JP2000178319A - 医療容器用プロピレン系ランダム共重合体及びその組成物、並びに医療容器 - Google Patents

医療容器用プロピレン系ランダム共重合体及びその組成物、並びに医療容器

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JP2000178319A
JP2000178319A JP10354246A JP35424698A JP2000178319A JP 2000178319 A JP2000178319 A JP 2000178319A JP 10354246 A JP10354246 A JP 10354246A JP 35424698 A JP35424698 A JP 35424698A JP 2000178319 A JP2000178319 A JP 2000178319A
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propylene
random copolymer
copolymer
olefin
medical
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JP10354246A
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English (en)
Inventor
Tadao Miyazaki
忠夫 宮崎
Takao Tayano
孝夫 田谷野
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 成形加工性に優れると共に、透明性、柔軟
性、耐衝撃性、及び耐熱性等に優れた医療容器を成形す
るに好適なプロピレン系ランダム共重合体及びその組成
物、並びにそれらからなる医療容器を提供する。 【解決手段】 プロピレンと、炭素数2〜10の他のα
−オレフィンとがメタロセン系触媒の存在下に共重合さ
れてなり、他のα−オレフィンの含有量が0.5〜8.
0モル%であって、以下の(1)、(2)、及び(3)
の特性を満足する医療容器用プロピレン系ランダム共重
合体。 (1)JIS K7210に準拠した温度230℃、荷
重2.16kgでのメルトフローレート0.1〜30g
/10分 (2)示差走査熱量計による最高融解ピーク温度120
℃以上 (3)JIS K7106に準拠した曲げこわさ700
0kg/cm2 以下

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療容器用プロピ
レン系ランダム共重合体及びその組成物、並びに医療容
器に関し、更に詳しくは、成形加工性に優れると共に、
透明性、柔軟性、耐衝撃性、及び耐熱性等に優れ、且
つ、「第十三改正日本薬局方 プラスチック製医薬品容
器試験法」による溶出物試験における溶出量、及び、同
試験法による微粒子試験における微粒子数が極めて少な
い医療容器を成形するに好適なプロピレン系ランダム共
重合体及びその組成物、並びにそれらからなる医療容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、医療容器、特に、薬液、血液
用等の輸液バッグは、細菌等の混入による病院内感染を
防止する等の観点から、通気針を用いずとも内容物の滴
下減少に伴ってバッグ自体が絞り潰される自己排液性を
有する程度の柔軟性が要求され、従来のガラス瓶やプラ
スチック製ボトル等の硬質の容器に代えて、低密度ポリ
エチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のエチレン
系樹脂、或いは軟質ポリ塩化ビニル樹脂等による軟質の
ブロー成形容器が用いられているが、これらは高圧蒸気
による滅菌時の耐熱性に問題があり、それらに代わるも
のとして、耐熱性に優れるプロピレン系樹脂を主体とし
たブロー成形容器が検討されている。
【0003】しかしながら、プロピレン系樹脂製容器
は、前記軟質材料のものに比し、耐熱性には優れるもの
の、透明性が劣り、又、柔軟性も不十分であって自己排
液性にも問題があり、これに対して、一般に、プロピレ
ン系樹脂の透明性を改良するには、造核剤を添加する方
法、又、プロピレン系樹脂の柔軟性を改良するには、プ
ロピレンにエチレン等の他のα−オレフィンを共重合さ
