JPH0959455A - 医療バッグ用重合体組成物及び医療用バッグ - Google Patents

医療バッグ用重合体組成物及び医療用バッグ

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Publication number
JPH0959455A
JPH0959455A JP7213503A JP21350395A JPH0959455A JP H0959455 A JPH0959455 A JP H0959455A JP 7213503 A JP7213503 A JP 7213503A JP 21350395 A JP21350395 A JP 21350395A JP H0959455 A JPH0959455 A JP H0959455A
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JP
Japan
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weight
block
aromatic compound
component
vinyl aromatic
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Pending
Application number
JP7213503A
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English (en)
Inventor
Tadao Miyazaki
忠夫 宮崎
Yoshinori Nishitani
吉憲 西谷
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0959455A publication Critical patent/JPH0959455A/ja
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  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 柔軟性と透明性および耐衝撃性に優れかつ耐
熱性の良好な医療バッグ用重合体組成物並びに医療用バ
ッグを提供する。 【解決手段】 下記の(X)成分50〜99重量%及び
(Y)成分1〜50重量%からなる、医療バッグ用重合
体組成物並びにかかる重合体組成物を基材とする医療用
バッグ。 (X)成分:プロピレンを主成分とし、エチレン及び炭
素数4〜12から選ばれる少なくとも1種のα−オレフ
ィン含量が5〜8重量%のプロピレン・α−オレフィン
ランダム共重合体。 (Y)成分:一般式(A−B)n 、(A−B)n −C、
又は(A−B)n −Aで表されるブロック共重合体の水
素添加誘導体であるブロック共重合体。(ここで、Aは
ビニル芳香族化合物単独重合体ブロック、Bは共役ジエ
ン重合体ブロック、Cはビニル芳香族化合物が漸増する
テーパーブロックである。また、nは1〜5の整数であ
る。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柔軟性と透明性及
び耐衝撃性に優れ、かつ耐熱性の良好な成形品を与える
重合体組成物および該重合体組成物をブロー成形して得
られる薬液や血液などを入れる医療用バッグ(袋状容
器)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電解質製剤、栄養輸液などの薬液や血液
などの医療用の容器は、従来のガラス製ボトルに替わ
り、取り扱い性(軽量化)、衝撃性の点からポリプロピ
レンを中心とする硬質タイププラスチック製ボトルに変
わりつつあり、さらには病院内感染防止の観点から空気
針を不要とし、内容物の滴下とともに容器自体が大気圧
により絞む細菌混入の防止に優れた軟質タイプのプラス
チック製バッグ(袋状容器)へと替わりつつある。
【0003】医療用バッグの材料として現在、分岐低密
度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、軟質ポリ塩化ビニルなどが用いら
れているが、高圧蒸気滅菌時の耐熱性の低いことが問題
になっている。耐熱性を向上する方法としてバッグを積
層体(特開昭62−44256号)としたり、バッグ内
面を突起状にする(特開昭60−246757号)など
の方法が提案されているが、いずれも加工上の煩わしさ
がある。また軟質ポリ塩化ビニルについては可塑剤及び
ポリマー構造に起因する衛生性及び廃棄時の有害ガス発
生の問題がある。
