JPH0737233A - 回転ドラム装置 - Google Patents

回転ドラム装置

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Publication number
JPH0737233A
JPH0737233A JP19884193A JP19884193A JPH0737233A JP H0737233 A JPH0737233 A JP H0737233A JP 19884193 A JP19884193 A JP 19884193A JP 19884193 A JP19884193 A JP 19884193A JP H0737233 A JPH0737233 A JP H0737233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary
pressure
sleeve
rotary drum
bearing plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP19884193A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Nagatsuka
修 長塚
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP19884193A priority Critical patent/JPH0737233A/ja
Publication of JPH0737233A publication Critical patent/JPH0737233A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ドラムの回転を高精度で、信頼性の高い
構成にした装置である。 【構成】 1は下ドラム、1aは下ドラムを中心軸2に
固定する固定ネジ、2は下ドラム1に固定された中心
軸、3は下ドラム1に固定されたロータリートランス、
4は中心軸2に回転可能に遊嵌したスリーブ、2aは中
心軸2もしくはスリーブ4のいずれか一方に形成され該
中心軸2と該スリーブ4の遊嵌間隙に動作流体Lが満た
されている圧力発生パターン、5はロータリートランス
3に対向してスリーブ4に固定されたロータリートラン
ス、6はスリーブ4に固定された上ドラム、7は上ドラ
ム6に固定されたロータマグネット、8はスリーブ4に
固定されたスラスト軸受板、9は中心軸2に固定された
オイルカバー、9aはオイルカバー9を中心軸2に固定
する固定ネジ、10はローターマグネット7に対向した
位置にあり、オイルカバー9に固定されたモーターコイ
ルである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR用回転ドラム装
置、特に動圧型流体軸受を用いたVTR用の回転ドラム
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、動圧型流体軸受を用いたVTR用
回転ドラムにおいては、回転中心軸あるいは嵌合するス
リーブに圧力発生用のヘリングボーングループが形成さ
れており、高精度かつ静かであるという点で放送局用な
ど業務用のVTRに用いられていた。近年、民生用のV
TRにおいても高密度記録のためにドラムの高回転化が
図られ、騒音等の問題から動圧型流体軸受が採用されて
きている。また、動圧型流体軸受は定常状態では全く接
触がないが、起動・停止時には必ず接触しており、摩耗
の影響が信頼性を確保する上で重要となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、起動・停止時の軸受の接触により摩耗が進行
し、回転精度の悪化を招く。また。グループの形成に
は、エッチングあるいは塑性加工が用いられており、耐
摩耗性向上のためSIC等の硬質保護膜を被覆すること
で摩耗を抑えることは提案されているが、耐摩耗性が不
十分なために実用化されてなく、さらに、工程が複雑に
なるために、製造コストが高価となるという問題があ
る。
【0004】本発明はかかる従来の課題を解決するため
になされたもので、回転ドラムの回転を高精度で、信頼
性の高い構成にした装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の回転ドラム装置は請求項1において、動
圧型流体軸受を具備した回転ドラムにおいて、圧力発生
用のグループを硬質保護膜により形成したものであり、
また、請求項2において、硬質保護膜はダイアモンド状
薄膜で構成するものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、動圧型流体軸受の圧力発生用
グループをダイアモンド状薄膜の硬質保護膜で形成する
ことにより前記問題点を解決し、信頼性を向上してい
る。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例である動圧型流体軸
受を用いたVTR用回転ドラムの概略断面図であり、図
2は図1の中心軸の拡大図であり、図3はスラスト軸受
板の詳細図である。
【0008】図1において、1は下ドラム、1aは下ド
ラムを中心軸2に固定する固定ネジ、2は下ドラム1に
固定された中心軸、3は下ドラム1に固定されたロータ
リートランス、4は中心軸2に回転可能に遊嵌したスリ
ーブ、2aは中心軸2もしくはスリーブ4のいずれか一
方に形成され(図では中心軸に形成されている)該中心
軸2と該スリーブ4の遊嵌間隙に動作流体Lが満たされ
ているヘリングボーン状の圧力発生グループの一部であ
る圧力発生パターン、5はロータリートランス3に対向
してスリーブ4に固定されたロータリートランス、6は
スリーブ4に固定された上ドラム、7は上ドラム6に固
定されたロータマグネット、8はスリーブ4に固定され
たスラスト軸受板、9は中心軸2に固定されたオイルカ
バー、9aはオイルカバー9を中心軸2に固定する固定
ネジ、なお、スラスト軸受板8とオイルカバー9の対向
する面のいずれか一方(本発明ではスラスト軸受板)に
螺旋状の溝が形成されており、該スラスト軸受板8と該
オイルカバー9の間隙には前記の中心軸2とスリーブ4
の間隙を満たしたと同様の動作流体Lが満たされてい