せたり、低密度ポリエチレンやエチレン−プロピレン共
重合体ゴム等を混合する方法等が知られているが、前者
透明性改良方法では、柔軟性、耐衝撃性等が低下すると
共に、医療容器として要求される「第十三改正日本薬局
方 プラスチック製医薬品容器試験法」による溶出物試
験における溶出量や、同試験法による微粒子試験におけ
る微粒子数が増加するという問題が懸念され、又、後者
柔軟性改良方法では、透明性や耐熱性等が低下すると共
に、前者方法と同様に、溶出量や微粒子数が増加すると
いう問題を引き起こすこととなって、いずれも、医療容
器として、市場の要求を充分に満足させ得るには到って
いないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プラスチッ
ク製医療容器に関する前述の現状に鑑みてなされたもの
で、従って、本発明は、成形加工性に優れると共に、透
明性、柔軟性、耐衝撃性、及び耐熱性等に優れ、且つ、
「第十三改正日本薬局方 プラスチック製医薬品容器試
験法」による溶出物試験における溶出量、及び、同試験
法による微粒子試験における微粒子数が極めて少ない医
療容器を成形するに好適なプロピレン系ランダム共重合
体及びその組成物、並びにそれらからなる医療容器を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、プロピレン
と、炭素数2〜10の他のα−オレフィンとがメタロセ
ン系触媒の存在下に共重合されてなり、他のα−オレフ
ィンの含有量が0.5〜8.0モル%であって、以下の
(1)、(2)、及び(3)の特性を満足する医療容器
用プロピレン系ランダム共重合体、を要旨とする。 (1)JIS K7210に準拠した温度230℃、荷
重2.16kgでのメルトフローレート0.1〜30g
/10分 (2)示差走査熱量計による最高融解ピーク温度120
℃以上 (3)JIS K7106に準拠した曲げこわさ700
0kg/cm2 以下
【0006】又、本発明は、前記プロピレン系ランダム
共重合体と、オレフィン系共重合体エラストマー又はス
チレン系共重合体エラストマーとからなり、後者エラス
トマーの含有量が40重量%以下である医療容器用プロ
ピレン系ランダム共重合体組成物、を要旨とする。
【0007】又、本発明は、前記プロピレン系ランダム
共重合体又は前記プロピレン系ランダム共重合体組成物
が、下記一般式で表される芳香族燐酸エステルの金属塩
を、該共重合体又は該共重合体組成物100重量部に対
して0.001〜0.5重量部含有する医療容器用プロ
ピレン系ランダム共重合体組成物、を要旨とする。
【0008】
【化2】
【0009】〔式中、R1 及びR2 は各々独立して、水
素原子、又は炭素数1〜18のアルキル基を示し、Xは
アルキリデン基を示し、Mはアルカリ金属又はアルカリ
土類金属を示し、nは1又は2である。〕
【0010】更に、本発明は、前記プロピレン系ランダ
ム共重合体又は前記プロピレン系ランダム共重合体組成
物からなる医療容器、を要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の医療容器用プロピレン系
ランダム共重合体は、プロピレンと、エチレン、1−ブ
テン、3−メチル−1−ブテン、1−ペンテン、4−メ
チル−1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−
ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−デセン等
の炭素数2〜10の他のα−オレフィンとの共重合体で
あって、他のα−オレフィンの含有量が0.5〜8.0
モル%の範囲のものであり、他のα−オレフィンとして
は1−ヘキセンが好ましく、又、他のα−オレフィンの
含有量としては1.0〜6.0モル%の範囲であるもの
が好ましい。
【0012】プロピレン系ランダム共重合体における他
のα−オレフィンの含有量が前記範囲未満では、透明
性、柔軟性、耐衝撃性が劣ることとなり、一方、前記範
囲超過では、耐熱性が劣ると共に、溶出物試験における
溶出量、及び、微粒子試験における微粒子数が増大する
こととなる。
【0013】又、本発明のプロピレン系ランダム共重合
体は、プロピレンと前記他のα−オレフィンとがメタロ
セン系触媒の存在下に共重合されてなるものであり、例
えばチーグラー系等のメタロセン系触媒以外の触媒で
