで、高速で
回転させるようにしてある。このスピンドルモータ1
は、スピンドル軸2の外周面とスリーブ状のロータ3の
内周面との間に、一対のボールベアリング4,4を設け
て、ロータ3がスピンドル軸2に対して高速回転できる
ようにしてある。上方のボールベアリング4の上部には
スピンドル軸2とロータ3との間にシールゴム5が介装
されており、外部からボールベアリング4側に塵埃が侵
入するのを防止するようにしてある。
【0003】ロータ3の下部には凹部3aが形成されて
おり、この凹部3aには、コイル6を巻回したステータ
7が設けられている。凹部3aの内周にはリング状のマ
グネット8が取付けられており、ステータ7に接触しな
いようにして対向している。スピンドル軸2の下端には
皿状のプレート9が嵌合により取付けられており、その
一部に形成された突条部9aにより、ステータ7を支持
している。
【0004】上記構造のスピンドルモータ1は、図示し
ない制御回路からの交流電流をコイル6に供給すること
によって発生する磁束流と、マグネット8の磁力線との
干渉により、ロータ3が高速で回転する。この回転によ
る荷重は、一対のボールベアリング4,4を介してスピ
ンドル軸2で支持される。
【0005】この種のスピンドルモータ1に主に使用さ
れるボールベアリング4は、内径寸法が4mmで外径寸
法が8mm程度のものから、内径寸法が6mmで外径寸
法が15mm程度のものであり、いわゆるミニチュアベ
アリングと称されるものである。
【0006】このボールベアリング4は、図3に示すよ
うに、それぞれ外周面に内輪軌道10aを有する内輪1
0と、内周面に外輪軌道11aを有する外輪11および
これら内輪軌道10aと外輪軌道11aの間に保持器1
2によって保持された複数個の転動体(ボール)13と
から構成されている。内輪10、外輪11および転動体
13は高炭素クロム鋼(SUJ2または、これの相当
品)で製作されており、内輪軌道10a、外輪軌道11
aの表面硬度と転動体13の表面硬度(ロックウェル硬
さ)は、それぞれ約HRC62である。転動体13の外
側にはシール板14,14が設けられており、内輪軌道
10aと外輪軌道11aとの間に注入されたグリース
が、外部に飛散しないようにしてある。
【0007】ハードディスク装置用のスピンドルモータ
としては、図2に示した構造のほかに、図4に示すよう
な構造のものも知られている。この図4に示したスピン
ドルモータ15は、スピンドル軸16が小径部16aと
大径部16bの段付き構造になっている。そして、その
小径部16aには内輪17が、嵌合と接着により固定さ
れている。
【0008】この内輪17と、その外周部に配設された
円筒形状の1個の外輪18およびこれらの間に介装さ
れ、保持器19で保持された転動体20で、上部のボー
ルベアリング21を構成する。このため、内輪17の外
周面には内輪軌道17aが、また、外輪18の内周面に
は2本の外輪軌道18a,18bが設けられて、そのう
ちの1本の外輪軌道18aが対向している。
【0009】スピンドル軸16の大径部16bの外周面
には環状の内輪軌道16cが形成されており、前述の外
輪18の内周面に形成された2本の外輪軌道18a,1
8bのうちの下方の外輪軌道18bとの間に、保持器2
2で保持された転動体23が介装されて、下部のボール
ベアリング24を形成している。外輪18の外周には、
ロータ3が嵌合により一体化している。他の構造は、図
2のものと変わらないので、同一の符号を付して説明を
省略する。また、ステータ7のコイル6に通電してロー
タ3が回転する作用も、図2のものと変わるところはな
い。
【0010】ところで、最近のハードディスク装置の小
型化、高密度化傾向は著しく、特に3.5インチ以下の
小型ハードディスク装置の高密度化が急激に進んでお
り、また、携帯用のノートブック型パーソナルコンピュ
ータに搭載される2.5インチハードディスク装置は、
本体の厚さが薄く、かつディスクの直径が小さくなって
いるにも拘らず、3.5インチハーデディスク装置と同
様の記録容量が要求されてきているため、2.5インチ
ハードディスク装置では、線記録密度トラック密度とも
に高くなっており、現在では10KTPI〜14KTP
I(TPI:Track Per Inch)という高
いトラック密度になっている。
【0011】また、最近では、3.5インチ、2.5イ
ンチハードディスク装置ともに回転数を上げて転送速度
を上げる要求が著しく3.5インチハードディスク装置
