JP2002339970A - 磁気軸受装置及びターボ分子ポンプ - Google Patents

磁気軸受装置及びターボ分子ポンプ

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JP2002339970A
JP2002339970A JP2001144958A JP2001144958A JP2002339970A JP 2002339970 A JP2002339970 A JP 2002339970A JP 2001144958 A JP2001144958 A JP 2001144958A JP 2001144958 A JP2001144958 A JP 2001144958A JP 2002339970 A JP2002339970 A JP 2002339970A
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magnetic
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/44Centrifugal pumps
    • F16C2360/45Turbo-molecular pumps

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気軸受装置において、磁気軸受のロータシ
ャフトを浮上支持する磁気力がなくなった場合、該ロー
タシャフトのタッチダウンベアリング接触の耐久性を高
くして信頼性の高い磁気軸受装置及び該磁気軸受装置を
用いたターボ分子ポンプを提供すること。 【解決手段】 ロータシャフト12を磁気浮上支持する
磁気軸受(ラジアル磁気軸受22、24及びアキシャル
磁気軸受30)と、該ロータシャフト12を中心として
その周りに配置され該磁気軸受の磁気力が無くなると該
ロータ軸を接触支持する非常用軸受(タッチダウンベア
リング26、28)を具備する磁気軸受装置において、
ロータ軸の該非常用軸受との接触部が該ロータシャフト
12を構成する主要部とは異なる別部品(部品1、2、
3)で構成され、該別部品の形状は、概リング状でロー
タシャフト12に嵌合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロータ軸及びロータ
を磁気力で非接触浮上支持する磁気軸受装置及び該磁気
軸受装置を用いたターボ分子ポンプに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、高速回転するロータにより気体
の排気を行うターボ分子ポンプにあっては、ロータを回
転駆動するロータシャフトを2個のラジアル磁気軸受と
1個のアキシャル磁気軸受とを有する磁気軸受装置で5
軸制御可能に浮上軸支することが広く行われている。
【0003】図5は、ラジアル磁気軸受として能動型磁
気軸受を使用した、従来のこの種の一般的な磁気軸受装
置の構成を示す図である。この磁気軸受装置は、一端に
羽根車等のロータ10を固着したロータシャフト12の
回転を除く5自由度の5軸方向を能動制御するようにし
たものである。
【0004】即ち、ロータシャフト12の略中央には、
モータ14を構成するモータロータ16が固着され、ス
テータ18の該モータロータ16と対向する位置には、
モータ14を構成するモータステータ20が配置されて
いる。このモータ14を挟んでロータシャフト12の上
下には、ロータ側ラジアル磁気軸受22と反ロータ側ラ
ジアル磁気軸受24が設けられ、更にその外側にロータ
側タッチダウンベアリング26と反ロータ側タッチダウ
ンベアリング28が設けられている。そして、ロータシ
ャフト12の反ロータ側下端にアキシャル磁気軸受30
が配置されている。
【0005】ロータ側ラジアル磁気軸受22、ロータシ
ャフト12の互いに対面する被センサ部32を介してロ
ータシャフト12のラジアル変位を検出するラジアル変
位センサ34と、ロータシャフト12の互いに対面する
被軸受部36を介してロータシャフト12をラジアル方
向に支持するラジアル磁気軸受38とを有している。そ
して、ラジアル変位センサ34によるロータシャフト1
2のラジアル変位の検出量に基き、ラジアル磁気軸受3
8の磁気力をロータシャフト12が対向した一対のラジ
アル変位センサ34、34の中心付近にくるように制御
するようになっている。
【0006】反ロータ側ラジアル磁気軸受24も同様
に、ロータシャフト12の被センサ部40を介してロー
タシャフト12のラジアル変位を検出するラジアル変位
センサ42と、ロータシャフト12の被軸受部44を介
