JP2002098155A - 情報機器用小型モータの転がり軸受 - Google Patents

情報機器用小型モータの転がり軸受

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JP2002098155A
JP2002098155A JP2000286286A JP2000286286A JP2002098155A JP 2002098155 A JP2002098155 A JP 2002098155A JP 2000286286 A JP2000286286 A JP 2000286286A JP 2000286286 A JP2000286286 A JP 2000286286A JP 2002098155 A JP2002098155 A JP 2002098155A
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JP
Japan
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groove
radius ratio
bearing
groove radius
rolling bearing
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000286286A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiko Nishimura
信彦 西村
Mamoru Aoki
護 青木
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/04Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
    • F16C19/06Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/58Raceways; Race rings
    • F16C33/583Details of specific parts of races
    • F16C33/585Details of specific parts of races of raceways, e.g. ribs to guide the rollers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高速回転による音響寿命を長期に亘って所望以
上に保持可能な情報機器用小型モータの転がり軸受を提
供する。 【解決手段】情報機器用小型モータの回転部材を支持す
る転がり軸受1である。上記回転部材は高速で回転す
る。内輪2の軌道溝の溝半径比率を、52%以上且つ5
4%以下に設定する。外輪3の軌道溝の溝半径比率を、
54%以上且つ56%以下に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報機器用の小型
モータに使用される軸受に係り、特にHDDスピンドル
モータなど高速回転が要求される小型モータに好適な情
報機器用小型モータの転がり軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】情報機器用軸受、例えば高速回転するH
DDスピンドルモータ用軸受の性能として、初期音響性
能、低トルク、長期音響耐久性能が要求される。特に近
年において、サーバなど大容量のHDDに使用されるモ
ータは、15000(min-1)〜20000(min
-1)という高速回転で使用されるようになり、それに伴
い、軸受自身の回転による発熱も大きくなって、軸受内
部の潤滑状態は、長期使用時における音響寿命上非常に
不利な状態となっている。
【0003】ここで、従来、軸受使用時の予圧荷重によ
る面圧を考慮し、従来の情報機器用軸受における内外輪
の軌道溝の溝半径比率は、JIS1519にも記載され
ている深溝玉軸受での最大値が適用されて、一般には、
内輪の軌道溝の溝半径比率を52%に外輪の軌道溝の溝
半径比率を53%に設定している。ここで、溝半径比率
とは、玉直径に対する軌道面の溝半径の比(溝半径/玉
直径)である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の軸受では、使用回転数が高速になるほど、軸受自身
の発熱が軸受内の潤滑状態を悪化することで内外輪軌道
面の摩耗を促進し、長期に亘る使用で音響寿命に問題が
生じる可能性がある。本発明は、上記のような点に着目
してもので、高速回転による音響寿命を長期に亘って所
望以上に保持可能な情報機器用小型モータの転がり軸受
を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、情報機器用小型モータの回転部材を支持
する転がり軸受において、内輪の軌道溝の溝半径比率
を、52%以上且つ54%以下とし、外輪の軌道溝の溝
半径比率を、54%以上且つ56%以下としたことを特
徴とするものである。
【0006】本発明は、高速回転による音響寿命を考慮
して、摩耗度合いの目安となるPV値の点から、溝半径
の曲率を見直したものである。そして、本発明によれ
ば、軸受軌道面のPV値を低減することができ、軌道面
の摩耗を抑えて長期耐久性能を満足する軸受を提供する
ことができる。上記各溝半径比率は、後述のように、内
輪の軌道溝の溝半径比率を52%以上且つ外輪の軌道溝
の溝半径比率を54%以上とすることで、PV値を、従
来仕様の軸受のPVの2/3以下に抑えることができる
(図3及び図5参照)。このことから、下限値として、
内輪の軌道溝の溝半径比率を52%以上且つ外輪の軌道
溝の溝半径比率を54%以上としている。
【0007】また、溝半径比率が高いほど面圧が高くな
