JP3777500B2 - 磁気軸受装置 - Google Patents

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/44Centrifugal pumps
    • F16C2360/45Turbo-molecular pumps

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、羽根車等のロータを回転駆動するロータシャフトを非接触で5軸に軸支する磁気軸受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、高速回転するロータにより気体の排気を行うターボ分子ポンプにあっては、ロータを回転駆動するロータシャフトを2個のラジアル磁気軸受と1個のアキシャル磁気軸受とを有する磁気軸受装置で5軸制御可能に浮上軸支することが広く行われている。
【0003】
図6は、ラジアル磁気軸受として能動形磁気軸受を使用した、この種の磁気軸受装置の従来の一般的な構成を示すもので、この磁気軸受装置は、一端に羽根車等のロータ10を固着したロータシャフト12の回転を除く5自由度の5軸方向を能動制御するようにしたものである。
【0004】
すなわち、ロータシャフト12のほぼ中央には、モータ14を構成するモータロータ16が固着され、ステータ18の該モータロータ16と対向する位置には、モータ14を構成するモータステータ20が配置されている。このモータ14を挟んでロータシャフト12の上下には、ロータ側ラジアル磁気軸受22と反ロータ側ラジアル磁気軸受24が設けられ、更にその外側にロータ側タッチベアリング26と反ロータ側タッチベアリング28が設けられている。そして、ロータシャフト12の反ロータ側下端にアキシャル磁気軸受30が配置されている。
【0005】
ロータ側ラジアル磁気軸受22は、ロータシャフト12の互いに対面する被センサ部32を介してロータシャフト12のラジアル変位を検出するラジアル変位センサ34と、ロータシャフト12の互いに対面する被軸受部36を介してロータシャフト12をラジアル方向に支持するラジアル電磁石38とを有している。そして、ラジアル変位センサ34によるロータシャフト12のラジアル変位の検出量に基づき、ラジアル電磁石38の磁気力をロータシャフト12が対向した一対のラジアル変位センサ34の中心付近にくるように制御するようになっている。
【0006】
反ロータ側ラジアル磁気軸受24も同様に、ロータシャフト12の被センサ部40を介してロータシャフト12のラジアル変位を検出するラジアル変位センサ42と、ロータシャフト12の被軸受部44を介してロータシャフト12をラジアル方向に支持するラジアル電磁石46とを有しており、その作用は前述と同様である。
【0007】
一方、アキシャル磁気軸受30は、ロータシャフト12の下端に着脱自在に繋着されるアキシャルディスク50と、このアキシャルディスク50を介してロータシャフト12のアキシャル変位を検出するアキシャル変位センサ52と、アキシャルディスク50を挟んで上下に配置されたアキシャル電磁石54とを有している。そして、アキシャル変位センサ52によるロータシャフト12のアキシャル変位の検出量に基づき、アキシャル電磁石54の磁気力をアキシャルディスク50が所定の位置にくるように制御するようになっている。
【0008】
ここで、ロータシャフト12の径寸法は、組立上、ロータ側から反ロータ側に向かう程、徐々に小径となるか、若しくは同じ寸法に設定されている。つまり、ロータシャフト12のロータ側タッチベアリング26における被支持部56の外径d、ロータ側ラジアル磁気軸受22における被センサ部32の外径d、被軸受部36の外径d、モータロータ16の外径d、反ロータ側ラジアル磁気軸受24における被軸受部44の外径d、被センサ部40の外径d及び反ロータ側タッチベアリング28における被支持部58の外径dが、(d≧d≧d≧d≧d≧d≧d)の関係となるようになっている。この例にあっては、ロータ側タッチベアリング26における被支持部56の外径d及び反ロータ側タッチベアリング28における被支持部58の外径dを除くこれらの寸法は全て等しく(d=d=d=d=d)設定されている。