【0004】医療用バッグの材料としては、耐熱性の点
からプロピレン系材料が望ましく、従来、プロピレン系
容器として以下に示す柔軟性ある容器が提案されている
が、これらは、バッグ内容物の排液時に空気針を必要と
せず、内容物の滴下とともにバッグ自体が大気圧により
絞み自己排液性を満足するのに十分な柔軟性に関しては
問題がある。
【0005】すなわち、特開昭63−281945号公
報には、プロピレン以外のα−オレフィン含量2.5〜
8重量%、メルトフローレート(230℃)0.01〜
30g/10分、メルトテンション0.1〜100gの
プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体からなる
輸液ボトルが提案され、また特開平2−208339号
公報には、ポリプロピレンとエチレン・α−オレフィン
共重合ゴム及びプロピレン・α−オレフィン共重合ゴム
の3成分からなる単層または多層の高透明中空成形品が
提案され、また特開平4−202409号公報には、プ
ロピレン及びエチレンからなるブロック共重合体からな
る柔軟な容器が提案されているがこれらは、自己排液性
を満足する程の柔軟性は持ち合わせていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐熱性の点
からプロピレン系材料を主体とし、かつ自己排液性を満
足する柔軟性を有する重合体組成物並びにかかる重合体
組成物を基材とする医療バッグ(袋状容器)の提供を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本願の第一の
発明は、下記の(X)成分50〜99重量%及び(Y)
成分1〜50重量%からなり、JIS K 7210に
準拠したメルトフローレート(230℃、2.16kg
荷重)が0.1〜13g/10分であることを特徴とす
る医療バッグ用重合体組成物である。 (X)成分:プロピレンを主成分とし、エチレン及び炭
素数4〜12から選ばれる少なくとも1種のα−オレフ
ィン含量が5〜8重量%、かつJIS K 7210に
準拠したメルトフローレート(230℃、2.16kg
荷重)が0.1〜20g/10分のプロピレン・α−オ
レフィンランダム共重合体。 (Y)成分:一般式(A−B)n 、(A−B)n −C、
又は(A−B)n −Aで表されるブロック共重合体の水
素添加誘導体であって、JIS K7210に準拠した
メルトフローレート(230℃、2.16kg荷重)が
0.1〜30g/10分であるブロック共重合体。(こ
こで、Aはビニル芳香族化合物から構成されるビニル芳
香族化合物単独重合体ブロック、Bは共役ジエンから構
成される共役ジエン単独重合体ブロック又はビニル芳香
族化合物及び共役ジエンから構成されるビニル芳香族化
合物−共役ジエンランダム共重合体ブロック、Cはビニ
ル芳香族化合物及び共役ジエンから構成されビニル芳香
族化合物が漸増するテーパーブロックである。また、n
は1〜5の整数であり、ブロック共重合体中のビニル芳
香族化合物の総量は5〜60重量%である。) また、本願の第2の発明は、上記の重合体組成物を基材
として得られることを特徴とする医療用バッグである。
【0008】
【発明の実施の形態】
〔I〕重合体組成物 (1)重合体組成物の構成成分 (X)成分:プロピレン・α−オレフィンランダム共
重合体(以下、単にランダム共重合体ということがあ
る。) 本発明で用いるプロピレン・α−オレフィンランダム共
重合体は、密度勾配法による結晶化度が20〜70%の
結晶性樹脂である。プロピレン・α−オレフィンブロッ
ク共重合体では透明性と柔軟性の点から好ましくない。
又、コモノマーのα−オレフィンは、エチレン、ブテ
ン、ペンテン、ヘキセン等炭素数2〜12(プロピレン
を除く)のα−オレフィンであり、これらの1種または
2種以上を使用することができる。これらの中でも、コ
モノマーとしてエチレンが良好である。ランダム共重合
体中のα−オレフィンに基づく構成単位の含有量につい
ては5〜8重量%である。α−オレフィン含有量が5重
量%より低いと得られる医療用バッグの柔軟性が損なわ
れて自己排液性が困難となり、一方、8重量%を超える
とランダム共重合体中の低結晶性成分が増大して耐熱性
が著しく低下するので好ましくない。
【0009】また、かかるランダム共重合体のメルトフ
ローレート(JIS K 7210準拠;230℃、
2.16kg荷重)は、0.1〜20g/10分、好ま
しくは0.5〜10g/10分、より好ましくは1〜5
g/10分である。0.1g/10分未満では得られる
医療用バッグの外観、透明性が劣り、20g/10分を