してロータシャフト12をラジアル方向に支持するラジ
アル磁気軸受46を有しており、その作用は前述と同様
である。
【0007】一方、アキシャル磁気軸受30は、ロータ
シャフト12の下端に着脱自在に固着されたアキシャル
ディスク50と、このアキシャルディスク50を介して
ロータシャフト12のアキシャル変位を検出するアキシ
ャル変位センサ52と、アキシャルディスク50を挟ん
で上下に配置されたアキシャル電磁石54とを有してい
る。そして、アキシャル変位センサ52によるロータシ
ャフト12のアキシャル変位の検出量に基き、アキシャ
ル電磁石54の磁気力をアキシャルディスク50が所定
の位置にくるように制御するようになっている。磁気軸
受部、モータ部のロータとステータの間隙は0.2〜
0.5mm程度に設定されている。
【0008】タッチダウンベアリング26、28は、ロ
ータシャフト12をラジアル磁気軸受22、24、アキ
シャル磁気軸受30で支承しない時に、ロータシャフト
12やモータロータ16が、ステータ18と直接接触し
ないようにロータシャフト12を保持する役目があり、
ラジアル磁気軸受22、24、アキシャル磁気軸受30
の磁気力や、ロータシャフト12及びモータロータ16
とステータ18の各部の隙間を考慮して、ロータシャフ
ト12との隙間と位置が設定されている。
【0009】また、機能上、ロータシャフト12とタッ
チダウンベアリング26、28内輪部との、ラジアル方
向及びアキシャル方向の隙間は、それぞれ磁気軸受部及
びモータ部の隙間より小さく設定されると共に、厳密に
は、ロータシャフト12を磁気軸受支承させない状態か
ら、各磁気軸受で支承する際の立ち上げのための又は、
ロータバランスがくずれたり、ロータの回転の負荷が増
大したときの条件を考慮して設定されている。
【0010】ロータシャフト12の構成は、ロータシャ
フトの基部12a(ロータシャフト12の一次加工品)
に対して、上記ロータ側ラジアル磁気軸受22の被セン
サ部32、40や被軸受部36、44、モータロータ1
6及び各部の間に配置されるスペーサリング11類が嵌
合されている。この嵌合には一般的に焼嵌方法が用いら
れている。
【0011】また、ロータシャフト12が非浮上時にタ
ッチダウンベアリング26、28に接触する接触部(タ
ッチダウンベアリング当り部)T1、T2は表面硬度を
高めるため焼入れや硬質クロームメッキ等の表面硬化処
理を行い、タッチダウンベアリング26、28でロータ
シャフト12を支持した時のロータシャフト12とタッ
チダウンベアリング26、28の耐久性を高める方法が
採られている。なお、この例では、磁気軸受として能動
型磁気軸受を使用した例を示しているが、永久磁石を用
いた受動型磁気軸受でも任意の軸数を支承することも広
く行われている。
【0012】上記のような磁気軸受装置において、ロー
タシャフト12のタッチダウンベアリング26、28と
の接触部T1、T2はロータシャフト12の基部(ロー
タシャフトの一次加工品)12aの一部として構成され
ており、下記(1)、(2)のような問題があった。
【0013】(1)タッチダウンベアリング26、28
の接触部T1、T2の表面硬度を高めるために実施する
焼入れ処理において、ロータシャフト12の基部12a
が大きく、焼入れ部も段付形状等の複雑な形状のため、
タッチダウンベアリング26、28の接触部T1、T2
に充分な焼入れ深さと硬度を確保することが困難であっ
た。
【0014】(2)ロータシャフト12の基部12a
は、その表面(外径部)に磁気軸受やモータロータとし
て必要な磁性材料が嵌合されているが、磁気軸受やモー
タの性能を高めるため、ロータシャフト12の基部12
a自身もマルテンサイト系ステンレス鋼、例えばSUS
420等の磁性体で製作する必要がある。しかしなが
ら、磁性体としての性能を重視した場合、タッチダウン
ベアリング26、28の接触部T1、T2の表面硬度を
高めるためには材料の特性上焼入れ等の表面処理を充分
行えず充分な硬度を確保することが困難であった。
【0015】上記(1)、(2)に示したように、ロー
タシャフト12のタッチダウンベアリング26、28と
の接触部T1、T2の表面硬度が充分でない場合には、
ロータシャフト12が高速回転の状態でタッチダウンベ
アリング26、28と接触(タッチダウン)した時に、
ロータシャフト12のタッチダウンベアリング26、2
8との接触部T1、T2が集中的に損傷し、タッチダウ
ンベアリング26、28とロータシャフト12の隙間が
拡大し、ロータシャフト12又はロータがステータと直
接接触して、タッチダウンベアリング26、28の機能