【0009】
一方、ロータシャフト12に対面するように配置されたステータ18側の各部の内径は、組立上、ロータから反ロータ側に向かう程、徐々に小径となるか、若しくは同じ寸法に設定されている。つまり、ロータ側タッチベアリング26の内径D、ロータ側ラジアル磁気軸受22のラジアル変位センサ34の内径D、ラジアル電磁石38の内径D、モータステータ20の内径D、反ロータ側ラジアル磁気軸受24のラジアル電磁石46の内径D、ラジアル変位センサ42の内径D及び反ロータ側タッチベアリング28の内径Dが、(D≧D≧D≧D≧D≧D≧D)の関係となるようになっている。この例にあっては、ロータ側タッチベアリング26の内径D及び反ロータ側タッチベアリング28の内径Dを除くこれらの寸法は全て等しく(D=D=D=D=D)設定されている。
【0010】
なお、組立可能な範囲であれば、D<Dの場合もあり得る。このような構成の磁気軸受装置でロータシャフトとステータの組立は、ロータシャフトにロータを組み付けた状態でロータシャフトとステータの組立が行われる。
【0011】
ここで、タッチベアリング26,28は、ロータシャフト12を磁気軸受22,24,30で支承しない時に、ロータシャフト12やモータロータ16が、ステータ18と直接接触しないようにロータシャフト12を保持する役目がある。このため、磁気軸受22,24,30の磁気力や、ロータシャフト12及びモータロータ16とステータ18の各部との間の隙間を考慮して、ロータシャフト12との間の隙間と位置が設定されている。また、機能上、ロータシャフト12とタッチベアリング26,28の内輪部とのラジアル方向及びアキシャル方向の隙間は、それぞれの磁気軸受22,24,30及びモータ14の隙間より小さく設定されている。厳密には、ロータシャフト12を磁気軸受22,24,30で支承させない状態から、各磁気軸受22,24,30で支承する際の立ち上げのため、またはロータシャフト12のバランスが崩れたときの条件や、ロータシャフト12の回転の負荷が増大したときの条件等を考慮して設定されている。
【0012】
なお、この例では、ラジアル磁気軸受として、能動形磁気軸受を使用した例を示しているが、永久磁石等を用いた受動形磁気軸受で4軸方向の任意の軸数を支承することも広く行われている。
【0013】
このような磁気軸受装置において、ロータ側タッチベアリング26の内径Dと被支持部56の外径dとの間の隙間(D−d)、ロータ側ラジアル磁気軸受22のラジアル変位センサ34の内径Dと被センサ部32の外径dとの間の隙間(D−d)、ラジアル電磁石38の内径Dと被軸受部36の外径dとの間の隙間(D−d)、モータステータ20の内径Dとモータロータ16の外径dとの間の隙間(D−d)、反ロータ側ラジアル磁気軸受24のラジアル電磁石46の内径Dと被軸受部44の外径dとの間の隙間(D−d)、ラジアル変位センサ42の内径Dと被センサ部40の外径dとの間の隙間(D−d)及び反ロータ側タッチベアリング28の内径Dと被支持部58の外径dとの間の隙間(D−d)は、それぞれ性能・機能を考慮して、非常に微小な寸法(約0.1〜0.5mm)に設定されている。
【0014】
また、加工や組立等の生産性の観点から、前述のように、ロータシャフト12側の磁気軸受部やモータ部の外径(d〜d)を同径として、これらに対面するステータ18側の各部の内径(D〜D)を同径に構成するのが一般的である。これによって、ステータ側の各部の内径(D〜D)とロータシャフト側の各部の外径(d〜d)との間の隙間(D−d〜D−d)は一定となり、また、これら隙間(D−d〜D−d)が、タッチベアリング26,28の内径D,Dとロータシャフト12の被支持部56,58の外径d,dとの間の隙間、いわゆるタッチベアリング隙間(D−d,D−d)より大きくなるように設定されている。
【0015】