超えるとインフレーションフィルム成形時のバブル安定
性が不良となり、またブロー成形時のドローダウンが生
じる等、医療用バッグ製造時の成形性が悪化する傾向と
なる。かかるランダム共重合体は、一般に、不活性溶媒
の存在または不存在下、チーグラー型の立体特異性重合
触媒を用いて、プロピレン−エチレンランダム共重合体
の製造技術をそのまま適用して製造される。さらに、脱
触媒工程が不要な重合体製造プロセスにより製造される
ものも適用することができる。
【0010】(Y)成分:一般式(A−B)n 、(A
−B)n −C、又は(A−B)n −Aで表されるブロッ
ク共重合体の水素添加誘導体(以下、単に、かかる構造
のブロック共重合体をブロック共重合体ということがあ
り、また、かかるブロック共重合体の水素添加誘導体を
ブロック共重合体水添物ということがある。) 本発明の医療バッグ用重合体組成物に使用される(Y)
成分であるブロック共重合体は、一般式(A−B)n 、
(A−B)n −C、又は(A−B)n −Aで表される。
【0011】Aはビニル芳香族化合物から構成されるビ
ニル芳香族化合物単独重合体ブロックであり、Bは共役
ジエンから構成される共役ジエン単独重合体ブロック又
はビニル芳香族化合物及び共役ジエンから構成されこれ
らが不規則に配列されてなるビニル芳香族化合物−共役
ジエンランダム共重合体ブロック、Cはビニル芳香族化
合物及び共役ジエンから構成されビニル芳香族化合物が
漸増するテーパーブロックである。nは1〜5の整数で
ある。
【0012】ブロック共重合体の構造を模式的に例示す
れば、(A−B)n 型の場合は、Aブロック(SSSS
SSS・・・)−Bブロック(DDDDDDD・・・)
又はAブロック(SSSSSSS・・・)−Bブロック
(DDSDSSD・・・)が例示され、(A−B)n −
Cの場合は、Aブロック(SSSSSSS・・・)−B
ブロック(DDDDDDD・・・)−Cブロック(DS
DSSDSSS・・・)又はAブロック(SSSSSS
S・・・)−Bブロック(DDSDSSD・・・)−C
ブロック(DSDSSDSSS・・・)が例示され、
(A−B)n −Aの場合は、Aブロック(SSSSSS
S・・・)−Bブロック(DDDDDDD・・・)−A
ブロック(SSSSSSS・・・)又はAブロック(S
SSSSSS・・・)−Bブロック(DDSDSSD・
・・)−Aブロック(SSSSSSS・・・)が例示さ
れる。かかる例示は、いずれもn=1の場合で、Sは芳
香族ビニル化合物に基づく構成単位、Dは共役ジエンに
基づく構成単位を示す。。
【0013】ブロック共重合体のAブロック、Bブロッ
ク又はCブロックを構成するビニル芳香族化合物として
は、スチレン、t−ブチルスチレン、α−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、1,1−
ジフェニルスチレン、N,N−ジエチル−p−アミノエ
チルスチレン、ビニルピリジン等が挙げられ、これらの
中でも、スチレンとα−メチルスチレンが好ましい。
【0014】また、Bブロック又はCブロックを構成す
る共役ジエンとしては、1,3−ブタジエン、イソプレ
ン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−
ペンタジエン、2−メチル−1,3−ペンタジエン、
1,3−ヘキサジエン、4,5−ジエチル−1,3−オ
クタジエン、3−ブチル−1,3−オクタジエン、クロ
ロプレン等が挙げられるが、これらの中でも1,3−ブ
タジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエンが好まし
く、特に1,3−ブタジエンが好ましい。
【0015】ブロック共重合体を構成する全モノマー
(ビニル芳香族化合物及び共役ジエン)におけるビニル
芳香族化合物の含有割合は、5〜60重量%、好ましく
は7〜40重量%である。ビニル芳香族化合物の含有割
合が5重量%未満であると、前記(X)成分であるプロ
ピレン・α−オレフィンランダム共重合体とブレンドし
た場合の改質効果が十分ではなく、柔軟性と耐衝撃性の
バランスが不十分になる等の問題が生じる。一方、ビニ
ル芳香族化合物の含有割合が60重量%を超過すると、
ブロック共重合体は樹脂状となってゴム的性状が低下
し、(X)成分とブレンドした場合に、耐衝撃性、特に
低温時の耐衝撃性が不十分になる等の問題が生じる。
【0016】また、ブロック共重合体のメルトフローレ
ート(JIS K 7210準拠、230℃、2.16
kg荷重)は、0.1〜30g/10分、好ましくは
