JPH04277315A - 複合型流体軸受装置 - Google Patents

複合型流体軸受装置

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Publication number
JPH04277315A
JPH04277315A JP3038334A JP3833491A JPH04277315A JP H04277315 A JPH04277315 A JP H04277315A JP 3038334 A JP3038334 A JP 3038334A JP 3833491 A JP3833491 A JP 3833491A JP H04277315 A JPH04277315 A JP H04277315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
bearing
thrust
bearing device
disk
Prior art date
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Pending
Application number
JP3038334A
Other languages
English (en)
Inventor
Takafumi Asada
隆文 浅田
▲よし▼田 守
Mamoru Yoshida
Osamu Endo
修 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Priority to KR1019920003635A priority patent/KR960005184B1/ko
Publication of JPH04277315A publication Critical patent/JPH04277315A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
,ディスク駆動装置、等に用いられ、スラスト軸受がピ
ボット軸受であり、ラジアル軸受に動圧型の流体軸受を
組み合わせた複合型流体軸受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオテープレコーダおよび、デ
ィスク装置等は、高性能化が図られており、その回転駆
動用主軸部は、高精度、低摩擦トルクでしかも耐磨耗性
に優れた軸受が要望されており、軸心への求心性能に優
れたラジアル流体軸受と、点接触であるために摩擦トル
クが小さいという特徴を有するピボット軸受をスラスト
軸受に組み合わせた複合型流体軸受が用いられている。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
複合型流体軸受装置の一例について説明する。図5は従
来の複合型流体軸受装置の断面図である。図5において
、11はフレームであり、軸12が中央に固定されてい
る。軸12の上部端面はおよそ球面に加工され、スラス
ト受け14と当接し、スラスト潤滑剤15が保持されて
、スラスト軸受17が構成されている。スラスト受け1
4はディスク13の端面にネジ等により固定されている
。ディスク13は中央に軸受穴13Aを有し、軸12の
外周を回転自在に設けられている。軸12の外周または
ディスクの軸受穴13Aのいずれか一方には動圧発生溝
12B,12Cが設けられ、ラジアル潤滑剤16A,1
6Bが保持されて、ラジアル動圧型流体軸受18を構成
している。19はモータロータ、20はモータステータ
である。
【0004】以上のように構成された複合型流体軸受装
置について、以下その動作について説明する。まず、モ
ータステータ20に通電されると、これによりモータロ
ータ19は、ディスク13,スラスト受け14と共に回
転する。このとき動圧発生溝12B、12Cはポンピン
グ圧力を発生し、軸12に対して、ディスク13は無接
触で回転振れを発生せず高性能に回転し、スラスト受け
14は、図中Eに示す自重等による力がかかるが、軸先
端12Aと点接触しながら小さい摩擦トルクで軽く回転
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、次の様な問題点がある。それは、スラス
ト軸受17は、磨耗防止のためには、軸12は硬い鋼材
等で構成し、また、スラスト受け14は、炭化珪素また
は窒素珪素等の高価な材料を用いなければならない。と
ころがそれでも、耐磨耗性は不充分であり、軸先端12
Aとスラスト受け14の点接触部分にはスラスト潤滑剤
15は入り込むことができず、潤滑不良によりスラスト
受け14、または軸先端12のいずれかから5ミクロン
メータ程度の磨耗が発生することは避けることが困難で
あった。一方、ラジアル軸受に玉軸受、または含油軸受
を用いた図示しない別の従来例においては、ラジアル方
向の回転精度が悪く、軸振れが20ミクロンメータ程あ
るため、この軸振れが有る効果により、スラスト受け1
4が軸先端に当接する点は1回転中に常に移動させられ