一方、ロータシャフト12のラジアル磁気軸受部における各部の外径(d〜d)が同径でない場合でも、組立上、前述のように、これらの外径が(d>d>d>d>d)なる条件で構成される場合には、磁気軸受部やモータ部におけるロータとステータとの間の各隙間が一定となるように、ステータ側の各部の内径も(D>D>D>D>D)なる関係で構成されるのが一般的である。これは、タッチベアリング隙間(D−d,D−d)と、ラジアル磁気軸受部やモータ部におけるロータシャフト側の各部の外径とステータ側の各部の内径との間の隙間(D−d〜D−d)の差を一定に保ち、ロータシャフト12をタッチベアリング26,28で支持した時にロータシャフト12とステータ18とが接触しないようにするための、いわゆる“ニゲ”を任意の箇所で同一にするという考えによる。
【0016】
ここで、最近の磁気軸受技術の発展は目覚ましく、耐熱性が高くかつ大電流容量のコイル巻線の開発や、電磁石や誘導型センサのコアになる磁性材料の改良等により、電磁石の改良や変位センサの改良が図られる一方、永久磁石の改良も行われている。これにより、隙間を従来のままで能力を大幅に向上させた磁気軸受が開発されている。
【0017】
また、モータ部においては、力率改善回路の採用や、誘導型から効率のよい直流型モータの採用による効率の改良が行われているが、近年の真空ポンプに対する要求、すなわち、▲1▼高い圧力での運転、▲2▼多くのガス量の排気、▲3▼ポンプのコンパクト化、を実現させるためには、モータ部の性能向上が必須である。特に近年、ターボ分子ポンプのコンパクト化と性能向上を図るために、ロータシャフトを極力細くするようになっている。こうすれば、磁気軸受部やロータ(羽根車)をコンパクト化することができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、モータの性能は、モータのロータとステータとの対面部の面積やロータとステータとの間の隙間等の設計パラメータによるところが大きい。このため、ロータシャフトを細くすると必然的にモータ部の軸方向寸法、ひいてはロータシャフトの軸方向寸法を大きくとる必要があり、それに伴い、ポンプが大きく(長く)なって、コンパクト化の障害になるという問題があった。またモータ部におけるロータとステータとの間の隙間は、前述のように、磁気軸受部におけるロータとステータとの間の隙間と同一に設定されていたため、モータの効率が悪く、モータを駆動させるためのモータドライバも大きくなってしまうという問題があった。
【0019】
本発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、磁気軸受と一体になったモータのコンパクト化を図りつつモータとしての効率と性能を向上させ、これによって、ポンプ等の磁気軸受装置を組み込んだ製品や、それを駆動及び制御するコントローラのコンパクト化を実現できるようにした磁気軸受装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、モータロータと一体に回転するロータシャフトを、該モータロータを挟んだ位置に配置されるロータ側ラジアル磁気軸受と反ロータ側ラジアル磁気軸受の2個のラジアル磁気軸受と1個のアキシャル磁気軸受により浮上軸支し、該ロータ側ラジアル磁気軸受及び反ロータ側ラジアル磁気軸受の外側にロータ側タッチベアリング及び反ロータ側タッチベアリングを配置した5軸形磁気軸受装置において、前記ロータ側ラジアル磁気軸受として能動形磁気軸受を使用し、前記モータロータの外径と該モータロータと対面するモータステータの内径との間の隙間を、前記能動形磁気軸受のラジアル変位センサの内径と該変位センサに対面するロータシャフトの被センサ部の外径との間の隙間、及び前記能動形磁気軸受のラジアル電磁石の内径と該電磁石に対面するロータシャフトの被軸受部の外径との間の隙間より小さく設定し、前記能動型磁気軸受の前記ラジアル変位センサ及び前記ラジアル電磁石、並びに前記ロータ側タッチベアリングの内径を、前記ロータシャフトの前記被センサ部及び前記被軸受部、並びに前記モータロータの外径より大きく設定したことを特徴とする磁気軸受装置である。