0.5〜20g/10分、特に好ましくは1〜10g/
10分である。メルトフローレートが0.1g/10分
未満では、重合体組成物より得られる医療用バッグの外
観や透明性が低下し、一方、30g/10分を超えると
ブロー成形時のドローダウンが生じ、成形性が悪化する
傾向とする。
【0017】さらに、ブロック共重合体の性状としては
以下のものが好ましい。Aブロック中のビニル芳香族化
合物の結合含量はブロック共重合体を構成する全モノマ
ーの3重量%以上、好ましくは3〜20重量%が好まし
く、かつ、(A−B)n −Cの場合はブロックAとブロ
ックC中のビニル芳香族化合物の結合含量はブロック共
重合体を構成する全モノマーの3〜50重量%が好まし
い。Aブロック又はAブロック及びCブロック中のビニ
ル芳香族化合物の結合含量が3重量%未満では、得られ
るブロック共重合体をペレット化した場合にブロッキン
グし易くなり、前記(X)成分であるプロピレン・α−
オレフィン共重合体とブレンドした場合に医療用バッグ
の外観が劣化する傾向となる。また、Aブロック又はA
ブロック及びCブロック中のビニル芳香族化合物の結合
含量が50重量%を越えると、ブロック共重合体は樹脂
状となってゴム的性状が低下し、(X)成分とブレンド
した場合に、耐衝撃性、特に低温時の耐衝撃性が不十分
になる傾向となる。なお、ビニル芳香族化合物の結合含
量はフェニル基の吸収をもとにして赤外分析により測定
される量である。
【0018】また、Bブロック中の共役ジエン部分のビ
ニル結合含量は、60重量%を超えることが好ましく、
特に70重量%以上が好ましい。かかるビニル結合含量
が60重量%以下では、(X)成分であるプロピレン・
α−オレフィン共重合体とブレンドした場合に柔軟性改
良効果が低下する傾向にある。なお、ここでいうビニル
結合とは、共役ジエン化合物が1,2−若しくは3,4
−結合位の二重結合で重合したモノマーユニットを示
し、ビニル結合含量は赤外分析(ハンプトン法)により
測定される量である。
【0019】また、(Y)成分は上記ブロック共重合体
を水素添加して得られる水素添加誘導体であり、ブロッ
ク共重合体のブロックBの共役ジエン部分の二重結合の
少なくとも80%、好ましくは90%以上、特に好まし
くは95〜100%が水素添加されて飽和していること
が必要である。水素添加率が80%未満では、重合体組
成物の耐熱性が劣化する。なお、水素添加率は四塩化エ
チレンを溶媒とし100MHz、1 H−NMR分析で測
定される。
【0020】本発明に使用される(Y)成分であるブロ
ック共重合体の水素添加誘導体の製造方法は、以下のと
おり重合工程と水素添加工程からなる。重合工程におい
ては、ビニル芳香族化合物からなるブロックAを重合
し、次に共役ジエン又はビニル芳香族化合物及び共役ジ
エンからなるブロックBを重合して(A−B)n型のブ
ロック共重合体を製造し、さらに必要に応じて共役ジエ
ンとビニル芳香族化合物を添加することにより(A−
B)n−A型若しくは(A−B)n−C型のブロック共
重合体を製造する。かかる重合反応は、シクロヘキサン
等の炭化水素系有機溶媒中にてn−ブチルリチウム等の
有機リチウム化合物を重合開始剤とし、通常、−30℃
〜+150℃の温度条件下でリビングアニオン重合を行
うことによる。かかる重合工程において共役ジエン部分
のビニル結合含量はテトラヒドロフラン等のルイス塩基
を使用することによって調節し、ビニル芳香族化合物の
結合含量は工程中における同化合物の供給量によって調
節する。
【0021】上記によって得られたブロック共重合体
は、シクロヘキサンやテトラヒドロフラン等の不活性溶
媒中に溶解し、20〜150℃の温度条件下、1〜10
0kg/cm2 の加圧水素下で、ジシクロペンタジエニ
ルチタンハライドやリチウムアルミニウムハライド等の
水素化触媒の存在下で水素添加し、共役ジエンの二重結
合が飽和化される。なお、かかる水素添加率の調節は、
水素化触媒等の添加量や水素圧力、反応時間を変化させ
ることによって行う。最後に、水素化されたブロック共
重合体溶液を水中に攪拌投入し、溶媒を水蒸気で蒸留除
去する等の方法によって、ブロック共重合体水添物を単
離する。
【0022】 核剤 本発明においては、下記一般式〔I〕で表される芳香族
リン酸の金属塩を核剤として配合することが好ましい。
【0023】
【化2】
【0024】(ただし、式中のR1 、R2 は各々独立に
水素原子または炭素数が1〜18のアルキル基であり、
Mは元素の周期律表の第Iaまたは第IIa族金属を示
し、Xはアルキリデン基を示す。nは1又は2の整数を
示す。)