における回転数は、5,400〜7,200rpmと高
速回転で使用されており、機種によっては10,000
rpmを超える高い回転数で使用されるものもある。
【0012】このような小型ハードディスク装置に組み
込まれる軸受では、転動体と内外輪の軌道が局所的な繰
り返し応力を受けて使用されるため、軌道面や転動体面
が転がり疲労によって面荒れが生じ、振動の増加や音響
特性(ノイズ特性)が劣化してしまうと共に、軸受の寿
命が短くなってしまうことになった。このため、軌道面
や転動体面の摩耗や損傷を防止するために、ボールベア
リングの内外輪や転動体は通常、高炭素クロム鋼(SU
J2またはSUJ2相当)から作られ、これらの表面硬
度は、HRC58〜64の高硬度に焼き入れを行ってい
る。また、耐食性維持を目的とした機種によっては、マ
ルテンサイト系ステンレス鋼(SUS440C相当)を
用いる場合もある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】軸受を組み込んだスピ
ンドルモータを輸送するときには、スピンドル軸が回転
しない状態にあり、このような状況下で振動が加わる
と、転動体と内外輪の軌道面には衝撃荷重が繰り返し加
えられ、かつ、このような状態では転動体と軌道面との
間は金属どおしの接触、いわゆる金属接触をしているの
で、転動体と軌道面との間にはグリースの油膜は形成さ
れない。
【0014】このため、転動体と軌道面が繰り返し微小
滑りを生じ、局所的な摩耗、いわゆるフレッチング摩耗
が発生してしまう。このフレッチング摩耗は、振動や音
響特性の劣化を招くために好ましくない。このようなフ
レッチング摩耗を防止するためには、粘度の高いグリー
スの使用が比較的効果があるが、粘度の高いグリースの
使用は、その粘性抵抗のためにモータの回転トルクの増
加やモータの消費電力の増加および発熱等を招いてしま
うため好ましくない。
【0015】また、上述のようにハードディスク装置の
回転数が高速回転化してきているため、軸受の発熱によ
り、注入されたグリースの粘度が低くなり易く、この結
果、転動体と軌道面の接触部にグリースの油膜が形成さ
れ難くなってしまい、最悪の場合、油膜切れにより焼付
きが生じてしまう危険性があった。そして転動体と軌道
面の接触部にグリースの油膜が形成されないと、転動体
と軌道面の接触部で金属どおしの滑りが発生して局所的
な摩擦が生じ、面荒れが発生してしまう。
【0016】このような摩耗による面荒れは振動を増加
させたり、音響特性を劣化させたりすると共に、ボール
ベアリングの寿命を低下させてしまうという問題があ
る。特に振動はスピンドルモータの振れに影響を及ぼ
し、高密度化したハードディスク装置の磁気ヘッドの位
置決め精度を低下させてしまうために好ましくない。
【0017】本発明のスピンドルモータは、上述の課題
を考慮してなされたものであり、高速回転下でも焼付き
が生ずることなく、またフレッチング摩耗を小さくする
ことができ、ボールベアリングの寿命を改善したスピン
ドルモータを提供すると共に、ハードディスク装置の高
密度化を達成することができるスピンドルモータを提供
することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項1に記載された発明
は、内輪および外輪と、これら内輪および外輪の間に転
動体を介装して形成したボールベアリングをスピンドル
軸とロータとの間に設けたスピンドルモータにおいて、
前記ボールベアリングの内輪および外輪を鋼で、また、
転動体をセラミックスで形成し、該構造のボールベアリ
ングを一対にしてスピンドル軸とロータとの間に設けた
ことを特徴とする。
【0019】また、請求項2に記載された発明は、円筒
形状を有する1個の外輪と、大径部と小径部を有し、大
径部に内輪軌道を設けた段付きのスピンドル軸と、該ス
ピンドル軸の小径部に嵌合させた内輪と、前記外輪と大
径部の内輪軌道との間ならびに外輪と内輪との間に転動
体を介装して形成したボールベアリングをスピンドル軸
とロータとの間に設けたスピンドルモータにおいて、前
記段付きのスピンドル軸とボールベアリングの内輪およ
び外輪を鋼で、また、転動体をセラミックスで形成した
ことを特徴とする。
【0020】上記構造のスピンドルモータも、電流を通
じてロータが回転することにおいては、図3に示した従
来のボールベアリングを使用したものと同様である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明のうちのボールベア
