JPH04277316A - 流体軸受式回転ヘッドシリンダ - Google Patents

流体軸受式回転ヘッドシリンダ

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JPH04277316A
JPH04277316A JP3833591A JP3833591A JPH04277316A JP H04277316 A JPH04277316 A JP H04277316A JP 3833591 A JP3833591 A JP 3833591A JP 3833591 A JP3833591 A JP 3833591A JP H04277316 A JPH04277316 A JP H04277316A
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JP
Japan
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shaft
bearing
thrust
cylinder
rotary head
Prior art date
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Pending
Application number
JP3833591A
Other languages
English (en)
Inventor
Takafumi Asada
隆文 浅田
Hiromichi Inomata
猪又 拓道
Osamu Endo
修 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3833591A priority Critical patent/JPH04277316A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
,ディジタル・オーディオテープレコーダ、等に用いら
れ、スラスト軸受がピボット軸受であり、ラジアル軸受
に動圧型の流体軸受を組み合わせて用いた流体軸受式回
転ヘッドシリンダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオテープレコーダ等は、高性
能化が図られており、その回転駆動用主軸部は、高精度
、低摩擦トルクでしかも耐摩耗性に優れた軸受が要望さ
れている。その要望に応えるため、軸心への求心性能に
優れたラジアル流体軸受と、点接触であるため摩擦トル
クが小さいという特徴を有するピボット軸受をスラスト
軸受に組み合わせて用いた流体軸受式回転ヘッドシリン
ダが用いられようとしている。
【0003】以下図面を参照しながら、上述した従来の
流体軸受式回転ヘッドシリンダの一例について説明する
。図5は従来の回転ヘッドシリンダの断面図である。 図5において、11は下部シリンダであり、軸12が中
央に固定されている。軸12の上部端面はおよそ球面に
加工され、または、少なくとも一部にはほぼ球面の部分
を有し、この球面部分は、スラスト受け14に当接し、
スラスト潤滑剤15が保持されて、スラスト軸受17が
構成されている。スラスト受け14は上部シリンダ13
の端面に一体的に固定され、上部シリンダ13は中央に
軸受穴13Aを有し、軸12の外周を回転自在に設けら
れている。軸12の外周または上部シリンダの軸受穴1
3Aのいずれか一方には動圧発生溝12B,12Cが設
けられ、ラジアル潤滑剤16A,16Bが保持されて、
ラジアル動圧型流体軸受18を構成している。13B,
13Cは上部シリンダに固定され、図示しない磁気テー
プ等から信号の記録再生を行うための磁気ヘッドである
。19はモータロータ、20はモータステータである。
【0004】以上のように構成された流体軸受式回転ヘ
ッドシリンダについて、以下その動作について説明する
。まず、モータステータ20に通電されると、これによ
りモータロータ19は、上部シリンダ13、磁気ヘッド
13B,13Cスラスト受け14と共に回転する。この
とき動圧発生溝12B,12Cはポンピング圧力を発生
し、軸12に対して、上部シリンダ13は無接触で回転
振れを発生せず高性能に回転し、スラスト受け14は、
図中Eに示す自重等による力がかかるが、軸先端12A
と点接触しながら小さい摩擦トルクで軽く回転する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、次の様な問題点がある。それは、スラス
ト軸受17は、摩耗防止のためには、軸12は硬い鋼材
等で構成し、また、スラスト受け14は、炭化珪素また
は窒化珪素等の高価な材料を用いなければならない。と
ころがそれでも、耐摩耗性は不充分であり、軸先端12
Aとスラスト受け14の点接触部分にはスラスト潤滑材
15は入り込むことができず、潤滑不良によりスラスト
受け14、または軸先端12のいずれかから5ミクロン
メータ程度の摩耗が発生することは避けることが困難で
あった。ところが回転ヘッドシリンダとしてはこの摩耗
が発生すると図示しない磁気テープと磁気ヘッド13B
,13Cとの相対高さずれになり、性能を著しく低下さ
せるので初期摩耗も含めて約ミクロンメータ以下におさ
えなければならない。一方、ラジアル軸受に玉軸受、ま
たは含油軸受を用いた図示しない別の従来例においては
、ラジアル方向の回転精度が悪く、軸振れが10ミクロ