【0025】前記一般式[1]で表される芳香族リン酸
の金属塩において、好ましいものは、n=1すなわち元
素の周期律表の第Ia族金属であるが、その具体例とし
て、2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチ
ルフェニル)リン酸のナトリウム塩およびリチウム塩、
2,2′−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチル
フェニル)リン酸のナトリウム塩およびリチウム塩、
2,2′−メチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチル
フェニル)リン酸のカリ塩などが挙げられる。これらの
中では、2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)リン酸ナトリウム、2,2′−メチレ
ン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)リン酸リ
チウムが好ましく、特に組成物の溶出性、剛性、透明性
の点で2,2′−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブ
チルフェニル)リン酸ナトリウムが最も好適である。か
かる核剤の配合により輸液用プラスチック容器試験にお
ける高温(121℃)溶出性に問題なく耐熱性が向上す
るので、特に輸液用に適した医療用バッグを製造するこ
とができる。
【0026】 その他の成分 本発明において用いられる重合体組成物には、本発明の
効果を大きく損なわない限り、他の付加的成分を配合す
ることができる。例えば、酸化防止剤、光安定剤、中和
剤、その他必要に応じて金属不活性剤、帯電防止剤、滑
剤、有機系・無機系の顔料、充填剤、過酸化物、他の造
核剤、さらには低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエ
チレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・プ
ロピレン共重合体ゴム、エチレン・ブテン共重合体ゴ
ム、などを本発明の効果を損なわない範囲で添加するこ
とができる。
【0027】(2)重合体組成物の物性 重合体組成物のメルトフローレート(JIS K721
0準拠、230℃、2.16kg荷重)は好ましくは
0.1〜13g/10分であり、より好ましくは0.5
〜7g/10分であり、特に好ましくは1〜5g/10
分である。0.1g/10分未満では、重合体組成物を
基材として得られる医療用バッグの透明性、表面外観が
劣り、一方13g/10分を超えるとインフレーション
フィルム成形時のバブル安定性やブロー成形性(パリソ
ンのドローダウン等)が不良となる。
【0028】なお、メルトフローレートとともに押出加
工性を表す溶融特性のインデックスであるメモリーエフ
ェクト(バラス効果)は、本発明において特に限定され
るものではないが、1.1〜2.0の範囲にあることが
好ましい。かかるメモリーエフェクト(復元効果)は、
メルトインデクサーあるいはメルトテンションテスター
等を用いて190℃の温度で、直径1.0mmφ、長さ
8.0mmのオリフィスにて0.1g/分の押出量を得
るときのノズル径に対する押出物の径の比として測定さ
れる。
【0029】(3)各構成成分の配合量 (X)成分と(Y)成分の配合比率 本発明における(X)成分と(Y)成分の配合比率は、
(X)成分が50〜99重量%で(Y)成分が1〜50
重量%であり、好ましくは、(X)成分が65〜95重
量%で(Y)成分が5〜35重量%、特に好ましくは、
(X)成分が70〜90重量%で(Y)成分が10〜3
0重量%である。(X)成分が50重量%未満では耐熱
性が問題となり、99重量%超過では医療用バッグの柔
軟性と耐衝撃性が問題となる。
【0030】芳香族リン酸の金属塩の配合量は、
(X)成分と(Y)成分からなる重合体組成物100重
量部に対して0.001〜0.5重量部、好ましくは
0.0015〜0.3重量部である。この範囲未満の配
合では造核効果(耐熱性向上)が小さく、これを超える
配合は不経済であり、かつ、医療用バッグの衝撃強度が
低下するおそれがある。
【0031】(4)重合体組成物の製造方法 本発明の重合体組成物は、通常の製造方法にて製造する
ことができる。例えば(X)成分であるプロピレン−α
オレフィンランダム共重合体のパウダーに、(Y)成分
のブロック共重合体、必要に応じて前記一般式(I)で
表される芳香族リン酸の金属塩、及び酸化防止剤、その
他の成分を入れ、ヘンシェルミキサーにて攪拌して混合