【0021】
これにより、モータの効率を向上させて、モータ部及び/又はモータドライバ部のコンパクト化を図り、結果的に磁気軸受装置全体のコンパクト化を実現することができる。
【0022】
つまり、モータのロータとステータとの間の隙間での磁束密度とモータで発生するトルクには次のような関係がある。
T=K・B・I
ここに、T:モータで発生するトルク
:係数
B:ロータとステータとの間の隙間での磁束密度
I:モータステータ巻線部の電流
また、ロータとステータ間の磁束密度とロータとステータとの間の隙間には次のような関係がある。
B=K/δ
ここに、K:係数、
δ:ロータとステータの隙間
従って、モータのロータとステータとの間の隙間を可及的に小さく設定することにより、モータで発生するトルクを大きくすることができる。
【0023】
請求項2に記載の発明は、前記ロータシャフトに真空ポンプのロータを連結したことを特徴とする請求項1に記載の磁気軸受装置である。
これにより、特に、真空ポンプの軸方向寸法(高さ寸法)を小さくして、真空ポンプのコンパクト化を図るとともに、ポンプの運転可能範囲(ポンプの許容排気ガス量やポンプの運転可能圧力の範囲)を広くとることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図5を参照して説明する。なお、図6に示す従来例と同一部材には同一符号を付してその説明を一部省略する。
【0025】
図1及び図2は、図6に示す従来例と同様に、ラジアル磁気軸受として能動形磁気軸受を使用した本発明の第1の実施の形態の磁気軸受装置を示す。これは、ロータシャフト12側の各部にあっては、ロータシャフト12のロータ側タッチベアリング26における被支持部56の外径d、ロータ側ラジアル磁気軸受22における被センサ部32の外径d、被軸受部36の外径d、反ロータ側ラジアル磁気軸受24における被軸受部44の外径d、被センサ部40の外径d及び反ロータ側タッチベアリング28における被支持部58の外径dが、(d≧d≧d≧d≧d≧d)の関係となるようになっている。この例にあっては、ロータ側タッチベアリング26における被支持部56の外径d及び反ロータ側タッチベアリング28における被支持部58の外径dを除くこれらの寸法は全て等しく(d=d=d=d)設定されている。そして、モータロータ16の外径dがこれらの外径よりも大きく(d>d=d=d=d)設定されている。
【0026】
一方、ステータ18側の各部にあっては、ロータ側ラジアル磁気軸受22のラジアル変位センサ34の内径D、ラジアル電磁石38の内径D、モータステータ20の内径D、反ロータ側ラジアル磁気軸受24のラジアル電磁石46の内径D及びラジアル変位センサ42の内径Dが等しく、ロータ側タッチベアリング26の内径Dが等しいか又は大きく、反ロータ側タッチベアリング28の内径Dのみが小径となる(D≧D=D=D=D=D>D)ように設定されている。
【0027】
これにより、ロータ側ラジアル磁気軸受22のラジアル変位センサ34の内径Dと被センサ部32の外径dとの間の隙間(D−d)、ラジアル電磁石38の内径Dと被軸受部36の外径dとの間の隙間(D−d)、反ロータ側ラジアル磁気軸受24のラジアル電磁石46の内径Dと被軸受部44の外径dとの間の隙間(D−d)、ラジアル変位センサ42の内径Dと被センサ部40の外径dとの間の隙間(D−d)は等しく(D−d=D−d=D−d=D−d)、モータステータ20の内径Dとモータロータ16の外径dとの間の隙間(D−d)はこれらの隙間よりも小さくなる(D−d<D−d=D−d=D−d=D−d)ようになっている。
【0028】
この寸法差((D−d)−(D−d))は、数μm〜数100μmで好ましくは5μm〜100μm、更に好ましくは5μm〜50μmに設定されているが、直径で5μm以上あれば性能及び機能上、十分である。
【0029】