る。この観点から最大面圧を1300MPa以下に抑え
るために、後述のように、内輪の軌道溝の溝半径比率を
54%以下且つ外輪の軌道溝の溝半径比率を56%以下
としている(図4及び図6参照)。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
説明する。本実施形態の軸受は、HDDスピンドルモー
タ用軸受であって、図1に示すように、内外輪2,3の
軌道面2a、3a間に複数の玉4が介挿されて構成され
る。符号5は保持器を表している。
【0009】内輪2の軌道面2aに設けられる軌道溝の
溝半径は、玉直径の52〜54%の大きさ例えば53%
に設定される。また、外輪3の軌道面3aに設けられる
軌道溝の溝半径は、玉直径の54〜56%の大きさ例え
ば56%に設定される。なお、ラジアル内部すきまは、
幾何で0.008〜0.13mmの範囲に設定する。
【0010】上記構成の軸受1をHDDスピンドルモー
タ用軸受として使用することで、軌道面2a、3aの摩
耗を抑えて長期耐久性能を満足する軸受を提供すること
ができる。
【0011】
【実施例】(実施例1)内径4mm、外形10mm、幅4mm
の軸受1について、本発明に基づき内輪2の溝半径比率
が53%であり外輪3の溝半径比率が56%の本実施例
の軸受1と、従来例の仕様に基づき内輪の溝半径比率が
52%であり外輪の溝半径比率が53%の比較例の軸受
とについて、下記試験条件にて耐久試験を行った。
【0012】その耐久試験での軸受1のアキシアル振動
加速度(G値)を図2に示す。 [試験条件] 予圧:7.84N 回転方式:外輪3回転 回転速度:20000(min-1) 温度: 70℃ 時間:1000時間まで [軸受1仕様] 潤滑油:グリース((株)協同油脂のマルテンプSRL
を使用) 潤滑油の封入量:軸受空間容積の9〜12容積% 図2から分かるように、本発明を採用することで、従来
仕様の軸受と比較して本発明の軸受1は、長時間使用し
ても軸受のアキシアル振動加速度(G値)の上昇量が低
いことが分かる。すなわち、本発明が、音響耐久性の向
上に有効なことが分かる。
【0013】(実施例2)次に、内輪2及び外輪3の各
軌道面2a、3aに形成する両軌道溝の溝半径比率の組
合せを種々に変更し、各組合せで、PV値をどの程度低
減することができるかシミュレート計算して、内輪軌道
面2a及び外輪軌道面3aの各軌道面でのPV値及び最
大面圧を算出した。
【0014】計算条件は、次の通りである。 予圧:7.84N 回転方式:外輪3回転 回転速度:20000(min-1) 温度: 70℃ ラジアル内部すきま:0.0165mm 外輪3における、各溝半径比率における最大PV値及び
最大面圧は、それぞれ図3及び図4に示す結果となっ
た。
【0015】また、内輪2における、各溝半径比率にお
ける最大PV値及び最大面圧は、それぞれ図5及び図6
に示す結果となった。図3及び図5から分かるように、
内外輪2,3とも、各溝半径比率が高くなるほど、PV
値は減少する一方、図4及び図6に示すように、溝半径
比率が高くなるほど最大面圧は大きくなる。
【0016】すなわち、図3及び図5から分かるよう
に、内輪2の溝半径比率を0.52以上且つ外輪3の溝
半径比率を0.53以上に設定することで、PV値を、
従来仕様の軸受1におけるPV値のほぼ2/3以下とす
ることができる。図中、符号Aは、従来仕様の値を示
す。一方、単純にPV値を低減するならば、内外輪2,
3ともに溝半径比率は高ければ高い程良い。しかし、P
V値が高いほど面圧が大きくなり、面圧が高すぎると、
軸受1をモータに組み付ける際に組立疵や圧痕が発生す
るおそれがあるため、内外輪2,3の最大面圧は、13
00MPa以下に抑えたい。
【0017】この観点からみると、内輪2の溝半径比率
を0.54以下且つ外輪3の溝半径比率を0.56以下
に設定することで、最大面圧を1300MPa以下に抑
えることができる。好ましくは、最大面圧は1200M
Pa以下が望ましい。この点から考慮すると内輪2の溝
半径比率を0.53以下且つ外輪3の溝半径比率を0.
56以下に設定することが好ましい。
【0018】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明を採用
すれば、高速回転する小型モータに使用される軸受の長
期耐久性能を向上させることができるため、高速回転す
る情報機器用軸受に好適な転がり軸受を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく実施形態に係る軸受を説明する
ための断面図である。
【図2】経時的なアキシアル振動加速度の変化(上昇)
を示す図である。
【図3】溝半径比率と外輪最大PV値との関係を示す図
である。
【図4】溝半径比率と外輪最大面圧との関係を示す図で
ある。
【図5】溝半径比率と内輪最大PV値との関係を示す図
である。
【図6】溝半径比率と内輪最大面圧との関係を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 軸受 2 内輪 2a 軌道面 3 外輪 3a 軌道面 4 玉 5 保持器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報機器用小型モータの回転部材を支持
    する転がり軸受において、内輪の軌道溝の溝半径比率
    を、52%以上且つ54%以下とし、外輪の軌道溝の溝
    半径比率を、54%以上且つ56%以下としたことを特
    徴とする情報機器用小型モータの転がり軸受。
JP2000286286A 2000-09-21 2000-09-21 情報機器用小型モータの転がり軸受 Pending JP2002098155A (ja)

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