を損なうという問題があった。損傷の原因を説明すると
下記のようになる。
【0016】タッチダウンベアリング26、28のレー
ス部は、一般的に硬度の高い軸受鋼(SUJ2)やマル
テンサイト系ステンレス鋼のSUS440C等が使用さ
れている。その表面硬度はHRC60程度の非常に高い
状態になっている。一方ロータシャフト12のタッチダ
ウンベアリング26、28との接触部T1、T2の面は
ロータシャフト12の基部12aがSUS420の場
合、表面硬度処理の一方法である焼入れ処理をしても、
被工作物の大きさや焼入れ処理設備の能力上表面硬度が
HRC45程度、及び焼入れ深さが1〜2mm程度であ
り、タッチダウンベアリング26、28の表面硬度に比
較して硬度が低い上に深さも充分確保されない。
【0017】そのため、タッチダウンベアリング26、
28とロータシャフト12が接触する時には、相対的に
硬い表面と軟らかい表面が接触することになり、集中的
に軟らかい表面のロータシャフト12のタッチダウンベ
アリング26、28との接触部T1、T2が損傷を受け
る。よって前述の問題が引き起こされる。
【0018】また、別の面として、このような磁気軸受
装置が用いられるターボ分子ポンプでは、従来の回転翼
を多段に組み合わせた排気路の構成のみでなく、より運
転可能な領域を広くすることを目的としたねじ溝を設け
たディスク型ロータとステータを組み合わせた排気路の
構成のターボ分子ポンプが開発されている。このような
ポンプにおいては、ロータディスクとステータディスク
の微小な隙間で気体の粘性作用を利用してガスを排気す
るため、その隙間を可及的に小さく設定することによ
り、排気性能を高めることができる。よって、このディ
スク型ロータとステータの回転軸方向の隙間は、従来の
回転翼部のロータとステータの回転軸方向の隙間の数m
mのオーダから0.5mm以下の非常に小さい数値に設
定するのが望ましい。
【0019】上記のような理由から、ロータシャフト1
2のタッチダウンベアリング26、28との接触部T
1、T2との間隙を従来の寸法により更に小さく設定す
る必要がある。そのため、ロータシャフトのタッチダウ
ンベアリング26、28への接触において、ロータシャ
フト12のタッチダウンベアリング26、28との接触
部T1、T2が損傷を受けず適切な隙間を保持できる磁
気軸受装置が必要であった。
【0020】また、ロータシャフト12に組み込まれる
モータロータ16や磁気軸受部の寸法によっては次のよ
うな問題があった。モータロータ16や被軸受部36、
44は前述したようにロータシャフト12の基部12a
に嵌合するように組み付けられている。ここで、モータ
ロータ16や被軸受部36、44の内径は小さく設定し
た方が最適な設計となる場合がある。この場合、ロータ
シャフト12の基部12aに対するモータロータ16や
被軸受部36、44の組立上、ロータシャフト12の基
部12aの外径をモータロータ16や被軸受部36、4
4が嵌合できる寸法まで小さく設定する必要が生じる。
【0021】そうするとそれに伴って、ロータシャフト
12のタッチダウンベアリング26、28との接触部T
1、T2に相当する径寸法も小さくする必要があり,タ
ッチダウンベアリング26、28の内径も小さくしなけ
ればならない。その結果、ロータシャフト12のタッチ
ダウンベアリング26、28との接触部T1、T2の面
積が小さくなって、タッチダウンベアリング26、28
との接触時の負荷が増大し、損傷し易くなってしまう。
【0022】更に、このような磁気軸受装置は、近年タ
ーボ分子ポンプ等の高速回転する真空ポンプに広く採用
されているが、ポンプ操作の間違いやケーブルやコント
ローラ及び内部の電気回路の故障等により、定格回転数
でロータシャフト12がタッチダウンベアリング26、
28に接触する事例がある。このような場合において
も、タッチダウンベアリング26、28の機能を果たす
ようにタッチダウンベアリング26、28の改良が行わ
れているが、前述のようにロータシャフト12の損傷に
より、機能を果たせなくなる場合が多く、ロータシャフ
ト12側の改良が必要であった。
【0023】また、最近のターボ分子ポンプに適用され
ている磁気軸受装置においては、電力供給が無くなった
ときの対策として、従来のバッテリーで電力を供給する
方法から、高速回転するロータの回転エネルギーを磁気
軸受の電力として利用する方法(停電バックアップ)が
採られており、磁気軸受の作動可能な回転数以下でのロ
ータシャフト12のタッチダウンベアリング26、28
への接触は必然的に起ることになり、従来の方法よりタ
ッチダウンベアリング26、28の支持機能に要求され