は、微粒子試験における微粒子数が増大し、本発明の目
的を達成できない。
【0014】尚、このメタロセン系触媒の存在下でのプ
ロピレンと他のα−オレフィンとの共重合は、従来公知
であって、例えば、成分(A)チタニウム、ジルコニウ
ム、又はハフニウム等の遷移金属のシクロペンタジエニ
ル基含有化合物と、成分(B)アルミニウムオキシ化合
物、ルイス酸、成分(A)と反応して成分(A)をカチ
オンに変換することが可能なイオン性化合物、又は粘土
・粘土鉱物・イオン交換性層状化合物と、必要に応じて
成分(C)有機アルミニウム化合物とからなるメタロセ
ン系触媒の存在下に、プロピレンと他のα−オレフィン
とが、スラリー法、気相法、バルク法、溶液法等の従来
公知の重合法によって共重合されたものである。
【0015】メタロセン系触媒の存在下に共重合されて
なる本発明のプロピレン系ランダム共重合体は、数平均
分子量に対する重量平均分子量の比で表されるQ値が
3.5以下であって、分子量分布が極めてシャープなも
のである。
【0016】本発明のプロピレン系ランダム共重合体
は、更に、以下の(1)、(2)、及び(3)の特性を
満足するものであることが必須である。 (1)JIS K7210に準拠した温度230℃、荷
重2.16kgでのメルトフローレート0.1〜30g
/10分 (2)示差走査熱量計による最高融解ピーク温度120
℃以上 (3)JIS K7106に準拠した曲げこわさ700
0kg/cm2 以下
【0017】尚、メルトフローレートは1〜10g/1
0分であるのが、又、最高融解ピーク温度は125〜1
50℃であるのが、又、曲げこわさは2000〜600
0kg/cm2 であるのが、それぞれ好ましい。
【0018】メルトフローレートが前記範囲未満では、
透明性、成形外観等が劣ることとなり、一方、前記範囲
超過では、溶融張力の低下に伴う成形加工性の悪化を来
すこととなる。又、最高融解ピーク温度が前記範囲未満
では、耐熱性が劣ることとなり、曲げこわさが前記範囲
超過では、柔軟性が不足することとなる。
【0019】又、本発明のプロピレン系ランダム共重合
体は、更に、以下の(4)の特性を満足するものである
のが好ましい。 (4)メルトインデクサー又はメルトテンションテスタ
ーを用いて、温度190℃で、直径1.0mm、長さ
8.0mmのオリフィスにて0.1g/分の押出量を得
るときの、オリフィス径に対する押出物の径の比として
のメモリーエフェクトが、1.0〜1.5の範囲である
のが好ましい。
【0020】本発明の医療容器用プロピレン系ランダム
共重合体は、以上のプロピレン系ランダム共重合体から
なるものであり、又、本発明の医療容器用プロピレン系
ランダム共重合体組成物は、以上のプロピレン系ランダ
ム共重合体と、オレフィン系共重合体エラストマー又は
スチレン系共重合体エラストマーとからなり、更なる柔
軟性を付与されたものである。
【0021】ここで、オレフィン系共重合体エラストマ
ーとしては、エチレンと、プロピレン、1−ブテン、3
−メチル−1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1
−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテ
ン、1−デセン等の炭素数3〜10のα−オレフィンと
の共重合体であって、このα−オレフィンの含有量が、
好ましくは5〜60重量%、特に好ましくは10〜40
重量%であるのものであり、更に、1,4−ヘキサジエ
ン、5−メチル−1,5−ヘキサジエン、1,4−オク
タジエン、シクロヘキサジエン、シクロオクタジエン、
ジシクロペンタジエン、5−エチリデン−2−ノルボル
ネン、5−ブチリデン−2−ノルボルネン、2−イソプ
ロペニル−5−ノルボルネン等の非共役ジエンが共重合
されていてもよく、具体的には、例えば、エチレン−プ
ロピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エ
チレン−1−オクテン共重合体、エチレン−プロピレン
−1,4−ヘキサジエン共重合体、エチレン−プロピレ
ン−ジシクロペンタジエン共重合体、エチレン−プロピ
レン−5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体等が
挙げられる。
【0022】尚、本発明における前記オレフィン系共重