リングの実施の形態を図1について説明する。本発明
は、この図1に示すボールベアリング一対にしてを図2
に示すスピンドルモータに使用するのである。したがっ
て、図1に示す本発明のボールベアリングを、従来のボ
ールベアリングを示した図3と比較すれば明らかなよう
に、構造的には両者変わるところがないが、各部分の材
質を異ならせて、ボールベアリングの性能と寿命、ひい
てはスピンドルモータのを性能と寿命を向上させてい
る。
【0022】図1に示す本発明のボールベアリング25
は、内輪26と外輪27が鋼である高炭素クロム鋼(S
UJ2またはSUJ2相当)からなり、内輪軌道26a
と外輪軌道27aの表面硬度を約HRC62にしてあ
る。そして、転動体28のみがセラミックスである緻密
な窒化珪素で製作されており、その表面硬度は約HRC
75に形成されている。保持器12とシール板14は、
変わるところがない。このボールベアリング25は2個
一対にされ、図2に示すような構造のスピンドルモータ
1に取付けられて使用される。
【0023】
【実施例】このように使用したものの諸特性を、従来の
もの(図3のもの)と比較した。比較をするに当り、本
発明に係るボールベアリング25と、従来のボールベア
リング4には同じグリースを同量注入し、スピンドルモ
ータ1の回転数を5,400rpmに設定した。そし
て、スピンドルモータ1について、ノイズ測定、アキシ
ャル方向の非回転同期振れ(NRRO)、振動G値、回
転時モータ電流(Run Current)等の諸特性
を測定した。図5は、その結果を示すものである。
【0024】図5に示すように、本発明による一対のボ
ールベアリング25を組み込んだスピンドルモータ1で
は、高炭素クロム鋼の転動体からなる従来の一対のボー
ルベアリング4を組み込んだスピンドルモータ1に比べ
て、ノイズ値、アキシャル方向の非回転同期振れ、振動
G値および回転時モータ電流値ともに小さくなり、ハー
ドディスク装置の高密度化および省電力化が可能となる
とともに、音響特性についても改善できる。
【0025】スピンドルモータの高速回転下での転動体
に作用する遠心力Fは、転動体の質量(Kg)をM、転
動体のピッチ円径(m)をdp、転動体の公転角速度
(rad/s)をωm とした場合、次の式で表される。
【0026】F=M・(dp/2)・(ωm2
【0027】従来のボールベアリング4を組み込んだス
ピンドルモータ1における転動体13の材質である高炭
素クロム鋼では密度が約7.8であったのに比べて、本
発明のボールベアリング25を組み込んだスピンドルモ
ータ1における転動体13の材質である窒化珪素の密度
は3.2と、高炭素クロム鋼に比べて半分以下と非常に
小さい。このため、転動体13の軽量化が図れるので、
上記式からもわかるように高速回転下での転動体13の
遠心力を小さくすることができるため、転動体13の遠
心力による外輪への負荷を減少することができる。した
がって外輪軌道面の損傷を防ぐことができると共に、転
動体13の軽量化によって慣性力を低減できるので、ス
ピンドルモータ1の起動トルクの低減ができる結果、ス
ピンドルモータ1の消費電力を減少させることができ
る。
【0028】そして転動体13をセラミックスにて形成
したため、従来の高炭素クロム鋼に比べて耐摩耗性なら
びに耐熱性が向上する結果、初期潤滑時においても焼付
きが発生することなく、また、高速回転下でのボールベ
アリング25の発熱によるグリースの低粘度化により、
起動面と転動体の接触部の油膜切れが発生しても焼付き
が発生することがない。また、ボールベアリング25の
寿命についても本発明のものの方が従来のボールベアリ
ング4より向上することが確認できた。
【0029】図1に示したボールベアリング25におい
ては、シール板14をその両端側に取付けたが、本発明
のボールベアリング25はこの構造に限定されるもので
はなく、図2に示したスピンドルモータ1に組み込んだ
構造では、ボールベアリングの外側となる方のみに取付
けてもよいことはいうまでもない。このようにシール板
14を片側のみに取付けた構造とすれば、内側のシール
板が不要となるので部品点数が減少し、製造コストの低
減を図ることができる。
【0030】本発明に係るボールベアリング25は、図
4に示すような構造のスピンドルモータ15に組み込む
こともできる。その場合には、段付きのスピンドル軸1
6と、ボールベアリング21の内輪17および外輪18
を鋼材である高炭素クロム鋼(SUJ2またはSUJ2