なお、ロータ側タッチベアリング26の内径Dと被支持部56の外径dとの間の隙間(D−d)及び反ロータ側タッチベアリング28の内径Dと被支持部58の外径dとの間の隙間(D−d)はほぼ等しく、前述の各隙間より小さく(D−d≒D−d<D−d,D−d,D−d,D−d,D−d)設定されている。これによって、タッチベアリング26,28がその機能を満たすようになっている。このタッチベアリング部における隙間は、例えば0.1〜0.2mm(D−d=D−d=0.1〜0.2mm)程度であり、せいぜい1mm以下である。
【0030】
このように、モータステータ20の内径Dとモータロータ16の外径dとの間の隙間(D−d)を、ラジアル磁気軸受22,24における各隙間よりも小さく(D−d<D−d=D−d=D−d=D−d)設定することで、モータ14の隙間(D−d)を可及的に小さく設定でき、これによって、モータの効率及び性能を向上させることができ、磁気軸受装置や、それを運転制御するためのコントローラ等をコンパクトにすることができる。
ここで、ロータシャフト12側の各部の外径(d〜d)及びステータ18側の各部の内径(D〜D)は、具体的には、約20〜60mm程度であり、数10mmから数100mmまで適応できる。
【0031】
この実施の形態における磁気軸受装置の具体的寸法(基準寸法)は、以下の通りである。この寸法は、あくまでも一例であり、これに限定されないことは勿論である。
=32mm
=D=D=D=D=30mm
=25mm
=31.8mm
=d=d=d=29.7mm
=29.72mm
=24.8mm
なお、ラジアル磁気軸受22,24における前記各隙間(D−d,D−d,D−d,D−d)の大きさには一定の制限があり、この隙間を小さくできない。これは、以下の理由による。
【0032】
すなわち、磁気軸受22,24,30が作動していない時、ロータシャフト12はタッチベアリング26,28にタッチしている状態にある。つまり、地面に対してポンプを縦置きにした場合、図2(b)に示すように、モータ14を中心にしてロータシャフト12がタッチベアリング26,28に対して斜めに接触する。モータ14は、ロータシャフト12のほぼ中心にあり、ロータシャフト12が斜めになって、ロータシャフト12とステータ18との間の隙間が減少しても、この影響を受けにくい。すなわち、ロータシャフト12が斜めになると、ロータシャフト12の上側及び下側でロータシャフト12とステータ18との間の隙間a,cが減少するが、モータロータ16とモータステータ20との間に隙間bは、それ程減少しない。
【0033】
また、ロータシャフト12のバランスが崩れた場合、ロータシャフト12を所定位置に保持しようとして、ラジアル電磁石38,46のステータ側巻線に電流が多く流れる状態になる。これにより、ラジアル電磁石38,46のステータ側のコアが昇温され、輻射によってラジアル電磁石38,46のロータシャフト側も昇温される。また、ステータ側の電流増大により、ロータシャフト12の渦電流も増大し、より一層昇温される。これにより、ラジアル電磁石38,46のロータシャフト部が熱膨張し、ロータシャフト12とステータ18の間の隙間が減少もしくはなくなる。
【0034】
一方、磁気軸受装置は、高速回転体を支持するものとして一般的に使用されており、高速回転するロータシャフト12をタッチベアリング26,28で支持した場合、タッチベアリング26,28は激しく損傷を受ける。その結果、タッチベアリング26,28のガタ(外輪、転動体、内輪の相対的変位)が増大し、タッチベアリング26,28がロータシャフト12を支持しても、ロータシャフト12とステータ18との間の隙間を確保できなくなり、直接接触する可能性がある。なお、タッチベアリングの改良は行われているが、ロータシャフトが高速回転(定格回転数付近)でタッチダウンした場合には、タッチベアリングの損傷が激しく、5〜10回程度の耐久性しかないのが現状である。
【0035】
上記の理由により、ラジアル磁気軸受22,24における前記各隙間(D−d,D−d,D−d,D−d)を小さくすると、磁気軸受部でロータシャフト12がステータ18に接触してしまう可能性がある。このため、この隙間として、一定の大きさを確保する必要がある。