、スラスト受けには、集中荷重がかからず、スラスト軸
受17の磨耗は比較的少なかった。これに比べて第5図
の従来例はラジアル軸受に動圧型流体軸受を用いている
ので、回転性能は良い代わりに、スラスト受け14が軸
先端12Aの常に同じ点と当接してしまうためスラスト
軸受の磨耗防止は困難であった。
【0006】そこで、本発明はスラスト軸受の耐磨耗性
に優れ、かつ、低摩擦トルクで回転性能の良好な、複合
型流体軸受装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の複合型流体軸受装置は、ラジアル軸受に動
圧型流体軸受を用い、スラスト軸受に軸先端の接触点が
軸中心から15から100ミクロンメータ偏心した軸と
これに当接するスラスト受けにより構成したものである
【0008】
【作用】本発明は、上記した構成により、ラジアル軸受
の回転性能を高精度に保ちつつ、スラストピボット軸受
の充分な耐磨耗性を有する複合型流体軸受装置を得るこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例の複合型流体軸受装置
について、図1から図4を参照しながら説明する。図1
は本発明実施例の複合型流体軸受の断面図である。
【0010】図1において、1はフレームであり、軸2
が中央に固定されている。軸2の上部端面はおよそ球面
に加工され、または、少なくとも一部は、ほぼ球面を有
し、第2図に示すようにその球面の中心は、軸2の軸心
に対して15ミクロンメータから100ミクロンメータ
偏心させてある。この偏心させられた球面の中心は、ス
ラスト受け4と当接し、スラスト潤滑剤5が保持されて
、スラスト軸受7が構成されている。スラスト受け4は
ディスク3の端面にネジ等により固定され、ディスク3
は中央に軸受穴3Aを有し、軸2に対して回転自在に設
けられている。3Cは通気穴である。軸2の外周または
ディスクの軸受穴3Aのいずれか一方には動圧発生溝2
B,2Cが設けられ、液体または気体等のラジアル潤滑
剤6A,6Bが保持されて、ラジアル動圧型流体軸受8
を構成している。9はモータロータ、10はモータステ
ータである。
【0011】以上のように構成された複合型流体軸受装
置について、以下その動作について説明する。まず、モ
ータステータ10に通電されると、これによりモータロ
ータ9は、ディスク3、スラスト受け4と共に回転する
。このとき動圧発生溝2B,2Cはポンピング圧力を発
生し、軸2に対して、ディスク3は無接触で回転振れを
発生せず高性能に回転し、スラスト受け4は、図中Fに
示すように、自重または、自重とモータロータ9の吸引
力を加えた力がかかるが、軸先端2Aと点接触しながら
小さい摩擦トルクで軽く回転する。
【0012】軸先端2Aは、第2図のaに示す距離だけ
偏心させられているが、この偏心により第3図のcに示
すようにスラスト受け4と軸先端2Aとの接触点は、1
回転の間に常に移動するので、スラスト受けに集中荷重
がかからない。また接触点が移動するときに、第4図の
図中矢印dに示すように、スラスト潤滑剤が接触点に巻
き込まれ、良好な潤滑がおこなわれるので耐磨耗性が非
常に向上する。
【0013】本発明において、ラジアル軸受は動圧型流
体軸受でなく、含油軸受を用いても、スラスト軸受の耐
磨耗性を向上させるという効果は、得ることができる。 尚、第2図のaに示す偏心量は、10ミクロンメータで
は効果がなく、また、100ミクロンメータを越えると
、接触点における周速が早くなって磨耗が増加する。
【0014】また、本発明において、シャフトは硬いマ
ルテンサイト系の焼き入れの行われたステンレス鋼であ
り、スラスト軸受はチタンカーバイトを主成分とするサ
ーメット(複合金属)または部分安定化ジルコニヤ(P
SZ)であり、その表面粗さは0.2ミクロン以下に精
度良く仕上げられている。そしてスラスト潤滑剤5とし
てエステル油,アルファ・オレフィン油または、フッソ
系潤滑剤等を用いている。
【0015】また、本発明によればスラスト軸受の耐磨
耗性としては、アルミナ〈炭化珪素=窒素珪素=サファ
イヤ〈PSZ=チタンカーバイトサーメットの順序であ
りPSZまたはチタンカーバイトサーメットを用いるこ
とにより更に寿命を保障することが可能になる。また、
図1のFに示すように、スラスト方向に、回転体の自重
に加えて、モータロータ9のマグネットの吸引力をスラ
スト受け4にかけることにより、回転体の浮き上がりや
振動が防止され、安定した回転性能が得られる。
【0016】以上のように本実施例によれば、ラジアル
軸受を動圧型流体軸受とし、軸先端とスラスト受けとの
接触点を軸心から15ないし100ミクロンメータずら
せたピボット軸受を構成することにより接触点での潤滑
を良好にし、高い回転精度を有し、かつ耐磨耗性に優れ
た複合型流体軸受装置を得ることができる。
【0017】なお、動圧発生溝2B,2Cは、軸の外周
でなく、軸受穴の内周にあっても同じである。