させた後、押出機にて溶融混練して押出し、ペレットと
する。溶融混練の手段は、一軸押出機、二軸押出機、バ
ンバリーミキサー、ロール、ニーダー等の通常用いられ
る混合機によって行うことができる。
【0032】〔II〕医療用バッグ 上記重合体組成物を基材として成形加工して医療用バッ
グが製造される。成形方法としては、インフレーション
フィルム成形法、Tダイフィルム成形法、ブロー成形法
等の各種成形方法を適用できるが、これらの中でも、医
療用バッグの製造工程面でヒートシールによる熱融着が
不要なブロー成形法が特に好ましい。ブロー成形は、通
常の方法により行われ、その際のパリソンの押出温度、
圧力、吹込圧力等の成形条件は都度適宜設定される。
【0033】以下、本発明の医療用バッグについて図面
に基づき説明する。図1は医療用バッグの正面図、図2
は側面図であり、医療用バッグ1は中空である。医療用
バッグ1は、基本的な構造として、胴部2、口部3、底
部4から構成され、底部4には吊片5が接続している。
これらはブロー成形により一体的に製造することができ
る。
【0034】
【発明の効果】上述した特定のプロピレン系ランダム共
重合体に特定種類のブロック共重合体を特定量配合した
重合体組成物は、成形性(特にブロー成形)に優れ、か
かる重合体組成物を基材として得られる輸液等の薬液や
血液用の医療用バッグ(袋状容器)は、柔軟性、透明
性、耐衝撃性に優れている。特に、上記重合体組成物に
特定の芳香族リン酸の金属塩を核剤として添加した重合
体組成物を基材として得られる医療用バッグは、従来、
核剤の添加配合において、問題となっていた輸液用プラ
スチック容器試験(日本薬局方)における高温(121
℃)溶出性に問題がなく、更に耐熱性が改良されたもの
である。
【0035】
【実施例】以下に実施例及び比較例を示し、本発明を更
に詳細に説明する。ここで、使用した原材料、評価法は
以下に説明するとおりである。 (1)使用原材料 (X)成分 X−1:エチレン含量が4.0重量%、結晶化度59
%、密度0.899g/cm3 、メルトフローレートが
1.9g/10分であるプロピレン・エチレンランダム
共重合体 X−2:エチレン含量が5.5重量%、結晶化度56
%、密度0.896g/cm3 、メルトフローレートが
2.3g/10分であるプロピレン・エチレンランダム
共重合体 X−3:エチレン含量が7.0重量%、結晶化度54
%、密度0.894g/cm3 、メルトフローレートが
2.2g/10分であるプロピレン・エチレンランダム
共重合体 X−4:エチレン含量が8.6重量%、結晶化度50
%、密度0.891g/cm3 、メルトフローレートが
2.1g/10分であるプロピレン・エチレンランダム
共重合体 X−5:エチレン含量が5.3重量%、結晶化度56
%、密度0.896g/cm3 、メルトフローレートが
0.02g/10分であるプロピレンasチレンランダ
ム共重合体 X−6:エチレン含量が5.1重量%、結晶化度57
%、密度0.897g/cm3 、メルトフローレートが
25g/10分であるプロピレン・エチレンランダム共
重合体 なお、結晶化度の測定条件は、密度勾配法によるもので
ある。
【0036】(Y)成分 Y−1:日本合成ゴム(株)製「DYNARON(登録
商標)1320P」 Y−2:日本合成ゴム(株)製「DYNARON(登録
商標)1910P」
【0037】(造核剤) 造核剤−1:リン酸2,2′−メチレンビス(4,6−
ジ−t−ブチルフェニル)ナトリウム 造核剤−2:1,3,2,4−ジ−(p−メチルベンジ
リデン)ソルビトール
【0038】(2)重合体組成物の製造 表−1に示す割合の(X)成分、(Y)成分及びこれら
の成分の合計100重量部に対してテトラキス〔メチレ
ン−3−(3′,5′−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート〕メタン(酸化防止剤)
0.05重量部、カルシウムステアレート(中和剤)
0.03重量部をヘンシェルミキサーに投入、攪拌して
混合させた後、単軸押出機(サーモ・プラステイックス
工業(株)50mmφ押出機(ベント式、L/D=2
8))にて220℃で溶融混練し、ダイよりストランド
状に押し出し、これをカッティングしてペレットとし
た。
【0039】なお、実施例6、実施例7については、更
にリン酸2,2′−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブ
チルフェニル)ナトリウム(造核剤−1)をそれぞれ
(X)成分と(Y)成分の合計100重量部に対し0.