【0036】
また、タッチベアリング26,28が損傷を受けると、この損傷による破片などの異物が生じる。この異物がロータシャフト12とステータ18との間の微小な隙間に入り込むとロータシャフト12とステータ18がロックしてしまう可能性がある。しかし、この例のように、異物を発生しやすいタッチベアリング26,28の近傍、すなわち、ラジアル磁気軸受部における隙間をモータ部における隙間と比較して大きく設定することにより、異物によるロータシャフト12のロックの可能性を低減することができる。
【0037】
また、実際に異物が隙間に入り込んだ時でも、モータ部における微小な隙間へ異物が侵入する前にラジアル磁気軸受部で粉砕してしまい、異物を小さくしてしまうので、モータ部でロックする可能性を非常に低くすることができる。
【0038】
なお、この実施の形態では、モータステータ20の内径Dとモータロータ16の外径dとの間の隙間(D−d)を、ラジアル磁気軸受22,24における各隙間よりも小さく(D−d<D−d=D−d=D−d=D−d)するため、モータロータ16の外径dをロータシャフト12側のラジアル磁気軸受22,24における各外径(d,d,d,d)より大きくしているが、これらの外径を全て等しく(d=d=d=d=d)設定し、モータステータ20の内径Dをステータ側のラジアル磁気軸受22,24における各内径よりも小さく(D<D=D=D=D)するようにしてもよい。
【0039】
図3は、図1に示す磁気軸受装置をターボ分子ポンプに適用した例を示す。このターボ分子ポンプのロータシャフト12の上端には、回転翼60とねじ溝部62とを有するロータ(羽根車)64が固着されている。そして、ポンプケーシング66の内面には、回転翼60と交互に固定翼68が配置され、これによって、高速回転する回転翼60と静止している固定翼68の相互作用によって排気を行う翼排気部Lが構成されている。また、ねじ溝部62の外周を囲むようにねじ溝部スペーサ70が配置され、これによって、高速回転するねじ溝部62のねじ溝62aのドラッグ作用によって排気を行うねじ溝排気部Lが構成されている。このように、翼排気部Lの下流側にねじ溝排気部Lを設けることで、広い流量範囲に対応可能となっている。
【0040】
なお、モータロータ16の外径dがロータシャフト12のラジアル磁気軸受22,24の被センサ部32,40の外径d,d及び被軸受部36,44の外径d,dより大径に設定されて、モータステータ20とモータロータ16との間の隙間が、ラジアル磁気軸受22,24における各隙間よりも小さくなっていることは前述と同様である。
【0041】
近年、例えば半導体製造に使用される真空ポンプでは、真空排気すべきガス量が多くなるとともに、運転される圧力もガス量が多くなるに伴って高くなりつつある。そのため、真空ポンプのロータを回転させているモータも高出力が必要になっている。特に、高真空域をつくり出すターボ分子ポンプの場合、運転圧力の上昇に伴って吸気側に配設されている翼排気部での回転のための必要動力が急激に増大するため、モータの出力がより一層必要になる。しかしながら、半導体製造装置のコンパクト化、保守性向上のため真空ポンプに許容されるスペースは小さくなりつつあり、真空ポンプのコンパクト化及び性能向上が切望されている。この例によれば、モータ部の高効率化、コンパクト化により真空ポンプのコンパクト化が図れる。
【0042】
特に、5軸形磁気軸受装置を用いた真空ポンプの場合、モータを中心にラジアル軸受が配設されているため、必然的にロータシャフトの長さが長くなり、真空ポンプの軸方向寸法が大きくなってしまう。この例によれば、モータの軸方向寸法も小さくできるので、ポンプのコンパクト化のみならず、ロータシャフトが短くなる。これにより、ロータシャフトの固有値を高く設定でき、磁気軸受の制御安定性やそれに伴う回転安定性も充分に確保することができる。
【0043】