ンメータ程あるため、磁気ヘッドによる記録再生が安定
して行えないという問題点がある反面、この軸振れが有
る効果により、スラスト受け14が軸先端に当接する点
は1回転中に常に移動させられ、スラスト受けには、集
中荷重がかからず、スラスト軸受17の摩耗は比較的少
なかった。これに比べて図5の従来例はラジアル軸受に
動圧型流体軸受を用いているので、回転性能は良い代わ
りに、スラスト受け14が軸先端12Aの常に同じ点と
当接してしまうためスラスト軸受の摩耗防止は困難であ
った。
【0006】そこで、本発明はスラスト軸受の耐摩耗性
に優れ、かつ、低摩擦トルクで回転性能の良好な軸受を
有する、流体軸受式回転ヘッドシリンダを提供するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の回転ヘッドシリンダは、ラジアル軸受に動
圧型流体軸受を用い、スラスト軸受は、軸の一端の先端
をほぼ球面状とし、または少なくとも一部に球面部分を
有し、軸に直角な平面より2/1000〜12/100
0だけ傾けたスラスト受けを軸の先端に当接したピボッ
ト軸受により構成したものである。
【0008】
【作用】本発明は、上記した構成により、ラジアル軸受
の回転性能を高精度に保ちつつ、スラストピボット軸受
の充分な耐摩耗性を有する流体軸受式回転ヘッドシリン
ダを得ることができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例の回転ヘッドシリンダ
について、図1から図4を参照しながら説明する。図1
は本発明実施例の回転ヘッドシリンダの断面図である。 図1において、1は下部シリンダであり、軸2が中央に
固定されている。軸2の上部端面はおよそ球面に加工さ
れ、または、少なくとも一部にはほぼ球面を有し、この
球面の中心近傍は、スラスト受け4と当接し、スラスト
潤滑剤5が保持されて、スラスト軸受7が構成されてい
る。スラスト受け4は上部シリンダ3の端面にネジ等に
より固定されている。上部シリンダ3は、中央に軸受穴
3Aを有し、軸2に対して回転自在に設けられている。 3Cは通気穴である。軸2の外周または上部シリンダの
軸受穴3Aのいずれか一方には動圧発生溝2B,2Cが
設けられ、液体または気体等のラジアル潤滑剤6A,6
Bが保持されて、ラジアル動圧型流体軸受8を構成して
いる。9はモータロータ、10は、モータステータであ
る。図2においてスラスト受け4は図中aに示すように
スペーサ3B等をはさみ込むことにより、軸2に対して
傾きを持たせて固定されている。この傾きは、軸2の軸
心に直角な平面に対して2/1000〜12/1000
の角度を持っている。この傾きは第4図中の角度Gに相
当する。
【0010】以上のように構成された流体軸受式回転ヘ
ッドシリンダについて、以下その動作について説明する
。まず、モータステータ10に通電されると、これによ
りモータロータ9は、上部シリンダ3、スラスト受け4
と共に回転する。このとき動圧発生溝2B,2Cはポン
ピング圧力を発生し、軸2に対して、上部シリンダ3は
無接触で回転振れを発生せず高性能に回転し、スラスト
受け4は、図中Fに示すように、自重または、自重とモ
ータロータ9の吸引力を加えた力がかかるが、軸先端2
Aと点接触しながら小さい摩擦トルクでり軽く回転する
【0011】スラスト受け4は、図2のaに示す高さだ
け傾いて取り付けられているが、この傾きにより図3の
cに示すようにスラスト受け4と軸先端2Aとの接触点
は、1回転の間に常に移動するので、軸先端2Aに集中
荷重がかからない。また接触点が移動するときに、図4
の図中矢印dに示すように、スラスト潤滑剤が接触点に
巻き込まれ、良好な潤滑がおこなわれるので耐摩耗性が
非常に向上する。このようにして、図示しない磁気テー
プと磁気ヘッド3D,3Eとの間において高精度な位置
決めが行われ、良好な信号の記録再生が行われる。
【0012】また、本発明において、ラジアル軸受は動
圧型流体軸受でなく、含油軸受を用いても、スラスト軸
受の耐摩耗性を向上させるという効果は、得ることがで
きる。
【0013】また、第2図のaに示す傾き量は、角度に
して2/1000以下では効果がなく、また、12/1
000を越えると、接触点における周速が早くなって摩
耗が増加する。
【0014】また、本発明において、シャフトは硬いマ
ルテンサイト系の焼き入れの行なわれたステンレス鋼で
あり、スラスト軸受けはチタンカーバイトを主成分とす
るサーメット(複合金属)または部分安定化ジルコニア
(PSZ)であり、その表面粗さは0.2ミクロン以下
に精度良く仕上げられている。そしてスラスト潤滑剤5
としてエステル油、アルファ・オレフィン油または、フ
ッソ系潤滑剤等を用いている。
【0015】また、本発明によればスラスト軸受の耐摩
耗性としては、アルミナ<炭化珪素=窒化珪素=サファ
イヤ<PSZ=チタンカーバイトサーメットの順序であ
りPSZまたはチタンカーバイトサーメットを用いるこ
とにより更に寿命を保証することが可能になる。
【0016】また図1のFに示すように、スラスト方向
に、回転体の自重に加えて、モータロータ9のマグネッ
トの吸引力をスラスト受け4にかけることにより、回転
体の浮き上がりや振動が防止され、安定した回転性能が
得られる。
【0017】以上のように本実施例によれば、ピボット
軸受の接触点での潤滑を良好にし、高い回転精度を有し