るレベルは高くなりつつある。
【0024】このような状況のもとで、ターボ分子ポン
プの磁気軸受では、定格回転数の状態で磁気浮上がなく
なった時のタッチダウンの許容回数はせいぜい数回程度
である。一方、停電バックアップでのタッチダウンの許
容回数は100〜200回程度であり、より多くの許容
回数が望まれていた。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたもので、磁気軸受装置において、磁気軸受
のロータシャフトを浮上支持する磁気力による支持がな
くなった場合、該ロータシャフトのタッチダウンベアリ
ング接触の耐久性を高くして信頼性の高い磁気軸受装置
及び該磁気軸受装置を用いたターボ分子ポンプを提供す
ることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ロータ軸を磁気浮上支持する磁気軸受と、該ロータ
軸を中心としてその周りに配置され該磁気軸受の磁気力
による支持が無くなると該ロータ軸を接触支持する非常
用軸受を具備する磁気軸受装置において、ロータ軸の該
非常用軸受との接触部が該ロータ軸を構成する主要部と
は異なる別部品で構成されていることを特徴とする。
【0027】上記のように、ロータ軸の非常用軸受との
接触部が該ロータ軸を構成する主要部とは異なる別部品
で構成されているので、ロータシャフトの非常用軸受と
の接触部の強度を高く設定することができ、同部が非常
用軸受と接触した時の耐久性を高め、信頼性の高い磁気
軸受装置を提供できる。
【0028】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の磁気軸受装置において、別部品の形状は、概リング状
でロータ軸に嵌合されていることを特徴とする。
【0029】上記のように、別部品の形状は、概リング
状でロータ軸に嵌合されているので、ロータシャフトの
基部の外径を小さく設定しても、非常用軸受との接触部
の径を大きく設定することができ、該接触部の面圧を小
さくできるから同部の耐久性を向上させることができ
る。また、別部品で肉薄とすることにより、焼入加工が
容易になるとともに、同加工による表面硬度が高く、焼
入れ深さを深くできるので、前述の効果が更に高くな
る。
【0030】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の磁気軸受装置において、別部品の材料はロータ
軸の主要部の材料と異なることを特徴とする。
【0031】上記のように、別部品の材料をロータ軸の
主要部と異なる材料とすることにより、ロータシャフト
のタッチダウンベアリングとの接触部を、ロータシャフ
トの主要部と比較して、表面硬度が高く耐久性のある材
料で構成できるから、信頼性の高い磁気軸受装置を提供
できる。
【0032】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1項に記載の磁気軸受装置において、別部品
は部品単体で表面硬化処理を施していることを特徴とす
る。
【0033】上記のように別部品は部品単体で表面硬化
処理を施しているので、同部品のみでも焼入加工や硬質
クロームメッキ等の表面加工処理ができるため、部品の
扱いが非常に容易になると共に、焼入加工においては焼
入れによる硬度や深さを制御しやすくなるため生産性を
高められる。また、表面硬度を従来より高く設定できる
ため、同部の耐久性を高めることができる。
【0034】請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4
のいずれか1項に記載の磁気軸受装置において、別部品
は少なくともロータ軸との嵌合面に固体潤滑膜層を形成
したことを特徴とする。
【0035】上記のように別部品は少なくともロータ軸
との嵌合面に固体潤滑膜層を形成したので、ロータシャ
フトと非常用軸受との接触時に、ロータ軸と別部品の間
に相対運動が起り、それにより、非常用軸受の外輪に対
する内輪の回転の回転速度を低下させることができ、非
常用軸受に対する負荷が低減し、非常用軸受の焼き付き
を防止できる。
【0036】請求項6に記載の発明は、ステータ及びロ
ータを具備し、該ロータを支持する軸受装置に請求項1
乃至5のいずれか1項に記載の磁気軸受装置を用いたこ
とを特徴とするターボ分子ポンプにある。
【0037】上記のようにターボ分子ポンプのロータを
支持する軸受装置に請求項1乃至5のいずれか1項に記
載の磁気軸受装置を用いるので、上記のような信頼性の
高い磁気軸受装置を具備するターボ分子ポンプを提供で