合体エラストマーは、バナジウム化合物等のチーグラー
系触媒の存在下に共重合されたものであっても、メタロ
セン系触媒の存在下に共重合されたものであっても、い
ずれでもよい。
【0023】又、前記オレフィン系共重合体エラストマ
ーは、JIS K7210に準拠して230℃、2.1
6kg荷重で測定したメルトフローレートが0.1〜5
0g/10分であるものが好ましく、0.1〜10g/
10分であるものが特に好ましい。
【0024】又、ここで、スチレン系共重合体エラスト
マーとしては、芳香族ビニルの重合体ブロックと共役ジ
エンの重合体ブロックとからなり、その芳香族ビニルの
重合体ブロックがハードセグメントを、共役ジエンの重
合体ブロックがソフトセグメントをそれぞれ構成し、後
者重合体ブロックの二重結合が水素添加された水素添
加、芳香族ビニル−共役ジエンブロック共重合体であっ
て、スチレン系熱可塑性エラストマーとして知られてい
るものが挙げられる。
【0025】尚、この水素添加ブロック共重合体におけ
る芳香族ビニルとしては、スチレン、α−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、ジメチルスチレン等が挙げら
れ、中で、スチレンが好ましく、又、共役ジエンとして
は、ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、
2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン等が挙げられ、
中で、ブタジエン、イソプレン、又は、ブタジエンとイ
ソプレンの混合物であるものが好ましい。
【0026】又、本発明における水素添加ブロック共重
合体としては、芳香族ビニルの含有量が5〜50重量
%、更には8〜45重量%、特には10〜40重量%で
あるものが好ましく、又、共役ジエンの重合体ブロック
の二重結合の水素添加率は、80%以上、更には90%
以上、特には95%以上であるものが好ましい。
【0027】又、水素添加ブロック共重合体の重量平均
分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーに
より測定したポリスチレン換算の値として、50000
〜500000、更には60000〜400000、特
には70000〜300000であるものが好ましい。
【0028】本発明において、前記プロピレン系ランダ
ム共重合体と、前記オレフィン系共重合体エラストマー
又は前記スチレン系共重合体エラストマーとからなる医
療容器用プロピレン系ランダム共重合体組成物は、前記
オレフィン系共重合体エラストマー又は前記スチレン系
共重合体エラストマーの含有量が40重量%以下のもの
であり、30重量%以下のものが好ましい。
【0029】前記エラストマーの含有量が前記範囲超過
では、組成物の透明性、耐熱性が劣ることとなり、微粒
子試験における微粒子数も増大して本発明の目的を達成
できないこととなる。
【0030】又、前記プロピレン系ランダム共重合体組
成物も、前記プロピレン系ランダム共重合体における前
記(1)のメルトフローレート、前記(2)の最高融解
ピーク温度、及び前記(3)の曲げこわさを満足するも
のであるのが好ましい。又、前記(4)のメモリーエフ
ェクトについては1.1〜2.5の範囲であるのが好ま
しい。
【0031】更に、本発明の医療容器用プロピレン系ラ
ンダム共重合体組成物は、前記プロピレン系ランダム共
重合体又は前記プロピレン系ランダム共重合体組成物
が、下記一般式で表される造核剤としての芳香族燐酸エ
ステルの金属塩を、該共重合体又は該共重合体組成物1
00重量部に対して0.001〜0.5重量部、好まし
くは0.0015〜0.3重量部含有し、更なる透明性
及び耐熱性を付与されたものである。
【0032】
【化3】
【0033】〔式中、R1 及びR2 は各々独立して、水
素原子、又は炭素数1〜18のアルキル基を示し、Xは
アルキリデン基を示し、Mはアルカリ金属又はアルカリ
土類金属を示し、nは1又は2である。〕
【0034】ここで、前記式で示される芳香族燐酸エス
テルの金属塩としては、具体的には、例えば、2,2’
−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)燐
酸のリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、2,2’
−エチリデンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)
燐酸のリチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等が挙げ
られ、中で、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t
−ブチルフェニル)燐酸のナトリウム塩が好ましい。
【0035】尚、前記芳香族燐酸エステルの金属塩以外
の造核剤では、溶出物試験における溶出量が増大し、本
発明の目的を達成できず、又、前記芳香族燐酸エステル
の金属塩であってもその含有量が前記範囲超過では、効
果が飽和するばかりか、耐衝撃性の低下を招くこととな
る。
【0036】本発明の医療容器用プロピレン系ランダム
共重合体、及び、医療容器用プロピレン系ランダム共重
合体組成物は、本発明の効果を著しく損なわない範囲
で、更に、前記プロピレン系ランダム共重合体以外の各
種樹脂、前記オレフィン系共重合体エラストマー及び前
記スチレン系共重合体エラストマー以外の各種熱可塑性
エラストマーやゴム、並びに、これら組成物に通常用い
られる添加剤、例えば、酸化防止剤、光安定剤、紫外線
吸収剤、中和剤、滑剤、防曇剤、ブロッキング防止剤、
分散剤、帯電防止剤、軟化剤、難燃剤、着色剤、発泡
剤、架橋剤、架橋助剤等が添加されていてもよい。
【0037】本発明の医療容器用プロピレン系ランダム
共重合体、及び、医療容器用プロピレン系ランダム共重
合体組成物は、前記プロピレン系ランダム共重合体を、
必要に応じて、前記オレフィン系共重合体エラストマー
又は前記スチレン系共重合体エラストマー、又は、更
に、前記芳香族燐酸エステルの金属塩、及び、他の樹
脂、他のエラストマーやゴム、その他の添加剤等と共
に、通常は、粉状又は粒状の各成分をヘンシェルミキサ
ー、リボンブレンダー、V型ブレンダー等により均一に
混合した後、一軸又は多軸押出機、ニーダー、ブラベン
ダープラストグラフ、バンバリーミキサー、ロール等に
より、150〜300℃程度の温度で溶融混練すること
により製造される。
【0038】又、本発明の医療容器用プロピレン系ラン
ダム共重合体、及び、医療容器用プロピレン系ランダム
共重合体組成物は、押出成形によってフィルムやシート
等に成形された後に袋状等の所望の容器形状に加工さ
れ、又、ブロー成形によって所望の容器形状に成形され
て、医療容器とされるが、特に、ブロー成形による成形
法に好適であり、薬液、血液用等の輸液バッグに好適で
ある。
【0039】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実
施例に限定されるものではない。尚、以下の実施例及び
比較例で用いたプロピレン系ランダム共重合体、オレフ
ィン系共重合体エラストマー、スチレン系共重合体エラ
ストマー、及び造核剤を以下に示す。
【0040】プロピレン系ランダム共重合体 A;成分(A)として(r)−ジメチルシリレンビス
(2−メチルベンゾインデニル)ジルコニウムジクロリ
ド、成分(B)としてのアルミニウムオキシ化合物とし
てメチルアルミノキサン、成分(C)としてトリエチル
アルミニウムを用いたメタロセン系触媒の存在下に共重
合され、表1に示すエチレン含有量、メルトフローレー
ト、メモリーエフェクト、最高融解ピーク温度、及び曲
げこわさを有するプロピレン−エチレンランダム共重合
体。
【0041】B;Aと同じメタロセン系触媒の存在下に
共重合され、表1に示すエチレン含有量、メルトフロー
レート、メモリーエフェクト、最高融解ピーク温度、及
び曲げこわさを有するプロピレン−エチレンランダム共
重合体。
【0042】C;Aと同じメタロセン系触媒の存在下に
共重合され、表1に示す1−ブテン含有量、メルトフロ
ーレート、メモリーエフェクト、最高融解ピーク温度、
及び曲げこわさを有するプロピレン−1−ブテンランダ
ム共重合体。
【0043】D;Aと同じメタロセン系触媒の存在下に
共重合され、表1に示す1−ヘキセン含有量、メルトフ
ローレート、メモリーエフェクト、最高融解ピーク温
度、及び曲げこわさを有するプロピレン−1−ヘキセン
ランダム共重合体。
【0044】E;成分(A)として(r)−ジメチルシ
リレンビス(2−メチル−4−フェニルアズレニル)ジ