図4は、本発明の第2の実施の形態の磁気軸受装置を示す。この例では、ロータシャフト12のロータ側タッチベアリング26における被支持部56の外径d、ロータ側ラジアル磁気軸受22における被センサ部32の外径d、被軸受部36の外径d、反ロータ側ラジアル磁気軸受24における被軸受部44の外径d、被センサ部40の外径dの寸法が全て等しく(d=d=d=d=d=d)設定されている。そして、モータロータ16の外径dがこれらの外径よりも大きく(d>d=d=d=d=d)設定されている。
一方、ステータ18側の各部にあっては、ロータ側ラジアル磁気軸受22のラジアル変位センサ34の内径D、ラジアル電磁石38の内径D、モータステータ20の内径D、反ロータ側ラジアル磁気軸受24のラジアル電磁石46の内径D及びラジアル変位センサ42の内径Dが等しく、これらの寸法よりロータ側タッチベアリング26の内径Dが小径に、また反ロータ側タッチベアリング28の内径Dはより小径になる(D=D=D=D=D>D>D)ように設定されている。これにより、前記第1の実施の形態と同様な効果の他に更に次のような効果を得ることができる。
【0044】
ロータシャフト12の各部の外径寸法をラジアル磁気軸受部d,d,d,dのみならずロータ側タッチベアリング26における被支持部56の外径dも同一にしているため、同部の加工を同時に行うことが可能となる。一般的にロータシャフトの外径部は研磨等により加工が行われるため、この実施の形態では研磨用砥石を同径寸法部にあわせて幅広く設定でき、加工性が向上する。
【0045】
また、この実施の形態では、ロータ側タッチベアリング26の内径Dを図1に示す第1の実施の形態より小さく設定しているので、次のような効果がある。ロータ側タッチベアリング26の内径Dをロータシャフト12がステータに組み立て可能な寸法の範囲で極力小さく設定することにより、ロータ側タッチベアリング26の内輪の体積を可及的に大きくすることができる。タッチベアリングの内輪はタッチダウン時の衝撃及び回転エネルギにより発熱を生じる。ここで、内輪の体積が大きければ、内輪の熱容量を大きくすることができ、タッチダウン時のタッチベアリングの内輪の過熱を防止することができる。また、タッチベアリングの内輪の径方向寸法が大きくなることにより、内輪の剛性が高くなり、タッチダウン時の内輪軌道面の変形も小さく抑えられる。
よって、ロータシャフトがタッチベアリングにタッチダウンした際の耐久性が向上し、信頼性の高い磁気軸受装置となる。
この磁気軸受装置をターボ分子ポンプに適用した場合、図3に示すように、ロータは釣鐘状でロータシャフトにオーバーハング状態で取り付けられるのが一般的である。この場合、ロータとロータシャフトの全体の重心位置がロータ側タッチベアリングの近傍になり、ロータ側タッチベアリングは高い負荷能力を必要とするため、上述の実施の形態が非常に有効である。
【0046】
図5は、本発明の第3の実施の形態の磁気軸受装置を示す。この例では、ロータシャフト12側の各部にあっては、ロータシャフト12のロータ側タッチベアリング26における被支持部56の外径d、ロータ側ラジアル磁気軸受22における被センサ部32の外径d、被軸受部36の外径d、反ロータ側ラジアル磁気軸受24における被軸受部44の外径d、被センサ部40の外径d及び反ロータ側タッチベアリング28における被支持部58の外径dが、(d>d>d>d>d>d)の関係となるようになっている。
【0047】
一方、ステータ18側の各部にあっては、ロータ側タッチベアリング26の内径D、ロータ側ラジアル磁気軸受22のラジアル変位センサ34の内径D、ラジアル電磁石38の内径D、モータステータ20の内径D、反ロータ側ラジアル磁気軸受24のラジアル電磁石46の内径D、ラジアル変位センサ42の内径D、及び反ロータ側タッチベアリング28の内径Dが、(D=D>D>D>D>D>D)の関係となっている。
【0048】