002重量部と0.2重量部添加した。また、実施例8
においては1,3,2,4−ジ−(p−メチルベンジリ
デン)ソルビトール(造核剤−2)を(X)成分と
(Y)成分の合計100重量部に対し0.2重量部添加
した。
【0040】(3)医療用バッグの製造 このようにして得られたペレットをスクリュー径50m
mのブロー成形機(ダイ開口部は楕円状、(株)日本製
鋼所JB105形中空成形機)の押出機に供給し、成形
温度180℃で、添付図面に示す胴部2の中央部壁の肉
厚が約0.3mmのブロー成形バッグ(容量250c
c)を成形した。
【0041】(4)評価 メルトフローレート(MFR) JIS K7210に準拠し230℃、2.16kgの
条件で測定した(単位はg/10分)。
【0042】メモリーエフェクト(ME) JIS K 7210で使用されるメルトインデクサー
を使用し、シリンダー温度を190℃の温度とし、直径
1.0mmφ、長さ8.0mmのオリフィスを用い、荷
重は押出量0.1g/分前後を採りうるような10kg
と14kgの二荷重を選んで測定した。具体的には、以
下のとおりである。
【0043】(a) メルトインデクサーのシリンダーに試
料(ペレット状重合体組成物)を5g充填し、ピストン
及び10kgの重りを乗せ、6分間の予流後に押出物を
切り捨て、その後1分間の押出物を切り取って押出量の
測定用試料とする。 (b) 次に、エチルアルコールを入れたメスシリンダーを
オリフィス直下、液面が20mmとなるように置き、約
8cmの真直な押出物を採取して直径の測定用試料とす
る。 (c) 引き続き、同一シリンダー内の試料についてピスト
ン上の重りを14kgのものに変更し、安定のため1分
間予流し、予流後に押出物を切り捨てる。次の1分間の
押出物を切り取って押出量の測定用試料とする。次に、
上記(b) と同様の操作によって直径の測定用試料とす
る。
【0044】(d) 10kgと14kgの荷重各々の押出
量(g/分)とそれに対応する各々の押出物の直径をマ
イクロメーターで測定し、オリフィス径に対する押出物
の径の比を求める。 (e) 得られた測定値について、方眼紙の縦又は横軸いず
れかを押出量に、もう一方をオリフィス径に対する押出
物の径の比とし、2種類の荷重各々の押出量とそれに対
応する各々のオリフィス径に対する押出物の径の比をプ
ロットしてその2点を通る直線を引き、押出量0.1g
/分に対応するオリフィス径に対する押出物の径の比を
読み取りMEを求める。
【0045】ブロー成形性 前記ブロー成形条件での成形適性を判定した。 ○:成形性に問題なかったもの。 ×:成形性に問題(ドローダウン)があり均一な肉厚の
バッグが得られなかったもの。
【0046】自己排液性 液量(水)及び空気量を調整したブロー成形バッグに導
入針を刺し、排液性を次のように判定した。なお、液ヘ
ッドの高さは約75cm、口部は市販ゴム栓を薄く切っ
て使用した。医療用バッグに接続するチューブ等の輸液
セットは日本メディカルサプライ社製「輸液セット20
0型」(止めゴムなし、Vクランプ全開)を使用した。 ○:抵抗なく排液させることができる。 ×:排液時に抵抗が大きく、また残液がある。
【0047】透明性 JIS K 6714に準拠してブロー成形バッグ胴部
の中央部壁のヘイズ(HAZE)を測定した。 ○:HAZE≦30% ×:HAZE>30%
【0048】耐熱性−1 115℃にセットした蒸気圧力容器に、液量(水)及び
空気量を調整したブロー成形バッグをパンチングプレー
ト(支持プレート)に挟み、1時間投入して形状保持具
合を観察し、次のように評価した。 ○:変形せずバッグ形状が保持されている。 ×:変形した(著しいしわ、折れ曲がり、支持プレート
の跡等が発生して外観や排液機能が損なわれるもの)。
【0049】耐熱性−2 121℃にセットした蒸気圧力容器に、液量(水)及び
空気量を調整したブロー成形バッグをパンチングプレー
ト(支持プレート)に挟み、1時間投入して形状変形の
有無を観察し、次のように評価した。 ○:変形せずバッグ形状が保持されている。 △:若干変形した(しわ、折れ曲がり、支持プレートの
跡等の発生が認められるが実用上問題がないもの)。 ×:変形した(著しいしわ、折れ曲がり、支持プレート