【0018】なお、ディスクとスラスト受けが回転せず
、軸が回転しても同じことである。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ラジアル
軸受を動圧型流体軸受とし、軸先端とスラスト受けとの
接触点を軸心から15ないし100ミクロンメータずら
せたピボット軸受とすることにより接触点での潤滑を良
好にし、高い回転精度と、耐磨耗性に優れた複合型流体
軸受装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明流体軸受装置の一実施例の断面図
【図2
】図1の詳細断面図
【図3】図2のbb方向断面図
【図4】軸先端の解説図
【図5】従来の複合型流体軸受装置の断面図
【符号の説明】
2      軸 2A    軸先端 2B,2C  動圧発生溝 3      ディスク 3A    軸受穴 4      スラスト受け 5      スラスト潤滑剤 6A,6B  ラジアル潤滑剤 7          スラスト軸受 8          ラジアル軸受 9          モータロータ 10        モータステータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  軸と前記軸に対して回転自在に設けら
    れたディスクと、前記ディスクと一体的に固定され、前
    記軸の一端に当接するスラスト受けを有し、前記軸の一
    端は、ほぼ球面であり、液体または半固体の潤滑剤が塗
    布され、前記球面の中心は、軸の中心に対して15から
    100ミクロンメータ偏心している複合型流体軸受装置
  2. 【請求項2】  軸外周または、ディスクの中心部に有
    する軸受穴のいずれか一方に動圧発生溝を有する請求項
    1記載の複合型流体軸受装置。
  3. 【請求項3】  スラスト受けは、チタンカーバイトを
    含むサーメットまたは、部分安定化ジルコニヤからなる
    請求項1記載の複合型流体軸受装置。
  4. 【請求項4】  ディスクに一体的に固定されたモータ
    ロータのマグネットの吸引力によりスラスト受けを、軸
    の一端に押しつけた請求項1記載の複合型流体軸受装置
JP3038334A 1991-03-05 1991-03-05 複合型流体軸受装置 Pending JPH04277315A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3038334A JPH04277315A (ja) 1991-03-05 1991-03-05 複合型流体軸受装置
KR1019920003635A KR960005184B1 (ko) 1991-03-05 1992-03-05 복합형의 유체베어링 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3038334A JPH04277315A (ja) 1991-03-05 1991-03-05 複合型流体軸受装置

Publications (1)

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JPH04277315A true JPH04277315A (ja) 1992-10-02

Family

ID=12522385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3038334A Pending JPH04277315A (ja) 1991-03-05 1991-03-05 複合型流体軸受装置

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JP (1) JPH04277315A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002159811A (ja) * 2000-11-24 2002-06-04 Ngk Insulators Ltd ハニカムフィルター及びその製造方法
DE10346475B3 (de) * 2003-10-02 2005-03-10 Eurocopter Deutschland Lageranordnung für ein hochgradig fliehkraftbelastetes Bauteil, Rotorblatt sowie Drehflügelflugzeug mit einer derartigen Lageranordnung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002159811A (ja) * 2000-11-24 2002-06-04 Ngk Insulators Ltd ハニカムフィルター及びその製造方法
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