る。10はローターマグネット7に対向した位置にあ
り、オイルカバー9に固定されたモーターコイルであ
る。また、図3において、8aはスラスト軸受板8上に
形成された圧力発生グループの一部である圧力発生パタ
ーンである。なお、各図中、同一符号は同一または相当
部分を示す。
【0009】次にこの発明の一実施例のVTR用回転ド
ラム装置の動作を図1を用いて説明する。モーターコイ
ル10に電流を流すことにより、ローターマグネット7
は回転方向の力が生じ、前記のように夫々が固定されて
いるローターマグネット7、スリーブ4、ロータリート
ランス5、上ドラム6、スラスト軸受板8(これら夫々
が固定されている部分を一括して以下回転体Mという)
が回転を始める。この回転体Mは、中心軸2あるいはス
リーブ4に形成されている圧力発生パターン2aによっ
て圧力が発生し、その圧力により回転体Mのラジアル方
向の規制(ラジアル軸受)となる。また、スラスト軸受
板8とオイルカバー9のいずれか一方に形成された螺旋
状の溝(図3−8a)によってスラスト方向の力が働き
回転体Mに働く重力、モーターの吸引力の3つによっ
て、回転体Mは固定側から動作流体を介して浮上して回
転する。しかしながら、周知のように動圧型流体軸受で
は、起動・停止時には固定側と接触することにより、接
触部の摩耗が経時により進行する。本発明では、中心軸
に形成された圧力発生パターン2a及びスラスト軸受板
8に形成された圧力発生パターン8aをダイアモンド状
薄膜により形成させている。ダイアモンド状薄膜は一般
にビッカース硬度で2000kgf/mm2以上、鋼球
との動摩擦係数が0.1以下の値を示す。また、ダイア
モンド状薄膜は、炭素が主成分であるため、金属と凝着
しにくい特徴を持っており優れた耐摩耗性を示す。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は圧力発生
パターンをダイアモンド状薄膜で形成することにより、
動圧型流体軸受を用いた回転ドラムの回転を高精度で信
頼性の高いものに維持する効果がある。また、従来のよ
うにグループをエッチングや塑性加工で形成することな
く、一度にグループを形成し、保護膜としての硬さが得
られることからコストダウンも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である動圧型流体軸受を用いた
VTR用回転ドラムの概略側断面図である。
【図2】図1の中心軸2の拡大図である。
【図3】図1のスラスト軸受板のA視詳細図である。
【符号の説明】
1 下ドラム 2 中心軸 2a 圧力発生パターン 3,5 ロータリートランス 4 スリーブ 6 上ドラム 7 ローターマグネット 8 スラスト軸受板 8a 圧力発生パターン 9 オイルカバー 10 モータコイル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動圧型流体軸受を具備した回転ドラムに
    おいて、圧力発生用のグループを硬質保護膜により形成
    したことを特徴とする回転ドラム装置。
  2. 【請求項2】 硬質保護膜がダイアモンド状薄膜である
    ことを特徴とする請求項1記載の回転ドラム装置。
JP19884193A 1993-07-19 1993-07-19 回転ドラム装置 Pending JPH0737233A (ja)

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JP19884193A JPH0737233A (ja) 1993-07-19 1993-07-19 回転ドラム装置

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JP19884193A JPH0737233A (ja) 1993-07-19 1993-07-19 回転ドラム装置

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JPH0737233A true JPH0737233A (ja) 1995-02-07

Family

ID=16397813

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19884193A Pending JPH0737233A (ja) 1993-07-19 1993-07-19 回転ドラム装置

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JP (1) JPH0737233A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0720155A1 (en) * 1994-12-27 1996-07-03 Daewoo Electronics Co., Ltd Head drum assembly incorporating therein parts coated with diamond-like carbon
US6722785B1 (en) 1999-06-25 2004-04-20 Tdk Corporation Fluid dynamic bearing

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0720155A1 (en) * 1994-12-27 1996-07-03 Daewoo Electronics Co., Ltd Head drum assembly incorporating therein parts coated with diamond-like carbon
US5734530A (en) * 1994-12-27 1998-03-31 Daewoo Electronics Co., Ltd. Head drum assembly incorporating therein parts coated with diamond-like carbon
US6722785B1 (en) 1999-06-25 2004-04-20 Tdk Corporation Fluid dynamic bearing

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