の跡等が発生して外観や排液機能が損なわれるもの)。
【0050】耐衝撃性 液量(水)及び空気量を調整したブロー成形バッグを4
℃低温槽中に20時間静置後取り出して直ちに1.5m
の高さから落下させる。同一のサンプルを5回連続して
水平落下、次いで2回垂直落下させる。 ○:破袋しない。 ×:破袋した。
【0051】溶出性 輸液用プラスチック容器試験法(日本薬局方)により試
験細片の溶出試験(121℃、1時間溶出後の過マンガ
ン酸カリウム還元性物質)を行った。 ○:基準値以内(0.1ml以内) ×:基準値を超える
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる医療用バッグの正面図である。
【図2】本発明に係わる医療用バッグの側面図である。
【符号の説明】 1 医療用バッグ 2 胴部 3 口部 4 底部 5 吊片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 23:00 B29L 22:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(X)成分50〜99重量%及び
    (Y)成分1〜50重量%からなり、JIS K 72
    10に準拠したメルトフローレート(230℃、2.1
    6kg荷重)が0.1〜13g/10分であることを特
    徴とする医療バッグ用重合体組成物。 (X)成分:プロピレンを主成分とし、エチレン及び炭
    素数4〜12から選ばれる少なくとも1種のα−オレフ
    ィン含量が5〜8重量%、かつJIS K 7210に
    準拠したメルトフローレート(230℃、2.16kg
    荷重)が0.1〜20g/10分のプロピレン・α−オ
    レフィンランダム共重合体。 (Y)成分:一般式(A−B)n 、(A−B)n −C、
    又は(A−B)n −Aで表されるブロック共重合体の水
    素添加誘導体であって、JIS K7210に準拠した
    メルトフローレート(230℃、2.16kg荷重)が
    0.1〜30g/10分であるブロック共重合体。(こ
    こで、Aはビニル芳香族化合物から構成されるビニル芳
    香族化合物単独重合体ブロック、Bは共役ジエンから構
    成される共役ジエン単独重合体ブロック又はビニル芳香
    族化合物及び共役ジエンから構成されるビニル芳香族化
    合物−共役ジエンランダム共重合体ブロック、Cはビニ
    ル芳香族化合物及び共役ジエンから構成されビニル芳香
    族化合物が漸増するテーパーブロックである。また、n
    は1〜5の整数であり、ブロック共重合体中のビニル芳
    香族化合物の総量は5〜60重量%である。)
  2. 【請求項2】 下記一般式(I)で表される芳香族リン
    酸の金属塩を(X)成分と(Y)成分の合計量100重
    量部に対して0.001〜0.5重量部含有する、請求
    項第1項記載の重合体組成物。 【化1】 (ただし、式中のR1 、R2 は各々独立に水素原子また
    は炭素数1〜18のアルキル基であり、Mは元素の周期
    律表の第Ia族または第IIa族の金属を示し、Xはアル
    キリデン基を示す。nは1又は2の整数を示す。)
  3. 【請求項3】 請求項第1項又は第2項記載の重合体組
    成物を基材とする医療用バッグ。
  4. 【請求項4】 請求項第1項又は第2項記載の重合体組
    成物を基材とし、これをブロー成形して得られることを
    特徴とする医療用バッグ。
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JP2000178319A (ja) * 1998-12-14 2000-06-27 Mitsubishi Chemicals Corp 医療容器用プロピレン系ランダム共重合体及びその組成物、並びに医療容器
KR20180030636A (ko) * 2015-07-17 2018-03-23 스미또모 가가꾸 가부시끼가이샤 폴리프로필렌 수지 조성물, 및 이것을 사용한 의료용 성형체

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