、かつ耐摩耗性に優れた流体軸受式回転ヘッドシリンダ
を得ることができる。
【0018】尚、動圧発生溝2B,2Cは、軸の外周で
なく、軸受穴の内周にあっても同じである。
【0019】尚、上部シリンダとスラスト受けが回転せ
ず、軸が回転しても同じことである。
【0020】尚、スペーサ3Aは、上部シリンダ3と一
体的に設けられた段部であっても同じである。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ラジアル
軸受を動圧型流体軸受とし、スラスト軸受をおよそ球面
形状を有する軸先端にスラスト受けを当接し、スラスト
受けを軸心に直角な面に対し2/1000〜12/10
00だけ傾けることにより接触点での潤滑を良好にし、
高い回転精度と、耐摩耗性に優れた軸受を有する流体軸
受式回転ヘッドシリンダを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明流体軸受式回転ヘッドシリンダの一実施
例の断面図
【図2】図1の詳細断面図
【図3】図2のbb方向断面図
【図4】軸先端の解説図
【図5】従来の流体軸受式回転ヘッドシリンダの断面図
【符号の説明】
1    下部シリンダ 2    軸 2A    軸先端 2B,2C    動圧発生溝 3    上部シリンダ 3A    軸受穴 3B    スペーサ 3D,3E    磁気ヘッド 4    スラスト受け 5    スラスト潤滑剤 6A,6B    ラジアル潤滑剤 7    スラスト軸受 8    ラジアル軸受 9    モータロータ 10    モータステータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  軸と前記軸に対して回転自在に設けら
    れた上部シリンダと、前記上部シリンダと一体的に固定
    され、前記軸の一端に当接するスラスト受けを有し、前
    記軸の一端は、ほぼ球面であり、液体または半固体の潤
    滑剤が塗布され、前記スラスト受けは前記軸中心に対す
    る直角な平面に対して2/1000〜12/1000だ
    け角度をもたせて固定され、磁気ヘッドを前記上部シリ
    ンダに有し、前記上部シリンダを回転駆動するモータを
    有する流体軸受式回転ヘッドシリンダ。
  2. 【請求項2】  軸外周または、上部シリンダの中心部
    に有する軸受穴のいずれか一方に動圧発生溝を有する請
    求項1記載の流体軸受式回転ヘッドシリンダ。
  3. 【請求項3】  スラスト受けは、チタンカーバイトを
    含むサーメットまたは、部分安定化ジルコニヤからなる
    請求項1記載の流体軸受式回転ヘッドシリンダ。
  4. 【請求項4】  上部シリンダに一体的に固定されたモ
    ータロータのマグネットの吸引力によりスラスト受けを
    、軸の一端に押しつけた請求項1記載の流体軸受式回転
    ヘッドシリンダ。
JP3833591A 1991-03-05 1991-03-05 流体軸受式回転ヘッドシリンダ Pending JPH04277316A (ja)

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JP3833591A JPH04277316A (ja) 1991-03-05 1991-03-05 流体軸受式回転ヘッドシリンダ

Applications Claiming Priority (1)

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JP3833591A JPH04277316A (ja) 1991-03-05 1991-03-05 流体軸受式回転ヘッドシリンダ

Publications (1)

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JPH04277316A true JPH04277316A (ja) 1992-10-02

Family

ID=12522414

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JP3833591A Pending JPH04277316A (ja) 1991-03-05 1991-03-05 流体軸受式回転ヘッドシリンダ

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JP (1) JPH04277316A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0696100A3 (en) * 1994-08-03 1996-12-18 Minebea Co Ltd Bearing device for rotating electrical machine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0696100A3 (en) * 1994-08-03 1996-12-18 Minebea Co Ltd Bearing device for rotating electrical machine

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