きる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基いて説明する。図1は本発明に係る磁気軸受装置
の構成例を示す図である。図1において、図5と同一符
号を付した部分は同一又は相当部分を示す。なお、他の
図においても同様とする。本磁気軸受装置では、ロータ
シャフト12の基部12aと異なる別部品1、2、3が
それぞれロータシャフト12のタッチダウンベアリング
26、28との接触部に配置されている。この別部品
1、2、3は概リング状のものでロータシャフト12の
基部12aより、表面硬度の高く設定しやすい材料、例
えばSUS440CやSUJ2等で製作されている。
【0039】上記別部品1、2、3は、従来のロータシ
ャフト12の基部12aの部品と比較して小物であり,
形状も肉薄のリング状なので、焼入処理をする際に別部
品全体に十分な焼入れによる硬度と焼入れ深さを得るこ
とができる。よってタッチダウンベアリング26、28
との接触による損傷を可及的に回避することが可能とな
る。なお、別部品1、2、3は全て設定する必要は無
く、接触により負荷の高い箇所等を適宜選択して設定し
てもよい。
【0040】また、本実施形態例のように、反ロータ側
のタッチダウンベアリング26、28に接触する別部品
2、3を設定すればロータシャフト12の基部12aの
被軸受部36、44やモータロータ16の嵌合部を径寸
法を小さく設定しても製作可能となるため、ラジアル磁
気軸受22やモータロータ16の内径寸法の設定可能範
囲を広くすることができるため、同部の最適設計が可能
となる。なお、別部品1、2、3の組み付け方法は、焼
嵌や圧入嵌合又は隙間嵌合等適宜適当な方法でよい。
【0041】特にロータシャフト12の基部12aと別
部品2が隙間嵌合の場合、タッチダウンした時にその嵌
合面に相対的運動が起きる。相対運動を容易にさせるた
めにロータシャフト12の基部12aと別部品2との摺
動面に図2に示すように、固体潤滑膜層4を形成する。
固体潤滑膜層4の材料としては、例えば二硫化モリブデ
ン、TiC、TiNがある。また、これらの潤滑剤は別
部品2の外径表面に形成してもよい。更に、潤滑剤の代
わりに、滑り軸受を設けてもよい。この滑り軸受材料に
は、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mu、
W、Siの炭化物、窒化物、硼化物、炭窒化物、炭酸化
物、窒酸化物及び炭窒酸化物、炭化ホウ素、窒化ホウ
素、酸化ホウ素の中から選ばれる。これらは、燒結体と
して用いてもよい。
【0042】上記のように固体潤滑膜層4を形成するこ
とにより、ロータシャフト12の基部12aがタッチダ
ウンベアリング28にタッチダウンした際に、例えば基
部12aと別部品2との間に相対運動が起り、それによ
り、タッチダウンベアリング28の外輪に対する内輪の
回転の回転速度を低下させることができるため、タッチ
ダウンベアリング28に対する負荷が低減し、ダッチダ
ウンベアリング28の焼き付きを防止できる。また、相
対運動面に固体潤滑剤を使用しているため、相対運動面
の焼き付きも防止でき、また同部の摩擦により異物の発
生も抑制されるため、タッチダウンベアリング28や相
対運動面のかみ込み等の異常を防止することができる。
【0043】更に、固体潤滑膜層4のために本磁気軸受
のオイルフリー等の特長を活かしたまま、タッチダウン
ベアリング28の耐久性を向上させると共に、別部品2
等とタッチダウンベアリング28との接触部やロータシ
ャフト12の基部12aと別部品2等との接触部の耐久
性を向上させることができる。尚、別部品2はロータシ
ャフト12の基部12aに隙間嵌合されているが、ロー
タシャフト12は高速回転するため、正常な運転時には
ロータシャフト12と共回りすると共に、隙間嵌合によ
るアンバランス等が生じない程度に摩擦及び軸方向の拘
束力が設定されることが望ましい。
【0044】このように相対運動面を別部品2等に設け
ること、又同運動面に固体潤滑剤を使用することによ
り、タッチダウンベアリング28やロータシャフト12
の基部12aのタッチダウンに対する耐久性、信頼性を
向上させた磁気軸受を提供できる。これらの構成はロー
タシャフト12と別部品2に限ったものではなく、例え
ばアキシャルディスク50と別部品3又は別部品3とロ
ータシャフト12の基部12a、更に別部品1とロータ
シャフト12の基部12aの箇所にも適用できる。
【0045】図3は本発明に係る磁気軸受装置を用いた
ターボ分子ポンプの構成例を示す図である。ロータ(羽
根車)64はロータシャフト12に固着されており、外
周に多数の回転翼60が水平に配置され、該回転翼60