ルコニウムジクロリド、成分(B)としての粘土・粘土
鉱物としてモンモリロナイト、成分(C)としてトリイ
ソブチルアルミニウムを用いたメタロセン系触媒の存在
下に共重合され、表1に示すエチレン含有量、メルトフ
ローレート、メモリーエフェクト、最高融解ピーク温
度、及び曲げこわさを有するプロピレン−エチレンラン
ダム共重合体。
【0045】F;Eと同じメタロセン系触媒の存在下に
共重合され、表1に示す1−ヘキセン含有量、メルトフ
ローレート、メモリーエフェクト、最高融解ピーク温
度、及び曲げこわさを有するプロピレン−1−ヘキセン
ランダム共重合体。
【0046】G(比較例用);Aと同じメタロセン系触
媒の存在下に重合され、表1に示すメルトフローレー
ト、メモリーエフェクト、最高融解ピーク温度、及び曲
げこわさを有するプロピレン単独重合体。
【0047】H(比較例用);Aと同じメタロセン系触
媒の存在下に共重合され、表1に示すエチレン含有量、
メルトフローレート、メモリーエフェクト、最高融解ピ
ーク温度、及び曲げこわさを有するプロピレン−エチレ
ンランダム共重合体。
【0048】I(比較例用);Aと同じメタロセン系触
媒の存在下に共重合され、表1に示すエチレン含有量、
メルトフローレート、メモリーエフェクト、最高融解ピ
ーク温度、及び曲げこわさを有するプロピレン−エチレ
ンランダム共重合体。
【0049】J(比較例用);三塩化チタンとジエチル
アルミニウムクロリドを用いたチーグラー系触媒の存在
下に共重合され、表1に示すエチレン含有量、メルトフ
ローレート、メモリーエフェクト、最高融解ピーク温
度、及び曲げこわさを有するプロピレン−エチレンラン
ダム共重合体。
【0050】尚、以上のプロピレン系ランダム共重合体
のメルトフローレート、メモリーエフェクト、最高融解
ピーク温度、及び曲げこわさは以下に示す方法により測
定したものである。メルトフローレート JIS K7210に準拠して、温度230℃、荷重
2.16kgで測定した。メモリーエフェクト JIS K7210に準拠したメルトインデクサーを用
いて、温度190℃で、直径1.0mm、長さ8.0m
mのオリフィスにて0.1g/分の押出量を得るときの
押出物の径を測定し、そのオリフィス径に対する比とし
て算出した。
【0051】最高融解ピーク温度 示差走査熱量計を用い、5mgのサンプルで、0〜20
0℃間を昇降温速度10℃/分で昇降温させたときの融
解ピークの最高温度を測定した。曲げこわさ JIS K7106に準拠して測定した。
【0052】オレフィン系共重合体エラストマー A;プロピレン含有量22重量%、メルトフローレート
3.6g/10分のエチレン−プロピレン共重合体(日
本合成ゴム社製「EP01Y」)。 B;1−ブテン含有量15重量%、メルトフローレート
6.7g/10分のエチレン−1−ブテン共重合体(三
井化学社製「タフマーA4090」)。 C;1−オクテン含有量24重量%、メルトフローレー
ト1.0g/10分のエチレン−1−オクテン共重合体
(ダウケミカル社製「ENGAGE8200」)。
【0053】スチレン系共重合体エラストマー A;スチレン含有量10重量%、水素添加率99%、重
量平均分子量245000の、スチレン−ブタジエンブ
ロック共重合体の水素添加物(日本合成ゴム社製「ダイ
ナロン2320P」)。
【0054】B;スチレン含有量29重量%、水素添加
率99%、重量平均分子量86000の、スチレン−ブ
タジエンブロック共重合体の水素添加物(シェル化学社
製「クレイトンG1652」)。
【0055】C;スチレン含有量20重量%、水素添加
率90%、重量平均分子量99000の、スチレン−イ
ソプレンブロック共重合体の水素添加物(クラレ社製
「ハイブラー7125F」)。
【0056】造核剤 A;2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチル
フェニル)燐酸ナトリウム。 B;1,3,2,4−ジ(p−メチルベンジリデン)ソ
ルビトール。
【0057】実施例1〜6、比較例1〜4 表1に示す各プロピレン系ランダム共重合体と、該共重
合体100重量部に対して、酸化防止剤としてのテトラ
キス〔メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−
4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン
(日本チバガイギー社製「イルガノックス1010」)
0.05重量部とを、ヘンシェルミキサーにて混合した
後、スクリュー径50mm、L/D28のベント式単軸
押出機(サーモプラスチック社製)にて220℃で溶融
混練し、ダイよりストランド状に押し出し、カッティン
グしてペレット化した。
【0058】得られた各ペレットから、スクリュー径5
0mmのブロー成形機(日本製鋼所社製「JB10
5」)を用いて、成形温度200℃でパリソンを押し出
し、ブロー圧力5kg/cm2 でブロー成形することに
より、胴部肉厚約0.3mm、容量約550ccの輸液
用バッグを成形した。
【0059】得られた各輸液用バッグについて、以下に
示す方法で、成形加工性、透明性、柔軟性、耐衝撃性、
及び耐熱性を評価すると共に、溶出性試験における溶出
量、微粒子試験における微粒子数を測定、評価し、結果
を表1に示した。
【0060】成形加工性 前記ブロー成形時のパリソンのドローダウン性、延展性
等をから、以下の基準で評価した。 ○;ドローダウンも生じず、成形バッグの肉厚均一。 ×;ドローダウンが著しく、成形バッグの肉厚不均一。
【0061】透明性 JIS K6714に準拠して、バッグ胴部のヘーズを
測定し、以下の基準で評価した。 ○;ヘーズ≦30% ×;ヘーズ>30%
【0062】柔軟性 成形バッグに空気量50ccを残して500ccの水を
充填し、市販ゴム栓を薄く切って口部を密封して導入針
を刺し、バッグに接続するチューブ等の輸液セットとし
て日本メディカルサプライ社製「輸液セット200型」
(止めゴムなし、Vクランプ全開)を使用して、液ヘッ
ドの高さを約75cmに固定したときの自己排液性を、
以下の基準で評価した。 ○;一定の排液速度で排液可能。 ×;排液時の抵抗が大きく、排液速度が徐々に低下。
【0063】耐衝撃性 空気量50ccを残して500ccの水を充填した成形
バッグを、常温下に1.5mの高さから、水平にして連
続5回、及び垂直にして連続2回落下させたときの破袋
状況を観察し、以下の基準で評価した。 ○;破袋せず。 ×;破袋。
【0064】耐熱性 空気量50ccを残して500ccの水を充填した成形
バッグを、パンチングプレートに挟み、115℃、及び
121℃に設定したそれぞれの蒸気圧力容器内に1時間
放置した後の変形状態を観察し、以下の基準で評価し
た。 ○;試験前に比して変形が全く認められず。 △;自己排液機能への影響はない程度であるが、皺や折
れ曲がりの発生、支持プレート跡等が認められる。 ×;自己排液機能に悪影響を及ぼす程度に、皺や折れ曲
がりの発生が著しく、又、支持プレート跡等が認められ
る。
【0065】溶出量 「第十三改正日本薬局方 プラスチック製医薬品容器試
験法」に規定される溶出物試験に基づき、溶出物中の過
マンガン酸カリウム還元性物質の量を測定し、以下の基
準で評価した。 ○;過マンガン酸カリウム液の消費量が基準値(1.0
ml)以内。 ×;過マンガン酸カリウム液の消費量が基準値(1.0
ml)を越える。
【0066】微粒子数 「第十三改正日本薬局方 プラスチック製医薬品容器試
験法」に規定される微粒子試験に基づき、加熱処理温度
を115℃、時間を30分間としたときの、溶出液10
ml中の2μm以上の微粒子数を微粒子計測器(HIA
C/ROYCO)にて測定した。
【0067】実施例7〜15、比較例5〜8 表1に示すプロピレン系ランダム共重合体と、オレフィ
ン系共重合体エラストマー又は/及びスチレン系共重合
体エラストマーとを用いて、実施例1〜6におけると同
様の方法で、溶融混練してプロピレン系ランダム共重合
体組成物を製造し、得られた組成物について、前記と同
様の方法で、メルトフローレート、メモリーエフェク
ト、最高融解ピーク温度、及び曲げこわさを測定し、結
果を表1に示した。
【0068】更に、得られた組成物から、実施例1〜6
におけると同様の方法でブロー成形して輸液用バッグを
成形し、得られた各輸液用バッグについて、前記と同様
の方法で、成形加工性、透明性、柔軟性、耐衝撃性、及
び耐熱性を評価すると共に、溶出性試験における溶出
量、微粒子試験における微粒子数を測定、評価し、結果
を表1に示した。
【0069】実施例16〜17、比較例9 表1に示すプロピレン系ランダム共重合体と、オレフィ
ン系共重合体エラストマー及びスチレン系共重合体エラ