そして、モータロータ16の外径dは、これとモータステータ20の内径Dとの間の隙間(D−d)が、ロータ側ラジアル磁気軸受22のラジアル変位センサ34の内径Dと被センサ部32の外径dとの間の隙間(D−d)、ラジアル電磁石38の内径Dと被軸受部36の外径dとの間の隙間(D−d)、反ロータ側ラジアル磁気軸受24のラジアル電磁石46の内径Dと被軸受部44の外径dとの間の隙間(D−d)、ラジアル変位センサ42の内径Dと被センサ部40の外径dとの間の隙間(D−d)よりも小さくなる(D−d<D−d,D−d,D−d,D−d)ように設定されている。
【0049】
なお、タッチベアリング26,28における各隙間(D−d,D−d)は前述と同様である。
このように構成しても前記第1の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、モータのコンパクト化を図りつつ、モータとしての効率及び性能を向上させることができる。これにより、必然的にロータシャフトの軸方向寸法が長くなる5軸形磁気軸受装置においては、ロータシャフトの軸方向寸法を小さくしてよりコンパクト化を図るとともに、磁気軸受の支持及びモータによる回転の安定を確保することができる。また、本磁気軸受装置のコンパクト化により、同装置を使った真空ポンプ等の大きさも小さくできるとともに、排気性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の磁気軸受装置の断面図である。
【図2】(a)は、図1に示す磁気軸受装置において、ロータシャフトを磁気軸受で支承している時の状態を、(b)は、ロータシャフトを磁気軸受で支承していない時の状態をそれぞれ模式的に示す断面図である。
【図3】図1に示す磁気軸受装置を備えたターボ分子ポンプの断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の磁気軸受装置の断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の磁気軸受装置の断面である。
【図6】従来の磁気軸受装置の断面図である。
【符号の説明】
10 ロータ
12 ロータシャフト
14 モータ
16 モータロータ
18 ステータ
20 モータステータ
22,24 ラジアル磁気軸受
26,28 タッチベアリング
30 アキシャル磁気軸受
32,40 被センサ部
34,42 ラジアル変位センサ
36,44 被軸受部
38,46 ラジアル電磁石
50 アキシャルディスク
52 アキシャル変位センサ
54 アキシャル電磁石
56,58 被支持部
60 回転翼
62 ねじ溝部
64 ロータ(羽根車)
66 ポンプケーシング
68 固定翼
70 ねじ溝部スペーサ
翼排気部
ねじ溝排気部

Claims (2)

  1. モータロータと一体に回転するロータシャフトを、該モータロータを挟んだ位置に配置されるロータ側ラジアル磁気軸受と反ロータ側ラジアル磁気軸受の2個のラジアル磁気軸受と1個のアキシャル磁気軸受により浮上軸支し、該ロータ側ラジアル磁気軸受及び反ロータ側ラジアル磁気軸受の外側にロータ側タッチベアリング及び反ロータ側タッチベアリングを配置した5軸形磁気軸受装置において、
    前記ロータ側ラジアル磁気軸受として能動形磁気軸受を使用し、
    前記モータロータの外径と該モータロータと対面するモータステータの内径との間の隙間を、前記能動形磁気軸受のラジアル変位センサの内径と該変位センサに対面するロータシャフトの被センサ部の外径との間の隙間、及び前記能動形磁気軸受のラジアル電磁石の内径と該電磁石に対面するロータシャフトの被軸受部の外径との間の隙間より小さく設定し
    前記能動型磁気軸受の前記ラジアル変位センサ及び前記ラジアル電磁石、並びに前記ロータ側タッチベアリングの内径を、前記ロータシャフトの前記被センサ部及び前記被軸受部、並びに前記モータロータの外径より大きく設定したことを特徴とする磁気軸受装置。
  2. 前記ロータシャフトに真空ポンプのロータを連結したことを特徴とする請求項1に記載の磁気軸受装置。
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