の下に外周にねじ溝62aが形成されたねじ溝筒体62
が配置されている。ケーシング66の内周面には、回転
翼60と交互に固定翼68がステータスペーサ67を介
在させて配置されている。これによって高速回転する回
転翼60と静止している固定翼68の相互作用によって
排気を行う翼排気部L1が構成されている。また、ねじ
溝筒体62の外周を囲むように、ねじ溝スペーサ70が
配置され、これによって高速回転するねじ溝筒体62の
ねじ溝62aのドラッグ作用により排気を行うねじ溝排
気部L2が構成されている。
【0046】ロータシャフト12は本発明に係る磁気軸
受装置により磁気浮上支持され、ロータシャフト12の
回転により、回転翼60と固定翼68からなる翼排気部
L1による分子流領域での排気能力と、ねじ溝筒体62
とねじ溝スペーサ70からねじ溝排気部L2による粘性
領域での排気能力を備えるものとなる。このような構成
のターボ分子ポンプでは定格回転数でのタッチダウンが
20回以上、停電バックアップでのタッチダウンが30
0回以上可能である。
【0047】図4は本発明に係る磁気軸受装置を用いた
ターボ分子ポンプの構成を示す図である。本ターボ分子
ポンプはディスク型ロータとディスク型ステータで構成
されたターボ分子ポンプである。ロータ64はロータシ
ャフト12に固着されており、外周に多数の回転翼60
と回転翼61が水平に配置されている。一方、ケーシン
グ66の内周には、多数の固定翼68と固定翼65がス
テータスペーサ67を介在させてステータ18上に載置
されている。固定翼65は中空円板であり、中央の穴と
縁部の間に延びる螺旋状の突条で形成された溝(図示を
省略)が設けられている。このように翼排気部L1の下
流側にねじ溝排気部L3を設けることで、広い流量範囲
に対応することが可能となる。
【0048】上記構成のターボ分子ポンプでは、吸気側
の排気構造は図3に示すターボ分子ポンプと同様にター
ビン翼構造となっているが、排気側のねじ溝排気部L3
はディスク型ロータとディスク型ステータを多段に組み
合わせたものとなっている。このような構造とすること
により、図3の排気側の排気構造、即ち円筒型ロータ
(ねじ溝筒体62)とステータ(ねじ溝スペーサ70)
によるねじ溝排気部L2と比較して排気流路の長さを長
く及び排気流路面積を広く設定できるため、より多くの
ガスを排気できると共に、より高い圧力領域まで運転が
可能となる。
【0049】しかしながら、ねじ溝排気部L3のロータ
とステータの軸方向の隙間g3は、吸気側の翼排気部L
1の排気部のロータとステータの軸方向の隙間g1より
も小さくしなければ、その排気能力を十分に発揮させる
ことができない。その理由は翼排気部L1の排気は、気
体分子にタービン翼による打撃や流れの方向づけを行う
ことにより行うのに対し、ねじ溝排気部L3の排気は気
体の粘性を利用した排気原理のため、その隙間はオーダ
ー的に異なる。
【0050】具体的には翼排気部L1の隙間g1が数m
mから最小でも0.5mm程度であるのに対してねじ溝
排気部L3部の隙間g3は最大でも0.5mmであり、
可及的に小さい寸法が望ましい。よって、図3に示す構
成のターボ分子ポンプでは、ロータシャフト12のタッ
チダウンベアリング26、28との接触部の耐久性を高
めた磁気軸受装置を用いることにより、ターボ分子ポン
プの耐久性、信頼性を高めると共に、ターボ分子ポンプ
の排気能力を高めることができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように各請求項に記載の発
明によれば下記のような優れた効果が得られる。
【0052】請求項1に記載の発明によれば、ロータ軸
の非常用軸受との接触部が該ロータ軸を構成する主要部
とは異なる別部品で構成されているので、ロータシャフ
トの非常用軸受との接触部の強度を高く設定することが
でき、同部が非常用軸受と接触した時の耐久性を高め、
信頼性の高い磁気軸受装置を提供できる。
【0053】請求項2に記載の発明によれば、別部品の
形状は、概リング状でロータ軸に嵌合されているので、
ロータシャフトの基部の外径を小さく設定しても、非常
用軸受との接触部の径を大きく設定することができ、該
接触部の面圧を小さくできるから同部の耐久性を向上さ
せることができる。また、別部品で肉薄とすることによ
り、焼入加工が容易になるとともに、同加工による表面
硬度が高く、焼入れ深さを深くできるので、前述の効果
が更に高くなる。
【0054】請求項3に記載の発明によれば、別部品の
材料をロータ軸の主要部と異なる材料とすることによ
り、ロータシャフトのタッチダウンベアリングとの接触