相当)で形成し、転動体28をセラミックスである緻密
な窒化珪素で、その表面硬度が約HRC75に形成す
る。
【0031】この構造のスピンドルモータ15について
も、先の測定と同様に従来のものとの比較測定を行った
が、この場合にも図5の結果と同様に、本発明のスピン
ドルモータの方が、ノイズ測定値、アキシャル方向の非
回転同期振れ、振動G値、回転時モータ電流値ともに小
さくなることが確認された。なお、図4に示したスピン
ドルモータ15に組み込んだボールベアリング21,2
4では、シール板を取付けた構造となっていないが、注
入したグリースが外部に飛散しないように、シール板を
取付けた構造とすることもできる。
【0032】以上説明した実施の形態では、転動体28
を緻密な窒化珪素にて形成したが、本発明はこれに限ら
れるものではなく、ファインセラミックスとして知られ
る、緻密なアルミナやジルコニアあるいは炭化珪素等に
て形成することもできる。また、上記実施の形態では、
転動体28のみをセラミックスで形成したが、内輪およ
び外輪もセラミックスで形成することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
たスピンドルモータであり、内輪と外輪を鋼で形成する
と共に、転動体をセラミックスで形成したボールベアリ
ングをスピンドルモータに組み込んだものであるから、
内輪ならびに外輪の軌道面と転動体の表面に面荒れが生
じにくく、かつ、スピンドルモータが高速回転化しても
転動体の遠心力が大きくならず、外輪への接触荷重を抑
制できることから、スピンドルモータの音響特性(ノイ
ズ特性)や振動特性を改善し、かつ、ボールベアリング
の寿命を向上させることができるスピンドルモータを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボールベアリングの実施の形態の
断面図である。
【図2】従来のボールベアリングを組み込んだハードデ
ィスク装置用のスピンドルモータの概略断面図である。
【図3】従来のボールベアリングの断面図である。
【図4】従来のボールベアリングを組み込んだハードデ
ィスク装置用のスピンドルモータの他の例を示す概略断
面図である。
【図5】ボールベアリングを組み込んだスピンドルモー
タの諸特性の測定結果を示す表図である。
【符号の説明】
1 スピンドルモータ 2 スピンドル軸 3 ロータ 10 内輪 11 外輪 13 転動体 15 スピンドルモータ 16 スピンドル軸 16a 小径部 16b 大径部 16c 内輪軌道 25 ボールベアリング 26 内輪 27 外輪 28 転動体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J101 AA02 AA32 AA42 AA52 AA62 BA10 BA70 EA03 EA44 FA01 FA31 FA35 GA53 5H605 AA04 BB05 BB19 CC02 CC04 EB10 EB23 FF01 FF08 FF10 5H621 AA04 HH01 JK19

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内輪および外輪と、これら内輪および外
    輪の間に転動体を介装して形成したボールベアリングを
    スピンドル軸とロータとの間に設けたスピンドルモータ
    において、前記ボールベアリングの内輪および外輪を鋼
    で、また、転動体をセラミックスで形成し、該構造のボ
    ールベアリングを一対にしてスピンドル軸とロータとの
    間に設けたことを特徴とするスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 円筒形状を有する1個の外輪と、大径部
    と小径部を有し、大径部に内輪軌道を設けた段付きのス
    ピンドル軸と、該スピンドル軸の小径部に嵌合させた内
    輪と、前記外輪と大径部の内輪軌道との間ならびに外輪
    と内輪との間に転動体を介装して形成したボールベアリ
    ングをスピンドル軸とロータとの間に設けたスピンドル
    モータにおいて、前記段付きのスピンドル軸とボールベ
    アリングの内輪および外輪を鋼で、また、転動体をセラ
    ミックスで形成したことを特徴とするスピンドルモー
    タ。
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