ストマーと、造核剤とを用いて、実施例1〜6における
と同様の方法で、溶融混練してプロピレン系ランダム共
重合体組成物を製造し、得られた組成物について、前記
と同様の方法で、メルトフローレート、メモリーエフェ
クト、最高融解ピーク温度、及び曲げこわさを測定し、
結果を表1に示した。
【0070】更に、得られた組成物から、実施例1〜6
におけると同様の方法でブロー成形して輸液用バッグを
成形し、得られた各輸液用バッグについて、前記と同様
の方法で、成形加工性、透明性、柔軟性、耐衝撃性、及
び耐熱性を評価すると共に、溶出性試験における溶出
量、微粒子試験における微粒子数を測定、評価し、結果
を表1に示した。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】
【発明の効果】本発明によれば、成形加工性に優れると
共に、透明性、柔軟性、耐衝撃性、及び耐熱性等に優
れ、且つ、「第十三改正日本薬局方 プラスチック製医
薬品容器試験法」による溶出物試験における溶出量、及
び、同試験法による微粒子試験における微粒子数が極め
て少ない医療容器を成形するに好適なプロピレン系ラン
ダム共重合体及びその組成物、並びにそれらからなる医
療容器を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23:16) (C08L 23/14 53:02) Fターム(参考) 4J002 BB052 BB141 BB151 BB152 BP012 EW046 EZ006 FD206 GB01 4J100 AA02Q AA03P AA04Q AA07Q AA09Q AA15Q AA16Q AA17Q AA19Q AA21Q CA04 DA24 DA43 DA47 FA10 JA51

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロピレンと、炭素数2〜10の他のα
    −オレフィンとがメタロセン系触媒の存在下に共重合さ
    れてなり、他のα−オレフィンの含有量が0.5〜8.
    0モル%であって、以下の(1)、(2)、及び(3)
    の特性を満足することを特徴とする医療容器用プロピレ
    ン系ランダム共重合体。 (1)JIS K7210に準拠した温度230℃、荷
    重2.16kgでのメルトフローレート0.1〜30g
    /10分 (2)示差走査熱量計による最高融解ピーク温度120
    ℃以上 (3)JIS K7106に準拠した曲げこわさ700
    0kg/cm2 以下
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプロピレン系ランダム
    共重合体と、オレフィン系共重合体エラストマー又はス
    チレン系共重合体エラストマーとからなり、後者エラス
    トマーの含有量が40重量%以下であることを特徴とす
    る医療容器用プロピレン系ランダム共重合体組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のプロピレン系ランダム
    共重合体又は請求項2に記載のプロピレン系ランダム共
    重合体組成物が、下記一般式で表される芳香族燐酸エス
    テルの金属塩を、該共重合体又は該共重合体組成物10
    0重量部に対して0.001〜0.5重量部含有するこ
    とを特徴とする医療容器用プロピレン系ランダム共重合
    体組成物。 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は各々独立して、水素原子、又は
    炭素数1〜18のアルキル基を示し、Xはアルキリデン
    基を示し、Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属を示
    し、nは1又は2である。〕
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のプロ
    ピレン系ランダム共重合体又はプロピレン系ランダム共
    重合体組成物からなることを特徴とする医療容器。
  5. 【請求項5】 医療容器が輸液バッグである請求項4に
    記載の医療容器。
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