部を、ロータシャフトの主要部と比較して、表面硬度が
高く耐久性のある材料で構成できるから、信頼性の高い
磁気軸受装置を提供できる。
【0055】請求項4に記載の発明によれば、別部品は
部品単体で表面硬化処理を施しているので、同部品のみ
でも焼入加工や硬質クロームメッキ等の表面加工処理が
できるため、部品の扱いが非常に容易になると共に、焼
入加工においては焼入れによる硬度や深さを制御しやす
くなるため生産性を高められる。また、表面硬度を従来
より高く設定できるため、同部の耐久性を高めることが
できる。
【0056】請求項5に記載の発明によれば、別部品は
少なくともロータ軸との嵌合面に固体潤滑膜層を形成し
たので、ロータシャフトと非常用軸受との接触時に、ロ
ータ軸と別部品の間に相対運動が起り、それにより、非
常用軸受の外輪に対する内輪の回転の回転速度を低下さ
せることができ、非常用軸受に対する負荷が低減し、非
常用軸受の焼き付きを防止できる。
【0057】請求項6に記載の発明によれば、ターボ分
子ポンプのロータを支持する軸受装置に請求項1乃至5
のいずれか1項に記載の磁気軸受装置を用いるので、上
記のような信頼性の高い磁気軸受装置を具備するターボ
分子ポンプを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気軸受装置の構成例を示す図で
ある。
【図2】本発明に係る磁気軸受装置のタッチダウンベア
リング及びアキシャルディスク近傍の構成例を示す図で
ある。
【図3】本発明に係る磁気軸受装置を用いたターボ分子
ポンプの構成例を示す図である。
【図4】本発明に係る磁気軸受装置を用いたターボ分子
ポンプの構成例を示す図である。
【図5】従来の磁気軸受装置の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 別部品 2 別部品 3 別部品 4 固体潤滑膜層 10 ロータ 11 スペーサリング 12 ロータシャフト 14 モータ 16 モータロータ 18 ステータ 20 モータステータ 22 ラジアル磁気軸受 24 ラジアル磁気軸受 26 タッチダウンベアリング 28 タッチダウンベアリング 30 アキシャル磁気軸受 32 被センサ部 34 ラジアル変位センサ 36 被軸受部 38 ラジアル磁気軸受 40 被センサ部 42 ラジアル変位センサ 44 被軸受部 46 ラジアル磁気軸受 50 アキシャルディスク 52 アキシャル変位センサ 54 アキシャル電磁石 60 回転翼 61 回転翼 62 ねじ溝筒体 63 ねじ溝筒体 64 ロータ 65 固定翼 66 ケーシング 67 ステータスペーサ 68 固定翼

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータ軸を磁気浮上支持する磁気軸受
    と、該ロータ軸を中心としてその周りに配置され該磁気
    軸受の磁気力による支持が無くなると該ロータ軸を接触
    支持する非常用軸受を具備する磁気軸受装置において、 前記ロータ軸の該非常用軸受との接触部が該ロータ軸を
    構成する主要部とは異なる別部品で構成されていること
    を特徴とする磁気軸受装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の磁気軸受装置におい
    て、 前記別部品の形状は、概リング状で前記ロータ軸に嵌合
    されていることを特徴とする磁気軸受装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の磁気軸受装置に
    おいて、 前記別部品の材料はロータ軸の主要部の材料と異なるこ
    とを特徴とする磁気軸受装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    磁気軸受装置において、 前記別部品は部品単体で表面硬化処理を施していること
    を特徴とする磁気軸受装置。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の
    磁気軸受装置において、 前記別部品は少なくとも前記ロータ軸との嵌合面に固体
    潤滑膜層を形成したことを特徴とする磁気軸受装置。
  6. 【請求項6】 ステータ及びロータを具備し、該ロータ
    を支持する軸受装置に請求項1乃至5のいずれか1項に
    記載の磁気軸受装置を用いたことを特徴とするターボ分
    子ポンプ。
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