JP2011012690A - 磁気軸受装置、およびそれを備える真空ポンプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の磁気軸受装置は、回転体10と、回転体10の周囲に設けられ、回転体10を回転自在に非接触で支持する磁気軸受(30、40、50)と、回転体10の周囲に設けられ、磁気軸受(30、40、50)が回転体10を支持しないときに回転体10を支持する保護軸受(21、22)と、回転体10と対向する保護軸受(21、22)の内輪側に設けられ、回転体10の軸方向に伸びる溝が回転体10との対向面に形成された保護部材(71、72)と、を備える。
【選択図】図1
Description
回転体10は、スラスト磁気軸受50により、軸方向に非接触浮上するよう制御される。スラスト磁気軸受50は、回転体10の径方向に平行に取り付けられたスラストディスク51と、スラスト電磁石52および53と、スラストセンサ54とからなる。
このように径方向および軸方向に非接触浮上した回転体10は、モータ60によって回転する。
なお、回転体10の接触面の磨耗防止のために、回転体10の接触面に焼入れを施し表面硬度を上げるか、固体潤滑等の処置を施し摩擦を減じるか、あるいは回転体10の接触部をロータ軸とは異なる硬度が高い材料の別部品で構成するかといった処置をすることも考えられる。しかし、これらのいずれにおいても、製作費用が高くなるとともに、部品の交換費用も高くなるという問題があった。
また、磨耗粉が、保護軸受21および22内に混入し、保護軸受21および22の損傷が増大し、保護軸受21および22の寿命が短くなるという問題もあった。特に保護軸受21および22は、コストが高いので、この問題はコスト面で大きな問題であった。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の磁気軸受装置において、軸方向における保護部材の端部は、軸方向における保護軸受の内輪の端部を少なくとも覆うことを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の磁気軸受装置において、軸方向における保護部材の端部は、軸方向に沿って形成された、保護軸受の内外輪の隙間をさらに覆うことを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の磁気軸受装置において、保護部材には、回転体の周方向に伸びる溝がさらに形成されることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の磁気軸受装置において、回転体と接触する保護部材の接触面のうち、軸方向における端部の形状をテーパー形状としたことを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の磁気軸受装置において、回転体と接触する保護部材の接触面の硬度を、保護部材と接触する回転体の接触面の硬度より低くしたことを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の磁気軸受装置において、回転体を駆動するモータをさらに備えたことを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の磁気軸受装置を備えた真空ポンプである。
請求項2に記載の発明によれば、保護部材により、回転体を軸方向にも支持することができる。
請求項3に記載の発明によれば、回転体と保護部材が接触することにより生じた磨耗粉が保護軸受内に混入することを防ぐことができ、保護軸受の寿命をさらに延ばすことが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、回転体の接触面の磨耗の増大をさらに抑えることができるとともに、保護軸受の寿命をさらに伸ばすことが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、回転体と保護部材の接触面積を増やすことができ、回転体の接触面の磨耗の増大をさらに抑えることが可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、回転体の接触面の磨耗の増大をさらに抑えることが可能となる。
回転体10は、周囲に設けられたスラスト磁気軸受50により、軸方向に非接触浮上するよう制御される。スラスト磁気軸受50は、回転体10に垂直に取り付けられたスラストディスク51と、スラスト電磁石52および53と、スラストセンサ54とからなる。
このように径方向および軸方向に非接触浮上し回転自在に支持された回転体10は、モータ60によって回転する。
ここで、保護部材71および72の内周面には、軸方向に伸びる溝が設けられている。図2(a)に示すように、保護部材72には溝72aが設けられ、保護部材71も溝72aと同じ溝が設けられている。
これにより、回転体10と保護部材71および72とが相対速度差をもって接触した際に生じる磨耗粉が溝に入ることになり、保護部材71および72と回転体10との接触部に入る磨耗粉が減じられる。そのため、保護部材71および72と接触する回転体10の接触面の磨耗の増大を抑えることが可能となる。
また、接触した際に生じる磨耗粉が溝に入ることにより、磨耗粉の飛散が防止され、保護軸受21および22内への磨耗粉の混入が減じられ、保護軸受21および22の寿命を延ばすことも可能となる。
なお、保護部材72の軸方向端部が、保護軸受22の内輪の端部を少なくとも覆うことによって、回転体10を軸方向に支持することができる。
また、保護部材71の外周面に、保護軸受21を嵌合する凹部を設け、この凹部における軸方向の両端部により、保護軸受21の内外輪の隙間を覆うようにしてもよい。この場合、軸方向の両端部それぞれの先端の外径が、保護軸受21の内輪外径より大きくなっていればよい。
なお、回転体10と接触する保護部材71の接触面の軸方向端部をテーパー形状としてもよい。
21、22 保護軸受
30、40 ラジアル磁気軸受
31、41 ラジアル電磁石
32、42 ラジアル電磁石ターゲット
33、43 ラジアルセンサ
34、44 ラジアルセンサターゲット
50 スラスト磁気軸受
51 スラストディスク
52、53 スラスト電磁石
54 スラストセンサ
60 モータ
71、72 保護部材
Claims (8)
- 回転体と、
前記回転体の周囲に設けられ、前記回転体を回転自在に非接触で支持する磁気軸受と、
前記回転体の周囲に設けられ、前記磁気軸受が前記回転体を支持しないときに前記回転体を支持する保護軸受と、
前記回転体と対向する前記保護軸受の内輪側に設けられ、前記回転体の軸方向に伸びる溝が前記回転体との対向面に形成された保護部材と、を備える磁気軸受装置。 - 請求項1に記載の磁気軸受装置において、
前記軸方向における前記保護部材の端部は、前記軸方向における前記保護軸受の内輪の端部を少なくとも覆うことを特徴とする磁気軸受装置。 - 請求項2に記載の磁気軸受装置において、
前記軸方向における前記保護部材の端部は、前記軸方向に沿って形成された、前記保護軸受の内外輪の隙間をさらに覆うことを特徴とする磁気軸受装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の磁気軸受装置において、
前記保護部材には、前記回転体の周方向に伸びる溝がさらに形成されることを特徴とする磁気軸受装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の磁気軸受装置において、
前記回転体と接触する前記保護部材の接触面のうち、前記軸方向における端部の形状をテーパー形状としたことを特徴とする磁気軸受装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の磁気軸受装置において、
前記回転体と接触する前記保護部材の接触面の硬度を、前記保護部材と接触する前記回転体の接触面の硬度より低くしたことを特徴とする磁気軸受装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の磁気軸受装置において、
前記回転体を駆動するモータをさらに備えたことを特徴とする磁気軸受装置。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の磁気軸受装置を備えた真空ポンプ。
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JP2017172770A (ja) * | 2016-03-25 | 2017-09-28 | 三菱重工業株式会社 | 回転機械の停止方法及び回転機械の制御装置 |
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